JPH06208761A - 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置 - Google Patents

可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置

Info

Publication number
JPH06208761A
JPH06208761A JP5212348A JP21234893A JPH06208761A JP H06208761 A JPH06208761 A JP H06208761A JP 5212348 A JP5212348 A JP 5212348A JP 21234893 A JP21234893 A JP 21234893A JP H06208761 A JPH06208761 A JP H06208761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phi
signal
multiplication factor
multiplication
delay line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5212348A
Other languages
English (en)
Inventor
Den Enden Gijsbert J Van
ヨセフ ファン デン エンデン ゲイスベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV, Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPH06208761A publication Critical patent/JPH06208761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03114Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals
    • H04L25/03133Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals with a non-recursive structure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 振幅及び位相の等化を実現する可変イコライ
ザを備えた、記録担体からディジタル信号を再生する装
置を提供する。 【構成】 トラックから信号を読み出す読出ヘッド5
と、読出ヘッドの出力に結合された入力を持つ可変イコ
ライザ手段10と、第1及び第2制御信号HF,PHIを受信す
るための第1及び第2制御信号入力15,16と、等化され
た出力信号を供給するための出力とを有する。可変イコ
ライザは、第1及び第2制御信号に応じた可変イコライ
ザーの入力に及び記録チャンネルを含んだ送信経路の送
信特性を等化する。第1制御信号は、送信経路の振幅送
信特性に応じた高周波数損失に関わり、第2制御信号
は、送信経路の動作周波数帯域において、送信経路にお
ける、低周波数信号と高周波数信号間で発生した遅延の
差と関わりを持つ。可変イコライザ手段は、ディジタル
フィルタ手段を有し、このディジタルフィルタ手段は、
有限インパルス応答フィルタ手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変イコライザ手段を
有しかつ記録担体からディジタル信号を再生する装置に
関し、この可変イコライザ手段は有限インパルス応答フ
ィルタを有する。
【0002】
【従来の技術】上述のような装置は、ヨーロッパ特許出
願第387,813 A2号により既知である。
【0003】この既知の装置において、等化(equaliza
tion)は、可変イコライザ手段の制御信号入力に供給し
た制御信号に応じてフィルタパラメータが変化すること
により実現され、この結果、フィルタ応答の振幅が増減
される。
【0004】この制御信号の発生は、制御信号発生手段
において実現される。既知の装置において、イコライザ
フィルタ手段からの信号が、ディジタル形態で、検出回
路を含むデータ処理回路に供給される。この検出回路
は、ディジタル信号読出しにおけるビットエラーレート
の検出に適する。制御信号はこのエラーレートに応じて
発生され、この制御信号は、ビットエラーレートが最小
化されるようにフィルタパラメータを変更するため、イ
コライザフィルタ手段の制御信号入力に供給される。
【0005】ヨーロッパ特許出願第9120335.3号は、第
1及び第2制御信号のそれぞれに基づく振幅及び位相の
等化を述べている。さらに、当該出願と同日で出願した
ヨーロッパ特許出願第92202428.6号は、いくつかの方法
を述べており、この方法において、第1及び第2制御信
号を供給できる。
【0006】
【発明の目的及び概要】本発明は、第1及び第2制御信
号に基づいて、振幅及び位相の等化を実現する可変イコ
ライザ手段を提供することを目的とする。
【0007】記録担体上のトラックからディジタル信号
を再生する本発明による装置は、トラックから信号を読
み取る読取ヘッドを含む読取手段と、読取手段の出力に
結合した入力と第1及び第2制御信号を個別に受信する
第1及び第2制御信号入力と第1及び第2制御信号に応
じる等化出力信号を供給する出力とを持つ可変イコライ
ザ手段を有し、この可変イコライザ手段が、第1及び第
2制御信号に応じる前記可変イコライザ手段の入力に及
ぶ記録チャンネルを含む送信経路の送信特性の等化に適
合し、第1制御信号が送信経路の振幅送信特性における
高周波損失と関係を持ち、第2制御信号が送信経路の動
作周波数幅における低周波数信号と高周波数信号との間
の当該送信経路における送信により生じた遅延と関わり
を持ち、可変イコライザ手段がさらに、ディジタルフィ
ルタ手段と第1及び第2制御信号を個別に供給する第1
及び第2出力を持つイコライザ制御信号発生手段を有
し、第1及び第2出力はそれぞれ、前記イコライザ手段
の第1及び第2制御信号入力に結合され、さらにディジ
タル信号を供給する可変イコライザ手段の出力に結合し
た出力端子を有する、記録担体上のトラックからディジ
タル信号を再生する装置において、可変イコライザ手段
が有限インパルス応答フィルタ手段を有し、有限インパ
ルス応答フィルタ手段がN個のタップを持つ遅延ライン
手段と乗算因数a(n)による遅延線手段の前記n番目のタ
ップで提供する信号を乗算し、かつ信号結合手段に乗算
信号を供給する乗算手段を有し、信号結合手段の出力が
可変イコライザ手段の出力に結合され、可変イコライザ
手段はさらに、第1及び第2制御信号に応じて乗算因数
a(n)を発生する乗算因数発生手段を有することを特徴と
することを特徴とする。第1実施例において、上述の装
置は、更に乗算因数演算手段を有する乗算因数発生手段
を有し、この乗算因数演算手段は、以下の式に従って多
数のN個の乗算因数a(n)を少なくとも演算することに
適合され、 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF+A3(n)*PHI+A4(n)*HF*PHI, (第1数値域に在る数値を持つPHIの場合)ここで、HF
は第1制御信号の数値、PHIは第2制御信号の数値、A1
(n)、A2(n)、A3(n)、A4(n)はそれぞれ乗算因数a(n)の
定数、そしてnは0〜N-1の幅で変化することを表し、
メモリ手段は多数の定数を少なくとも記憶するために利
用することが出来る。
【0008】この状況において、可変イコライザフィル
タ手段は、シングルFIRフィルタ手段を有し、FIRフィル
タ手段のための乗算因数(係数)は、与えられた式を用
いて計算される。第2制御信号の発生数値域内において
は、フィルタ係数が定数の第1セットを使用して計算す
ることが出来るという状況がある。もし第2制御信号の
ための発生値域が大きくなると、フィルタ係数を演算す
るために与えられた式において定数の第2セットまたは
第3セットさえも使用することが必要となるであろう。
【0009】第2実施例において、上述の装置は、乗算
因数演算手段が、以下の式に従って乗算因数a(n)の演算
することにさらに適合し、 a(n)=C1(n)+C2(n)*HF+C3(n)*PHI+C4(n)*HF*PHI, (第1及び第2数値域に重畳しない第3数値域に在る数
値を持つPHIの場合)ここで、C1(n),C2(n),C3(n),C4
(n)はそれぞれ乗算因数a(n)における定数であり、メモ
リ手段はこの多数の定数C1(n)〜C4(n)を少なくとも記憶
することに適合される。
【0010】この状況において、可変イコライザフィル
タ手段は、第1及び第2FIRフィルタ手段を有する。第
1FIRフィルタ手段は、唯一第1制御信号に制御され、
第2FIRフィルタ手段は、唯一第2制御信号に制御され
る。FIRフィルタ手段のための係数は、与えられた式を
用いて計算される。上記と同じような方法において、第
2制御信号のための発生値域で、第2FIRフィルタ手段
のためのフィルタ係数が、定数の第1セットを使用して
計算出来るという状況がある。同様に、第2制御信号の
ための発生値域が広がると、第2FIRフィルタ手段のた
めの係数を計算するために、定数の第2セットまたは第
3セットさえも使用することが必要となるであろう。
【0011】
【実施例】図1は記録/再生チャンネルを示し、ここで
は入力信号が入力端子1に供給されて、記録増幅器2で
事前増幅された後、記録ヘッド4により磁気記録担体3
に記録される。
【0012】再生は再生ヘッド5によって実施され、そ
の結果、再生された信号を増幅器6で増幅でき、その
後、この信号が可変イコライザ手段10の入力に供給さ
れる。再生装置はさらに、イコライザ制御信号発生手段
11を有する。このイコライザ制御信号発生手段は、可
変イコライザ手段10の出力に結合した入力と、それぞ
れ可変イコライザ手段10の第1制御信号入力15に第
1制御信号HFを供給し、そしてイコライザ手段10の第
2制御信号入力16に第2制御信号PHIを供給する第1
及び第2出力12,13を持つ。
【0013】制御信号発生手段11の入力が可変イコラ
イザの出力に結合されねばならない必要はないが、もし
必要ならば再生チャンネルにおけるより前段部分に結合
できることに注意されたい。
【0014】可変イコライザ手段10は、第1及び第2
制御信号に応じる可変イコライザ手段10の入力に及ぶ
までの記録チャンネルを含む送信経路の送信特性の等化
に適合される。第1制御信号は、送信経路の振幅送信特
性における高周波損失と関わりを持つ。第1制御信号
は、したがって図2aの振幅曲線の傾斜角度αに関連付
けられる。第2制御信号は、送信経路の動作周波数帯に
おける低周波数信号と高周波数信号との間の前述の送信
経路において、送信により生じた遅延の差と関わりを持
つ。
【0015】これは以下のように説明できる。記録/再
生チャンネルの送信特性は、入力端子1に信号としての
インパルスを供給することにより計測でき、そして記録
担体3の信号を記録した後及びこの信号を再生した後に
可変イコライザ手段10の入力で得た信号を計測する。
【0016】図2は、可変イコライザ手段10の入力に
及ぶ記録チャンネルを含む送信経路の送信特性の振幅を
示し、等間隔でプロットされた周波数の関数としてdB
で表した。振幅は、周波数が上昇すると降下する略々直
線である。この線の降下角度は、αで示される。
【0017】図2bは、可変イコライザ手段10の入力
で得る実際の応答信号と、この入力で望まれた応答信号
との間の周波数の関数としての位相差を示し、この望ま
れた応答信号は、入力1に供給した信号のような先に示
したインパルスに応じる信号である。曲線は、周波数の
関数としての定位相差φ=−φ0を示す。さらに一般的
には、位相差がφ=−φ0−ωTCと同一で、ここではT
Cが、全ての周波数の定数の遅延である。
【0018】周波数ω0を持つ低周波数信号の遅延は、
−φ/ω0として定義される。この遅延は、したがって
φ0/ω0+TCに等しい。高周波数の遅延は、φ0/ω0+TC
に等しいω1である。遅延における差は、したがってφ0
/ω0−φ0/ω1に等しい。TCの基本遅延は消滅し、し
たがって演算において同一でない作用を及ぼす。ω1
m×ω0である場合、この場合、mはゼロよりも大き
く、遅延における差がφ0{(m-1)/m}/ω0に等しい。
遅延における差は、したがって図2bに与えられた位相
差−φ0との関連をもたらす。遅延におけるこの差の意
味するところは、(より低い)低周波数が(より高い)
高周波数よりも遅延されることである。この結果、もし
図3aに与えられた対象的な応答が期待されると、図3
bの対象的な応答が、実際の応答であろう。図3aの理
想的な応答は、サンプリングの瞬間t=τ及びt=−τ
でゼロ値を持つ応答を示す。実際の応答は、t=τの瞬
間でh+δのゼロでない値で、t=−τの瞬間でh−δ
のゼロでない値である。このゼロでない値の両者におけ
る対称成分は、図2aの非平坦振幅特性に由来する値で
あるδおよび−δの非対称成分は、図2bの位相差−φ
0の結果として生じる。
【0019】可変イコライザ手段10に供給した第1制
御信号HF及び第2制御信号PHIに応じて、このイコライ
ザ手段10は、振幅及び位相については周波数応答特性
を実現して、その結果、送信経路を等化する。これは、
フィルタ手段が図4aに与えられたような周波数の関数
としての振幅特性を実現することを実質的に意味する。
この特性は、周波数の上昇のために上昇傾斜する略々直
線の形である。この線の上昇角度は、αである。さら
に、可変イコライザ手段の周波数の関数として位相特性
は、図4bに与えられる。これはφ0の位相特性を実現
する。
【0020】等化の結果、振幅特性は略々水平線とな
り、そして位相が全ての周波数でゼロになり、その結果
(より)低いまたは(より)高い周波数の間の遅延にお
いて差のないことが提供される。
【0021】装置が、可変イコライザ10の再生ヘッド
5と入力の間の再生チャンネルにおいて結合した固定イ
コライザ(図示せず)を含むことができることに注意さ
れたい。このような固定イコライザは、図2aにおける
角度αにより与えられる平均HFの損失を相殺することが
でき、その結果、可変イコライザが、角度αからのズレ
を相殺する為に必要で、これは可変イコライザの簡素
化、及び可変イコライザによる等化の簡素化を作り出
す。
【0022】本出願と同日に出願したヨーロッパ特許出
願第92202428.6号は、第1及び第2制御信号を得るため
の制御信号発生手段11の種々の実施例を示す。
【0023】本出願における第1及び第2制御信号の由
来は、テープの磁化におけるステップ移動の検出に基づ
く。再生の間に完全応答検出を実施する場合、正または
負に動くステップ移動が、図5a及び5b各々に与えら
れたようなテープからの信号読み取りにおけるおおよそ
の理想的なステップ応答に帰着する。理想的な応答から
のステップ応答のズレは、振幅及び位相については、記
録チャンネルの理想的でない特性の表示である。
【0024】ヨーロッパ特許出願第92202428.6号の内容
に一致して、第1制御信号HFは、以下の方法で図5aま
たは5bにおける例から導くことができる。
【0025】図5aのとおり、正に進行する移動の場
合、(S4-S3)+(S2-S1)と等しい値hf(t)が計算される。図
5bの負に進行する移動の場合、値hf(t)が以下のよう
な式を使用して計算される。 -[(S4′-S3′)+(S2′-S1′)].
【0026】S1〜S4とS1′〜S4′は、正及び負に進行す
る移動の各々に直に方向を変える図5a及び5bの信号
におけるサンプルのサンプル値である。このサンプル
は、テープからの信号読み取りにおけるわずかな時間と
等しい時間の間隔Tを持つ。このサンプルは、信号読み
だしの対称方向において実現することができるが、しか
し対称方向が一様に実現可能である。
【0027】第1制御信号HFは、ここでは連続的に検出
した信号移動のhf(t)と一体の場合にここでは実現され
る。
【0028】ヨーロッパ特許出願第92202428.6号の教え
に一致して、第2制御信号PHIは、以下の方法で図5a
または5bにおける例から導くことができる。
【0029】図5aのとおり正に進行する移動の場合、
値phi(t)が以下の式を使用して計算される。 (S4-S3)-(S2-S1). 図5bの負に進行する移動の場合、値phi(t)は以下の式
を使用して計算される。 -[(S4′-S3′)-(S2′-S1′)].
【0030】第2制御信号PHIは、連続的に検出した信
号移動のphi(t)値と一体化することによりここでは実現
される。その結果として、PHIは、図2bのとおり移動
φ0に直接的に関連する。
【0031】上述のような第2制御信号の演算の正確さ
は、常には十分ではない。さらに、信号読み取りにおけ
る低周波数成分は、第2制御信号の発生を低下できる。
そこで、異なる方法で第2制御信号を供給することが、
ある時は得策である。この状況において、これは正に進
行する移動の式:-(S3+S2)、及び負に進行する移動の式
(S3′+S2′)を使用するphi(t)の演算に適する。その
上、phi(t)を供給する他の方法は、S1〜S4またはS1′〜
S4′の全てのサンプル値を平均することである。
【0032】図6は、可変イコライザ手段10の第1実
施例を示す。イコライザ手段の入力30は、有限インパ
ルス応答(FIR)フィルタ手段32の入力31に結合さ
れる。FIRフィルタ32は、N個のタップ34.0〜34.N-1
を持つ遅延線33と、N個の乗算器38.0〜38.N-1を持つ
乗算手段と、加算器41の形の信号結合手段40とを有
する。加算器の出力は、イコライザ手段10の出力42
に結合される。N個のタップは、遅延線33に沿って時
間的に等間隔で配置される。遅延線33の入力31と第
1タップ34.1との間の遅延時間はゼロにできる。
【0033】N個のタップ34.0から34.N-1はそれぞれ、
乗算器38.0〜38.N-1の対応する一つの第1入力に結合さ
れる。N個の乗算器38.0〜38.N-1の或乗算器38.nのそれ
ぞれは、第2入力で乗算因数a(n)を受信する。乗算因
数発生手段45は、乗算因数a(n)を演算するために設
けられる。乗算因数演算手段46は、以下の式に従って
乗算因数a(n)を演算する。 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF+A3(n)*PHI+A4(n)*HF*PHI. (第1値域における値を持つPHIの場合) a(n)=B1(n)+B2(n)*HF+B3(n)*PHI+B$(n)*HF*PHI. (第1値域とは重ならない第2値域における値を持つPH
Iの場合) a(n)=C1(n)+C2(n)*HF+C3(n)*PHI+C$(n)*HF*PHI. (第1及び第2値域と重ならない第3値域における値を
持つPHIの場合)nは、0からN-1の間を変化する。
【0034】パラメータHF及びPHIは、制御信号入力1
5及び16のそれぞれを介して演算手段46に供給され
る。
【0035】A1(n),A2(n),A3(n),A4(n),B1(n),B2
(n),B3(n),B4(n),C1(n),C2(n),C3(n),C4(n)は、
各乗算因数a(n)のための定数である。これら定数は、
メモリ48に記憶される。制御信号入力16は、乗算因
数a(n)の演算のために使用されるであろう定数の3つ
のセットの一つを示すように、メモリ48に同様に結合
される。選択した定数のセットは、結合50を介して演
算手段46に供給される。全ての定数の記憶が必要でな
いことに注意されたい。なぜならば時には乗算因数が他
の乗算因数のために記憶した定数で実現できるという事
実のためである。これは、後の段階でさらに述べられる
であろう。
【0036】FIRフィルタ32によって実現する代わり
に、振幅及び位相に関するフィルタ特性は、可変イコラ
イザ手段10の入力に及ぶ記録チャンネルを含む送信経
路を等化でき、FIRフィルタ32は、図4a(αは変化
するパラメータである)に与えられたような振幅特性、
図4b(φ0は変化するパラメータである)に与えられ
たように位相特性を持つフィルタを実現しなければなら
ないであろう。さらに、域の制限を実現する代わりに、
フィルタ32は図4に与えられたフィルタ及び図7に示
されたフィルタのようなノイズシェーピングフィルタの
直列配置を実現しなければならない。図7は周波数の関
数としてノイズシェーピングフィルタの振幅のための2
つの可能な曲線のみを示す。周波数の関数としての位相
は、ゼロとみなすことができる。
【0037】ノイズシェーピングフィルタの他の可能性
は、文献において既知である。ノイズシェーピングフィ
ルタは、読み取った信号の成形及び等化を目的として持
ち、この結果、信号とノイズの比率が高く、そして信号
における符号間干渉が低い。
【0038】図7は、ノイズシェーピングフィルタとし
て使用できる離散コサインフィルタの2つの例を示す。
図7における振幅曲線Iは、比較的高い信号とノイズの
比率における結果を生じるが、符号間の妨害が比較的高
い。この曲線は、即ち、β=2形式の2乗コサインフィ
ルタのための曲線である。図7における振幅曲線IIは、
比較的低い信号とノイズとの比率を結果として生じる
が、符号間の妨害が比較的低い。この曲線は、即ちβ=
3の形式の2乗コサインフィルタのための曲線である。
nはナイキスト周波数に等しく、これはビット周波数
の半分に等しい。シェーピングフィルタのための選択
は、したがって常に符号間の妨害のための高い信号とノ
イズの比率と低い検索能力との間の妥協点である。さら
に、シェーピングフィルタの選択は、限られた数のタッ
プを持つFIRフィルタにおける等化フィルタの実用的な
手段に基づいた可能性により解決される。シェーピング
フィルタの討論は、文献“Magnetic recording, Vol II
Computer data storage”,C.Denis Mee and Eric D.
Daniel 著, Mac-Graw-Hill Book Comp., 1988発行, 4.
6.3.2章. 215-224頁から見つけられる。
【0039】この結果、FIRフィルタ32は、図8に与
えられたようなフィルタ特性を実現しなければならな
い。図8のフィルタ特性の逆フーリエ変換を実施するこ
とにより、フィルタ32のインパルス応答を得ることが
できる。図9は、このようなインパルス応答の例を示
す。乗算因数は、装置における信号のサンプリング周波
数で図9のインパルス応答をサンプリングすることによ
り得ることができる。この係数値は、即ちインパルス応
答の例の値と正確に一致する。もしサンプリング周波数
がビット周波数に等しいと、これは、時間間隔Tである
インパルス応答におけるサンプルを意味する。Tは、ビ
ット時間の一部である。図9は、FIRフィルタが奇数個
のタップを持つ状況を示す。インパルス応答の全てのサ
ンプルが、一つを除いて、インパルス応答のt=tC
中心を対称的に囲む。前述の一つのサンプルは、tC
に正確に位置する。FIRフィルタが偶数のタップを持つ
状況において、インパルス応答の全てのサンプルがt=
Cを対称的に囲む。
【0040】図10及至図12は、HF及びPHIの関数と
しての11個のタップを持つFIRフィルタの初めの6個
のタップのための乗算因数a(0)〜a(5)を示す。残りの乗
算因数a(6)〜a(10)は、以下のように得られる。
【0041】パラメータPHIがφ0に関連するものと仮定
すると、φ0がゼロの場合、同様にPHIもゼロである。こ
の状況において、以下の式は乗算因数a(6,HF,PHI)〜a(1
0,HF,PHI)のために成り立つ。 a(6,HF,PHI)=a(4,HF,-PHI), a(7,HF,PHI)=a(3,HF,-PHI), a(8,HF,PHI)=a(2,HF,-PHI), a(9,HF,PHI)=a(1,HF,-PHI), a(10,HF,PHI)=a(0,HF,-PHI). a(n,HF,PHI)により係数a(n)を規定することは、各係数
a(n)がHF及びPHIであることを意味する。
【0042】しかしながら、もしパラメータPHIがφ0
関連するものとすると、PHIはφ0がゼロの場合、ゼロで
ない値PHICと同一で、この時、以下の式が乗算因数a(6,
HF,PHI)〜a(10,HF,PHI)のために成り立つ。 a(6,HF,PHI)=a(4,HF,2*PHIC-PHI), a(7,HF,PHI)=a(3,HF,2*PHIC-PHI), a(8,HF,PHI)=a(2,HF,2*PHIC-PHI), a(9,HF,PHI)=a(1,HF,2*PHIC-PHI), a(10,HF,PHI)=a(0,HF,2*PHIC-PHI).
【0043】そして、一般的に言うと、以下の式が成り
立つ。 a(n,HF,PHI)=a(N-1-n,HF,2*PHIC-PHI). ここで、PHIは、φ0がゼロに等しい場合のPHIための値
である。
【0044】図10及至図12において認識できるよう
に、パラメータPHIは−90°〜+90°の間を変化す
る。PHIは、図4bの位相φ0に対応するように、実際は
演算される。
【0045】さらに、パラメータHFは、0.3〜0.8の間を
変化する。HFは、以下の方法においてαに一致するよう
に、実際は演算される。 tanα=20*π*10-6*HF/v*ln(10). ここで、vはヘッドと記録担体との間の相対速度であ
る。
【0046】以下の関係が、周波数の関数として図2a
に与えられた曲線のために存在することに注意された
い。 H=exp{-π*p50*f/v}. ここで、p50がパルス振幅の50%におけるパルスのパ
ルス幅である。HFは、p50μmとして、またはHF=10
6*p50として、ここでは定義されるであろう。
【0047】さらに、以下の関係が存在する。 tanα=20logH/f. 移動関数Hは、図2aにおいてdBで表される。
【0048】パラメータp50に関してさらに明確な情報
は、文献“Magnetic recording, Vol.I(Technology)
”,C.Denis Mee and Eric D. Daniel著,Mac-Graw-Hi
ll Book Comp., 1987発行,第2章、さらに詳細には第2.
1.2.章の第27,37,38,39頁に見つけることができる。
【0049】そこで、tanαの為の式において変化したH
及びHFの前記表現は、これはtanαとHFとの間の前記関
係において結果として生じる。
【0050】演算因数は最大因数により係数を分割する
ことにより正規化されることに注意されたい。図10a
及び10bにおいて見られるように、これらはそれぞ
れ、係数a(6)及びa(5)を示し、係数a(6)は、およそ45
°〜−45°の間の値域に在るPHIで最大である。係数a
(5)は、およそ45°〜90°の間の値域に在るPHIで最
大である。−45°〜−90°の間のPHIの値域におい
て、係数a(7)は最大である。
【0051】パラメータHF及びPHIの係数の依存関係
が、以下の式により近似できる。 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF+A3(n)*PHI+A4(n)*HF*PHI (式1) (およそ−45°〜45°の間の第1値域に在る値を持
つPHIの場合) a(n)=B1(n)+B2(n)*HF+B3(n)*PHI+B4(n)*HF*PHI (式2) (およそ45°〜90°の間の第2値域に在る値を持つ
PHIの場合) a(n)=C1(n)+C2(n)*HF+C3(n)*PHI+C4(n)*HF*PHI (式3) (−90°〜およそ−45°の間の第3値域に在る値を
持つPHIの場合)
【0052】定数A1(n)〜A4(n),B1(n)〜B4(n),C1(n)
〜C4(n)の3つのセットの例が、図13乃至図15のテ
ーブルに与えられる。
【0053】3つの値域の一つに在る値を持つ第2制御
信号PHIに応じて、メモリ48に記憶した定数の3つの
セットの一つが選択され、かつ結合50を介して演算手
段46に供給される。この演算手段46は、上述の与え
られた式の対応する一つを使用して、乗算因数a(0)〜a
(N-1)を演算する。この乗算因数は、従って乗算器38.0
〜38.N-1に供給されることを実現し、その結果、望まれ
たイコライザフィルタ特性が得られる。
【0054】いくつかの出願においては、パラメータPH
Iが、−45°〜45°の間の値域でのみ変化すること
に注意されたい。この状況においては、定数C1(n),C2
(n),C3(n),C4(n)を記憶するメモリを設ける必要がな
い。この状況においては、乗算因数が式1及び式2のみ
の使用でえられる。
【0055】いくつかの状況において、パラメータPHI
は、−45°〜+45°の間でのみ変化するであろう。
この状況においては、フィルタパラメータを演算するた
めには式1のみで十分である。
【0056】前述のように、図13乃至図15における
定数の全てを記憶する必要はない。−45°〜45°間
の域に在るPHIにおいては、乗算因数a(6)〜a(10)が、定
数A1(0)〜A1(5),A2(0)〜A2(5),A3(0)〜A3(5),A4(0)
〜A4(5)を得られるように、n=0〜n=5の定数が記憶され
ることのみが必要である。これは、この域が、n=5の水
平係数線に対称的に沿う定数のテーブルとして図13乃
至図15において認識できる。もし、45°〜90°間
の域に在るPHIにおける等化がこの角度に向けられる
と、全てのB定数が、乗算係数を演算するために必要と
される。しかし、−45°〜−90°間の域にに在るPH
Iにおける付加的な等化のためには、B定数を使用して
得られるこの域に在るPHIのための乗算因数a(n)とし
て、C定数のようなさらなる定数が必要とされる。これ
は、再び図13乃至図15において、B定数を持つテー
ブルとして認識でき、C定数は互いに対称的である、即
ちBi(j)=Ci(N-1-j)で、iは1〜4まで変化し、jは0
〜N-1まで変化する。
【0057】図16は、イコライザフィルタ手段10の
第2実施例を示す。FIRフィルタ32′は、N1個のタッ
プ68.0〜68.n1-1を持つ第1遅延線部分33.1と、N-N1個
のタップ69.0〜60.M-1を持つ第2遅延線部分33.2を持つ
遅延線手段33′を有し、ここでは、M=N-N1である。乗
算手段36′は、N1個の乗算器71.0〜71.M-1を有し、
かつ遅延線部分33.1のN1個のタップの対応する一つに
結合した第1入力を持って提供される。乗算手段36′
は、さらに、M個の乗算器71.0〜71.M-1を有し、かつ第
2遅延線部分33.2のN-N1個のタップの対応する一つに結
合した第1入力を持って提供される。FIRフィルタ3
2′は、さらに加算器の形で第1信号結合ユニット72.1
を持つ信号結合手段40′と、加算器の形で第2信号結
合ユニット72.2を有する。加算器70.0〜70.N1-1の出力
は、信号結合ユニット72.1の対応する入力に結合され、
この加算器の出力は、第2遅延線部分33.2の入力に結合
される。加算器71.0〜71.M-1の出力は、信号ユニット7
2.2に結合され、この加算器の出力は、イコライザ手段
10の出力42に結合される。イコライザ手段10の入
力30は、第1遅延線部分33.1の入力に結合される。
【0058】タップ68.0〜68.N1-1は、遅延線部分33.1
に従う時間的に等間隔で配置される。タップ69.0〜69.M
-1は、遅延線部分33.2に従う時間において、同一の方法
で等間隔に配置される。同一遅延線部分における2つの
連続するタップの間で遅延する時間は、同一である必要
はない。さらに、遅延線部分の入力及び各部分における
第1タップは、ゼロにできる。
【0059】加算器70.0〜70.N1-1は、第2入力を介し
て乗算因数a(0)〜a(N1-1)のそれぞれを受信する。
【0060】乗算因数発生手段は、第1乗算因数演算手
段80.1及び第2乗算因数演算手段80.2を有して提供され
る。乗算因数演算手段80.1は、以下の式に従って第1遅
延線部分33.1のためのN1個の乗算因数a(0)〜a(N1-1)を
演算する。 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF (式4) ここで、nは、0からN1-1まで変化する。
【0061】乗算因数演算手段80.2は、以下の式に従っ
て第2遅延線部分33.2のためのM(=N-N1)個の演算因
数b(0)〜b(M-1)を演算する。 b(n)=A3(n)+A4(n)*PHI (式5) (第1値域に在る値をPHIが持つ場合)
【0062】 b(n)=B3(n)+B4(n)*PHI (式6) (第1値域とは重ならない第2値域に在る値をPHIが持
つ場合)
【0063】 b(n)=C3(n)+C4(n)*PHI (式7) (第1及び第2値域とは重ならない第3値域に在る値を
PHIが持つ場合)
【0064】HFは、一方では第1制御信号ための値で、
PHIは、一方では第2制御信号で、A1(n),A2(n),A3
(n),A4(n),B3(n),B4(n),C3(n),C4(n)は、各乗算因
数b(n)のための定数である。第1メモリユニット81.1
は、多数の定数A1(n)及びA2(n)を少なくとも格納するこ
とに利用可能である。定数A1(n)及びA2(n)は、結合83.1
を介して演算手段80.1に供給される。第2メモリユニッ
ト81.2は、少なくとも、多数の定数A3(n),A4(n),B3
(n),B4(n),C3(n),C4(n)を格納することに利用可能で
ある。パラメータHFは、制御入力15を介して演算手段
80.1に供給され、そしてパラメータPHIは、制御信号入
力16を介して、メモリ81.2に加えて演算手段80.2にも
供給される。制御信号入力16は、乗算因数b(n)の演算
のために使用されるであろう3つのセットの定数の一つ
を表示するためにメモリ81.2に結合される。この選択し
たセットの定数は、結合83.2を介して演算手段80.2に供
給される。
【0065】遅延線部分33.1のための乗算因数a(0)〜a
(N1-1)及び遅延線部分33.2の乗算因数b(0)〜b(M-1)の誘
導は、図6の実施例のための前述と同様の方法で実施す
ることができる。
【0066】図6の実施例のための前述の乗算因数の誘
導は、遅延線部分33.1のN1個の乗算因数a(0)〜a(N1-1)
を得るような第1時間で実施される。PHIC(φ0=0に
関連する)がゼロに等しくない場合、境界状況PHIが、
ゼロまたはPHICに等しくされる。限定的に変化するパラ
メータとHFのa(n)との依存関係をここでは防止でき、そ
してパラメータA1(n)及びA2(n)を持つ式4で導くことが
できる。
【0067】図6の実施例のための前述のような乗算因
数の誘導は、第2遅延線部分33.2のためのM個の乗算因
数b(0)〜b(M-1)を得るような第2時間で実施される。図
6で参照して述べた誘導との差は、シェーピングフィル
タが誘導において取り除かれても良いことである。もし
取り除かれないならば、図16の実施例が、2つのシェ
ーピングフィルタを含むのは適切ではない。さらに境界
条件としては、HFはゼロに等しく、αに対応するゼロに
等しいHFが、ゼロに等しい性質を呈する。もしHFがゼロ
に等しくないと、HFが確実な値HFCに等しくされ、ここ
でαに対応するHFCに等しいHFが、ゼロに等しい。限定
的に変化するパラメータと、PHIのb(n)の依存関係が、
ここで防止でき、そして式5、式6、式7を導くことが
できる。式4〜式7のための定数は、図17と図18に
おいて見つけることができる。
【0068】図13乃至図15及び図17と図18にお
けるテーブルの比較は、図13乃至図15における定数
A1(n)及びA2(n)が、図17と図18における定数A1(n)
及びA2(n)に等しいことが予期されるべきであることを
明らかにする。図17と図18における定数A3(n),A4
(n),B3(n),B4(n),C3(n),C4(n)は、シェーピングフ
ィルタがフィルタ部分33.2のための乗算因数の誘導にお
いて想定される結果のために、図13乃至図15におけ
る他の定数の何れにも等しくない。
【0069】前述のような同様の用法において、同一の
出願において、パラメータPHIが−45°〜90°の間
の値域で、限定的に変化することに注意されたい。この
状況において、乗算因数b(n)〜b(M)は、式5及び式6の
みを使用して得られる。これはPHIが、−45°〜45
°の間でのみ変化することも可能である。この状況(式
5)において、フィルタ係数の演算を十分満たす。
【0070】図6の実施例を使用して確実な品質を持つ
等化を実現するためには、確実な長さを持つFIRフィル
タ32、即ち確実な数N個のタップが必要とされること
に注意されたい。図6の実施例が持つような同一品質を
持つ等化を実現するためには、第1実施例のタップの数
Nよりも多い全てのタップN1+Mを用意しなければならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録/再生チャンネルを示す図である。
【図2】a側が記録チャンネルの周波数の関数である振
幅を示し、b側が記憶チャンネルの周波数関数である位
相を示す図である。
【図3】a側が理想的なインパルス応答を示し、b側が
実際のインパルス応答を示す図である。
【図4】a側が周波数の関数として可変イコライザ手段
の振幅を示し、b側が周波数の関数として可変イコライ
ザ手段を示す図である。
【図5】磁化において正または負に走る遷移に応じて読
出す信号を示す図である。
【図6】本発明による可変イコライザ手段の第1実施例
を示す図である。
【図7】磁気再生チャンネルで使用したノイズシェーピ
ングフィルタの2つの例を示す図である。
【図8】a側が可変イコライザ手段により実現した振幅
についてフィルタ特性の例を示し、b側が可変イコライ
ザ手段により実現した位相についてフィルタ特性の例を
示した図である。
【図9】図8のフィルタ特性のインパルス応答を示した
図である。
【図10】HF及びPHIの関数としての多数の乗算係数の
作用を示す図である。
【図11】HF及びPHIの関数としての多数の乗算係数の
作用を示す図である。
【図12】HF及びPHIの関数としての多数の乗算係数の
作用を示す図である。
【図13】乗算因数を演算するために必要な定数のテー
ブルを示す図である。
【図14】乗算因数を演算するために必要な定数のテー
ブルを示す図である。
【図15】乗算因数を演算するために必要な定数のテー
ブルを示す図である。
【図16】本発明による可変イコライザ手段の第2実施
例を示す図である。
【図17】第2の実施例の乗算因数を演算するために必
要な定数のテーブルを示す図である。
【図18】第2の実施例の乗算因数を演算するために必
要な定数のテーブルを示す図である。
【符号の説明】
3 磁気記録担体 4 記録ヘッド 5 再生ヘッド 10 可変イコライザ手段 11 等化制御信号発生手段 32 有限インパルス応答(FIR)フィルタ 33 遅延線 36 乗算手段 40 信号結合手段 45 乗算因数発生手段 46 乗算因数演算手段 48 メモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックから信号を読み取る読取ヘッド
    を含む読取手段と、 前記読取手段の出力に結合した入力と第1及び第2制御
    信号を個別に受信する第1及び第2制御信号入力と当該
    第1及び第2制御信号に反応する等化出力信号を供給す
    る出力とを持つ可変イコライザ手段を有し、 前記可変イコライザ手段が、前記第1及び第2制御信号
    に応じて前記可変イコライザ手段の入力に及ぶ記録チャ
    ンネルを含む送信経路の送信特性の等化に適合し、 前記第1制御信号が前記送信経路の振幅送信特性におけ
    る高周波損失との関係を持ち、前記第2制御信号が前記
    送信経路の動作周波数幅における低周波数信号と高周波
    数信号との間の当該送信経路における送信により生じた
    遅延との関わりを持ち、 前記可変イコライザ手段がさらに、 ディジタルフィルタ手段と、 前記第1及び第2制御信号を個別に供給する第1及び第
    2出力を持つイコライザ制御信号発生手段とを有し、 前記第1及び第2出力は、それぞれ、前記イコライザ手
    段の前記第1及び第2制御信号入力に結合され、 さらに、前記ディジタル信号を供給する前記可変イコラ
    イザ手段の出力に結合した出力端子を有する、記録担体
    上のトラックからディジタル信号を再生する装置におい
    て、 前記可変イコライザ手段が有限インパルス応答フィルタ
    手段を有し、 前記有限インパルス応答フィルタ手段が、 N個のタップを持つ遅延ライン手段と、 乗算因数a(n)による前記遅延線手段の前記n番目のタッ
    プで提供する信号を乗算しかつ、信号結合手段2前記乗
    算信号を供給する乗算手段を有し、 前記信号結合手段の出力が前記可変イコライザ手段の出
    力に結合され、 前記可変イコライザ手段はさらに、第1及び第2制御信
    号に応答する前記乗算因数a(n)を発生する乗算因数発生
    手段を有することを特徴とする記録担体上のトラックか
    らディジタル信号を再生する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記乗算因数発生手段が、乗算因数演算手段を有し、 前記乗算因数演算手段は、以下の式に従って多数のN個
    の乗算因数a(n)を少なくとも演算することに適合され、 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF+A3(n)*PHI+A4(n)*HF*PHI, (第1値域に在る値を持つPHIの場合)ここで、HFは前
    記第1制御信号ための値で、PHIは前記第2制御信号た
    めの値で、 A1(n),A2(n),A3(n),A4(n)は各乗算因数a(n)の定数
    で、メモリ手段は少なくとも、多数の当該定数の格納の
    ために使用可能で、nは0〜N-1の幅に在ることを特徴
    とする記録担体上のトラックからディジタル信号を再生
    する装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置であって、 前記乗算因数演算手段が、さらに以下の式を使用して残
    りの前記乗算因数に適合し、 a(n)=A1(N-1-n)+A2(N-1-n)*HF+A3(N-1-n)*{2PHIC-PHI}+
    A4(N-1-n)*HF*{2PHIC-PHI}, ここでPHICはゼロに等しい前記可変イコライザ手段にお
    ける遅延の差に対応するPHIための値であることを特徴
    とする記録担体上のトラックからディジタル信号を再生
    する装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の装置であっ
    て、 前記乗算因数演算手段が、以下の式に従って前記乗算因
    数a(n)を演算することにさらに適合し、 a(n)=B1(n)+B2(n)*HF+B3(n)*PHI+B4(n)*HF*PHI, (前記第1値域と重畳しない第2値域に在る値を持つPH
    Iの場合)ここで、B1(n),B2(n),B3(n),B4(n)は前記
    各乗算因数a(n)の定数で、前記記憶手段は多数の値B1
    (n)〜B4(n)の少なくとも格納に適合されることを特徴と
    する記録担体上のトラックからディジタル信号を再生す
    る装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置であって、 前記乗算因数演算手段が、以下の式に従って前記乗算因
    数a(n)を演算することにさらに適合し、 a(n)=C1(n)+C2(n)*HF+C3(n)*PHI+C4(n)*HF*PHI, (第1及び第2値域と重畳しない第3値域に在る値を持
    つPHIの場合)ここで、C1(n),C2(n),C3(n),C4(n)は
    前記各乗算因数a(n)のための定数で、前記メモリ手段
    は、多数の前記定数C1(n)〜C4(n)の少なくとも格納に適
    合することを特徴とする記録担体上のトラックからディ
    ジタル信号を再生する装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置であって、 前記遅延線手段が、N1個のタップを持つ第1遅延線部分
    と、N-N1個のタップを持つ第2遅延線手段を有し、 前記信号結合手段が、第1及び第2信号結合部分を有
    し、 前記乗算手段が、前記第1信号結合手段に、乗算の後に
    前記第1遅延線部分のN1タップで提供した前記出力信号
    を供給すること及び、前記第2信号結合手段に、乗算の
    後に前記第2遅延線部分のN-N1タップで提供した前記出
    力信号の供給することに適合し、 前記信号結合手段がさらに、前記第2遅延線部分に、結
    合の後に前記第1遅延線部分の前記乗算出力信号を供給
    すること及び、前記可変イコライザ手段の出力に、前記
    第2遅延線部分の乗算出力信号を供給することに適合
    し、 前記乗算因数発生手段が、乗算因数演算手段を有し、 前記乗算因数演算手段は、以下の式に従って前記第1遅
    延線部分のN1個の出力信号の多数のN1個の乗算因数a(n)
    の演算に少なくとも適合し、 a(n)=A1(n)+A2(n)*HF, ここで、nは0〜N1-1の幅にあり、 前記乗算因数演算手段が、以下の式に従って前記第2遅
    延線部分のN-N1個の出力信号の多数のN-N1個の乗算因数
    a(n)の少なくとも演算に適合され、 a(n)=A3(n)+A4(n)*PHI, (第1値域に在る値を持つPHIの場合)ここで、nは0
    からN-N1-1の間を変化し、HFは前記第1制御信号ための
    値で、PHIは前記第2制御信号ための値で、A1(n),A2
    (n),A3(n),A4(n)は前記各乗算因数a(n)ための値で、
    前記メモリ手段が多数の当該定数の少なくとも格納に使
    用可能であることを特徴とする記録担体上のトラックか
    らディジタル信号を再生する装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、 前記乗算因数演算手段が、以下の式を使用して前記第1
    遅延線部分のN1個の乗算因数の残りの当該乗算因数を演
    算することにさらに適合し、 a(n)=A1(N1-1-n)+A2(N1-1-n)*HF, そして、以下の式を使用して前記第2遅延線部分のN-N1
    個の乗算因数の残りの当該乗算因数を演算することにさ
    らに適合し、 a(n)=A3(N-N1-1-n)+A4(N-N1-1-n)*{2PHIC-PHI}, ここで、PHICはゼロに等しい可変イコライザ手段におけ
    る遅延の差に対応するPHIの値であることを特徴とする
    記録担体上のトラックからディジタル信号を再生する装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の装置であっ
    て、 前記乗算因数演算手段が、以下の式に従って前記第2遅
    延線部分のN-N1個の出力信号の乗算因数a(n)の演算にさ
    らに適合し、 a(n)=B3(n)+B4(n)*PHI, (前記第1値域と重畳しない第2値域に在る値を持つPH
    Iの場合)ここで、B3(n)及びB4(n)は前記各乗算因数a
    (n)の定数で、前記メモリ手段は多数の前記定数B3及びB
    4の少なくとも格納に適合したことを特徴とする記録担
    体上のトラックからディジタル信号を再生する装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置であって、 前記乗算因数演算手段が、以下の式に従って前記第2遅
    延線部分のN-N1個の出力信号の乗算因数a(n)の演算に適
    合し、 a(n)=C3(n)+C4(n)*PHI, (前記第1及び第2値域に重畳しない第3値域に在る値
    を持つPHIの場合)ここで、C3及びC4が前記各乗算因数a
    (n)の定数で、前記メモリ手段が多数の前記定数C3(n)及
    びC4(n)の格納にさらに適合したことを特徴とする記録
    担体上のトラックからディジタル信号を再生する装置。
JP5212348A 1992-08-06 1993-08-04 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置 Pending JPH06208761A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92202427 1992-08-06
NL92202427.8 1992-08-06

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002263122A Division JP2003178529A (ja) 1992-08-06 2002-09-09 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208761A true JPH06208761A (ja) 1994-07-26

Family

ID=8210831

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5212348A Pending JPH06208761A (ja) 1992-08-06 1993-08-04 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置
JP2002263122A Pending JP2003178529A (ja) 1992-08-06 2002-09-09 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002263122A Pending JP2003178529A (ja) 1992-08-06 2002-09-09 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5504633A (ja)
JP (2) JPH06208761A (ja)
AT (1) ATE163792T1 (ja)
DE (1) DE69317181T2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650688B1 (en) * 1999-12-20 2003-11-18 Intel Corporation Chip rate selectable square root raised cosine filter for mobile telecommunications
US6600617B1 (en) 2000-03-07 2003-07-29 International Business Machines Corporation Method and apparatus for adjusting digital filter taps based upon minimization of viterbi margin counts
US7173551B2 (en) * 2000-12-21 2007-02-06 Quellan, Inc. Increasing data throughput in optical fiber transmission systems
US7307569B2 (en) * 2001-03-29 2007-12-11 Quellan, Inc. Increasing data throughput in optical fiber transmission systems
US7149256B2 (en) * 2001-03-29 2006-12-12 Quellan, Inc. Multilevel pulse position modulation for efficient fiber optic communication
ATE492076T1 (de) * 2001-04-04 2011-01-15 Quellan Inc Verfahren und system zum decodieren von mehrpegelsignalen
US20030030873A1 (en) * 2001-05-09 2003-02-13 Quellan, Inc. High-speed adjustable multilevel light modulation
AU2003211094A1 (en) * 2002-02-15 2003-09-09 Quellan, Inc. Multi-level signal clock recovery technique
AU2003217947A1 (en) * 2002-03-08 2003-09-22 Quellan, Inc. High speed analog-to-digital converter using a unique gray code having minimal bit transitions
WO2003092237A1 (en) * 2002-04-23 2003-11-06 Quellan, Inc. Combined ask/dpsk modulation system
JP2004013681A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Bosu & K Consulting Kk 名刺情報管理システム
AU2003256569A1 (en) * 2002-07-15 2004-02-02 Quellan, Inc. Adaptive noise filtering and equalization
AU2003287628A1 (en) 2002-11-12 2004-06-03 Quellan, Inc. High-speed analog-to-digital conversion with improved robustness to timing uncertainty
JP2007502054A (ja) * 2003-08-07 2007-02-01 ケラン インコーポレイテッド クロストークキャンセルのための方法とシステム
US7804760B2 (en) * 2003-08-07 2010-09-28 Quellan, Inc. Method and system for signal emulation
CN1875419A (zh) * 2003-11-11 2006-12-06 松下电器产业株式会社 滤波器系数调整电路
EP1687929B1 (en) 2003-11-17 2010-11-10 Quellan, Inc. Method and system for antenna interference cancellation
US7616700B2 (en) * 2003-12-22 2009-11-10 Quellan, Inc. Method and system for slicing a communication signal
US7522883B2 (en) * 2004-12-14 2009-04-21 Quellan, Inc. Method and system for reducing signal interference
US7725079B2 (en) * 2004-12-14 2010-05-25 Quellan, Inc. Method and system for automatic control in an interference cancellation device
WO2007127369A2 (en) * 2006-04-26 2007-11-08 Quellan, Inc. Method and system for reducing radiated emissions from a communications channel

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4615037A (en) * 1985-01-29 1986-09-30 Ampex Corporation Phase scatter detection and reduction circuit and method
US4888808A (en) * 1987-03-23 1989-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital equalizer apparatus enabling separate phase and amplitude characteristic modification
JPH01229516A (ja) * 1988-03-10 1989-09-13 Sony Corp 自動等化器
US5237588A (en) * 1989-03-13 1993-08-17 Sony Corporation Automatic equalizer
DE69120594T2 (de) * 1990-04-26 1997-01-09 Fujitsu Ltd Wellenformentzerrer mit Neuronalnetzwerk

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003178529A (ja) 2003-06-27
DE69317181D1 (de) 1998-04-09
DE69317181T2 (de) 1998-08-20
US5504633A (en) 1996-04-02
ATE163792T1 (de) 1998-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06208761A (ja) 可変イコライザを有しかつ記録担体上のディジタル信号を再生する装置
KR100654268B1 (ko) 데이터 재생 장치
JPH09198799A (ja) 適応アナログ汎用化トランスバーサル等化器
JPH08504534A (ja) 光学的記録システムにおけるディジタルイコライザ
JP3986647B2 (ja) 記録情報再生装置
WO2003100782A1 (fr) Dispositif et procede de traitement de signal et dispositif de reproduction de donnees numeriques
JPH0714305A (ja) デジタル再生信号検出方法とその装置
US5946154A (en) Data reproducing device using a high-pass fir filter
JP4121444B2 (ja) データ再生装置
CN100489989C (zh) 用于高密度光盘再现装置的均衡器及其均衡方法
EP0585991B1 (en) Arrangement for reproducing a digital signal from a record carrier, comprising a variable equalizer
JP3917317B2 (ja) 等化・位相制御システム,およびそれを備えるディスク記憶装置
JPH04142817A (ja) 等化器
JP2006147043A (ja) データ再生装置及び信号処理プログラム
JP2770886B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3329074B2 (ja) 再生装置
Berman et al. Enhanced linear interpolation for low sampling rate asynchronous channels
JPH06124405A (ja) 等化装置
JPH09185871A (ja) デジタル信号再生装置
JPH04196928A (ja) 波形等化装置
JPS6166262A (ja) デイジタル信号記録・再生装置
JPH025204A (ja) デジタル方式磁気記録再生装置
JP2000276849A (ja) 等化装置および再生装置
JPH076308A (ja) ディジタル信号の磁気記録再生装置
JPS59122014A (ja) デイジタル信号の波形等化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021003