JPH0852953A - 印刷工程用湿し水 - Google Patents

印刷工程用湿し水

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JPH0852953A
JPH0852953A JP7211476A JP21147695A JPH0852953A JP H0852953 A JPH0852953 A JP H0852953A JP 7211476 A JP7211476 A JP 7211476A JP 21147695 A JP21147695 A JP 21147695A JP H0852953 A JPH0852953 A JP H0852953A
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acid
fountain solution
vol
alkanolamine
benzoic acid
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JP7211476A
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Margaret Archer
アーチャー マーガレット
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Du Pont UK Ltd
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Du Pont UK Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/08Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development

Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景の汚れが生じない高品質の印刷が可能で
あり、印刷機械の金属部品を腐食する傾向を持たない湿
し水を提供する。 【解決手段】 湿し水が、水、アルカン酸、アルカノー
ルアミン、任意に置換された安息香酸の誘導体、及び、
典型的にはアルコキシー、アリールオキシ又はアルカリ
ルオキシーカルボン酸である腐食防止用表面活性剤を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷工程に係り、
特に、平版印刷工程に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石版のような平版印刷版は、本質的に同
一平面上の画像部と非画像部を有する。画像部は、油性
の印刷インクが引き付けられる疎水性、親油性材料から
形成される。非画像部は、油性の印刷インクが弾かれる
親水性、疎油性の材料から形成される。従って、印刷版
上に油性の印刷インクを塗布すると、インクは、画像部
に引き付けられ、その上で保持される一方、非画像部か
らは弾かれる。従って、インクは、印刷版から印刷物体
上に移転され、印刷版の画像部に対応する画像を印刷物
体上に生じさせる。
【0003】前記印刷版は、例えば、写真製版手段によ
って与えられ、その際、(金属シートのような)親水性
物体が、感光材料の層によってコーティングされる。感
光材料のコーティングは、コーティングを画像状の光に
露出させることによって、露出部と非露出部の間に溶解
度の差が与えられるようにされる。コーティングを適当
な現像液で処理することによって、溶け易い部分が除去
され、下側の基板が現われる一方、コーティングの溶け
難い領域は基板上に保持される。従って、基板が非画像
領域を形成し、露光及び現像後残ったコーティングが画
像領域を形成する。
【0004】非画像領域の親水性を維持するのを助ける
と共に、インクが非画像領域に入るスカミングを防止す
るため、従来より湿し水が使われている。この目的で、
有極性液体が通常用いられており、水自体も、短時間の
湿し水としては満足できる性能を有する。様々な性能向
上添加物を含む水溶液が、湿し液として、より一般的に
使用されている。湿し水の性能は、湿し水が画像領域に
よって弾かれ、版の非画像領域上に保持され、これを濡
らすことを確実にするために最適化される。添加物は、
インク及び基板と湿し水との相互作用を制御するために
も用いられる。公知の添加物には、水性電解質、表面活
性剤及び水溶性ポリマが含まれる。
【0005】この湿し水を印刷版に塗るために様々な方
法が用いられている。従来の多くの石版印刷機械では、
湿し水を塗るために用いられる手段(湿し装置)は、印
刷インクを塗るために用いられる手段とは完全に分離さ
れている。そのような方法の一例では、湿し水に部分的
に侵漬された第1のローラによって、湿し水がリザーバ
から第2のドクターローラに移される。このドクターロ
ーラは、(直接又は間接的に)湿し水を、印刷版に接触
しているフォームローラに移す。ドクターローラは、第
1のローラとフォームローラ(又はその先行物)の間で
振動し、互いの接触が間欠的に行われ、これによって、
版に塗られる湿し水の量が制御されている。
【0006】インクが印刷版から湿し装置に移るのを避
けるように試みた他の方法では、湿し水が第1のローラ
からブラシローラに移される。回転すると、ブラシロー
ラは、湿し水の雫をフォームローラ上又は直接印刷版上
に跳ね飛ばす。同様に、湿し水の細かい霧を版又はフォ
ームローラ上にスプレーするためにノズルを用いること
もできる。
【0007】更に他の方法では、印刷版が、インクが付
けられたフォームローラだけに接触する。従って、湿し
水は、湿し装置から、1以上のインキローラを介して印
刷版に移されねばならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの塗布方法のい
ずれにおいても、勿論、ローラ、ノズル及びベアリング
のような石版印刷機械の部品が、長い時間湿し水と直接
接触することになる。通常、そのような部品は、金属、
特に鋼やニッケルメッキされた鋼でできており、通常用
いられている湿し水が、印刷機械のこれらの領域を攻撃
し勝ちであり、様々な部品を腐食させることが分かって
いる。特に、電気メッキされたニッケルを有する印刷機
械の部分が、損傷し易い。そのような腐食の発生は、様
々な部品の定期的及び費用のかかる交換を必要とし、更
に、時々、腐食された部品が間違って固定されることに
よって生じる、印刷機械上の印刷版の移動によって本刷
りの終了を生じさせるため、明らかに望ましくない。腐
食は、湿し水の多数のそれぞれの成分のいずれとも関係
している。
【0009】本発明は、このような問題点がなく、金属
部品、特に鋼及び電気メッキされたニッケルから作られ
た部品を有する石版印刷機械上で、これらの部品の腐食
を生じさせることなく印刷する際に用いられる湿し水を
提供することを目的とする。
【0010】先行文献には、広い適用分野に対して有用
な多様な腐食防止剤が記載されている。典型的な例とし
ては、ベンゾイミダゾールの誘導体や、様々なホスホン
酸塩及びリン酸塩がある。多くの腐食防止剤が、プリベ
ントール(Preventol)、コルテック(Cortec )、コ
ランチン(Korantin )及びナルコ(Nalco)のような
商品名で商業的に利用可能である。しかしながら、この
ような商業的に利用可能な多くの腐食防止剤は、石版印
刷機械用の湿し水に用いた場合には、適当でなく、有効
でないことが以前から分かっている。
【0011】腐食防止剤の作用モードは、保護すべき材
料の周りに保護フィルムが形成されるというものであ
る。そのようなフィルムは、印刷機械の金属部品の周り
に形成されるだけでなく、同様に印刷版も不可避的に囲
んでしまう。後者の場合、このフィルムの存在が、石版
印刷工程の基礎となる疎水性の画像領域と親水性の非画
像領域間の違いを減らしてしまう。従って、このタイプ
の湿し水は、背景領域のスカミングが明らかとなる均一
なインクの過剰受取りや、画像領域がブラインデングを
生じ、画像品質が低下する、均一なインク受取り不足を
生じさせ易い。いずれの場合も、そのような湿し水の使
用は、印刷に際して総合的に不満な結果につながる。
【0012】本発明は、印刷機械の金属部品を腐食する
傾向を示さないだけでなく、印刷された背景が汚れるこ
とがなく、高品質の印刷を可能とする湿し水を提供する
ことを目的とする。
【0013】これらの目的を達成するために、商業的な
湿し水の生産者は、これまで、そのような満足できない
印刷行為を促進し難い腐食防止剤の使用を試みており、
この目的で、最も著名なベンゾトリアゾールや、好まし
くは、トリルトリアゾールのようなトリアゾール誘導体
を含む湿し水が利用可能である。このような湿し水を用
いて観察される印刷結果は、いくつかの点において満足
できるものであるが、一方、防止剤によって与えられる
腐食保護の度合いは、望ましいレベルよりかなり低いも
のであり、ニッケルメッキされた鋼からなる印刷機械の
弱い部品の腐食は、減ってはいるものの、未だ重大なも
のであり、メッキされていない鋼の印刷機械部品につい
ては何の保護も与えられていなかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、高度の腐
食保護、及び、高品質の印刷性能という2つの目的が、
互いに協同作用して効果的に腐食を防止する特定の成分
の組合せを有する湿し水濃縮液の形成によって達成可能
であることを発見した。実用強度の湿し水は、この湿し
水濃縮液を水で希釈することによって得られる。
【0015】本発明の1つの側面によれば、(a)水
と、(b)アルカン酸と、(c)アルカノールアミン
と、(d)任意に置換された安息香酸の誘導体と、
(e)腐食防止用表面活性剤と、の混合物を含む、石版
印刷工程用の湿し水濃縮液が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態において
は、前記アルカン酸が、C1−12カルボン酸、好まし
くはC6−10カルボン酸、最も好ましくはオクタン酸
であり、前記アルカノールアミンが、ジ−又はトリ−ア
ルカノールアミン、好ましくはトリー低級アルカノール
アミン、最も好ましくは、トリエタノールアミンであ
り、前記任意に置換された安息香酸の誘導体が、安息香
酸、又は、安息香酸のp−アルキル置換誘導体、好まし
くは安息香酸のp−C1−8アルキル置換誘導体、最も
好ましくはp−tert−ブチル安息香酸であり、前記腐食
防止用表面活性剤が、(任意に置換された)アルコキシ
ー、アリールオキシー、アルカリルオキシ(alkaryl ox
y )−カルボン酸又はそれらの混合物、好ましい材料
は、次の一般式 R(OC2 4 n OCH2 CO2 H (ここで、Rはアルキル基、nは1から30までの整
数)を有するアルコキシーカルボン酸を含む。最も好ま
しい場合、RはC6−8アルキル基でn=7、特に、R
はC4−8アルキル基でn=5であり、これらの製品
は、それぞれアキポ(Akypo)LF4及びアキポLF6
(AkypoはChemishe Fabrik Chem-Y GmbH社の登
録商標)として商業的に利用可能である。勿論、成分の
組合せが水性媒質に溶けることが必要であり、この点に
関して、腐食防止用表面活性剤が、腐食防止剤としての
その作用に加えて、ヒドロトロープとして作用し、組成
物中の他の成分の水溶性を増している。
【0017】上記の湿し水濃縮液において、前記アルカ
ン酸は、0.01〜60、好ましくは0.1〜10体積
/体積%の量だけ存在し、前記アルカノールアミンは、
0.01〜60、好ましくは0.1〜15体積/体積%
の量だけ存在し、前記任意に置換された安息香酸の誘導
体は、0.01〜60、好ましくは0.02〜8重量/
体積%の量だけ存在し、前記腐食防止用表面活性剤は、
0.01〜60、好ましくは0.1〜20体積/体積%
の量だけ存在する。
【0018】本発明の他の側面は、本発明の第1の側面
に従った湿し水濃縮液を湿し水として用いる石版印刷方
法を含む。
【0019】本発明の更に他の側面は、湿し水濃縮液中
のアルカン酸、アルカノールアミン、任意に置換された
安息香酸の誘導体及び腐食防止用表面活性剤の組合せ
を、石版印刷中で用いることに関するものである。
【0020】濃縮液に様々な添加物を取り入れることに
よって、印刷版の非画像領域の親水性の維持や、印刷機
械上の印刷動作中でのこれらの領域のスカミング防止に
関して、湿し水の効率が大幅に向上され、湿し水の腐食
防止性が最適化される。従って、(好ましくは脱塩され
た)水、アルカン酸、アルカノールアミン、任意に置換
された安息香酸の誘導体、及び、腐食防止用表面活性剤
に加えて、前記湿し水濃縮液は、好ましくは次の成分を
含むことができる。
【0021】i)湿潤剤。この添加物は、非画像領域中
でのインク受容性を妨げるように作用し、アルキル硫酸
塩、又は、6から20まで、典型的には8から12まで
の炭素原子を含むアルカノール、好ましい材料は、レオ
ポル(Rewopol)NEHSの商品名で商業的に利用可能
なn−エチルヘキシル硫酸塩、及び、エチルn−ヘキサ
ノールを含む。この湿潤剤は、0.001〜10、好ま
しくは0.01〜8体積/体積%の量だけ存在する。
【0022】ii)緩衝系。緩衝系を含めることは、特に
望ましく、この緩衝系は、好ましくは塩及び酸を有す
る。
【0023】約5.5〜6.0のpHが好ましく、塩及
び酸は、好ましくは、0.5〜10重量/体積%の量だ
け、それぞれ存在する。正確なバッファ形成の注意深い
制御は、実際、腐食の低減を達成する助けとなる。好適
な塩は、クエン酸三ナトリウム、コハク酸二ナトリウ
ム、グリコール酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酒石酸
ナトリウム、乳酸ナトリウム、燐酸水素二ナトリウム、
燐酸水素二カリウム、水酸化ナトリウム及びクエン酸三
カリウムを含む。好適な酸は、クエン酸、コハク酸、燐
酸、乳酸、酒石酸、酢酸、硝酸及びグリコール酸を含
む。特に好ましい緩衝系は、クエン酸と、クエン酸三ナ
トリウム又はコハク酸二ナトリウムの組合せ、及び、コ
ハク酸とクエン酸三ナトリウム又はコハク酸二ナトリウ
ムの組合せを含む。酸と塩の組合せの他のものとして
は、任意に置換された窒素を含む複素環を含み、次の一
般式
【数1】 (ここで、Aは、任意に置換される、5又は6個の構成
因子の複素環を完成するのに必要な環状原子を表わし、
nは、1から20まで、好ましくは1から5までの整
数)を有するアルカンスルホン酸を含む緩衝系を利用す
ることが可能である。この混合物は、好ましくは、1〜
20、最も好ましくは5〜15重量/体積%の量だけ存
在する。このような混合物の特に好ましい例は、2−N
−モルホリノエタンスルホン酸及び2−N−モルホリノ
−n−プロパンスルホン酸である。
【0024】iii )減感剤。この添加物は、非画像領域
における水の受容性を高め、インクの受容性を妨げたり
減らしたりするように作用し、好ましくは、0.5〜2
0重量/体積%の量だけ存在する。好適な減感剤はデキ
ストリンであるが、他の好適な試薬には、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、メスキート
ゴム、ガーゴム、カライアゴム及びトラガカントゴムが
含まれる。
【0025】iv)フィルム形成剤。好適なフィルム形成
剤には、グリセリンやソルビトールが含まれる。このフ
ィルム形成剤は、好ましくは、20体積/体積%の量ま
で存在する。
【0026】V)金属イオン封鎖剤。この添加物は、そ
うでなければビルドアップする塩を孤立させるよう作用
する。好適な金属イオン封鎖剤には、ホウ砂、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム(カルゴンCalgon R)及びEDT
A(エチレンジアミン四酢酸)の塩が含まれる。好まし
くは、この金属イオン封鎖剤は、10重量/体積%の量
まで存在する。
【0027】vi)殺生物剤。この添加物は、溶液中の生
物学的な腐敗を防止するのに役立つ。選択は特に限定さ
れず、10体積/体積%までの量を含めることができ
る。好適な殺生物剤は、バクテロン(Bacteron )B
6、ケイソン(Kathon )886及びバクトラケム(B
actrachem )BF1又はBF2のような名称で販売され
ているイソチアゾーリノン(isothiazolinone )誘導体
を含む。ジメトキサン、フェノール、サルチル酸ナトリ
ウム等のような通常の保存料も用いることができる。
【0028】これらの湿し水中に有用に取り入れられる
他の添加物には、湿潤剤、泡止剤や泡消剤及び染料とし
て作用する、この技術分野で一般的に知られているよう
な他の表面活性剤が含まれる。典型的な例としては、ト
リトン(Triton )DF12のような商業的に利用可能
な、修飾されたポリエトキシアルコール系非イオン性表
面活性剤や、アイレックス(Airex)900を含む泡消
剤が含まれる。
【0029】本発明の湿し水は、広範囲の石版印刷装置
上で用いることができる。特別な例としては、ダールグ
レン(Dahlgren )、ローランド(Roland )、ミーレ
マチック(Miehlematic)、ハリスデュオトロン(Har
ris Duotron)、コマリマチック(Komorimatic)、ア
ルカラー(Alcolaor )及びミラーマチック(Mliller
matic )の商品名で販売されているものを含む。本発明
の実施例は、この分野で通常行われているように、使用
前に希釈される湿し水濃縮液として供給される。この明
細書中の全ての量は、湿し水濃縮液に関するものであ
り、濃縮液の全成分に基づいている。この濃縮液は、濃
縮液の0.1〜60重量/体積%を含む実用強度の湿し
水を形成するために、水で希釈される。
【0030】
【実施例】以下の実施例は、本発明の湿し水濃縮液を例
示したものである。
【0031】[実施例1]次の構成の実施例が調製され
た。 グリセリン 5.0体積/体積% コハク酸二ナトリウム 4.0重量/体積% コハク酸 4.0重量/体積% ホウ砂 2.0重量/体積% ノナン酸 3.0体積/体積% トリエタノールアミン(脱塩水中で90%) 4.0体積/体積% p−tert−ブチル安息香酸 1.0重量/体積% Rewopol NEHS 5.0体積/体積% Akypo LF4 5.0体積/体積% アラビアゴム 7.0重量/体積% Bacteron B6 3.0体積/体積% Triton DF12 0.2体積/体積% Airex 900 0.04体積/体積% 残部は、脱塩水及び偶然の不純物。 実用強度の湿し水を形成するために、この濃縮液の重量
で1の割合が、体積で50の割合の水によって希釈され
た。
【0032】[実施例2]次の構成の実施例が調製され
た。 グリセリン 6.0体積/体積% 2−N−モルホリノエタンスルホン酸 15.0重量/体積% エチレンジアミン四酢酸 4.0重量/体積% オクタン酸 0.5体積/体積% トリエタノールアミン(脱塩水中で90%) 0.5体積/体積% p−tert−ブチル安息香酸 0.3重量/体積% 2.2−ジメチルヘキサノール 0.4体積/体積% Akypo LF4 2.0体積/体積% デキストリン 7.0重量/体積% Bactrachem BF2 3.0体積/体積% Triton DF12 0.1体積/体積% Airex 900 0.1体積/体積% 残部は、脱塩水及び偶然の不純物。 実用強度の湿し水を形成するために、この濃縮液の重量
で1の割合が、体積で50の割合の水によって希釈され
た。
【0033】[実施例3]次の構成の実施例が調製され
た。 グリセリン 5.0体積/体積% 2−N−モルホリノエタンスルホン酸 11.0重量/体積% ホウ砂 4.0重量/体積% オクタン酸 0.55体積/体積% トリエタノールアミン(脱塩水中で90%) 1.0体積/体積% p−tert−ブチル安息香酸 0.3重量/体積% Rewopol NEHS 2.0体積/体積% Akypo LF4 2.5体積/体積% 澱粉 7.0重量/体積% Bactrachem BF2 3.0体積/体積% Triton DF12 0.025体積/体積% 残部は、脱塩水及び偶然の不純物。 実用強度の湿し水を形成するために、この濃縮液の重量
で1の割合が、体積で50の割合の水によって希釈され
た。
【0034】[実施例4]次の構成の実施例が調製され
た。 グリセリン 5.0体積/体積% クエン酸三ナトリウム 0.035重量/体積% クエン酸 0.085重量/体積% ホウ砂 4.0重量/体積% オクタン酸 1.7体積/体積% トリエタノールアミン(脱塩水中で90%) 3.0体積/体積% p−tert−ブチル安息香酸 0.08重量/体積% Rewopol NEHS 6.0体積/体積% Akypo LF4 7.5体積/体積% 澱粉 7.0重量/体積% Bactrachem BF2 3.0体積/体積% Triton DF12 0.025体積/体積% 残部は、脱塩水及び偶然の不純物。 実用強度の湿し水を形成するために、この濃縮液の重量
で1の割合が、体積で50の割合の水によって希釈され
た。
【0035】[実施例5]次の構成の実施例が調製され
た。 グリセリン 5.0体積/体積% クエン酸三ナトリウム 4.0重量/体積% クエン酸 2.0重量/体積% Calgon R 4.0重量/体積% ノナン酸 3.0体積/体積% トリエタノールアミン(脱塩水中で90%) 4.0体積/体積% 安息香酸 1.0重量/体積% Rewopol NEHS 2.0体積/体積% Akypo LF6 5.0体積/体積% アラビアゴム 5.0重量/体積% Bacteron B6 3.0体積/体積% Triton DF12 0.1体積/体積% 残部は、脱塩水及び偶然の不純物。 実用強度の湿し水を形成するために、この濃縮液の重量
で1の割合が、体積で50の割合の水によって希釈され
た。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)水と、 (b)アルカン酸と、 (c)アルカノールアミンと、 (d)任意に置換された安息香酸の誘導体と、 (e)腐食防止用表面活性剤と、 の混合物を含む、石版印刷工程用の湿し水濃縮液。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記腐食防止用表面活
    性剤が、(任意に置換された)アルコキシー、アリール
    オキシー、アルカリルオキシーカルボン酸、又はそれら
    の混合物を含む湿し水濃縮液。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記腐食防止用表面活
    性剤が、次の一般式 R(OC2 4 n OCH2 CO2 H (ここで、Rはアルキル基、nは1から30までの整
    数)を有するアルコキシカルボン酸を含む湿し水濃縮
    液。
  4. 【請求項4】請求項3において、RがC4−8アルキル
    基で、n=5である湿し水濃縮液。
  5. 【請求項5】請求項3において、RがC6−8アルキル
    基で、n=7である湿し水濃縮液。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    アルカン酸がC1−12カルボン酸で、前記アルカノー
    ルアミンが、ジー又はトリ−アルカノールアミンで、前
    記任意に置換された安息香酸の誘導体が、安息香酸又は
    安息香酸のp−アルキル置換誘導体である湿し水濃縮
    液。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記アルカン酸がC6
    −10カルボン酸で、前記アルカノールアミンがトリー
    低級アルカノールアミンで、前記任意に置換された安息
    香酸の誘導体が安息香酸のp−C1−8アルキル置換誘
    導体である湿し水濃縮液。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記アルカン酸がオク
    タン酸で、前記アルカノールアミンがトリエタノールア
    ミンで、前記任意に置換された安息香酸の誘導体がp−
    tert−ブチル安息香酸である湿し水濃縮液。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかにおいて、前記
    アルカン酸が0.1〜10体積/体積%の量だけ存在
    し、前記アルカノールアミンが0.1〜15体積/体積
    %の量だけ存在し、前記任意に置換された安息香酸の誘
    導体が0.02〜8重量/体積%の量だけ存在し、前記
    腐食防止用表面活性剤が0.1〜20体積/体積%の量
    だけ存在する湿し水濃縮液。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかにおいて、更
    に、一以上の湿潤剤、緩衝系、減感剤、膜形成剤、金属
    イオン封鎖剤、殺生物剤を含む湿し水濃縮液。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかに記載され
    た湿し水濃縮液を水で希釈することによって得られる湿
    し水。
  12. 【請求項12】請求項11に記載された湿し水を印刷版
    に塗布するステップを含む石版印刷工程。
JP7211476A 1994-09-16 1995-08-21 印刷工程用湿し水 Pending JPH0852953A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9418743 1994-09-16
GB9418743A GB9418743D0 (en) 1994-09-16 1994-09-16 Fount solutions for printing processes

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Publication Number Publication Date
JPH0852953A true JPH0852953A (ja) 1996-02-27

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