JPH085282A - 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ - Google Patents

複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ

Info

Publication number
JPH085282A
JPH085282A JP16265794A JP16265794A JPH085282A JP H085282 A JPH085282 A JP H085282A JP 16265794 A JP16265794 A JP 16265794A JP 16265794 A JP16265794 A JP 16265794A JP H085282 A JPH085282 A JP H085282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
alloy
pipe
composite pipe
outer layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16265794A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Sugawara
克生 菅原
Yoshio Takizawa
与司夫 滝沢
Saburo Wakita
三郎 脇田
Yasushi Toyokura
康司 豊蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP16265794A priority Critical patent/JPH085282A/ja
Publication of JPH085282A publication Critical patent/JPH085282A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合管およびこの複合管からなるヒートパイ
プを提供する。 【構成】 (1) 銅または銅合金からなる内層と、C
r:18.5〜20.5%、Mo:18.5〜20.5
%、Ta:1.2〜2.5%、Ni:0.001〜0.
05%、Fe:0.01〜2%を含有し、残りがNiお
よび不可避不純物からなる組成のNi基合金外層からな
る複合管またはこの複合管からなるヒートパイプ。 (2) 上記Ni基合金外層が、さらに下記の(a),
(b)のうちのいずれかのグループに含まれる少なくと
も1種を含有した組成のNi基合金からなることを特徴
とする複合管またはこの複合管からなるヒートパイプ。 (a) B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
の1種又は2種以上。 (b) Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
Cu:0.1〜2%のうちの1種又は2種以上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、腐食環境下、特に硫
酸露点腐食を主とした湿潤な腐食環境下で長期間使用す
ることのできる複合管に関するものであり、特にヒート
パイプを作製するためのヒートパイプ用複合管に関する
ものであり、さらにこの複合管で作製したヒートパイプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートパイプは、廃熱回収、ヒ
ートシンク、空調、融雪等の種々の用途に広く利用され
ている。このようなヒートパイプのうち、作動液として
水を使用するヒートパイプでは、電気化学的に貴な銅ま
たは銅合金からなるパイプがヒートパイプ本体として使
用される。これはFe合金製パイプまたはNi合金製パ
イプを使用するとFeやNiは水素発生の電位より電気
化学的に卑であるため、水と反応し、水素ガスを発生さ
せ、ヒートパイプの性能を劣化させてしまうことによる
ものである。したがって、ヒートパイプ本体に使用する
パイプはFeやNiを含まない純銅パイプが好ましい。
【0003】しかし、ヒートパイプが設置される場所お
よび腐食環境も様々であり、強度も必要とする場合があ
るところから、耐食性を向上させるために純銅パイプの
外側に樹脂層やNiまたはNi合金被覆層を形成した複
合管をヒートパイプ本体として使用することがあり、さ
らに特に強度および耐食性を必要とするヒートパイプを
製造するには、優れた強度を有するキュプロニッケル銅
合金管を用いることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の複合管で作製したヒートパイプは、B,C重油
焚、石炭焚ボイラー等の低温廃熱(100〜200℃)
を回収する用途には使用できなかった。
【0005】その理由として、上記B,C重油焚、石炭
焚ボイラー等の低温廃熱を回収する環境では、SO3
水蒸気との反応により硫酸が発生し、その硫酸が凝縮液
となって内壁に付着することにより付着スス量と密接に
関係した硫酸露点腐食が生じる湿潤な環境が発生し、か
かる腐食環境下では上記樹脂層やNiまたはNi合金被
覆層を形成した複合管からなるヒートパイプおよびキュ
プロニッケル管からなるヒートパイプでは長期間使用す
ることができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような硫酸露点腐食を主とした湿潤な環境下にお
いて、長期間使用することのできるヒートパイプを得る
べく研究を行った結果、重量%(以下、%は重量%を示
す)で、(1) Cr:18.5〜20.5%、Mo:
18.5〜20.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:
0.001〜0.05%、Fe:0.01〜2%を含有
し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成のNi
基合金、(2) 上記Ni基合金に、さらに下記の
(a),(b)の内のいずれかのグループに含まれる少
なくとも1種を含有した組成のNi基合金、(a)
B:0.001〜0.01%、Zr:0.001〜0.
01%、Ca:0.001〜0.01%のうちの1種又
は2種以上、(b) Nb:0.1〜0.5%、W:
0.1〜2%、Cu:0.1〜2%のうちの1種又は2
種以上、は、上記硫酸露点腐食が生じる湿潤な環境下に
おいて極めて優れた耐食性を示し、このNi合金層と外
層とし、純銅または銅合金を内層とした複合管で作製し
たヒートパイプは、上記硫酸露点腐食を主とした湿潤な
環境下において使用しても長期間使用することができる
という知見を得たのである。
【0007】この発明は、かかる知見に基づいてなされ
たものであって、(1) 銅または銅合金からなる内層
と、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.5〜2
0.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.001〜
0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、残りがN
iおよび不可避不純物からなる組成のNi基合金外層か
らなる複合管またはこの複合管からなるヒートパイプ、
(2) 銅または銅合金からなる内層と、Cr:18.
5〜20.5%、Mo:18.5〜20.5%、Ta:
1.2〜2.5%、N:0.001〜0.05%、F
e:0.01〜2%を含有し、さらにB:0.001〜
0.01%、Zr:0.001〜0.01%、Ca:
0.001〜0.01%のうちの1種または2種以上を
含有し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成の
Ni基合金外層からなる複合管またはこの複合管からな
るヒートパイプ、(3) 銅または銅合金からなる内層
と、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.5〜2
0.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.001〜
0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、さらにN
b:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、Cu:0.
1〜2%のうちの1種または2種以上を含有し、残りが
Niおよび不可避不純物からなる組成のNi基合金外層
からなる複合管またはこの複合管からなるヒートパイ
プ、(4) 銅または銅合金からなる内層と、Cr:1
8.5〜20.5%、Mo:18.5〜20.5%、T
a:1.2〜2.5%、N:0.001〜0.05%、
Fe:0.01〜2%を含有し、さらにB:0.001
〜0.01%、Zr:0.001〜0.01%、Ca:
0.001〜0.01%のうちの1種または2種以上を
含有し、さらにNb:0.1〜0.5%、W:0.1〜
2%、Cu:0.1〜2%のうちの1種または2種以上
を含有し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成
のNi基合金外層からなる複合管またはこの複合管から
なるヒートパイプ、に特徴を有するものである。
【0008】この発明の複合管の内層は、純度:99.
75%以上の高純度銅、例えば無酸素銅、脱酸銅真空溶
解銅、電気銅などで構成することが好ましい。しかしこ
の発明の複合管の内層は、キュプロニッケルなどの銅合
金で構成してもよく、この銅合金内層を有する複合管を
使用したヒートパイプは強度が向上する。
【0009】この発明の複合管の外層を構成するNi基
合金の成分組成を上記の範囲に限定した理由を説明す
る。
【0010】(a) CrおよびMo CrおよびMoは、共に素地に固溶して耐食性の向上を
果たす成分であり、特にCrは酸化性酸に対する耐食性
を向上させ、Moは非酸化性酸に対する耐食性を向上さ
せる作用を有することが知られているが、CrおよびM
oがTaと同時に含有することにより耐硫酸露点腐食性
が格段に向上する。ここで、Crの含有量が18.5%
未満、Moの含有量が18.5%未満では十分な耐硫酸
露点腐食性が得られず、一方、Crの含有量が20.5
%を越え、Moの含有量が20.5%を越えるとCr,
MoおよびTaのバランスを崩し、硫酸露点腐食に対す
る抵抗が低下するので好ましくない。したがってCrの
含有量は18.5〜20.5%、望ましくは19〜20
%に定めた。またMoの含有量は18.5〜20.5
%、望ましくは19〜20%に定めた。
【0011】(b) Ta Taは母相に固溶し、不働態皮膜を安定化させると同時
に不働態化を促進させる効果があり、Cr:18.5〜
20.5%、Mo:18.5〜20.5%を満足する量
のCrおよびMoとともに含有させることにより耐硫酸
露点腐食性を向上させる成分である。しかし、その含有
量が1.2%未満では耐硫酸酸性環境を十分に得ること
ができず、一方、2.5%を越えて含有することは合金
のコストを大きく引き上げることとなり好ましくない。
したがって、Taの含有量は1.2〜2.5%、望まし
くは1.5〜2%の範囲に定めた。
【0012】(c) Fe Feは、加工性を向上させる元素である。しかし、その
含有量が0.01%未満では、ヒートパイプ化に必要な
十分な加工性が得られず、一方、2%以上添加すると耐
硫酸露点腐食性が低下する傾向が出はじめるので好まし
くない。したがって、Feの含有量は0.01〜2%、
望ましくは0.05〜1%に定めた。
【0013】(d) N N成分は素地に固溶し、素地であるFCCを安定化し有
害相であるTCP相の析出を抑制するため、熱間加工性
を向上する効果がある。ここでNの含有量が0.001
%未満では所望の効果が十分に得られず、一方0.1%
を越えるとCr2 N相等の窒化物を素地中に析出させ熱
間加工性を低下させることから、その含有量を0.00
1〜0.1%、望ましくは0.005〜0.05%と定
めた。
【0014】(e) B,ZrおよびCa これらの成分には、熱間加工性を向上させる作用がある
のでさらに優れた熱間加工性が要求される場合に必要に
応じて含有されるが、その含有量がB:0.001%未
満、Zr:0.001%未満、Ca:0.001%未満
では添加による効果が上がらず、一方、Bが0.01%
を越え、Zrが0.01%を越え、Caが0.01%を
越えると逆に加工性劣化傾向が現われるようになるから
好ましくない。
【0015】したがって、B,ZrおよびCaの中から
選ばれる元素のうち1種または2種以上の添加は、B:
0.001〜0.01%、 Zr:0.001〜0.0
1%、Ca:0.001〜0.01%であるように定め
た。望ましくは、B:0.002〜0.008%、Z
r:0.002〜0.008%、Ca:0.002〜
0.008%であるように定めた。
【0016】(f) Nb,W、およびCu Nb,W、およびCuの添加は、耐硫酸露点腐食性を改
善するが、その含有量がNb:0.1%未満、W:0.
1%未満、Cu:0.1%未満では添加による効果は上
がらず、一方、Taが0.5%を越え、Wが2%を越
え、Cuが2%を越え、または、Nb,WおよびCuの
含量が2%を越えると加工性が低下するので好ましくな
い。したがって、Nb,WおよびCuの中から選ばれる
元素のうち1種または2種以上の添加は、Nb:0.1
〜0.5%、 W:0.1〜2%、Cu:0.1〜2
%、望ましくは、を満足するように定めた。
【0017】Nb:0.2〜0.4%、 W:0.2〜
1%、Cu:0.2〜1%、であるように定めた。
【0018】(g) 不可避不純物 粉末化する際に脱酸剤や脱硫剤を使用するので、不可避
不純物としてS,Sn,ZnおよびPbの含有は避けら
れない。しかし、S:0.01以下、Sn:0.01以
下、Zn:0.01以下、およびPb:0.01以下で
あれば、合金特性が何らそこなわれるものでない。
【0019】
【実施例】雰囲気制御可能な高周波溶解炉を用い、合金
中へ窒素を添加するために、溶解時の雰囲気をArガス
とN2 ガスの混合ガス雰囲気とし、ArガスとN2 ガス
の混合比および混合ガスの圧力を変化させることにより
合金に添加されるN2 量を調整しながら溶解し、得られ
た溶湯を金型に鋳込み、表1〜表6に示される成分組成
を有する直径:160mm、長さ:200mmのNi基合金
鋳塊を作製した。
【0020】これら鋳塊を1150〜1250℃の範囲
内の所定の温度に10時間保持の条件で均質化熱処理
し、1000〜1250℃の範囲内の所定の温度で熱間
鍛造と熱間圧延を施し、厚さ:5mmの熱延板を作製し
た。
【0021】この熱延板に1150〜1250℃の範囲
内の所定の温度に、30分間保持の条件の溶体化処理を
施したのち、冷間圧延を施して厚さ:3mmの冷延板を作
製し、この冷延板に再び1150〜1250℃の範囲内
の所定の温度に、30分間保持の条件の溶体化処理を施
した後、ロール形成により板巻きし、溶接管を作製し、
この溶接管を伸管することにより、内径:28.9mm、
厚さ:1.6mm、長さ:1500mmの寸法を有するNi
基合金パイプを作製した。
【0022】一方、表1〜表6に示されるJISで規定
された内径:28.58mm、厚さ:1.65mmの寸法を
有する銅または銅合金パイプを用意した。
【0023】上記Ni基合金パイプの少なくとも内面お
よび銅または銅合金パイプの少なくとも外面をアセトン
で脱脂し、上記脱脂したNi基合金パイプの内側に上記
脱脂した銅または銅合金パイプを挿入し、引抜き加工法
または傾斜圧延加工法により、上記Ni基合金パイプと
同一の成分組成を有する外層および上記銅または銅合金
パイプと同一の成分組成を有する内層からなる本発明複
合管1〜46および従来複合管1〜5を作製した。
【0024】上記引抜き加工法により作製した複合管は
内層と外層が機械的に接合しているだけで完全な冶金的
接合はしていないが、傾斜圧延加工法により複合管を作
製する場合は、800〜1000℃に15〜30分間加
熱したのち傾斜圧延を行なうので、内層と外層との接合
面に厚さ:5μm以上の拡散層が形成され、内層と外層
とは完全に冶金的に接合する。
【0025】なお、従来複合管1は、米国特許第316
0500号明細書に記載の625合金として知られるN
i基合金を外層とし、純銅を内層とした複合管であり、
従来複合管2は、米国特許第3203792号記載のC
−276合金として知られるNi基合金を外層とし、純
銅を内層とした複合管であり、従来複合管3は、米国特
許第168237号記載のC−22合金として知られる
Ni基合金を外層とし、純銅を内層とした複合管であ
り、従来複合管4は、ハステロイB−2(商品名)とし
て知られるNi基合金を外層とし、純銅を内層とした複
合管であり、さらに、従来複合管5は、純Niを外層と
し、純銅を内層とした複合管である。
【0026】これら本発明複合管1〜46および従来複
合管1〜5を用い、これら複合管の一方の端部を閉じ、
もう一方の端部を細口の作動液注入用パイプとなるよう
な形状に加工し、この加工したパイプ内面を純水で洗浄
し、乾燥したのち、150℃でベーキングし、パイプ内
部を10-5torrまで減圧し、ついで脱気した純水をパイ
プの内容積の20%まで注入し、上記細口を圧着し溶接
することによりヒートパイプを作製した。
【0027】これらヒートパイプをそれぞれB重油焚ボ
イラーの廃ガス(温度:180℃)の煙道中に6ヶ月間
設置し、試験前後の重量減により腐食速度(mm/年)を
算出してその結果を表1〜表6に示し、耐食性を評価し
た。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】表1〜表6に示される結果から、本発明複
合管1〜46で作製したヒートパイプは、従来複合管1
〜5で作製したヒートパイプに比べて腐食速度が少ない
ところから、優れた耐食性を示すことがわかる。
【0035】なお、この実施例では、この発明の複合管
の用途として苛酷な条件で使用可能なヒートパイプにつ
いて述べているが、この発明の複合管の用途は上記ヒー
トパイプに限定されるものではなく、その他の熱交換
器、化学プラント用配管半導体製造装置部材などにも使
用可能である。
【0036】
【発明の効果】上述のように、この発明の複合管を用い
て従来では使用できなかった硫酸露点腐食環境下でも使
用可能なヒートパイプを作製することができ、産業上す
ぐれた効果を奏するものである。
フロントページの続き (72)発明者 豊蔵 康司 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅または銅合金からなる内層と、 重量%で、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.
    5〜20.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.0
    01〜0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、残
    りがNiおよび不可避不純物からなる組成のNi基合金
    からなる外層とで構成されることを特徴とする複合管。
  2. 【請求項2】 銅または銅合金からなる内層と、 重量%で、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.
    5〜20.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.0
    01〜0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、さ
    らにB:0.001〜0.01%、Zr:0.001〜
    0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうちの1
    種または2種以上を含有し、残りがNiおよび不可避不
    純物からなる組成のNi基合金からなる外層とで構成さ
    れることを特徴とする複合管。
  3. 【請求項3】 銅または銅合金からなる内層と、 重量%で、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.
    5〜20.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.0
    01〜0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、さ
    らにNb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、C
    u:0.1〜2%のうちの1種または2種以上を含有
    し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成のNi
    基合金からなる外層とで構成されることを特徴とする複
    合管。
  4. 【請求項4】 銅または銅合金からなる内層と、 重量%で、Cr:18.5〜20.5%、Mo:18.
    5〜20.5%、Ta:1.2〜2.5%、N:0.0
    01〜0.05%、Fe:0.01〜2%を含有し、さ
    らにB:0.001〜0.01%、Zr:0.001〜
    0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうちの1
    種または2種以上を含有し、さらにNb:0.1〜0.
    5%、W:0.1〜2%、Cu:0.1〜2%のうちの
    1種または2種以上を含有し、残りがNiおよび不可避
    不純物からなる組成のNi基合金からなる外層とで構成
    されることを特徴とする複合管。
  5. 【請求項5】 上記銅または銅合金の銅は重量%で純
    度:99.75%以上の純銅であり、銅合金は重量%で
    Ni:9〜11%、Mn:0.2〜1%、Fe:1.0
    〜1.8%、Zn:0.5%以下、Pb:0.05%以
    下、P:0.015%以下を含有し、残りが実質的にC
    uからなる組成の銅合金であることを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載の複合管。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の複
    合管で構成されていることを特徴とするヒートパイプ。
JP16265794A 1994-06-21 1994-06-21 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ Withdrawn JPH085282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16265794A JPH085282A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16265794A JPH085282A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH085282A true JPH085282A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15758802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16265794A Withdrawn JPH085282A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085282A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7779632B2 (en) 2007-03-12 2010-08-24 Denso Corporation External combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7779632B2 (en) 2007-03-12 2010-08-24 Denso Corporation External combustion engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6315365B2 (ja) 熱交換器用ブレージングシート及びその製造方法
JP3756439B2 (ja) 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金押出材及びその製造方法並びに熱交換器
WO2019044545A1 (ja) 熱交換器フィン用ブレージングシート及びその製造方法
JP2002096111A (ja) 溶接部の延性に優れたMo含有高Cr高Niオーステナイト系ステンレス鋼管の製造方法
JP3170202B2 (ja) アルミニウム合金クラッドフィン材およびその製造方法
JPS6248743B2 (ja)
JP3859781B2 (ja) アルミニウム合金クラッドフィン材および該クラッドフィン材を使用したアルミニウム合金製熱交換器
JPH085282A (ja) 複合管およびこの複合管からなるヒートパイプ
JP3759441B2 (ja) 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金押出チューブ及びその製造方法並びに熱交換器
JP5019797B2 (ja) 犠牲陽極材およびアルミニウム合金複合材
JPS6144135B2 (ja)
JP3863595B2 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシート
JPH02129333A (ja) 熱交換器用アルミニウムブレージングシート
JPH07150281A (ja) ろう付け後強度およびろう付け性に優れたAl合金フィン材
JPH0142791B2 (ja)
JP3222391B2 (ja) ボイラ・熱交換器用クラッド鋼管
JPH07316699A (ja) 高硬度および高強度を有する耐食性窒化物分散型Ni基合金
JPH01159343A (ja) ろう付け性と耐食性にすぐれた熱交換器用Al合金複合フィン材
JPS5856016B2 (ja) 熱交換器の流体通路材用アルミニウム合金押出形材の製造法
JPH0436432A (ja) A1熱交換器用高強度高耐食性a1合金クラッド材
JPH04154932A (ja) 自己耐食性および犠牲陽極効果にすぐれた熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JP3396521B2 (ja) ろう付け後強度およびろう付け性に優れたAl合金フィン材
JPH0142792B2 (ja)
JPH1017968A (ja) アルミニウム合金クラッドフィン材
JPH04198447A (ja) 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金クラッド材

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904