JPH08501120A - 改良型硬質表面洗剤 - Google Patents

改良型硬質表面洗剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、硬質表面洗剤、特に懸濁粒子を含む硬質表面洗剤に関する。本発明は、連続水性相、分散ラメラ相及び製品の1〜80重量%の分散懸濁粒状相を含む安定な構造化液体組成物を提供し、該ラメラ相は、第1級アルコールスルフェート(i)及びアルコキシル化非イオン界面活性剤(ii)を、20〜0.4の範囲の(i)/(ii)比率で含む界面活性剤を製品の2〜25重量%含む。該組成物は製品の1〜20%の溶解電解質をさらに含む。

Description

【発明の詳細な説明】改良型硬質表面洗剤 発明の分野 本発明は、改良型硬質表面洗剤、特に懸濁粒子を含有する硬質表面洗剤に関す る。発明の背景 研磨剤粒子を含む硬質表面洗剤は周知である。典型的な組成物は、溶解した1 種以上の界面活性剤及び組成物中に分散された多数の研磨剤粒子を含んでいる。 当該技術分野においては一般に、使用前に組成物を激しくかきまぜる必要がなく 且つ沈降した粒子の沈殿又は結合をすら防止するために、研磨剤粒子が組成物中 で懸濁状態に保たれることを確実にする必要があると考えられている。 一つの亜種組成物においては、1種以上の界面活性剤成分が通常溶解した電解 質と合同して沈殿防止剤として作用する。電解質が存在するとラメラ相が形成さ れて界面活性剤成分が濃化される。 他の亜種組成物には、粘土又はポリマーのような付加的な非界面活性剤沈殿防 止剤が存在する。 衛生剤、即ち水不溶性又は難溶性漂白剤のような非研磨剤粒子を含む関連組成 物が公知であり、本発明はそのような組成物をその範囲内に包含する。 そのような懸濁系においては、一般に製品の粘度は加えられる剪断応力に応じ て変動する。この特性は通常「剪断減粘性」と称されている。種々の剪断速度下 に達成される粘度は製品特性の決定に重要である。 剪断応力が低いか又はゼロの場合、妥当な貯蔵寿命の間に粒子が沈殿せずに懸 濁液の貯蔵安定性を得るには、製品が比較的高い粘度を有するのが望ましい。剪 断応力が中程度の場合、製品用量の制御を可能にするためには製品が流動するの が望ましい。剪断応力が高い場合、製品を用いた洗浄作業を容易にするに十分な 程粘度が低いことが望ましい。 液体研磨剤洗剤中に沈殿防止剤として用いられる界面活性剤には、アルキルベ ンゼンスルホネート、アルコールエトキシレート、アルキルアミドエトキシレー ト、脂肪酸セッケン及び第2級アルキルスルホネートが含まれる。多くの市販製 品においては、電解質と共にこれらの界面活性剤の組み合わせを懸濁系の生成に 用いている。 上記のように、懸濁界面活性剤系は注入可能であると共に高い降伏応力を有し ていなければならない。即ち、該系は投与可能であり且つ肉眼的粒子を懸濁し得 るものでなければならない。一般にそのような系の微細構造は、約0.05〜約 10ミクロンの範囲の粒径を有する概して球状の構造から構成されている。これ らの構造は、水性電解質溶液の薄層、即ちラメラ相を挟持した界面活性剤分子の 交互二重層からなると考えられている。しかし懸濁系は、界面活性剤が水の存在 下に形成し得る唯一の構造ではない。上記の界面活性剤は、粘性ではあっても粒 子を懸濁し得ない構造化水性液を生成することも可能である。さらに、界面活性 剤と水からなる組成物は異なる物理的特性を有する2つ以上の混合相に分離する 可能性がある。 懸濁系として界面活性剤を用いる液体研磨剤洗剤においては、懸濁系が使用中 に遭遇する温度領域にわたって安定であり且つ製品の貯蔵寿命の間に研磨剤粒子 を懸濁状態に保つに十分な程懸濁していることが特に望ましい。さらに、組成物 中の他の成分と懸濁界面活性剤との相互作用によっても所望の剪断減粘性特性が 失われる程度までには組成物全体のレオロジーを改変しないことも望ましい。 いくつかの界面活性剤の組み合わせは他のものより容易に懸濁系を生成する。 アルキルベンゼンスルホネートとアルコールエトキシレート及び任意に少量の脂 肪酸セッケンを加えた混合物は、多くの評判の良い市販製品に用いられている懸 濁界面活性剤系を含む。そのような系と共に、アルカリ金属の炭酸塩、クエン酸 塩、ハロゲン化物(特に塩化物)、リン酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩及び酢酸 塩を含む種々の電解質を用いることが可能である。アニオン類の中では、コスト 面、及びこれらの成分がもたらす付加的な利点、例えば、炭酸塩から得られるア ルカリ度及びクエン酸塩から得られるビルダー活性の点から多価アニオンが好ま しい。 界面活性剤/電解質懸濁系は、存在する界面活性剤のタイプに応じて、その範 囲内で消費者が好む粘度を達成しなければならない配合枠(formulation window )を比較的狭くすることが可能である。 界面活性剤含有懸濁系に関わる問題は、懸濁系を最も容易に生成し、従って一 般的に用いられている数種の界面活性剤が他の界面活性剤系ほど環境に対して望 ましいものでないことである。 特に第1級アルコールスルフェート(以下PASという)は、その生分解性の 容易さ、及び天然で持続可能、従って再生可能な供給源から得ることができると いう事実から環境的に好ましい界面活性剤である。高濃度のPAS及び比較的低 濃度の他の界面活性剤を含む安定な懸濁系を生成させることが可能であるとは証 明されていない。さらに、PASと、炭酸塩、クエン酸塩及び硫酸塩のような多 価のアニオンを含む安定な懸濁系を生成させることは困難である。 1〜1.2%のPAS、0.1〜1.5%の混合非イオン系及び低分子量の非 増粘ポリマーを含む非懸濁系がGB2160887号(Bristol-Myers: 1984)に開示 されている。 エーテル−スルフェート及び半極性非イオン系洗剤(例えば、酸化アミン、酸 化ホスフィン及びスルホキシド)と共に比較的高濃度のPASを含む非懸濁界面 活性剤系がGB1524441号(P&G:1976)に開示されている。 界面活性剤総量 の30%を優に下まわるPASを含む複数の成分からなる複合界面活性剤系がE P0181212号(P&G:1984)及びEP0039110号(P&G:1980)に教示されて いる。 EP0107946号(P&G、1983、実施例IIを参照のこと)は、PASが存在す る最も優勢な単一界面活性剤種である が界面活性剤系総量の50%を決して超えない非構造化皿洗い組成物を開示して いる。 EP0125711号(Unilever、1983)は、ポリマー、エトキシル化アルコール界 面活性剤、及び存在する界面活性剤全体の1/3を決して超えないような割合の PASを含む、電解質を殆ど含まない構造化液体組成物を開示している。 PAS及び粒状研磨剤を含む2種の公知の市販製品の中、一方は、不安定であ り、且つ最悪の場合には、数時間の貯蔵後に、透明な液体層で分離された厚い粘 土状の粒子隗と界面活性剤の「クリーム」に相分離してしまうという悪評がたっ ている。 他方の製品は、PAS/非イオン界面活性剤/酢酸ナトリウム界面活性剤系中 に方解石研磨剤50%を含むものと考えられる。この製品の場合には、高濃度の 研磨剤を含んでいるためにすすぎが困難になる。一般に、粒子と粒子の相互作用 が減少すると低濃度の研磨剤を懸濁することがより困難になる。しかし研磨剤が 少量であることは、低濃度の研磨剤を含む組成物がよりすすぎ易いという理由か ら望ましいことである。 上記のように、懸濁系の一部としてポリマーを用いるこ とは公知となっている。公知のポリマーには、多糖類、例えば、ナトリウムカル ボキシメチルセルロース及び他の化学的に改質されたセルロース物質、キサンタ ンゴム並びに米国特許第4 329 448号に記載されているBiopolymer PS87のよ うな他の非凝集構造化剤が含まれる。 多機能性剤、例えばCARBOPOL(RTM:Goodrich)族のメンバーと架橋したアク リル酸ポリマーは懸濁系における構造化剤としても用いられる。そのような構造 化剤の濃度は組成物の0.001%程度の低濃度でもよいが、より典型的には0 .01重量%以上である。市販製品は通常0.1〜0.4重量%前後の架橋アク リル酸ポリマーを含んでいる。 沈着剤として、ロジン及び不飽和ジカルボン酸若しくはその無水物の少なくと も部分的にエステル化された付加物のような少なくとも部分的にエステル化され た樹脂、又はカルボキシ基を有さないモノ不飽和脂肪族、脂環式若しくは芳香族 のモノマー及び不飽和ジカルボン酸若しくはその無水物の共重合生成物の少なく とも部分的にエステル化された誘導体を用いることも知られている。 後者のタイプの適当なコポリマーの典型的な例としては、エチレン、スチレン 及びビニルメチルエーテルと、マレイ ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸など及びその無水物とのポリマー( スチレン/マレイン酸無水物コポリマーを含む)が挙げられる。 ポリマーは、界面活性剤系が低剪断応力で弱構造化されている場合、即ち、貯 蔵安定性が低い場合に使用されるものであることが理解されよう。しかしポリマ ーはまた、高剪断応力で粘度を増大させ、従って製品を用いて洗浄作業する際に 多くの力を要するという不利点をも有している。 特定の剪断応力条件下に特定の粘度を達成するためには、製品がその構造特性 及びレオロジー特性を高分子構造化剤と界面活性−電解質相互作用の両方から引 き出すことが望ましい。従って公知の製品は、アルキルベンゼンスルホネート、 アルコールエトキシレートのような補助界面活性剤、電解質及びポリマーを含ん でいる。発明の簡単な説明 本発明者らは、界面活性剤の実質的な割合を占めるPAS、電解質及び場合に よって高分子構造化剤を含む安定な粒子懸濁構造化液体組成物を案出した。本発 明において、「安定な」という用語は、下記に詳記される条件下に安定 であることを意味するものと解釈されたい。 本明細書に記載されている配合物は一般的に遭遇する貯蔵温度範囲で安定であ り、許容可能な洗浄特性及びレオロジーを有し且つ公知の組成物に比べてより好 ましい生分解性特性を有する界面活性剤の割合が比較的高い製品を提供すると考 えられる。発明の詳細な説明 本発明により、連続水性相、分散ラメラ相、及び製品の1〜80重量%の分散 懸濁粒状相を含む安定な構造化液体組成物が提供され、該製品は、製品の2〜2 5重量%の界面活性剤を含み、該界面活性剤は、第1級アルコールスルフェート (i)及びアルコキシル化非イオン界面活性剤(ii)を、(i)と(ii)の 割合が20〜0.40の範囲で含んでおり、前記組成物は製品の1〜20重量% の溶解電解質をさらに含んでいる。ポリマー : 高分子量の親水性ポリマーが本発明の組成物の任意成分である。 硬質表面洗剤である本発明の実施態様には、そのような ポリマーが存在することが特に好ましい。典型的には、組成物は500,000ダルト ン以上の平均分子量を有する親水性ポリマーを0.01〜2重量%含む。 いずれの理論に固執することも望まないが、該ポリマーは水和されると連続相 状態を保つに十分な高分子量を有するものであり、さらに該ポリマーの親水性に より、水が部分的に製品のラメラ相から製品の連続相に再分配され、ラメラ相の 界面活性剤及び電解質の有効濃度を増大させ且つ該相の構造特性を向上させると 考えられる。 好ましいタイプのポリマーには、ポリカルボキシレート、多糖類、及びこれら の種内及び種間のコポリマー又はスチレンなどとのコポリマーを含むその混合物 が含まれる。 ポリカルボキシレートの中で好ましいものは、架橋ポリアクリレート、架橋ポ リメタクリレート及びその混合物である。架橋ポリアクリレートが最も好ましい ポリマーである。これらの物質は、実施例として下記に示されているような種々 の市販の供給源から得られる。 多糖類の中で好ましいのは、キサンタンゴム及びグアルゴム、セルロースエー テル並びにその混合物である。 ポリマーの好ましい濃度は、製品の0.05〜1重量%の範 囲、より好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲であり、架橋ポリアクリレート が所望の粘度を達成するには0.1〜0.3重量%程度の濃度が特に好ましい。 一般に、存在するポリマーの濃度は、25℃、剪断速度21sec-1で測定し て、粘度が300〜2500mPasの範囲になるような量でなければならない。該 剪断速度での粘度が600〜1800mPasの範囲であるのが特に好ましい。その ような粘度により投与が容易になる。 低剪断速度、即ち、10-3sec-1未満の剪断速度での粘度は、粒子の有意な 沈殿を防止して製品の貯蔵安定性を供給するに十分なほど高くなければならない 。 高剪断速度、即ち、100sec-1を超える剪断速度での粘度は、製品の人間 工学的な使用を提供し且つ使用に際して過剰な力を必要としないほど十分に低く なければならない。 粒子が化学的に不活性な研磨剤というよりむしろ化学的に反応性の懸濁衛生剤 である本発明の組成物においては、ポリマーは必須成分ではないが、ポリマーが 存在する場合には、衛生剤の存在下に化学的に安定なポリマーを選択する必要が ある。界面活性剤系 : 第1級アルコールスルフェート及びアルコキシル化非イオン界面活性剤は本発 明の組成物の必須成分である。 第1級アルコールスルフェート(i)の1種以上の非イオン界面活性剤(ii )に対する比率は、(i)/ (ii)重量%で表して、5〜0.45の範囲で あるのが好ましい。2〜0.6の範囲がより好ましい。1.5〜0.75の範囲 であればなお好ましく、1前後が最も好ましい。 上記のように、第1級アルコールスルフェート(以下、PASという)は、そ の生分解性の容易さと、再生可能な供給源から得ることができるという点から環 境的に望ましい界面活性剤である。 好ましい第1級アルコールスルフェートは、一般式: ROSO3X 〔式中、RはC8−C18(平均鎖長)第1級アルキル基であり、Xは可溶化カチ オンである〕 を有する物質の混合物からなる。適当なカチオンには、ナトリウム、マンガン、 カリウム、アンモニウム及びその混合物が含まれる。 C8−C18(平均鎖長)PASはその洗剤特性及び構造化特性のゆえに好まし い。平均鎖長がC18を超えると、物 質は使用するには不溶性になり過ぎる傾向があり、一方平均鎖長がC8を下まわ ると使用するには可溶性になり過ぎる傾向を示す。C10−C16(平均鎖長)のP ASは、この平均鎖長が最適な洗剤特性を有し且つ入手が容易であるために材料 として特に好ましい。 好ましいアルコキシル化非イオン界面活性剤は、アルコキシル化物:アルキル ポリグルコシド、アルコール、アルキルスルホキシド、アルキルポリグリセロー ル、脂肪酸のエステル、アミド及びアミン、並びにその混合物からなる群から選 択される。 最も好ましい非イオン界面活性剤は、一般式: R1−(OCH2CH2m−A−OH 〔式中、R1は分枝鎖又は非分枝鎖のC8−C18アルコール、好ましくは第1級ア ルコールの残基であり、Aは好ましくは不在であるか又は少なくとも2個の炭素 及び2個のヒドロキシル基を有するポリオールの残基であり、平均エトキシル化 率(即ち、酸化エチレン鎖長)mは1〜14の範囲である〕 を有するエトキシル化アルコールからなる群から選択される。R1は同一鎖長の 2−ヒドロキシアルキル残基であっ てよい。 Aが存在する場合には、Aはアルキレングリコール又は糖の残基であってよい 。Aは不在であるのが一般的であろう。プロポキシ残基は全体的又は部分的にエ トキシ残基と置換してよい。 アルコールエトキシレートは、商用量で低コストで利用可能であり、懸濁系の 生成を可能にする電解質及びPASとの濃度敏感性相互作用を有する優れた洗剤 である。 m(界面活性剤についての平均)が1〜14の範囲である場合に最適な洗剤特 性を得る。 エトキシル化アルコールの中で最も好ましいのは、mが10以下のものである 。これらの短鎖エトキシル化アルコールは、長鎖のエトキシル化アルコールにく らべて生分解性が高く、エトキシル化アルコールのエトキシレート鎖が長くなれ ばなるほど、懸濁系の生成がより困難となる。 本発明の好ましい実施態様において、総界面活性剤系は、第1級アルコールス ルフェート(i)2〜10%及びエトキシル化アルコール(ii)2〜10%並 びに平均C10−C18の炭素原子を有する脂肪酸セッケン0.1〜2%からなり、 (i)/(ii)の重量比率は2.0〜0.6の範囲である。電解質 : 電解質は本発明の組成物の必須成分である。 m(平均エトキシル化度)が5を超える、即ち、一般に5〜10の範囲である 長鎖のエトキシル化アルコールの場合には、一価のアニオン電解質が、組成物中 に存在する総界面活性剤以上の重量で存在する必要があり、一方短鎖のエトキシ レートの場合(即ち、mが5以下の場合)には、一価又は二価のアニオンを電解 質として用いてよい。 従って、本発明の好ましい実施態様は、 (a)第1級アルコールスルフェート(i)及び一般式: R1−(OCH2CH2m−OH 〔式中、R1は直鎖又は分枝鎖のC8−C18アルキルであり、平均エトキシル化度 mは5〜10の範囲である〕 を有する1種以上のエトキシル化アルコール(ii)を含む水性相の2〜25重 量%の界面活性剤; (b)アニオンが一価である塩からなる、(a)以上の重量%の電解質;及び (c)500,000ダルトン以上の平均分子量を有する親水性ポリマー0.01〜2 % を含む。 一価のアニオンは、粒状相が化学的に反応性である場合に、電解質が粒状相に 対して不活性であるように選択されるような粒状相の化学的特性に関する性質を 有する、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、重炭酸塩及びその混合物から選択 される。 界面活性剤の好ましい割合は上記に記載の通りである。 本発明者らは、上記のように、エトキシル化アルコールが5以下のmを有する 場合、電解質溶液が多価又は一価のアニオンを含む安定な製品を配合することが 可能であるという結論を下した。エトキシル化アルコールが5以上のmを有する 組成物の場合には、電解質溶液が有意な量の多価アニオンを含む製品を配合する のは不可能である。 従って、本発明の好ましい実施態様は、 (a)第1級アルコールスルフェート(i)及び一般式: R1−(OCH2CH2m−OH 〔式中、R1は直鎖又は分枝鎖のC8−C18アルキルであり、平均エトキシル化度 mは1〜5の範囲である〕 を有する1種以上のエトキシル化アルコール(ii)を含む水性相の2〜25重 量%の界面活性剤; (b)水性相の1〜20重量%の電解質;及び (c)500,000ダルトン以上の平均分子量を有する親水性ポリマー0.01〜2 % を含む。 前記電解質が総アニオンの25〜100モル%の多価アニオンを含むのが好ま しい。 多価のアニオンは、炭酸塩、クエン酸塩、硫酸塩及びその混合物からなる群か ら選択されるのが好ましい。炭酸塩単独、又は炭酸塩を含む混合物が特に好まし い。 多価のアニオンが存在することは、アルカリ度(炭酸塩の場合)及びビルダー 活性(炭酸塩とクエン酸塩の場合)という利点を有するために好ましい。 電解質の好ましい濃度は1〜10%の範囲であり、2〜8%であればなお好ま しい。電解質のアニオンが50モル%以上の炭酸塩を含むのが特に好ましい。粒状相 分散懸濁粒状相は本発明の組成物の必須成分である。 分散懸濁粒状相は、水性相に不溶であるか、又は水性相への研摩剤の溶解度が 過剰であり、従って固体研磨剤が組成物中に存在するような過剰な状態で存在す る粒状研磨剤を含むのが好ましい。 汎用組成物に使用するのに好ましい研磨剤は、6以下のモース硬度を有してい るが、6より高い硬度の研磨剤は特定の応用に用いることが可能である。 適当な研磨剤は、粒状ゼオライト、方解石、シリカ、シリケート、炭酸塩、ア ルミナ、重炭酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩及びポリエチレンのような重合物質から選 択してよい。 研磨剤の好ましい平均(重量平均)粒度は、0.5〜200ミクロンの範囲で あり、10〜100ミクロン前後の値を有するものが好ましい。この範囲内で、 良好な洗浄挙動と低基体損傷との間に許容可能な妥協が得られる。 研磨剤の好ましい濃度は、製品の5〜70重量%の範囲であり、20〜40重 量%の範囲であればより好ましく、35重量%前後が最も好ましい。そのような 濃度の研磨剤により、有効な洗浄及び良好なすすぎが得られる。 最も好ましい研磨剤は、炭酸カルシウム(例えば方解石)、炭酸カルシウムと 炭酸マグネシウムの混合物(例えば苦灰石)、炭酸水素ナトリウム、硫酸カリウ ム、ゼオライト、アルミナ、アルミナ水和物、長石、タルク及びシリカである。 方解石及び苦灰石は、それらの低コスト、硬度及び色の点から特に好ましい。 懸濁粒状相が製品の50重量%の方解石である場合には、電解質は酢酸塩以外 であるのが好ましい。 上記のように、低密粒子とは対照的に、粒子の濃度が高くなるほど組成物の配 合がより困難となる。従って、本発明の実施態様に用いられる粒子は、2.7gm /cm3未満の密度を有するのが好ましい。但し、未改質方解石の場合を除く。方解 石を用いる場合には、方解石は、すすぎ性能を向上させるために製品の50%未 満の濃度で用いる必要がある。本発明の懸濁系は比較的低濃度、即ち、20〜4 0重量%の方解石を懸濁し得、該濃度では、より高濃度の方解石に比べて粒子− 粒子相互作用が低減される。 原理に限定されることは本意ではないが、連続相においては、方解石とポリマ ーの間に相互作用があり、それによって、ポリマーと方解石のいずれをも含む複 合構造が形成されると考えられる。該構造は方解石の有効密度(例えば、2.7 〜2.9)より低い有効密度を有し、その結果方解石は本発明の系に懸濁しやす くなると考えられる。 あるいは、粒状相は、衛生剤、好ましくは固体有機過酸を含んでいてよい。そ のような衛生剤の例としては、ジペルオキシドデカンジオン酸(DPDA)及び e−N−N− フタロイルアミノペルオキシ−カプロン酸(PAP)が挙げられる。あるいは、 不溶性衛生剤には、トリクロサン(2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキ シジフェニルエーテル)及びその不溶性誘導体が含まれる。これらは、研磨剤粒 子と組み合わせて、又は研磨剤粒子を除外して存在してよい。溶剤 : 上記の成分に加えて、本発明の組成物は溶剤を含んでいてよい。溶剤は任意の 成分であり、本発明の実施に必須なものではない。 好ましい溶剤は、プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、ジプロピレ ングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノt−ブチルエ ーテル、ジプロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、ジエチレングリコー ルヘキシルエーテル、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアル コール、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ チルエーテル、n−メチルピロリドン及びその混合物から選択される。 好ましい溶剤は、プロピレングリコールモノn−ブチル エーテル、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、エタノール、イソプ ロピルアルコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル及びその混合物で ある。微量成分 : 本発明の組成物は、香料、着色剤、増白剤(例えば二酸化チタン)及び染料、 衛生剤、発泡抑制剤、保存剤並びにその1種以上の混合物からなる群から選択さ れる他の非必須成分をさらに含んでいてよい。 発泡抑制剤はカルシウム敏感性セッケンからなるのが好ましい。特に好ましい セッケンは、C10−C18飽和又は不飽和脂肪酸及びその塩である。セッケンの好 ましい濃度は、C10−C18炭素原子を有する脂肪酸セッケンの0.1〜2%の範 囲である。活性成分全体に対するセッケンの割合は1:5 〜1:20の範囲で ある。 下記に詳記されるように、脂肪酸セッケンの存在は、必要ではないが、本発明 の好ましい態様で要求される。 最適な性能を得るために要求される種々の制約及び好ましい特徴に関して、本 発明の特に好ましい実施態様により、連続水性相及び分散懸濁粒状相を含む安定 な液体組成物が提供され、粒状相の粒子は、方解石、苦灰石、重炭酸塩及 びその混合物を含み、水性相は、 (a)一般式: ROSO3X 〔式中、RはC10−C16第1級アルキル基であり、Xは、ナトリウム、マグネシ ウム、カリウム、アンモニウム及びその混合物からなる群から選択される可溶化 カチオンである〕 を有する物質の混合物からなる第1級アルコールスルフェート2〜10%、 (b)一般式: R1−(OCH2CH2m−OH 〔式中、R1は直鎖又は分枝鎖のC8−C18アルキルであり、平均エトキシル化度 mは1〜5の範囲である〕 を有するエトキシル化アルコール2〜10%、ただし、(a): (b)の比率 が1:2〜2:1の範囲である、 (c)総アニオンの25〜100モル%のカーボネート、シトレート、スルフェ ート及びその混合物からなる群から選択される多価のアニオンを含む、水性相の 1〜10重量%の電解質、 (d)C10−C18の炭素原子を有する脂肪酸セッケン0.1 〜2%、並びに (e)500,000ダルトン以上の平均分子量を有する親水性架橋ポリマー0.1〜 0.5% を含む。方法態様 : 本発明の他の態様は方法に関する。 第1級アルコールスルフェート(PAS)は酸形態では不安定であり、対応す るアルコール及び硫黄酸化物に分解する。この難点は、一般的に用いられている 酸形態で安定な線状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)界面活性剤の場合 には発生しない。従ってPASは、アルカリ金属塩溶液を形成すべく水酸化ナト リウム又は水酸化アンモニウムのような適当な塩基で中和されて、30重量%又 は70重量%前後の濃度の水溶液として一般に取り扱われ且つ輸送されるが、酸 としてのLASは、粘性液体として実質的に無水形態で取り扱われ且つ輸送され る。 PASは、その鎖長及び分枝度に応じて、水溶液中30重量%を超える濃度で ゲル相を形成し、再びポンプ輸送可能な相が形成される70%前後という高い濃 度になるまで、このゲル相状態を保つ。ポリマー及びPASのどちらをも含 む組成物は、製造法のいずれの段階においてもPAS又はポリマーが有意な量の ゲルを形成する組成物を生成してはならないので調製が困難である。PASとポ リマーを混合する際に、ポリマーの存在によりPASの水分活性が減少し、次い で利用可能な水分を求めて競合するためにゲルが形成され得る。 さらに、架橋ポリアクリレートのような特定の親水性高分子量ポリマーは、ポ リマーをゲル化させる条件のような軽度のアルカリ性条件以外には暴露させては ならない。それに加えて、これらのポリマーは中性水溶液中に高濃度で溶解し得 ない。 研磨剤成分が存在する場合、懸濁系の不在下の初期研磨剤懸濁液は、成分の混 合の間に生成されるいずれの粘性混合物にも空気を混入させ得る高い剪断応力を 必要とする。この空気は除去困難である。 本発明者らは、好ましい親水性高分子量ポリマー、粒状研磨剤及び第1級アル コールスルフェートを含む水性組成物を上記の難点無しに製造し得る方法を解決 した。 従って、本発明の他の態様により、洗浄組成物の製造法が提供され、該方法は 、 (a)実質的に電解質を含まない、500,000以上の分子量を有する親水性ポリマ ー1〜3重量%と水との混合物を得る段階、 (b)段階(a)とは別に、第1級アルコールスルフェートと20%以上の水と のプレミックスを得る段階、 (c)段階(a)及び(b)とは別に、水性電解質溶液中に粒状研磨剤を懸濁さ せる段階、 (d)いずれの段階においても混合物が、 (i)脂肪酸の不在下に段階(a)及び(b)の生成物の両方、又は (ii)段階(b)又は段階(c)の生成物の不在下に非イオン界面活性剤 及び段階(a)の生成物を含まないように、段階(a), (b)及び(c)の 生成物を、脂肪酸及び非イオン界面活性剤と合わせる段階 を含む。 一つの特に好ましい方法経路は、 (a)脂肪酸とポリマーの混合物を得、該混合物を水と合わせる段階、 (b)第1級アルコールスルフェート界面活性剤を段階 (a)の生成物と合わせる段階、及び (c)段階(b)の生成物を電解質、研磨剤及び非イオン界面活性剤と合わせる 段階 を含む。 別の好ましい方法経路は、 (a)電解質、研磨剤及び水の混合物を調製する段階、 (b)段階(a)の生成物、脂肪酸、第1級アルコールスルフェート及び非イオ ン界面活性剤を混合する段階、並びに (c)水とポリマーからなる別のプレミックスを調製し、該プレミックスを段階 (b)の生成物と合わせる段階を含む。 本発明をさらによく理解するために、実施例及び添付図面1〜4を参照して下 記に説明する。 図1は、異なる電解質濃度で6.5EO非イオン界面活性剤と共にPAS又は アルキルベンゼンスルホネートを含む配合物のラメラ領域を示している。 図2は、異なる環境条件下に異なる電解質濃度でPAS及び非イオン界面活性 剤を含む配合物のラメラ領域を示している。 図3は、異なる濃度の一価電解質での3.0EO非イオン 界面活性剤と共にPASを含む配合物のラメラ領域を示している。 図4は、異なる二価電解質濃度での3.0EO非イオン界面活性剤と共にPA Sを含む配合物のラメラ領域を示している。 図5は、異なる一価電解質濃度での6.5EO非イオン界面活性剤と共にPA Sを含む配合物のラメラ領域を示している。実施例 本発明の製品の貯蔵安定度を示すために、4セットの貯蔵条件を用いた。 これらの貯蔵条件は、製品の販売の前又は後の輸送及び貯蔵の間に製品が遭遇 する環境をモデル化するように意図されている。 (1)周囲条件:実験室温度(15〜25℃)で10日間、製品をかきまぜずに 密閉容器中に貯蔵した。 (2)冷蔵条件:サーモスタット冷蔵庫中4℃の温度で12週間、製品をかきま ぜずに密閉容器中に貯蔵した。 (3)冷凍条件:サーモスタット冷蔵庫中−10℃の温度で 10日間、製品をかきまぜずに密閉容器中に貯蔵した。 (4)保温条件:サーモスタットオーブン中37℃の温度で10日間、製品をか きまぜずに密閉容器中に貯蔵した。 (5)サイクル条件:それぞれ−5℃で8時間、次いで25℃で16時間で構成 される各24時間の10回の温度サイクルの間、製品をかきまぜずに密閉容器中 に貯蔵した。 上記の各貯蔵試験の終わりに、製品を室温になるようにし、視覚検査して、相 分離がわずかであるか又は全くなかった場合には「安定」のカテゴリーに、研磨 剤の沈殿が明瞭に目に見える程度発生した場合には「不安定」のカテゴリーに分 類した。一般に研磨剤が沈殿すると、それに付随して生成物中に1mm以上の透明 層が形成された。 下記に挙げた物質は、下記の実施例に用いられた名称とその商標名とにより識 別する。ポリマー : PolyGel DB 〔登録商標、Sigma社から販売され ている〕,粉末として供給される架 橋ポリアクリレート Alcogum SL71 〔登録商標、Alco/National Starch 社から販売されている〕,アクリル ターポリマー商用ゴム Alcosperse 602N 〔登録商標、Alco/National Starch 社から販売されている〕、結合アク リレートコポリマー商用ゴム National 467-100 〔登録商標、National Starch社か ら販売されている〕,架橋ポリメタ クリレート-スチレンコポリマー National 467-45 〔登録商標、National Starch社か ら販売されている〕,架橋ポリメタ クリレート-スチレンコポリマー Kelzan T 〔登録商標、Kelco社から販売され ている〕、キサンタンゴム界面活性剤 : LIAL-123S 〔登録商標、DAC社から販売されて いる〕、平均アルキル鎖長がC12− C13の範囲である、合成され、部分 的に分枝した第1級アルコールスル フェートのナトリウム塩 Empicol-LX 〔登録商標、Albright & Wilson社 から販売されている〕,平均アルキ ル鎖長がC12−C14の範囲である天 然由来の線状第1級アルコールスル フェートのナトリウム塩 Synperonic A3 〔登録商標、ICI社から販売されて いる〕、平均エチレンオキシド鎖長 が3ユニットであるアルコールエト キシレート非イオン界面活性剤、 Synperonic A7 〔登録商標、ICI社から販売されて いる〕、平均エチレンオキシド鎖長 が7.5ユニットであるアルコールエ トキシレート非イオン界面活性剤、 Dobanol 23-6.5 〔登録商標、Shell社から販売され ている〕、平均エチレンオキシド鎖 長(EO)が6.5ユニットであるアル コールエトキシレート界面活性剤 Dobanol 91-2.5 〔登録商標、Shell社から販売され ている〕、平均エチレンオキシド鎖 長(EO)が2.5ユニットであるアル コールエトキシレート界面活性剤 Prifac 7901 〔登録商標、Unichema社から販売さ れている〕、椰子油から得ることが できる脂肪酸と類似の鎖長分布を有 する混合鎖長脂肪酸研磨剤 : MM5F 方解石〔Minerva社から販売されて いる〕微量成分 : CL318A 香料〔Quest International社から 販売されている〕、柑橘類の香気を 有する市販の油性芳香剤 Lindalia 香料〔登録商標、Firmenich社から 販売されている〕、花の香気を有す る市販の芳香剤 Proxel 保存剤〔登録商標、ICI社から販売 されている〕。 製品は下記の方法で製造する。製造法1 : (a)星形ブレードを備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、摂氏50度の温 度で中剪断応力下に脂肪酸(セッケン)とポリマーとのプレミックスを調製した 。 (b)標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、摂氏50度で 水のほぼ1/3に(a)のプレミックスを分散させる。 (c)37℃の温度に予熱した70%活性のペーストとして第1級アルコールス ルフェート界面活性剤を(b)の生成物に加える。35〜45℃に予熱した後で 非イオン界面活性剤をこの時点で添加するか、又は下記の(d)に記載のように して添加する。 (d)37℃の温度で残りの水を容器に入れ、次いで電解質を加え、撹拌して溶 解させる。連続的に撹拌しながら方解石、次いで(c)のプレミックスを加える 。(c)で添加しなかった場合には、この段階で非イオン界面活性剤を添加する 。 (e)該混合物に、保存剤及び香料のような揮発性微量成分を加え、均質な分散 液ができるまで撹拌する。製造法2 : (a)標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、37℃で脂肪 酸、ほぼ1/3の水及び70%活性のペーストとしての第1級アルコールスルフ ェート界面活性剤のプレミックスを調製する。35〜45℃に予熱した後で非イ オン界面活性剤をこの時点で加えるか、又は下記の(b)に記載のようにして添 加する。 (b)37℃の温度で残りの水を容器に入れ、次いで電解質を加え、撹拌して溶 解させる。連続的に撹拌しながら方解石を加え、得られた生成物を(a)のプレ ミックスと混合する。(a)で添加しなかった場合には、この段階で非イオン界 面活性剤を添加する。 (c)標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、周囲温度で中 剪断応力下に、2%水溶液中のポリマーからなる別のプレミックスを調製する。 (d) (c)のプレミックスを段階(b)の生成物に加える。 (e)該混合物に、保存剤及び香料のような揮発性微量成分を加え、均質な分散 液ができるまで撹拌する。製造法3 : (a)星形ブレードを備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、50℃の温度で 中剪断応力下に脂肪酸(セッケン)とポリマーとのプレミックスを調製する。 (b)標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、50℃で水の ほぼ1/3に(a)のプレミックスを 分散させる。 (c)37℃で残りの水を容器に入れ、次いで電解質を加え、撹拌して溶解させ る。標準的な羽根車を備えたJanke andKunkelミキサーを用い、連続的に撹拌し ながら方解石を加える。このようにして得られた混合物に、27%活性の溶液と しての第1級アルコールスルフェート界面活性剤を加える。 (d)段階(b)の生成物を段階(c)の生成物と合わせ、35〜40℃に予熱 した後で非イオン界面活性剤を加える。 (e)該混合物に、保存剤及び香料のような揮発性微量成分を加え、均質な分散 液ができるまで撹拌する。製造法4 : (a)標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、周囲温度で中 剪断応力下に2%水溶液中のポリマーのプレミックスを調製する。 (b)37℃の温度で残りの水を容器に入れ、次いで電解質を加え、撹拌して溶 解させる。標準的な羽根車を備えたJanke and Kunkelミキサーを用い、連続的に 撹拌しながら方解石を加える。このようにして得られた混合物に、27%活性の 溶液として第1級アルコールスルフェート界面活性剤 を加え、次いで摂氏35〜40度に予熱した後非イオン界面活性剤、及び任意に 脂肪酸を加える。 (c)段階(a)の生成物を段階(b)の生成物と合わせる。 (d)該混合物に、保存剤及び香料のような揮発性微量成分を加え、均質な分散 液ができるまで撹拌する。実施例1〜7 : 下記の表1は、本発明の組成物の貯蔵安定性及び不安定であるか又は許容不能 な粘度特性を有していた比較実施例を示している。これらの実施例はポリマーの 重要性を示している。 MV2ボブを備えたMVカップを用いて供給されるようなHaake RV2を用い、25 ℃、21sec-1で粘度を測定した。結果をmPasで示す。 比較実施例4及び6は不安定な多相挙動を示し、従ってこれらの製品の粘度は 測定しなかった。 実施例2は、安定な製品はポリマーを用いずに製造し得るが、指定された剪断 応力下の該製品の粘度は低くて好ましくない。 実施例1、3、5及び7は、本発明の実施態様である。 実施例1〜3、5及び7は全て、上記の貯蔵条件1及び3〜5下に安定であった 。実施例8〜15 : 表2は、他のポリマーを種々の量で用いて良いことを示す実施例を提供する。 MV2ボブを備えたMVカップを用いて供給されるようなHaa ke RV2を用い、25℃、21sec-1で粘度を測定した。結果をmPasで示す。 全ての製品は上記1及び3〜5の条件下に安定であることが認められた。 実施例8〜15は、別のポリマーを用いて、許容可能な粘度を有する本発明の 安定な組成物を製造し得ることを示している。実施例16〜18 : 表3は界面活性剤系の改質効果を示している。 MV2ボブを備えたMVカップを用いて供給されるようなHaaKe RV2を用い、25℃ 、21sec-1で粘度を測定した。結果をmPasで示す。 比較実施例16及び18は、二価のアニオン(炭酸塩)をベースとする電解質 の存在下では、エトキシレートが5を超えるエトキシ鎖長を有する組成物は不安 定であることを示している。 実施例17は、より短いエトキシ鎖を有する非イオン界 面活性剤を配合した本発明の実施態様が、実施例16及び18と比べて安定であ ることを示している。この試料は上記のように貯蔵した場合に安定であった。実施例19〜23 : 実施例19〜23は、微量成分の不在下に、PAS、非イオン界面活性剤及び 電解質をベースとする組成物の一領域であるラメラ相に関する複数の実験の結果 を示している。実施例19〜21の結果は添付図面1〜5に示す。実施例19〜 23の組成物を得るために用いた方法経路は、上記の方法1〜4から選択するか 、又は該方法にわずかな変更を加えたものであった。 比較的安定なラメラ相が存在するか否かを決定するために、組成物の液体試料 を特定の温度下に3日以上貯蔵した後で検査した。少量の試料をガラススライド の間に置き、偏光透過鏡検法を用いて検査した。ラメラ相の存在は、一般にラメ ラ相分散の存在により引き起こされると考えられている特徴的な「マルテズ十字 」模様で示された。 図1(実施例19a)は、10重量%の一定総界面活性剤濃度の6.5EO非イオ ン界面活性剤(Dobanol 23 6.5EO)及 び変動量の電解質と共にPAS(Empicol LX)又はアルキルベンゼンスルホネー トを含む配合物の安定ラメラ領域を示している。 この実施例では、電解質は塩化ナトリウムであり、安定性は25℃で評価した 。図1から、ラメラ相の存在が正確な電解質量と正確な界面活性剤の比率とを選 択することに依存することがわかる。従来技術のアルキルベンゼンスルホネート /非イオン界面活性剤系(領域A)の場合には、ラメラ相配合物は比較的広い配 合範囲にわたって製造可能である。本発明の組成物に用いられる第1級アルキル スルフェート/非イオン界面活性剤系の場合には、ラメラ相(領域B)の形成を 可能にする電解質の濃度及び界面活性剤の比率の範囲は著しく狭い。電解質をN aClから炭酸ナトリウムに変えて、二価のカチオン(実施例19a)を供給す ると、ラメラ相領域は全く見られなかった(実施例16及び18も参照されたい )。 図2(実施例20)は、異なる環境条件下に、異なる電解質(塩化ナトリウム )濃度で、ナトリウムPAS(Empicol LX)及び6.5EO非イオン界面活性剤(Dob anol23 6.5EO)の両方を10%までの一定総界面活性剤に対する比率を変え て含む配合物の安定なラメラ領域を示している。これらの条件は上記の1、2及 び4のものであり、1、2及び4とマークの付された枠の限界は特定条件下の安 定度の限界を示している。4〜37℃の温度範囲にわたる実用範囲の貯蔵条件下 の一般的な安定性については、電解質の濃度及び界面活性剤の比率の好ましい範 囲は特に狭い(領域C)。この領域外では全ての配合物がラメラ相を形成するこ とはなく、従って配合物は特定の貯蔵条件下には粒子を懸濁し得ないであろう。 図3(実施例21)は、異なる電解質(NaCl)濃度で、10%の総界面活 性剤濃度で3.0EO非イオン界面活性剤(Synperoni A3)及びPAS(Empicol LX )を含む配合物の25℃で安定なラメラ領域を示している。PASと組み合わせ たこれら短鎖のエトキシレートについては、一価のカチオン電解質(塩化ナトリ ウム)の存在下にラメラ相(領域D)が形成され得る領域は、対応する高EO組成 物よりはるかに大きいことがわかる。 図4(実施例22)は、異なる二価カチオン電解質(炭酸ナトリウム)濃度で 、製品の10重量%の一定界面活性剤濃度で3.0EO非イオン界面活性剤(Synpero ni A3)及びP AS(Empicol LX)を含む配合物の25℃で安定なラメラ領域を示している。ラ メラ相(領域E)が形成され得る領域が示されている。同一の電解質を用い、界 面活性剤のエトキシル化度を高くすると(比較実施例16、18及び19b)、 ラメラ領域は全く見られなかったが、この場合、3.0EO界面活性剤及び炭酸塩を 用いると、相の線図中にラメラ相を見いだすことができた小さな領域が存在する ことに留意されたい。この領域は一価のアニオンを含む対応領域よりはるかに小 さい(実施例21と比較されたい)。 図5(実施例23)は、異なる一価カチオン電解質濃度で、10%の総界面活 性剤濃度で6.5EO非イオン界面活性剤(Dobanol 23-6.5)及びPAS(Empicol L X)を異なる比率で含む配合物の25℃で安定なラメラ領域を示している。この 場合、実施例19aとは異なり、カチオンはナトリウムではなくアンモニウムで ある。ラメラ相の形成には比較的高濃度の電解質が必要であることに留意された い。高濃度の電解質を用いることは残渣の分解及び腐食の点から歓迎されない。実施例24〜26 : 表4は、本発明の組成物の貯蔵安定性及び不安定であった比較実施例を示して いる。これらの組成物はいずれもポリマーを含有していない。 組成物は全て、室温で剪断応力下にリストされているような成分を混合して調 製した。 その番号に文字が付されていない実施例(例えば、実施例24、25及び26 )では、配合物は上記の4種の貯蔵方式全てにおいて安定であった。その番号に 文字が付された実施例では、組成物は1種以上の貯蔵条件下で不安定であった。 配合物の非イオン界面活性剤に対するPASの比率を表に示す。電解質を省いた 場合には、組成物はいずれも安定ではなかった。 表4から、組成物が全ての貯蔵条件下に安定であるためには、電解質が存在し 且つ非イオン界面活性剤に対するPASの比率が低すぎないことが必要であるこ とがわかる(実施例24を実施例24Aと比較されたい)。 使用し得る電解質の選択は、非イオン界面活性剤の性質に幾分依存する。Doba nol 23-6.5EOのような長いエチレンオキシド鎖の非イオン界面活性剤を用いる場 合には、電解質がハロゲン化物、好ましくは塩化物のような一価のアニオン種を 含有するのが特に好ましい。実施例24及び24Cはこの点を示している。該配 合物は、一価の塩化物の替 わりに二価の炭酸塩を用いた場合には不安定であった。 さらに、mが5を超える長鎖のエトキシル化アルコールでは、非常に好ましく は、電解質が組成物中に存在する総界面活性剤以上の濃度で存在する必要がある (実施例25と実施例25Bを比較されたい)。 しかし、短鎖の非イオンエチレンオキシド鎖界面活性剤(例えば、実施例25 及び実施例26におけるような、Synperonic,A3:3EO)を用いると、PASのタ イプに拘わらず、炭酸塩のような多価のアニオン種を含む電解質の塩を用いて安 定な製品を配合することが可能である(実施例25と実施例26を比較されたい )。より短鎖のエチレンオキシド非イオン界面活性剤を用いる場合には、電解質 の濃度は総界面活性剤量を超える必要はない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年7月7日 【補正内容】 懸濁系として界面活性剤を用いる液体研磨剤洗剤においては、懸濁系が使用中 に遭遇する温度範囲にわたって安定であり且つ製品の貯蔵寿命の間に研磨剤粒子 を懸濁状態に保つに十分な程懸濁していることが特に望ましい。さらに、組成物 中の他の成分と懸濁界面活性剤との相互作用によっても所望の剪断減粘性特性が 失われる程度までには組成物全体のレオロジーを改変しないことも望ましい。 いくつかの界面活性剤の組み合わせは他のものより容易に懸濁系を生成する。 アルキルベンゼンスルホネートとアルコールエトキシレート及び任意に少量の脂 肪酸セッケンを加えた混合物は、多くの評判の良い市販製品に用いられている懸 濁界面活性剤系を含む。そのような系と共に、アルカリ金属の炭酸塩、クエン酸 塩、ハロゲン化物(特に塩化物)、リン酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩及び酢酸 塩を含む種々の電解質を用いることが可能である。アニオン類の中では、コスト 面、及びこれらの成分がもたらす付加的な利点、例えば、炭酸塩から得られるア ルカリ度及びクエン酸塩から得られるビルダー活性の点から多価アニオンが好ま しい。 GB2108996号(Bristol Myers, 1981)は、界面活性剤系 が、アニオン洗剤としてアルキルベンゼンスルホネート(ABS)を含む液体研 磨剤洗剤(LAC′s)を開示している。該非イオン洗剤は典型的なABS:非 イオン界面活性剤が約3.5:1の低比率で存在する。 EP0362916号(Unilever, 1988)は、この場合も界面活性剤系が、より低濃度 の非イオン界面活性剤と組み合わせたABSであるLAC′sを開示している。 界面活性剤/電解質懸濁系は、存在する界面活性剤のタイプに応じて、その範 囲内で消費者が好む粘度を達成しなければならない配合枠(formulation window )を比較的狭くすることが可能である。発明の簡単な説明 本発明者らは、界面活性剤の実質的な割合を占めるPAS、電解質及び場合に よって高分子構造化剤を含む安定な粒子懸濁構造化液体組成物を案出した。本発 明において、「安定な」という用語は、下記に詳記される条件下に安定であるこ とを意味するものと解釈されたい。 本明細書に記載されている配合物は一般的に遭遇する貯蔵温度範囲で安定であ り、許容可能な洗浄特性及びレオロジーを有し且つ公知の組成物に比べてより好 ましい生分解性特性を有する界面活性剤の割合が比較的高い製品を提供すると考 えられる。発明の詳細な説明 本発明により、連続水性相、分散ラメラ相、及び製品の1〜80重量%の分散 懸濁粒状相を含む安定な構造化液体組成物が提供され、該製品は、製品の2〜2 5重量%の界面活性剤を含み、該組成物は、製品の1−20%の溶解電解質をさ らに含む。前記界面活性剤は第1級アルコールスルフェート(i)及びアルコキ シル化非イオン界面活性剤(ii)を、(i)と(ii)の割合が20〜0.4 の範囲で含むことを 特徴とする。ポリマー : 高分子量の親水性ポリマーが本発明の組成物の任意成分である。請求の範囲 1.連続水性相、分散ラメラ相及び製品の1〜80重量%の分散懸濁粒状相を含 む安定な構造化液体組成物であって、前記製品が製品の2〜25重量%の界面活 性剤を含み、前記組成物が製品の1−20%の溶解電解質をさらに含んでおり、 前記界面活性剤が第1級アルコールスルフェート(i)及びアルコキシル化非 イオン界面活性剤(ii)を、(i)/ (ii)の比率が20〜0.4の範囲 で含むことを特徴とする前記組成物。 2. (i)/(ii)の比率が5〜0.45の範囲である請求項1に記載の組 成物。 3. (i)/(ii)の比率が2〜0.6の範囲である請求項2に記載の組成 物。 4. (i)/(ii)の比率が1.5〜0.75の範囲である請求項3に記載 の組成物。 5.第1級アルコールスルフェートが一般式: ROSO3X 〔式中、RはC8−C18第1級アルキル基であり、Xは可溶化カチオンである〕 を有する物質の混合物からなる請求項1に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 ヘイズ,デイビツド オーストラリア国、サウス・オーストラリ ア、ノーウツド・5067、ケンジントン・ロ ード・54/85

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.連続水性相、分散ラメラ相及び製品の1〜80重量%の分散懸濁粒状相を含 む安定な構造化液体組成物であって、前記製品が製品の2〜25重量%の界面活 性剤を含み、該界面活性剤が第1級アルコールスルフェート(i)及びアルコキ シル化非イオン界面活性剤(ii)を含み、(i)/(ii)の比率が20〜0 .4の範囲であり、前記組成物がさらに製品の1〜20%の溶解電解質を含むこ とを特徴とする前記組成物。 2. (i)/(ii)の比率が5〜0.45の範囲である請求項1に記載の組 成物。 3. (i)/(ii)の比率が2〜0.6の範囲である請求項2に記載の組成 物。 4. (i)/(ii)の比率が1.5〜0.75の範囲である請求項3に記載 の組成物。 5.第1級アルコールスルフェートが一般式: ROSO3X 〔式中、RはC8−C18第1級アルキル基であり、Xは可溶化カチオンである〕 を有する物質の混合物からなる請求項1に記載の組成物。 6.好ましい非イオン界面活性剤が、一般式: R−(OCH2CH2m−OH 〔式中、Rは直鎖又は分枝鎖のC8−C18アルキルであり、平均エトキシル化度 mは1〜14である〕 を有するエトキシル化アルコールからなる群から選択される請求項1に記載の組 成物。 7.mが1〜10の範囲である請求項6に記載の組成物。 8.mが5〜10の範囲である請求項7に記載の組成物。 9.電解質が一価のアニオンを有すると共に組成物中に存在する総界面活性剤以 上の重量で存在する請求項8に記載の組成物。 10.一価のアニオンが、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、重炭酸塩及びそ の混合物からなる群から選択される請求項9に記載の組成物。 11.電解質が総アニオンの25〜100モル%の多価のアニオンを含む請求項 1に記載の組成物。 12.多価のアニオンが、炭酸塩、クエン酸塩、硫酸塩及びその混合物からなる 群から選択される請求項11に記載の組成物。 13.分散懸濁粒状相が0.5〜200ミクロンの範囲の平均粒度を有する研磨 剤を含む請求項1に記載の組成物。 14.分散懸濁粒状相が20〜40%の濃度で存在すると共にゼオライト、方解 石、シリケート、炭酸塩、アルミナ、重炭酸塩、ホウ酸塩、スルフェート及び重 合物質からなる群から選択される1種以上の成分を含む請求項1に記載の組成物 。 15.粒状相が、方解石、重炭酸塩及びその混合物からなる群から選択される1 種以上の物質を含む請求項1に記載の組成物であって、 (a)一般式: ROSO3X 〔式中、RはC8−C18第1級アルキル基であり、Xはナトリウム、マグネシウ ム、カリウム、アンモニウム及びその混合物からなる群から選択される可溶化カ チオンである〕 を有する物質の混合物からなる第1級アルコールスルフェート2〜15%、 (b)一般式: R1−(OCH2CH2m−OH 〔式中、R1は直鎖又は分枝鎖のC8−C18アルキルであり、 平均エトキシル化度mは1〜5の範囲である〕を有するエトキシル化アルコール 2〜15%、ただし、(a):(b)の比率が1:2〜2:1の範囲である、及 び (c)炭酸塩、クエン酸塩、硫酸塩及びその混合物からなる群から選択される多 価のアニオンを総アニオンの25〜100モル%含む、水性相の1〜20重量% の電解質 を含む前記組成物。 16.サーモスタット冷蔵庫内に4℃で12週、及びサーモスタットオーブン中 に37℃で12週、並びに、−5℃で8時間、次いで25℃で16時間で構成さ れる各24時間10回の温度サイクルで、かきまぜずに貯蔵した場合に安定であ る請求項1に記載の組成物。 17.500,000ダルトン以上の平均分子量を有する親水性ポリマー0.01〜2 %をさらに含む請求項1に記載の組成物。 18.ポリマーが、架橋ポリアクリレート、架橋ポリメタクリレート及びその混 合物からなる群から選択される請求項17に記載の組成物。
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