JPH08508639A - ボウベリア・バシアナおよびそれから誘導されるケトプロフェンエステルのエナンチオ選択的加水分解 - Google Patents

ボウベリア・バシアナおよびそれから誘導されるケトプロフェンエステルのエナンチオ選択的加水分解

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JPH08508639A JP6520268A JP52026894A JPH08508639A JP H08508639 A JPH08508639 A JP H08508639A JP 6520268 A JP6520268 A JP 6520268A JP 52026894 A JP52026894 A JP 52026894A JP H08508639 A JPH08508639 A JP H08508639A
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Abstract

(57)【要約】 ラセミ体ケトプロフェンコリンエステルのエナンチオ選択的加水分解により実質的に純粋なR−ケトプロフェンを製造する方法が開示される。その方法は完全なボウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)菌糸またはそれから単離されたR−特異性エステル加水分解酵素を利用する。前記のエステル加水分解酵素は約17,800ダルトンの分子量およびAla−Pro−Asp−W−Ile−Ile−Gln−Gly−Leu−Ser−Arg−Ala−X−Asp−Gly−Gln−AspのN−末端配列を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ボウベリア・バシアナおよびそれから誘導されるケト プロフェンエステルのエナンチオ選択的加水分解 発明の背景 ケトプロフェンは現在ラセミ体混合物として入手できるα−メチルアリール酢 酸鎮痛薬/抗炎症薬である。そのS−鏡像体は鎮痛薬としてR−鏡像体以上の利 点を有すると従来信じられていたので、およびS−α−メチルアリール酢酸鎮痛 薬/抗炎症薬は一般にそれらのR−対応物に優ると信じられているので、S−ケ トプロフェンのエナンチオ選択的製造について広範な文献が存在する。発明者ら は最近にR−ケトプロフェンが、鎮痛薬および解熱薬として従来価値を認められ なかった若干の利点を持っていることを発見した。それ故に商業的規模でのR− ケトプロフェンのエナンチオ選択的製造方法はかなりの有用性と重要性を有する 。 S−ケトプロフェンを製造するためのラセミ体ケトプロフェンエステルのエナ ンチオ選択的加水分解は当業界に知られている。IriuchijimaとKeiyuはかなり古 い報告において〔Agric. BiolChem. 45,1389−1392(1981) 〕、ミコバクテリウム・スメグマチス(Mycobacterium smegmatis)を用いて特 定されない、低収率で38%鏡像体過剰率(e.e.)のS−ケトプロフェンを得る ラセミ体ケトプロフェンメチルエステルのやや低度に選択的な加水分解を発表し た。Sihは(欧州特許出願第227078号)カンジダ・シリンドラセア(Candi da cylindracea)のエステル加水分解酵素を用いて特定されない収率で60%e eのS−ケトプロフェンへのラセミ体ケトプロフェンメチルエステルのさらに低 度に選択的な加水分解を開示した。Cobbsら(米国特許第5,108,916号 およびPCT出願第WO 90/15146号)はその後カンジダ・ルゴサ(Ca ndida rugosa)(以前はカンジダ・シリンドラセアと呼ばれていた)からのエス テル加水分解酵素によるラセミ体ケトプロフェンのアルキル、ハロアルキルおよ びグリセリルエステルをより多く選択的な加水分解させて、20から30%まで の変換率で非常に高い鏡像体過剰率のS−ケトプロフェンを得る方法を開 示した。これはカンジダ・ルゴサからのエステル分解イソ酵素を精製して分離す ることにより達成された。 R−ケトプロフェンを製造するためのラセミ体ケトプロフェンエステルのエナ ンチオ選択的加水分解は、低収率または低eeではあるが、また報告されたこと がある。IriuchijimaとKeiyuは(前掲書中に)、ケトプロフェンのメチルエステ ルはアスペルギリス・ソージェー(Aspergillis sojae)により「少し加水分解 」されて発表されてないeeのR−ケトプロフェンを与えると報告した。Goswam i(PCT出願第WO 91/13163号)は、イヌ肝臓アセトン粉末により 8%の変換率において74%eeのR−ケトプロフェンへのラセミ体ケトプロフ ェンメチルエステルの加水分解を開示した。これは、たといイヌの肝臓が安価な 試薬であったとしても、R−ケトプロフェンのため商業的に有用な製造方法を提 供するには余りにも非能率である。CobbsのPCT出願第WO 90/1514 6号は、ブタ肝臓エスラーゼによりおよびムコール・ミエヘイ(Mucor miehei) エステル加水分解酵素により42より64%までのeeでラセミ体のケトプロフ ェンエチレングリコールエステルのR−ケトプロフェンへの加水分解を開示して いるようである。 Wuら〔J. Am. Chem. Soc. 112,1990−1995(1990)〕 はeeと変換度の両者を組合わせるエナンチオ選択反応の有用な尺度を定義した 。それは鏡像異性体比Eと名づけられて、次のように定義される。 上式中、 eesは基質(この場合にラセミ体エステル)の鏡像異性体過剰率である。 eepは生成物(この場合にR−酸)の鏡像異性体過剰率である。 鏡像異性体過剰率は当業界において周知であり、次式のようにab→a+bの 分割のために定義される。 鏡像異性体過剰率はより古い用語「光学純度」に関係づけられるが、前記両者 は共に同じ現象の尺度である。eeの値は0より100までの数になり、そして 0はラセミ体であり、100は純粋な、単一の鏡像異性体である。過去において 98%光学純度と呼ばれたような化合物は、今はより正確に96%eeと記述さ れる。約80%より小さいeeの生成物を得る方法は一般に商業上魅力的と見な されない。同様に商業的製法としては、目標はEの値を最大にすることである。 10より小さいE値は望ましくない。R−ケトプロフェンを製造するためのGosw amiの方法は低いエナンチオ特異性、非常に低い変換率、この方法により計算さ れた7より小さいEの値を有する。 R−ケトプロフェンのため商業的に有用な製造方法に対する要求が存在する。 ある取り上げ方では、これは10より大きいE値を有する方法によりR−ケトプ ロフェンを製造するためにラセミ体ケトプロフェンエステルをエナンチオ選択的 加水分解する方法に対する要求に帰する。 選択的加水分解によりR−ケトプロフェンを製造することは第2の考え、すな わち、それからR−ケトプロフェンを製造するエステル、の考えを生じさせる。 ケトプロフェンのアルキルエステルは水に不溶であり、そして一般に商業的酵素 加水分解のためにはむかない基質である。なぜならば、多相の/不均一の反応系 は工業的規模では多くの欠点から不利を招く。例えば、規模拡大および信頼性の 問題はしばしば分散液および乳濁液の加工に結びつけられ、また連続運転とpH制 御(特に加水分解反応において)は達成することが困難であるからである。その 上、それらの相は製品を回収することができる前に分離されなければならないし 、過剰の相間物質移動としばしば遭遇する。これらは水相中に難溶性の基質の拡 散と結びつけられる。不均一反応系におけるキラルカルボン酸エステルの水に難 溶 性のエステルを酵素分割することに結びつけられるこれらの不利益の多くは、も しエステル誘導体の水溶性を実質的に増加させることができたならば、最小化さ れるかまたは除去されることができた。 一つの近づく道は、例えばCobbのPCT出願に見られるように、溶液ブロスに 界面活性剤を添加することである。これは殆ど利益を与えないように見える。第 2の近づく道は水溶性エステルの使用である。この方法の一例をDoddsらの欧州 特許出願第461043号明細書に見出すことができる。そこではケトプロフェ ンのコリンエステルの製造およびプロテアーゼにより非常に低いeeでR−ケト プロフェンエチルエステルへのそのエステル転移反応が記載されている(Dodds の出願明細書における例18と20は、エステル転移反応生成物はそれぞれ−0 .166°と−0.203°の旋光度を有していた。純粋なR−ケトプロフェン エチルエステルは報告された条件下では−45.5°の旋光度を有する。) 本発明の第一の目的はR−ケトプロフェンのための商業的に有用な製造方法を 提供することであるから、エナンチオ選択的に加水分解されることのできる水溶 性エステルの高い効率の合成法が必要である。次にそのエステルのエナンチオ選 択的加水分解が必要である。 発明の要約 本発明の目的はR−ケトプロフェンのための商業的に有用な製造方法を提供す ることである。 さらに一つの目的はラセミ体ケトプロフェンエステルのエナンチオ選択的加水 分解のための方法を提供することであり、そしてその方法は、前記のように、1 0よりも大きいE値を有することである。 さらにもう一つの目的は、コリンエステルを経由してラセミ体ケトプロフェン からR−ケトプロフェンのエナンチオ選択的合成法を提供することである。 これらのおよびその他の目的、特徴および利点は本発明において実現されるが 、本発明は一態様において、ケトプロフェンコリンエステル鏡像異性体混合物の 水溶液とボウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)種の微生物とpH4.0か らpH8.0までにおいて、および10°から40℃までの温度において、接触さ せることから成る、S−ケトプロフェンコリンエステルの存在において優先的に R −ケトプロフェンコリンエステルを加水分解する方法に関する。好ましくはボウ ベリア・バシアナは菌株ATCC 44860、38657および7159から 選択され、最も好ましくは菌株ATCC 44860である。温度は好ましくは 約25℃であり、そしてpHは5.5から6.5までに維持されることが好ましい 。前記の水溶液はさらにボウベリア・バシアナのための栄養源を含むことがある 。 他の一態様において、本発明は、R−ケトプロフェンのコリンエステルをボウ ベリア・バシアナ種の微生物に、好ましくはpH5.5よりpH6.5までにおいて および約25℃において露出させることから成るR−ケトプロフェンを製造する 方法に関する。そのボウベリア・バシアナは菌種44860、38657および 7159から選択されることができる。 さらにもう一つの態様において、本発明は (a)ラセミ体ケトプロフェンを適当な前駆体と反応させてラセミ体ケトプ ロフェンのコリンエステルを製造すること、 (b)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中でボウベリア・ バシアナ種の真菌と共に処理してS−濃縮されたケトプロフェンコリンエステル の存在で優先的にR−ケトプロフエンを製造すること、および (c)ラセミ体ケトプロフェンコリンエステルとS−ケトプロフェンコリン エステルからR−ケトプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法に関する。 特に好ましい実施態様において、ラセミ体ケトプロフェンは活性化剤、例えば 塩化チオニル、と反応させられて活性化されたケトプロフェンを与え、それから 後者はコリンと反応させられてラセミ体コリンエステルを生成する。他の一つの 実施態様においてラセミ体ケトプロフェンはN,N−ジメチルエタノールアミン と反応させられ、それは次にメチル化剤によりコリンエステルに第四級化される 。他の一つの好ましい実施態様においては、ボウベリア・バシアナ種の真菌から のエステル加水分解酵素が真菌それ自身の代りに使用される。 さらにもう一つの態様において、 (a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケトプ ロフェンを与えること、 (b)活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体ケトプロ フェンのコリンエステルを与えること、 (c)ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中でボウベリア・バシ アナ種の真菌と共に処理して本質的にS−濃縮されたケトプロフェンコリンエス テルとR−ケトプロフェンから成る混合物を製造すること、 (d)R−ケトプロフェンをS−濃縮されたケトプロフェンコリンエステル から分離すること、および (e)S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルを加水分解すること、 によりラセミ体ケトプロフェンからS−濃縮されたケトプロフェンを得るために 同じ方法を使用することができる。 S−濃縮されたとは、そのエステルまたは酸がラセミ体(すなわち、鏡像異性 体の50:50混合物)ではなくて、むしろS−鏡像異性体の過剰がある(すな わち、eeS-ケトフ゜ロフェン>10)ことを意味する。 さらにもう一つの態様において本発明は、S−ケトプロフェンコリンエステル の存在でR−ケトプロフェンコリンエステルを優先的に加水分解する方法に関し 、その方法は前記のR−ケトプロフェンコリンエステルの水溶液をボウベリア・ バシアナのエステル加水分解酵素とpH4.0からpH8.0で10°から40℃の 温度で接触させることから成る。ボウベリアエステル分解酵素は約17,800 ダルトン、またはその倍数、の分子量を有し、トリプトファンとシステインを除 いて、Ala−Pro−Asp−W−Ile−Ile−Gln−Gly−Leu−Ser−Arg−A la−X−Asp−Gly−Gln−Asp−のN−末端配列および−Phe−Ala−Ile− Asn−Asn−Gln−Leu−Thr−Ala−Pro−Thr−Ala−Y−Thr−Tyr−V al−Val−Lys−および−Leu−Ile−Ala−Tyr−Pro−Ala−Tyr−Asn− Asp−Glu−Z−Ala−Ala−Gly−Asn−Val−Pro−Asp−Lys−(前式中 W、X、YおよびZは確認できないアミノ酸を表わす)の内部配列を有する。 「〜と接触させる」および「〜に露出させる」という用語は、基質とボウベリ アエステル加水分解酵素が溶液中で伝統的な反応物がいっしょにされるようにば かりでなく、カラムを通る浸出または下記に述べるように膜上の循環によっても 、または、確かに、基質と水との間の反応をボウベリアエステル分解酵素の参加 を 通して強化させるすべての手段によってもいっしょにされることができるという ことを示す。 さらにもう一つの態様において本発明は、 (a)ボウベリア・バシアナの多数の砕かれた細胞を水性緩衝液によりpH6 .5で抽出すること、 (b)その緩衝液を濾過または遠心分離して水性濾液または上澄液中に不純 なエステル加水分解酵素を回収すること、および (c)上澄液を弱塩基性の陰イオン交換樹脂、例えば、ジエチルアミノエチ ル(DEAE)樹脂、と接触させてエステル加水分解酵素の水溶液を製造するこ と、その際エステル加水分解酵素は溶液中のタンパク質のミリグラム当り100 単位より大きい活性を有しかつラセミ体ケトプロフェンコリンエステルを90% より大きいeeでR−ケトプロフェンに加水分解することができること、 から成る方法により製造されたタンパク質のミリグラム当り100単位より大き い活性を有するエステル加水分解酵素に関する。 酵素活性の1単位は、毎時1ナノモルのケトプロフェンニトロフェニルエステ ルの加水分解を触媒する酵素の量として定義されている。エステル加水分解酵素 は上記の構造的要素を有し、かつ17,800ダルトンのモノマーがサブユニッ トであるオリゴマーとして存在することができよう。 発明の詳細な説明 本発明はラセミ体ケトプロフェンエステルを選択的に加水分解してR−ケトプ ロフェンを得る方法に関する。300より多い微生物種から78が、それらのラ セミ体ケトプロフェンメチルエステルを不確定のキラリティーのケトプロフェン に加水分解する能力について大規模なスクリーニングプログラムにより選択され た。前記メチルエステルは初めのスクリーニングのために選ばれたが、それはそ の入手の容易さと初めのスクリーニングのためのその適性のためであって、初め のスクリーニングにおいては不溶の物質(エステル)の可溶性の物質(酸)への 変換が有利であるからである。それは商業的製法のためには、下記に論ぜられる ように、最適のエステルではない。 水溶性の乏しいエステル(例えばケトプロフェンメチルエステル)を水溶性の かなり高い酸の塩(例えばケトプロフェン塩)に変換することのできる微生物を 選択する特に速やかなかつ有効な方法は変換によりもたらされる溶解度の変化の 利益を享受する。従って、ある水性媒体、例えばアガロース、の中の前記エステ ルの懸濁液は微生物の単数または複数のコロニーに接触させられ、そして初めに 不透明な媒体はコロニーの周辺に半透明または透明な形跡を認められる。貧溶性 の前駆物質を含む水性媒体中に透明を生じさせるコロニーがその際選択されて標 準的な微生物学的技術を用いて大量培養される。 微生物を選択する手順は次の順序に従う。 (a)ある基質上で水性媒体中に多数の微生物コロニーを培養すること。特 に好ましい媒体はブレーン・ハート・インフュージョン(BHI)であり、そし て特に好ましい基質はプレート上に塗被された寒天である。 (b)コロニーを不透明な水性媒体、好ましくはリン酸塩緩衝液でpH7.0 に緩衝され、エステルを懸濁して含むアガロース、で被覆すること。微生物はエ ステル層の下で増殖を続けさせられる。および (c)その上で不透明媒体が透明になったコロニーの初めの選択をすること 。これは一次選択を構成する。 78の選択された菌株は次に液状媒体中で定常期まで増殖させられ、次いで ラセミ体ケトプロフェンメチルエステルと共にBHI媒体中で48時間、25℃ において培養された。この期間の終りに試料を採取して、キラルHPLC(Chir acel OJ column,Daicel Chemical Industries,日本)により分析した。78の 菌株から、2株が、R−ケトプロフェンのために有望と思われたので、選択され た。シュードモナスsp.14696およびボウベリア・バシアナATCC448 60は優先的にR−メチルエステルを加水分解した。ボウベリアにより得られた R−酸のee%は78.8%であったが、シュードモナスsp.ATCC1469 6はより高い選択性を示した(エステルの酸への40%変換において、生成した R−酸は85%のee値を有していた)。光学的に濃縮されたS−酸もまたこの 反応から最初に濃縮されたS−エステルを単離し、その次にそのS−エステルを S−酸に加水分解することにより回収することができる。 アルキルエステルの溶解度が前記に論じられたような欠点を生じさせるので、 塩素エステルが検討された。初めに塩素エステルの合成にはDodds(前記引用) の出願方法が適用された。この合成は従来通りに酸塩化物を生成する酸の反応、 第三級アミンエステルを形成するためのN,N−ジメチルエタノールアミンとの 反応、および次にジメチル硫酸エステル、ヨウ化メチルまたは塩化メチルとのコ リンメチルスルファート、ヨウ化物または塩化物を製造するための第四級化、に より進行した。一つの改良された合成法が次に述べられる。 250mLの三つ口丸底フラスコを適当な加熱用マントルの中に置き、濃縮器と かくはん機の付いた25mLのディーン・スターク(Dean-Stark)トラップを取り 付けた。そのフラスコに25.4g(0.1モル)のラセミ体ケトプロフェン、 7.5mLの97%塩化チオニル(0.1モル)、2滴のジメチルホルムアミドお よび50mLのトルエンを仕込んだ。ディーン・スタークトラップにはまたトルエ ンを容量一杯に充填した。反応物を加熱して還流させ、ゆるやかな速度で攪拌し た。1時間の還流の後、14.5gの塩化コリン(0.11モル)を固体のまま 1回に加え、そして反応物を続けて還流させた。塩化コリンは反応において消耗 してしまうまで固体のまま留まっているように見えた。塩化コリンの添加後約2 0分に、反応物は激しく発泡し始めた。この時点で攪拌速度を最低に減じ、加熱 を還流温度の丁度下にまで弱めた。第二相は油(エステル生成物)のように見え 、そしてトルエンに不溶であった。反応物を低い温度で攪拌し続けた。14時間 後に、エステル層の試料を水に溶解してから、C−18HPLCにより分析した 。エステルの分析は92%のエステルおよび8%の酸を示した。その後の実験は 、コリンを使用前に周到に乾燥させることによりエステルの収率を98%以上に 増加させた。 前記の例において活性化剤は塩化チオニルであり、そして活性化されたケトプ ロフェンは酸塩化物であった。化学業界において周知の、その他の活性化剤が塩 化チオニルの代りに使用されてもよい。従って、例えば、O−アシルイソウレア はカルボジイミドから製造されることができるし、アジドはヒドラジドから製造 されることができるなどである。 コリンエステルの物理的性質はメチルエステルのそれと異なるから、結果を一 つから他へと外挿することは賢明でない。それ故、メチルエステルに対する以前 の選別からの最も選択性のある微生物はコリンエステルに対する加水分解選択性 について再検査された。ボウベリア・バシアナはR−コリンエステルに対する高 度に特定的な加水分解選択性を示した。その他の微生物はどれもそれほど選択的 でなかった。 ケトプロフェンコリンエステルのメチルスルファートおよびヨウ化物塩のボウ ベリア・バシアナによる加水分解が検査された。30mLのボウベリア・バシアナ ATCC 44860の定常期培養株(BHI媒体、pH7.0)に25℃で、メ チルスルファートまたはヨウ化物塩のいずれかのラセミ体コリンエステル1gを 加えて、培養を振とうしながら続けた。指示された時に試料を採取して、R−酸 とS−エステルについて分析した。それらの結果を表1に示す。 ヨウ化物塩の若干高いeeとより良いE値はその塩自体の効果よりむしろ、ヨ ウ化物塩中のコリンエステルの比較的高い初期純度に関係づけられるようである 。 大規模反応においては、3Lの定常期ボウベリア・バシアナATCC 448 60はラセミ体ケトプロフエンコリンエステルメチルスルファート塩を初期速度 14.3g/L/日で加水分解した。4日後残りのS−エステルは90%ee以 上であった。R−酸とS−酸の両者共に容易に結晶化されて(分割剤、すなわち 、キラルアミンの使用なしで)、もし出発原料が90%ee以上であるならば、 98%以上になることができるので、この加水分解により得られる濃縮水準は光 学的に純粋のR−およびS−ケトプロフェンへの直接径路を表わす。 300mLの定常期ボウベリア・バシアナATCC 44860を、25gのダ イズ粉と100mLのオリーブ油を補充された3Lのブレイン・ハート・インフュ ージョン媒体の中で培養した。培養種は25℃に保温されかつpH6.1に緩衝さ れ、7日間攪拌されて、その時に160gのラセミ体ケトプロフェンコリンエス テルメチルスルファート塩が加えられた。指示された時に試料が採取されて、キ ラルHPLCによりR−酸およびS−エステルについて分析された。時間の関数 としての反応の進行が表2に示されている。 ボウベリア・バシアナATCC 44860の菌糸がケトプロフェンコリンエ ステルのR−エステルを立体特異性的に加水分解することを例示する他の一つの 例を表3に示す。この実験において60mLの定常期培養菌からの細胞が収集され て、5gのコリンエステルのヨウ化物塩を含む25mLの2Xブレイン・ハート・ インフュージョン媒体の中に懸濁させられた。33.9%変換の後、93.6% eeのR−酸が存在した。特に6日目に54.7のE値が示されたことは注目に 値する。 R−特異性のケトプロフェンエステル加水分解酵素はボウベリアに見出される 多くの酵素の一つに過ぎない。真菌は非常に立体特異性のエステル加水分解酵素 を含むばかりでなく比較的選択性の小さい酵素をも含むこと、および完全な微生 物と共に観察される選択性は数種の異なる酵素活性の平均値であり得ることは確 からしいようである。表4のデータは、このことが事実であることを暗示する。 完全なボウベリア細胞、細胞ホモジネートの遠心分離により得られた細胞ペレ ット、および粗抽出液(細胞ホモジネートの遠心分離の後に得られた上澄み部分 )がケトプロフェンコリンエステル加水分解活性について比較された。それらの 結果を表4に示す。最高のE値は完全な細胞と細胞ペレットに結びつけられた。 その他の実験は、その酵素は細胞外でない、すなわち、媒体中で分泌されないこ と を示した。粗抽出液と共に得られた低いE値は、ボウベリアがR−エステルにつ いて低い特異性の1種以上の細胞質酵素を含むことを暗示する。 1mL(最終体積)の反応混合物はケトプロフェンコリンエステル(6mg)、Na Pi緩衝液(200mM、pH6.5)、および150mgの完全細胞またはペレット、 または300μLの細胞粗抽出液を含んでいた。反応は30℃において169rp mの往復速度の振とう機内で行われた。酵素の日常検定はp−ニトロフェニルケ トプロフェンを基質として用いて30℃において行われた。 R−特異性エステル加水分解酵素の部分的精製は下記のようにして達成され ることができる。この製剤はR−エステルについて高い選択性を示す。 酵素の精製は、他に指定されなければ、室温で行われた。 段階1.酵素の抽出 約120gのボウベリア・バシアナの凍結細胞を解凍してから、ビード・ビー ター(Bead Beater,BioSpec Products,Bartlesville,OK)を使用して250mL のリン酸塩緩衝液(50mM、pH6.5および150mM KClを含む)で2回抽出 した。細胞抽出液を半融ガラス濾過器を通して吸引濾過した。その濾液を次に1 6000rpmで40分間遠心分離して上澄み部分を回収した。 段階2.透析 酵素試料を6Lのリン酸塩緩衝液(50mM、pH6.5)に対して、およびその 緩衝液を1回代えて、4℃で16時間透析した。酵素試料の透析は結果として重 い沈殿を生じ、それを除去して捨てた。 段階3.DEAE−スフェロデクスカラムクロマトグラフィー 透明な、透析された酵素試料を、リン酸塩緩衝液で平衡化されたDEAE−ス フェロデクス(Spherodex)カラム(5×8cm)に適用した。酵素活性の大部分 はフロースルー画分中に回収され、その画分は次にYM10膜(Beverly,MA) を取りつけたAmicon Diaflo限外濾過装置により約20mLに濃縮された。 段階4.ウルトロゲルACAカラムクロマトグラフィー 前段階からの濃縮された酵素試料をウルトロゲル(Ultrogel)ACA44カラ ム(2.5×90cm)の上に充填した。酵素を酢酸ナトリウム緩衝液(50mM、 pH6および0.02%ナトリウムアジド)により14mL/時の流速で溶出した。 酵素活性に富む画分をためて、−20℃に貯蔵した。 酵素精製の要約を表5に示す。 それ以後の実験において、段階1におけるKClを削除することにより、透析( 段階2)を省略できることが判った。さらに段階4を省略すると、段階4の後の 精製された酵素のそれよりもeeとEの値が大して劣らない、おおよそそれに匹 敵する有用性のある酵素製剤を与えることがさらに判った。 エステラーゼ活性に対するpHの効果が、初めに5mgのケトプロフェンコリンエ ステルを800μLの200mM NaPi緩衝液中で200μLの7.152mg/mL 酵素溶液と共に使用して検査された。pH8.0から6.0までの結果が表6に示 されている。前記の媒体は次に少し改変され(10mgエステル、920μL緩衝 液、30℃の80μLの24mg/mLまたは19.038単位/mL酵素溶液)、そ してpH4.5から6.0までの範囲が検査された。それらの結果は表7に示され ている。最適はpH5.5であるように見え、その場合100以上のE値が得られ た。 pH6.0における精製酵素によるその他の実験は前に全体のボウベリア細胞に より観察されたものに一致した。再びヨウ化物塩は高いE値をあげたが、少し低 い変換率を示した。これは多分ヨウ化物塩の初期純度が比較的高かったためであ ろう。1mLの反応混合物は基質(10または50mg)、リン酸ナトリウム緩衝液 (200mM、pH6)、0.87mL、濃縮されたボウベリア・バシアナ酵素(12 000U/mLおよび19.641mg/mLのタンパク質濃度)、0.13mL、を含 んでいた。反応は室温(約21℃)で攪拌しながら行われた。それらの結果を表 8に示す。 部分精製された酵素製剤が、反応の酸生成物は阻害性(40mM酸で約45%阻 害)であるが、コリン生成物は阻害性に見えないことを証明するために使用され た。基質のいろいろな濃度におけるその製剤の活性から、推定された4.96mM のkmが得られた。 前記の酵素は水溶性のコリンエステルを加水分解するが、この酵素はリパーゼ であるかも知れないと思われた。この結論は、その酵素がp−ニトロフェニルア セタートと共によりもp−ニトロフェニルパルミタートと共に高い活性を示すと いう事実(表9を参照されたい)、およびこの酵素製剤はオリーブ油を容易に加 水分解するという観察に基づく。この酵素は、PMSF(フェニルメチルスルホ ニルフルオリド)に鋭敏であるが、プロテアーゼではないように思われる。なぜ ならば、この製剤はアゾカセインまたはN−サクシニル−ala−ala−pro−phe− p−ニトロアニリン、他の一つのプロテアーゼ基質を加水分解しないからである 。PMSFの感度は、セリンがこのエステル加水分解酵素の活性部位の要素であ ることを暗示する。 DEAE−スフェロデクスクロマトグラフィー(表5参照)に続いてクロマト フォーカシング段階およびその後のサイズ排除クロマトグラフィーおよび逆相H PLCの挿入は酵素の均一性への精製を可能にした。クロマトフォーカシングは PBETM94樹脂(Pharmacia Fine Chemicals,スェーデン)により行われ、そ してR−特異性エステル加水分解酵素はpH7.15と6.54の間で溶出された 。 還元SDSポリアクリルアミドゲルからの酵素の推定分子量は約17,500 ダルトンであった。この酵素が数個のサブユニットから構成されているかどうか は未知である。従って、17,500ダルトンはモノマーのサブユニットを表わ すかも知れないし、またこの酵素は17,500のある倍数である分子量を有す ることもある。精製された酵素モノマーは過ヨウ素酸塩−シッフ試薬の塩基と反 応しないので、この酵素はグリコプロテインではないことを示す。精製された酵 素モノマーのアミノ酸分析が表10に示されている。分子量はトリプトファンと システインを除き約17,800と推定された。 この酵素のN−末端と二つの内部フラグメントは配列をきめられた。N−末端 の配列は次のように定められた。 Ala−Pro−Asp−W−Ile−Ile−Gln−Gly−Leu−Ser−Arg−Ala−X −Asp−Gly−Gln−Asp 上式中WとXは確認できないアミノ酸である。 エンドペプジダーゼ、IysC、による消化およびそれに続く配列決定の前の逆 相HPLCによるフラグメントの精製により得られた内部フラグメントの配列は 次の通りである。 Phe−Ala−Ile−Asn−Asn−Gln−Leu−Thr−Ala−Pro−Thr−AlaY −Thr−Tyr−Val−Val−Lys 及び Leu−Ile−Ala−Tyr−Pro−Ala−Tyr−Asn−Asp−Glu−Ile(?)− Ala−Ala−Gly−Asn−Val−Pro−Asp−Lys−Ile(?)−Phe(?)− His(?) “Y”はこの位置のアミノ酸は確認できなかったことを示し、(?)は帰属が 確かでないことを示す。 BHI媒体への油、例えばオリーブ油、の低水準の添加(50から100部の 媒体に約1部の油)は変換を剌激しかつ選択性を高める。 バウベリアを増殖させるために好ましい媒体はBHIである。バウベリアは当 業者に知られている多くのその他の媒体中で増殖するであろう、そしてエナンチ オ選択的にケトプロフェンコリンエステルを加水分解するであろうが、しかしそ の結果はBHIによるほど良くない。0°と45℃の間の温度および3.5と9 の間のpHが前記の微生物の増殖の間に維持される。好ましくは前記微生物は20 °と37℃の間の温度および5と9の間のpHにおいて増殖される。 許容できる結果を生ずるより安価な媒体は、硝酸アンモニウム(6g/L)、 塩化カリウム(1g/L)、硫酸マグネシウム七水和物(1g/L)、二塩基性 リン酸カリウム(2g/L)、硫酸第一鉄七水和物(0.2g/L)、ダイズ粉 (1g/L)、ダイズ油(6.7mL/L)およびグルコース(40g/L)であ る。この媒体中の発酵は25℃でpH6.0〜6.5に維持されるのが最適である 。 微生物の増殖の間に必要である好気性条件は、もし酸素の供給が微生物の代謝 要求に見合うため十分であるならば、いずれの既に定着した方法によっても与え られることができる。これは酸素を、空気の形が適しているが、供給することに より、および任意に反応液を同時に振とうまたは攪拌することにより最も便利に 達成される。エステルの加水分解の間に微生物は増殖段階にあるであろう、また は酵素の分解を防ぐ何らかの系(媒体または緩衝液)の中に保護されていること もあろう。 エステルの加水分解の間、通常の培養媒体が、必要ならば同化できる炭素源( 例えば、グルコース、スクロースなど)、必要ならば窒素源(例えば、硫酸アン モニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウムなど)、を必要な らば有機栄養源(例えば、酵母エキス、麦芽エキス、ペプトン、肉エキスなど) および必要ならば無機栄養源(例えば、リン酸塩、マグネシウム、カリウム、亜 鉛、鉄およびその他の金属の痕跡量)、のための薬剤と共に含んで使用されるこ とがある。 微生物は、例えば、同化できる炭素源の排除により、または窒素源の排除によ り、非成長段階に保たれることができる。この段階の間0°と45℃の間の温度 および3.5と9の間のpHが維持される。 微生物またはそれからの物質により製造されたケトプロフェンは、上記のよう に、そのような製品のためにそれ自身既知のおよび、例えば、米国特許第5,1 08,916号に記載の、いずれかの方法に従って回収されおよび精製されるこ とができる。代表的な操作は次のようであろう。約40%酸が生産されたとき、 反応をボウベリア細胞を濾別するか遠心分離してから上澄液をデカントすること により停止させる。水性濾液または上澄液をHClでpH1.5まで酸性にしてから 、メチルt−ブチルエーテル中に抽出する。そのエーテルを蒸発させてから、も し望ましければ、ケトプロフェンを再結晶させることができる。その回収は、シ リカプレート上で95:5CHCl3:CH3OHおよびヨウ素蒸気展開を用いるTLCに より、並びにHPLCにより、監視されることができる。 ボウベリア・バシアナまたは関連したボウベリア種から遺伝物質の導入を通し てケトプロフェンの水溶性エステルの選択的加水分解をする能力を得た微生物も また本発明の内に包含される。その遺伝物質の導入は、ボウベリアエステル加水 分解酵素を記号化してクローン化された遺伝子を、当業界に周知の方法により他 の一つの微生物に転移することにより達成されることができる。適当な宿主微生 物は、例えば、Saccharomyces,Kluyveromyces,Aspergillus,Escherichia,Ps eudomonasおよびStreptomyces属の各員である。 エステル加水分解酵素、微生物自身でさえも、は当業界に周知の方法に従って 固定化されて使用されることができる。固定化のための適当な方法は米国特許第 4,436,813号および第4,650,755号、および米国同時係属出願 番号第087/908493号に記載されている。これらの開示は引用によりこ こに組み込まれる。 阻害生成物を除去してそれにより反応を効率良く推進するため有利な装置と方 法は米国特許第5,077,217号(Matsonら)に記載されている。この開示 は引用によりここに組み込まれる。Matsonの方法を例6.2.1(第43欄、第 36行)に記載のように使用して、部分精製されたボウベリアエステル加水分解 酵素(180,000)単位と10gのラセミ体ケトプロフェンコリンエステル メチルスルファート塩の280mLの50mMリン酸ナトリウム緩衝液pH5.3中の 初めの反応混合物が抽出膜反応器を室温で通過させられ、その間に生成物は45 0mLのトルエン中に抽出された。そのトルエンは1.8Lの0.1M Na2CO3水 溶液でpH10.45において再抽出された。緩衝液中の追加の基質が表11の体 積と基質欄に示されているように添加された。91時間において、回収されたR −酸の収率は理論値の(すなわち、加水分解反応の間に形成された量の)94% であった。 本発明はその好ましい実施態様に関して特に示されかつ説明されたが、形およ び詳細におけるその他の変更は本発明の精神と範囲を逸脱することなくその中で なされ得ることは当業者により理解されるであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月4日 【補正内容】 8.該ボウベリア・バシアナはATCC菌株44860、38657および7 159から選択される請求項6に記載の方法。 9.(a)ラセミ体ケトプロフェンを適当な前駆体と反応させてラセミ体ケト プロフェンのコリンエステルを製造すること、 (b)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウベ リア・バシアナの真菌と共に処理してS−濃縮されたケトプロフェンコリンエス テルの存在で優先的にR−ケトプロフェンを製造すること、および (c)前記S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルから前記R−ケ トプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法。 10.(a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケト プロフェンを与えること、 (b)前記の活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体 ケトプロフェンのコリンエステルを製造すること、 (c)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウベ リア・バシアナの真菌と共に処理してS−濃縮されたケトプロフェンコリンエス テルの存在で優先的にR−ケトプロフェンを製造すること、および (d)前記S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルから前記R−ケ トプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法。 14.(a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケト プロフェンを与えること、 (b)前記の活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体 ケトプロフェンのコリンエステルを与えること、 (c)前記のラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウ ベリア・バシアナの真菌と共に処理して本質的にS−濃縮されたケトプロフェン コリンエステルとR−ケトプロフェンから成る混合物を製造すること、 (d)前記のR−ケトプロフェンを前記のS−濃縮されたケトプロフェン コリンエステルから分離すること、および (e)前記のS−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルを加水分解す ること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからS−ケトプロフェンを得る方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12R 1:645) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,UZ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ケトプロフェンコリンエステル鏡像異性体の混合物の水溶液を菌種ボウベ リア・バシアナ(Beauveria bassiana)の微生物とpH4.0よりpH8.0までに おいておよび10°より40℃までの温度で接触させることから成る、S−ケト プロフェンコリンエステルの存在においてR−ケトプロフェンコリンエステルを 優先的に加水分解する方法。 2.該ボウベリア・バシアナは菌株ATCC 44860、38657および 7159から選択される請求項1に記載の方法。 3.該ボウベリア・バシアナは菌株ATCC 44860である請求項2に記 載の方法。 4.該温度は約25℃であり、かつ該pHは5.5より6.5までに維持される 請求項1に記載の方法。 5.該水溶液は該ボウベリア・バシアナのための栄養源を追加して含む請求項 1に記載の方法。 6.R−ケトプロフェンのコリンエステルを菌種ボウベリア・バシアナの微生 物に露出させることから成るR−ケトプロフェンを製造する方法。 7.該R−ケトプロフェンのコリンエステルは該ボウベリア・バシアナにpH5 .5より6.5までにおいておよび約25℃において露出させられる請求項6に 記載の方法。 8.該ボウベリア・バシアナは菌株44860、38657および7159か ら選択される請求項6に記載の方法。 9.(a)ラセミ体ケトプロフェンを適当な前駆体と反応させてラセミ体ケト プロフェンのコリンエステルを製造すること、 (b)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウベ リア・バシアナの真菌と共に処理してS−濃縮されたケトプロフェンコリンエス テルの存在で優先的にR−ケトプロフェンを製造すること、および (c)前記S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルから前記R−ケ トプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法。 10.(a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケト プロフェンを与えること、 (b)前記の活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体 ケトプロフェンのコリンエステルを製造すること、 (c)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウベ リア・バシアナの真菌と共に処理してS−濃縮されたケトプロフェンコリンエス テルの存在で優先的にR−ケトプロフェンを製造すること、および (d)前記S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルから前記R−ケ トプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法。 11.(a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケト プロフェンを与えること、 (b)前記の活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体 ケトプロフェンのコリンエステルを製造すること、 (c)前記ラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウベ リア・バシアナの真菌からのエステル加水分解酵素と共に処理してS−濃縮され たケトプロフェンコリンエステルの存在で優先的にR−ケトプロフェンを製造す ること、および (d)前記S−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルから前記R−ケ トプロフェンを単離すること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからR−ケトプロフェンを得る方法。 12.ケトプロフエンコリンエステル鏡像異性体の混合物の水溶液をボウベリア ・バシアナエステル分解酵素とpH4.0よりpH8.0までにおいておよび10° より40℃までの温度で接触させることから成る、S−ケトプロフェンコリンエ ステルの存在においてR−ケトプロフェンコリンエステルを優先的に加水分解す る方法。 13.該エステル加水分解酵素は約17,800ダルトン、またはその倍数、の 分子量を有し、トリプトファンとシステインを除いて、Ala−Pro−Asp−W− Ile−Ile−Gln−Gly−Leu−Ser−Arg−Ala−X−Asp−Gly−Gln−A sp−のN−末端配列および−Phe−Ala−Ile−Asn−Asn−Gln−Leu−Thr −Ala−Pro−Thr−Ala−Y−Thr−Tyr−Val−Val−Lys−およびLeu− Ile−Ala−Tyr−Pro−Ala−Tyr−Asn−Asp−Glu−Z−Ala−Ala−G ly−Asn−Val−Pro−Asp−Lys−(前式中W、X、YおよびZはアミノ酸を 表わす)の内部配列を有する請求項12に記載の方法。 14.(a)ボウベリア・バシアナの多数の砕かれた細胞を水性緩衝液によりpH 6.5で抽出すること、 (b)前記緩衝液を濾過または遠心分離して水性上澄液中に不純なエステ ル加水分解酵素を回収すること、および (c)前記上澄液を弱塩基性陰イオン交換樹脂と接触させてエステル加水 分解酵素の水溶液を製造し、そして前記エステル加水分解酵素は前記溶液中のタ ンパク質のミリグラム当り100単位より大きい活性を有することおよび前記エ ステル加水分解酵素はラセミ体ケトプロフェンコリンエステルを90%より大き いeeでR−ケトプロフェンに加水分解できること、 から成る方法により製造されたタンパク質のミリグラム当り100単位より大き い活性を有するエステル加水分解酵素。 15.約17,800ダルトンの分子量、トリプトファンとシステインを除いて 、Ala−Pro−Asp−W−Ile−Ile−Gln−Gly−Leu−Ser−Arg−Ala− X−Asp−Gly−Gln−Asp−のN−末端配列および−Phe−Ala−Ile−Asn −Asn−Gln−Leu−Thr−Ala−Pro−Thr−Ala−Y−Thr−Tyr−Val− Val−Lys−および−Leu−Ile−Ala−Tyr−Pro−Ala−Tyr−Asn−Asp −Glu−Z−Ala−Ala−Gly−Asn−Val−Pro−Asp−Lys−(前式中W、 X、YおよびZはアミノ酸を表わす)の内部配列を有する少なくとも一つのモノ マーから成るエステル加水分解酵素。 16.(a)ラセミ体ケトプロフェンを活性化剤と反応させて活性化されたケト プロフェンを与えること、 (b)前記の活性化されたケトプロフェンをコリンと反応させてラセミ体 ケトプロフェンのコリンエステルを与えること、 (c)前記のラセミ体ケトプロフェンのコリンエステルを水中で菌種ボウ ベリア・バシアナの真菌と共に処理して本質的にS−濃縮されたケトプロフェン コリンエステルとR−ケトプロフェンから成る混合物を製造すること、 (d)前記のR−ケトプロフェンを前記のS−濃縮されたケトプロフェン コリンエステルから分離すること、および (e)前記のS−濃縮されたケトプロフェンコリンエステルを加水分解す ること、 から成るラセミ体ケトプロフェンからS−ケトプロフェンを得る方法。
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