JPH08511017A - 新規なペプチド誘導体 - Google Patents

新規なペプチド誘導体

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JPH08511017A
JPH08511017A JP7501664A JP50166495A JPH08511017A JP H08511017 A JPH08511017 A JP H08511017A JP 7501664 A JP7501664 A JP 7501664A JP 50166495 A JP50166495 A JP 50166495A JP H08511017 A JPH08511017 A JP H08511017A
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アントンソン,カール・トーマス
ビユルンド,ルート
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I):A1-A2-NH-(CH2)n-NH-C(NH)-NH2-〔式中nは整数2、3、4、5または6であり、好ましくは3または4であり;A1は式(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)または(IIe)の構造フラグメントを示し、A2は構造フラグメント(a)を示す〕の化合物、その調製方法、使用および薬学的組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 新規なペプチド誘導体 本発明は広い意味において、プロテアーゼ阻害および炎症性疾患の治療に関す る。より詳細には、本発明は、キニノゲナーゼのようなトリプシン様セリンプロ テアーゼの新しい競合的阻害剤、その合成、活性成分としてその化合物を含有す る薬学的組成物、および、炎症性疾患、例えば喘息、鼻炎、ジン麻疹、炎症性腸 疾患および関節炎の治療のための化合物の使用に関する。 背景 キニノゲナーゼはキニノゲンに作用しキニン(ブラディキニン、カリジンおよ びMet-Lys-ブラディキニン)を生成するセリンプロテアーゼである。血漿カリク レイン、組織カリクレインおよび肥満細胞トリプターゼが重要なキニノゲナーゼ である。 キニン類(ブラディキニン、カリジン)は一般的に炎症に関与している。例え ば、活性炎症過程は血管透過性の増大を伴い、血漿から組織への溢出過剰をもた らす。その後に生じる血漿の滲出液には循環血液の全ての蛋白系が含有されてい る。血漿由来キニノゲンは必然的に種々のカリクレインと相互作用を有し、活性 血漿滲出過程が継続する限り、キニン類を形成し続ける。血漿滲出は、アレルギ ー、感染またはその他の要因のいずれであるかに関らず、炎症に関与する機序と は無関係に起こる(Persson等編集、Thorex 1992,47:993-1000)。即ち血漿滲 出は喘息、鼻炎、風邪、および炎症性腸疾患を含む多くの疾患の特徴である。特 にアレルギーでは肥満細胞トリプターゼが放出(Salomonsson等,Am.Rev.Resp ir.Dis.,1992,146: 1535-1542)され、喘息、鼻炎および腸疾患におけるキニン 形 成およびその他の病的状況の発生に寄与する。 キニン類は平滑筋作用、分泌作用、神経原作用およびホスホリパーゼA2の活性 化および血管透過性の増大を含む炎症過程を持続させる作用を有する生物学的に 高い活性を有する物質である。後者の作用は潜在的にキニンの悪影響を誘発し、 更にキニンを発生させる。 組織カリクレインは主に低分子量のキニノゲンを切断してカリジンを生成し、 そして、血漿カリクレインは高分子量のキニノゲンからブラディキニンを好まし く放出させる。 従来技術 切断部位周辺のアミノ酸配列(-Ser-Pro-Phe-Arg-Ser-Ser-Arg-)に基づくカ リクレインの阻害剤は以前に報告されている。 アルギニンクロロメチルケトンはKettnerおよびShawにより血漿カリクレイン 阻害剤として報告されている(Biochemistry 1978,17: 4778-4784およびMeth.E nzym.1981,80: 826-842)。 同様にエステルおよびアミドが血漿カリクレイン阻害剤としてFareed等により 報告されている(Ann.N.Y. Acad.Sci.1981,370: 765-784)。 欧州特許出願A2-0,195,212号には、カリクレインを含むペプチダーゼ基質の類 縁体に基づくプロテアーゼ酵素阻害剤が記載されている。 アルギニンのC末端ボロン酸誘導体およびそのイソチオウロニウム類縁体に基 づくトロンビンおよびカリクレインのようなトリプシン様セリンプロテアーゼが 欧州特許出願A2-0,293,881号に報告されている。 WO 92/04371号には、カルボニル活性化または結合基を有する一 連のカリクレイン阻害剤が記載されている。 発明の詳細な説明 本発明の目的は、酵素に対して競合的な阻害作用を有する、即ち可逆阻害を示 すような新しい強力なカリクレイン阻害剤を提供することである。本発明の別の 目的は、経口、経皮、直腸または吸入経路で投与できる阻害剤を得ることである 。 本発明によれば、下記一般式I: A1-A2-NH-(CH2)n-NH-C(NH)-NH2 (I) 〔式中nは整数2、3、4、5または6、好ましくは3または4であり; A1は下記式IIa、IIb、IIc、IIdまたはIIe; の構造フラグメントを示し; ここでpは整数0、1または2であり; mは整数1、2、3または4、好ましくは2であり; qは整数0〜2、好ましくは1であり; R1はH、炭素原子1〜4個を有するアルキル基、炭素原子2〜3個を有するヒ ドロキシアルキル基、または、R11OOC−アルキル−(ここでアルキル基は炭素 原子1〜4個を有し、R11はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基であ る)を示すか、または、 R1はR12-OOC-1,4-フェニル-CH2−(ここでR12はHまたは炭素原子1〜4個を 有するアルキル基)を示すか、または、 R1はR13-NH-CO-アルキル(ここでアルキル基は炭素原子1〜4個を有し、炭素 原子1〜4個を有するアルキル基でカルボニルに対してアルファ位で置換されて いることができ、R13はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基であるか 、または、-CH2COOR12〔ここでR12は前に定義したもの〕である)を示すか、ま たは、 R1はR14SO2-、Ph(4-COOR12)-SO2-、Ph(3-COOR12)-SO2-またはPh(2-COOR12)-SO2 -〔ここでR12は前に定義したものであり、R14は炭素原子1〜4個を有するアル キル基〕を示すか、または、 R1はCO-R15〔ここでR15は炭素原子1〜4個を有するアルキル基〕を示すか、 または、 R1はCO-OR15〔ここでR15は前に定義したもの〕を示すか、または、 R1はCO-(CH2)p-COOR12〔ここでR12は前に定義したもの〕を示すか、 または、 R1は-CH2PO(OR16)2〔ここでR16は各々、H、メチルまたはエチル〕を示し; R2はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基またはR21OOC-アルキル〔 ここでアルキル基は炭素原子1〜4個を有し、カルボニル基に対してアルファ位 で置換されていることができ、そしてそのアルファ置換基は基R22−(CH2)p-{こ こでpは上記したもので あり、R22はメチル、フェニル、OH、COOR21である}であり、R21はHまたは炭素 原子1〜4個を有するアルキル基である〕を示し; R3は炭素原子1〜4個を有するアルキル基を示すか、または、 R3はシクロヘキシル−またはシクロペンチル基を示すか、または、 R3は、炭素原子1〜4個を有するアルキル基または基OR21〔R21は上記のとお り定義される〕で置換されていてもよいフェニルを示すか、または、 R3は1−ナフチル、2−ナフチル、4−ピリジル、3−ピロリジル、または3 −インドリル基を示し、これは、OR21〔R21は上記のとおり定義される〕で置換 されていてもよいものであり、そしてp=1であるか、または、 R3はシス−またはトランス−デカリン基であり、そしてp=1であるか、また は R3はSi(Me)3またはCH(R31)2であり、ここで、R31はシクロヘキシル−またはフ ェニル基であり; A2は構造フラグメント: 〔式中R3およびpは前に定義した通りである〕の化合物、生理学的に許容される その塩および立体異性体がセリンプロテアーゼ、特にカリクレインの強力な阻害 剤であることが解った。 アルキル基は特段の記載が無い限り、直鎖または分枝鎖のもので あってよい。炭素原子1〜4個を有するアルキル基はメチル、エチル、n−プロ ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチルおよびt−ブチルで ある。不飽和という記載は、炭素−炭素二重結合を意味する。略号は明細書の終 りに表にして示す。 本発明によれば、一般式Iの化合物、生理学的に許容されるその塩および立体 異性体はトリプシン様セリンプロテアーゼ、特に血漿および/または組織カリク レインの強力な阻害剤であることが解った。A2アミノ酸でS型であるような式I の化合物が好ましい化合物であり、そのうち、A1アミノ酸でR型であるような化 合物が特に好ましい。 本発明の好ましい化合物には以下のものが包含される。 H-(R)Cha-Phe-Agm HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm H-(R)Cha-Phe-Nag HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag CH3-CO-(R)-Cha-Phe-Nag CH3-CH2-(R)-Cha-Phe-Nag HOOC-CO-(R)-Cha-Phe-Nag HOOC-CH2-(R)Phe-Phe-Agm HOOC-CH2-(R)Phe-Cha-Agm HOOC-CH2-(R)Cha-Cha-Agm HOOC-CH2-(R)Phe-Phe-Nag HOOC-CH2-(R)Phe-Cha-Nag HOOC-CH2-(R)Cha-Cha-Nag HOOC-CH2-(R)Cha-αNal-Agm HOOC-CH2-(R)Cha-βNal-Agm H-(R)Phe-Cha-Agm H-(R)Phe-Cha-Nag H-(R)Phe-Phe-Agm H-(R)Phe-Phe-Nag CH3-(R)Phe-Phe-Agm CH3-(R)Cha-Phe-Agm CH3-(R)Phe-Cha-Agm HOOC-CH2-(R)Pro-Phe-Agm HOOC-CH2-(R)Pro-Phe-Nag H-(R)Pro-Phe-Agm H-(R)Pro-Phe-Nag CH3-(R)Pro-Phe-Agm CH3-(R)Pro-Phe-Nag 特に好ましい化合物を以下に示す。 H-(R)Cha-Phe-Agm HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm H-(R)Cha-Phe-Nag HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag CH3-CO-(R)-Cha-Phe-Nag CH3-CH2-(R)-Cha-Phe-Nag HOOC-CO-(R)-Cha-Phe-Nag 現時点で知られている本発明のもっとも良い態様は以下に示す実施例4の化合 物を使用することである。 HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag 医療上および薬品としての使用 本発明はまた、生理学的障害、および、喘息、鼻炎、膵炎、ジン麻疹、炎症性 腸疾患および関節炎のような炎症性疾患を治療するための組成物および方法を提 供する。式Iの化合物の有効量を、生理学的に許容される担体または希釈剤を用 いるか用いることなく、単独で、または、別の治療薬と組み合わせて使用できる 。治療する疾患および患者に応じて、組成物は、経口、経皮、経鼻、気管、気管 支、非経腸、または直腸経路で種々の用量で投与してよい。 化合物は既知の方法に従って発色性の基質を用いて評価することのできるカリ クレイン活性の阻害を示す。本発明の化合物の抗炎症作用は、例えば、気道粘膜 または消化管粘膜のアレルゲン誘発滲出性炎症過程の抑制により検討できる。 血漿カリクレインの阻害定数Kiの測定 Kiの測定は、発色基質法で行い、Roche(Basel、スイス)製のCobas Bio遠心 分離分析器で実施した。種々の濃度の被験化合物とともにヒト血漿カリクレイン をインキュベートした後の残存酵素活性を3通りの基質濃度で測定し、37℃の40 5nmにおける吸光度の変化として求めた。 ウシアルブミン(カタログ番号810033,ICI Biochemicals Ltd,Hih Wycombe, Bucks,GB)5g/lを含有する緩衝液(0.05mol/lトリス塩酸,pH7.4,l 0 .15,NaClで調節)中0.4nkat/mlの濃度の スエーデン)250μlを、アルブミン10g/lを含有する0.15モル/lの濃度の 塩化ナトリウム中の被験化合物の溶液80μlとともに、300秒間インキュベート した。この段階で水を更に10μl添加した。 次にカリクレイン基質(S-2302,Chromogenix AB,水中1,25,2.0または4.0ミリ モル/l)40μlを更に水20μlとともに添加し、吸光度の変化をモニタリング した。 Dixonプロット、即ち、種々の基質濃度のデータが切片x=−Kiの直線を形成 するような阻害剤濃度vsl/(△A/分)のダイアグラムからKiを評価した。 薬学的組成物 式Iの化合物は通常は、薬学的に許容される剤形で、活性成分を遊離の塩基ま たは薬学的に許容される非毒性の有機または無機の酸付加塩、例えば塩酸塩、臭 化水素酸塩、乳酸塩、酢酸塩、クエン酸塩およびトリフルオロ酢酸塩等の何れか として活性成分を含有する薬学的組成物の形態で、経口、直腸、経皮、経鼻また は非経腸経路で投与する。 剤形は、それ自体知られた方法で調製される固体、半固体または液体製剤であ ってよい。通常は、活性物質は非経腸投与を意図した製剤では製剤の0.1〜99重 量%、特に0.1〜50重量%、そして、経口投与に適する製剤の場合は、0.2〜75重 量%を占める。 ヒトの治療に用いる場合の本発明の化合物の適当な一日当たり用量は、経口投 与の場合約0.001〜100mg/kg体重、非経腸投与の場合は0.001〜50mg/kg体重であ る。 調製 本発明の別の目的は化合物の調製方法である。式Iの化合物は、N−末保護ジ ペプチド(W1-A1-A2-OH)または(W1-A1-OH)(ここで、N−末端保護アミノ酸 を用いる場合は、第2のアミノ酸は標準方法を用いて後に添加する)を、下記式 : H2N-(CH2)n-X (式中、A1、A2およびnは式Iにおいて定義した通りであり、そしてXは未保護 または保護されたグアニジノ基、または保護されたアミノ基、またはアミノ基に 変換可能な基である)の化合物とカップリングさせ、次に、保護基を除去するか 、または、N−末端窒素を脱保護し、その後、N−末端窒素をアルキル化し、知 られた方法で脱保護することにより調製してよい。 カップリングは以下に示す方法の1つを用いて行う。 方法I: 標準的なペプチドカップリング方法により調製されたN−末端保護ジペプチド と、保護された、または未保護のアミノグアニジンまたはアルキル鎖末端に保護 されたまたはマスキングされたアミノ基を有する直鎖アルキルアミンとの、下記 式: 〔式中、A1、A2およびnは式Iで定義した通りであり、W1はt−ブトキシカルボ ニルおよびベンジルオキシカルボニルのようなN−末端アミノ保護基であり、X は-NH-C(NH)-NH2、-NH-C(NH)-NH-W2、-N(W2)-C(NH)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2ま たは-NH-W2(ここでW2はt−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニ ルのようなアミン保護基)であるか、またはXはアジドのようなマスキングされ たアミノ基である〕に示す標準的なペプチドカップリングを用いて保護ペプチド を得る。最終化合物は使用するX基の性質に応じ低下の方法の何れかで調製でき る。即ち、保護基の除去(X= -NH-C(NH)-NH2、-N(W2)-C(NH)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2または-NH-C(NH)-NH-W2 の場合)またはW1-基の選択的脱保護(例えばX=-NH-C(NH)-NH-W2、-N(W2)-C(N H)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2の場合、この場合W2はW1に対しオルト)を行ない、 ついで、N−末端窒素のアルキル化および脱保護または末端アルキルアミノ官能 基の選択的脱保護/マスキング除去(X=NH-W2、この場合W2はW1に対しオルト であるか、またはX=アジドのようなマスキングされたアミノ基である)を行な い、その後、標準的な方法を用いた遊離アミンのグアニド化反応およびW1−基の 脱保護を行う。 方法II 標準的なペプチドカップリング方法により調製されたN−末端保護ジペプチド と、保護された、または未保護のアミノグアニジンまたはアルキル鎖末端におい て保護されたまたはマスキングされたアミノ基を有する直鎖アルキルアミンとの 、下記式: 〔式中、A2、n、W1およびXは上記定義した通りである〕に示す標準的なペプチ ドカップリングを用いてカップリングさせること、ついで、W1−基の脱保護およ び保護された形態のN−末端アミノ酸とのカップリングを行ない、方法Iに記載 の保護ペプチドを得る。その後、方法Iに従って最終化合物への合成を継続する 。 本発明の詳細な記述 以下の記述は本発明の特徴を説明するものである。 実験の部 一般的実験方法 1HNMRおよび13C NMRの測定のBRUKER AC-P 300、BRUKER 200およびBRUKER AM 5 00スペクトル分析器を用いて行った。前者は500.14MHzの1H周波数および125.76M Hzの13C周波数で測定し、そして後者はそれぞれ300.13MHzおよび75.46MHzの1Hお よび13Cの周波数で測定した。 試料は、CDCl3(アイソトープ純度>99.8%、Dr.Glaser AGBasel)、CD3OD( アイソトープ純度>99.95%、Dr.Glaser AGBasel)またはD2O(アイソトープ純 度>99.98%、Dr.Glaser AGBasel)の何れかの溶媒0.6ml中に10〜50mgの量で溶 解した。 CDCl3およびCD3OD中の1Hおよび13Cの化学シフト値は外部標準物質としてのテ トラメチルシランに対する相対値とした。D2O中の1Hの化学シフトは外部標準物 質3−(トリメチルシリル)−d4−プロパン酸のナトリウム塩に対する相対値と し、そして、D2O中の13Cの化学シフトはやはり外部標準物質1,4−ジオキサン (67.3ppm)に対する相対値とした。外部標準物質を用いたカリブレーションは 場合により、内部標準物質を用いた場合と比較して僅かなシフトの差をもたらす が、1Hの化学シフトの差は0.02ppm未満であり、13Cの化学シフトの差は0.1ppm未 満である。 薄層クロマトグラフィーは市販のMerckシリカゲル60F254をコーティングした ガラスまたはアルミニウムプレート上で行った。可視化はUV光の組み合わせを用 い、その後エタノール(95%)372ml、濃硫酸13.8ml、濃酢酸4.2mlおよびp−メト キシベンズアルデヒドまたはホスホモリブデン酸試薬(エタノール(95%)中5〜 10重量%) を混合することにより調製した溶液を噴霧し、加熱することにより行った。 フラッシュクロマトグラフィーは窒素圧下Merckシリカゲル60(40〜63mm、230 〜400メッシュ)上で行った。 凍結乾燥はLeybold-Heraeus,Lyovac GT 2型装置を用いて行った。 保護操作 Boc-(R)Cha-OH 1M水酸化ナトリウム130mlおよびTHF 65ml中のH-(R)Cha-OH21.55g(125.8ミ リモル)の溶液に、(Boc)2O 30g(137.5ミリモル)を添加し、混合物を室温で4 .5時間撹拌した。THFを蒸発させ、更に水150mlを添加した。アルカリ性の水層を 酢酸エチルで2回洗浄し、2M硫酸水素カリウムで酸性化し、酢酸エチル3×15 0mlで抽出した。合体した有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム) した。溶媒を蒸発させて白色固体として標題化合物30.9g(90.5%)を得た。 出発物質の調製 Boc-(R)Cha-Osu Boc-(R)Cha-OH(1当量)、HOSu(1.1当量)およびDCCまたはCME-CDI(1.1当 量)をアセトニトリル(約2.5ml/ミリモル酸)に溶解し、一夜室温で撹拌した 。反応の間に形成した沈殿を濾過し、溶媒を蒸発させ、生成物を真空下に乾燥し た。(反応にCME-CDIを使用する場合は、シアン化エチルの蒸発後、残存物を酢 酸エチルに溶解し、有機層を水で洗浄し、乾燥した。溶媒を蒸発させて標題化合 物を得た。) 1H-NMR(500 MHz,CDCl3,2回転異性体約:1:1の比)δ0.85-1.1(m,2H) ,1.1-1.48(m,4H),1.5-1.98(m,16H;うち1.55(bs,9H)),2.82(bs,4H),4.72 (bs,1H,大量異性体),4.85(bs,1H,少量異性体) Boc-(R)Cha-Phe-OH 5℃のDMF/水(1/1)60ml中のH-Phe-OH 6.61g(40ミリモル)および水酸 化ナトリウム1.4g(35ミリモル)の撹拌混合物に、Boc-(R)Cha-OSu 3.68g(10 ミリモル)を添加し、混合物を室温に戻した。3時間後、溶媒を蒸発させ、残存 物を水150mlに溶解した。塩基性の水層を酢酸エチル2×50mlで洗浄し、1M硫 酸水素カリウムで酸性化し、酢酸エチル2×100mlで抽出した。合体した有機層 を水2×50mlで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)した。濾過し、溶媒を蒸発さ せ、標題化合物2.86g(68%)を得た。 Boc-(R)Cha-Phe-Osu アセトニトリル30ml中のBoc-(R)Cha-Phe-OH 2.81g(6.71ミリモル)およびHO Su 850mg(7.38ミリモル)の撹拌溶液に、CME-CDI3.13g(7.38ミリモル)を添 加し、反応混合物を15時間室温に放置した。反応の間に形成した沈殿を濾過し、 溶媒を蒸発させ、残存物を酢酸エチル150mlに溶解した。有機層を水1×20ml、 炭酸ナトリウム(水性)1×20ml、水2×20ml、塩水1×20mlで洗浄し、乾燥( 硫酸マグネシウム)した。濾過し、溶媒を蒸発させ、得られた標題化合物2.44g (70%)を更に精製することなく用いた。 Boc-Nag(Z) (i)N−ベンジルオキシカルボニル−O−メチルイソ尿素 濃水酸化ナトリウム水溶液(2.81,50%w/w,19.1M,53モル) および水(32l)の18℃の撹拌溶液に、O−メチルイソ尿素ヘミサルフェート( 1.7kg,94%,13.0モル)およびO−メチルイソ尿素ハイドロジエンサルフェー ト(1.57kg,99%,9.0モル)を2回に分けて添加した。反応混合物を3〜5℃ に冷却した。ベンジルクロロホルメート(3.99kg,92%,20.9モル)を冷却しな がら、激しく撹拌して20分かけて添加した。Z-Clの添加の間に反応温度が3℃か ら8℃に上昇した。添加漏斗を水5lですすぎ洗いし、これも反応器に添加した 。反応混合物を18時間0〜3℃で撹拌し、濾過し、結晶を冷水(3℃,10l)で 洗浄した。48時間真空下に乾燥(25℃,10〜20mbar)し、白色結晶性粉末として 標題化合物3.87g(89%)を得た。 (ii)Boc-Nag(Z) 60〜70℃のイソプロパノール(24kg)中のBoc-NH-(CH2)3-NH2×HCl(Mattingl y P.G.の方法に従って調製〔Synthesis,367(1990)〕,3.9kg,18.5モル)の撹 拌溶液に、炭酸水素カリウム(4.2kg,42モル)を30分間かけて添加した。炭酸 ガスがゆっくり発生した。混合物を更に30分間撹拌し、次いで、N−ベンジルオ キシカルボニル−O−メチルイソ尿素(3.74kg,18.0モル)を30分間かけて少し ずつ添加した。反応混合物を16時間65〜70℃で撹拌し、20℃に冷却し、濾過した 。沈殿をイソプロパノール(10+5l)で洗浄した。合体した濾液を減圧下、加 熱マントルを65〜70℃以下に維持しながら濃縮した。約45lが留去された時点で 、酢酸エチル(90l)を添加した。反応混合物を20〜25℃に冷却し、水(10およ び5l)および塩水(5l)で洗浄し、硫酸ナトリウム(2kg)で乾燥した。撹 拌後、反応混合物を濾過し、フィルターケーキを酢酸エチル(11および7 l)で洗浄した。加熱マントルを40〜50℃以下に維持しながら、合わせた濾液を 減圧下に濃縮した。酢酸エチル約90リットルが留去された時点で、トルエン(25 l)を添加し、蒸発を継続した。更に18リットルの留出物が回収された後、トル エン(20l)を激しく撹拌しながら添加し、得られた混合物を−1〜0℃に冷却 し、一夜(17時間)穏やかに撹拌した。結晶スラリーを濾過し、生成物を冷トル エン(10および5l)で洗浄した。24時間真空下に乾燥(10〜20mbar,40℃)し 、Boc-Nag(Z)4.83kg(13.8モル,76%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CDCl3): δ1.41(s,9H),1.6-1.7(m,2H),3.0-3.3(m,4H) ,4.8-5.0(bs,1H),5.10(s,2H),7.2-7.4(m,5H)Boc-Agm(Z) (i)Boc-Agm 硫酸アグマチン(Aldrich)14.95g(65.5ミリモル,1当量)、トリエチルア ミン13.7ml(98.25ミリモル,1.5当量)、水165mlおよびTHF165mlのスラリーに 、室温で5分間、(Boc)2O 21.5g(98.25ミリモル,1.5当量)を添加した。混合 物を一夜激しく撹拌し、蒸発乾固させ、残存物をジエチルエーテル2×200mlで 洗浄し、白色粉末として得られたBoc-Agmを、更に精製することなく次の段階で 用いた。 (ii)Boc-Agm(Z) 4N水酸化ナトリウム180mlおよびTHF165ml中の前の段階の粗製Boc-Agm(約65 .5ミリモル)の冷却(5℃)スラリーに、10分間ベンジルクロロホルメート24ml (169ミリモル)を添加した。4時間室温で撹拌した後、メタノール(150ml)を 添加し、撹拌を更に20時間室温で継続した。有機層を蒸発させ、残存物に水200m lを添加した。 塩基性の水層を酢酸エチル1×300mlおよび2×200mlで抽出した。合わせた有機 層を水(2×100ml)、塩水(1×100ml)で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム) した。溶媒を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノ ール97/3,95/5次いで9/1の段階勾配)により白色粉末として純粋なBoc- Agm(Z)14.63g(58%)を得た。 1H-NMR(CDCl3,500 MHz):δ1.35-1.40(m,2H),1.45(s,9H),1.5-1.6(m,2H ),3.0-3.2(m,4H),4.65(bs,1H),5.1(s,2H),7.25-7.40(m,5H) 13C-NMR(CDCl3,75.5MHz):δ25.44,27.36,28.21,65.83,79.15,127.47, 127.66,128.14,137.29,156.47,161.48,163.30 H-(R)Cha-Phe-Nag(Z) (i)Boc-(R)Cha-Phe-OH Boc-(R)Cha-OHをアセトニトリル(200ml)に溶解し、N−ヒドロキシスクシン イミド(9.9g,81ミリモル)を添加した。次にジシクロヘキシルカルボジイミ ド(17.8g,81ミリモル)をゆっくり添加し、反応混合物を室温で一夜撹拌した 。沈殿を濾過し、Boc-(R)Cha-OSuを含有する溶液を蒸発させた。Phe-OH(48.7g ,195ミリモル)、水酸化ナトリウム(10.3g,258ミリモル)、水(270ml)最 後にジメチルホルムアミド(70ml)を撹拌しながら反応容器に添加した。Boc-(R )Cha-OSuをジメチルホルムアミド(200ml)に溶解し、反応温度を5℃未満に維 持しながら反応容器にゆっくり添加した。3時間後、溶液を蒸発させ、残存物を 水(1000ml)に溶解し、酢酸エチル(2×300ml)で抽出した。水層を硫酸水素 カリウム(1M)でpH3 まで酸性化し、酢酸エチル(2×700ml)で抽出した。合体した有機層を水(2 ×300ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過し蒸発させた後、標 題化合物Boc-(R)Cha-Phe-OH(21g,50ミリモル)を67%収率で単離した。 (ii)Boc-(R)Cha-Phe-Nag(Z) Boc-(R)Cha-Phe-OH(20.8g,49.7ミリモル)をアセトニトリル(350ml)に溶 解した。容器を冷却し、反応温度を2℃に維持しながら4−ジメチルアミノピリ ジン(12.1g,99.4ミリモル)を添加した。Nag(Z)(12.4g,49.7ミリモル)を 添加し、白色スラリーを形成した。最後に、1−(3−ジメチルアミノプロピル )−3−エチルカルボジイミド(8.6g,52ミリモル)を10分間かけてゆっくり 添加した。溶液を室温に戻し、一夜撹拌した。溶液を蒸発させ、残存物を酢酸エ チル(400ml)および水(150ml)に溶解した。有機層を硫酸水素カリウム(1M ,250ml)、炭酸ナトリウム(1M,3×250ml)、水(200ml)および最後に塩 水(200ml)で洗浄した。合わせた有機層を蒸発させ標題化合物Boc-(R)Cha-Phe- Nag(Z)(24.9g,38ミリモル)を77%収率で単離した。 (iii)H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z) Boc-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(10g,15.4ミリモル)を酢酸エチル(50ml)に溶解 した。反応容器を4℃に氷水バスで冷却し、次に塩酸(46ml,52ミリモル,酢酸 エチル中3.3M)を添加した。氷容器を取り外し、溶液を室温に戻した。1.5時間 後、すべての出発物質が消費された。溶媒をデカンテーションして脱保護ペプチ ドの塩酸塩から分離し、粗生成物を水(50ml)に溶解し、酢酸エチル(50ml)で 抽出した。合体した水層を炭酸カリウム(4.3g,30.8ミリモル)を 添加することにより中和し、次にジクロロメタン(150ml)で抽出した。合体し た有機層を蒸発させ、溶離剤として塩化メチレン:メタノール:水酸化アンモニ ウム(100:4:1〜100:15:1)を用いたシリカゲル(230〜400メッシュ)上 のクロマトグラフィーにより精製し、H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(3g,5.5ミリモ ル)を36%収率で単離した。 1H-NMR(200 MHz,CDCl3) δ(ppm) 7.82(d,1H),7.4-7.1(m,10H),5.09(s,2H ),4.42(q,1H),3.4-2.9(m,7H),1.8-0.7(m,15H) 実施例 実施例 1 H-(R)Cha-Phe-Agm×2TFA (i)Boc-(R)Cha-Phe-Agm(Z) TFA/塩化メチレン(1:4)15ml中のBoc-Agm(Z)729mg(2ミリモル)の溶液 を約2時間室温で撹拌した。溶媒を蒸発させ、生成物をBoc-(R)Cha-Phe-OSu 1.0 3g(2ミリモル)とともにDMF 10mlに溶解し、NMMでpHを約9℃、混合物を5時 間室温で撹拌した。溶媒を真空下に蒸発させ、残存物を酢酸エチル200mlに溶解 した。有機層を2×10mlの水、1M硫酸水素カリウム、1M水酸化ナトリウム、 水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)した。溶媒を蒸発させ、塩化メチレン/ メタノール(95/5)100ml、次いで塩化メチレン/メタノール(9/1)250ml の段階勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィー(70g SiO2)により、標題 化合物1.09g(96%)を得た。 1H-NMR(500MHz,CDCl3,2つの回転異性体の混合物):主たる回転異性体: δ0.7-0.9(m,2H),1.0-1.8(m,25H;うち1.39(s,9H)), 2.9-3.25(m,6H),4.02(m,1H),4.71(q,1H),5.05(s,2H),7.1-7.4(m,10H) 13C-NMR(125 MHz,D2O):カルボニルおよびグアニジン炭素:δ161.7,163.6 ,172.0,172.7および174.9 (ii)H-(R)Cha-Phe-Agm×2TFA 塩化メチレン/TFA(4/1)10ml中のBoc-(R)Cha-Phe-Agm(Z)100mg(0.15 ミリモル)の溶液を2時間45分室温で撹拌し、その後、溶媒を蒸発させた。残存 物をエタノール/水(8/1)9mlに溶解し、3時間大気圧で5%Pd/C 40mg上 水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を蒸発させ、残存物を水に溶解し、凍結乾燥 して、白色粉末として標題化合物93mg(94%)を得た。 1H-NMR(500MHz,D2O,2つの回転異性体の混合物):主たる回転異性体:δ0 .65-1.75(m,17H),2.86-3.23(m,6H),3.96(t,1H),4.59(dd,1H),7.15-7.4( m,5H) 13C-NMR(125 MHz,D2O):グアニジンδ157.3:カルボニル炭素:δ171.0お よび173.1 実施例 2 HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm×2TFA (i)H-(R)Cha-Phe-Agm(Z) 塩化メチレン/TFA(4/1)30ml中のBoc-(R)Cha-Phe-Agm(Z)0.99g(1.49ミ リモル)の溶液を3時間室温で撹拌し、その後、溶媒を蒸発させ、残存物を塩化 メチレン10mlに溶解した。有機層を5M水酸化ナトリウム1×30ml、水2×30ml で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)した。濾過し、溶媒を蒸発させ、白色粉末 として標題化合物825mg(98%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CDCl3):δ0.75-1.0(m,2H),1.05-1.75(m,15H),2.93-3.34 (m,7H),4.56(q,1H),7.13-7.39(m,10H) 13C-NMR(75 MHz,CDCl3):カルボニルおよびグアニジン炭素:δ161.8,163.8 ,171.8および176.5 (ii)BnOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm(Z) アセトニトリル/DF(15/1)16ml中のH-(R)Cha-Phe-Agm(Z)282mg、炭酸カリ ウム173mg(1.25ミリモル)およびBnOOC-CH2-Br 137.5mg(0.6ミリモル)の混合 物を4時間15分50℃に加熱し、その後、溶媒を蒸発させ、残存物を酢酸エチル70 mlに溶解した。有機層を水4×10ml、塩水10mlで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウ ム)した。溶媒を蒸発させ、溶離剤として塩化メチレン/メタノール(アンモニ ア飽和)(95/5)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(37g SiO2)により 、所望の化合物230mg(64%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CDCl3):δ0.7-0.95(m,2H),1.05-1.75(m,15H),2.84-3.25 (m,8H),4.56-4.68(m,1H),4.95(s,2H),5.12(s,2H),7.1-7.45(m,15) 13C-NMR(75 MHz,CDCl3):カルボニルおよびグアニジン炭素:δ161.7,163.6 ,171.56,171.61および175.1 (iii)HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm×2TFA エタノール/水(5/1)18ml中のBnOOC-CH2-(R)Cha-Phe-agm(Z)230mg(0.32 3ミリモル)の溶液に、少量のTFA(数滴)を添加し、混合物を6時間大気圧下に 5%Pd/C 70mg上で水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を蒸発させ、残存物を水 に溶解し、凍結乾燥させ、白色粉末として標題化合物223g(96%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CD3OD):δ0.65-1.85(m,17H),2.8-3.0(m, 1H),3.0-3.3(m,5H),3.78(bs,2H),4.0(bs,1H),4.62(m,1H),7.1-7.4(m,5 H) 13C-NMR(75 MHz,CD3OD): グアニジン:δ158.6;カルボニル炭素:δ168.9 ,169.6および173.4 実施例 3 H-(R)Cha-Phe-Nag×2TFA (i)Boc-(R)Cha-Phe-Nag(Z) Boc-(R)Cha-Phe-Osu(2ミリモル)およびBoc-Nag(Z)(2ミリモル)から、実 施例1(i)のBoc-(R)Cha-Phe-Agm(Z)に関する記載と同様にして調製した。収 量1.02g(78%) (ii)H-(R)Cha-Phe-Nag×2TFA 塩化メチレン/TFA(4/1)10ml中のBoc-(R)Cha-Phe-Nag(Z)100mg(0.15ミ リモル)の溶液を3時間35分室温で撹拌し、その後、溶媒を蒸発させた。残存物 をエタノール/水(8/1)9mlに溶解し、3時間大気圧下に5%Pd/C 40mg上 で水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を蒸発させ、残存物を水に溶解し、凍結乾 燥して、白色粉末として標題化合物97mg(98%)を得た。 1H-NMR(500 MHz,D2O,2つの回転異性体の混合物):主たる異性体:δ0.75-1 .85(m,15H),2.9-3.45(m,6H),4.05(t,1H),4.6-4.8(m,1H;H-O-Dシグナル で部分的に不明瞭化),7.3-7.6(m,5H) 13C-NMR(75 MHz,D2o):グアニジンδ157.6;カルボニル炭素:171.3および17 3.5 実施例 4 HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag×2TFA (i)H-(R)Cha-Phe-Nag(Z) Boc-(R)Cha-Phe-Nag(Z)から実施例2(i)のH-(R)Cha-Phe-Agm(Z)に関する記 載と同様の方法で調製した。収率90% 13C-NMR(75 MHz,CDCl3):δ26.0,26.2,26.4,29.5,32.2,34.0,34.2,36 .7,37.7,38.3,42.6,52.7,55.1,66.3,126.9,127.7,127.9,128.3,128. 6,129.1,136.7,137.5,161.8,163.7,171.5および176.6 (ii)BnOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag(Z) アセトニトリル15ml中のH-(R)Cha-Phe-Nag(Z)275mg(0.5ミリモル)、炭酸カ リウム173mg(1.25ミリモル)およびBnOOC-CH2-Br137.5mg(0.6ミリモル)の混 合物を3時間50分50℃に加熱し、その後、溶媒を蒸発させ、残存物を酢酸エチル 70mlに溶解した。有機層を水4×10ml、塩水10mlで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシ ウム)した。溶媒を蒸発させ、溶離剤として塩化メチレン/メタノール(アンモ ニア飽和)(95/5)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(37gSiO2)によ り、所望の化合物209mg(60%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CDCl3):δ0.72-0.93(m,2H),1.0-1.72(m,13H),2.83-3.25 (m,9H),4.54(q,1H),5.09(s,2H),5.11(s,2H),7.05-7.4(m,15H),7.59(d ,1H;NH) 13C-NMR(75 MHz,CDCl3): カルボニルおよびグアニジン炭素:δ161.8,163. 6,171.3,171.6および175.2 (iii)HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag×2TFA エタノール/水(5/1)18ml中のBnOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag(Z)209mg(0.3 ミリモル)の溶液に、少量(15滴)のTFAを添加し、混合物を4時間大気圧下に 5%Pd/C 70mg上で水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を蒸発させ、残存物を水 に溶解し、凍結乾燥して、白色 粉末として標題化合物190mg(90%)を得た。 1H-NMR(300 MHz,CD3OD):δ0.6-1.38(m,6H),1.4-1.9(m,9H),2.9-3.4(m, 6H),3.9(bs,2H),4.1(bs,1H),4.7(m,1H;H-O-Dシグナルで部分的に不明瞭 化),7.1-7.45(m,5H) 13C-NMR(75 MHz,CD3OD):グアニジン:δ157.5;カルボニル炭素:δ169.3,1 69.5および173.2 実施例 5 H-(R)Cha-Phe-Nag H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(300mg,0.55ミリモル)をエタノール(50ml)に溶解 し、トリフルオロ酢酸(56μl,0.73ミリモル)を添加した。混合物を超音波処 理し、Pd/C(5%,50mg)を添加し、19時間Parr振とう装置中で45psi水素圧下 に水素添加した。懸濁液をセライトで濾過し、溶媒を蒸発させた後、56%収率で 標題化合物(0.13g,0.31ミリモル)を得た。 1H-NMR(200 MHz,d-HCl+d2-H2O)δ(ppm)7.40-7.00(m,5H),4.47(t,1H),3.8 6(t,1H),3.25-2.65(m,6H),1.75-0.50(m,15H) TSP-MS測定値(m/z)=417(MH+(C22H37N6O2)の計算値417) 実施例 6 CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag (i)CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag(Z) H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(500mg,0.91ミリモル)をアセトニトリル(7.5ml) に溶解した。次にアセトニトリル(1ml)に溶解したアセチルクロリド(10.7mg ,1.36ミリモル)を反応容器に入れた。30分後、アシル化されたペプチドが塩酸 塩として沈殿した。20分後ジ エチルエーテル(5ml)を添加した。沈殿を濾過し、一夜35℃で真空下に乾燥し 、乾燥した生成物CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag(Z)×HCl(407mg,0.69ミリモル)を67 %収率で単離した。 1H-NMR(200 MHz,CDCl3)δ(ppm) 7.4-7.1(m,10H),5.1(q,2H),4.7(m,1H) ,4.0(m,1H),3.5-2.9(m,6H),2.0-0.6(m,18H) TSP-MS計算値(m/Z)=593(MH+(C32H45N6O5)の計算値593) (ii)CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(400mg,0.68ミリモル)をエタノール(60ml)に 溶解し、Pd/C(5%,80mg)を添加した。混合物を20時間Parr振とう装置中で45 psi水素圧下に水素添加した。懸濁液をセライトで濾過し、溶媒を蒸発させた後 、粗製の混合物(300mg)を回収した。粗生成物(150mg)を、溶離剤としてシア ン化メチル:酢酸アンモニウム(0.1M)(40:60)を用いた逆相クロマトグラ フィー(C8-ゲル)により精製し、64%収率で生成物(100mg,0.22ミリモル)を 得た。 1H-NMR(200 MHz,d4-CH3OH)δ(ppm)7.25-6.85(m,5H),4.44(dd,1H),4-02(t ,1H),3.30-2.90(m,5H),2.72(dd,1H),2.0-0.5(m,18H) TSP-MS測定値(m/z)459(MH+(C24H39N6O3)の計算値459) 実施例 7 CH3CH2-(R)Cha-Phe-Nag (i)CH3CH2-(R)Cha-Phe-Nag(Z) H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(500mg,0.91ミリモル)、p−トルエンスルホン酸( 173mg,0.91ミリモル)およびメタノール(7.5ml)を氷冷した反応容器に添加し た。アセトアルデヒド(51μl,0.91ミ リモル)を添加し、更に30分後、最後にナトリウムシアノボロハイドライド(86 mg,1.36ミリモル)を添加した。混合物を4日間室温で撹拌し、次に蒸発させた 。粗生成物を溶離剤として塩化メチレン:メタノール:水酸化アンモニウム(90 :10:1)を用いたシリカゲル(230〜400メッシュ)上のクロマトグラフィーに より精製し、CH3CH2-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(150mg,0.26ミリモル)を29%収率で 得た。 1H-NMR(200 MHz,d4-MeOH)δ(ppm) 7.39-7.28(m,10H),5.11(s,2H),4.63(t ,1H),3.2-2.9(m),2.42(m,2H),1.8-0.8(m,18H) (ii)CH3CH2-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(150mg,0.26ミリモル)をエタノール(840ml )および酢酸(1ml)に溶解した。Pd/C(5%,51mg)を添加し、2日間Parr振 とう装置中で45psiの水素圧下に水素添加した。混合物を濾過し、フィルターケ ーキをメタノール/酢酸(2:1,40ml)で洗浄した。ヘプタン:酢酸エチル: TEA(30:70:1)を溶離剤としたシリカゲル(230〜400メッシュ)上のクロマ トグラフィーにより28%収率で標題化合物(32mg,0.072ミリモル)を単離した 。 1H-NMR(200 MHz,d4-MeOH)δ(ppm)7.50-7.10(m,5H),4.62(q,1H),3.76-3.67 (m,1H),3.65-3.56(m,1H),3.51(t,1H),3.35-2.95(m,6H),2.70(q,2H),2 .0-0.5(m,18H) 実施例 8 HOOC-CO-(R)Cha-Phe-Nag (i)HOOC-CO-(R)Cha-Phe-Nag(Z) H2N-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(500mg,0.91ミリモル)をアセトニトリル(5ml)中 に分散させた。メチルオキサリルクロリド(104μl, 1.14ミリモル)をスラリーに添加した。60分後、出発物質が消費されたことがHP LCにより確認され、透明の溶液を蒸発させた。 残存物をテトラヒドロフラン(4ml)に溶解し、水(2ml)に溶解した水酸化 リチウム(115mg,2.73ミリモル)を添加することにより、粗製のメチルエステ ルを加水分解した。90分後、更に水酸化リチウム(70mg,1.7ミリモル)を添加 し、30分後水(10ml)を添加し、不溶性の物質を溶解させた。蒸発後、乾燥した 未着色の粉末を塩化アンモニウム(150mg)を含有する水(10ml)中のスラリー とした。混合物を30分間撹拌し、次に沈殿を濾過し、水で2回洗浄した。 1H-NMR(200 MHz,d6-DMSO)δ(ppm) 8.7(d,1H),8.2-7.6(m),7.31-7.22(m,1 0H),4.94(s,2H),4.32(m,1H),4.00(m,1H),3.3-2.6(m,6H),1.7-0.6(m,1 5H) TSP-MS測定値(m/z)623(MH+(C32H43N607)計算値623) (ii)HOOC-CO-(R)Cha-Phe-Nag HOOC-CO-(R)Cha-Phe-Nag(Z)(210mg,0.34ミリモル)をテトラヒドロフラン( 25ml)に分散させ、酢酸(20ml)を添加した。Pd/C(5%,30mg)を添加し、25 時間Parr振とう装置中で45psiの水素圧下に水素添加した。懸濁液をセライトで 濾過し、フィルターケーキをテトラヒドロフランで洗浄し、溶媒を蒸発させた後 、粗生成物(257mg)を回収した。トルエンで3回(計50ml)共沸蒸発させ、真 空下に一夜乾燥させた後、85%収率で生成物(140mg,0.29ミリモル)を単離し た。 1H-NMR(200 MHz,D4-MeOH)δ(ppm) 7.19(m,5H),4.54(dd,1H),4.00(t,1H) ,4.00(t,1H),3.50-2.90(m,5H),2.70(t,1H),1.90-0.60(m,15H) TSP-MS測定値(m/z)489(MH+(C24H36N6O5)計算値489) 薬学的処方物 A.本発明の化合物は経口投与または腸への局所投与のための固体剤形に製剤で きる。 実施例A1 平型錠剤 キニノゲナーゼ阻害剤 10mg/錠 無水乳糖 250mg/錠 微結晶セルロース 60mg/錠 ステアリン酸マグネシウム 6mg/錠 活性成分を乳糖および微結晶セルロースと混合し、ステアリン酸マグネシウム を添加混合し、混合物から錠剤を圧縮成形した。 実施例A2 コーティング錠剤 キニノゲナーゼ阻害剤 100mg/錠 乳糖 350mg/錠 ポリビニルピロリドン 40mg/錠 ステアリン酸マグネシウム 8mg/錠 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8mg/錠 ポリエチレングリコール 1mg/錠 タルク 1mg/錠 酸化チタン 1mg/錠 活性成分を乳糖と混合し、水中ポリビニルピロリドンとともに顆粒化した。乾 燥し、ミリングした後、ステアリン酸マグネシウムを添加混合し、錠剤を圧縮成 形した。錠剤を、水中のヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレング リコール、タルクおよび二酸化チタンの溶液でコーティングした。 実施例A3 胃耐性錠剤 キニノゲナーゼ阻害剤 10mg/錠 乳糖 200mg/錠 ポリビニルピロリドン 40mg/錠 微結晶セルロース 50mg/錠 ステアリン酸マグネシウム 8mg/錠 Eudragit L 10mg/錠 ジブチルフタレート 1mg/錠 タルク 2mg/錠 活性成分を乳糖と混合し、水中ポリビニルピロリドンとともに顆粒化した。乾 燥しミリングした後、微結晶セルロースおよびステアリン酸を添加混合し、錠剤 を圧縮成形した。錠剤をイソプロパノール/アセトン中のEudragit L,ジブチル フタレートおよびタルクの溶液でコーティングした。 実施例A4 小腸用胃耐性持続放出顆粒 キニノゲナーゼ阻害剤 100mg/錠 乳糖 448mg/錠 微結晶セルロース 200mg/錠 ヒドロキシプロピルセルロース 50mg/錠 エチルセルロース 20mg/錠 アセチルトリブチルシトレート 2mg/錠 Eudragit L30D 50mg/錠 トリエチルシトレート 5mg/錠 タルク 25mg/錠 活性成分を乳糖および微結晶セルロースと混合し、水中ヒドロキ シプロピルセルロースとともに顆粒化した。顆粒を押出し成形し、球状化し、乾 燥した。顆粒をまずアセチルトリブチルシトレートを含有するエチルセルロース 分散液でコーティングし、次にトリエチルシトレートおよびタルクを含有するEu dragit L30Dでコーティングした。顆粒をゼラチンカプセルに充填し、各カプセ ルが活性成分10mgを含有するようにした。 実施例A5 結腸用胃耐性持続放出顆粒 キニノゲナーゼ阻害剤 200mg/錠 乳糖 400mg/錠 微結晶セルロース 200mg/錠 ヒドロキシプロピルセルロース 50mg/錠 Eudragit NE30D 50mg/錠 Eudragit S100 50mg/錠 タルク 50mg/錠 活性成分を乳糖および微結晶セルロースと混合し、水中ヒドロキシプロピルセ ルロースとともに顆粒化した。顆粒を押出し成形し、球状化し、乾燥した。顆粒 を水中のEudragit NE30D、EudragitS100およびタルクの分散液でコーティングし た。顆粒をゼラチンカプセルに充填し、各カプセルが活性成分100mgを含有する ようにした。 B.本発明の化合物は経口または経鼻吸入のための加圧エアロゾルまたは乾燥粉 末吸入剤に製剤できる。キニノゲナーゼ阻害剤を吸入投与に適する粒径(質量メ ジアン直径<4μm)まで微細化した。 加圧エアロゾル用には、微細化した物質を液体高圧ガス混合物中に懸濁し、容 器に充填し、計量弁で密封した。あるいは、キニノゲ ナーゼ阻害剤をエタノールを用いて液体プロペラント混合物中に溶解した。 使用する高圧ガスは種々のクロロフルオロカーボン(CFC)またはハイドロフ ルオロアルカン(HFA)であってよい。最も頻繁に使用されているCFCはトリクロ ロモノフルオロメタン(プロペラント11)およびジクロロジフルオロメタン( プロペラント12)およびジクロロテトラフルオロエタン(プロペラント114) である。最も頻繁に使用されているHFAはテトラフルオロメタン(プロペラント1 34a)およびヘプタフルオロプロパン(プロペラント227)である。 ソルビタントリオレエート、レシチン、オレイン酸またはその他の適当な物質 のような界面活性剤を低濃度で用いて物理的安定性を改善してよい。エタノール を界面活性剤または溶媒として用いることにより活性物質のプロペラント混合物 中の溶解度を高めてもよい。 実施例B1 %(w/w) キニノゲナーゼ阻害剤 0.5 トリクロロモノフルオロメタン(プロペラント11) 15 ジクロロジフルオロメタン(プロペラント12) 84 ソルビタントリオレエート 0.5 実施例B2 %(w/w) キニノゲナーゼ阻害剤 0.5 トリクロロモノフルオロメタン(プロペラント11) 25 ジクロロジフルオロメタン(プロペラント12) 74.48 オレイン酸 0.02 実施例B3 %(w/w) キニノゲナーゼ阻害剤 0.2 トリクロロモノフルオロメタン(プロペラント11) 15 ジクロロジフルオロメタン 64.78 エタノール 20 オレイン酸 0.02 実施例B4 %(w/w) キニノゲナーゼ阻害剤 0.4 テトラフルオロエタン(プロペラント134a) 59.58 ヘプタフルオロプロパン(プロペラント227) 20 エタノール 20 オレイン酸 0.02 実施例B5 %(w/w) キニノゲナーゼ阻害剤 1.0 ヘプタフルオロプロパン(プロペラント227) 93.5 エタノール 5 ソルビタントリオレエート 0.5 乾燥粉末吸入器中、微細化したキニノゲナーゼ阻害剤を単独または乳糖、マン ニトールまたはグルコースのような担体物質との混合物として用いてよい。ある いは、微細化した粉末を球状に加工し、投与操作中に破裂するようにしてもよい 。このような粉末または球状化粉末を単一用量または多用量の吸入器(例えばTu rbuhaler)内の薬剤リザーバに充填する。投与装置は患者が吸入する所望の用量 を計量する。 実施例B6 キニノゲナーゼ阻害剤をジェットミル内で微細化し、吸入に適する粒径(マス 直径<4μm)とした。微細化粉末100mgを粉末多用量吸入器(Turbuhaler)に充 填した。吸入器には1mgの用量を供給する投与装置を装着した。 実施例B7 キニノゲナーゼ阻害剤をジェットミル内で微細化し、吸入に適する粒径(マス 直径<4μm)とした。微細化粉末150mgを粉末多用量吸入器(Turbuhaler)に充 填した。吸入器には0.5mgの用量を供給する投与装置を装着した。 略号 Ac=アセチル Agm=アグマチン Agm(Z)=ω−N−ベンジルオキシカルボニルアグマチン Boc=t−ブトキシカルボニル Brine=飽和食塩水 Bn=ベンジル Cha=(S)−β−シクロヘキシルアラニン CME-CDI=1−シクロヘキシル−3−(2−モルホリノ−エチル) カルボジイミドメト−p−トルエンスルホネート DCC=ジシクロヘキシルカルボジイミド DMF=ジメチルホルムアミド Et=エチル EtOAc=酢酸エチル HOSu=N−ヒドロキシスクシンイミド HPLC=高速液体クロマトグラフィー LiOH=水酸化リチウム Me=メチル Nag=ノルアグマチン Nag(Z)=ω−N−ベンジルオキシカルボニルノルアグマチン Nal=(S)−ナフチルアラニン NMM=N−メチルモルホリン Ph=フェニル Phe=(S)−フェニルアラニン Pro=(S)−プロリン Ser=(S)−セリン TFA=トリフルオロ酢酸 THF=テトラヒドロフラン Z=ベンジルオキシカルボニル 添え字のn、s、iおよびtはその通常の意味、即ち、ノルマル、イソ、第2 および第3を指す。アミノ酸の立体化学は、特段の記載が無い限り、基本的に(S )とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07K 5/078 9455−4C A61K 37/64 ABE (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式: A1-A2-NH-(CH2)n-NH-C(NH)-NH2 式I 〔式中nは整数2、3、4、5または6、好ましくは3または4であり; A1は下記式IIa、IIb、IIc、IIdまたはIIe; の構造フラグメントを示し; ここでpは整数0、1または2であり; mは整数1、2、3または4、好ましくは2であり; qは整数0〜2、好ましくは1であり; R1はH、炭素原子1〜4個を有するアルキル基、炭素原子2〜3個を有する ヒドロキシアルキル基、または、R11OOC−アルキル(ここでアルキル基は炭素原 子1〜4個を有し、R11はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基である )を示すか、または、 R1はR12-OOC-1,4-フェニル-CH2-(ここでR12はHまたは炭素原 子1〜4個を有するアルキル基)を示すか、または、 R1はR13-NH-CO-アルキル(ここでアルキル基は炭素原子1〜4個を有し、炭 素原子1〜4個を有するアルキル基でカルボニルに対してアルファ位で置換され ていることができ、R13はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基である か、または、-CH2COOR12〔ここでR12は前に定義したもの〕である)を示すか、 または、 R1はR14SO2-、Ph(4-COOR12)-SO2-、Ph(3-COOR12)-SO2-またはPh(2-COORl2)- SO2-〔ここでR12は前に定義したものであり、R14は炭素原子1〜4個を有するア ルキル基〕を示すか、または、 R1はCO-R15〔ここでR15は炭素原子1〜4個を有するアルキル基〕を示すか 、または、 R1はCO-OR15〔ここでR15は前に定義したもの〕を示すか、または、 R1はCO-(CH2)p-COOR12〔ここでR12は前に定義したもの〕を示すか、または 、 R1は-CH2PO(OR16)2〔ここでR16は各々、H、メチルまたはエチル〕を示し; R2はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基またはR21COO-アルキル 〔ここでアルキル基は炭素原子1〜4個を有し、カルボニル基に対してアルファ 位で置換されていることができ、そしてそのアルファ置換基は基R22-(CH2)p-{ ここでpは上記したものであり、R22はメチル、フェニル、OH、COOR21である} であり、R21はHまたは炭素原子1〜4個を有するアルキル基である〕を示し; R3は炭素原子1〜4個を有するアルキル基を示すか、または、 R3はシクロヘキシル−またはシクロペンチル基を示すか、または、 R3は、炭素原子1〜4個を有するアルキル基または基OR21で置換されていて もよいフェニルを示すか、または、 R3は1−ナフチル、2−ナフチル、4−ピリジル、3−ピロリジル、または 3−インドリル基を示し、これは、OR21で置換されていてもよいものであり、そ してp=1であるか、または、 R3はシス−またはトランス−デカリン基であり、そしてp=1であるか、ま たは R3はSi(Me)3またはCH(R31)2であり、ここで、R31はシクロヘキシル−または フェニル基であり; A2は構造フラグメント: 〔式中R3およびpは前に定義した通りである〕の化合物。 2.A1がIIaまたはIIbを示す請求項1記載の化合物。 3.A1がIIaを示す請求項1記載の化合物。 4.R3がシクロヘキシル、シクロペンチル、フェニル、置換フェニルまたはその 他のアリール系であり、そしてpが1である請求項1記載の化合物。 5.R3がシクロヘキシル、シクロペンチル、フェニル、置換フェニルまたはその 他のアリール系であり、そしてpが1である請求項 2記載の化合物。 6.R3がシクロヘキシル、シクロペンチル、フエニル、置換フェニルまたはその 他のアリール系であり、そしてpが1である請求項3記載の化合物。 7.R1がR11OOC−アルキルを示し、ここでアルキル基は炭素原子1〜4個を有し 、そしてR11はHである前記請求項の1つ以上に記載の化合物。 8.R3がシクロヘキシルまたは置換フェニルである前記請求項の1つ以上に記載 の化合物。 9.nが3または4である前記請求項の1つ以上に記載の化合物。 10.nが4である前記請求項の1つ以上に記載の化合物。 11.pが1である前記請求項の1つ以上に記載の化合物。 12.qが1である前記請求項の1つ以上に記載の化合物。 13.A1位のアミノ酸フラグメントでR型を有する前記請求項の1つ以上に記載の 化合物。 14.A2位のアミノ酸フラグメントでS型を有する前記請求項の1つ以上に記載の 化合物。 15.下記: H-(R)Cha-Phe-Agm HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Agm H-(R)Cha-Phe-Nag HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag CH3-CO-(R)Cha-Phe-Nag CH3-CH2-(R)Cha-Phe-Nag HOOC-CO-(R)Cha-Phe-Nag の化合物、生理学的に許容されるこれらの塩、および、立体異性体よりなる群か ら選択される化合物。 16.化合物HOOC-CH2-(R)Cha-Phe-Nag、生理学的に許容されるその塩および立体 異性体。 17.N−末端保護ジペプチド(W1-A1-A2-OH)または(W1-A1-OH)(ここで、N −末端保護アミノ酸を用いる場合は、第2のアミノ酸は定法を用いて後に添加す る)を、下記式: H2N-(CH2)n-X (式中、A1、A2およびnは式Iにおいて定義した通りであり、W1はアミノ保護 基であり、そしてXは未保護または保護されたグアニジノ基、または保護された アミノ基、またはアミノ基に変換可能な基である)の化合物とカップリングさせ 、次に、保護基を除去するか、または、N−末端窒素を脱保護し、その後、N− 末端窒素をアルキル化し、知られた方法で脱保護し、そして、所望により、生理 学的に許容される塩を形成し、反応により立体異性体の混合物が形成される場合 には、これらを場合により、標準的なクロマトグラフィーまたは再結晶法により 分離し、そして所望により単一の立体異性体を単離することを包含する、請求項 1記載の化合物の調製方法。 18.下記工程: a)方法I: 標準的なペプチドカップリング方法により調製されたN−末端保護ジペプチ ドと、保護された、または未保護のアミノグアニジンまたはアルキル鎖末端に保 護されたまたはマスキングされたアミノ基を有する直鎖アルキルアミンとの、下 記式: 〔式中、A1、A2およびnは式Iで定義した通りであり、W1はt−ブトキシカル ボニルおよびベンジルオキシカルボニルのようなN−末端アミノ保護基であり、 Xは-NH-C(NH)-NH2、-NH-C(NH)-NH-W2、-N(W2)-C(NH)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2 または-NH-W2(ここでW2はt−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボ ニルのようなアミン保護基)であるか、またはXはアジドのようなマスキングさ れたアミノ基である〕に示す標準的なペプチドカップリング法を用いてカップリ ングを行って保護ペプチドを得ること、そして、更に使用するX基の性質に応じ て、保護基の除去(X=-NH-C(NH)-NH2、-N(W2)-C(NH)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2 または-NH-C(NH)-NH-W2の場合)またはW1-基の選択的脱保護(例えばX=-NH-C (NH)-NH-W2、-N(W2)-C(NH)-NH-W2、-NH-C(NW2)-NH-W2の場合、この場合W2はW1に 対しオルト)を行ない、その後、N−末端窒素のアルキル化および脱保護または 末端アルキルアミノ官能基の選択的脱保護/マスキング除去(X=NH-W2、この 場合W2はW1に対しオルトであるか、またはX=アジドのようなマスキングされた アミノ基である)を行ない、その後、標準的な方法を用いた遊離アミンのグアニ ド化反応およびW1-基の脱保護を行うこと、または、 b)方法II 標準的なペプチドカップリング方法により調製されたN−末端保護ジペプチ ドと、保護された、または未保護のアミノグアニジ ンまたはアルキル鎖末端に保護されたまたはマスキングされたアミノ基を有する 直鎖アルキルアミンとの、下記式: 〔式中、A2、n、W1およびXは上記定義した通りである〕に示す標準的なペプ チドカップリングを用いてカップリングさせること、その後、W1−基の脱保護お よび保護された形態のN−末端アミノ酸とのカップリングを行ない、方法Iに記 載の保護ペプチドを得ること、その後、方法Iに従って最終化合物への合成を継 続すること を包含する請求項17記載の方法。 19.請求項1記載の下記式: A1-A2-NH-(CH2)n-NH-C(NH)-NH2 の化合物の、そのまま、またはその塩の形態、またはδ−窒素でモノ保護され ているか、またはδ−窒素またはγ、δ−窒素でジ保護されているグアニジノ基 を有する形態での、セリンプロテアーゼ阻害剤の合成における、そして特に、キ ニノゲナーゼ阻害剤の合成における出発物質としての使用。 20.セリンプロテアーゼ阻害剤がペプチド化合物である請求項19記載の使用。 21.治療に用いるための請求項1記載の化合物。 22.抗炎症剤として使用するための請求項21記載の化合物。 23.薬学的担体1つ以上と組み合わせて請求項1記載の化合物有効量を含有する 薬学的組成物。 24.抗炎症剤として使用するための請求項23記載の薬学的組成物。 25.ヒトまたは動物の臓器におけるセリンプロテアーゼ、特にキニノゲナーゼの 阻害のための薬学的組成物の製造のための活性成分としての請求項1記載の化合 物の使用。 26.請求項1記載の化合物のセリンプロテアーゼ阻害有効量、特にキニノゲナー ゼ阻害有効量をヒトまたは動物の臓器に投与することを包含する、上記阻害が必 用な臓器における、上記阻害を得るための方法。 27.請求項1〜26の何れかに記載の、そして、実質的に本明細書に記載の、化合 物、方法、薬学的組成物、使用および方法。
JP7501664A 1993-06-03 1994-06-02 新規なペプチド誘導体 Pending JPH08511017A (ja)

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