JPH0850892A - バッテリーターミナル - Google Patents
バッテリーターミナルInfo
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- JPH0850892A JPH0850892A JP6183490A JP18349094A JPH0850892A JP H0850892 A JPH0850892 A JP H0850892A JP 6183490 A JP6183490 A JP 6183490A JP 18349094 A JP18349094 A JP 18349094A JP H0850892 A JPH0850892 A JP H0850892A
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- JP
- Japan
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- cam
- battery terminal
- bolt
- shaft
- battery
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 近くに干渉物がある場合でも、無理なくカム
を操作することができ、作業性の向上を図ることができ
るバッテリーターミナルを提供する。 【構成】 バッテリーポスト1に嵌合するC字形の電極
嵌合部9と、該電極嵌合部9の両自由端に連設された一
対の締付片11、13と、回転操作されることにより前
記締付片13を押圧変位させて前記電極嵌合部9をバッ
テリーポスト1に圧接させるカム30とを有したバッテ
リーターミナルにおいて、前記カム30と一体に回転す
るボルト60の頭部62を回転操作部とした。
を操作することができ、作業性の向上を図ることができ
るバッテリーターミナルを提供する。 【構成】 バッテリーポスト1に嵌合するC字形の電極
嵌合部9と、該電極嵌合部9の両自由端に連設された一
対の締付片11、13と、回転操作されることにより前
記締付片13を押圧変位させて前記電極嵌合部9をバッ
テリーポスト1に圧接させるカム30とを有したバッテ
リーターミナルにおいて、前記カム30と一体に回転す
るボルト60の頭部62を回転操作部とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムを回転させること
により、ワンタッチでターミナルポストに圧接させるこ
とができるバッテリーターミナルに関する。
により、ワンタッチでターミナルポストに圧接させるこ
とができるバッテリーターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、実開平6−5109号公報に記
載された従来のバッテリーターミナルの構成を示す。図
において、1はバッテリーのターミナルポスト、3はバ
ッテリーターミナル、5は電線である。バッテリーター
ミナル3は、板金を折り曲げて形成した本体7と、この
本体7にボルト20およびナット22により組付けられ
たカム30とからなる。
載された従来のバッテリーターミナルの構成を示す。図
において、1はバッテリーのターミナルポスト、3はバ
ッテリーターミナル、5は電線である。バッテリーター
ミナル3は、板金を折り曲げて形成した本体7と、この
本体7にボルト20およびナット22により組付けられ
たカム30とからなる。
【0003】本体7は、C字形に丸められターミナルポ
スト1に外嵌する電極嵌合部9と、この電極嵌合部9の
両自由端に連設された第1、第2の一対の締付片11、
13と、第1の締付片11の上下側縁に、他方の締付片
13側に突出するように折り曲げ形成され、かつカム3
0の回転軸であるボルト20を受ける平行な一対の軸受
板17と、第1の締付片11の端部に形成された電線加
締部15とを有している。
スト1に外嵌する電極嵌合部9と、この電極嵌合部9の
両自由端に連設された第1、第2の一対の締付片11、
13と、第1の締付片11の上下側縁に、他方の締付片
13側に突出するように折り曲げ形成され、かつカム3
0の回転軸であるボルト20を受ける平行な一対の軸受
板17と、第1の締付片11の端部に形成された電線加
締部15とを有している。
【0004】第2の締付片13は上下の軸受板17、1
7間に挿入されており、その外側にカム30が配置され
ている。上下の軸受板17の孔(図示略)にはボルト2
0が通され、その先端にナット22を螺合することによ
り、ボルト20が軸受板17に固定されている。そし
て、ボルト20の中間部が、カム30の孔32(図9参
照)に挿通されていることにより、カム30がボルト2
2の回りに回転自在に組付けられている。
7間に挿入されており、その外側にカム30が配置され
ている。上下の軸受板17の孔(図示略)にはボルト2
0が通され、その先端にナット22を螺合することによ
り、ボルト20が軸受板17に固定されている。そし
て、ボルト20の中間部が、カム30の孔32(図9参
照)に挿通されていることにより、カム30がボルト2
2の回りに回転自在に組付けられている。
【0005】このカム30は、図9に示すように、孔3
2を中心にしてカム面を形成したもので、カム30の外
周部には、外方に延びるレバー34が一体化されてい
る。また、カム面として第1のカム面36と第2のカム
面38が形成され、軸支点Oから第1のカム面36まで
の距離Aが小さく、軸支点Oから第2のカム面38まで
の距離Bが大きく設定され、両カム面36、38の移行
点に突部39が形成されている。
2を中心にしてカム面を形成したもので、カム30の外
周部には、外方に延びるレバー34が一体化されてい
る。また、カム面として第1のカム面36と第2のカム
面38が形成され、軸支点Oから第1のカム面36まで
の距離Aが小さく、軸支点Oから第2のカム面38まで
の距離Bが大きく設定され、両カム面36、38の移行
点に突部39が形成されている。
【0006】図10は、このように構成されたバッテリ
ーターミナル3をターミナルポスト1に嵌合させた状態
を示している。40はバッテリーであり、バッテリー4
0の上面にはターミナルポスト1に接近してバッテリー
液の注入口42が設けられている。このバッテリーター
ミナル3をターミナルポスト1に接続する場合は、ま
ず、電極嵌合部9をターミナルポスト1に嵌合させ、そ
の状態でレバー34を図中矢印(イ)方向に回転操作し
て、カム30を回す。カム30が回ると、第2の締付片
13に第1のカム面36が当たった状態から、第2のカ
ム面38が当たる状態に移行し、それにより、カム30
が第2の締付片13を第1の締付片11側に押圧変位さ
せる。そうすると、第1、第2の締付片11、13に連
なる電極嵌合部9が縮径し、その内周面がターミナルポ
スト1に圧接して、強固な電気接続と機械接続が達成さ
れる。
ーターミナル3をターミナルポスト1に嵌合させた状態
を示している。40はバッテリーであり、バッテリー4
0の上面にはターミナルポスト1に接近してバッテリー
液の注入口42が設けられている。このバッテリーター
ミナル3をターミナルポスト1に接続する場合は、ま
ず、電極嵌合部9をターミナルポスト1に嵌合させ、そ
の状態でレバー34を図中矢印(イ)方向に回転操作し
て、カム30を回す。カム30が回ると、第2の締付片
13に第1のカム面36が当たった状態から、第2のカ
ム面38が当たる状態に移行し、それにより、カム30
が第2の締付片13を第1の締付片11側に押圧変位さ
せる。そうすると、第1、第2の締付片11、13に連
なる電極嵌合部9が縮径し、その内周面がターミナルポ
スト1に圧接して、強固な電気接続と機械接続が達成さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カム30の
外周部にレバー34を一体化してある場合、レバー34
を回転操作させた際の軌跡がカム30の周囲の大きい範
囲にわたるから、近くにバッテリー液の注入口42等の
邪魔物があると、そこに干渉するおそれがある。そうし
た場合、そのままの向きでバッテリーターミナル3を固
定することはできないから、取付け方向を変える等の面
倒な操作をしなくてはならず、作業性が良くなかった。
外周部にレバー34を一体化してある場合、レバー34
を回転操作させた際の軌跡がカム30の周囲の大きい範
囲にわたるから、近くにバッテリー液の注入口42等の
邪魔物があると、そこに干渉するおそれがある。そうし
た場合、そのままの向きでバッテリーターミナル3を固
定することはできないから、取付け方向を変える等の面
倒な操作をしなくてはならず、作業性が良くなかった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、近くに干渉
物がある場合でも、無理なくカムを操作することがで
き、作業性の向上を図ることができるバッテリーターミ
ナルを提供することを目的とする。
物がある場合でも、無理なくカムを操作することがで
き、作業性の向上を図ることができるバッテリーターミ
ナルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バッ
テリーポストに嵌合するC字形の電極嵌合部と、該電極
嵌合部の両自由端に連設された一対の締付片と、回転操
作されることにより前記締付片を押圧変位させて前記電
極嵌合部をバッテリーポストに圧接させるカムとを有し
たバッテリーターミナルにおいて、前記カムと一体に回
転する回転軸の軸端に回転操作部を形成したことを特徴
とする。
テリーポストに嵌合するC字形の電極嵌合部と、該電極
嵌合部の両自由端に連設された一対の締付片と、回転操
作されることにより前記締付片を押圧変位させて前記電
極嵌合部をバッテリーポストに圧接させるカムとを有し
たバッテリーターミナルにおいて、前記カムと一体に回
転する回転軸の軸端に回転操作部を形成したことを特徴
とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のバッテ
リーターミナルであって、前記一方の締付片に、他方の
締付片側に突出しかつ前記カムの回転軸を受ける平行な
一対の軸受板を形成し、両軸受板の間に前記他方の締付
片を挿入し、前記カムを他方の締付片の外側に配置し
て、前記カムの回転軸の両端を前記軸受板の孔に回転自
在に挿通し、前記軸受板の外側に突出した回転軸の端部
に前記回転操作部を設けたことを特徴とする。
リーターミナルであって、前記一方の締付片に、他方の
締付片側に突出しかつ前記カムの回転軸を受ける平行な
一対の軸受板を形成し、両軸受板の間に前記他方の締付
片を挿入し、前記カムを他方の締付片の外側に配置し
て、前記カムの回転軸の両端を前記軸受板の孔に回転自
在に挿通し、前記軸受板の外側に突出した回転軸の端部
に前記回転操作部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載のバッテ
リーターミナルであって、前記回転軸の長手方向中間部
に角柱部を設け、この角柱部を前記カムに形成した角孔
に嵌合することにより、カムと回転軸を一体回転可能に
構成したことを特徴とする。
リーターミナルであって、前記回転軸の長手方向中間部
に角柱部を設け、この角柱部を前記カムに形成した角孔
に嵌合することにより、カムと回転軸を一体回転可能に
構成したことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項2記載のバッテ
リーターミナルであって、前記回転軸とカムとを回転軸
の径方向に貫通させたノックピンで一体回転可能に連結
したことを特徴とする。
リーターミナルであって、前記回転軸とカムとを回転軸
の径方向に貫通させたノックピンで一体回転可能に連結
したことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載のバッテリーターミナルであって、前記回転軸
は回転操作部としての頭部と軸部を有するボルトである
ことを特徴とする。
かに記載のバッテリーターミナルであって、前記回転軸
は回転操作部としての頭部と軸部を有するボルトである
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、カムの回転軸の端部にカ
ムの回転操作部があるので、カムの外周方向にレバーを
延ばす必要がなく、カムの回転軸の端部の回転操作部を
回転することにより、締付片を変位させて、電極嵌合部
を締め付けて該電極嵌合部をターミナルポストに圧接さ
せることができる。
ムの回転操作部があるので、カムの外周方向にレバーを
延ばす必要がなく、カムの回転軸の端部の回転操作部を
回転することにより、締付片を変位させて、電極嵌合部
を締め付けて該電極嵌合部をターミナルポストに圧接さ
せることができる。
【0015】請求項2の発明では、他方の締付片が軸受
板の間に挿入され、その外側のカムに押さえられる形に
なるので、他方の締付片が軸受板とカムによって、外れ
ないように規制される。カムの回転軸の両端を一対の軸
受板の孔に通して、その外側の軸端部に操作部を設けた
ので、カムの回転が安定する上、カムの回転操作がやり
やすくなる。
板の間に挿入され、その外側のカムに押さえられる形に
なるので、他方の締付片が軸受板とカムによって、外れ
ないように規制される。カムの回転軸の両端を一対の軸
受板の孔に通して、その外側の軸端部に操作部を設けた
ので、カムの回転が安定する上、カムの回転操作がやり
やすくなる。
【0016】請求項3の発明では、角柱部に角孔を嵌合
するだけで、カムと回転軸を一体回転可能に構成し得る
ので、組立てが簡単にできる。
するだけで、カムと回転軸を一体回転可能に構成し得る
ので、組立てが簡単にできる。
【0017】請求項4の発明では、角柱部や角孔が不要
であるから、加工性がよくなる。
であるから、加工性がよくなる。
【0018】請求項5の発明では、回転操作部がボルト
の頭部であるから、工具により簡単に小さい力でカムを
回転操作できる。
の頭部であるから、工具により簡単に小さい力でカムを
回転操作できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は
同平面図である。この実施例のバッテリーターミナル5
0の特徴は、カム30の外周部にレバーが付いていず、
カム30がボルト60と一体的に回転するように構成さ
れており、ボルト60の六角の頭部62が、レバーの代
わりにカム30を操作する回転操作部となっている点で
ある。それ以外の点は図8の従来例と全く同じであるの
で説明を省略する。
同平面図である。この実施例のバッテリーターミナル5
0の特徴は、カム30の外周部にレバーが付いていず、
カム30がボルト60と一体的に回転するように構成さ
れており、ボルト60の六角の頭部62が、レバーの代
わりにカム30を操作する回転操作部となっている点で
ある。それ以外の点は図8の従来例と全く同じであるの
で説明を省略する。
【0021】カム30とボルト60を一体的に回転する
ように構成するため、図3、図4に示すように、上から
上下の軸受板17の孔に挿通したボルト60の軸部64
に、根元から順に、円柱部64a、四角形の角柱部64
b、ねじ部64cを形成し、角柱部64bにカム30の
角孔52を嵌合している。また、円柱部64aの端面
と、ねじ部64cに嵌合されナット70で固定されたス
ペーサ66の端面とにより、カム30を挟持固定してい
る。
ように構成するため、図3、図4に示すように、上から
上下の軸受板17の孔に挿通したボルト60の軸部64
に、根元から順に、円柱部64a、四角形の角柱部64
b、ねじ部64cを形成し、角柱部64bにカム30の
角孔52を嵌合している。また、円柱部64aの端面
と、ねじ部64cに嵌合されナット70で固定されたス
ペーサ66の端面とにより、カム30を挟持固定してい
る。
【0022】スペーサ66は、小径部66aと大径部6
6bを有し、大径部66bの端面にナット70が、平座
金72、バネ座金74を介して締め込まれている。ま
た、ボルト60を軸受板17、17に回転自在に連結す
るために、円柱部64aが上側の軸受板17の孔17a
内に回転自在に位置し、スペーサ66の小径部66aが
下側の軸受板17の孔17a内に位置している。
6bを有し、大径部66bの端面にナット70が、平座
金72、バネ座金74を介して締め込まれている。ま
た、ボルト60を軸受板17、17に回転自在に連結す
るために、円柱部64aが上側の軸受板17の孔17a
内に回転自在に位置し、スペーサ66の小径部66aが
下側の軸受板17の孔17a内に位置している。
【0023】このバッテリーターミナル50をターミナ
ルポスト1に固定するには、ボルト60の頭部62を六
角レンチ等の汎用の工具で回して、カム30を図5、図
6に示すように回転させる。それにより従来例で説明し
たように、電極嵌合部9がターミナルポスト1に圧接す
る。この場合の操作は、ボルト60の頭部62を回すだ
けであるから、カム30の周囲に干渉物がある場合で
も、邪魔されずにボルト60を回すことができ、カム3
0を操作できる。
ルポスト1に固定するには、ボルト60の頭部62を六
角レンチ等の汎用の工具で回して、カム30を図5、図
6に示すように回転させる。それにより従来例で説明し
たように、電極嵌合部9がターミナルポスト1に圧接す
る。この場合の操作は、ボルト60の頭部62を回すだ
けであるから、カム30の周囲に干渉物がある場合で
も、邪魔されずにボルト60を回すことができ、カム3
0を操作できる。
【0024】この実施例によれば、カム30をボルト6
0に固定したので、カム30の外周方向にレバーを延ば
す必要がなく、ボルト60の頭部62を回すだけで、簡
単にバッテリーターミナル50をワンタッチでターミナ
ルポスト1に固定することができ、作業性が向上する。
また、レバーが無いので、干渉物への影響もない。ま
た、第2の締付片13は軸受板17の間に挿入され、そ
の外側のカム30に押さえられる形になっているので、
第2の締付片13が外れるおそれはない。
0に固定したので、カム30の外周方向にレバーを延ば
す必要がなく、ボルト60の頭部62を回すだけで、簡
単にバッテリーターミナル50をワンタッチでターミナ
ルポスト1に固定することができ、作業性が向上する。
また、レバーが無いので、干渉物への影響もない。ま
た、第2の締付片13は軸受板17の間に挿入され、そ
の外側のカム30に押さえられる形になっているので、
第2の締付片13が外れるおそれはない。
【0025】さらに、ボルト60は一対の軸受板17の
孔17aに通されており、その外側の軸端部に頭部62
を配置しているので、カム30の回転が安定する上、操
作性がよい。また、上記実施例の場合は、ボルト60の
角柱部64aにカム30の角孔52を嵌合するだけで、
カム30とボルト60を一体回転可能に構成し得るの
で、組立てが簡単にできる。
孔17aに通されており、その外側の軸端部に頭部62
を配置しているので、カム30の回転が安定する上、操
作性がよい。また、上記実施例の場合は、ボルト60の
角柱部64aにカム30の角孔52を嵌合するだけで、
カム30とボルト60を一体回転可能に構成し得るの
で、組立てが簡単にできる。
【0026】なお、ボルト60とカム30とを一体回転
可能に構成する方法としては、上記の角柱部64bと角
孔52の組み合わせ以外に、種々の手段を採用し得る。
例えば、ボルト60の径方向にノックピンを打ち込ん
で、該ノックピンでボルト60とカム30を一体回転可
能に連結してもよい。そうした場合は、角柱部64aや
角孔52を形成する必要がないので、加工が簡単にな
る。
可能に構成する方法としては、上記の角柱部64bと角
孔52の組み合わせ以外に、種々の手段を採用し得る。
例えば、ボルト60の径方向にノックピンを打ち込ん
で、該ノックピンでボルト60とカム30を一体回転可
能に連結してもよい。そうした場合は、角柱部64aや
角孔52を形成する必要がないので、加工が簡単にな
る。
【0027】また、上記実施例では、カム30およびボ
ルト60と電線加締部15とがターミナルポスト1に対
して同じ側にあるので、電極嵌合部9の反対側に邪魔な
突出部が存在しない。電極加締部15は上記以外の場所
に設けてももちろんよい。
ルト60と電線加締部15とがターミナルポスト1に対
して同じ側にあるので、電極嵌合部9の反対側に邪魔な
突出部が存在しない。電極加締部15は上記以外の場所
に設けてももちろんよい。
【0028】図7は電線加締部15を締付片11に設け
るのではなく、電極嵌合部9側に設けた例を示す。ここ
では、電線加締部15を、電極嵌合部9から延ばした延
出板15a上に形成している。この場合は、カム30、
ボルト60を設けた部分と電線加締部15が反対側にな
るので、カム30が操作しやすくなる。
るのではなく、電極嵌合部9側に設けた例を示す。ここ
では、電線加締部15を、電極嵌合部9から延ばした延
出板15a上に形成している。この場合は、カム30、
ボルト60を設けた部分と電線加締部15が反対側にな
るので、カム30が操作しやすくなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、カムの外周方向に延びるレバーを省略すること
ができ、カムの回転操作をカムの外周側で行わずに、カ
ムの回転軸の軸端側で行うことができる。したがって、
従来ではレバーの移動軌跡上に干渉物がある場合、レバ
ーを操作することができず、バッテリーターミナルをワ
ンタッチで固定しづらい場合があったが、カムの上側か
ら操作できるので、バッテリーターミナルをターミナル
ポストにワンタッチで簡単に固定でき、作業性が向上す
る。また、レバーが無いので、干渉物への影響も解消す
ることができる。請求項2の発明によれば、締付片の外
れを防止することができる上、カムを安定した形で回転
操作でき、強度も高まる。
よれば、カムの外周方向に延びるレバーを省略すること
ができ、カムの回転操作をカムの外周側で行わずに、カ
ムの回転軸の軸端側で行うことができる。したがって、
従来ではレバーの移動軌跡上に干渉物がある場合、レバ
ーを操作することができず、バッテリーターミナルをワ
ンタッチで固定しづらい場合があったが、カムの上側か
ら操作できるので、バッテリーターミナルをターミナル
ポストにワンタッチで簡単に固定でき、作業性が向上す
る。また、レバーが無いので、干渉物への影響も解消す
ることができる。請求項2の発明によれば、締付片の外
れを防止することができる上、カムを安定した形で回転
操作でき、強度も高まる。
【0030】請求項3の発明によれば、組立てが簡単に
できる。
できる。
【0031】請求項4の発明によれば、ノックピンによ
りカムと回転軸を一体回転可能に構成するので、角柱部
の加工のような面倒な加工が不要となる。
りカムと回転軸を一体回転可能に構成するので、角柱部
の加工のような面倒な加工が不要となる。
【0032】請求項5の発明によれば、汎用の工具を用
いて簡単にカムを操作することができ、バッテリーター
ミナルをターミナルポストに固定することができる。
いて簡単にカムを操作することができ、バッテリーター
ミナルをターミナルポストに固定することができる。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の一部断面とした平面図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例に用いられるカムの平面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の一実施例におけるカムと回転軸の関係
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例において、カムを操作した場
合の斜視図である。
合の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例において、カムを操作した場
合の平面図である。
合の平面図である。
【図7】本発明の他の実施例の平面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【図9】従来例におけるカムの平面図である。
【図10】従来例の平面図である。
1 ターミナルポスト 9 電極嵌合部 11 第1の締付片 13 第2の締付片 15 電線加締部 17 軸受板 17a 孔 30 カム 50 バッテリーターミナル 52 角孔 60 ボルト(回転軸) 62 頭部(回転操作部) 64b 角柱部
Claims (5)
- 【請求項1】 バッテリーポストに嵌合するC字形の電
極嵌合部と、該電極嵌合部の両自由端に連設された一対
の締付片と、回転操作されることにより前記締付片を押
圧変位させて前記電極嵌合部をバッテリーポストに圧接
させるカムとを有したバッテリーターミナルにおいて、
前記カムと一体に回転する回転軸の軸端に回転操作部を
形成したことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 【請求項2】 請求項1記載のバッテリーターミナルで
あって、 前記一方の締付片に、他方の締付片側に突出しかつ前記
カムの回転軸を受ける平行な一対の軸受板を形成し、両
軸受板の間に前記他方の締付片を挿入し、前記カムを他
方の締付片の外側に配置して、前記カムの回転軸の両端
を前記軸受板の孔に回転自在に挿通し、前記軸受板の外
側に突出した回転軸の端部に前記回転操作部を設けたこ
とを特徴とするバッテリーターミナル。 - 【請求項3】 請求項2記載のバッテリーターミナルで
あって、 前記回転軸の長手方向中間部に角柱部を設け、この角柱
部を前記カムに形成した角孔に嵌合することにより、カ
ムと回転軸を一体回転可能に構成したことを特徴とする
バッテリーターミナル。 - 【請求項4】 請求項2記載のバッテリーターミナルで
あって、 前記回転軸とカムとを回転軸の径方向に貫通させたノッ
クピンで一体回転可能に連結したことを特徴とするバッ
テリーターミナル。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のバッテ
リーターミナルであって、 前記回転軸は回転操作部としての頭部と軸部を有するボ
ルトであることを特徴とするバッテリーターミナル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183490A JPH0850892A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | バッテリーターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183490A JPH0850892A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | バッテリーターミナル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850892A true JPH0850892A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16136734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6183490A Pending JPH0850892A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | バッテリーターミナル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0850892A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09306574A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | バッテリターミナル |
JP2010532913A (ja) * | 2007-07-06 | 2010-10-14 | タイコ・エレクトロニクス・ブラジル・リミテーダ | 迅速接続型バッテリ端子 |
KR101385613B1 (ko) * | 2012-08-17 | 2014-04-21 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 레버를 이용하는 배터리 포스트단자의 체결구조 |
WO2019171914A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 雌端子 |
JP2019160768A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 雌端子 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6183490A patent/JPH0850892A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09306574A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | バッテリターミナル |
JP2010532913A (ja) * | 2007-07-06 | 2010-10-14 | タイコ・エレクトロニクス・ブラジル・リミテーダ | 迅速接続型バッテリ端子 |
KR101385613B1 (ko) * | 2012-08-17 | 2014-04-21 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 레버를 이용하는 배터리 포스트단자의 체결구조 |
WO2019171914A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 雌端子 |
JP2019160768A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 雌端子 |
CN111801850A (zh) * | 2018-03-08 | 2020-10-20 | 株式会社自动网络技术研究所 | 阴端子 |
US11101579B2 (en) | 2018-03-08 | 2021-08-24 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Spring biased female terminal |
CN111801850B (zh) * | 2018-03-08 | 2022-04-12 | 株式会社自动网络技术研究所 | 阴端子 |
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