JPS6114300A

JPS6114300A - 液体洗浄剤組成物の製造方法

Info

Publication number: JPS6114300A
Application number: JP13288684A
Authority: JP
Inventors: 照夫堀内; 田中　咸子
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1984-06-29
Filing date: 1984-06-29
Publication date: 1986-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は液体洗浄剤組成物の製造方法に関し、特に、液
体洗浄剤組成物中に多量の水溶性ビルダーを安定に配合
することのできる製造方法に関する。

従来の技術一般に、液体ヘビー洗剤の皮脂汚れに対する洗浄力は、
粒状洗剤に比較して劣っている。これは、液体ヘビー洗
剤中へのアルカリビルダーの配合量に制限があるためで
ある。アルカリビルダーを液体洗剤中に多量に配合する
と、界面活性剤の塩析やアルカリビルダーの析出が生じ
てしまう。そこで、アルカリビルダーなどの水溶性ビル
ダーを液体洗浄剤中に均一に配合するために、トルエン
、キシレン、クメンスルホン酸塩、脂肪酸アルキロール
アミドなどのハイドロトロープ剤を使用することが汎く
行なわれている。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、ハイドロトロープ剤を多量に配合しても
その安定化効果には限界があり、液体洗浄剤中に安定に
溶解しうる水溶性ビルダーは、通常、高くても１０ｗｔ
％程度であった。

介１４月創又本発明は液体洗浄剤中に多量の水溶性ビルダーを均一、
安定に配合することのできる方法を提供することを目的
とする。

すなわち、本発明の液体洗浄剤の製造方法番よ、（Ａ）
α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル酸塩およびポリ
オキシエチレンアルキル（アルケニル基少くとも１種のアニオン界面活性剤と（Ｂ）オレイン酸
塩とを含有する水溶液を調製したのち、この水溶液に水
溶性の有機または無機ビルダーを配合することを特徴と
する。

（Ａ）成分のアニオン界面活性剤として番よα−オレフ
ィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩またはポリオキシエ
チレンアルキル（アルケニルーテル硫酸エステル塩の少
くとも１種カ〜用し１られる。

α−オレフィンスルホン酸塩は、α−オレフィンのスル
ホン化物の中和物であって、アルケンスルホン酸塩、ヒ
ドロキシアルカンスルホン酸塩を主成分とするものであ
り、炭素数１０〜２０のα−オレフィンから得られるも
のが適当である。

また、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシ
ウム塩、トリエタノールアミン塩が好適である。

アルキル硫酸塩としては一般式（１）で表わされるもの
が好適である。

Ｒ’ＯＳＯ３Ｚ’　　　　　　　　　　（Ｉ）（Ｒ１：
炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニル基、Ｚｌ：ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはトリ
エタノールアミン）また、ポリオキシエチレンアルキル（アルケニル）エー
テル硫酸エステル塩としては一般式（ＩＩ）で表わされ
るものが好適である。

Ｒ２（Ｃ２Ｉ（４０）ｎｏ　Ｓ　Ｏ３Ｚ”　　　　　（
ＩＩ）（Ｒ２：炭素数ｌＯ〜２０のアルキル基またはア
ルケニル基。

Ｚ２：ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはトリ
エタノールアミン、ｎ　：　１〜５）（Ｂ）成分のオレイン酸塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩、トリエタノールアミン塩などが好適である。

本発明では、先ず（Ａ）成分と（Ｂ）成分とを含む水溶
液が調製される。（Ａ）成分と（Ｂ）成分とは、この水
溶液中に重量比で（Ａ）／（Ｂ　）＝４／６〜８／２の
割合で配合するのが適当であり、好ましくは５１５〜７
／３の範囲である。この割合が高すぎても低すぎても、
液体洗浄剤の安定性が劣化する。また、（Ａ）成分およ
び（Ｂ）成分は最終目的物である液体洗浄剤中に、合計
で１０〜４０ｗｔ％、好ましくは，１５〜３５ｗｔ％配
合するのがよい。この値が１０ｗｔ％未満では、混合ミ
セル間の相互作用が弱く無機イオンを安定に配位できな
い。また、３５ｗｔ％を越えると、混合界面活性剤の水
利量が著しく増大し、系の自由水が減少するために無機
塩が水和しにくい。

。　ついで、（Ａ）成分および（Ｂ）成分を含む水溶液
に、（Ｃ）成分の水溶性有機または無機ビルダーが添加
される。（Ｃ）成分の具体例としては、炭酸ソーダ、硫
酸ソーダ、ホウ酸ソーダ、硫酸カリウム、ケイ酸ソーダ
（Ｎａ２０　・２ＳｉＯ。）、炭酸カリウム、塩化ナト
リウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、塩化マグネ
シウム、クエン酸ソーダなどの多価カルボン酸塩が挙げ
られる。

これらの中でも，炭酸ソーダ、硫酸ソーダ、クエン酸ソ
ーダが好ましい。（Ｃ）成分の水溶性ビルダーは液体洗
浄剤組成物中に１０〜２５ｗｔ％配合するのが適当であ
り、好ましくは１５〜２０ｗｔ％である。この配合紙が
２５νｔ％を越えると液体洗浄剤の安定性が劣化する。

また、本発明の液体洗浄剤組成物中には、必要に応じ、
エタノール、プロピレングリコール、エチレングリコー
ルなどの有機溶剤や、通常、液体洗浄剤に珀いられる他
の添加剤を加えることもできる。これらの添加剤は、そ
の性質に応じ、（Ａ）および（Ｂ）成分を含む水溶液中
に予め添加したり、（Ｃ）成分とともに水溶液に添加し
たりすることができ、たとえば、上記有機溶剤は、（Ａ
）および（Ｂ）成分を含む水溶液に（Ｃ）成分を添加し
たのちに、配合するのがよい。

作用（Ａ）成分の特定のアニオン界面活性剤と（Ｂ）成分の
オレイン酸塩とを配合して水溶液とすると混合ミセルが
形成される。ついで、この水溶液に（Ｃ）成分の水溶性
有機または無機化合物を多量に添加しても、混合ミセル
は（Ｃ）成分の共存化でも長期に亘って安定であり、界
面活性剤の塩析や、水溶性ビルダーの析出が抑制される
。

これに対して、（Ａ）成分と（Ｃ）成分を配合したのち
に（Ｂ）成分を添加したり、（Ｂ）成分と（Ｃ）成分を
配合したのちに（Ａ）成分を添加したり、あるいは（Ａ
）、（Ｂ）、（Ｃ）の３成分を同時に配合した場合は、
界面活性剤が塩析して、混合ミセルが十分に形成されな
い。

効果本発明の液体洗浄剤組成物の製造方法によれば、液体洗
浄剤中に多量の水溶性ビルダーを安定に配合することが
できる。この結果、アルカリビルダーを多量に配合して
皮脂汚れに対する洗浄力を増強するなど、液体洗浄剤の
性質を改善することができる。

実施例実施例１ α−オレフィンスルホン酸ソーダ（平均炭素数１４）　
１５重量部およびオレイン酸ソーダ１５重量部を水５５
重量部に添加し、攪拌しながら均一な溶液とした。つい
で、この混合溶液に、炭酸ソーダ１５重量部を添加して
攪拌したところ、均一、透明な液体“洗浄剤が得られた
。

比較例１ α−オレフィンスルホン酸ソーダ（平均炭素数１４）１
５重量部および炭酸ソーダ１５重量部を水５５重量部に
添加して攪拌したが、均一な溶液とはならずα−オレフ
ィンスルホン酸ソーダが塩析した。この分散液にオレイ
ン酸ソーダ１５重量部を添加しても均一な透明溶液とは
ならなかった。

比較例２オレイン酸ソーダ１５重量部および炭酸ソーダ１５重量
部を水５５重量部に添加し攪拌したが、均一な溶液とは
ならずオレイン酸ソーダが塩析した。この分散液にα−
オレフィンスルホン酸ソーダ（平均炭素数１４）　１５
重量部を添加しても均一な溶液とはならなかった。

実施例２第１表に示した各成分を表中の割合（ｗｔ％）で含む液
体洗浄剤組成物（バランスは水）を調製した。このとき
、先ずＡ成分とＢ成分とを配合して均一、透明な水溶液
としたのち、Ｃ成分を添加して洗浄剤組成物とした。こ
れら各組成物について、以下の手法で保存安定性を評価
して、その結果を第１表に示した。

保存安定性− 供試料５０ｇを１０Ｏｎ＋Ｑのガラスビンに入れ、０℃
の恒温槽に１週間静置後、外観を次の基準で視覚評価し
た。　０：透明 △：僅かに白濁 ×：白濁または結晶析出

Claims

【特許請求の範囲】１、（Ａ）α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸
塩およびポリオキシエチレンアルキル（アルケニル）エ
ーテル硫酸エステル塩から選ばれる少くとも１種のアニ
オン界面活性剤と（Ｂ）オレイン酸塩とを含有する水溶
液を調製したのち、この水溶液に水溶性の有機または無
機ビルダーを配合することを特徴とする液体洗浄剤組成
物の製造方法。２、前記（Ａ）アニオン界面活性剤と（Ｂ）オレイン酸
塩とを、重量比で（Ａ）／（Ｂ）＝４／６〜８／２の範
囲で配合する特許請求の範囲第１項に記載の製造方法。