JPH0852102A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JPH0852102A
JPH0852102A JP21421594A JP21421594A JPH0852102A JP H0852102 A JPH0852102 A JP H0852102A JP 21421594 A JP21421594 A JP 21421594A JP 21421594 A JP21421594 A JP 21421594A JP H0852102 A JPH0852102 A JP H0852102A
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Tadaharu Hosoki
忠治 細木
Tokihiro Kuwabara
時弘 桑原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被洗浄物の出入口から出た湯気が操作パネル
に当たるのを防止する。 【構成】 洗浄室1の前面に開設された扉6付きの出入
口5の上方に、電装品11を内蔵した操作パネル10が
取り付けられている。操作パネル10と出入口5の間に
は湯気接触防止板24が設けられている。湯気接触防止
板24は、操作パネル10の底板14と平行な先上がり
の傾斜姿勢を取り、その先端が操作パネル10の前面ま
で延出している。湯気接触防止板24と操作パネル10
の間に、断熱層となる空気層29が構成されている。す
すぎが終了して食器aを取り出すべく扉6を開放する
と、洗浄室1内にこもった高温の湯気mが出入口5から
出て立ち昇るが、湯気mは湯気接触防止板24に当たっ
て傾斜面に沿って先端側に迅速に流れ、その先端から操
作パネル10の前方に逃げるように排出される。それに
より湯気mが操作パネル10に当たるのが阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機等の温水を
用いて洗浄を行う洗浄機のうち、被洗浄物の出入口の上
方に操作パネルを設けた形式の洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は一般に、洗浄室内に洗浄ノ
ズルとすすぎノズルとをそれぞれ配設するとともに、そ
の洗浄室の前面に扉付きの出入口を設けた構造であっ
て、トレイ等に載せられた食器を洗浄室内に収容して扉
を閉じ、洗浄ノズルから洗浄水を噴出して食器を洗浄し
たのち、すすぎノズルからすすぎ水を噴出してすすぎを
行い、最後に扉を開けて食器を取り出すようになってい
る。そして、その洗浄を操作するための各種電装品を内
蔵した操作パネルを、洗浄室の前面における食器の出入
口の上方に設けたものが一部で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、食器を洗浄
した後のすすぎ工程では、約80℃のすすぎ水によりす
すぎが行われるため、洗浄室内はかなりな高温状態とな
る。したがって、すすぎ工程が終了して食器を取り出す
ために扉を開けると、洗浄室内にこもった高温の湯気が
出入口から出て立ち昇り、上記のように出入口の上方に
操作パネルが設けられた形式のものでは、その湯気が操
作パネルに直接に当たることになる。
【0004】このように操作パネルに湯気が当たると、
操作パネル内が高温となって内蔵された電装品の性能に
悪影響を及ぼしたり、電装品の寿命を短くする等のおそ
れもあった。また、操作パネルは量産化のために合成樹
脂製とする傾向にあるから、パネル自体の劣化や変色を
招く可能性もあった。
【0005】本発明は上記のような事情に鑑み完成され
たものであって、被洗浄物の出入口の上方に操作パネル
を設けたタイプの洗浄機において、出入口から出た湯気
が操作パネルに当たるのを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、被洗浄物を内部に
収容して温水により洗浄を行う洗浄室の前面に、開閉可
能な扉を設けた被洗浄物の出入口を開設するとともに、
その出入口の上方に、電装品を内蔵した操作パネルを設
けてなる洗浄機において、操作パネルと出入口との間
に、その出入口から出て立ち昇った湯気を当てて操作パ
ネルに接触することから回避する湯気接触防止手段を設
けた構成としたところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、湯気接触防止手段が板材によって形成され、先端側
が斜め上方を向いた傾斜姿勢で、かつ、その先端が操作
パネルの前面付近まで延出して設けられている構成とな
っている。
【0008】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。洗
浄が終了して被洗浄物を取り出すために扉を開けると、
洗浄室内にこもった高温の湯気が出入口から出て立ち昇
るが、その湯気は湯気接触防止手段に当たることによっ
て操作パネルに接触することから回避される。したがっ
て、操作パネルが高温に曝されたり、パネル内に湯気が
侵入することが防止される。
【0009】請求項2の発明では、板材からなる湯気接
触防止手段に当たった湯気はその下面によどむことなく
傾斜面に沿って先端側に向けて迅速に流れ、その先端か
ら操作パネルの前方側に向けて排出される。
【0010】
【発明の効果】すなわち、請求項1の発明によれば、操
作パネルが高温に曝されたり、パネル内に湯気が侵入す
る事態が回避されるから、高温や湿気に起因する電装品
の性能劣化等を防止でき、メンテナンスの負担を大幅に
軽減することができる。また、操作パネルが合成樹脂製
である場合に、パネルが劣化したり変色することが防止
でき、長期間にわたって商品価値を維持することができ
る効果がある。
【0011】請求項2の発明によれば、上記の効果に加
え、湯気がよどむことなく操作パネルの前方に迅速に排
出されるから、操作パネルが高温に曝されたり、パネル
内に湯気が侵入することをより確実に防止することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を食器洗浄機に適用した一実施
例を図1乃至図4に基づいて説明する。図1において、
符号1は箱形に形成された洗浄室であって、その内部の
天井側に、洗浄水を噴出する洗浄ノズル2と、高温のす
すぎ水を噴出するすすぎノズル3とが配設されている。
この洗浄室1の底部側には、洗浄水を貯留する洗浄水タ
ンクや、洗浄水とすすぎ水を上記の洗浄ノズル2とすす
ぎノズル3に供給するポンプ等を収納した機械室等が設
けられているが、その詳しい構造の説明は省略する。
【0013】洗浄室1の前面には、食器aを出し入れす
るための出入口5が前面側に突出するようにして開設さ
れ、この出入口5に扉6が設けられている。この扉6
は、内面側の周縁に沿って突壁7が設けられており、図
示しない下縁が出入口5の下縁側に揺動自由に支持され
ている。そして、図2に示すように、上縁側を前方に引
いて傾倒させることによって開放され、上縁側を起こす
と、図1に示すように、突壁7が出入口5の口縁の回り
を囲むように嵌まって、そこに装着されたパッキン8を
介して気密に閉じられる。この出入口5から、洗浄すべ
き食器aがトレイ等に載せられて、洗浄室1内に出し入
れされるようになっている。
【0014】洗浄室1の前面における上記の出入口5の
上方には、操作パネル10が配設されている。この操作
パネル10は、左右方向に細長い箱形に形成されてお
り、その内部に、洗浄の工程を制御するのに必要な各種
の電装品11が、基板12上に取り付けられて収容され
ている。
【0015】操作パネル10の底板14は、後面側が斜
め下方に下がった傾斜面となっており、その底板14の
後縁が全幅にわたって一定寸法垂下されて、さらにその
底板14と平行に後方に延出されることにより、取付片
15が形成されている。一方、洗浄室1の前面における
出入口5の直上位置には、ブラケット17が取り付けら
れている。このブラケット17は、立上板18の上縁に
前端側が斜め上方に傾斜した取付板19を設けた断面略
L字形をなしており、その立上板18が洗浄室1の全面
に当てられて固着されている。そして、そのブラケット
17の取付板19の下面に、上記した操作パネル10の
取付片15が当てられ、長さ方向の両端部と中央部の都
合3箇所においてビス20で止められることにより、操
作パネル10が、その前面を閉じられた扉6の前面と面
一となる姿勢で取り付けられるようになっている。な
お、操作パネル10の前面には、図示しない各種のスイ
ッチが設けられている。また、この操作パネル10の上
面から洗浄室1の上方にわたって、天板22が張られて
いる。
【0016】さて、上記した操作パネル10の底板14
と食器aの出入口5との間には、湯気接触防止板24が
配設されている。この湯気接触防止板24は、図3に示
すように、操作パネル10の横幅に略匹敵する長さを有
し、幅方向の途中で屈曲された段付き状に形成されてお
り、前部側が操作パネル10の奥行きに略匹敵する幅の
湯気の突当部25となっており、後部側が取付部26と
なっている。その突当部25の先端は上面側に折り返さ
れて重ねられており、一方、取付部26の長さ方向の両
端部ならびに中央部の3箇所には、後縁に開口するよう
に切り欠かれた長孔状をなすビス20の挿通孔27が形
成されている。
【0017】この湯気接触防止板24を取り付ける際に
は、図4に示すように、まず、操作パネル10の取付片
15をブラケット17の取付板19の下面に当てて、3
本のビス20によって仮止めする。そして、湯気接触防
止板24の取付部26を、その挿通孔27をビス20に
合わせて同図の矢線に示すように差し込み、しかるの
ち、各ビス20を本締めしていわゆる共締めすることに
よって、操作パネル10と湯気接触防止板24がブラケ
ット17に併せて固定される。その際、湯気接触防止板
24の突当部25は、図1、2に示すように、操作パネ
ル10の底板14と平行な先上がりの斜め姿勢となり、
また、突当部25が操作パネル10の底板14の下面側
を全面にわたって遮った状態となる。また、湯気接触防
止板24の突当部25と操作パネル10の底板14の間
に一定の間隔が開けられて、その間に断熱層となる空気
層29が構成されるようになっている。
【0018】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその作用を説明する。食器aの洗浄を行う際は、ま
ず、扉6を前方に引いて開けたのち、洗浄する食器aを
トレイ等の上に載せて出入口5から洗浄室1内に収容
し、その後に扉6を起こして密閉する。かかる状態で、
洗浄ノズル2から食器aに向けて洗浄水が吹き付けられ
ることによって洗浄が行われ、続いて、図1に示すよう
に、すすぎノズル3から約80℃と高温のすすぎ水wが
食器aに向けて吹き付けられることによってすすぎが行
われる。その際、洗浄室1内には高温の湯気がこもった
状態となる。
【0019】すすぎが終わったら、食器aを取り出すべ
く扉6を開く。それにより、図2に示すように、洗浄室
1内の湯気mが出入口5から出て立ち昇るが、その湯気
mは湯気接触防止板24の突当部25に突き当たり、こ
の突当部25は斜め上方に傾斜していることから、湯気
mが突当部25の下面によどむことなくその傾斜に沿っ
て先端側に向けて迅速に流れ、また、その突当部25の
先端は操作パネル10の前面と対応する位置まで延出し
ているから、その突当部25の先端から操作パネル10
の前方側に向けて排出される。また、湯気接触防止板2
4の突当部25と操作パネル10の底板14との間は間
隔が開けられていて、その間に空気層29が構成されて
いるから、その空気層29が断熱層として機能して、湯
気接触防止板24の下面にある湯気mの熱が操作パネル
10に伝達されるのが有効に阻止される。
【0020】このように本実施例によれば、扉6を開け
た際に出入口5から出て立ち昇った湯気mは、湯気接触
防止板24の突当部25に当たって操作パネル10の前
方に逃がされることとなって、操作パネル10に直接に
接触することが防止され、また、湯気接触防止板24の
下面側に熱がこもることなく、なおかつ、操作パネル1
0との間に断熱層が設けられることにより、操作パネル
10が湯気接触防止板24の下面側から湯気mの熱を受
けることも極力阻止される。それにより、操作パネル1
0が高温に曝されたり、パネル10内に湯気が侵入する
事態が回避されるから、高温や湿気に起因する電装品1
1の性能劣化等が防止され、メンテナンスの負担が大幅
に軽減される。また、操作パネル10が合成樹脂製であ
る場合に、パネル10が劣化したり変色することが防止
され、長期間にわたってその商品価値が維持される。
【0021】また、湯気接触防止板24の取付部分の構
造が、ブラケット17の取付板19の下面に操作パネル
10の取付片15を重ね、さらに湯気接触防止板24の
取付部26を重ねてビス20で共締めするようになって
いるため、仮に、湯気接触防止板24のビス20の挿通
孔が単なる円形孔や長孔であると、その挿通孔を操作パ
ネル10とブラケット17のねじ孔に合わせつつ、3枚
の板を貫通してビス20をねじ込まねばならないので、
作業がきわめてやりにくい。その点、本実施例では、湯
気接触防止板24のビス20の挿通孔27を、後縁側に
開口した切欠き状としたから、既述したように、ブラケ
ット17に操作パネル10を先にビス20で仮止めした
のち、湯気接触防止板24を差し込んで本締めすればよ
いから、湯気接触防止板24の取付作業を簡単に行うこ
とができる。
【0022】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。 (1)上記実施例では、湯気接触防止板24を操作パネ
ル10と共締めして取り付けるようにしたが、湯気接触
防止板24を操作パネル10とは別々に取り付けるよう
にしてもよい。 (2)また、本発明は、食器以外の被洗浄物を洗浄する
他の洗浄機にも同様に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る食器洗浄機のすすぎ
を行っている状態を示す部分断面図である。
【図2】 そのすすぎが終了して扉を開けた状態の部分
断面図である。
【図3】 湯気接触防止板の斜視図である。
【図4】 湯気接触防止板の取付手順を説明する拡大断
面図である。
【符号の説明】
a…食器(被洗浄物) w…すすぎ水 m…湯気 1…
洗浄室 3…すすぎノズル 5…出入口 6…扉 10
…操作パネル 11…電装品 24…湯気接触防止板
(湯気接触防止手段) 25…突当部 29…空気層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を内部に収容して温水により洗
    浄を行う洗浄室の前面に、開閉可能な扉を設けた被洗浄
    物の出入口を開設するとともに、その出入口の上方に、
    電装品を内蔵した操作パネルを設けてなる洗浄機におい
    て、前記操作パネルと前記出入口との間に、その出入口
    から出て立ち昇った湯気を当てて操作パネルに接触する
    ことから回避する湯気接触防止手段を設けたことを特徴
    とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記湯気接触防止手段が板材によって形
    成され、先端側が斜め上方を向いた傾斜姿勢で、かつ、
    その先端が前記操作パネルの前面付近まで延出して設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
JP21421594A 1994-08-15 1994-08-15 洗浄機 Expired - Fee Related JP3158132B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100417363C (zh) * 2003-09-28 2008-09-10 乐金电子(天津)电器有限公司 洗碗机的蒸汽排出装置
CN108937786A (zh) * 2018-07-17 2018-12-07 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗涤控制方法、洗碗机及计算机可读存储介质

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