JPH11346977A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JPH11346977A
JPH11346977A JP10163698A JP16369898A JPH11346977A JP H11346977 A JPH11346977 A JP H11346977A JP 10163698 A JP10163698 A JP 10163698A JP 16369898 A JP16369898 A JP 16369898A JP H11346977 A JPH11346977 A JP H11346977A
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国興 本田
Mitsunori Niimura
光則 新村
Tetsuo Harada
哲夫 原田
Yasuhisa Fukui
康久 福井
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】収容庫内に送り込まれた空気を効率良く熱風に
することができる食器洗い乾燥機を提供すること。箸等
の小さな食器等に焼き焦げがつくことを確実に防止でき
る食器洗い乾燥機を提供すること。 【解決手段】ヒータ8を、正面から見てアーム7の右側
に配置する。ヒータカバー9は、上方からヒータ8を覆
う。ヒータカバー9は、表面に多数の孔51を有する。
孔51は、たとえば箸が通過しない程度の大きさの小孔
で構成される。ダクト17は、吹出口16から収容庫と
しての洗浄室2の後面に沿って配置されており、吹出口
16に連通する。ダクト17を通る空気は、直接ヒータ
8に吹き付け、効率良く空気を加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食器の洗いおよ
びすすぎを行い、洗浄後の食器を乾燥させる食器洗い乾
燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、収容庫内にセットされた食器
に洗浄水を噴射して食器を洗浄し、さらに洗浄後の食器
を乾燥させる食器洗い乾燥機が知られている。
【0003】このような食器洗い乾燥機としては、たと
えば、ヒータの熱に加えて風によって、食器かご内の食
器の乾燥を行うものが知られている。この食器洗い乾燥
機では、収容庫と食器洗い洗浄器の後面を形成する後面
パネルとの間に、収容庫内に空気を送り込むための送風
ファンが備えられている。後面パネルの所定位置に形成
された吸気口から外部の空気が送り込まれ、送り込まれ
た空気は収容庫の後面に形成された吹出口から収容庫内
に送り込まれる。ヒータは、たとえば略W字状に形成さ
れたシーズヒータで構成されており、収容庫の底部に配
置されている。送り込まれた空気は、ヒータによって加
熱されて熱風となり、洗い後の濡れた食器を乾燥させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、収容庫内
の空気を効率良く熱風にするためには、吹出口から送り
込まれる空気が、収容庫内に配置されたヒータに向けて
吹き付けられるのが好ましい。
【0005】また、上記従来の方式では、ヒータがむき
出しの状態とされているので、たとえば箸やスプーン等
の小さな食器が、食器かごの格子の目を抜けてヒータ上
に落下すると、ヒータを破損したり、ヒータの発熱によ
って焼け焦げがつくおそれがある。
【0006】そこで、この発明の目的は、収容庫内に送
り込まれた空気を効率良く熱風にすることができる食器
洗い乾燥機を提供することである。
【0007】また、この発明の他の目的は、箸等の小さ
な食器等に焼け焦げがつくことを確実に防止できる食器
洗い乾燥機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、食器を収容して洗浄および
乾燥するための収容庫を有する食器洗い乾燥機におい
て、収容庫内の底面に配置されたヒータと、収容庫内に
送り込まれる空気を上記ヒータへ誘導するためのダクト
と、上記ヒータに近接して配置されたヒータ上を覆うカ
バーとを含むことを特徴とする食器洗い乾燥機である。
【0009】請求項1記載の発明の構成によれば、ダク
トを通って収容庫内に送り込まれる空気は、直接ヒータ
に吹き付けられるので、ヒータによって効率良く加熱さ
れる。また、収容庫内に送り込まれる空気は、ヒータに
吹き付けられて加熱されると同時に、ヒータに近接配置
されて熱くなったカバーを冷やす。このように、ヒータ
およびカバーによって加熱された空気が収容庫内に行き
渡る。
【0010】また、ヒータ上を覆うカバーが設けられる
ので、箸等が食器かごからカバー上に落下した場合であ
っても、ヒータに直接当接しない結果、この箸等が焼け
焦げることはない。さらに、カバーが、送り込まれた空
気によって冷やされるので、落下した箸等がこのカバー
によって焼け焦げることもない。
【0011】請求項2記載の食器洗い乾燥機は、請求項
1記載の発明において、上記カバーには、ヒータで加熱
された空気が通過し得る多数の孔が形成されていること
を特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明の構成によれば、加熱
された空気の一部は、孔を通過してカバー外に送られる
ので、熱風が多方面へ送り出される結果、熱風を収容庫
内にまんべんなく行き渡らせることができる。また、空
気がカバー上の孔を通過することにより、ヒータによっ
て熱くなったカバーに多量の空気が接触する結果、カバ
ーをより効率良く冷却できるとともに、空気はカバーに
よって、より効率良く加熱される。また、カバーが効率
良く冷却されるので、箸等がカバー上に落下した場合
に、カバーによる焼け焦げを確実に防止できる。
【0013】請求項3記載の食器洗い乾燥機は、請求項
2記載の発明において、上記多数の孔は、カバー上に落
下した箸等がヒータに達しない小孔であることを特徴と
するものである。
【0014】請求項3記載の発明の構成によれば、たと
えば、箸等が食器かごからカバー上に落下した場合であ
っても、小孔を通ってヒータに達することがないので、
この箸等の焼け焦げを確実に防止できる。なお、箸等と
は、箸の他に、スプーンやフォーク等の小さな食器を含
む趣旨である。
【0015】請求項4記載の食器洗い乾燥機は、請求項
1ないし3のいずれかに記載の発明において、収容庫内
の底面は、上記ヒータの配置位置が一段低くされてお
り、上記カバーは、ヒータ配置位置に隣接する収容庫の
底面と略面一に配置されていることを特徴とするもので
ある。
【0016】請求項4記載の発明の構成によれば、ヒー
タは、一段低くされた底面に近接して配置され、ヒータ
上を覆うカバーが収容庫の底面と略面一とされている。
したがって、カバーが収容庫の底面から上方に出っぱる
ことがないので、アームの回転が妨げられない。
【0017】請求項5記載の食器洗い乾燥機は、請求項
4記載の発明において、上記カバーの先端は、一段低く
された底面方向に向かって曲げられており、曲げられた
カバーの一部は切り欠かれて、ヒータで加熱された空気
が切欠きから所望の方向へ吹き出すようにされているこ
とを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の発明の構成によれば、ヒー
タによって加熱された空気は、主に切欠きから収容庫内
に送り出されて、収容庫内全域に行き渡る。また、曲げ
られたカバーの先端の一部を切り欠くことにより、容易
にカバーを通過する空気の方向を決定することができ
る。
【0019】また、カバーの先端が空気の流れに沿って
斜方に曲げられていればさらに好ましく、ヒータによっ
て加熱された空気は、よりスムーズに熱風を切欠きから
収容庫内全域にわたるように送り出される。したがっ
て、乾燥むらを生じるおそれはない。
【0020】請求項6記載の食器洗い乾燥機は、請求項
1ないし5のいずれかに記載の発明において、上記ダク
トの一部は収容庫内の背面の一部に沿って設けられ、上
記カバーの後縁を係止するカバー係止部が備えられ、ヒ
ータ配置位置の底面にはヒータを支持するヒータ支持具
が立設されており、ヒータ支持部の上方にはカバー受部
が形成されており、さらに収容庫内の側面には、カバー
の側縁を受ける受部が形成されていて、カバーは、ダク
トのカバー係止部、ヒータ支持部の上方に形成されたカ
バー受部および収容庫側面の受部の三箇所で保持されて
いることを特徴とするものである。
【0021】請求項6記載の発明の構成によれば、三箇
所で支持されるので、安定にカバーを支持することがで
きる。また、ダクトによってカバーの後端が支持される
ので、収容庫内に送り込まれる空気をより確実にカバー
下のヒータへと導くことができる。
【0022】請求項7記載の食器洗い乾燥機は、請求項
4または6記載の発明において、ヒータ配置位置に隣接
する収容庫の底面と上記カバーとの間には、ヒータで加
熱された空気が通過する隙間が形成されていることを特
徴とするものである。
【0023】請求項7記載の発明の構成によれば、収容
庫の底面とカバーとの間に隙間が形成されれば、この隙
間からも加熱された空気がカバー外に送られるので、収
容庫内全域によりまんべんなく熱風を行き渡らせること
ができる。したがって、乾燥むらの発生をより確実に防
止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の食器
洗い乾燥機を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、この発明の一実施形態の食器洗い
乾燥機の内部構成を一部破断して示す斜視図である。な
お、扉を開いた状態で示している。この食器洗い乾燥機
1は、収容庫としての箱状の洗浄室2と、洗浄室2の上
面および両側面を覆うカバー3と、カバー3の後部に取
り付けられて、食器洗い乾燥機1の後面を形成する後面
パネル4とを備えている。洗浄室2は、前面に開口を有
しており、この前面開口を塞ぐことのできる開閉可能な
開閉扉5が備えられている。
【0026】収容庫としての洗浄室2には、前面開口を
介して、被洗浄物としての食器を収容して保持するため
の食器かごを出し入れすることができる。また洗浄室2
の底面6近傍の略中央には、食器かごに収容された食器
に対して下方から水を噴射するアーム7が配置されてい
る。洗浄室2の底部にはまた、アーム7を避けた位置に
ヒータ8(図3参照)がヒータカバー9に覆われた状態
で配設されている。このように、ヒータ8上を覆うヒー
タカバー9が設けられるので、たとえば、箸が食器かご
からヒータカバー9上に落下した場合であっても、ヒー
タ8に直接当接しないので、この箸が焼け焦げることは
ない。
【0027】洗浄室2の後面からは、図外の水道などに
接続される給水管35(図2参照)を通って送られてき
た水が供給される。洗浄室2内に供給された水は、洗浄
室2の底部に溜められ、ヒータ8によって加熱されて温
水となる。洗浄室2の底部の前側には、食器から落とさ
れた残菜などを捕獲するフィルタ11が設けられてお
り、このフィルタ11の下方にはまた、洗浄室2内の水
を集めることができる集水部が形成されている。この集
水部は、周囲よりも数段低く形成されている。この集水
部に集められた水が、アーム7に送られる。
【0028】アーム7に送られた水は、アーム7の上面
に形成された複数のノズル12から、食器かご内に収容
された食器に向けて噴射される。このとき、アーム7
は、ノズル12から噴射される噴水流の反力によって一
方向に反転される。ノズル12から噴射される水は食器
かご(図示せず)内の食器にまんべんなく吹き付けられ
て、食器がむらなく洗浄される。また、集水部は、機外
に延びた排水管24(図2参照)に連通されている。集
水部に集められた水は、ポンプ等の駆動により、機外へ
と排出される。
【0029】この食器洗い乾燥機1は、洗浄後の食器を
乾燥させる機能を有している。
【0030】洗浄室2の後方には、洗浄室2内に空気を
送り込むための送風ファン21(図2参照)が備えられ
ている。送風ファン21が駆動されて、後面パネル4に
形成された吸気口29,30(図2参照)から吸い込ま
れた空気は、洗浄室2の後面に形成された吹出口16か
ら洗浄室2内に送り込まれる。吹出口16に送られた空
気は、一端が吹出口16に取り付けられたダクト17を
通って、ヒータ8(図3参照)近傍からヒータ8に向か
って吹き出されるようになっている。ヒータ8(図3参
照)によって加熱された空気は、食器を乾燥させながら
洗浄室2に行き渡り、開閉扉5に形成された排気口18
から排出される。
【0031】図2は、食器洗い乾燥機を斜め後方から見
たときの斜視図であり、後面パネル4が取り外された状
態が示されている。
【0032】洗浄室2の後方には、洗浄室2内に空気を
送り込むための送風ファン21が備えられている。送風
ファン21は、洗浄室2の後方に取り付けられた渦形ケ
ーシング22と、渦形ケーシング22内に回動自在に設
けられた送風インペラと、送風インペラを回転させるた
めのファンモータ23とを備えている。渦形ケーシング
22の下端は吹出口16に対応する位置まで延びてい
る。
【0033】渦形ケーシング22の後面には、後端縁が
後面パネル4に接触する位置まで区画周壁27が立設さ
れており、この区画周壁27と後面パネル4とによって
吸気風路25が構成されている。区画周壁27は、洗浄
室2の後方から見たときの形状が略逆U字状であり、こ
の略逆U字状の端部同士を連結させた連結壁部28に第
2吸気口30が形成されている。
【0034】また、ファンモータ23は、区画周壁27
で囲まれた空間内に配置されている。ファンモータ23
によって、渦形ケーシング22内に取り付けられた送風
インペラは回転される。
【0035】また、後面パネル4には、第1吸気口29
が設けられている。この第1吸気口29は、多数の小孔
から構成されており、ファンモータ23よりも下方に位
置する風路内に外部の空気を取り込むことができる。し
たがって、ファンモータ23によって送風インペラが回
転されると、第1吸気口29から風路内に取り入れられ
た外部の空気、および第2吸気口30から補助的に取り
入れられた空気は、ファンモータ23を通過して、渦形
ケーシング22内へと吸い込まれる。そして、渦形ケー
シング22内に吸い込まれ、渦形ケーシング22と洗浄
室2の後面とによって区画される風路を通って、吹出口
16に送られて、ダクト17を通って、洗浄室2内に送
り出される。なお、後面パネル4には、換気口31が形
成されており、洗浄室2から吸気風路25内に流入した
蒸気を外部に逃がすことができるようになっている。
【0036】また、35は、給水管であり、図外の水道
管などに接続されている。この給水管35は、渦形ケー
シング22と洗浄室2の後面とによって区画される上記
風路に連通されている。したがって、水は、給水管35
および上記風路を経て、外部からの空気と同様に、吹出
口16からダクト17を通って洗浄室2に送られる。ま
た、24は排水管であり、この渦形ケーシング22から
排水管24は、洗浄室2の後方に向けて延びており、
洗浄室2の後方で逆U字状に湾曲されて、さらに機外に
延びている。
【0037】図3は、ヒータカバーを取り外した状態
を、開閉扉を開けて見たときの図である。吹出口16
は、洗浄室2の後面の下部であって、正面視における略
中央に形成されている。この吹出口16にダクト17が
接続されている。ダクト17は、吹出口16から洗浄室
2の後面に沿って配置されており、吹出口16に連通し
ている。このダクト17は、右側下端に略矩形に開口さ
れて、吹出しグリル41が形成されている。吹出しグリ
ル41は、開口の周縁から前方に延びる枠42を有して
いる。この枠42の上方には、ヒータカバー9を係止す
るためのカバー係止部43が設けられている。カバー係
止部43は、この部材の正面から見て略T字形であり、
ダクト17の表面から延びるものである。
【0038】ヒータ8は、正面から見て、アーム7の右
側に配設されている。ヒータ8は、たとえば略W字状に
蛇行したシーズヒータ8で構成されており、洗浄室2内
の底面6の右側縁6bに沿って配置されている。なお、
ヒータ8としては、上記の略W字状のシーズヒータ8に
限られず、たとえば略U字状のシーズヒータ8であって
もよい。また、シーズヒータ8以外にも、洗浄室2外に
発熱体が配設されて、この発熱体からの熱を誘導する部
材でヒータ8が構成されていてもよい。
【0039】上述のように、食器の乾燥時には、空気が
上記ダクト17を通って洗浄室2内に送られ、直接ヒー
タ8に吹き付けられる。よって、ヒータ8によって効率
良く加熱される。また、洗浄室2内に送り込まれる空気
は、ヒータ8に吹き付けられて加熱されると同時に、ヒ
ータ8に近接配置されて熱くなったヒータカバー9を冷
やす。したがって、落下した箸等がヒータカバー9によ
って焼け焦げることはない。このようにして、ヒータ8
およびヒータカバー9によって加熱された空気が洗浄室
2内に行き渡る。なお、上述のように、洗浄室2内への
給水時には、水がこのダクト17を通って洗浄室2内に
送られる。
【0040】洗浄室2の底面6は、上記ヒータ8の配置
位置が段部44によって一段低くされている。この段部
44は斜方に傾いている。下段面45には、洗浄室2内
に溜められた温水の温度およびヒータ8近傍の雰囲気の
温度を検出するための温度センサ32が、ヒータ8に近
接して2つ配設されている。この段部44によって、洗
浄室2の底面6は、上段面46と下段面45とに区画さ
れている。上段面46は、洗浄室2の底面6の中央領域
から後縁6a近傍を経て洗浄室2の右側縁6b近傍まで
延びている。
【0041】また、下段面45の略中央からは、略W字
状に蛇行したヒータ8の一部を直接支持する一対のヒー
タ支持具47,48が立設されている。このヒータ支持
具47,48は、略W字状に蛇行するヒータ8の直線部
分の中央よりやや前方部分の二箇所を支持している。こ
の一対のヒータ支持具47,48のうち一方(図3で示
す左側)のヒータ支持具47の上方には、カバー受部4
9が形成されている。このカバー受部49は、ヒータ支
持具47の上端で左側に曲げられて形成されており、ヒ
ータカバー9との接合用のねじ孔50を有している。こ
のねじ孔にちょうねじ56(図1参照)を嵌めることに
よって、ヒータカバー9の洗浄室2内への固定が図られ
る。なお、ヒータ支持具47,48は、この食器洗い乾
燥機の洗浄室2内と同様、ステンレス製である。
【0042】図4は、ヒータカバーを取り付けたときの
平面図である。また、図5は、右側側面から見たときの
側面図である。図1,図4および図5を参照して、ヒー
タカバー9について説明する。
【0043】ヒータカバー9は、さびにくい金属、たと
えばステンレス製の板状部材からなり、多数の孔51を
有している。この孔51は、たとえば箸が通過しない程
度の大きさの小孔で構成されている。この多数の小孔5
1を通過して、ヒータ8で加熱された空気がヒータカバ
ー9の上方に送り出される。したがって、加熱された空
気の一部は、小孔51を通過してヒータカバー9外に送
られるので、熱風が洗浄室2内の多方面へ送り出される
結果、熱風を洗浄室2内にまんべんなく行き渡らせるこ
とができる。また、空気がヒータカバー9上の孔51を
通過することにより、ヒータ8によって熱くなったヒー
タカバー9に多量の空気が接触する結果、ヒータカバー
9をより効率良く冷却できるとともに、空気はヒータカ
バー9によって、より効率良く加熱される。また、箸等
が食器かご(図示せず)からヒータカバー9上に落下す
ることがあっても、この小孔51を通ってヒータ8に達
することがないので、この箸等の焼け焦げを確実に防止
できる。また、ヒータカバー9を効率良く冷却できるの
で、箸等がヒータカバー9上に落下した場合に、ヒータ
カバー9による焼け焦げを確実に防止できる。
【0044】また、図5に示すように、ヒータカバー9
の後方には、曲げられて形成された段部54が設けられ
ている。この段部54は、後方に向かって上り傾斜がつ
けられている。段部54が設けられているため、ヒータ
カバー9は、図5に示すように、後端がダクト17の段
部54に重なるように配置されることとなる。ヒータカ
バー9の後端縁には、V溝52が形成されており、ダク
ト17に形成されるヒータカバー9のカバー係止部43
と係合する。このようにヒータカバー9が取り付けられ
た状態では、ヒータカバー9は、カバー係止部43、カ
バー受部49および洗浄室2の右側縁6b近傍の上段面
46の三箇所で保持されている。このようにヒータカバ
ー9が、三箇所で保持されるので、安定にヒータカバー
9を支持することができる。
【0045】このヒータカバー9の後端縁に形成された
V溝52が、ダクト17の表面から立ち上げられたカバ
ー係止部43と係合し、ダクト17の送風口からはダク
ト17を通った空気が送り出される。したがって、ダク
ト17の表面よりも前方に突出した送風口から空気が送
り出されるので、空気は直接ヒータ8に吹き付けられ
る。
【0046】このように、ダクト17の一部に設けられ
たカバー係止部43によってヒータカバー9の後端が支
持されているので、洗浄室2内に送り込まれる空気をよ
り確実にヒータカバー9下のヒータ8へと導くことがで
きる。
【0047】また、ヒータカバー9の前端は、左前端部
より後方へゆるやかに傾斜がつけられている。このヒー
タカバー9の前端は、底面6の下段面45に向いて曲げ
られている。曲げられたヒータカバー9の一部は切り欠
かれている。この切欠き55によって、ヒータ8で加熱
された空気を所望の方向へ吹き出される。このように、
ヒータ8によって加熱された空気は、主に切欠き55か
ら洗浄室2内に送り出されて、洗浄室2内全域に行き渡
る。また、曲げられたヒータカバー9の前端の一部を切
り欠くことにより、容易にヒータカバー9を通過する空
気の方向を決定することができる。
【0048】また、本実施形態のように、ヒータカバー
9の前端に空気の流れに沿った傾きがつけられていれ
ば、ヒータ8によって加熱された空気は、よりスムーズ
に熱風を切欠きから洗浄室2内の全域にわたるように送
り出される。したがって、乾燥むらを生じるおそれはな
い。
【0049】さらに、図4に示すように、ヒータカバー
9は、底面6の略中央部に形成された上段面46と隙間
53がある状態で配置されている。この隙間53から
も、ヒータ8で加熱された空気が通過して、ヒータカバ
ー9の上面へと送り出される。したがって、洗浄室2内
全域によりまんべんなく熱風を行き渡らせることができ
る。この結果、乾燥むらの発生をより確実に防止するこ
とができる。また、上述のように、上段面46およびカ
バー受部49に直接支持されたヒータカバー9は、図5
に示すように上段面46と略面一に配置される。したが
って、ヒータカバー9が洗浄室2の底面6から上方に出
っぱることがないので、アーム7の回転が妨げられな
い。
【0050】この発明の実施形態の説明は以上の通りで
あるが、この発明は上述の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば、ダクト17は、洗浄室2内の後面に
設けられた吹出口16に取り付けられるものとしたが、
洗浄室2内に配置されずに洗浄室2の後方に配置されて
いるものであってもよい。
【0051】また、この発明は、上述した実施形態に係
る食器洗い乾燥機1の他、開閉扉が上方へスライドして
開く形式の装置、洗浄室の底面ではなく側面等に洗浄水
噴射ノズルが備えられている形式の装置、食器収容かご
が2段等の多段構成になった装置、食器収容かごを上方
へ取り出すような装置等の、上記実施形態の形式とは異
なる食器洗い乾燥機に対しても適用することができる。
【0052】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
内で種々の変更を施すことが可能である。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ダクトを
通って収容庫内に送り込まれる空気は、直接ヒータに吹
き付けられるので、ヒータによって効率良く加熱され
る。また、収容庫内に送り込まれる空気は、ヒータに吹
き付けられて加熱されると同時に、ヒータに近接配置さ
れて熱くなったカバーを冷やす。このようなヒータおよ
びカバーによって加温された空気が収容庫内に行き渡
る。
【0054】また、ヒータ上を覆うカバーが設けられる
ので、箸等が食器かごからカバー上に落下した場合であ
っても、ヒータに直接当接しない結果、箸等が焼け焦げ
ることはない。さらに、送り込まれた空気によってカバ
ーが冷やされるので、落下した箸等がこのカバーによっ
て焼け焦げることもない。
【0055】請求項2記載の発明によれば、加熱された
空気の一部は、孔を通過してカバー外に送られるので、
熱風が多方面へ送り出される結果、熱風を収容庫内にま
んべんなく行き渡らせることができる。
【0056】また、空気がカバー上の孔を通過すること
により、ヒータによって熱くなったカバーに多量の空気
が接触する結果、カバーをより効率良く冷却できるとと
もに、空気はカバーによって、より効率良く加熱され
る。また、カバーを効率良く冷却できるので、箸等がカ
バー上に落下した場合に、カバーによる焼け焦げを確実
に防止できる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、たとえば、
箸等が食器かごからカバー上に落下した場合であって
も、小孔を通ってヒータに達することがないので、この
箸等の焼け焦げを確実に防止できる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、ヒータは、
一段低くされた底面に近接して配置され、ヒータ上を覆
うカバーが収容庫の底面と略面一とされている。したが
って、カバーが収容庫の底面から上方に出っぱることが
ない結果、アームの回転が妨げられない。
【0059】請求項5記載の発明によれば、ヒータによ
って加熱された空気は、主に切欠きから収容庫内に送り
出されて、収容庫内全域に行き渡る。また、曲げられた
カバーの先端の一部を切り欠くことにより、容易にカバ
ーを通過する空気の方向を決定することができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、三箇所で支
持されるので、安定にカバーを支持することができる。
また、ダクトによってカバーの後端が支持されるので、
収容庫内に送り込まれる空気をより確実にカバー下のヒ
ータへと導くことができる。
【0061】請求項7記載の発明によれば、収容庫の底
面とカバーとの間に隙間が形成されれば、この隙間から
も加熱された空気がカバー外に送られるので、収容庫内
全域によりまんべんなく熱風を行き渡らせることができ
る。したがって、乾燥むらの発生をより確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の食器洗い乾燥機の内部
構成を一部破断して示す斜視図である。
【図2】食器洗い乾燥機を斜め後方から見たときの斜視
図であり、後面パネルが取り外された状態が示されてい
る。
【図3】ヒータカバーを取り外した状態を、開閉扉を開
けて見たときの図である。
【図4】ヒータカバーを取り付けたときの平面図であ
る。
【図5】洗浄室を右側側面から見たときの要部側面図で
ある。
【符号の説明】
1 食器洗い乾燥機 2 洗浄室(収容庫) 4 後面パネル 5 開閉扉 7 アーム 8 ヒータ 9 ヒータカバー 11 フィルタ 12 ノズル 16 吹出口 17 ダクト 18 排気口 32 温度センサ 35 給水管 43 カバー係止部 44 段部 45 下段面 46 上段面 47,48 ヒータ支持具 49 カバー受部 50 ねじ孔 51 小孔 52 V溝 53 隙間 54 段部 55 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 康久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食器を収容して洗浄および乾燥するための
    収容庫を有する食器洗い乾燥機において、 収容庫内の底面に配置されたヒータと、 収容庫内に送り込まれる空気を上記ヒータへ誘導するた
    めのダクトと、 上記ヒータに近接して配置されたヒータ上を覆うカバー
    とを含むことを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】上記カバーには、ヒータで加熱された空気
    が通過し得る多数の孔が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】上記多数の孔は、カバー上に落下した箸等
    がヒータに達しない小孔であることを特徴とする請求項
    2記載の食器洗い乾燥機。
  4. 【請求項4】収容庫内の底面は、上記ヒータの配置位置
    が一段低くされており、 上記カバーは、ヒータ配置位置に隣接する収容庫の底面
    と略面一に配置されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】上記カバーの先端は、一段低くされた底面
    方向に向かって曲げられており、曲げられたカバーの一
    部は切り欠かれて、ヒータで加熱された空気が切欠きか
    ら所望の方向へ吹き出すようにされていることを特徴と
    する請求項4記載の食器洗い乾燥機。
  6. 【請求項6】上記ダクトの一部は収容庫内の背面の一部
    に沿って設けられ、上記カバーの後縁を係止するカバー
    係止部が備えられ、 ヒータ配置位置の底面にはヒータを支持するヒータ支持
    具が立設されており、ヒータ支持部の上方にはカバー受
    部が形成されており、 さらに収容庫内の側面には、カバーの側縁を受ける受部
    が形成されていて、 カバーは、ダクトのカバー係止部、ヒータ支持部の上方
    に形成されたカバー受部および収容庫側面の受部の三箇
    所で保持されていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の食器洗い乾燥機。
  7. 【請求項7】ヒータ配置位置に隣接する収容庫の底面と
    上記カバーとの間には、ヒータで加熱された空気が通過
    する隙間が形成されていることを特徴とする請求項4ま
    たは6記載の食器洗い乾燥機。
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