JPH08511575A - 非イオン界面活性剤の安定な水性乳濁液 - Google Patents
非イオン界面活性剤の安定な水性乳濁液Info
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Abstract
(57)【要約】
疎水性非イオン界面活性剤、および親水性非イオン界面活性剤、および粘度を低下させ且つ気泡を排除するためのシリコーンを含んでなることを特徴とする、安定な水性乳濁液を開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
非イオン界面活性剤の安定な水性乳濁液
技術分野
本発明は、クリーニング組成物に関する。より詳細には、本発明に係るクリー
ニング組成物は、洗濯物の前処理または硬質表面のクリーニングに特に好適な非
イオン界面活性剤の安定な水性乳濁液に関するものである。
背景技術
各種のクリーニング組成物は、従来技術において記載されてきた。例えば、同
時係属欧州特許出願EP第92870188.7号明細書には非イオン界面活性
剤系の水性乳濁液である特定の種類のクリーニング組成物が記載されている。こ
のような乳濁液は、過酸化水素またはその水溶性源および過酸化水素から分離す
ることが必要である液体疎水性漂白活性剤または他の疎水性成分を含む漂白組成
物の処方において好ましく応用されている。或いは、このような乳濁液は、過酸
化水素を含有しない製品を処方するために使用できる。後者の場合には、このよ
うな乳濁液は、有用であることがある。その理由は、それらが所定の疎水性成分
を水相(それと前記疎水性成分が例えば加水分解によって反応することがある)
から分離して保つことを可能にするからである。このような乳濁液の別の利点は
、通常審美的観点(におい)および毒性上の理由で望ましくないアルコールまた
は溶媒混合物を使用する必要なしに、非常に低い水中溶解度を有する成分を処方
するための手段を提供することである。
このような乳濁液の場合、特に比較的高濃度の界面活性剤、例えば、約8%を
含有する乳濁液の場合の問題は、重要な粘度が増大する傾向があり、このことが
前記乳濁液を分与することを困難にさせ且つこのように消費者の見地から許容で
きないことである。
すなわち、本発明の目的は、粘度を好都合に制御することができる非イオン界
面活性剤の水性乳濁液を処方することにある。
クメンスルホン酸ナトリウム、ポリアクリレートなどの各種の粘度剤は、この
文脈で試みられ、粘度を低下させるが、相安定性も低下する。
このように、本発明の別の目的は、適切な物理的安定性を維持しながら粘度を
好都合に制御できる非イオン界面活性剤の水性乳濁液を提供することにある。
このような非イオン界面活性剤の水性乳濁液を調製するためには、成分を一緒
に激しく混合することが必要である。この激しい混合時に、組成物の美観と安定
性との両方に有害である多量の気泡が発生する。事実、界面活性剤は、前記気泡
によって発生する空気/液体界面において濃縮する傾向がある。このように、組
成物がより多い気泡を含有すればする程、界面活性剤は、分散相の液滴の安定化
に余り利用できないであろう。気泡のこの問題は、非イオン界面活性剤の水性乳
濁液が擬似塑性流体であり、即ち、低い剪断速度においてより高い粘度を有する
ので、悪化する。従って、混合時、即ち、低粘度において発生する気泡は、混合
が停止する時に組成物にトラップされるようになり、従って、粘度は上がる。同
じ理由で、気泡は、製品をビンから出して別の容器即ち投与装置に移す時、また
はビンを振とうする時にも組成物にトラップされるようになる傾向がある。
このように、本発明の別の目的は、気泡を実質上含まず且つこのように美観お
よび安定性のために許容できる非イオン界面活性剤の水性乳濁液を提供すること
にある。
これらの目的は、シリコーン化合物を含む非イオン界面活性剤の水性乳濁液を
処方することによって効率的に満たすことができることが今や見出された。換言
すれば、シリコーン化合物は、添加前に粘度がどのようなものであっても、非イ
オン界面活性剤系を含む水性乳濁液の粘度を減少し且つ気泡を実質上排除させる
ことが今や見出された。追加的に、予想外に、シリコーン化合物を含む乳濁液は
、前記シリコーン化合物なしの乳濁液より物理的に安定であることが見出された
。
本発明は、処方する際の大きい融通性を可能にし且つ消費者によって最も効率
的な方法で使用するのに好適な安定な水性乳濁液を提供する。
前記シリコーン化合物が洗濯組成物の文脈で抑泡剤としてだけ知られているの
で、シリコーン化合物の粘度低下効果および気泡除去性は、予想外であり且つ有
益である。例えば、米国特許第4076648号明細書、米国特許第40213
65号明細書、米国特許第4749740号明細書、米国特許第4983316
号明細書、EP第150872号明細書、EP第217501号明細書およびE
P第499364号明細書参照。
さらなる利点として、本発明は、水性活性化漂白乳濁液および過酸化水素から
分離して保つことが必要である疎水性液体成分を含む漂白乳濁液を処方する際の
好ましい応用に達することが見出された。事実、本発明に係るシリコーン化合物
を、例えば漂白活性剤としての疎水性液体成分を、乳化するために使用する非イ
オン界面活性剤系に加えることは、過酸化水素の貯蔵安定性を改善する。
発明の開示
本発明は、親水性非イオン界面活性剤および疎水性非イオン界面活性剤を含ん
でなるpH0.5〜6を有する安定な水性乳濁液であって、有効量のシリコーン
化合物を更に含んでなることを特徴とする安定な水性乳濁液である。
発明を実施するための最良の形態
本発明に係る組成物は、非イオン界面活性剤の安定な水性乳濁液である。安定
な乳濁液とは、50℃において少なくとも2週間放置した場合に別個の層に実質
上分離しない乳濁液を意味する。
本発明に係る組成物は、水性である。従って、本発明に係る組成物は、全組成
物の10〜95重量%、好ましくは30〜90重量%、最も好ましくは60〜
80重量%の水を含む。好ましくは脱イオン水を使用する。
本発明に係る組成物は、非イオン界面活性剤の乳濁液である。非イオン界面活
性剤の前記乳濁液は、少なくとも2種の非イオン界面活性剤を含む。安定である
乳濁液を調製するための前記の2種の非イオン界面活性剤は、異なるHLB値(
親水性親油性バランス)を有していなければならず且つ好ましくは前記の2種の
界面活性剤のHLBの値の差は、少なくとも1、好ましくは少なくとも3である
。水中で異なるHLBを有する前記非イオン界面活性剤の少なくとも2種を適当
に組み合わせることによって、本発明に係る乳濁液を調製するであろう。
ここで使用する前記非イオン界面活性剤の一方は、11より高いHLBを有す
る非イオン界面活性剤(ここで親水性非イオン界面活性剤と称する)である一方
、他方のものは、HLB10未満を有する非イオン界面活性剤(ここで疎水性非
イオン界面活性剤と称する)である。
ここで使用するのに好適な非イオン界面活性剤としては、アルコキシ化脂肪ア
ルコールが挙げられる。事実、非常に異なるHLB値を有する各種のこのような
アルコキシ化脂肪アルコールは市販されている。このようなアルコキシ化非イオ
ン界面活性剤のHLB値は、本質上、脂肪アルコールの鎖長、アルコキシ化の性
状およびアルコキシ化度に依存する。親水性非イオン界面活性剤は、高いアルコ
キシ化度および短鎖脂肪アルコールを有する傾向がある一方、疎水性界面活性剤
は、低いアルコキシ化度および長鎖脂肪アルコールを有する傾向がある。それぞ
れのHLB値と一緒に非イオン界面活性剤を含めて多数の界面活性剤を記載して
いる界面活性剤カタログは入手可能である。
本発明に係る組成物は、全組成物の2〜50重量%、好ましくは5〜40重量
%、最も好ましくは8〜30重量%の前記親水性非イオン界面活性剤および疎水
性非イオン界面活性剤を含む。
本発明に係る組成物は、他の非イオン界面活性剤を更に含んでもよいが、全組
成物の重量平均HLB値を有意に変更すべきではない。
本発明に係る組成物は、必須成分として、有効量のシリコーン化合物を更に含
む。「有効量」とは、本発明に係る水性乳濁液中で発生する気泡を減少し且つ実
質上排除するのに十分であるシリコーン化合物の量を意味する。「有効量」とは
、粘度を好都合に制御できる物理的に安定な水性乳濁液を与えるのに十分である
シリコーン化合物の量も意味する。好ましくは、本発明に係る組成物は、全組成
物の0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜2重量%の前記シリコーン化
合物を含む。
前記シリコーン化合物は、物理的安定性も増大させながら、粘度が前記シリコ
ーン化合物添加前にどうようなものであっても本発明の水性乳濁液の粘度を低下
させる。本発明に従って得られる好ましい組成物は、ブルックフィールドDVII
回転粘度計で測定して、25℃における剪断速度50rpmでの粘度100cp
s〜3000cps、より好ましくは300cps〜1500cpsを有する。
追加的に、前記シリコーン化合物は、前記乳濁液の調製時または前記乳濁液を
注ぐか振とうする時に発生する気泡を実質上減少し且つ好ましくは実質上排除し
、それによって美観および安定性に許容できる水性乳濁液を与える。
工業プラクティスにおいて、「シリコーン」なる用語は、シロキサン単位と各
種のヒドロカルビル基とを含有する各種の比較的高分子量重合体を包含する一般
用語になってきた。事実、シリコーン化合物は、技術上大規模に記載されている
。例えば、米国特許第4076648号明細書、米国特許第4021365号明
細書、米国特許第4749740号明細書、米国特許第4983316号明細書
、EP第150872号明細書、EP第217501号明細書およびEP第49
9364号明細書参照。そこに開示のシリコーン化合物は、本発明の文脈で好適
である。一般に、シリコーン化合物は、一般構造
(式中、nは20〜2,000であり、各Rは独立にアルキルまたはアリール基
であることができる)
を有してなるシロキサンと記載できる。このような置換基の例は、メチル、エチ
ル、プロピル、イソブチル、およびフェニルである。好ましいポリジオルガノシ
ロキサンは、トリメチルシリル末端ブロッキング単位を有し且つ25℃における
粘度5×10-5m2/秒〜0.1m2/秒、即ち、40〜1500の範囲内のnの
値を有するポリジメチルシロキサンである。これらは、入手が容易でありかつ比
較的低いコストのため好ましい。
本組成物において有用な好ましい種類のシリコーン化合物は、前記種類のアル
キル化シロキサンと固体シリカとの混合物からなる。
固体シリカは、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、またはゲル形成技術によって
生成されるシリカであることができる。シリカ粒子は、シリカ上に直接結合され
るかシリコーン樹脂によって結合されるかのいずれかのジアルキルシリル基およ
び/またはトリアルキルシラン基で処理することによって疎水性にさせることが
できる。好ましいシリコーン化合物は、粒径10mm〜20mmおよび50m2/g
より高い比表面積を有する疎水性シラン化、最も好ましくはトリメチルシラン化
シリカからなる。本発明に係る組成物で使用するシリコーン化合物は、好適には
、シリコーン化合物の全重量の1〜30重量%(より好ましくは2.0〜15重
量%)の範囲内の量のシリカを有していて、平均粘度2×10-4m2/秒〜1m2
/秒を有するシリコーン化合物を生ずる。好ましいシリコーン化合物は、粘度5
×10-3m2/秒〜0.1m2/秒を有していてもよい。粘度2×10-2m2/秒
または4.5×10-2m2/秒を有するシリコーン化合物が、特に好適である。
ここで使用するのに好適なシリコーン化合物は、ローン・ポウレンク、ヒュー
ラーおよびダウ・コーニングを含めて各社から市販されている。ここで使用する
ためのシリコーン化合物の一例は、ダウ・コーニングから市販されているシリコ
ーンDBR100である。
本発明に係る組成物を酸性pH範囲内において処方することは、組成物の安定
性に寄与する。本発明の組成物は、そのままのpH0.5〜6、好ましくは1〜
5を有する。組成物のpHは、当業者の利用できるすべての手段によって調整で
きる。
本発明に係る好ましい組成物は、過酸化水素またはその水溶性源を含む。好適
な水溶性過酸化水素源としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過ケイ酸塩および過硫
酸塩が挙げられる。過酸化水素は、本発明に係る組成物において使用するのに最
も好ましい。典型的には、本発明に係る組成物は、全組成物の0.5〜20重量
%、好ましくは2〜15重量%、最も好ましくは3〜10重量%の過酸化水素を
含む。
本発明に係る好ましい組成物は、漂白活性剤を更に含む。漂白活性剤とは、こ
こで過酸化水素と反応して過酸を生成する化合物を意味する。漂白活性剤の場合
には、このような疎水性漂白活性剤は、典型的には、エステル、アミド、イミド
、または無水物の種類に属する。本発明において利益がある特定の群の漂白活性
剤は、出願人の同時係属欧州特許出願第91870207.7号明細書に開示さ
れた。固形石鹸の文脈で仏国特許第2362210号明細書にも開示のアセチル
トリエチルサイトレートが、その群の中において特に好ましい。アセチルトリエ
チルサイトレートは、結局クエン酸およびアルコールに分解するので、環境に優
しいという利点を有する。更に、アセチルトリエチルサイトレートは、貯蔵時に
製品中で良好な加水分解安定性を有し且つ効率的な漂白活性剤である。ここで使
用する時、特に断らない限り、漂白活性剤なる用語は、漂白活性剤の混合物を包
含
する。
組成物が疎水性液体成分である漂白活性剤を含む本発明の好ましい態様におい
ては、前記漂白活性剤を乳化するために選ぶべき非イオン界面活性剤系は、前記
漂白活性剤のHLB値に依存する。従って、進行するのに好適な方法は、疎水性
液体成分(漂白活性剤)のHLB値を測定し、次いで、前記疎水性液体成分の前
記HLB以下のHLB値を有する疎水性非イオン界面活性剤と、前記疎水性液体
成分の前記HLB以上のHLB値を有する親水性非イオン界面活性剤との両方を
選ぶ方法である(前記疎水性非イオン界面活性剤のHLB値と、親水性非イオン
界面活性剤のHLB値との差は、好ましくは少なくとも3である)。
疎水性成分である前記漂白活性剤を含む好ましい態様においては、乳化系は、
式
〔式中、Xは乳化すべき疎水性液体成分を意味し、Aは前記非イオン界面活性剤
(親水性または疎水性)の一方を意味し、Bは他方の前記非イオン界面活性剤(
親水性または疎水性)を意味する〕
を満たす。
組成物が漂白活性剤としてHLB約10を有するアセチルトリエチルサイトレ
ートを含む本発明の特に好ましい態様においては、適切な非イオン界面活性剤系
は、HLB1〜10を有する疎水性非イオン界面活性剤と11より高いHLBを
有する親水性非イオン界面活性剤とを含むであろう。特に好適な系は、HLB6
を有する疎水性非イオン界面活性剤、例えば、ドバノール(DobanolR)23−2
と、HLB15を有する親水性非イオン界面活性剤、例えば、ドバノールR91
−10とからなる。別の好適な非イオン界面活性剤系は、ドバノールR23−
6.5(HLB約12)とドバノールR23(HLB6未満)とからなる。すべ
てのこれらのドバノールR界面活性剤は、シェルから市販されている。
好ましくは、本発明に係る組成物は、他の界面活性剤型、特に陰イオン界面活
性剤を含まない。
考えられる最終用途に応じて、本発明に係る組成物は、香料、染料、光学増白
剤、ビルダーおよびキレート化剤、顔料、酵素、染料移動抑制剤、溶媒、緩衝剤
などの各種の他の成分を更に含んでもよい。
本発明に係る組成物は、洗濯前処理剤、即ち、分与し且つ洗浄前に布帛上に作
用させておく組成物として、または性能を増進するために洗剤と一緒に使用すべ
き洗濯添加剤として、または皿洗い器中または手により使用すべき皿洗い組成物
として、または硬質表面クリーナーとして、またはカーペット上への直接適用に
よって使用すべきカーペットクリーナーとして、またはカーペットクリーニング
機械用洗剤として、またはさらに洗剤なしで単独であっても特に有用である。本
発明に係る組成物は、デリケートなアイテムのために使用することにも特に適し
ている。
更に、本発明は、ここに記載の組成物の製法を包含する。本発明に係る方法は
、少なくとも3工程からなる。
第一工程においては、組成物に処方すべきである他の疎水性成分、例えば、香
料、溶媒、酵素、漂白活性剤および重合体、と一緒に前記疎水性非イオン界面活
性剤およびシリコーン化合物を含む疎水性混合物を調製する。
第二工程においては、少なくとも前記水、および前記親水性非イオン界面活性
剤を含む親水性混合物を調製する。前記親水性混合物は、好ましくは、組成物に
処方すべきである他の親水性成分、例えば、染料、光学増白剤、ビルダー、キレ
ート化剤、過酸化水素および緩衝剤を更に含む。この第二工程においては、過酸
化水素は、好ましくは、前記緩衝剤を加えた後に、最後に加える。
当然、前記第一工程および前記第二工程は、いかなる順序でも遂行でき、即ち
、第二工程が最初であることも好適である。
本発明に係る方法の第三工程においては、前記疎水性混合物および前記親水性
混合物を一緒に混合する。
本発明を下記の例によって更に例示する。
例
表示の割合(重量%)の表示成分からなる組成物を調製する。
浮動粘度計で測定した30℃における密度
組成物I :ρ=0.97
組成物II :ρ=1.00
組成物III:ρ=1.01
30℃におけるスピンドルRV/6.4を有するブルックフィールドDVII粘
度計で測定された粘度
組成物I :50rpmで600cps
組成物II :50rpmで580cps
組成物III:50rpmで530cps
組成物I〜IIIは、各々、2種の混合物を製造することによって調製する。水
、増白剤、S,S−EDDS、ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)、ド
バノールR91−10およびドバノールR45−7を含む親水性混合物を調製する
。最終工程として過酸化水素を前記親水性混合物に加え入れる。アセチルトリエ
チルサイトレート、シリコーンDBR100およびドバノールR23−2を含む疎
水性混合物を調製する。
次いで、混合しながら、前記疎水性混合物を前記親水性混合物に注ぐ。
本発明によれば、シリコーンDBR100を含む組成物IIおよびIIIは、シリコ
ーン化合物を含まない組成物Iの密度より高い密度を有する。換言すれば、組成
物IIおよびIIIは、組成物Iより少ない気泡を含有する。更に、目視検査によっ
て、組成物IIおよびIIIは、組成物Iより少ない気泡を含有し、それゆえ美観の
理由で消費者の見地からより許容できることも確かめられる。
さらに、組成物IIおよびIII(シリコーン化合物を有する)は、シリコーン化
合物を含まない組成物Iより低い粘度を有する。
前記結果は、驚異的なことに、シリコーン化合物を本発明に係る組成物におい
て使用することが、気泡を減少し且つ実質上排除し、且つまた前記組成物の粘度
を減少させることを示す。追加的に、シリコーン化合物を含んでなる本発明に係
る組成物は、物理的に安定な乳濁液であり、シリコーン化合物なしの類似の組成
物より一層安定である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C11D 1:66
1:82)
(81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG,
CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T
D,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
N,CZ,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR
,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW,NO,
NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TJ,T
T,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 ブティック,ジャン‐ポル
ベルギー国エルナージュ、リュ、エミー
ル‐ラバール、32
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1種の親水性非イオン界面活性剤および少なくとも1種の疎 水性非イオン界面活性剤を含んでなるpH0.5〜6を有する安定な水性乳濁液 であって、前記水性乳濁液が有効量のシリコーン化合物を更に含んでなることを 特徴とする、安定な水性乳濁液。 2. 前記シリコーン化合物が、下記一般構造 (式中、nは20〜2,000であり、各Rは独立にアルキルまたはアリール基 であることができる) を有するシロキサンから選ばれてなる、請求項1に記載の乳濁液。 3. 前記シリコーン化合物が前記シロキサンと固体シリカとの混合物である 、請求項2に記載の乳濁液。 4. 前記シリコーン化合物の量が前記乳濁液の全重量の0.01〜5重量% 、好ましくは0.1〜2重量%である、前の請求項のいずれか1項に記載の乳濁 液。 5. 前記非イオン界面活性剤量が前記全乳濁液の2〜50重量%、好ましく は5〜40重量%、最も好ましくは8〜30重量%である、前の請求項のいずれ か1項に記載の乳濁液。 6. 前記親水性非イオン界面活性剤が11より高いHLBを有してなり且つ 前記疎水性非イオン界面活性剤がHLB10未満を有してなる、前の請求項のい ずれか1項に記載の乳濁液。 7. 前記親水性非イオン化合物のHLB値と、前記疎水性化合物のHLB値 との間の差が少なくとも1、好ましくは少なくとも3である、請求項6に記載の 乳濁液。 8. 過酸化水素またはその源および漂白活性剤(ただし、該漂白活性剤は非 イオン界面活性剤によって乳化する)を更に含んでなる、前の請求項のいずれか 1項に記載の乳濁液。 9. 前記全乳濁液の0.5〜20重量%の前記過酸化水素を含んでなる、請 求項8に記載の乳濁液。 10. 前記漂白活性剤がアセチルトリエチルサイトレートである、請求項8 または9に記載の乳濁液。 11. 25℃、剪断速度50rpmにおいて、100cps〜3000cp s、好ましくは300cps〜1500cpsの粘度を有してなる、前の請求項 のいずれか1項に記載の乳濁液。 12. 前の請求項のいずれか1項に記載の乳濁液を含んでなることを特徴と する、洗剤組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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