JPH0852564A - はんだ付け方法およびその装置 - Google Patents

はんだ付け方法およびその装置

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JPH0852564A
JPH0852564A JP20941794A JP20941794A JPH0852564A JP H0852564 A JPH0852564 A JP H0852564A JP 20941794 A JP20941794 A JP 20941794A JP 20941794 A JP20941794 A JP 20941794A JP H0852564 A JPH0852564 A JP H0852564A
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勉 稲村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 はんだ付け後、はんだ付け部にフラックス残
渣が全く残らないようににして、絶縁抵抗の低下や腐食
生成物の発生を防ぐとともに、さらには検査装置のピン
コンタクト性を良好にする。 【構成】 気化させても酸化物を還元する作用があり、
しかも沸点がはんだの溶融している温度よりも低い液
体、たとえば蟻酸や酢酸のような液体をはんだ槽の溶融
はんだ表面に滴下し、立ち昇る蒸気にプリント基板のは
んだ付け部を当ててはんだ付け部に付着している酸化膜
を還元除去し、また噴流する溶融はんだに当てて溶融は
んだ表面で浮遊している酸化物を還元して良好なはんだ
付け部を得る。また本発明のはんだ付け装置は、還元作
用のある液体14を溶融はんだ9の表面に滴下する供給
管12が噴流ノズル10の手前に設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器材料、特にプ
リント基板のような電子機器材料をはんだ付けする方法
および装置に関する。
【0002】一般にプリント基板のような電子機器材料
をはんだ付けする方法としては、鏝付け法、リフロー
法、フロー法がある。
【0003】鏝付け法とは、作業者が一方の手に持った
脂入りはんだ線をはんだ付け部にあてがい、もう一方の
手に持った鏝でこれを加熱することによりはんだ付けを
行う方法である。この鏝付け法は、凹凸のある部分のは
んだ付けや他のはんだ付け方法で発生した不良の補修等
に適しているが、一個所ずつはんだ付けを行うため生産
性に劣るという問題がある。
【0004】リフロー法とは、ペースト状フラックスと
粉末はんだから成るソルダーペーストをプリント基板上
にスクリーンで印刷塗布し、これをリフロー炉、高温蒸
気槽、レーザー装置、熱風装置のような加熱装置で加熱
してはんだ付けを行う方法である。このリフロー法は、
多数のはんだ付け部にソルダーペーストを塗布できるた
め生産性に優れているものの、プリント基板のはんだ付
け部に合わせたスクリーンの調達や高価なソルダーペー
ストを使用しなければならないことから手間と費用がか
かるという問題があった。
【0005】フロー法とは、フラクサー、プリヒータ
ー、はんだ槽等の処理装置が設置された自動はんだ付け
装置ではんだ付けを行うもので、このフロー法もリフロ
ー法同様多数箇所のはんだ付けが合理的に行えるという
優れた特長を有している。しかもフロー法は、高価なス
クリーンやソルダーペーストを必要としないため、安価
に生産ができるという経済的な優位性も有している。
【0006】従来のフロー法は、松脂や活性剤等の固形
分をイソプロピルアルコールのような低沸点溶剤で溶解
したフラックスを発泡フラクサーやスプレーフラクサー
で塗布し、それをプリヒーターで予備加熱した後、はん
だ槽の噴流している溶融はんだに接触させてはんだ付け
を行っていたものである。
【0007】たとえばフロー法でプリント基板のはんだ
付けを行う場合、自動はんだ付け装置の発泡フラクサー
に液状フラックスを入れ、ここでフラックスを発泡させ
てプリント基板のはんだ付け面に塗布する。そしてこの
プリント基板をプリヒーターで予備加熱して溶剤を揮散
させた後、噴流はんだ槽の溶融はんだに接触させてはん
だ付けを行う。プリント基板に塗布されたフラックス
は、プリント基板を溶融はんだに接触させたときに溶融
はんだの熱で溶融し、活性が出る。この活性が出たフラ
ックスがはんだ付け面に付着していた酸化膜を還元除去
し、はんだ付け面を清浄にすると同時に、溶融はんだの
表面の酸化物を還元してはんだ付け不良をなくす。
【0008】従来のフロー法で使用するフラックスは、
松脂や活性剤のようにはんだ付け温度で揮散しない固形
分を含んでいるため、はんだ付け後に必ず固形分がフラ
ックス残渣となってプリント基板に付着するものであっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電子機器のはんだ付け
部にフラックス残渣が付着していると、はんだ付け後に
はんだ付け不良を検査する装置のピンとはんだ付け部と
の接触を邪魔して、通電状態を悪くするというピンコン
タクト性不良の原因となってしまう。
【0010】またフラックス残渣を付着させたままにし
ておくと、長期間経過するうちにプリント基板の絶縁抵
抗の低下や、腐食生成物の発生で導体が断線する等の故
障の原因となることがあった。この原因は、フラックス
残渣中の活性剤が空気中の水分を吸湿したり、粘性のあ
る松脂成分にゴミやホコリが付着して、このゴミやホコ
リが吸湿したりするからである。
【0011】そのためコンピューターや通信機器のよう
に信頼性が重視される電子機器に使用するプリント基板
では、はんだ付け後にフラックス残渣を洗浄除去するこ
とが行われていた。フラックス残渣の洗浄には、松脂や
活性剤をよく溶解するフロンやトリクレン等の溶剤が適
しているが、これらの溶剤は地球を取り巻くオゾン層を
破壊し、太陽からの有害な紫外線を多量に地球上に到達
させて、人類に皮膚癌を発生させる原因となることか
ら、その使用が規制されるようになってきている。
【0012】そこで最近では、フロンやトリクレンを用
いずとも水で洗浄できる所謂「水洗浄用フラックス」な
るものも出現してきている。しかしながら水洗浄用フラ
ックスは洗浄時に水を大量に使用しなければならず、ま
た水洗浄後の水処理設備に多大な費用が掛かり、さらに
は電子部品の中に水が侵入して電子部品の機能を劣化さ
せる恐れがある、等の問題があるため、あまり実用化さ
れていないのが現状である。
【0013】本発明は、はんだ付け後にフラックス残渣
が全く残らないため、フラックス残渣の洗浄の必要がな
いというはんだ付け方法およびその装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、金属の酸
化物に対して還元作用のある液体は、それを気化させて
も還元作用が失われず、しかも残渣が残らないことに着
目して本発明を完成させた。
【0015】本発明は、金属の酸化物に対して還元作用
のある液体を溶融はんだの熱、またははんだ槽の熱で気
化させ、該気化したガスを被はんだ付け部に当てた後、
被はんだ付け部を溶融はんだに接触させてはんだ付けを
行うことを特徴とするはんだ付け方法であり、またプリ
ント基板の進行方向順にプリヒーターと噴流はんだ槽が
設置されており、還元作用のある液体を流動させる供給
管がはんだを噴流させる噴流ノズルの手前に設置されて
いることを特徴とするはんだ付け装置である。
【0016】一般に、はんだ槽の中で溶融しているはん
だの温度は250℃位であるため、本発明に使用する還
元作用のある液体の沸点は250℃以下のものでなけれ
ばならない。
【0017】本発明に使用して好適な還元作用のある液
体としては、蟻酸(101℃)、酢酸(119℃)、プ
ロピオン酸(141℃)、カプロン酸(206℃)、エ
ナント酸(223℃)、カプリル酸(239℃)、コハ
ク酸(235℃)、アクリル酸(141℃)、ジアセチ
ル(87℃)、アセチルアセトン(141℃)、アセト
ニルアセトン(191℃)、乳酸(119℃)等であ
り、これらのいずれか1種または2種以上を混合する。 ※( )内は沸点である。
【0018】また上記還元作用ある液体のガスではんだ
付けする場合、酸素の存在する大気中でもはんだ付けは
可能であるが、窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン
等の不活性ガスを充満させた雰囲気中ではんだ付けする
と、さらに不良が減ってはんだ付け性が良好となる。
【0019】本発明では、還元作用のある液体を気化さ
せる方法として、該液体を高温となった溶融はんだの上
に直接滴下してもよいし、或は液体が流動する供給管を
はんだ槽の壁面に接触さたり、溶融はんだ中に浸漬させ
たりして供給管から間接的に加熱してもよい。
【0020】
【作用】還元作用のある液体を気化させた直後は、濃度
の高いガスとなっているため、この近くにある被はんだ
付け部に対しては還元作用が強く現れる。また溶融はん
だに還元作用のある液体を滴下したり、気化したガスを
吹き付けたりすると、溶融はんだの表面も清浄化され
て、酸化物のない状態ではんだ付けができる。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を説明する。図
1は本発明のはんだ付け装置の第1実施例の正面断面
図、図2は第1実施例の要部側面図、図3は第1実施例
の要部平面図、図4は本発明のはんだ付け装置の第2実
施例の正面図、図5は第2実施例の要部側面図、図6は
第2実施例の要部平面図である。
【0022】先ず第1実施例のはんだ付け装置について
説明する。はんだ付け装置は、本体1が箱形で一側にプ
リント基板の搬入口2と他側にプリント基板の搬出口3
がある。搬入口2と搬出口3には、外気侵入防止装置
4、4が設置されている。外気侵入防止装置とは、多数
の弾性フィルムを上下部に立設したもので、プリント基
板は弾性フィルムに接しながら中に進入したり、中から
退出したりするが、外気は弾性フィルムに妨げられて本
体内に侵入しにくくなっている。
【0023】プリント基板Pは、コンベア(一点鎖線)
5で矢印A方向に搬送されるようになっている。
【0024】本体1内には、プリント基板の進行方向順
にプリヒーター6、噴流はんだ槽7、冷却機8が設置さ
れている。
【0025】噴流はんだ槽7には、溶融はんだ9が入れ
られており、またプリント基板進行方向順に一次噴流ノ
ズル10と二次噴流ノズル11が設置されている。一次
噴流ノズル10は、ノズル内に図示しない荒波装置が設
置されており、ノズルから噴流する溶融はんだを荒れた
波にする。二次噴流ノズル11は一次噴流ノズルとは対
照的に穏やかな流れを作るようになっている。
【0026】噴流はんだ槽では、プリント基板をはんだ
付けするときに、先ず一次噴流ノズルの荒れた波で溶融
はんだを電子部品の隅部やスルーホール内に侵入させ、
未はんだをなくすようにする。しかしながら、荒れた波
はプリント基板のマウント間にブリッジを作ったり、リ
ード先端にツララを作ったりしやすい。そこでブリッジ
やツララを次の二次噴流ノズルの穏やかな流れに接触さ
せて修正するのである。
【0027】一次噴流ノズル10の進行方向手前には、
供給管12が図2に示すようにコンベアの進行方向と略
直角方向に設置されている。第1実施例の供給管の先端
には、液体を溶融はんだ表面に滴下させるための滴下ノ
ズル13が設けられている。供給管12には、還元作用
があって沸点が溶融しているはんだの温度以下の液体1
4を図示しないタンクから送り、滴下ノズル13から溶
融はんだ9の表面に滴下するようになっている。
【0028】また、はんだ槽7の近傍、たとえば側面に
は図3に示すように、不活性ガス噴出管15が設置され
ている。該不活性ガス噴出管15には斜め上方に向けて
多数の噴出孔が穿設されており、ここから窒素、二酸化
炭素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが噴出するよ
うになっている。
【0029】次に上記はんだ付け装置を用いたはんだ付
け方法について説明する。
【0030】プリント基板Pは、先ずプリヒーター6で
予備加熱される。プリント基板を予備加熱するのは、常
温のプリント基板やプリント基板に搭載された電子部品
が高温となった溶融はんだに急激に接触させられると、
プリント基板がヒートショックで大きく反ったり、電子
部品の機能が劣化したりするからである。
【0031】予備加熱されたプリント基板Pは、コンベ
ア5で噴流はんだ槽7に搬送される。噴流はんだ槽7で
は、一次噴流ノズル10の手前に供給管12が設置され
ており、該供給管の滴下ノズル13から還元作用のある
液体14が溶融はんだ9の表面に滴下されている。たと
えば還元作用のある液体として蟻酸を用い、これを溶融
はんだの表面に滴下すると、蟻酸は沸点が101℃であ
るため、瞬時にしてガスとなり、該ガスが上方に立ち昇
る。
【0032】そこでコンベア5で搬送されてきたプリン
ト基板Pがはんだ槽に達すると、一次噴流ノズル10か
ら噴流する溶融はんだに接触する直前に下方から立ち昇
る還元性のガスが前記基板裏面に当たる。還元性のガス
は、プリント基板のはんだ付け部の酸化膜を還元除去し
て清浄にする。また該ガスは噴流する溶融はんだにも当
たって溶融はんだの表面に浮遊している酸化物を還元除
去する。このようにはんだ付け部が清浄になったプリン
ト基板を酸化物のない溶融はんだに接触させるため、は
んだ付け部には未はんだのないはんだ付けが行える。
【0033】一次噴流ノズル10では、如何にはんだ付
け部や溶融はんだ表面を清浄にしても一次噴流ノズルの
波が荒いため、プリント基板の導体間にブリッジができ
たり、リード先端にツララができたりしてしまう。そこ
で、これらの不良を修正するために穏やかな流れを作る
二次噴流ノズルから噴流する溶融はんだにプリント基板
を接触させる。該二次噴流ノズルの手前にも供給管を設
置してもよい。
【0034】第1実施例のはんだ付け装置を用い、本発
明のはんだ付け方法でプリント基板(Ag−Pd導体の
セラミックス基板)100枚のはんだ付けを行ったとこ
ろ、ピンコンタクト性は不良率が0%であった。またこ
のプリント基板を湿度85%、温度85℃の恒湿恒温槽
に500時間放置して絶縁抵抗の変化を測定してみた結
果、放置前の1×109Ωに対して放置後は1×109Ω
であり、全く変化がなかった。
【0035】次に本発明はんだ付け装置の第2実施例を
図4乃至6を用いて説明する。ここでは実施例1と同一
部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0036】還元作用のある液体を流動させる供給管1
2は、図5、6に示すように噴流はんだ槽7の外側壁面
に接触した状態で配管されており、一時噴流ノズル10
の手前まで延長されている。該供給管には上方に向けて
ガスを吹き出す吹き出しノズル16が設置されている。
【0037】第2実施例の供給管には、沸点の低い還元
作用のある液体、たとえばジアセチルのような液体を流
動させる。すると供給管内のジアセチルは、供給管がは
んだ槽に接触しているため、供給管を通して間接加熱さ
れ、供給管12の中で気化し、吹き出しノズル16から
は還元性のあるガスとなって吹き出されてくる。
【0038】吹き出しノズル16から吹き出されたガス
は、上方を通過するプリント基板Pに当たって、はんだ
付け部の酸化膜を還元除去すると同時に、一次噴流ノズ
ル10から噴流される溶融はんだ9を清浄にして、未は
んだのないはんだ付けを行う。
【0039】第2実施例のはんだ付け装置を用い、本発
明のはんだ付け方法ではんだ付けしたプリント基板10
0枚について第1実施例と同一の試験を行ったところ、
ピンコンタクト性の不良率は0%であり、絶縁抵抗の低
下も全くなかった。
【0040】
【比較例】続いて比較例について説明する。比較例で
は、はんだ付け装置としては発泡フラクサー、プリヒー
ター、噴流はんだ槽が設置された従来のはんだ付け装置
を用い、フラックスとしては松脂25重量%とジエタノ
ールアミン臭化水素酸塩1重量%をイソプロピルアルコ
ールで溶解した液状フラックスを用いた。
【0040】発泡フラクサーに液状フラックスを入れて
プリント基板に発泡塗布をし、プリヒーターで予備加熱
した後、一次噴流ノズルから噴流している溶融はんだと
二次噴流ノズルから噴流している溶融はんだに接触させ
てはんだ付けを行った。
【0041】従来のはんだ付け装置とはんだ付け方法で
はんだ付けしたプリント基板100枚のピンコンタクト
性を検査したところ、不良率は45%であった。また前
述恒湿恒温槽での絶縁抵抗試験の結果、放置前1×10
9Ωであった抵抗値が放置後は1×106に下がってい
た。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、は
んだ付け後、はんだ付け部にフラックス残渣が全く残ら
ないため、従来のようにはんだ付け部の絶縁抵抗が低下
したり、腐食生成物が発生して導体を断線させたりする
ことが全くないばかりか、はんだ付け後のピンコンタク
ト性検査においても接触不良が皆無となる等、優れた特
長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のはんだ付け装置の第1実施例の正面断
面図
【図2】本発明のはんだ付け装置の第1実施例の要部側
面図
【図3】本発明のはんだ付け装置の第1実施例の要部平
面図
【図4】本発明のはんだ付け装置の第2実施例の正面断
面図
【図5】本発明のはんだ付け装置の第2実施例の要部側
面図
【図6】本発明のはんだ付け装置の第2実施例の要部平
面図
【符号の説明】
1 はんだ付け装置の本体 5 コンベア 6 プリヒーター 7 噴流はんだ槽 9 溶融はんだ 10 一次噴流ノズル 11 二次噴流ノズル 12 供給管 13 滴下ノズル 14 還元作用のある液体 16 吹き出しノズル P プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 3/00 Z 31/02 310 B 35/363 D H05K 3/34 503 Z 8718−4E 506 A 8718−4E (72)発明者 稲村 勉 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 太田 英俊 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 渋谷 尚男 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属の酸化物に対して還元作用のある液
    体を溶融はんだの熱、またははんだ槽の熱で気化させ、
    該気化したガスを被はんだ付け部に当てた後、被はんだ
    付け部を溶融はんだに接触させてはんだ付けを行うこと
    を特徴とするはんだ付け方法。
  2. 【請求項2】 前記還元作用のある液体は、蟻酸、酢
    酸、プロピオン酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル
    酸、コハク酸、アクリル酸、ジアセチル、アセチルアセ
    トン、アセトニルアセトン、乳酸のいずれか1種または
    2種以上であることを特徴とする請求項1記載のはんだ
    付け方法。
  3. 【請求項3】 前記還元作用のある液体の気化は、はん
    だ槽の溶融はんだ上に滴下して溶融はんだの熱により行
    うことを特徴とする請求項1記載のはんだ付け方法。
  4. 【請求項4】 前記還元作用のある液体の気化は、はん
    だ槽の近傍に設置された液体の流動するパイプをはんだ
    槽の熱で加熱することにより行うことを特徴とする請求
    項1記載のはんだ付け方法。
  5. 【請求項5】 前記はんだ付けを窒素、二酸化炭素、ヘ
    リウム、アルゴン等の不活性雰囲気中で行うことを特徴
    とする請求項1記載のはんだ付け方法。
  6. 【請求項6】 プリント基板の進行方向順にプリヒータ
    ーと噴流はんだ槽が設置されており、還元作用のある液
    体を流動させる供給管がはんだを噴流させる噴流ノズル
    の手前に設置されていることを特徴とするはんだ付け装
    置。
  7. 【請求項7】 前記供給管には、還元作用のある液体を
    はんだ槽内の溶融はんだ表面に滴下する滴下ノズルが設
    置されていることを特徴とする請求項6記載のはんだ付
    け装置。
  8. 【請求項8】 前記供給管には、還元作用のある液体を
    はんだ槽の熱で気化させるとともに、気化したガスを被
    はんだ付け部に吹き付ける吹き出しノズルが設置されて
    いるることを特徴とする請求項6記載のはんだ付け装
    置。
  9. 【請求項9】 前記はんだ槽の近傍に複数個の不活性ガ
    ス噴出孔を有する不活性ガス噴出管を設けたことを特徴
    とする請求項6記載のはんだ付け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09232742A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Hitachi Ltd 電子回路装置の製造方法
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