JPH08509510A - 懸濁重合した吸水性ポリマー粒子 - Google Patents

懸濁重合した吸水性ポリマー粒子

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JPH08509510A JP6518926A JP51892694A JPH08509510A JP H08509510 A JPH08509510 A JP H08509510A JP 6518926 A JP6518926 A JP 6518926A JP 51892694 A JP51892694 A JP 51892694A JP H08509510 A JPH08509510 A JP H08509510A
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スタンリー,フレデリック・ダブリュー
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ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 使用又は加工中の摩滅を最少にするように相互に結合した個々の粒子から成り、水溶液を迅速に吸収する開放構造を特徴とするクラスターの製造方法は、不活性な有機相中にモノマー小滴が形成されるように、高剪断撹拌で連続相中にモノマー混合物を懸濁させることを含む。クラスターが癒着することを防止する沈殿防止剤を供給する。ポリマー粒子の表面において重合が生じて、本発明の多孔質クラスターを形成するように、水相に実質的な溶解度を有する第1ポリエチレン系不飽和架橋性モノマーと、有機相溶解性開始剤系とを加える。実質的に油溶性の第2架橋剤を任意に加えて、クラスターが癒着しないようにクラスターをさらに架橋させる。

Description

【発明の詳細な説明】 懸濁重合した吸水性ポリマー粒子 本発明は懸濁重合した吸水性(aqueous absorbent)ポリマー物質の製造方法 に関する。 多くの水不溶性ゲル形成ポリマーが、水性流体を吸収及び結合又は固定するこ とができるために、吸収剤としてのそれらの有用性のために知られている。これ らのポリマー物質は、例えば、農業/園芸分野における水分保持剤、油の脱水、 及び同様な目的のような、種々な脱水及び流体固定用途のために産業界で用いら れている。 最近の数年間に、水性流体を吸収するための大きい容量を有する吸収性ポリマ ーが開発され、水性の生物学的流体を吸収するためのパーソナルケア製品に用い られている。例えばおむつのような、典型的なパーソナルケア製品では、粉末形 の水性流体吸収性ポリマーに、流体負荷を最初に吸収して、分配するのに役立つ セルロース繊維を混合する。このような製品において重要なポリマー物質は、水 溶性エチレン系不飽和モノマーに由来するポリマー又は、不飽和モノマーを多糖 (例えば澱粉又はセルロース)若しくは他のポリマーバックボーンにグラフト重 合させたグラフトポリマーを含めた、多様なポリマーに基づくものである。 好ましい吸収性物質は、エチレン系不飽和カルボン酸と多官能性架橋モノマー とを共重合させることによって形成される水不溶性ゲルに由来する。この酸モノ マーはしばしば、重合前に、アルカリ金属水酸化物によって実質的に中和される 。重合後に、得られたポリマーを乾燥させ、例えばパーソナルケア製品に使用す る前に、粉末形に粉砕する。好ましいポリマーゲルはアクリル酸/アクリル酸ナ トリウムと多様な架橋剤とのコポリマーである。 パーソナルケア製品に優れた性能を与える所望のポリマー特徴を得ることは、 長い間研究者の意欲をかきたてる目的であった。この製品は使用者のために役立 つのみでなく、経済的かつ安全に製造されることができなければならない。顧客 /使用者レベルでは、例えば、おむつは、繰り返される濡れに応じても、使用者 を実質的に乾燥状態に維持することが最も望ましい。したがって、少なくともお むつ用途のための水性流体吸収性ポリマーの重要な、望ましい特徴は、大きい流 体容量を有することである。さらに、水性流体吸収性ポリマーの最も望ましい特 徴は、それが用いられるデバイスから流体を漏出させずに、吸収プロセス中に流 体を吸収し、保持するために充分な、迅速な吸収速度を有することである。今ま での研究者が得られなかったのは、吸水剤(aqueous absorbent)の他の望まし い性質の全てを維持しながらの充分に迅速な速度である。 流体吸収速度が粒子の表面積によって実質的に決定されることは、先行技術に おいて周知である。したがって、水性流体吸収剤の極度に微細な粒子、実質的に 100メッシュ(149μm)未満の粒子が迅速な速度で液体を吸収する。しか し、このようなポリマー微粒子の塊の表面における個々の粒子は、最初に流体に よって接触されたときに、迅速に膨潤し、一緒に接着し、流体は表面からより離 れた塊中の吸収剤粒子への接近から“ゲルブロック(gel block)”されるので 、実際にポリマー塊の総吸収速度は明白に低下する。物質の塊又は“フィッシュ アイ”がしばしば形成されるので、吸収剤物質の総性能は不充分である。 微細な物質に関する付加的な困難性は、このような微粉粒子が完成製品に製造 し、成形する際にダスチング問題を生じることである。製品レベルにおいて、費 用を高め、所望のレベルで機能する製品の可能性を限定する複雑な包含構造なし に、問題の製品又はデバイス中に微粒状物質を固定することは困難である。 数人の研究者は、有用な吸収性をまだ有する多少大きい粒子を形成し、ポリマ ー粒子の表面特徴を変化させるか又は微粒子を共に接着させることによって、非 ダスチング及び/又は迅速吸収速度の製品を製造しようと試みてきた。望ましい 製品末端用途性質と製造限界との釣り合いは、今までは、1つ以上のあまり望ま しくない特徴を受け入れることを意味していた。 ヤマサキ(Yamasaki)等は、米国特許第4,446,261号において、ダス チングを防止し、先行技術よりも改良された容量と吸収速度とを有する大きいサ イズの粒子の製造を開示する。この方法は、ダスチングを生じないサイズの球状 粒子を得るために、保護コロイドとして油溶性セルロースエステル又はセルロー スエーテルを用いる、水溶性レドックス開始剤系を含む懸濁重合プロセスによっ て樹脂粒子を製造する。しかし、ビーズが今までに公知の懸濁プロセスよりも迅 速な吸収速度を有すると述べながら、0.5gのポリマーが5mlの生理的食塩 溶 液を吸収するために4分間を越えるオーダーの吸収速度のみが報告されているに すぎない。 数人の研究者は吸水性樹脂の吸収速度の改良を研究している。ナカムラ(Naka mura)等は、米国特許第4,683,274号において、保護コロイド剤として スクロース脂肪酸エステルを含めることによる、逆エマルジョン重合によって製 造される1,1−不飽和カルボン酸ベースド(based)ポリマーの速度改良を示 唆する。吸水速度は、0.9%塩化ナトリウム水溶液30mlを樹脂1gが吸収 するために必要な時間として15分間から約1分間までに改良されると言われて いる。このような改良は、実質的ではあるが、多くのパーソナルケア製品用途の ためにまだ充分ではない。 英国特許第2119384A号では、カルボキシル基を有する特定の吸水性樹 脂の表面層の多価アルコールによる架橋は、微粉及びゲルブロックを最少にする と言われている。しかし、報告された改良は有意ではあるが、さらに、はるかに 大きい吸収速度がなお望ましい。 ヤマサキ等は、米国特許第4,666,975号において、若干の初期架橋を 含む米国特許第4,446,261号(上記で引用)に一般的に従って吸収性ポ リマー粒子を製造した後に、10〜40重量%の水の存在下で重合後架橋反応を 実施する。得られる樹脂粒子は、架橋密度勾配を有し、特に100μmより大き い、“極度に大きい”粒子直径を有し、フレーク、球状粒子、多孔質粒子又はブ ドウ状鎖の形状であると言われる。この方法は、吸収容量を吸収速度及びゲル強 度と釣り合わせる粒子を製造することを目的とする。しかし、全ての実施例は2 0分間を越える吸水速度を報告し、実際に迅速な吸収速度物質が得られたことを 示唆していない。微粉凝集技術では、充分な吸収性を維持することは一般に、接 着度又は微粉粒子が一緒に結合する程度が、架橋に対する周知の限界と同様に、 制限されることを必要とする。さもなくば、融合粒子が形成されて、なおゲルブ ロックする生成物を生じる可能性がある。粒子相互の結合を制限すると一般に、 完成品への組込み中に容易に摩滅されて、回避することが望ましいダスチング問 題を再現する傾向がある凝集生成物が生ずる。摩滅が完成品中でも生じて、微粉 が繊維マトリックス中のチャンネル及び空間を充填することによって製品中の流 体の分布をブロックすることがある。 米国特許第4,708,997号において、スタンレイ(Stanley)等は吸収 性ポリマー粒子を製造するための懸濁重合方法を開示する。非凝集粒子の製造を 目的とするが、ポリラウリルメタクリレート−アクリル酸コポリマー懸濁剤のア クリル酸含量を変えることによって、大きい塊から大きいチャンク(chunk)、 ビーズの小さい凝塊を経て個々の球状粒子までの範囲のポリマー生成物が得られ る。 ドイツ特許第3741158A1号において、チメリル(Chmelir)等はポリ アクリル酸ポリマーの乾燥微粉を凝集させて、吸収速度を改良している。典型的 には、流動床において乾燥微粉を凝集助剤と混合する、凝集助剤はポリマー自体 の水溶液若しくは懸濁液又は種々な機構によって粒子相互を接着することができ る任意の数の物質であることができる。ポリアクリル酸ポリマーの90μm未満 粒子を低分子量ポリアクリル酸の水溶液と接触させて、直径90〜630μmの 凝集粒子89〜95重量%を得ることが例示されている。 1991年1月18日に出願された米国特許出願第644,357号では、タ イ(Tai)は塊状重合プロセスからの微粉を、個々の粒子間に化学結合を形成す る方法によって、迅速−速度粒子に凝集させている。強い結合形成のために、先 行技術に典型的な、その後の摩滅問題が実質的に減少する。この方法は不活性溶 媒中に微粉を懸濁させ、前記懸濁液をエチレン系不飽和カルボン酸モノマーの懸 濁液と重合条件下で徐々に接触させることを必要とする。粒子の不連続なクラス ターが形成され、粒子は空間的に分布されたランダムな充填形態で相互に共有結 合されて、クラスターの表面において水性流体をゲルブロックすることなく、前 記粒子による吸水を可能にする。 先行技術の凝集方法は、一般に、実際に高表面積の水性流体透過性凝塊が形成 されないほど、粒子があまりに密接に凝集しているか、又は加工若しくは使用中 に摩滅若しくはダスチングが生ずるほど、粒子があまりにゆるやかに結合してい るかのいずれかである粒子の凝塊を生ずるとして特徴づけることができる。例え ば上記で引用したタイにおけるように、化学結合によって相互に強度に結合した 粒子のクラスター及びクラスター内部への流体接近を可能にするように注意深く 構成されたクラスターを形成するように注意する場合には、この方法は例えば通 常よりも多量の不活性溶媒の取り扱いを必要とするような、複雑な工程を含むこ とになる。 これらの困難さから、先行技術とは対照的に、充分な吸収容量と実際に高い吸 収速度とを有する、新しい吸収性ポリマー凝塊とそれらの製造方法とが必要であ ることが明らかになると思われる。上述したように、大きい粒度の吸収剤と凝塊 とが先行技術の研究者によって製造されているが、これらのみでは今までに充分 な吸収速度若しくは耐摩滅性を有していないか又は製造するために実際的若しく は経済的ではなかった。したがって、ゲルブロックせず、1分間以下のボルテッ クス速度(vortex rate)によって明らかであるように迅速な吸収速度を有し、 製造及び使用中の摩滅に耐えるほど充分に強い凝集生成物である吸収性ポリマー 物質を提供することが、依然として望ましい。 本発明は、次の工程: (a)不活性な有機液体中に水溶性エチレン系不飽和モノマーを含む水性モノ マー混合物を懸濁させて、モノマー小滴の不連続相を特徴とする懸濁液を形成す る工程であって、前記モノマー混合物が、水100gに架橋剤少なくとも約0. 1gの水中溶解度を特徴とする第1ポリエチレン系不飽和架橋剤を含み、前記懸 濁液がさらに前記不活性有機液体中に少なくとも約10ppmの重合開始剤を供 給するように分配される重合開始剤を含み、さらに前記懸濁液を部分的に安定化 させるための沈殿防止剤を含む前記工程と; (b)モノマー小滴と有機液体との界面において架橋重合が生じ、ポリマーの 個々の粒子が相互に結合して、クラスターを形成するように、前記モノマーと前 記架橋剤との重合を開始させる工程と を含むポリマー物質の製造方法を提供する。 特定の1実施態様では、この方法はさらに、 (c)前記重合工程中に、有機液体連続相100gにつき約0.1gより大き い、有機液体連続相中溶解度を特徴とする第2エチレン系多重不飽和(polyunsa turated)架橋剤を加える工程と; (d)前記クラスターと第2架橋剤とを、クラスター/有機相界面においてさ らに重合が生ずるように、さらに重合させる工程と を含む。 本発明のポリマー物質は、例えば使い捨ておむつのような、生物学的流体を吸 収するための製品の成分として特に有用である。一般に、上述したような、本発 明の水性流体吸収性ポリマークラスターを含む、このような吸収性製品はポリマ ークラスターの大きい有効表面積に少なくとも一部は起因する、迅速な吸収速度 を有する。 上記その他の実施態様を以下の詳細な説明においてさらに詳しく説明する、以 下の説明において図1は下記実施例6に従って製造された、本発明のポリマーク ラスターの50倍の倍率での顕微鏡写真である。 本発明の方法の実施において、微細な球状粒子を相互に密集させて、水性流体 に対して高い吸収速度を有し、パーソナルケア製品への使用のために特に受容さ れ、製造又は使用中の摩滅又はダスチングを最少にするほど充分に丈夫な、大き い粒子を形成する。特に、1,1−エチレン系不飽和モノマーを水溶液の小滴を 不活性な有機液体中に懸濁させ、例えばポリマークラスターを形成するように、 重合させ、架橋させる。不活性な有機液体中の重合開始剤の溶解性のためにモノ マー小滴の表面における重合開始によってクラスターが形成される。この状況に おいて、架橋剤が個々の球状粒子間にそれらの外面において共有化学結合を形成 する。上記クラスターがひと度形成されたならば、重合条件下で第2架橋剤を加 えることによって第2架橋重合を任意に実施して、クラスターの癒着を減ずる。 本発明の吸水性組成物は多様なポリマー又はコポリマーから製造することがで きる。基本的には、懸濁重合プロセスにおいて架橋して実質的に水に不溶なゲル 粒子を形成する、任意の水溶性エチレン系不飽和モノマー又はこれらの混合物が 適切である。 具体的な水溶性モノマーには、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド及び フマルアミド並びにこれらのN−置換誘導体のようなエチレン系不飽和アミド; 例えばアクリル酸、メタクリル酸及びクロトン酸のようなエチレン系不飽和カル ボン酸とそれらの塩;例えばマレイン酸、フマル酸及びイタコン酸のようなポリ カルボン酸;例えばビニルピリジン及びビニルモルホリンのようなビニルアミン ;及びジアリルアミンがある。他の適当な水溶性モノマーは、その関連部分が本 明細書に援用されるスタンレイ,ジュニア等の米国特許第4,708,997号 によって考察されているように、当業者に周知である。好ましい水溶性モノマー はアクリル酸、メタクリル酸、又はこれらの塩若しくは混合物である。 水溶性モノマーは、溶液が約15〜約40重量%のモノマーを含むような水溶 液として供給される。さらに好ましくは、この水溶液は約20〜約35重量%の モノマーを含む。 カルボン酸モノマーを用いる場合には、モノマーは典型的には少なくとも一部 中和した形で用いられる。モノマーは好ましくは約55〜約90%の程度に、さ らに好ましくは約60〜約70%の程度に中和される。中和は典型的にはモノマ ー溶液をアルカリ金属水酸化物又はアルカリ金属炭酸塩若しくは炭酸水素塩と接 触させることによって達成される。 モノマー混合物は典型的に、水溶性モノマーと共重合可能な2個以上のエチレ ン基を有する有機化合物を含む1種以上の第1架橋剤を含む。懸濁重合中に第1 架橋剤を水溶性モノマーに近接させて維持することが望ましいので、第1架橋剤 は水100gにつき少なくとも約0.1gの水中溶解度、さらに好ましくは水1 00gにつき少なくとも約0.15gの水中溶解度を有する。 具体的な第1架橋剤には、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のジ アクリレート若しくはジメタクリレート、メチレンビスアクリルアミド、トリア リルアミン、テトラアリルオキシエタン、及びトリメチロールプロパントリアク リレートがある。この他の第1架橋剤に関しては、その関連部分が本明細書に援 用される米国特許第4,833,222号の第5欄、46〜63行を参照のこと 。第1架橋剤は典型的に水溶性モノマー混合物中に生成する水溶性ポリマーを架 橋させるための有効量で存在する。典型的には、第1架橋剤は水溶性モノマーの 使用重量に基づいて約10ppm〜約50,000ppmの範囲の量で用いられ る。 以下に述べるように、第1架橋剤は1種以上の追加の第1架橋剤と組合せて及 び/又は第2架橋剤と組合せて供給することができる。代替え手段では、第1架 橋剤は疎水性基と親水性基との両方を有し、疎水性基はビーズ/有機液体界面の 方向に整列する傾向があり、親水性基はビーズの内部方向に整列する傾向がある 。このような第1架橋剤の1種はトリメチロールプロパントリアクリレートであ る。 第2架橋剤を用いない実施態様においてトリメチロールプロパントリアクリレ ートを唯一の第1架橋剤として用いる場合には、トリメチロールプロパントリア クリレートを水溶性モノマー重量に基づいて、好ましくは約3500ppmを越 える量で、より好ましくは約4000ppmを越える量で供給する。第2架橋剤 を用いない実施態様においてトリメチロールプロパントリアクリレートを唯一の 第1架橋剤として用いる場合には、トリメチロールプロパントリアクリレートを 水溶性モノマー重量に基づいて、好ましくは約8000ppm未満の量で供給す る。 上記で示唆したように、1種以上の第1架橋剤を用いることが有利である。例 えば、重合したモノマー小滴の内部での架橋を促進するために充分に親水性であ り、かつクラスターの形成を可能にするために充分に疎水性である、1種類の第 1架橋剤に依存するのではなく、より大きく親水性の第1架橋剤をより大きく疎 水性の第2架橋剤と組合せて用いることができる。 第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレートと組合せてメチレ ンビスアクリルアミドを用いると、重合したモノマー小滴の内部の均一な架橋と 充分なクラスターとが生ずる。第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリア クリレートと組合せてメチレンビスアクリルアミドを用いると、低濃度の第1架 橋剤の使用がさらに可能になる。第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリ アクリレートと組合せてメチレンビスアクリルアミドを用いる場合には、メチレ ンビスアクリルアミドを水溶性モノマー重量に基づいて、好ましくは少なくとも 約1000ppm、より好ましくは少なくとも約2000ppmの量で供給する 。第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレートと組合せてメチレ ンビスアクリルアミドを用いる場合には、メチレンビスアクリルアミドを水溶性 モノマー重量に基づいて、好ましくは約4000ppm、より好ましくは約30 00ppm未満の量で供給する。 第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレートと組合せてメチレ ンビスアクリルアミドを用いる場合には、モノマー溶液中に供給するトリメチロ ールプロパントリアクリレートを、水溶性モノマー重量に基づいて、好ましくは 少なくとも約2000ppm、より好ましくは少なくとも約3000ppm、最 も好ましくは少なくとも約4000ppmの量で供給する。トリメチロールプロ パントリアクリレートと組合せてメチレンビスアクリルアミドを用いる場合には 、モノマー溶液中に供給するトリメチロールプロパントリアクリレートを、水溶 性モノマー重量に基づいて、好ましくは約8000ppm未満、より好ましくは 約6000ppm未満の量で供給する。 他の実施態様では、第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレー トと組合せてジエチレングリコールジアクリレートを用いる。第1架橋剤として トリメチロールプロパントリアクリレートと組合せてジエチレングリコールジア クリレートを用いる場合には、ジエチレングリコールジアクリレートを水溶性モ ノマー重量に基づいて、好ましくは少なくとも約3000ppm、より好ましく は少なくとも約4000ppmの量で供給する。第1架橋剤としてトリメチロー ルプロパントリアクリレートと組合せてジエチレングリコールジアクリレートを 用いる場合には、ジエチレングリコールジアクリレートを水溶性モノマー重量に 基づいて、好ましくは約12,000ppm未満、より好ましくは約10,00 0ppm未満の量で供給する。 第1架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレートと組合せてジエチ レングリコールジアクリレートを用いる場合には、トリメチロールプロパントリ アクリレートを水溶性モノマー重量に基づいて、少なくとも約1000ppm、 より好ましくは少なくとも約3000ppm、最も好ましくは約4000ppm の量でモノマー溶液中に供給する。第1架橋剤としてトリメチロールプロパント リアクリレートと組合せてジエチレングリコールジアクリレートを用いる場合に は、トリメチロールプロパントリアクリレートを水溶性モノマー重量に基づいて 、好ましくは約8000ppm未満、より好ましくは約6000ppm未満の量 で供給する。 任意に、第2架橋剤を不活性有機相に、典型的には重合の開始時に、供給する ことができる。第2架橋剤は、個々のポリマービーズが水性流体を容易に吸収す る、実質的に開放した孔構造を有するクラスター状に相互に結合するように、重 合中に個々のモノマー小滴の表面における架橋を行わせるために役立つ。第2架 橋剤はポリマービーズ/クラスターの外面を架橋させて、クラスター間の癒着を 最少にするために役立つ。第2架橋剤の量は、完成クラスターの多孔度が不利に 影響されないかぎり、重要ではない。 第2架橋剤を用いる場合に、第2架橋剤を水溶性モノマーの重量に基づいて、 典型的には約500ppmを越える量で、より好ましくは約1000ppmを越 える量で、最も好ましくは約2400ppmを越える量で供給する。第2架橋剤 を用いる場合に、第2架橋剤を水溶性モノマーの重量に基づいて、典型的には約 10,000ppm未満、より好ましくは約8000ppm未満の量で供給する 。 第1架橋剤と第2架橋剤とを用いる1つの系では、第1架橋剤はトリメチロー ルプロパントリアクリレートとメチレンビスアクリルアミドとを含み、第2架橋 剤はトリメチロールプロパントリアクリレートを含む。このような実施態様では 、メチレンビスアクリルアミドを第1架橋剤としてモノマー水溶液中に、好まし くは約1000〜約4000ppmの量で、より好ましくは約2000〜約30 00ppmの量で供給し;トリメチロールプロパントリアクリレートを第1架橋 剤としてモノマー水溶液中に、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約 2000〜約8000ppmの量で、より好ましくは約3000〜約6000p pmの量で供給する。このような実施態様では、第2架橋剤として不活性有機相 に供給するトリメチロールプロパントリアクリレートの量は、水溶性モノマーの 重量に基づいて、典型的に少なくとも約45ppmである。このような実施態様 では、第2架橋剤として不活性有機相に供給するトリメチロールプロパントリア クリレートの量は、水溶性モノマーの重量に基づいて、典型的には約2000p pm未満、好ましくは約1450ppm未満である。 第1架橋剤と第2架橋剤とを用いる他の系では、第1架橋剤はジエチレングリ コールジアクリレートを含み、第2架橋剤はトリメチロールプロパントリアクリ レートを含む。このような実施態様では、ジエチレングリコールジアクリレート をモノマー水溶液中に、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約300 0〜約12,000ppmの量で、より好ましくは約4000〜約10,000 ppmの量で供給する。このような実施態様では、トリメチロールプロパントリ アクリレートを第2架橋剤として不活性有機液体中に、水溶性モノマーの重量に 基づいて、好ましくは約4000〜約6000ppmの量で供給する。 第1架橋剤と第2架橋剤とを用いるさらに他の系では、第1架橋剤と第2架橋 剤との両方がトリメチロールプロパントリアクリレートのみを含む。このような 実施態様では、トリメチロールプロパントリアクリレートをモノマー水溶液中に 、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約3500ppmを越える量で 、より好ましくは約4000ppmを越える量で、好ましくは約8000ppm 未満の量で供給する。このような実施態様では、トリメチロールプロパントリア クリレートを第2架橋剤として不活性有機液体中に、水溶性モノマーの重量に基 づいて、好ましくは約5000ppmを越える量で供給する。このような実施態 様では、トリメチロールプロパントリアクリレートを第2架橋剤として不活性有 機液体中に、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約30,000pp m未満の量で、より好ましくは約20,000ppm未満の量で供給する。 モノマー混合物は、この混合物の1種以上の他のモノマー成分上にグラフト重 合する成分を含むことも可能である。特に適切なグラフト成分の1つはポリビニ ルアルコールである。このようなグラフト成分は、水溶性モノマーの重量に基づ いて、典型的には約0〜約10重量%の量で、より典型的には約0〜約5重量% の量で供給する。 金属反応器を用いる場合に、金属イオンを除去するために、モノマー混合物は さらにキレート化剤を含むことができる。このようなキレート化剤の1種はDo w Chemical Company(ミシガン州、ミッドランド)によって 商品名ベルセネックス(VERSENEXTM)V−80で販売されるジエチレントリアミ ン五酢酸五ナトリウム塩である。このようなキレート化剤を用いる場合に、この ようなキレート化剤を水溶性モノマーの重量に基づいて、典型的には約100〜 約2000ppmの量で供給する。 本発明の懸濁重合プロセスでは、モノマー及び得られる生成物に対して不反応 性である任意の有機液体でありうる不活性有機液体相又は油相中に、モノマー混 合物を懸濁させる。懸濁液の不活性有機液体相は一般に、例えば液体炭化水素又 は置換液体炭化水素のような、少なくとも1種の不活性疎水性液体を含む。好ま しい有機液体は、例えばパークロロエチレン(perchloroethylene)、メチレン クロリド等のようなハロゲン化炭化水素、例えばベンゼン、キシレン、トルエン 、 鉱油、液体パラフィン(例えばケロセン)、ナフサ等のような、芳香族及び脂肪 族炭化水素並びにこれらの混合物を含めた、1分子につき炭素原子4〜15を有 する液体炭化水素である。上記有機液体の中で、炭化水素が特に好ましく、脂肪 族炭化水素が最も好ましい。商業的に入手可能な、好ましい脂肪族炭化水素はE xxonによってイソパール(IsoparTM)Mとして販売される脱臭ケロセンであ る。 不活性有機相は典型的に、少なくとも部分的に油相溶解性である重合開始剤系 をさらに含む。特に、開始剤系の還元性成分(reducing component)は、水溶性 モノマーの重量に基づいて、好ましくは約10〜約2500ppmの酸化剤を不 活性有機相に供給し、より好ましくは約100〜約2500ppmの酸化剤を不 活性有機相に供給するように分配する。このような系を用いることによって、モ ノマー小滴/ポリマービーズ表面と不活性有機相との界面において重合が開始さ れ、ポリマービーズのクラスター化を促進する。適当な酸化性成分(oxidizing component)には、例えば、t−ブチルヒドロペルオキシド(t−BHP);2 ,5−ジヒドロペルオキシ−2,5−ジメチルヘキサン;クメンヒドロペルオキ シド、過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、他のアルカリ金属過硫 酸塩及び過硫酸アンモニウムがある。酸化性成分は、水溶性モノマーの重量に基 づいて、好ましくは約20ppm〜約600ppm、より好ましくは約50〜約 500ppmの量で存在する。 さらに、二酸化硫黄を還元剤として、典型的には窒素中0.1重量%溶液とし て供給することができる。実験室規模の操作のために好ましい0.1重量%二酸 化硫黄溶液では、流量は約200〜約1000ml/分である。 充分な油相溶解性を有する熱的開始剤(thermal initiator)も適切であり、 例えばduPontから入手可能なバゾ(VAZOTM)64アゾビスイソブチロニト リル橋が適切である。 本発明の方法では、不活性有機相中の非常に微細なモノマー小滴の懸濁液を形 成する。モノマー小滴のサイズが形成されるポリマービーズのサイズを定める( dictate)。所望の大きい表面積を有するクラスターを製造するには、ポリマー ビーズは、したがってモノマー小滴は約100ミクロン未満、好ましくは約80 ミクロン未満の平均直径を有するべきである。確実に多孔質クラスターを生成す る ためには、ポリマービーズは、したがってモノマー小滴は約50ミクロンより大 きい、より好ましくは約60ミクロンより大きい平均直径を有するべきである。 懸濁重合のために、不活性有機油相は水溶性モノマー小滴を油相に懸濁させて 維持する沈殿防止剤又は分散剤を含む。個々の重合ビーズ(polymerized beads )のクラスター形成プロセスが許されるが、一般的な癒着は防止されるという意 味で、懸濁液が部分的にのみ安定化されるように、沈殿防止剤を選択する。架橋 剤と沈殿防止剤との有効な存在を、過度に融合又は癒着せずに所望の多孔度を有 する本発明のクラスター化生成物を得るように、釣り合わせる。 適当な沈殿防止剤は、例えばスクロース脂肪酸エステル及び/又はポリグリセ ロール脂肪酸エステルのような表面活性物質;2〜6のHLB値を有する非イオ ン表面活性物質;例えばエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチ ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシエチルセルロース又 はこれらの組合せの種々なセルロースエーテルのようなポリマー物質;カチオン 表面処理ベントナイト粘土のような疎水性粘土;並びにフュームド疎水性シリカ と、ラウリルメタクリレートとアクリル酸とのコポリマーとの混合物を含む。 特に好ましい沈殿防止剤はフュームド疎水性シリカ(例えば、Degussa ,Inc.によって製造されるアエロシル(AerosilTM)R−972)と、ラウ リルメタクリレートとアクリル酸とのコポリマーとの混合物であり、コポリマー 中のラウリルメタクリレート対アクリル酸の重量比は約99:1である。好まし い実施態様では、シリカを水溶性モノマーの重量に基づいて、少なくとも約0. 5重量%、より好ましくは少なくとも約0.7重量%の量で供給する。好ましく は、シリカを水溶性モノマーの重量に基づいて、約1.5重量%未満、より好ま しくは約1.2重量%未満の量で供給する。好ましい実施態様では、ラウリルメ タクリレート/アクリル酸コポリマーを水溶性モノマーの重量に基づいて、少な くとも約0.4重量%、より好ましくは少なくとも約0.8重量%の量で供給す る。ラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマーを水溶性モノマーの重量に 基づいて、好ましくは約1.7重量%未満、より好ましくは約1.3重量%未満 の量で供給する。 モノマー小滴サイズは一部は、懸濁液の撹拌度によって影響される。適切な実 験室規模の混合装置の1つはワーリング(Waring)ブレンダーである。ワーリン グブレンダーを用いる場合に、好ましい混合速度は少なくとも約400rpmで あり、より好ましくは少なくとも約500rpmであることが判明している。ワ ーリングブレンダーを用いる場合に、約800rpm未満、より好ましくは約6 00rpm未満の混合速度が好ましいことがさらに判明している。 開始剤系が効果的に作動する任意の通常の温度において、この反応を実施する 。この反応は室温以下で、特に約20℃において開始され、断熱的に(ほぼ50 ℃から65℃まで)進行する。典型的には窒素によって希釈された、例えば二酸 化硫黄のような還元剤を反応混合物中にバブルさせる(bubbling)ことによって 、反応が開始される。 重合が開始され、懸濁混合物の温度が少なくとも約45℃、より好ましくは約 50℃、最も好ましくは約55℃に達した後に、懸濁液に任意に第2架橋剤を加 える。第2架橋剤は好ましくは、不活性有機連続相中に実質的な溶解度、例えば 不活性有機液体100gにつき少なくとも約0.1gの溶解度を有するエチレン 系多重不飽和(polyunsaturated)モノマーである。好ましい架橋剤はトリメチ ロールプロパントリアクリレート(TMPTA)とテトラアリルオキシエタンを 含む。 重合反応が終了した後に、不活性油相を除去し、乾燥させることによってポリ マー生成物を回収する。迅速な吸収速度を得るために、クラスターの好ましくは 少なくとも約60重量%、より好ましくは少なくとも約70重量%、最も好まし くは少なくとも約80重量%が30〜170メッシュのサイズを有するようなサ イズ分布で、本発明のクラスターが製造されることが好ましい。代替え手段では 、乾燥生成物を所望のサイズ分布にふるい分けする。 乾燥した完成生成物を次に、例えばDow Chemical Compan yによって製造されるボラノール(VoranolTM)2070、ボラノール2100 及びボラノール3100ポリオール、トリトン(TRITONTM)X−100界面活性 剤(Rohm&Haasから入手可能)、タージトール(TERGITOLTM)15−5 −9、エトキシル化界面活性剤(Union Carbideから入手可能)、 ポリエチレングリコール、及び少なくとも7のHLB値を有する非イオン界面活 性剤の ような湿潤剤によって処理することができる。湿潤剤は完成生成物上に残留する 、例えば疎水性不活性無機シリカのような、任意の分散剤残渣の不利な影響を克 服するために役立つ。 湿潤剤の望ましい量は、工業的実施では経済的理由から添加剤量を最少にする ことが望ましいことに留意しながら、経験的に決定することができる。しかし、 湿潤剤をポリマークラスターの重量に基づいて、典型的には約0.1〜約2.5 重量%、好ましくは約0.3〜約1.5重量%、より好ましくは約0.5〜約1 重量%の量で供給する。 湿潤剤は例えばメタノールのような溶媒中の分散液として添加し、その後にこ の溶媒を除去する。代替え手段では、その関連部分が本明細書に援用される米国 特許出願第891,376号に述べられているように、湿潤剤をニートで、混合 しながらポリマークラスターに添加することができる。 図1は以下の実施例6によって製造された、本発明のポリマークラスターの5 0倍の倍率での顕微鏡写真である。図1は、大部分がクラスターの大きい多孔度 による、水性流体の吸収のために利用可能な、ポリマー粒子クラスターの特有の 、異常に大きい表面積を実証する。 本発明の完成吸水性ポリマーを特徴づける場合には、クラスターの粒度分布、 ボルテックス速度、荷重下吸収(absorption under load)(AUL)を測定す る。 AULは、おむつ内でポリマーが逆らって膨潤しなければならない圧力を模倣 する圧力である0.3psi(2kPa)の圧力に逆らってポリマーが膨潤する 可能性を評価する。この試験方法では、問題のポリマー0.160gを100メ ッシュ(149μm)スクリーン上に載せたファットマン(Whatman)GF−A 濾紙を含むシリンダー内に入れる。ポリマーの頂部に隙間嵌め(loose fitting )カバーを載せ、カバーの頂部に100g重りを載せる。静水頭部圧(hydrosta tic head pressure)が存在しないような、生理的食塩水溜めのレベルを維持す る装置を用いて、ポリマーを0.9%NaCl溶液に暴露させる。5分間及び6 0分間後の液体吸収量をそれぞれ、5分間AUL及び60分間AULとして測定 する。 5分間AULとその60分間AUL値を比較することによって、ポリマーのゲ ルブロック特徴を評価することができる。ゲル粒子は容易に歪んで、不良な液体 輸送性を有する無孔質ゲルネットワークを形成するので、ゲルブロックする物質 は圧力下で非常に緩慢に液体を吸収する。これは60分間AUL値に比べて低い 5分間AUL値を生ずる。 ボルテックス速度は100mlビーカー中に0.9%塩化ナトリウム水溶液5 0gを計り入れることによって測定する。このビーカーをマグネチックスターラ ー上に、実質的なボルテックスが生ずるように載せる。ボルテックスのそば(th e side of the vortex)に、供試サンプル2gを加える。全てのサンプルを加え たときに、計測時間が開始する;ボルテックスが消失するときに計測時間が停止 する(ボルテックス速度は後者の時間である)。ゲルブロックしないサンプルは 良好な流体輸送を生じる開放構造を維持する堅固なゲルを形成する。これらの物 質では、5分間AUL値と60分間AUL値とが相互に非常に近接する。 本発明の好ましいクラスター生成物はそれらの60分間AUL値に非常に近接 する5分間AUL値、例えば、同じサンプルの60分間AULの少なくとも約8 0%である5分間AUL値を特徴とする。 本発明のポリマーはパーソナルケア製品の主要な吸収性成分として使用可能で ある。典型的なパーソナルケア製品は使い捨ておむつであり、このおむつでは一 般に外部不透性シート及び多孔質内部シートと、前記シートの間に挟まれ、任意 にセルロース繊維と混合された本発明のポリマーとを含む複合構造中に本発明の ポリマーが含まれる。 下記実施例は本発明の生成物と方法とを説明するが、本発明をこれらの範囲に のみ制限するようには意図されない。実施例1〜29 水172.8gに;アクリル酸116gと;水酸化ナトリウムの50%水溶液 110gと;メチレンビスアクリルアミド0.23gと;Dow Chemic al Companyによって提供されるヴェルセネックス(VERSENEX)80キ レート化剤(金属化合物を除去するためのジエチレントリアミン五酢酸の五ナト リウム塩)の10%水溶液4.6gと;部分的連続有機相溶解性の架橋剤の第1 部分としての、表Iに“第1架橋剤”として記載されたトリメチロールプロパン トリアクリレート(TMPTA)量とを加えることによって、水性モノマー混合 物 を形成する。 イソパールM(Exxon Chemical Co.によって供給される炭 化水素)400gと;アエロシルR−972(Degussa,Inc.によっ て供給される疎水性シリカ)0.3gと、アクリル酸1重量%とラウリルメタク リレート99重量%とのコポリマー0.48gとの混合物である沈殿防止剤とを 含む連続媒質有機相をワーリングブレンダー/ミキサー中で低速度で調合する。 モノマー水溶液200gに、過硫酸ナトリウムの6.1%水溶液0.5mlを 加える。有機相をワーリングブレンダー中で低速度で10秒間撹拌する。ブレン ダーの速度を800rpmに高め、水溶液200gを加え、30秒間撹拌する。 得られた懸濁液を反応器に移し、そこで窒素によって30分間パージする。この パージした混合物に、t−ブチルヒドロペルオキシドの8.9%水溶液1mlを 加える。この懸濁液をさらに10分間パージする。 反応混合物中に窒素で希釈した二酸化硫黄をバブルさせることによって、ポリ アクリレート重合を開始させる。反応器中の撹拌速度は表Iに表示する通りであ る。 混合物温度が50℃に達したときに(表Iに他に表示しないかぎり)、“第2 架橋剤”としてのトリメチロールプロパントリアクリレートの表示量を加える。 反応は発熱的に進行し、65℃に1時間維持される。 次に、濾過によってイソパール炭化水素有機相を除去し、ポリマー生成物を乾 燥させる。乾燥したポリマーをメタノール中のDow Chemical Co mpany(ミシガン州、ミッドランド)から入手可能なボラノール(VORANOLT M )2070ポリオール0.03gの混合物中に、ポリマー物質の重量に基づい て1重量%ポリオールとなるようにスラリー化する。メタノールを80℃におけ る真空ストリッピング(vacuum stripping)によって除去する。 吸収性ポリマーの個々の粒子の多数からなるクラスターを含む、本発明の吸水 性ポリマー物質を粒度分布、ボルテックス速度、5分間0.3psiAUL及び 60分間0.3psiAULに関して分析する。これらのデータは以下の表Iに 示す。 実施例30〜43 実施例1〜29の操作を繰り返す、但し、この場合には水酸化ナトリウムの5 0%水溶液97gを110gの代わりに用い、メチレンビスアクリルアミドは用 いない。他の変更は、第1及び第2架橋剤としてのトリメチロールプロパントリ アクリレートの使用量及び沈殿防止助剤の使用量を記載する表IIに表示する。 反応混合物が50℃に達したときに第2架橋剤を加える。実施例31と38以外 では、反応中の撹拌速度は500rpmであり、実施例31と38ではこの撹拌 速度は600rpmである。 実施例30〜43は主要な油相溶解性架橋剤のみを用いる系が実行可能である ことを実証する。 実施例44〜69 実施例1〜29の操作を繰り返す、但し、実施例44〜60ではアエロシルR 972の使用量は0.6gであり、ポリラウリルメタクリレート/アクリル酸コ ポリマーの使用量は0.96gである。実施例44〜69では、第1架橋剤及び 第2架橋剤としてのトリメチロールプロパントリアクリレートの使用量は、それ ぞれ、0.46gと0.55gであり、反応混合物が50℃であるときに第2架 橋剤を加える。不活性有機相の重量対モノマー水溶液の重量の比及び反応中の撹 拌速度は表IIIに表示する通りである。 実施例70〜80 実施例1〜29の操作を繰り返す、但し、この場合にはメチレンビスアクリル アミドは用いず、ジエチレングリコールジアクリレートを第1架橋剤として表I Vに表示する量で加える。実施例70〜76では、トリメチロールプロパントリ アクリレートを付加的第1架橋剤として加え;実施例77〜80では、トリメチ ロールプロパントリアクリレートを第2架橋剤として反応が50℃の温度である ときに加える。反応中の撹拌速度及びトリメチロールプロパントリアクリレート の使用量は表IVに表示する通りである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月25日 【補正内容】差し替え用紙第2頁と第3頁の翻訳文:原翻訳文第2頁第9行〜第4頁第25行 (しかし、このようなポリマー微粒子・・・・・吸水を可能にする。)と差し替 える。 しかし、このようなポリマー微粒子の塊の表面における個々の粒子は、最初に 流体によって接触されたときに、迅速に膨潤し、一緒に接着し、流体は表面から より離れた塊中の吸収剤粒子への接近から“ゲルブロック(gel block)”され るので、実際にポリマー塊の総吸収速度は明白に低下する。物質の塊又は“フィ ッシュアイ”がしばしば形成されるので、吸収剤物質の総性能は不充分である。 微細な物質に関する付加的な困難性は、このような微粉粒子が完成製品に製造 し、成形する際にダスチング問題を生じることである。製品レベルにおいて、費 用を高め、所望のレベルで機能する製品の可能性を限定する複雑な包含構造なし に、問題の製品又はデバイス中に微粒状物質を固定することは困難である。 数人の研究者は、有用な吸収性をまだ有する多少大きい粒子を形成し、ポリマ ー粒子の表面特徴を変化させるか又は微粒子を共に接着させることによって、非 ダスチング及び/又は迅速吸収速度の製品を製造しようと試みてきた。望ましい 製品末端用途性質と製造限界との釣り合いは、今までは、1つ以上のあまり望ま しくない特徴を受け入れることを意味していた。 ヤマサキ(Yamasaki)等は、米国特許第4,446,261号において、ダス チングを防止し、先行技術よりも改良された容量と吸収速度とを有する大きいサ イズの粒子の製造を開示する。この方法は、ダスチングを生じないサイズの球状 粒子を得るために、保護コロイドとして油溶性セルロースエステル又はセルロー スエーテルを用いる、水溶性レドックス開始剤系を含む懸濁重合プロセスによっ て樹脂粒子を製造する。しかし、ビーズが今までに公知の懸濁プロセスよりも迅 速な吸収速度を有すると述べながら、0.5gのポリマーが5mlの生理的食塩 溶液を吸収するために4分間を越えるオーダーの吸収速度のみが報告されている にすぎない。 数人の研究者は吸水性樹脂の吸収速度の改良を研究している。ナカムラ(Naka mura)等は、米国特許第4,683,274号において、保護コロイド剤として スクロース脂肪酸エステルを含めることによる、逆エマルジョン重合によって製 造 されるα,β−不飽和カルボン酸ベースド(based)ポリマーの速度改良を示唆 する。吸水速度は、0.9%塩化ナトリウム水溶液30mlを樹脂1gが吸収す るために必要な時間として15分間から約1分間までに改良されると言われてい る。このような改良は、実質的ではあるが、多くのパーソナルケア製品用途のた めにまだ充分ではない。 英国特許第2119384A号では、カルボキシル基を有する特定の吸水性樹 脂の表面層の多価アルコールによる架橋は、微粉及びゲルブロックを最少にする と言われている。しかし、報告された改良は有意ではあるが、さらに、はるかに 大きい吸収速度がなお望ましい。 ヤマサキ等は、米国特許第4,666,975号において、若干の初期架橋を 含む米国特許第4,446,261号(上記で引用)に一般的に従って吸収性ポ リマー粒子を製造した後に、10〜40重量%の水の存在下で重合後架橋反応を 実施する。得られる樹脂粒子は、架橋密度勾配を有し、特に100μmより大き い、“極度に大きい”粒子直径を有し、フレーク、球状粒子、多孔質粒子又はブ ドウ状鎖の形状であると言われる。この方法は、吸収容量を吸収速度及びゲル強 度と釣り合わせる粒子を製造することを目的とする。しかし、全ての実施例は2 0分間を越える吸水速度を報告し、実際に迅速な吸収速度物質が得られたことを 示唆していない。微粉凝集技術では、充分な吸収性を維持することは一般に、接 着度又は微粉粒子が一緒に結合する程度が、架橋に対する周知の限界と同様に、 制限されることを必要とする。さもなくば、融合粒子が形成されて、なおゲルブ ロックする生成物を生じる可能性がある。粒子相互の結合を制限すると一般に、 完成品への組込み中に容易に摩滅されて、回避することが望ましいダスチング問 題を再現する傾向がある凝集生成物が生ずる。摩滅が完成品中でも生じて、微粉 が繊維マトリックス中のチャンネル及び空間を充填することによって製品中の流 体の分布をブロックすることがある。 米国特許第4,708,997号において、スタンレイ(Stanley)等は吸収 性ポリマー粒子を製造するための懸濁重合方法を開示する。非凝集粒子の製造を 目的とするが、ポリラウリルメタクリレート−アクリル酸コポリマー懸濁剤のア クリル酸含量を変えることによって、大きい塊から大きいチャンク(chunk)、 ビー ズの小さい凝塊を経て個々の球状粒子までの範囲のポリマー生成物が得られる。 ドイツ特許第3741158A1号において、チメリル(Chmelir)等はポリ アクリル酸ポリマーの乾燥微粉を凝集させて、吸収速度を改良している。典型的 には、流動床において乾燥微粉を凝集助剤と混合する、凝集助剤はポリマー自体 の水溶液若しくは懸濁液又は種々な機構によって粒子相互を接着することができ る任意の数の物質であることができる。ポリアクリル酸ポリマーの90μm未満 粒子を低分子量ポリアクリル酸の水溶液と接触させて、直径90〜630μmの 凝集粒子89〜95重量%を得ることが例示されている。 1991年1月18日に出願された米国特許出願第5,374,684号では 、タイ(Tai)は塊状重合プロセスからの微粉を、個々の粒子間に化学結合を形 成する方法によって、迅速−速度粒子に凝集させている。強い結合形成のために 、先行技術に典型的な、その後の摩滅問題が実質的に減少する。この方法は不活 性溶媒中に微粉を懸濁させ、前記懸濁液をエチレン系不飽和カルボン酸モノマー の懸濁液と重合条件下で徐々に接触させることを必要とする。粒子の不連続なク ラスターが形成され、粒子は空間的に分布されたランダムな充填形態で相互に共 有結合されて、クラスターの表面において水性流体をゲルブロックすることなく 、前記粒子による吸水を可能にする。差し替え用紙第5頁の翻訳文:原翻訳文第6頁第12行〜第7頁第12行(上記 その他の実施態様・・・・・モノマーを含む。)と差し替える。 上記その他の実施態様を以下の詳細な説明においてさらに詳しく説明する、以 下の説明において図1は下記実施例6に従って製造された、本発明のポリマーク ラスターの50倍の倍率での顕微鏡写真である。 本発明の方法の実施において、微細な球状粒子を相互に密集させて、水性流体 に対して高い吸収速度を有し、パーソナルケア製品への使用のために特に受容さ れ、製造又は使用中の摩滅又はダスチングを最少にするほど充分に丈夫な、大き い粒子を形成する。特に、α,β−エチレン系不飽和モノマーを水溶液の小滴を 不活性な有機液体中に懸濁させ、例えばポリマークラスターを形成するように、 重合させ、架橋させる。不活性な有機液体中の重合開始剤の溶解性のためにモノ マー小滴の表面における重合開始によってクラスターが形成される。この状況に おいて、架橋剤が個々の球状粒子間にそれらの外面において共有化学結合を形成 する。上記クラスターがひと度形成されたならば、重合条件下で第2架橋剤を加 えることによって第2架橋重合を任意に実施して、クラスターの癒着を減ずる。 本発明の吸水性組成物は多様なポリマー又はコポリマーから製造することがで きる。基本的には、懸濁重合プロセスにおいて架橋して実質的に水に不溶なゲル 粒子を形成する、任意の水溶性エチレン系不飽和モノマー又はこれらの混合物が 適切である。 具体的な水溶性モノマーには、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド及び フマルアミド並びにこれらのN−置換誘導体のようなエチレン系不飽和アミド; 例えばアクリル酸、メタクリル酸及びクロトン酸のようなエチレン系不飽和カル ボン酸若しくはそれらの塩;例えばマレイン酸、フマル酸及びイタコン酸のよう なポリカルボン酸;例えばビニルピリジン及びビニルモルホリンのようなビニル アミン;及びジアリルアミンがある。他の適当な水溶性モノマーは、その関連部 分が本明細書に援用されるスタンレイ,ジュニア等の米国特許第4,708,9 97号によって考察されているように、当業者に周知である。好ましい水溶性モ ノマーはアクリル酸、メタクリル酸、又はこれらの塩若しくは混合物である。 水溶性モノマーは、溶液が約15〜約40重量%のモノマーを含むような水溶 液として供給される。さらに好ましくは、この水溶液は約20〜約35重量%の モノマーを含む。差し替え用紙第8頁の翻訳文:原翻訳文第10頁第8行〜第11頁第10行(第 2架橋剤は・・・・・約6000ppmの量で供給する。)と差し替える。 第2架橋剤は、個々のポリマービーズが水性流体を容易に吸収する、実質的に 開放した孔構造を有するクラスター状に相互に結合するように、重合中に個々の モノマー小滴の表面における架橋を行わせるために役立つ。第2架橋剤はポリマ ービーズ/クラスターの外面を架橋させて、クラスター間の癒着を最少にするた めに役立つ。第2架橋剤の量は、完成クラスターの多孔度が不利に影響されない かぎり、重要ではない。 第2架橋剤を用いる場合に、第2架橋剤を水溶性モノマーの重量に基づいて、 典型的には約500ppmを越える量で、より好ましくは約1000ppmを越 える量で、最も好ましくは約2400ppmを越える量で供給する。第2架橋剤 を用いる場合に、第2架橋剤を水溶性モノマーの重量に基づいて、典型的には約 10,000ppm未満、より好ましくは約8000ppm未満の量で供給する 。第2架橋剤として適切な架橋剤は、例えばトリメチロールプロパントリアクリ レート及びテトラアリルオキシエタンである。 第1架橋剤と第2架橋剤とを用いる1つの系では、第1架橋剤はトリメチロー ルプロパントリアクリレートとメチレンビスアクリルアミドとを含み、第2架橋 剤はトリメチロールプロパントリアクリレートを含む。このような実施態様では 、メチレンビスアクリルアミドを第1架橋剤としてモノマー水溶液中に、好まし くは約1000〜約4000ppmの量で、より好ましくは約2000〜約30 00ppmの量で供給し;トリメチロールプロパントリアクリレートを第1架橋 剤としてモノマー水溶液中に、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約 2000〜約8000ppmの量で、より好ましくは約3000〜約6000p pmの量で供給する。このような実施態様では、第2架橋剤として不活性有機相 に供給するトリメチロールプロパントリアクリレートの量は、水溶性モノマーの 重量に基づいて、典型的に少なくとも約45ppmである。このような実施態様 では、第2架橋剤として不活性有機相に供給するトリメチロールプロパントリア クリレートの量は、水溶性モノマーの重量に基づいて、典型的には約2000p pm未満、好ましくは約1450ppm未満である。 第1架橋剤と第2架橋剤とを用いる他の系では、第1架橋剤はジエチレングリ コールジアクリレートを含み、第2架橋剤はトリメチロールプロパントリアクリ レートを含む。このような実施態様では、ジエチレングリコールジアクリレート をモノマー水溶液中に、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約300 0〜約12,000ppmの量で、より好ましくは約4000〜約10,000 ppmの量で供給する。このような実施態様では、トリメチロールプロパントリ アクリレートを第2架橋剤として不活性有機液体中に、水溶性モノマーの重量に 基づいて、好ましくは約4000〜約6000ppmの量で供給する。差し替え用紙第10頁の翻訳文:原翻訳文第12頁第27行〜第14頁第3行( 酸化性成分は・・・・・約99:1である。)と差し替える。 酸化性成分は、水溶性モノマーの重量に基づいて、好ましくは約20ppm〜 約600ppm、より好ましくは約50〜約500ppmの量で存在する。 さらに、二酸化硫黄を還元剤として、典型的には窒素中0.1重量%溶液とし て供給することができる。実験室規模の操作のために好ましい0.1重量%二酸 化硫黄溶液では、流量は約200〜約1000ml/分である。 充分な油相溶解性を有する熱的開始剤(thermal initiator)も適切であり、 例えばduPontから入手可能なバゾ(VAZOTM)64アゾビスイソブチロニト リル橋が適切である。 本発明の方法では、不活性有機相中の非常に微細なモノマー小滴の懸濁液を形 成する。モノマー小滴のサイズが形成されるポリマービーズのサイズを定める( dictate)。所望の大きい表面積を有するクラスターを製造するには、ポリマー ビーズは、したがってモノマー小滴は約100ミクロン未満、好ましくは約80 ミクロン未満の平均直径を有するべきである。確実に多孔質クラスターを生成す るためには、ポリマービーズは、したがってモノマー小滴は約50ミクロンより 大きい、より好ましくは約60ミクロンより大きい平均直径を有するべきである 。 懸濁重合のために、不活性有機油相は水溶性モノマー小滴を油相に懸濁させて 維持する沈殿防止剤又は分散剤を含む。個々の重合ビーズ(polymerized beads )のクラスター形成プロセスが許されるが、一般的な癒着は防止されるという意 味で、懸濁液が部分的にのみ安定化されるように、沈殿防止剤を選択する。架橋 剤と沈殿防止剤との有効な存在を、過度に融合又は癒着せずに所望の多孔度を有 する本発明のクラスター化生成物を得るように、釣り合わせる。 適当な沈殿防止剤は、例えばスクロース脂肪酸エステル及び/又はポリグリセ ロール脂肪酸エステルのような表面活性物質;2〜6のHLB値を有する非イオ ン表面活性物質;7より大きいHLB値を有する非イオン表面活性物質;例えば エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ シプロピルセルロース、カルボキシエチルセルロース又はこれらの組合せの種々 なセルロースエーテルのようなポリマー物質;例えばカチオン表面処理ベントナ イト粘土のような疎水性粘土;並びにフュームド疎水性シリカと、ラウリルメタ クリレートとアクリル酸とのコポリマーとの混合物を含む。沈殿防止剤はモノマ ー混合物の重量に基づいて、0.5重量%の量で供給されるセルロースエーテル を含むことができる。 特に好ましい沈殿防止剤はフュームド疎水性シリカ(例えば、Degussa ,Inc.によって製造されるアエロシル(AerosilTM)R−972)と、ラウ リルメタクリレートとアクリル酸とのコポリマーとの混合物であり、コポリマー 中のラウリルメタクリレート対アクリル酸の重量比は約99:1である。差し替え用紙第12頁と第13頁の翻訳文:原翻訳文第15頁第18行〜第18 頁第3行(湿潤剤の望ましい量は・・・・・表示する通りである。)と差し替え る。 湿潤剤の望ましい量は、工業的実施では経済的理由から添加剤量を最少にする ことが望ましいことに留意しながら、経験的に決定することができる。しかし、 湿潤剤をポリマークラスターの重量に基づいて、典型的には約0.1〜約2.5 重量%、好ましくは約0.3〜約1.5重量%、より好ましくは約0.5〜約1 重量%の量で供給する。 湿潤剤は例えばメタノールのような溶媒中の分散液として添加し、その後にこ の溶媒を除去する。代替え手段では、その関連部分が本明細書に援用される米国 特許出願第891,376号に対応するPCT出願公開第WO93/24153 号に述べられているように、湿潤剤をニートで、混合しながらポリマークラスタ ーに添加することができる。 図1は以下の実施例6によって製造された、本発明のポリマークラスターの5 0倍の倍率での顕微鏡写真である。図1は、大部分がクラスターの大きい多孔度 による、水性流体の吸収のために利用可能な、ポリマー粒子クラスターの特有の 、異常に大きい表面積を実証する。 本発明の完成吸水性ポリマーを特徴づける場合には、クラスターの粒度分布、 ボルテックス速度、荷重下吸収(absorption under load)(AUL)を測定す る。 AULは、おむつ内でポリマーが逆らって膨潤しなければならない圧力を模倣 する圧力である0.3psi(2kPa)の圧力に逆らってポリマーが膨潤する 可能性を評価する。この試験方法では、問題のポリマー0.160gを100メ ッシュ(149μm)スクリーン上に載せたファットマン(Whatman)GF−A 濾紙を含むシリンダー内に入れる。ポリマーの頂部に隙間嵌め(loose fitting )カバーを載せ、カバーの頂部に100g重りを載せる。静水頭部圧(hydrosta tic head pressure)が存在しないような、生理的食塩水溜めのレベルを維持す る装置を用いて、ポリマーを0.9%NaCl溶液に暴露させる。5分間及び6 0分間後の液体吸収量をそれぞれ、5分間AUL及び60分間AULとして測定 する。 5分間AULとその60分間AUL値を比較することによって、ポリマーのゲ ルブロック特徴を評価することができる。ゲル粒子は容易に歪んで、不良な液体 輸送性を有する無孔質ゲルネットワークを形成するので、ゲルブロックする物質 は圧力下で非常に緩慢に液体を吸収する。これは60分間AUL値に比べて低い 5分間AUL値を生ずる。 ボルテックス速度は100mlビーカー中に0.9%塩化ナトリウム水溶液5 0gを計り入れることによって測定する。このビーカーをマグネチックスターラ ー上に、実質的なボルテックスが生ずるように載せる。ボルテックスのそば(th e side of the vortex)に、供試サンプル2gを加える。全てのサンプルを加え たときに、計測時間が開始する;ボルテックスが消失するときに計測時間が停止 する(ボルテックス速度は後者の時間である)。ゲルブロックしないサンプルは 良好な流体輸送を生じる開放構造を維持する堅固なゲルを形成する。これらの物 質では、5分間AUL値と60分間AUL値とが相互に非常に近接する。 本発明の好ましいクラスター生成物はそれらの60分間AUL値に非常に近接 する5分間AUL値、例えば、同じサンプルの60分間AULの少なくとも約8 0%である5分間AUL値を特徴とする。 本発明のポリマーはパーソナルケア製品の主要な吸収性成分として使用可能で ある。典型的なパーソナルケア製品は使い捨ておむつであり、このおむつでは一 般に外部不透性シート及び多孔質内部シートと、前記シートの間に挟まれ、任意 にセルロース繊維と混合された本発明のポリマーとを含む複合構造中に本発明の ポリマーが含まれる。 下記実施例は本発明の生成物と方法とを説明するが、本発明をこれらの範囲に のみ制限するようには意図されない。実施例1〜29 水172.8gに;アクリル酸116gと;水酸化ナトリウムの50%水溶液 110gと;メチレンビスアクリルアミド0.23gと;Dow Chemic al Companyによって提供されるヴェルセネックス(VERSENEX)80キ レート化剤(金属化合物を除去するためのジエチレントリアミン五酢酸の五ナト リウム塩)の10%水溶液4.6gと;部分的連続有機相溶解性の架橋剤の第1 部分としての、表Iに“第1架橋剤”として記載されたトリメチロールプロパン ト リアクリレート(TMPTA)量とを加えることによって、水性モノマー混合物 を形成する。 イソパールM(Exxon Chemical Co.によって供給される炭 化水素)400gと;アエロシルR−972(Degussa,Inc.によっ て供給される疎水性シリカ)0.3gと、アクリル酸1重量%とラウリルメタク リレート99重量%とのコポリマー0.48gとの混合物である沈殿防止剤とを 含む連続媒質有機相をワーリングブレンダー/ミキサー中で低速度で調合する。 モノマー水溶液200gに、過硫酸ナトリウムの6.1%水溶液0.5mlを 加える。有機相をワーリングブレンダー中で低速度で10秒間撹拌する。ブレン ダーの速度を800rpmに高め、水溶液200gを加え、30秒間撹拌する。 得られた懸濁液を反応器に移し、そこで窒素によって30分間パージする。この パージした混合物に、t−ブチルヒドロペルオキシドの8.9%水溶液1mlを 加える。この懸濁液をさらに10分間パージする。 反応混合物中に窒素で希釈した二酸化硫黄をバブルさせることによって、ポリ アクリレート重合を開始させる。反応器中の撹拌速度は表Iに表示する通りであ る。 請求の範囲 (請求項13〜20を変更し、請求項21を削除し、他の請求項は変更せず) 1.次の工程: (a)不活性な有機液体中に水溶性エチレン系不飽和モノマーを含む水性モノ マー混合物を懸濁させて、モノマー小滴の不連続相を特徴とする懸濁液を形成す る工程であって、前記モノマー混合物が、水100gにつき架橋剤少なくとも約 0.1gの水中溶解度を特徴とする第1ポリエチレン系不飽和架橋剤を含み、前 記懸濁液がさらに前記不活性有機液体中に少なくとも約10ppmの重合開始剤 を供給するように分配される重合開始剤を含み、さらに前記懸濁液を部分的に安 定化させるための沈殿防止剤を含む前記工程と; (b)モノマー小滴と有機液体との界面において架橋重合が生じ、ポリマーの 個々の粒子が相互に結合して、クラスターを形成するように、前記モノマーと前 記第1架橋剤との重合を開始させる工程と を含むポリマー物質の製造方法。 2.さらに下記工程: (c)前記重合工程中に、有機液体連続相100gにつき約0.1gより大き い、有機液体連続相中溶解度を特徴とする第2エチレン系多重不飽和架橋剤を加 える工程と; (d)前記クラスターと第2架橋剤とを、クラスター/有機相界面においてさ らに重合が生ずるように、さらに重合させる工程と を含む請求項1記載の方法。 3.前記エチレン系不飽和モノマーがアミド、カルボン酸若しくはそのエス テル、ビニルアミン、又はそれらの塩、又はこれらの混合物である請求項1又は 2のいずれかに記載の方法。 4.前記ポリマーがポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、又はこれ らのコポリマーである請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 5.前記モノマー混合物が、前記モノマー混合物の少なくとも1種の他の成 分とグラフト重合することができる成分を含む請求項1又は2のいずれかに記載 の方法。 6.前記成分がポリビニルアルコールである請求項5記載の方法。 7.前記吸収性ポリマー物質クラスターが75μmより大きい直径を有する 請求項6記載の方法。 8.前記クラスターが60秒未満の吸収ボルテックス速度を有する請求項7 記載の方法。 9.さらに、 (e)前記クラスターに湿潤剤を加える工程 を含む請求項1記載の方法。 10.前記湿潤剤がポリオールである請求項9記載の方法。 11.微細なモノマー小滴を形成するための前記モノマー混合物の前記懸濁 が前記モノマー混合物を高い剪断速度で撹拌することを含む請求項1又は2のい ずれかに記載の方法。 12.前記沈殿防止剤が、前記モノマー混合物の重量に基づいて0.5重量 %の量で供給されるセルロースエーテルを含む請求項1又は2のいずれかに記載 の方法。 13.前記沈殿防止剤が7より大きいHLB値を有する非イオン表面活性組 成物を含む請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 14.前記沈殿防止剤が疎水性シリカと、ラウリルメタクリレート/アクリ ル酸コポリマーとの混合物を含む請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 15.前記第1架橋剤がトリメチロールプロパントリアクリレート(TMP TA)、エチレングリコールのジアクリレート若しくはジメタクリレート、ジエ チレングリコールのジアクリレート若しくはジメタクリレート、メチレンビスア クリルアミド、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタン、又はこれらの組 合せである請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 16.前記第1架橋剤がTMPTAを、前記モノマーの重量に基づいて、少 なくとも約2000ppmから8000ppm未満までの量で含む請求項15記 載の方法。 17.前記第2架橋剤がトリメチロールプロパントリアクリレート(TMP TA)又はテトラアリルオキシエタンである請求項15記載の方法。 18.第2架橋剤がTMPTAを、前記モノマーの重量に基づいて、約50 00ppmから約20,000ppmまでの量で含む請求項17記載の方法。 19.前記重合開始剤がt−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペル オキシド又は2,5−ジヒドロペルオキシ−2,5−ジメチルヘキサンである請 求項1又は2のいずれかに記載の方法。 20.工程(b)の前記開始が前記懸濁液中に二酸化硫黄を導入することに よって実施される請求項20記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08F 265/00 MQM 2119−3B A41B 13/02 D

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の工程: (a)不活性な有機液体中に水溶性エチレン系不飽和モノマーを含む水性モノ マー混合物を懸濁させて、モノマー小滴の不連続相を特徴とする懸濁液を形成す る工程であって、前記モノマー混合物が、水100gにつき架橋剤少なくとも約 0.1gの水中溶解度を特徴とする第1ポリエチレン系不飽和架橋剤を含み、前 記懸濁液がさらに前記不活性有機液体中に少なくとも約10ppmの重合開始剤 を供給するように分配される重合開始剤を含み、さらに前記懸濁液を部分的に安 定化させるための沈殿防止剤を含む前記工程と; (b)モノマー小滴と有機液体との界面において架橋重合が生じ、ポリマーの 個々の粒子が相互に結合して、クラスターを形成するように、前記モノマーと前 記第1架橋剤との重合を開始させる工程と を含むポリマー物質の製造方法。 2.さらに下記工程: (c)前記重合工程中に、有機液体連続相100gにつき約0.1gより大き い、有機液体連続相中溶解度を特徴とする第2エチレン系多重不飽和架橋剤を加 える工程と; (d)前記クラスターと第2架橋剤とを、クラスター/有機相界面においてさ らに重合が生ずるように、さらに重合させる工程と を含む請求項1記載の方法。 3.前記エチレン系不飽和モノマーがアミド、カルボン酸若しくはそのエス テル、ビニルアミン、又はそれらの塩、又はこれらの混合物である請求項1又は 2のいずれかに記載の方法。 4.前記ポリマーがポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、又はこれ らのコポリマーである請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 5.前記モノマー混合物が、前記モノマー混合物の少なくとも1種の他の成 分とグラフト重合することができる成分を含む請求項1又は2のいずれかに記載 の方法。 6.前記成分がポリビニルアルコールである請求項5記載の方法。 7.前記吸収性ポリマー物質クラスターが75μmより大きい直径を有する 請求項6記載の方法。 8.前記クラスターが60秒未満の吸収ボルテックス速度を有する請求項7 記載の方法。 9.さらに、 (e)前記クラスターに湿潤剤を加える工程 を含む請求項1記載の方法。 10.前記湿潤剤がポリオールである請求項9記載の方法。 11.微細なモノマー小滴を形成するための前記モノマー混合物の前記懸濁 が前記モノマー混合物を高い剪断速度で撹拌することを含む請求項1又は2のい ずれかに記載の方法。 12.前記沈殿防止剤が、前記モノマー混合物の重量に基づいて0.5重量 %の量で供給されるセルロースエーテルを含む請求項1又は2のいずれかに記載 の方法。 13.前記沈殿防止剤が7より大きいHLB値を有する非イオン表面活性組 成物を含む請求項11記載の方法。 14.前記分散剤が疎水性シリカと、ラウリルメタクリレート/アクリル酸 コポリマーとの混合物を含む請求項13記載の方法。 15.前記第1架橋剤がトリメチロールプロパントリアクリレート(TMP TA)、エチレングリコールのジアクリレート若しくはジメタクリレート、ジエ チレングリコールのジアクリレート若しくはジメタクリレート、メチレンビスア クリルアミド、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタン、又はこれらの組 合せである請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 16.前記第1架橋剤がTMPTAを、前記モノマーの重量に基づいて、少 なくとも約0.2重量%から0.5重量%未満までの量で含む請求項15記載の 方法。 18.前記第2架橋剤がトリメチロールプロパントリアクリレート(TMP TA)又はテトラアリルオキシエタンである請求項15記載の方法。 19.第2架橋剤がTMPTAを、前記モノマーの重量に基づいて、約0. 5重量%から約2重量%までの量で含む請求項18記載の方法。 20.前記重合開始剤がt−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペル オキシド又は2,5−ジヒドロペルオキシ−2,5−ジメチルヘキサンである請 求項1又は2のいずれかに記載の方法。 21.工程(b)の前記開始が前記懸濁液中に二酸化硫黄を導入することに よって実施される請求項20記載の方法。
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