JPH085210B2 - 光ビ−ム走査記録装置およびその制御方法 - Google Patents

光ビ−ム走査記録装置およびその制御方法

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JPH085210B2
JPH085210B2 JP62153738A JP15373887A JPH085210B2 JP H085210 B2 JPH085210 B2 JP H085210B2 JP 62153738 A JP62153738 A JP 62153738A JP 15373887 A JP15373887 A JP 15373887A JP H085210 B2 JPH085210 B2 JP H085210B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光ビーム走査記録装置およびその制御方法に
関し、一層詳細には、フイルム等の記録担体を高速走査
して文字情報、画像情報等を記録する光ビームの光量を
光学系の特性、前記記録担体上の走査速度等に応じて補
正することにより露光むらの発生を回避することを可能
とする光ビーム走査記録装置およびその制御方法に関す
る。
[発明の背景] 例えば、印刷、製版の分野において、作業工程の合理
化、画像品質の向上等を目的として原稿に担持された画
像情報を電気的に処理し、フイルム原版を作成する画像
走査記録再生システムが広汎に用いられている。
この画像走査記録再生システムは画像読取装置と画像
記録装置とから基本的に構成されている。すなわち、画
像読取装置では、画像読取部において副走査搬送される
原稿の画像情報が、光電変換素子によって主走査され電
気信号に変換され、製版条件に応じた階調補正、輪郭強
調等の演算処理が施される。次に、前記画像読取装置で
光電変換と演算処理とが施された画像情報は、画像記録
装置においてレーザ光の光信号に変換され、フイルム等
の感光材料からなる記録担体上に記録再生される。な
お、この記録担体は所定の現像装置によって現像処理さ
れフイルム原版として印刷等に供されることになる。
ここで、前記画像記録装置の小型化、低価格化および
高信頼性を達成するためには、レーザ光の光源としてレ
ーザダイオードを用いることが望ましい。この場合、前
記レーザダイオードから出力されたレーザ光は、通常、
コリメータレンズによって平行光とされた後、揺動動作
するガルバノメータミラーによって偏向され、fθレン
ズを介して記録担体上の主走査方向に照射される。な
お、前記fθレンズは小型、軽量であり、ガルバノメー
タミラーによって偏向されたレーザ光を記録担体の主走
査方向に等速走査させる機能を達成する。
ところで、画像記録装置では画像情報の処理速度を向
上させるため、記録担体に対してレーザ光をさらに高速
主査することが望まれる。そこで、この高速主査を達成
し得るものとして弾性部材の固有振動を利用してミラー
を高速揺動させる共振型光偏向器がある。この場合、前
記共振型光偏向器は正弦的に振動動作を行うため、レー
ザ光をアークサインレンズを介して記録担体上に照射し
た場合に走査速度が一定に保持されることになる。然し
ながら、このアークサインレンズは、fθレンズに比較
して大型であり、しかも記録担体上における主走査線の
両端部においてレーザ光のスポット径が拡大する欠点を
有している。
そこで、装置の小型化を維持しつつ高速走査を達成す
るためには前記共振型光偏向器にfθレンズを組み合わ
せることが考えられる。この場合、共振型光偏向器は正
弦波状の振動特性を有するため、記録担体上におけるレ
ーザ光の走査速度をfθレンズによって一定に制御する
ことが出来なくなる不都合が生ずる。すなわち、前記記
録担体上に照射されるレーザ光は主走査線の中央部で走
査速度が速く、両端部で走査速度が遅くなってしまう。
従って、前記主走査線の両端部における露光時間は中央
部よりも長くなり、結果的に、記録担体上に記録される
画像等の露光量にむらが生ずるという欠点が指摘されて
いる。特に、主走査方向に対する幅員の広い画像を再生
する場合、記録担体上の画像品質の劣化が一層顕著なも
のとなってしまう。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、フイルム等の記録担体を高速主査し画像情報
等を記録する光ビームの出力を光学系の特性、主査速度
等を考慮して制定したデータに基づき制御し前記記録担
体上に照射することにより、前記光ビームによる露光量
の不均一を補正し、高品質の画像を形成することの可能
な光ビーム走査記録装置およびその制御方法を提供する
ことを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、記録担体を
光ビームで走査し、文字情報、画像情報等を記録する光
ビーム走査記録装置において、 前記光ビームを前記記録担体の主走査方向に偏向する
共振型光偏向器と、 前記共振型光偏向器により偏向された前記光ビーム
を、その走査速度を制御して前記記録担体に導くfθレ
ンズと、 前記画像情報等に対応した画像信号を生成する画像信
号生成手段と、 前記共振型光偏向器および前記fθレンズの特性に応
じて、前記光ビームの光量を前記記録担体上の主走査速
度の変動分を含めて補正制御する制御信号を記憶する制
御信号記憶手段と、 前記画像信号および前記制御信号に基づき、前記光ビ
ームの光量を調整する光量調整手段と、 前記光ビーム主走査位置に応じて、前記画像信号およ
び前記制御信号を前記光量調整手段に供給する同期信号
を発生する同期信号発生手段と、 を具備することを特徴とする。
また、本発明は、記録担体を光ビームで走査し、文字
情報、画像情報等を記録する際、 前記光ビームを前記記録担体の主走査方向に偏向走査
させる共振型光偏向器およびfθレンズの特性に応じ
て、前記光ビームの光量補正の割合ΔP(y)が、 (y:記録担体に対する光ビームの主走査位置 Δη(y):光ビームの主走査位置中央に対する主走査
位置yにおける共振型光偏向器およびfθレンズを含む
走査光学系の光ビーム伝達効率変化の割合 Δd(y):光ビームのスポット径変化の割合 Δv(y):光ビームの走査速度変化の割合 k1:定数) となるように補正制御する制御信号を作成し、次いで、
前記画像情報等に対応した画像信号および前記制御信号
に基づき、前記光ビームの主走査位置に応じて前記光ビ
ームの光量を調整することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る光ビーム走査記録装置およびその
制御方法について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る光ビーム
走査記録装置の本体部を示し、この本体部10は記録用レ
ーザ光L1を出力し記録用レーザダイオード12と、同期用
レーザ光L2を出力する同期用レーザダイオード14とを含
む。この場合、記録用レーザダイオード12は出力制御回
路16によって駆動制御される。一方、同期用レーザダイ
オード14は駆動回路18によって駆動される。
記録用レーザダイオード12から出力されるレーザー光
L1はコリメータ20によって平行光束とされ、矢印方向に
揺動する共振型光偏向器22およびfθレンズ24を介して
回転するドラム26上を矢印A方向に主走査する。なお、
このドラム26には矢印B方向に副走査搬送されるフイル
ムFが一対のニップローラ27a、27bで挟持された状態で
摺接する。
一方、同期用レーザダイオード14から出力される同期
用レーザ光L2はコリメータ28によって平行光束とされ、
共振型光偏向器22およびfθレンズ24を介してグリッド
30に照射される。この場合、グリッド30には主走査方向
(矢印A方向)に沿って透過部32aおよび非透過部32bが
交互に形成されており、このグリッド30の背面部には集
光ロッド34が配置される。なお、前記集光ロッド34の両
端部には光検出器36aおよび36bが配設され、これらの光
検出器36a、36bからの出力信号は出力制御回路16に供給
される。
ここで、記録用レーザダイオード12を制御する出力制
御回路16は第2図に示すように構成される。すなわち、
出力制御回路16は原稿から読み取った画像情報を2値化
され網点画像信号に変換する画像信号生成回路38と、前
記画像信号生成回路38に同期信号を出力する周波数逓倍
PLL回路40と、補正された制御データを有し前記同期信
号に基づいて制御信号を出力する制御情報メモリ42と、
前記制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換器44
と、前記画像信号生成回路38からの網点画像信号に基づ
き前記制御信号によって記録用レーザダイオード12を駆
動し記録用レーザ光L1を出力させる駆動回路46とから基
本的に構成される。
本実施態様の光ビーム走査記録装置は基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその作用並びに効
果について説明する。
先ず、制御情報メモリ42に格納される制御データの作
成方法について説明する。
第3図において、フイルムFの主走査線48上の1点が
記録用レーザ光L1によって照度Iでt時間露光されるも
のとすると、その点における露光量Eは E=I・t …(1) となる。この場合、記録用レーザ光L1による直径dのス
ポット50が主走査線48に沿って走査速度vで移動するも
のとすれば、前記主走査線48上の1点の露光線Eはスポ
ット50の光強度分布が一様であると仮定して、 となる。ここで、記録用レーザダイオード12から出力さ
れる記録用レーザ光L1の発光光量をPとし、コリメータ
20、共振型光偏向器22およびfθレンズ24からなる光学
系による記録用レーザ光L1の伝達効率をηとすれば、
(2)式は、 となる。従って、光学系の伝達効率η、スポット50の直
径dおよび走査速度vの主走査線48上における位置的変
化が判れば、それに応じて記録用レーザダイオード12の
発光光量Pを制御することでフイルムF上の主走査線48
に対する露光量Eを所望の量に設定することが出来る。
なお、(1)式乃至(3)式ではフイルムF上における
スポット50と光強度分布を一様に仮定しているが、ガウ
ス分布としても略同様の考察が可能であることは容易に
諒解されよう。
ここで、光学系の伝達効率η、スポット50の直径dお
よび走査速度vの位置的変化は、具体的には次のような
原因に基づくものである。
すなわち、共振型光偏向器22の反射率rは、第4図に
示すように、記録用レーザを光L1の偏向ミラー面への入
射角φによって変動する。また、fθレンズ24による記
録用のレーザ光L1の損失量は、第5図に示すように、光
路長の変化、レンズ界面における反射等により偏向角θ
によって変動する。
一方、フイルムF上に形成されるスポット50の直径d
を主走査線48の全域に亘って一定に保持するよう構成す
ることは極めて難しく、例えば、fθレンズ24を用いた
場合、記録用レーザ光L1の偏向角θに対する直径dの主
走査方向のビーム径太り率Δは第6図に示す特性とな
る。
さらに、記録用レーザ光L1の高速走査と装置の小型化
とを同時に達成するため、本実施態様では共振型光偏向
器22およびfθレンズ24の組み合わせを用いている。こ
の場合、共振型光偏向器22はその固有振動数に対応する
正弦波によって駆動されるため、ガルバノメータミラー
よりも高速で記録用レーザ光L1を偏向することが出来
る。然しながら、その走査速度vは前記正弦波に応じて
変動し、例えば、主走査線48の両端部側では遅く、ま
た、中央部では速くなる。
そこで、上述した変化要因を考慮し、η、d、vの偏
向器の振れ角が0度の時の値η、d0、v0に対する変化
の割合Δη、Δd、Δvを記録用レーザ光L1の主走査方
向に沿った走査位置yの関数として計算または実測で求
める。ここで、露光量Eを一定とした場合、記録用レー
ザダイオード12の発光光量Pの補正割合ΔPは、(3)
式に基づき、走査位置yの関数として となる。ここで、k1は記録用レーザダイオード12の出力
に応じた任意の定数である。そこで、発光光量PをP0
ΔP(y)とする記録用レーザダイオード12の制御デー
タL(y)を L(y)=k2・P0・ΔP(y) …(5) として設定する。ここでk2は制御データL(y)と記録
用レーザダイオード12の出力の関係を決める任意の定数
である。このようにして設定された制御データL(y)
を第2図に示す制御情報メモリ42に格納する。
次に、以上のようにして設定した制御データL(y)
を用いて露光テストを行う。この場合、画像信号生成回
路38からは駆動回路46を駆動可能状態とするハイレベル
信号あるいは任意パーセントの網点を生成するためのON
/OFFの制御信号が前記駆動回路46に供給されるよう設定
しておく。そこで、制御情報メモリ42に格納された制御
データL(y)に基づき駆動回路46を動作させ、記録用
レーザダイオード12から記録用レーザ光L1を出力させ
る。この記録用レーザ光L1はコリメータ20によって平行
光束とされた後、共振型光偏向器22に入射し、次いで、
fθレンズ24を介してフイルムFの主走査線48上に照射
される。この結果、フイルムFは制御情報メモリ42から
の制御データL(y)に基づいて露光されることでテス
トパターンが形成される。
次に、このようにして形成されたテストパターンの濃
度分布を主走査線48に沿って測定する。ここで、濃度変
動ΔD(y)が検出された場合、(5)式の制御データ
L(y)を L(y)=k3・L′(y)/ΔD(y) …(6) のように修正し、この制御データL(y)を制御情報メ
モリ42に格納する。ここで、L′(y)は、修正前の制
御データであり、k3は記録用レーザダイオード12の出力
に応じた任意の定数である。
次いで、露光テストを再度行い、主走査線48上の濃度
分布が一定となるよう制御データL(y)を設定する。
以上のようにして制御データL(y)を求め制御情報
メモリ42に格納した後、フイルムFに対して画像の記録
動作を行う。
そこで、駆動回路18の作用下に同期用レーザダイオー
ド14が駆動され、同期用レーザ光L2が出力される。この
同期用レーザ光L2はコリメータ28によって平行光束とさ
れた後、共振型光偏向器22に入射する。共振型光偏向器
22は高速で揺動しており、前記共振型光偏向器22によっ
て反射された同期用レーザ光L2はfθレンズ24を介して
グリッド30上に照射される。この場合、グリッド30には
主走査方向(矢印A方向)に対して透過部32aおよび非
透過部32bが交互に形成されており、前記透過部32aを透
過した同期用レーザ光L2はパルス信号として集光ロッド
34から光検出器36a、36bに導かれる。次いで、前記パル
ス信号は周波数逓部PLL回路40によって所定ピッチの同
期信号に変換される。
一方、画像信号生成回路38は所定の画像情報を網点画
像信号に変換し、この網点画像信号により周波数逓倍PL
L回路40から出力される同期信号に基づいて駆動回路46
を動作状態あるいは非動作状態とする。ここで、制御情
報メモリ42に格納された制御データは前記同期信号に基
づいてD/A変換器44に出力されアナログ信号に変換され
る。次いで、このアナログ信号は前記画像信号生成回路
38からハイレベルの網点画像信号が出力されている時の
み駆動回路46を駆動し、記録用レーザダイオード12より
記録用レーザ光L1を出力させる。この場合、記録用レー
ザダイオード12の発光光量Pは制御情報メモリ42から出
力される制御データによって正確に調整されている。
記録用レーザダイオード12から出力された記録用レー
ザ光L1はコリメータ20によって平行光束とされた後、共
振型光偏向器22に入射する。ここで、共振型光偏向器22
は正弦駆動電流によって矢印方向に高速で揺動してお
り、前記記録用レーザ光L1をfθレンズ24を介してフイ
ルムFの主走査線48上に照射する。一方、フイルムFは
ドラム26とニップローラ27a、27bとの間に挟持された状
態で矢印B方向に副走査搬送されており、従って、前記
フイルムF上には記録用レーザ光L1による網点画像が二
次元的に形成される。この場合、記録用レーザ光L1は制
御情報メモリ42に格納された制御データによって光学的
特性、走査速度等の位置的変化量が正確に補正されてい
るため、露光むらのない高品質な画像を形成することに
なる。
ここで、上述した実施態様では画像情報を網点画像信
号に変換してフイルムF上に記録する場合について説明
したが、連続階調画像信号に基づいて画像情報を記録す
る構成とすることも可能である。すなわち、第7図に示
す出力制御回路51において、画像情報を画像信号生成回
路52でアナログ画像信号に変換した後オペアンプ54に供
給し、このオペアンプ54において制御情報メモリ42から
出力したD/A変換器44によってアナログ信号に変換され
た制御データと前記アナログ画像信号とを掛け合わせて
生成される信号に基づいて駆動回路46を駆動するよう構
成することが出来る。この場合、フイルムF上には連続
階調画像が形成される。
また、第8図に示す出力制御回路56において、画像情
報を画像信号生成回路58でデジタル画像信号に変換し、
このデジタル画像信号と制御情報メモリ42からの制御デ
ータとをデジタル演算処理回路60において掛け合わせて
駆動信号を生成し、この駆動信号をD/A変換器62によっ
てアナログ信号に変換して駆動回路46を駆動するよう構
成することも可能である。この場合、フイルムF上には
第7図に示す出力制御回路51によって形成された連続階
調画像に準ずる略連続的な階調画像が形成される。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、レーザダイオードか
ら出力されるレーザ光を共振型光偏向器およびfθレン
ズを介して記録担体上に照射し、文字情報、画像情報等
を記録する際、前記レーザ光を共振型光偏向器の走査速
度、レーザ光の記録担体に対する照射効率等を考慮して
設定した制御データに基づき補正して出力している。そ
のため、走査速度、照射効率等の記録担体に対する位置
的変化による露光むらが効果的に補正され、高品質の画
像を形成することが出来る。また、装置の光学系が構成
する部品の交換あるいはレーザダイオードの経時的な出
力変動等に対しても前記制御データを調整するだけで高
品質画像を得ることが出来るため、当該装置の保守が極
めて安価となる利点が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ビーム走査記録装置の本体部を
示す構成図、 第2図は本発明に係る光ビーム走査記録装置における出
力制御回路の構成ブロック図、 第3図は本発明に係る光ビーム制御方法の説明図、 第4図乃至第6図は本発明に係る光ビーム走査記録装置
に用いられる光学系の特性図、 第7図および第8図は本発明に係る光ビーム走査記録装
置における出力制御回路の他の実施態様を示す構成ブロ
ック図である。 10……本体部 12……記録用レーザダイオード 14……同期用レーザダイオード 16……出力制御回路、18……駆動回路 22……共振型光偏向器、24……fθレンズ 30……グリッド、36a、36b……光検出器 38……画像信号生成回路 40……周波数逓倍PLL回路 42……制御情報メモリ、44……D/A変換器 46……駆動回路、51……出力制御回路 52……画像信号生成回路、54……オペアンプ 56……出力制御回路、58……画像信号生成回路 60……デジタル演算処理回路 62……D/A変換器、L1……記録用レーザ光 L2……同期用レーザ光、F……フイルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録担体を光ビームで走査し、文字情報、
    画像情報等を記録する光ビーム走査記録装置において、 前記光ビームを前記記録担体の主走査方向に偏向する共
    振型光偏向器と、 前記共振型光偏向器により偏向された前記光ビームを、
    その走査速度を制御して前記記録担体に導くfθレンズ
    と、 前記画像情報等に対応した画像信号を生成する画像信号
    生成手段と、 前記共振型光偏向器および前記fθレンズの特性に応じ
    て、前記光ビームの光量を前記記録担体上の主走査速度
    の変動分を含めて補正制御する制御信号を記憶する制御
    信号記憶手段と、 前記画像信号および前記制御信号に基づき、前記光ビー
    ムの光量を調整する光量調整手段と、 前記光ビームの主走査位置に応じて、前記画像信号およ
    び前記制御信号を前記光量調整手段に供給する同期信号
    を発生する同期信号発生手段と、 を具備することを特徴とする光ビーム走査記録装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、 光量調整手段は、光ビームの光源としてのレーザダイオ
    ードを駆動する駆動回路より構成することを特徴とする
    光ビーム走査記録装置。
  3. 【請求項3】記録担体を光ビームで走査し、文字情報、
    画像情報等を記録する際、前記光ビームを前記記録担体
    の主走査方向に偏向走査させる共振型光偏向器およびf
    θレンズの特性に応じて、前記光ビームの光量補正の割
    合ΔP(y)が、 (y:記録担体に対する光ビームの主走査位置 Δη(y):光ビームの主走査位置中央に対する主走査
    位置yにおける共振型光偏向器およびfθレンズを含む
    走査光学系の光ビーム伝達効率変化の割合 Δd(y):光ビームのスポット径変化の割合 Δv(y):光ビームの走査速度変化の割合 k1:定数) となるように補正制御する制御信号を作成し、次いで、
    前記画像情報等に対応した画像信号および前記制御信号
    に基づき、前記光ビームの主走査位置に応じて前記光ビ
    ームの光量を調整することを特徴とする光ビーム制御方
    法。
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