JPH08508841A - スペクトル平滑化フィルタ - Google Patents

スペクトル平滑化フィルタ

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JPH08508841A
JPH08508841A JP6522443A JP52244394A JPH08508841A JP H08508841 A JPH08508841 A JP H08508841A JP 6522443 A JP6522443 A JP 6522443A JP 52244394 A JP52244394 A JP 52244394A JP H08508841 A JPH08508841 A JP H08508841A
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JP6522443A
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ティー. ベーレンズ,リチャード
グローバー,ニール
オー. ダッドリー,トレント
ジェイ. アームストロング,アラン
ピー. ズック,クリストファー
ジー. ブリス,ウィリアム
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Cirrus Logic Inc
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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Abstract

(57)【要約】 磁気媒体から読み出されたデータから作られる離散メインパルスのデータストリームに関して形成される離散2次パルスを補償するフィルタが提供される。このフィルタのインパルス応答は、入力信号がインパルス応答によりたたみ込まれる時に2次パルスを減衰させるサイド補償係数を有する中央係数を備えている。補償係数の大きさおよび遅延はプログラム可能であり、所与の環境に対してインパルス応答を最適化できるように適応的に調整される。従来のFIRの実施態様においては、中央係数と側補償係数との間に2つのプログラマブルな遅延を発生させるために2つの遅延線が用いられている。好ましい実施態様においては、IIRフィルタ(378、373、375、377、390、396、451、453、455、459)はただ1つの遅延線(390)を用いて2つのプログラマブルな遅延をもたらす。また、この好ましい実施態様においては、スループットを倍増するために、データストリームは偶数および奇数のデータストリームへとインタリーブされ、2つのフィルタによって並列処理される。

Description

【発明の詳細な説明】 スペクトル平滑化フィルタ 本願は、1993年4月6日の出願で同時係属中の米国特許出願第08/043,662号の 一部継続出願である。本発明はコンピュータ技術に関し、より詳細には、2値化 データを磁気記憶媒体上に記憶し、かつその媒体から2値化データを読み出す手 段(instrumentalities)に関する。関連する出願に対する相互参照 本願は、上記特許出願以外にも、以下に列挙する同時係属中の特許出願に関連 している。すなわち、米国特許出願第07/852,015号、第07/879,938号、第07/954 ,350号、第08/012,266号および第08/012,049号であり、これらの特許出願は、「 シーケンス検出器」、「ディジタルパルス検出器」、「同期波形標本化用のタイ ミング回復回路」、「同期読み出しチャネル」および「同期波形標本化用の利得 制御回路」に関する。本願は、上記特許出願のすべてを参照して援用している。発明の背景 ディジタル演算システムにおいては、データの記憶に用いる媒体として磁気媒 体が選択されることが非常に多い。データを記憶するに当たっては磁気テープが しばしば用いられて おり、また、データの対話式処理に当たっては、中央処理機構および半導体メモ リ素子と共に、磁気ディスクシステムが用いられている。 磁気記憶装置用の駆動電子ユニットは、ホストコンピュータシステムに対して 、磁気媒体に書き込まれるデータを受け取り、かつ磁気記憶媒体から読み出され たデータを上記ホストに対して提示するインタフェースを提供する。磁気記憶装 置においては、データを磁気媒体に書き込み、かつその媒体からデータを読み出 すためには、変換器の(transducing)ヘッドをその磁気媒体に近接した位置に 配置しなければならない。誤りのない動作の実現に向けて書き込み・読み出し制 御作用を改善すると同時に、データを媒体上にかつてないほどの高密度で詰め込 むために大変な努力がなされてきている。高密度記録および誤りのない読み出し を実現する努力の過程で、フェライトヘッド、薄膜ヘッド、メタルインギャップ (MIG)ヘッドなどの多種多様なヘッドが開発されてきており、ごく最近には磁 気抵抗(MR)ヘッドが開発された。どのようなヘッド技術を用いるかには関わり なく、電流レベルが正から負へ、あるいは負から正へと変化するのに呼応して、 書き込み動作内に、媒体の磁化方向をNからSへ、あるいはSからNへと反転さ せなければならない。このような遷移があるデータビット位置で生じる場合、そ の遷移は1ビットを表現しうるが、一方そのデータビット位置において全く遷移 が発生しない場合には、その遷移は0ビットを表現する。 一般に、データを磁気媒体に詰め込む際の限定要素は、読み出し動作に関連し ている。この読み出し動作において磁気的遷移が行われる結果、ヘッドに電気パ ルスが発生し、そのパルスは、ヘッドから駆動電子ユニットへと転送されて増幅 ・検出される。ヘッドにおけるパルス信号は極めて小さいので、なまり(obfusc ation)がこれらの信号に発生する。また、データ密度を高めると、遷移の読み 出しに用いられるウィンドウ(window)の幅が狭くなる。さらに、遷移が連続的 に発生すると、検出された読み出しパルスにおいて、そのパルスをウィンドウの 外へ移動させて別のビット位置へ移動させるほど大きいパルス位置のシフトが生 じる。 あるタイプのヘッド技術によれば、遷移の読み出しが行われる際に、2次パル スが意に反して生成してしまう。例えば、薄膜ヘッドにおいては、磁極端効果が 原因で遷移の検出の際に摂動が生成し、その結果、立ち上がりおよび立ち下がり アンダシュートパルスにより、所望のパルス形成が緩やかになる(clouded)。 データをより高い密度で媒体上に詰め込む時には、その媒体から読み出されるデ ータパルスの連なりにおいて、上記アンダシュートパルスは、その他のデータパ ルスの正確な取り出しに干渉する傾向にある。MIGヘッドもまた多少類似した2 次パルスを作る可能性があるが、その2次パルスの極性は、メインパルスの極性 と同一である。したがって、本発明の概略的な目的は、駆動電子ユニットにより 最終的に作られたデータパルスがより理想に近い構成を有するものと なるように、そのようなヘッドから得られた応答を平滑化することにある。発明の要約 要約すると、本発明は、磁気記憶媒体上の磁気的遷移により作られたデータパ ルスの大きさを記述する離散時間型の、好ましくは2値化された標本化技術に関 する。このパルスを記述する標本値は変更され、かつ適切な遅延がもたらされる 。この遅延は、取り出された波形に存在するパルス摂動、例えば薄膜ヘッドによ り作られたアンダシュートパルスを平滑化するのに利用される。 望ましくない2次パルスのキャンセルによるスペクトル平滑化は、ある特定の インパルス応答を有するフィルタを用いて、離散時間入力信号をフィルタリング することにより達成される。入力信号からのメインパルスがt=0である場合、 平滑化フィルタのインパルス応答はt=0におけるインパルスであり、かつ入力 信号のメインパルスと2次パルスとの間の期間に等しい時間における、所定の数 の補償係数(以下、「補償タップ」と称する)を有する。フィルタの出力は、フ ィルタのインパルス応答を離散時間入力信号の標本値によりたたみ込んだもので ある。このフィルタの補償タップは、2次パルスの標本値によりたたみ込まれた 時にその出力が有意でなくなるように、スケーリングされる(scaled)。これら の補償タップはまた、メインパルスからの標本値によりたた み込まれた時に、その結果が2次パルスからの標本値と符号は逆で大きさは等し くなるようにスケーリングされ、それによって2次パルスをキャンセルすること ができる。 本発明のフィルタは、補償タップの大きさと共に、センタータップと補償タッ プとの間の遅延を調整することによって、異なる様々な駆動システムを用いる場 合と同様に、多様な磁気読み出しヘッド技術を用いても動作可能であるという点 でプログラム可能である。その結果、本発明のフィルタは、各システムに対して 特定の読み出しチャネルICを設けるのではなく、それぞれ異なる多様な環境にお いて作用しうるようにプログラム可能な読み出しチャネルICに設けることができ る。 さらに、上記フィルタは、孤立したパルスを処理するのと同じように、多くの 重ね合わせパルスの波形を処理しうる線形システムでもある。その結果、その波 形におけるすべての2次パルスは補償される。図面の簡単な説明 図1Aは、典型的な薄膜ヘッドから作られたノイズのない孤立したパルスを示す 図である。 図1Bは、上記パルスを記述する4つの離散標本点の位置を示す所望の読み出し パルスを表す図である。 図1Cは、上記パルスを記述する離散標本点と共に図1Aの孤立したパルスを示す 図である。 図1Dは、読み出されるパルスがアンダシュートパルスの存 在により減少、増加および/またはシフトするパルスの連続を正確に読み出す複 雑性を示す図である。 図2は、磁気ディスクドライブ用の駆動電子ユニットを示すブロック図である 。 図3は、読み出し・書き込みチャネルにおいて、パルスを受け取り、整形し、 2値化することによって、シーケンス検出器に対する提示を行う各要素を示すブ ロック図である。 図4は、2次パルスをキャンセルするために標本入力信号によりたたみ込まれ た本発明のディジタルフィルタのインパルス応答を示す図である。 図5A〜図5Fは、入力信号がメインパルスに対して1つの標本値を有し、2次パ ルスに対して2つの標本値を有している、2次パルスキャンセル用のたたみ込み 処理を詳細に説明する図である。 図6A〜図6Jは、入力信号がメインパルスに対して2つの標本値を有し、2次パ ルスに対して3つの標本値を有している、2次パルスキャンセル用のたたみ込み 処理を詳細に説明する図である。 図7は、2値化信号を平滑化することによって、その信号を検出器に対して提 示するように設計されたディジタルフィルタの各構成要素を示すブロック図であ る。 図8は、図7に示すプログラマブル遅延線を詳細に示す図である。 図9は、図7のタップ付きの遅延線からの様々な信号を乗 算し、かつ遅延された信号を加算することによって、補償された平滑出力を作る 減衰回路および加算回路を詳細に示す図である。 図10は、本発明のFIRフィルタおよびそのインパルス応答を詳細に示す図であ る。 図11は、本発明のIIRフィルタおよびそのインパルス応答を詳細に示す図であ る。 図12は、IIRフィルタを詳細に示す図11において用いられる遅延回路を詳細に 示す図である。 図13は、入力信号からの2つのインタリーブされた標本値を同時処理する本発 明によるFIRフィルタを詳細に示す図である。 図14は、2次パルスとメインパルスとの間の遅延が偶数である時に、図13に示 すFIRフィルタに対しどのようにしてインパルス応答が発生するかを説明する図 である。 図15は、2次パルスとメインパルスとの間の遅延が奇数である時に、図13に示 すFIRフィルタに対しどのようにしてインパルス応答が発生するかを説明する図 である。 図16は、入力信号からの2つのインタリーブされた標本値を同時処理する本発 明によるIIRフィルタを詳細に示す図である。 図17は、2次パルスとメインパルスとの間の遅延が偶数である時に、図16に示 すIIRフィルタに対しどのようにしてインパルス応答が発生するかを説明する図 である。 図18は、2次パルスとメインパルスとの間の遅延が奇数である時に、図16に示 すIIRフィルタに対しどのようにしてインパルス応答が発生するかを説明する図 である。詳細な説明 本発明の特徴を理解するために図面を参照する。図面において、同じ参照符号 は、同じ要素を示すために用いられている。 上述のように、ディジタル情報は、しばしば磁気ディスクや磁気テープなどの 表面上に磁化パターンを記録することによって記憶される。磁化パターンが読み 出しヘッドを通り過ぎるときに、記録された磁化パターンは、センサまたは読み 出しヘッドに時変化(time varying)応答信号を誘導する。その結果、生じた信 号は電子的に処理されて、ディスクまたはテープ上に記憶されたディジタル情報 のビットを再構築する。 誘導する読み出しヘッドは、磁気的に記憶された情報を読むために通常、用い られるクラスのセンサである。ヘッドは、磁気表面に近接して配置されており、 磁気表面がヘッドに対して動かされると、ヘッドは、磁化された媒体からの磁束 の微分に応答し、媒体の磁化方向の遷移にヘッドが遭遇するたびに電圧パルスが つくられる。 理想的には、読み出しヘッドで誘導されたパルスは、無限の振幅、ゼロの幅お よび有限のエネルギーを有するインパル ス関数である。実際には、記録媒体に書き込むプロセスおよび読み出すプロセス において、有限の振幅および幅をもつパルスを生じるバンド幅限定要因(bandwi dth limiting factors)が存在する。パルスの形状は、ヘッドの幾何学的形状、 ヘッドと媒体との距離、ならびに媒体およびヘッドの磁気的性質を含む、多くの 要因によって決定される。 トラックに沿って磁気的遷移が連続的に発生する結果、必然的に極性が変わる 。Sに磁化された状態からNへの遷移のあとには、NからSへの遷移が続かなけ ればならない。読み出しヘッドに誘導された電圧パルスの極性は、遷移の極性に したがい変化する。 図1Aは、立ち上がりアンダシュートパルス10Lおよび立ち下がりアンダシュー トパルス10Tをもつ、典型的な薄膜ヘッドからつくられた孤立した(isolated) パルス10を示す。アンダシュートパルスは、メインパルス10に比べて大きさが10 %よりもいくらか小さいが、メインパルス10よりはかなり幅が広くなっている。 薄膜ヘッドによって起きる磁極端効果(pole-tip effects)は、孤立したパルス 10の前後に、アンダシュートパルス10Lおよび10Tを生じさせる。 図1Aを、孤立したパルスの前後にアンダシュートパルスを伴うことなく、パル ス幅の中には離散した個数の非零の標本点しか含まれないように幅の狭められた 孤立したパルスを有する、望ましいパルス構成を示す図1Bと比較されたい。図1B は、4つの非零標本値をもつパルスを表している。これらの 標本値は、離散時間、つまりディジタルシステムにおける、孤立したパルス10の 2値化された表現になる。システムをセットアップするときには、最大ディジタ ル値は、任意にスケーリングされて(scaled)「1」で表現され、それより小さ いディジタル標本点は、それに対する比で表される。 図1Bが検出器への入力として望ましい波形およびディジタル標本点を示すいっ ぽうで、図1Cは、アンダシュート10Lおよび10Tを示す、実際に生じる結果を表し たものである。狭められたパルス10をつくるときには、アンダシュートパルス10 Lおよび10Tも狭められる。しかし、図1Aおよび図1Cに示されるように、アンダシ ュートパルスは、典型的にはメインパルスよりも広い。図1Cのパルス10Lは、パ ルス整形(pulse slimming)フィルタ操作の後でさえも、多くの非零標本期間を 含むことが示されている。アンダシュートパルスにおける非零標本期間の数は、 ヘッドによって大きくばらつくことがありえる。また立ち上がりおよび立ち下が りアンダシュートは、メインパルスから異なる個数の標本期間、離れたところで 起こることもあり、やはりヘッドによってばらつく。 図1Dは、ゼロビットのランを変化させることによって分離された3つの連続す る1ビットを表現するように意図された、磁気媒体上の連続する遷移からつくら れた3つの連続するパルス13〜15を表したものである。パルス13は、パルス15の 大きさを減ずるアンダシュート13Tをつくる。同様に、パルス15は、パルス13の 大きさを減ずるアンダシュート15Lをつくる。 パルス14は、パルス15を大きくし、かつパルス15の位置をずらす傾向をもっアン ダシュート14Tをつくる。これらのパルスすべてを加算した結果は、実線の波形 5によって表され、隣接したビット時間期間へとパルスがシフトする傾向ととも に、振幅の減少によって、加算されると検出に誤りが起こりえることを示してい る。これらの効果は、システム内の他のノイズによって強められ、その結果、記 録された情報を誤って読み出すことになりえる。図IDは、少なくともアンダシュ ートパルスが大きい振幅をもつ標本点を除去することが望ましいことを表す。 図2は、読み出し・書き込みヘッド21の下で方向Aに回転する磁気ディスク20 を示す。ヘッド21は、アクチュエータ22によって、書き込み、または読み出され るべきトラック上に位置する。読み出し操作の間、ヘッド21によってつくられた 電気信号は、ライン19を介して、増幅、検出、復号化および磁気記憶ユニットか らの情報を要求したホストへのプレゼンテーションのための駆動電子ユニット23 へ送られる。駆動電子ユニット23は、主要な要素として、プリアンプ・書き込み ドライバ24、読み出し・書き込みチャネル25、コントローラ26、ならびに読み出 し・書き込みチャネル25およびコントローラ26のなかの要素を制御するためのマ イクロプロセッサ27を備えている。 図3は、読み出し・書き込みチャネル25の主要な要素を示しており、読み出し ・書き込みチャネル25は、可変利得増幅 器(VGA)30、アナログフィルタ31、アナログ・ディジタル変換器(ADC)32、デ ィジタルフィルタ33、およびシーケンス検出器34を有する。従来技術の読み出し ・書き込みチャネルは、一般に、アナログフィルタ31のような回路の出力を直接 に、検出器に与える。この検出器は、記憶媒体から読み出されたディジタル信号 をつくるため、シーケンス検出器の代わりに通常は、ピーク検出器を用いている 。本発明の装置においては、シーケンス検出器34は、スペクトル平滑された出力 を表現する標本値を受け取り、いくつかの連続した2値化されたパルスを表現す るこれらの値を、連続したパルスがとりえる可能なすべての理想化されたシーケ ンスを表現する値と比較する。本発明のフィルタは、他のタイプの検出器ととも に使うこともできる。 本発明は、磁気媒体を磁気読み出しヘッドによって読み出すときに発生する、 先行(pre-cursie)および後続(post-cursive)2次パルスを減衰させるために 、特定のインパルス応答をもつディジタルフィルタを用いる。ディジタルフィル タの補償タップの遅延および大きさはプログラム可能であり、そのためインパル ス応答は、補償タップの遅延および大きさを適応的に調整することによって、与 えられたシステムに対し最適化されうる。さらに、フィルタの先行補正(pre-cu rsive correcting)部をディセーブルにすることによって、その部分に起因する 遅延を防ぐことができる。先行補正部をディセーブルにすることは、あるシステ ムにおいて遅延が許さ れないときに必要である。 図4は、所望の出力信号326を得るために、本発明のフィルタのインパルス応 答322によってたたみ込み(318)された標本化された入力信号310の概観を示す 。前述のように、メインパルス312からの標本点の前後には、望ましくない2次 パルス314の標本点がある。ディジタルフィルタは、メインパルス312の標本点に よってたたみ込みされることにより補償タップ320の振幅および遅延が2次パル スをキャンセルするように調整される。入力信号をフィルタのインパルス応答と たたみ込みをおこなうことによって2次パルスがキャンセルされるプロセスは、 図5および図6において詳細に示される。 入力信号をフィルタリングすることは、時間領域においてフィルタのインパル ス応答とたたみ込みをおこなうことを意味する。離散時間信号のためのたたみ込 みアルゴリズムは、次の方程式によって特徴づけられる。 ここで、x(n)は、標本化された入力信号、w(n)は、フィルタのインパルス応答、 h(n)は、得られるたたみ込みである。視覚的には、たたみ込みは、フィルタのイ ンパルス応答上で入力信号の鏡像をシフトし、図5A〜図5Fに示すように各標本期 間において結果を乗算したり加算したりすることによって表現できる。 図5Aは、フィルタの第1補償タップ332によっておこなう先行2次パルス330の 標本点に対する第1の非零乗算328を示す。2次パルス330の標本値および補償タ ップ332は、端数の大きさ(fractional magnitude)を有するので、またフィル タの乗算器は、有限の精度を有するので、乗算の結果は、効果的にゼロである。 例えば、もし2次パルスの標本値が1/32であり、補償タップの値が1/32であれば 、乗算の結果は、1/1024であり、これは乗算器の精度を越えており、そのためゼ ロに丸められる。このことは、メインパルスの標本値以外は、所望の出力がゼロ なので、このフィルタの大きな特徴といえる。 図5Bは、次の標本期間におけるたたみ込みを示しており、ここでフィルタの出 力は、フィルタ334の補償タップによって乗算された2次パルスの2つの標本値 の和である。フィルタの乗算器はやはり有限の精度を有するので、出力も所望の ゼロである。 図5Cは、先行2次パルス346がフィルタのセンタータップ344に達し、メインパ ルス338の標本値がフィルタの第1補償タップ340に達する点までのたたみ込みの 経過を示す。補償タップ340の値および符号は、メインパルス338によって乗算( 336)されたときの結果が、2次パルス346と符号は逆で、大きさが等しくなるよ うに調整される。いっしょに加えられると、2次パルスの標本値は、減衰された メインパルスによって効果的にキャンセルされる。図5Dに示すように、先行パル ス350からの第2の標本値は、第2の補償タップ348によって同様 にキャンセルされる。 図5Eは、メインパルス352の標本値がフィルタ354のセンタータップに達したと ころでのたたみ込みの経過を示す。センタータップ354の大きさは1であり、メ インパルス352の標本値によって乗算されたときには、フィルタの出力は所望の メインパルスである。後続2次パルス314の標本値は、先行2次パルスがキャン セルされたのと同様に、フィルタの第3および第4の補償タップ320によってキ ャンセルされる。図5Fに示すように、最終的な出力は、2次パルスが除去された メインパルスの標本値である。 補償タップをさらに追加すれは、本発明のフィルタは、2次パルスについて2 以上の標本点をもつ離散時間入力信号についても動作可能である。図4に示され るように、メインパルスについて1つの標本値をもつ入力信号の場合は、補償タ ップの数は、2次パルスについての標本値の数と等しい(例えば、図4では2) 。 本発明のフィルタはまた、メインパルスについて1つの標本点しかもたない入 力信号に限られない。図6A〜図6Jは、3つの標本値によって表現される2次パル スをキャンセルするためのたたみ込みを表しており、ここでメインパルスは、2 つの標本値によって表現されている。2次パルスの標本値をキャンセルするため に、やはり補償タップは遅延され、かつスケーリングされる。 好ましい実施例において、検出されたパルスは、増幅され、 フィルタリングされ、2値化され、アンダシュート補償をつくるためのディジタ ルフィルタに入力され、その結果、周波数スペクトルのスムージングがおこなわ れる。特定の構成の有限インパルス応答フィルタ(FIR)は、第1のグループの タップの後にプログラマブル遅延線を有し、内部タップ(interior taps)をも たないディジタル遅延線を与える。第2のプログラマブルディジタル遅延線の後 には、第2のグループのタップが続き、各タップは減衰回路を通った後、加算回 路に接続される。適当な遅延および減衰係数を選ぶことによって、孤立したパル スは、時間および大きさにおいて変換され、磁極端効果あるいは同様の2次パル ス発生環境を補償するためにフィルタリングされうる。そのような補償のための FIRフィルタ33の部分は、図7に示されている。 図7においては、2値化された標本値の信号ストリームは、ライン39から受け 取られる。2値化された標本値は、フィルタの先行(pre-cursor)部をディセー ブルするためマルチプレクサ250を介して与えられる。マルチプレクサ250は、2 値化された標本値をライン41からフィルタの先行補正部を通って、すなわちライ ン39aから送るようにプログラムされており、そのことにより、先行補正部をバ イパスする。もし先行補正部(pre-cursor correcting portion)がバイパスさ れても、後続補正部(post-cursive correcting portion)は動作可能であり、 入力信号は、加算器44の出力に実際上、遅延なしに供給される。もし先行補正部 がバイパスされないなら、2次 パルスはともに減衰される。 説明のために、ある標本値Yが信号Y0としてタップ40を通り、回路42によっ て係数C0がかけられる。Y00は、その後ライン43を通して加算器44に入力と して与えられる。信号Yはまたライン41を通して遅延回路45にも与えられる。遅 延された信号Y1は、減衰された信号値Y11を得るためにタップ46を通して乗 算器48に送られる。この信号は、ライン49を通して加算器44に与えられる。 信号Yは、さらにプログラマブル遅延回路47によって遅延される。遅延回路47 の出力である信号YMは、タップ50を通して減衰されていない標本値YMとして加 算器44に与えられる。信号Yはまた、プログラマブル遅延線回路51に与えられて から、係数C2による減衰のためにタップ52を通し信号YL0として乗算器53に与 えられる。信号YL02は、ライン54を通して加算器44に与えられる。信号Yは 、さらに遅延回路55に与えられ、この遅延回路55の出力は、係数C3による減衰 のために、タップ56を通して信号YL1として乗算回路57に与えられる。信号YL1 3は、それからライン58を通して加算器44に与えられる。乗算器42、48、53お よび57はそれそれ、マイクロプロセッサの制御によって、所望の減衰値をつくる ためにプログラム可能であり、その結果、出力標本値Zは、アンダシュートの効 果を減衰するための正しい振幅をとる。タップ50を通して加算器に与えられる信 号YMは減衰されないが、もし必要なら本発明の実施に応じて減衰または増幅さ れてもよい。 アンダシュート標本値の大きさを補償する、図7に示す回路の動作は、次の通 りである。上述のように、ライン50を通して加算器に入る標本値は減衰回路を通 らず、したがって中心の標本値YMは、ライン39を通して回路に入る値である。 例えば、ライン50上の標本値が、孤立したパルスの最大振幅からの標本値である とする。この値は、図7の回路を直接通って、孤立した標本値を検出回路に与え ることもできる。これは係数C0〜C3をすべてゼロに設定することで可能になる 。 図7の回路が、立ち上がりアンダシュートを補償するために用いられるとき、 先行するアンダシュートの最大振幅に対応する標本値は、YMが立ち上がりアン ダシュートの最大振幅値をとるように、回路45および47を通して時間軸上で遅延 される。もしプログラマブル遅延回路49が適切に調整されると、ライン50を通し て加算器に入る信号YMは、信号Y0としてタップ40に現れている孤立したパルス の最大振幅の標本値に時間軸上で一致する。この大きさは、ライン43を通して加 算器に与えられる信号がライン50上の信号と値の大きさにおいて一致するように 、乗算器42によって減衰される。2つを加算することは、実質的にアンダシュー ト信号を低減し、それによりその効果を除去することになる。タップ46、52およ び56からの標本値は、加算器の出力を細かくチューニングするために使われうる 。 同様にして、立ち下がりアンダシュートの最大標本値も、加算器へのタップ50 上に信号YMとして現れるときには補償さ れている。この瞬間には、孤立パルスの最大標本値は、遅延回路51および55を通 ってしまっているだろう。その結果、もしプログラマブルディレイ51が適切に調 整されれば、立ち下がりアンダシュートの最大標本値がライン50に現れると同時 に、孤立パルスからの最大標本値はライン56に現れる。孤立したパルスの標本値 の大きさを乗算器57で減衰させることによって、タップ50の標本値は実質的に補 償される。ここでもタップ40、46および52は、補償を細かくチューニングし、実 際上アンダシュート標本値を除去するために用いられうる。 図1Aに示したように、アンダシュートパルスは、孤立したメインパルスと同じ には整形されない。一般的に、アンダシュートパルスは、メインパルスの最大標 本値の3〜10%の範囲の最大振幅値をもち、より広い形状をとる。アンダシュー トを完全に除去するためには、多くのタップを有する複雑な遅延線構造が必要で ある。5タップの回路を使えば、アンダシュートのうちの最も大きい標本値のい くつかは補償され、この場合、アンダシュートの大部分は除去され、残りは無視 することができる。もし必要なら、タップの数を増やすことによって標本値をさ らに補償することもできる。 図8は、プログラマブルディジタル遅延回路47の詳細を示す。図示されている ように、遅延回路45の出力は、プログラマブル遅延47に入り、もし回路60を通る パスを選択するようにマイクロプロセッサ27によってマルチプレクサ61が設定さ れるなら、1ビット遅延回路60を通る。もしマイクロプロセ ッサ27が制御線100をハイの値(1の値)にすれは、マルチプレクサ61によって 遅延線60が選択される。もしマイクロプロセッサ27が制御線100をロウの値(0 の値)にすれば、マルチプレクサ61は、遅延線60を迂回するバイパス線150を選 択する。マルチプレクサ61の出力は、マルチプレクサ63の選択に応じて、2ビッ ト遅延回路62を通るか、またはライン151を通って2ビットディレイをバイパス する。マルチプレクサ63は、マイクロプロセッサ27によって、制御線101のハイ またはロウの値を設定される。 制御線102は、マルチプレクサ65によってなされた選択に従って、マルチプレ クサ63の出力が4ビット遅延64を通るか、あるいはライン152を通って遅延64を バイパスするように、マルチプレクサ65に対する選択を行う。同様に、制御線10 3は、マイクロプロセッサ27を用いて、8ビット遅延66を通るか、あるいはライ ン153を通って8ビット遅延をバイパスするかのいずれかの選択を行う。制御線1 04は、マルチプレクサ69に対し、8ビット遅延68を通るか、あるいはライン154 を通って8ビット遅延をバイパスするか、いずれかを選択させる。マルチプレク サ69の出力は信号YMである。 制御線100〜104を用いて正しい遅延要素を選択することによって、プログラマ ブル遅延47が理論上、0から23ビットまでの完全な遅延を行うことができること は明らかである。ところが現実に実施してみると、1つか2つの回路において遅 延が発生し、1〜24あるいは2〜25ビットの範囲の遅延が発生 する結果となる。 図8はプログラマブル遅延回路47に対応する0〜23ビットのディジタル遅延回 路を示しているが、同様の構造をプログラマブル遅延回路51についても用いるこ とができる。標本点遅延回路51を用いる場合、出力パルスはYMではなくYL0で ある。 図8においては、遅延線47がタップのない長いストリング状の複数の遅延(要 素)から構成されている例を示している。タップのない遅延の量は、0〜23期間 の範囲でありうる。本発明のフィルタをこのような特徴を備えているものとした のは、孤立したメインパルスとアンダシュートとの間に補償が必要ないと認識し たからである。したがって、性能の低下を招くことがないように、余分なタップ 、乗算器、および加算器への入力を設けることは避けている。 図9は、アンダシュートを十分に補償できる程度に孤立した標本値を減衰させ るのに用いられる乗算回路および加算回路の構成を詳細に示す回路図である。図 9において、制御線110は、ライン40上の入力信号Y0に対して用いられる乗算器 のマルチプレクサ200において選択を行う。図9に示すように、3つの選択がな されうる。Y0は係数C0により乗算される。C0は、1/16、1/32あるいは0の3 つの値のいずれかをとりうる。同様に、ライン46上の信号Y1もまた、制御線111 を通ってマルチプレクサ201においてなされる選択に応じて1/16、1/32あるいは 0の3つの値のいずれかを有する係数C1により 乗算されうる。図9はまた、ライン52上に現れる信号YL0に対し、制御線112が マルチプレクサ202を通して係数C2の値を選択することも示している。係数の値 はここでも、1/16、1/32あるいは0の3つの値のいずれかである。同様に、制御 線113もまた、マルチプレクサ回路203を通して3つの値のいずれか1つを選択す ることにより、ライン55上に現れる信号YL1に対して係数C3の値を選択する。 ここでも、1/16、1/32あるいは0の3つの値のいずれかが選択される。 マルチプレクサ200および201の出力は加算回路205に供給され、一方マルチプ レクサ202および203の出力は加算器206に供給される。加算器205の出力は、ライ ン208上の符号信号との排他的論理和がとられる。ライン208上の信号は、必要な 補償の方向に基づいて、正あるいは負のいずれかの値を示すようにマイクロプロ セッサ27により設定される。MIGヘッドにおいては、所望の補償方向が薄膜ヘッ ドに必要な方向とは異なる。同様に、加算回路206の出力は、回路209によりライ ン210上の符号信号との排他的論理和がとられる。排他的論理和回路207および20 9の出力は、加算回路211においてライン212上のキャリ信号に加算され、それに よって、加算器205の出力において2の補数の符号反転をおこなう。 加算回路211の出力はパイプラインレジスタ215を通して加算器213に与えられ 、そこで信号YMに加算される。加算回路213の出力は飽和回路214を通り、信号 Z0が出力される。この信号Z0は検出器に供給されてさらに処理される。信号Z0 は、 次のように表現されうる。 Z0=Y00+Y11+YL02+YL13+YM ある実施態様の装置においては、各入力信号Y0、Y1、YL0、YL1およびYM の量は、出力信号Z0の量と同じ6ビットの量である。その実施態様において、 図9の回路を通して変化する量の数学的変化過程を以下に詳細に示す。 ライン1、2および10に示すY0、Y1およびYMは6ビット符号付きの入力量 である。図9の回路は1/16または1/32による乗算を必要としているので、係数1/ 16は、ライン3および4に示す入力量を4つのビット位置だけシフトさせる公倍 数(multiplier)である。残りの乗法因子は1あるいは1/2のいずれかであり、 その結果、ライン5および6に示す7ビット量が加算される。しかしながら、加 算器205および206は、マルチプレクサ200の出力の最右端ビットをキャリイン(c arry-in)として用い、かつマルチプレクサ201の出力の最右端ビットを無視する ことによって、6ビット入力符号つき加算器として実現されうる。加算器205の 出力は、7ビット入力符号付き加算器211により加算器206の出力に加算される7 ビット符号付き量としてライン7上に示している。加算器211の出力信号は、加 算器213において入力量YM(ライン10)と加算される、ライン9上に示す8ビッ ト符号付き信号である。加算器213は、ライン9上の最右端3ビットを無視する ことにより、 7ビット入力・8ビット出力加算器として実現可能である。なぜなら、それらの ビットは最終結果に対して有意ではないからである。加算器213を通るキャリの 伝播を制限するためにパイプラインレジスタ215を挿入してもよい。最右端1ビ ットはライン10上に挿入され、それによって、ライン11に示す加算器213の出力 信号を得る際に丸め込み(rounding)を行う。 ある実施態様においては、6ビット符号付き量を操作するために、ダウンスト リーム回路を構成することができる。したがって、出力信号Z0はsx.xxxxの形態 を呈するべきである。このような量が加算器213からの出力信号となる可能性は 高いが、ライン11上に示されているように、信号YMを加算する結果、より大き な量のものとなる可能性もある。そのような可能性は、回路が組み立てられた時 にYMの値が「1」あるいはそれに近接した値に設定されるという事実にも関わ らず、依然として存在する。しかしながら、ノイズスパイクあるいは利得の問題 があるために、入力量YMを「2」の値に送ることは理論上可能である。加算器2 11の出力において加算を行えば、2 1/4という高い値の出力信号(ライン11)が 得られる結果となる。このような量は、6ビット符号付きの信号Z0としてsx.xx xxの形式で表現されえないので、ダウンストリーム回路で操作することはできな い。このような状況が発生する可能性は低いとはいうものの、その状況を処理し かつ所望のフォーマットを有する出力信号を作るために飽和回路214が設けられ る。 本発明の別の実施態様においては、所望のインパルス応答を有する無限インパ ルス応答フィルタ(IIRフィルタ)が用いられる。FIRフィルタではなくIIRフィ ルタを用いることにより、フィードバックを利用することができるので、必要な プログラマブル遅延線の数を1つにすることができるという利点が得られる。フ ィードバックを利用して第2のプログラマブル遅延線を除去することにより、回 路のサイズおよびコストを低減することができる。さらに、IIRによる実現方法 においても、フィルタの先行補正部を選択的にディセーブルすることはやはり可 能であり、また、完全に補正された出力および後続部(post-cursive)のみが補 正された出力のいずれも、後の同時処理に与えることもできる。 図11に示す本発明のIIRフィルタは、図10に示す従来のFIRフィルタと類似する インパルス応答を有している。図10に示す従来のFIRフィルタは、係数C0〜C5を 有する6つの補償タップ360と、先行遅延Dnf364および後続遅延Dnr366を発生 させる2つのプログラマブル遅延線362を備えている。マルチプレクサMUX368は 、フィルタの先行補正部をディセーブルにするのに用いられる。その結果得られ る有限インパルス応答370は、入力データストリームの2次パルスをキャンセル しうる所望の特性を有している。この実施態様においてはフィードバックを利用 することにより所望のインパルス応答が得られるが、ただ1つのプログラマブル 遅延線を用いても同様のインパルス応答は実現可能であり、それによって回路の サイズおよび コストを低減することができる。 フィードバックを利用するディジタルフィルタの好ましい実施態様を図11に示 す。メインパルスを係数C0〜C2を有する補償タップ373によりたたみ込み、かつ 加算器375を通してセンタータップ380において先行標本値(pre-cursor samples )をキャンセルすることにより、このフィルタの先行補正部は、図10に示すFIR による実施態様の場合と同様に動作することができる。しかしながら、後続補正 部は、係数C3〜C5を有する補償タップ377によりたたみ込まれた遅延入力X(n-Dn f-2)376をフィードバックし、かつその入力をX(n)378に加算することにより実 現される。したがって、図10に示すFIRの実施態様の場合と同様に、後続標本値 (post-cursor samples)は、センタータップ380に達した時ではなくフィルタに 入った時にキャンセルされる。 フィードバックを備えているフィルタは、通常無限インパルス応答(IIR)を 有しているが、本発明のIIRフィルタは2次パルスを減衰させることのできる所 望の特性を有している。フィードバックを利用することにより、フィルタの後続 補正部は、フィルタの先行補正部に対して遅延を発生させるのに用いられる同一 のプログラマブル遅延線回路390を共用することができる。その結果、2つの別 々の遅延線回路を設ける必要性はなくなる。 図11に示すフィルタの無限インパルス応答は以下の特徴を有する。 ここで、Dnf392は先行遅延(pre-cursor delay)であり、D(nr+2)393は後続遅 延(post-cursor delay)である。これらの係数の小数点以下の部分の(fractio nal)大きさにより、無限インパルス応答の項Cjkmは有意ではなく、また、 このインパルス応答における支配的な項は、 C0+C1D1+C2D2+Dnf+2+C3Dnf+nr+4 +C4Dnf+nr+5+C5Dnf+nr+6 となる。 視覚的には、図11において支配的項のみにより示すインパルス応答372は、図1 0に示す従来のFIRフィルタの有限インパルス応答368に類似している。インパル ス応答が類似しているので、入力信号によりたたみ込んだ時に2次パルスを望み どおりに減衰させることができる。換言すれば、フィルタが所望のインパルス応 答を有している限り、そのフィルタがどのような内部構造により実現されている かは問題ではない。 フィルタの先行補正部は、加算器378の出力381をマルチプレクサ396を通して フィルタ出力Y(n)382として選択することによりディセーブルにすることができ る。フィルタの先行補正部をディセーブルにすることにより、後続パルスをキャ ンセルしたままで入力信号の遅延を避けることができる。フィルタ出力Y(n)382 をマルチプレクサ396を通して加算器375の 出力383に接続すれば、先行パルスおよび後続パルスの両方をキャンセルするこ とができる。また、完全に補正された出力と、後続パルスのみが補正された出力 との両方を同時に処理することが望ましいので、フィルタからの出力は、ライン 381または383のいずれかから取り出すこともできるし、また、その両方のライン から取り出すこともできる。 図12は、図11に示すIIRフィルタにおいて用いられる遅延回路390の好ましい実 施態様を示す。入力X(n)400は、直列に接続された連続するディジタル遅延回路 402を通り、これらの遅延回路402の出力D0、D1、D2、D3、…、Dn404はマル チプレクサの入力に接続されている。マルチプレクサ406は遅延された入力信号 X(n-Dnf)408を選択して先行パルスをキャンセルするのに用いられ、他方でマル チプレクサ410は遅延された入力信号X(n-Dnr)412を選択して後続パルスをキャ ンセルするのに用いられる。マルチプレクサ406および410の選択された入力401 は、望ましい遅延によりプログラムされたレジスタ405の出力403に接続されてい る。 IIRを用いる別の実施態様においては、X(n-Dnr-2)を用いるのではなく、フィ ードバックライン376(図11)をフィルタ出力Y(n)382に接続することになる。 これにより、マルチプレクサ410を用いる必要性がなくなり、回路のサイズおよ びコストをさらに低減することができる。しかしながら、フィルタ出力Y(n)382 からフィードバックを取る場合には、2次パルスDnf392およびDnr394をキャン セルするのに必要な遅延 は同じであり、その結果、インパルス応答を最適化するにあたりフィルタはその 自由度(flexibility)をいくらか失うことになる。とはいうものの、遅延を独 立して調整することが、与えられたシステムにとって必要でないのなら、第2の マルチプレクサ410も必要でなくなる。さらに、フィルタ出力Y(n)382からフィ ードバックを取る場合、図12に示す遅延回路の代わりに図8に示す遅延回路を用 いることができる。 本発明の別の重要な特徴としては、FIRあるいはIIRによる実施態様において用 いられるハードウェアを重複させることにより、フィルタを半分の標本化速度周 波数(sampling rate frequency)で動作させることができる点が挙げられる。 入力データストリームを並列処理することにより、フィルタが制限要素(limiti ng component)である場合にはシステムのバンド幅を増すことができる。図10に 示すFIRフィルタに対し2つのデータ標本点を同時並列処理する例を図13に示し ており、図11に示すIIRフィルタに対してそのような処理を行う例を図16に示し ている。 図13において、図10に示すFIRフィルタが重複されてフィルタ501および503と して設けられており、それによって2つのデータ標本点を同時に処理できる。2 つの重複フィルタの間に分割して設けられている補償タップ遅延504、506、508 および510を除いてすべての要素が重複して設けられている。図示しているよう に、補償タップC0〜C5は2つのフィルタの間でインタリーブされている。以下に 説明するように、カーソル 遅延(cursor delay)が奇数であるか偶数であるかによって出力を選択するのに 用いられる4つのマルチプレクサ532、534、536および538がさらに設けられてい る。また、先行遅延が奇数であるか偶数であるかによって出力Y(n-1)540を選択 するのに用いられる遅延545およびマルチプレクサ541も設けられている。 2つの標本点を同時並列処理するために、データストリームは2つのインタリ ーブされたデータストリームに分割される。奇数のデータストリームX(n-1)500 はフィルタ501によって処理され、偶数のデータストリームX(n)502はフィルタ5 03により処理される。出力Y(n-1)540およびY(n)542が図10に示すフィルタのイ ンタリーブされた出力である点を除いて、2つのフィルタは両方とも、図10を参 照して説明したFIRフィルタと同様に動作する。遅延レジスタ512、514、516およ び518、ならびにマルチプレクサ532、534、536、538および541は以下のようにプ ログラムされる。 1.メイン標本パルスと先行パルスとの間の遅延が偶数である場合、遅延レジ スタ512および516は以下のようにプログラムされる。 D0nf=D1nf=Dnf/2 ここで、D0nf 520およびD1nf 524は、それぞれ遅延レジスタ512および516にロ ードされる値であり、Dnf 590(図14)は入力信号のメイン標本パルスと先行パ ルスとの間の先行遅延である。マルチプレクサ532の出力566は加算器564の出力5 62 に接続されており、マルチプレクサ536の出力548は加算器550の出力546に接続さ れている。マルチプレクサ541の出力Y(n-1)540は加算器565の出力543に接続さ れている。 2.メイン標本パルスと先行パルスとの間の遅延が奇数である場合、遅延レジ スタ512および516は以下のようにプログラムされる。 D0nf=(Dnf−1)/2 D1nf=(Dnf+1)/2 マルチプレクサ532の出力566は加算器550の出力546に接続されており、マルチプ レクサ536の出力548は加算器564の出力562に接続されている。マルチプレクサ54 1の出力Y(n-1)540は遅延545を通して加算器565の出力543に接続されている。 3.メイン標本パルスと後続パルスとの間の遅延が偶数である場合、遅延レジ スタ514および518は以下のようにプログラムされる。 D0nr=D1nr=Dnr/2 ここで、D0nr 522およびD1nr 526は、それぞれ遅延レジスタ514および518にロ ードされる値であり、Dnr592(図14)は入力信号のメイン標本パルスと後続パル スとの間の後続遅延である。マルチプレクサ534の出力574は加算器572の出力570 に接続されており、マルチプレクサ538の出力558は加算器556の出力554に接続さ れている。 4.メイン標本パルスと先行パルスとの間の遅延が奇数である場合、遅延レジ スタ514および518は以下のようにプログ ラムされる。 D0nr=(Dnr+1)/2 D1nr=(Dnr−1)/2 マルチプレクサ534の出力574は加算器556の出力554に接続されており、マルチプ レクサ538の出力558は加算器572の出力570に接続されている。 フィルタの動作は、回路を通してインパルスをトレースすることにより理解さ れうる。すなわち、インパルス応答出力Y(n-1)540およびY(n)542は、フィルタ を通して入力01000...をトレースすることにより発生される。入力を偶数および 奇数のインタリーブされたデータストリームに分割した後は、X(n-1)502は0000 ...となり、X(n)500は1000...となる。 図14は、遅延レジスタ出力およびフィルタ出力Y(n)542およびY(n-1)540のト レースを示している。ここで、先行遅延Dnf590および後続遅延Dnr592の両方と も偶数である。標本クロック582はフィルタクロック580の2倍の周波数で動作す る。インパルス01000...は0000...および1000...にインタリーブされ、フィルタ 入力X(n)500およびX(n-1)502にそれぞれ与えられ、かつ遅延回路を通してトレ ースされる。入力データがインタリーブされるので、X(n)500のみが1を有する ことになる。プログラマブル遅延線512、514、516および518は前記方程式に従っ て設定される。 D0nf=D1nf=Dnf/2=6/2=3 D0nr=D1nr=Dnr/2=6/2=3 その結果得られるインパルス応答出力Y(n)542およびY(n-1)540はインタリーブ されたインパルス応答588を表現する。フィルタから発生した非零出力は○で囲 まれた1で示している。 図15は、遅延レジスタ出力およびフィルタ出力Y(n)542およびY(n-1)540のト レースを示している。ここで、先行遅延Dnf594および後続遅延Dnr596の両方と も奇数である。プログラマブル遅延線512、514、516および518は前記方程式に従 って設定される。 D0nf=(Dnf−1)/2=4/2=2 D1nf=(Dnf+1)/2=6/2=3 D0nr=(Dnr+1)/2=6/2=3 D1nr=(Dnr−1)/2=4/2=2 その結果得られるインパルス応答出力Y(n)542およびY(n-1)540はインタリーブ されたインパルス応答598を表現する。上述したように、出力Y(n-1)540は遅延5 45を通して遅延される。 偶数と奇数の混ざった先行および後続遅延に対するインパルス応答も同様に発 生される。また、X(n-1)502が1000...となり、かつX(n)500が0000...となるよ うに入力信号を標本化すれば、望みどおりのインパルス応答を達成することがで きる。 先行パルスのキャンセルに関する遅延が許容しえない時、マルチプレクサ528 および530がこれらのフィルタの先行補正部をディセーブルにするのに用いられ る。フィルタの先行補正部がディセーブルにされた時、後続パルスをキャンセル し たままの状態で、出力Y(n)542およびY(n-1)540が入力X(n)500およびX(n-1)5 02からそれぞれ遅延されなくなる。 図16において、2つのデータ標本点を同時に処理するために、図11に示すIIR フィルタがフィルタ461および463として重複して設けられている。2つの重複フ ィルタの間に分割して設けられている補償タップ遅延453、459、451および455を 除いて、ここでもすべての要素が重複して設けられている。図示しているように 、補償タップC0〜C5は2つのフィルタの間でインタリーブされている。上述した FIRを用いる実施態様の場合と同様、以下に説明するように、カーソル遅延が奇 数であるか偶数であるかによって出力を選択するのに用いられる4つのマルチプ レクサ478、472、466および456がさらに設けられている。また、先行遅延が奇数 であるか偶数であるかによって出力Y(n-1)467を選択するのに用いられる遅延47 1およびマルチプレクサ473も設けられている。 2つの標本点を同時並列処理するために、データストリームは2つのインタリ ーブされたデータストリームに分割される。奇数のデータストリームX(n-1)484 はフィルタ461によって処理され、偶数のデータストリームX(n)465はフィルタ4 63により処理される。出力Y(n-1)467およびY(n)457が図11に示すフィルタのイ ンタリーブされた出力である点を除いて、2つのフィルタは両方とも、図11を参 照して説明したIIRフィルタと同様に動作する。遅延レジスタ481および483、な らびにマルチプレクサ478、472、466、456および473は以下のよう にプログラムされる。 1.メイン標本パルスと先行パルスとの間の遅延が偶数である場合、レジスタ 481および483の先行遅延は以下のようにプログラムされる。 D0nf=D1nf=Dnf/2 ここで、D0nf 482およびD1nf 450は、それぞれレジスタ481および483の先行遅 延に対して選択される値であり、Dnf492(図17)は入力信号のメイン標本パル スと先行パルスとの間の先行遅延である。マルチプレクサ472の出力は加算器476 の出力470に接続されており、マルチプレクサ456の出力は加算器454の出力452に 接続されている。マルチプレクサ473の出力Y(n-1)467はマルチプレクサ468の出 力479に接続されている。 2.メイン標本パルスと先行パルスとの間の遅延が奇数である場合、レジスタ 481および483の先行遅延は以下のようにプログラムされる。 D0nf=(Dnf−1)/2 D1nf=(Dnf+1)/2 マルチプレクサ472の出力は加算器454の出力452に接続されており、マルチプレ クサ456の出力は加算器476の出力470に接続されている。マルチプレクサ473の出 力Y(n-1)467は遅延471を通してマルチプレクサ468の出力479に接続されている 。 3.メイン標本パルスと後続パルスとの間の遅延が偶数である場合、レジスタ 481および483の後続遅延は以下のようにプログラムされる。 D0nr=D1nr=Dnr/2 ここで、D0nr 474およびD1nr 464は、それぞれレジスタ514および518の後続遅 延に対して選択される値であり、また、Dnr 494(図17)は入力信号のメイン標 本パルスと後続パルスとの間の後続遅延よりも2小さい。マルチプレクサ478の 出力は遅延レジスタ481の後続遅延出力488に接続されており、マルチプレクサ46 6の出力は遅延レジスタ483の後続遅延出力489に接続されている。 4.メイン標本パルスと後続パルスとの間の遅延が奇数である場合、レジスタ 481および483の後続遅延は以下のようにプログラムされる。 D0nr=(Dnr−1)/2 D1nr=(Dnr+1)/2 マルチプレクサ478の出力は遅延レジスタ483の後続遅延出力489に接続されてお り、マルチプレクサ466の出力は遅延レジスタ481の後続遅延出力570に接続され ている。 フィルタの動作は、回路を通してインパルスをトレースすることによりここで も理解されうる。すなわち、インパルス応答出力Y(n-1)467およびY(n)457は、 フィルタを通して入力01000...をトレースすることにより発生される。入力を偶 数および奇数のインタリーブされたデータストリームに分割した後は、X(n-1)4 84は0000...となり、X(n)465は1000...となる。 図17は、遅延レジスタ出力ならびにフィルタ出力Y(n)457 およびY(n-1)467のトレースを示している。ここで、先行遅延Dnf492および後 続遅延(Dnr+2)494の両方とも偶数である。標本クロック582はフィルタクロック 580の2倍の周波数で動作する。インパルス01000...は0000...および1000...に インタリーブされ、フィルタ入力X(n)465およびX(n-1)484にそれぞれ与えられ 、かつ遅延回路を通してトレースされる。入力データがインタリーブされるので 、X(n)465のみが1を有することになる。プログラマブル遅延線481および483は 前記方程式に従って設定される。 D0nf=D1nf=Dnf/2=6/2=3 D0nr=D1nr=Dnr/2=4/2=2 その結果得られるインパルス応答出力Y(n)457およびY(n-1)467はインタリーブ されたインパルス応答490を表現する。フィルタから発生した非零出力は○で囲 まれた1で示している。 図18は、遅延レジスタ出力およびフィルタ出力Y(n)457およびY(n-1)467のト レースを示している。ここで、先行遅延Dnf497および後続遅延(Dnr+2)498の両 方とも奇数である。プログラマブル遅延線481および481は前記方程式に従って設 定される。 D0nf=(Dnf−1)/2=4/2=2 D1nf=(Dnf+1)/2=6/2=3 D0nr=(Dnr−1)/2=2/2=1 D1nr=(Dnr+1)/2=4/2=2 その結果得られるインパルス応答出力Y(n)457およびY(n-1) 467はインタリーブされたインパルス応答496を表現する。上述したように、出力 Y(n-1)467は遅延471を通して遅延される。 偶数と奇数の混ざった先行および後続遅延に対するインパルス応答も同様に発 生される。また、X(n-1)484が1000...となり、かつX(n)465が0000...となるよ うに人力信号を標本化すれば、望みどおりのインパルス応答を達成することがで きる。 先行パルスのキャンセルに関する遅延が許容しえない時、マルチプレクサ468 および458がこれらのフィルタの先行補正部をディセーブルにするのに用いられ る。フィルタの先行補正部がディセーブルにされた時、後続パルスをキャンセル したままの状態で、出力Y(n)457およびY(n-1)467が入力X(n)465およびX(n-1 )484からそれぞれ遅延されなくなる。 以上、本発明を好ましい実施態様に基づいて説明してきたが、本発明が上記特 定の実施態様に限定されることを意図して述べたものではないことを理解してい ただきたい。例えば図7は、第1の固定された遅延要素45の後に第1のプログラ マブル遅延47、第2のプログラマブル遅延53および第2の固定された遅延55が続 く5タップ遅延線を示している。必要であれば、追加的に補正信号を得ることが できるタップを備えている固定された遅延要素を要素45および55に対してさらに 設けることも可能である。本質的には本発明によれば、まず第1のプログラマブ ル遅延線が後に続く1グループのタップを備えた第1の固定された遅延線が設け られ、次に第2のプ ログラマブル遅延線が後に続くメインタップが設けられ、そして最後に第2のグ ループのタップを備えた第2の固定された遅延線が設けられる。このような構成 は、メインパルスと2次パルスとの間には実質的なセパレーション(separation )が存在するが、その分離領域における波形を平滑化する必要性は実質的にはな いという事実を認識した上で選択したものである。本発明は、以下に添付する特 許請求の範囲に規定する本発明の精神および範囲内で、上に述べた構成を含むあ らゆる実施態様による構成、改変した構成、および等価な構成のすべてを包括し うるように意図されているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダッドリー,トレント オー. アメリカ合衆国 コロラド 80120,リト ルトン,ナンバー101,エス.フォックス ストリート 5348 (72)発明者 アームストロング,アラン ジェイ. アメリカ合衆国 コロラド 80020,ブル ームフィールド,ペレグリン サークル 125 (72)発明者 ズック,クリストファー ピー. アメリカ合衆国 コロラド 80503,ロン グモント,セイジ バレイ ロード 8901 (72)発明者 ブリス,ウィリアム ジー. アメリカ合衆国 コロラド 80241,ソー ントン,ミルウォーキー コート 13385

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶装置からディジタルデータを読み出 す際に発生される先行および後続2次パルスをフィルタリングする方法であって 、 (a)該磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶媒体上の磁気的遷移を検出し、 かつアナログ入力信号を発生するステップであって、該アナログ入力信号が先行 および後続2次パルスを有するメインパルスを備えているステップと、 (b)該アナログ入力信号を離散時間入力信号に変換するステップと、 (c)特定のインパルス応答を有する離散時間フィルタを用いて該離散時間入 力信号をフィルタリングするステップであって、該インパルス応答は、該離散時 間入力信号におけるメインパルス標本値と2次パルス標本値との間の期間に実質 的に等しい期間だけ中央係数から遅延された所定の数の補償係数を有しており、 それによって、該離散時間入力信号が該フィルタの該インパルス応答によりたた み込まれる時に該2次パルスの少なくとも1つが減衰される、ステップと、 を備えた方法。 2.前記離散時間フィルタは複数の連続的遅延要素を有しており、該遅延要素 の少なくとも2つは補償タップをその間に有していない、請求項1に記載の方法 。 3.前記フィルタリングステップが、 (a)前記離散時間入力信号をフィルタリングし、前記後続2次パルスのみを 減衰させる第1のフィルタリングステップと、 (b)該離散時間入力信号をフィルタリングし、前記先行および該後続2次パ ルスの両方を減衰させる第2のフィルタリングステップと、 (c)該第1のフィルタリングされた離散時間入力信号を第1の離散時間出力 信号へと伝送し、かつ該第2のフィルタリングされた離散時間入力信号を第2の 離散時間出力信号へと伝送するステップと、 を備えた請求項1に記載の方法。 4.前記補償係数の大きさを適応的に調整することによって前記フィルタの前 記インパルス応答を最適化し、それによって特定の環境下に動作させるステップ をさらに備えている請求項1に記載の方法。 5.前記先行2次パルスを減衰させるのに用いられる前記補償係数をディセー ブルし、それによって前記後続2次パルスを減衰させたままで前記離散時間入力 信号と離散時間出力信号との間のいかなる遅延の発生も防止する、請求項1に記 載の方法。 6.前記フィルタリングステップが、 (a)前記離散時間入力信号において、センター補償タップを前記先行2次パ ルスの前記標本値によりたたみ込む第1のたたみ込みステップと、 (b)該離散時間入力信号において、複数の先行補償タップを前記メインパル スの前記標本値によりたたみ込む第2のたたみ込みステップであって、該複数の 先行補償タップは、該離散時間入力信号における該メインパルス標本値と該先行 2次パルス標本値との間の期間に実質的に等しい期間だけ該センタータップから 分離されている第2のたたみ込みステップと、 (c)該第1および該第2のたたみ込み値を加算するステップと、 を備えている請求項1に記載の方法。 7.前記フィルタリングステップが、 (a)前記離散時間入力信号において、センタータップを前記後続2次パルス 標本値によりたたみ込む第1のたたみ込みステップと、 (b)該離散時間入力信号において、複数の後続補償タップを前記メインパル ス標本値によりたたみ込む第2のたたみ込みステップであって、該複数の後続補 償タップは、該離散時間入力信号における該メインパルス標本値と該後続2次パ ルス標本値との間の期間に実質的に等しい期間だけ該センタータップから分離さ れている第2のたたみ込みステップと、 (c)該第1および該第2のたたみ込み値を加算するステップと、 を備えている請求項1に記載の方法。 8.前記複数の先行補償タップと前記センタータップとの間で、先行遅延によ り、前記離散時間入力信号における前記メインパルス標本値と前記先行2次パル ス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間の間適応的に遅延を行い、それ によって前記フィルタの前記インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作さ せるステップをさらに備えている請求項6に記載の方法。 9.前記センタータップと前記複数の後続補償タップとの間で、後続遅延によ り、前記離散時間入力信号における前記メインパルス標本値と前記後続2次パル ス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間の間適応的に遅延を行い、それ によって前記フィルタの前記インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作さ せるステップをさらに備えている請求項7に記載の方法。 10.前記フィルタリングステップが、 (a)前記離散時間入力信号を、該離散時間入力信号における前記メインパル ス標本値と前記後続2次パルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間の 間だけ遅延させるステッ プと、 (b)該離散時間入力信号において複数の後続補償タップを該メインパルスの 該標本値によりたたみ込むステップと、 (c)該離散時間入力信号を該たたみ込み値に加算することによって該後続パ ルスを減衰させるステップと、 を備えている請求項1に記載の方法。 11.前記フィルタリングステップが、 (a)前記離散時間入力信号に第3のたたみ込み値を加算することによってフ ィードフォワード信号を発生する第1の加算ステップと、 (b)複数の先行補償タップを該フィードフォワード信号によりたたみ込む第 1のたたみ込みステップと、 (c)該複数の先行補償タップと、前記フィルタのセンタータップとの間で該 フィードフォワード信号を遅延させる第1の遅延ステップと、 (d)該フィードフォワード信号を該センタータップによりたたみ込む第2の たたみ込みステップと、 (e)該フィードフォワード信号を該複数の先行補償タップと複数の後続補償 タップとの間で遅延させる第2の遅延ステップと、 (f)該フィードフォワード信号を該後続補償タップによりたたみ込む第3の たたみ込みステップと、 を備えている請求項1に記載の方法。 12.前記第1および前記第2のたたみ込み値を加算することによって前記フ ィルタの離散時間出力信号を発生させるステップをさらに備えている請求項11 に記載の方法。 13.(a)前記第1および前記第2のたたみ込み値を加算することによって 前記フィルタの第1の離散時間出力信号を発生させる第2の加算ステップと、 (b)前記フィードフォワード信号を第2の離散時間出力に接続するステップ と、 をさらに備えている請求項11に記載の方法。 14.前記第1および前記第2の遅延要素の少なくとも1部が同一の回路を用 いて発生される請求項11に記載の方法。 15.前記第1および前記第2の遅延要素がプログラマブルである、請求項1 1に記載の方法。 16.(a)前記離散時間入力信号における前記先行2次パルス標本値と前記 メインパルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間だけ、前記第1の遅 延を適応的に調整するステップと、 (b)該離散時間入力信号における該メインパルス標本値と前記後続2次パル ス標本値との間の前記期間に実質的に等しい 期間だけ、前記第2の遅延を適応的に調整し、それによって前記フィルタの前記 インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作させるステップと、 をさらに備えている請求項11に記載の方法。 17.前記フィードフォワード信号を多重化し、前記第1および前記第2のた たみ込み値を前記フィルタの離散時間出力信号に加算するステップをさらに備え ている方法であって、前記複数の先行補償タップは、該フィードフォワード信号 を該離散時間出力信号として選択することによりディセーブルされる、請求項1 1に記載の方法。 18.磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶装置からディジタルデータを読み 出す際に発生される先行および後続2次パルスをフィルタリングする方法であっ て、 (a)該磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶媒体上の磁気的遷移を検出し、 かつアナログ入力信号を発生するステップであって、該アナログ入力信号が先行 および後続2次パルスを有するメインパルスを備えているステップと、 (b)該アナログ入力信号を離散時間信号に変換するステップと、 (c)該離散時間信号を、該離散時間信号の偶数および奇数の標本値を有して いる第1および第2の離散時間入力信号へとインタリーブするステップと、 (d)特定のインタリーブされたインパルス応答を有する離散時間フィルタを 用いて該第1および該第2の離散時間入力信号をフィルタリングするステップで あって、該インパルス応答は、該離散時間入力信号における該メインパルス標本 値と該2次パルス標本値との間の期間に実質的に等しい期間だけ中央係数から遅 延された所定の数の補償係数を有しており、それによって、該第1および該第2 の離散時間入力信号が該フィルタの該インパルス応答によりたたみ込まれる時に 該2次パルスの少なくとも1つが減衰されるステップと、 を備えている方法。 19.磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶装置からディジタルデータを読み 出す際に離散時間入力信号において発生される先行および後続2次パルスをフィ ルタリングする離散時間フィルタであって、 該離散時間入力信号におけるメインパルス標本値と2次パルス標本値との間の 期間に実質的に等しい期間だけ中央係数から遅延された所定の数の補償係数を有 しており、それによって、該離散時間入力信号が該フィルタのインパルス応答に よりたたみ込まれる時に該2次パルスの少なくとも1つが減衰される、インパル ス応答を発生させる複数の補償タップを備えている離散時間フィルタ。 20.複数の連続的遅延要素をさらに備えている離散時間 フィルタであって、該複数の遅延要素のうち少なくとも2つはその間に補償タッ プを有していない請求項19に記載の離散時間フィルタ。 21.(a)前記減衰された後続パルスのみを有する前記フィルタリングされ た離散時間入力信号を伝送する第1の離散時間出力要素と、 (b)前記減衰された先行パルスおよび後続パルスの両者を有する該フィルタ リングされた離散時間入力信号を伝送する第2の離散時間出力要素と、 をさらに備えている請求項19に記載の離散時間フィルタ。 22.前記補償タップが、前記補償係数の大きさを適応的に調整しうるように プログラマブルであり、それによって、前記フィルタの前記インパルス応答を最 適化して特定の環境下に動作させうる請求項19に記載の離散時間フィルタ。 23.前記先行2次パルスを減衰させるのに用いられる前記補償タップをディ セーブルしうるように接続されたマルチプレクサをさらに備えている離散時間フ ィルタであって、それによって、前記後続2次パルスを減衰させたままで前記フ ィルタの前記離散時間入力信号と離散時間出力信号との間のいかなる遅延の発生 も防止する、請求項19に記載の離散時間フィルタ。 24.(a)前記離散時間入力信号において前記先行2次パルスの前記標本値 により第1のたたみ込みがなされたセンター補償タップと、 (b)該離散時間入力信号において前記メインパルス標本値と前記先行2次パ ルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間だけ該センタータップから分 離されている複数の先行補償タップであって、該離散時間入力信号において該メ インパルス標本値により第2のたたみ込みがなされている複数の先行補償タップ と、 (c)該第1および該第2のたたみ込み値を加算するために接続されている加 算器と、 をさらに備えている請求項19に記載の離散時間フィルタ。 25.(a)前記離散時間入力信号において前記後続2次パルスの前記標本値 により第1のたたみ込みがなされたセンタータップと、 (b)該離散時間入力信号において前記メインパルス標本値と該後続2次パル ス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間だけ該センタータップから分離 されている複数の後続補償タップであって、該離散時間入力信号において該メイ ンパルス標本値により第2のたたみ込みがなされている複数の後続補償タップと 、 (c)該第1および該第2のたたみ込み値を加算するために接 続されている加算器と、 をさらに備えている請求項19に記載の離散時間フィルタ。 26.前記複数の先行補償タップと前記センタータップとの間で、先行遅延に より、前記離散時間入力信号における前記メインパルス標本値と前記先行2次パ ルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間の間適応的に遅延を行うプロ グラマブル遅延要素をさらに備えている離散時間フィルタであって、それによっ て該フィルタの前記インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作させる、請 求項24に記載の離散時間フィルタ。 27.前記センタータップと前記複数の後続補償タップとの間で、後続遅延に より、前記離散時間入力信号における前記メインパルス標本値と前記後続2次パ ルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい期間の間適応的に遅延を行うプロ グラマブル遅延要素をさらに備えている離散時間フィルタであって、それによっ て該フィルタの前記インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作させる、請 求項25に記載の離散時間フィルタ。 28.(a)前記離散時間入力信号を、該離散時間入力信号における前記メイ ンパルス標本値と前記後続2次パルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい 期間の間だけ遅延させる 遅延要素と、 (b)該離散時間入力信号において該メインパルス標本値によりたたみ込まれ た複数の後続補償タップと、 (c)該離散時間入力信号を該たたみ込み値に加算するように接続されており 、それによって該後続2次パルスを減衰させる加算器と、 をさらに備えている請求項19に記載の離散時間フィルタ。 29.(a)前記離散時間入力信号に第3のたたみ込み値を加算することによ ってフィードフォワード信号を発生する第1の加算器と、 (b)前記フィルタの複数の先行補償タップと、センタータップとの間で該フ ィードフォワード信号を遅延させる第1の遅延要素であって、該フィードフォワ ード信号が該複数の先行補償タップにより第1のたたみ込みがなされ、該センタ ータップにより第2のたたみ込みがなされている第1の遅延要素と、 (c)該複数の先行補償タップと、複数の後続補償タップとの間で該フィード フォワード信号を遅延させる第2の遅延要素であって、該フィードフォワード信 号が該複数の後続補償タップにより第3のたたみ込みがなされている第2の遅延 要素と、 をさらに備えている請求項19に記載の離散時間フィルタ。 30.前記第1および前記第2のたたみ込み値を加算するように接続され、前 記フィルタの離散時間出力信号を発生させる第2の加算器をさらに備えている請 求項29に記載の離散時間フィルタ。 31.(a)前記第1および前記第2のたたみ込み値を加算するように接続さ れ、前記フィルタの第1の離散時間出力信号を発生させる第2の加算器と、 (b)前記フィードフォワード信号に接続されている第2の離散時間出力と、 をさらに備えている請求項29に記載の離散時間フィルタ。 32.前記第1および第2の遅延要素の少なくとも一部が同一の回路を用いて 発生される請求項29に記載の離散時間フィルタ。 33.前記第1および前記第2の遅延要素がプログラマブルである請求項29 に記載の離散時間フィルタ。 34.(a)前記第1の遅延要素が、前記離散時間入力信号における前記先行 2次パルス標本値と前記メインパルス標本値との間の前記期間に実質的に等しい 量だけ適応的に調整され、 (b)前記第2の遅延要素が、該離散時間入力信号における該メインパルス標 本値と前記後続2次パルス標本値との間の前 記期間に実質的に等しい量だけ適応的に調整されることによって、 前記フィルタの前記インパルス応答を最適化し、特定の環境下に動作させる請 求項29に記載の離散時間フィルタ。 35.前記フィードフォワード信号を多重化し、かつ前記第1および前記第2 のたたみ込み値を前記フィルタの離散時間出力信号に加算するマルチプレクサを さらに備えている離散時間フィルタであって、前記複数の先行補償タップは、該 フィードフォワード信号を該離散時間出力信号として選択することによりディセ ーブルされる請求項29に記載の離散時間フィルタ。 36.磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶装置からディジタルデータを読み 出す際にインタリーブされた離散時間入力信号において発生される先行および後 続2次パルスをフィルタリングする離散時間フィルタであって、 該離散時間入力信号におけるメインパルス標本値と2次パルス標本値との間の 期間に実質的に等しい期間だけ中央係数から遅延された所定の数の補償係数を有 しているインタリーブされたインパルス応答を発生させる複数の補償タップであ って、それによって、該インタリーブされた離散時間入力信号が該フィルタの該 インパルス応答によりたたみ込まれる時に該2次パルスの少なくとも1つが減衰 される、複数の補償 タップを備えている離散時間フィルタ。 37.磁気読み出しヘッドを用いて磁気記憶装置からディジタルデータを読み 出す際に発生された離散時間入力信号により表現されるパルスをフィルタリング する装置であって、 (a)該離散時間入力信号を受け取るように接続されており、該パルスを整形 し、かつ該パルスにおけるアンダシュートを減衰させる離散時間イコライジング フィルタと、 (b)該離散時間イコライジングフィルタから該フィルタリングされた離散時 間入力信号を受け取るように接続されており、薄膜ヘッドを用いる磁気記憶装置 固有の先行および後続2次パルスを減衰させる離散時間磁極端フィルタであって 、 該離散時間入力信号におけるメインパルス標本値と2次パルス標本値との間の 期間に実質的に等しい期間だけ中央係数から遅延された所定の数の補償係数を有 しているインパルス応答を発生させる複数の補償タップであって、それによって 、該離散時間入力信号が該フィルタの該インパルス応答によりたたみ込まれる時 に該2次パルスの少なくとも1つが減衰される、複数の補償タップを備えている 離散時間磁極端フィルタと、 を備えている装置。
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