JPS63120556A - 走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走査装置に関し、特に多重露光方式の走査装置
に関する。

〔従来の技術」 従来の走査装置は、副走査線密度の１走査線分に相当す
る幅を有する光走査点のレーザビームを移動台上の原稿
又は感光材の走査部位に形成して主走査する走査光学系
を備え、移動台を副走査方向に移動させて走査を行って
いた。

しかしながら、このような構成では、レーザビームの偏
向のための回転多面鏡の加工精度を上げかつ回転時の倒
れ角を制御して回転多面鏡の面ごとに対応する各走査線
の配列精度を維持する必要がある。このなめ、倒れ負補
正のためのシリンドリ力ルトンズや、回転多面鏡の面ご
との分割誤差補正のための補正回路が必要になり、装置
が高価になる問題がある。

この問題の解決方法として、副走査線密度に対応する１
本の第２の走査線を複数の第１の走査線で形成し、かつ
第１の走査線の互に隣接するどうしか重畳する走査方法
が用いられ、この走査方法を多重露光方式という。

］５発明が解決しようとする問題点〕 」二連した従来の走査装置は、多重露光方式の場合、そ
れぞれの第１の走査線を形成するレーザビームのエネル
ギー強度を同じにしているので、隣接する第２の走査線
間でレーザビームの照射エネルギーに変化を生じ、特に
記録走査時に記録画の品質を劣化させるという欠点があ
る。又、エネルギー勾配の発生を抑制するためには、第
１の各屯査線の走査幅を小さくする必要があり走査時間
か長くなるという欠点がある。

本発明の目的は、隣接する第２の走査線間で照射エネル
ギーの強度変化の発生を小さくしかつ走査時間が増大し
ない走査装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段］ 本発明の走査装置は、駆動電力に応じてレーザビームの
エネルギー強度を増減する光変調器と、入力信号を増幅
して前記駆動電力を出力する駆動電力発生回路と、走査
部位における前記レーザビームの大きさを設定するレン
ズ群と、前記走査部位の主走査方向に前記レーザビーム
を偏向する回転多面鏡とを備え、互に隣接するどうしが
重畳する複数本の第１の走査線で副走査線密度に対応す
る１本の第２の走査線を形成する走査装置において、前
記第２の走査線の前記エネルギー強度を前記第１の走査
線の中央部から周辺部へ低減するよう前記駆動電力発生
回路を制御する出力制御回路を含んで構成される。

１、実施例１ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
２ 第１１メ１は本発明の一実施例を示すブロック図である
、 第１図に示ずように、本実施例はレーザ光源］と、レー
ザ光源］からのレーザビームのエネルギー強度を増減す
る光変調器２と、レーザビームのビーム径を所定の大き
さに変換するためのレンズ群３と、反射鏡３１．３２と
、レーザビームを偏向する回転多面鏡４と、Ｆθレンズ
５とを備える走査光学系６と、感光材７１がセラ１〜さ
れた移動台７と、画信号を一時記憶するバッファメモリ
８と、光変調器２を駆動する駆動電力発生回路９と、駆
動電力発生回路９を走査線ごとに制御する出力制御回路
１０とを含む。

第１図に示すように、レーザ光源１から発射されたレー
ザビームは反射鏡３１を経て光変調器２に入射される。

光変調器２は、例えば音響光学効果を利用したもので、
基本動作は一定の基準周波数（例えば、１．４０　ＭＨ
ｚ）の駆動電力が入力されるとその電力に対応したエネ
ルギー強度のレーザビームが得られるものである。

光変調器２によってエネルギー強度が変調されたレーザ
ビームはレンズ群３に入射し、レンズ群３で走査線密度
に対応するビーム径に変換され、反射鏡３２を経て回転
多面鏡４を照射する。

回転多面鏡４は回転軸の周囲に固定して隣接配置される
複数個の反射鏡を有し、各反射鏡は回転軸心を中心に正
多角形を形成する。回転軸はモータ４１によって矢印Ａ
の方向に等速回転する。

回転多面鏡４を照射したレーザビームは、回転多面鏡４
の回転で主走査方向に偏向されＦθレンズ５を経て、移
動台７」二に形成される走査部位Ｓを主走査する。

移動台７には印画紙などの感光材７１がセットされ、図
示しない割りナツトとそれに噛合う送りねじと送りねじ
を回転する回転機構によって矢印Ｂの副走査方向に移動
する。

バッファメモリ８は図示しない外部回路から供給される
画信号を送信側の走査線ごとに一時記憶し、駆動電力発
生回路９に送信側の走査線単位で供給する。

出力制御回路１０は送信側からの走査線の区切りを示す
位相信号を受けて、位相信号の１周期を副走査線密度に
対応する第２の走査線、即ち送信側の走査線を形成する
複数の第１の走査線の周期に分割し、分割した各周期ご
とに駆動電力発生回路９からの駆動電力を所定の値に制
御するため制御信号を駆動電力発生回路９に供給する。

制御信号によって第１の走査線の周期ごとに制御された
駆動電力は、上述したバッファ回路８からの送信側の走
査線ごとの同一の両信号で振幅変調され、光変調器２に
供給される。

第２図は第１図の実施例の動作を説明するための第１の
走査線のレーザビームのエネルギー強度を示す特性図で
ある。

いま、第２図において、副走査線密度を１１１当り１８
０本とすると１本の第２の走査線幅は約５０μｍとなる
。着目する第２の走査線を第１−１番「１とし、第２の
走査線を５本の第１の走査線ｎ１ヘ−１’ｌ　ｒ、で構
成しなとする。第１図に示ず移動台７は矢印Ｂの副走査
方向へ連続的に第１の１走査線当り約１１．２μｍ移動
するため第１図に示す走査部位Ｓにおけるレーザビーム
の径を１４μｍに設定すると、第１−〇番目を構成する
各走査線ｎ、〜ｎ５はもちろん、第り、番目の走査線ｎ
１と第（Ｌ、−１，）番目の走査線ｎ５、及び第り、番
目の走査線ｎ５と第（■−１＋１）番目の走査線ｎ１と
は重なりあって走査される。

ここて、第り。番目の第２の走査線中の各走査線ｎｌ〜
ｎ５は、バッファメモリ８から順次送信側の１走査線に
対する同一画信号を読出し、かつ走査線ｎ、〜ｎ、にそ
れぞれ対応する駆動電力の値Ｐ１〜Ｐ５をＰＩ　　＜Ｐ
２　＜Ｐ３　＞　Ｐ４　＞　Ｐ５゜Ｐ＋　＝Ｐ５　、Ｐ
２−Ｐ４としたときの、レーザビームで走査される。

この場合、第２図に示すように、第Ｔ−０番目の第２の
走査線に対する画面が黒のときの走査線ｎ、〜ｎ５を記
録するレーザビームの照射エネルギーが分布される。使
用する感光材の記録できる下限の照射エネルギーのしき
い値ＤＩ、と記録が飽和する照射エネルキーのしきい値
Ｄ　Ｉｔを、第２図に示すように設定することにより、
１本の第２の走査線に対する、第２図に破線で示す、合
成した照射エネルギー分布が得られ、隣接する第２の走
査線ごとの重なり部分での記録画像の画質低下を従来に
比べ大幅に小さくできる。

なお、しきい値ＤＬ及びＩ）＋＋に対応して各走査線ｎ
１〜ｎ５を記録するレーザビームのエネルギー強度を選
定することにより、画質を硬調又は軟調に記録すること
も可能である。

し発明の効果〕 以−ト説明したように本発明の走査装置は、多重露光方
式において１本の第２の走査線を形成する複数本の第１
の走査線に対するレーザビームのエネルギー強度をそれ
ぞれの走査線ごとに変化させることにより、走査時間を
従来と同じにして隣接する第２の走査線間のレーザビー
ムのエネルギー強度の変化を小さく制御できるので、画
質が向上するという効果がある。

更に、記録走査の場合、感光材の感度特性に合せて第１
の走査線のそれぞれの記録エネルギーを設定することに
より、記録画質を硬調又は軟調にできるという副次的効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すプロ・ンク図、第２図
は第１図の実施例の動作を説明するための第１の走査線
のレーザビームの照射エネルギー分布を示す特性図であ
る。 ］・・・レーザ光源、２・・・光変調器、３・・・レン
ズ群、４・・回転多面鏡、５・・・Ｆθレンズ、６・・
・走査光学系、７・・・移動台、８・・・バッファメモ
リ、９・・・駆動電力発生回路、１０・・・出力制御回
路、３１゜３２・・・反射鏡、４１・・・モータ、７］
・・感光材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動電力に応じてレーザビームのエネルギー強度を増減
   する光変調器と、入力信号を増幅して前記駆動電力を出
   力する駆動電力発生回路と、走査部位における前記レー
   ザビームの大きさを設定するレンズ群と、前記走査部位
   の主走査方向に前記レーザビームを偏向する回転多面鏡
   とを備え、互に隣接するどうしが重畳する複数本の第１
   の走査線で副走査線密度に対応する１本の第２の走査線
   を形成する走査装置において、前記第２の走査線の前記
   エネルギー強度を前記第１の走査線の中央部から周辺部
   へ低減するよう前記駆動電力発生回路を制御する出力制
   御回路を含むことを特徴とする走査装置。