JPH0850677A - 出金取引処理方法及びその処理方法に用いる現金自動取引装置 - Google Patents

出金取引処理方法及びその処理方法に用いる現金自動取引装置

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JPH0850677A
JPH0850677A JP7156669A JP15666995A JPH0850677A JP H0850677 A JPH0850677 A JP H0850677A JP 7156669 A JP7156669 A JP 7156669A JP 15666995 A JP15666995 A JP 15666995A JP H0850677 A JPH0850677 A JP H0850677A
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照和 浦野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】資金運用効率を低下させることなく、出金取引
処理を効率よく比較的短時間で確実に行う出金取引処理
方法及び現金自動取引装置を提供すること。 【構成】入力された暗証情報が記録媒体読取部より暗証
情報と一致するか否かを判定する暗証情報判定手段と、
表示部4、入力部及び記録媒体読取部を制御して、記録
媒体を受入れるとともに出金金額を確定させる第1の制
御手段と、紙幣出金部を制御して入力された出金金額の
紙幣を収納庫から取り出し、計数して一時貯留部に集積
させる第2の制御手段と、暗証情報判定手段により暗証
情報の一致を確認し、更に第1の制御手段で受入れた記
録媒体から読み取った取引情報及び第1の制御手段で確
定した出金金額を確認して取引が可能である場合、第2
の制御手段により紙幣出金部を制御して一時貯留部に集
積された紙幣の出金を行うとともに記憶部の内容を更新
する第3の制御手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金融機関等に設置され、
顧客のあるいは顧客の代理人の操作により、顧客の預貯
金口座から現金の払い戻しやその口座への預け入れなど
を行う現金自動取引装置における出金(払い戻し)取引
処理方法に関するものである。また、本発明はその出金
取引処理方法に用いる現金自動取引装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の現金自動取引装置(以下AT
M と略称する)の構成例を示すブロック図、図4はその
外観説明図である。このATM は、図4(a),(b),
(c)に示すように、カードリーダプリンタ装置1、通
帳リーダプリンタ装置2、紙幣入出金装置3、CRT ディ
スプレイ等の表示部4、取引選択部5、取引選択部6、
表示部4を制御する表示制御部7、取引選択部5及び取
引部6からの入力を制御するキー入力制御部8、ATM 全
体を制御する主制御装置9、通信制御装置10、及び入金
カウンタ11a 、出金カウンタ11b から構成される。
【0003】以下、上記各構成要素を説明する。カード
リーダプリンタ装置1は、顧客により図4(a)に示す
カード挿入口101 より挿入されたキャッシュカード(以
下カードと略称する)の磁気記録部(磁気ストライプ)
から当該カードの預貯金口座番号や本人確認情報である
暗証番号等のデータを読取る機能、取引操作の結果更新
する必要が生じた場合にこの更新すべきデータをカード
の磁気記憶部に書込む機能、カード上のエンボシング
(打出し)による打出し文字や打出し記号による記録内
容を取引伝票および取引控え用紙に転写するインプリン
ト機能、カードの口座番号や取引に関する日付、種類、
金額を取引伝票および取引控え用紙に印刷する機能など
を有する。
【0004】通帳リーダプリンタ装置2は、顧客により
図4(a)に示す通帳挿入口201 より挿入された預貯金
通帳(以下通帳と略称する)の磁気記録部(磁気ストラ
イプ)から該預貯金の口座番号等のデータを読取る機
能、この磁気記録データを更新する必要が生じた場合に
この更新すべきデータを通帳の磁気記録部に書込む機
能、通帳に取引に関する日付、種類、金額などを印刷す
る機能などを備える。
【0005】紙幣入出金装置3の断面図を図5に示す。
紙幣入出金装置3は、図4(a)及び図5に示すシャッ
タ301 の下部に紙幣投入受取部302 を備える。この紙幣
投入受取部302 は、シャッタ301 が開放されているとき
に(図5の破線の矢印方向)、図5に示す実線位置の状
態で、顧客が紙幣を投入したりあるいは受取るためのも
のである。この紙幣投入受取部302 の直下に設けられた
分離給送部303 は、紙幣投入受取部302 が実線位置から
破線位置に回転した状態において、紙幣投入受取部302
との間で相互に紙幣を一括状態にて図示しない搬送手段
により、受渡し可能となっている。この分離給送部303
は吸引ドラム304 を有しており、紙幣投入受取部302 か
ら受渡される紙幣を吸引ドラム304 により1枚ずつ吸引
分離して搬送路320aへ給送するようになっている。この
搬送路320aの下流には紙幣鑑別装置305 が設けられる。
この紙幣鑑別装置305 は、図示しない光学センサや磁気
センサ及び鑑別回路等を備えており、分離給送部303 あ
るいは後述する吸引ドラム318 または319 から1枚ずつ
分離されて搬送されてくる紙幣について、その金種判
別、表裏判別、真偽判別あるいは正損判別などを行う。
この紙幣鑑別部305 の下流で、かつその上方には、羽根
車306 及び307 が設けられ、更にその上方には各羽根車
に対応して正常紙幣一時貯留部308 、異常紙幣用一時貯
留部309 が設けられる。入金取引の場合を例にとると、
紙幣鑑別部305 により、真券と判別された紙幣は搬送路
320b,320c を介して搬送され、更に羽根車306 により正
常紙幣用一時貯留部308 に集積される。また、金種が不
明であったりまたは偽券と判別された場合等の紙幣は、
羽根車307 により異常紙幣用一時貯留部309 に集積され
るようになっている。これらの一時貯留部308, 309に集
積された紙幣は搬送路320dにより紙幣投入受取部302 へ
搬送され、紙幣投入受取部302 により取り出すことが可
能となる。紙幣入出金装置3の下部には、各種紙幣を収
容する金庫310 乃至313 が設けられる。金庫310,311 は
それぞれ千円紙幣、万円紙幣を収納する千券用金庫、万
券用金庫である。また金庫312 は紙幣鑑別部305 により
損券(損傷度が所定の基準より激しいと判別された紙幣
のこと)と判別された入金紙幣や、五千円紙幣などの万
券と千券以外の紙幣を収納する入金紙幣用金庫である。
また、金庫313 は、出金時に鑑別部305 による金種判別
結果が出金すべき金種として適合しなかった場合や、重
走等の異常が検知された場合等における紙幣を収納する
リジェクト紙幣用金庫である。これらの金庫310 〜313
は、紙幣鑑別部305 の出力からその入力までの経路に設
けられる搬送路320eに沿って設けられ、図5に示すよう
に、搬送路320eの上流から金庫313,310,311,312 の順に
配列される。これらの金庫313,310 〜312 の上部で、搬
送路320eとの間には、それぞれ1対のコンベヤベルトか
ら成る搬送路320f、羽根車314,315,316 が設けられる。
また、羽根車314,315 については搬送路320eからの紙幣
の取入れ、搬送路320eへの紙幣の搬送、羽根車316 につ
いては搬送路320eからの紙幣の取入れをそれぞれ可能に
するように、搬送路320gが設けられる。こらの搬送路32
0f,320g 及び羽根車314,315により搬送路320eからの紙
幣が対応する金庫310 〜313 に収納される。更に、羽根
車314 と金庫310 、羽根車と金庫311 との間には、対応
する羽根車と組合されて吸引ドラム318,319 が設けられ
る。これらの吸引ドラム318,319 は、それぞれ、金庫31
0,311 より紙幣を1枚ずつ吸引分離して羽根車314,315
及び搬送路320gを介して搬送路320eへ給送する。搬送路
320(320a〜320g)は、紙幣を搬送する搬送ローラや搬送
ベルトおよび紙幣の搬送方向を切替えるブレード321 〜
326 により構成される。
【0006】以上説明した紙幣入出金装置3の各構成要
素は、主制御装置9の制御に基づく駆動制御部(図示せ
ず)の駆動制御により動作する。
【0007】表示部4は、顧客に操作手順を案内および
指示したり、取引金額等の取引情報を表示画面上に表示
するものである。
【0008】取引選択部5はATM にて取扱い可能な複数
の業務種類のなかから顧客が所望の業務を選択するため
のものであり、詳細例を図4(b)に示す。同図におい
て、501 は入金取引(業務)を選択する選択キー、502
は出金取引(業務)を選択する選択キー、503 は預貯金
残高照会(業務)を選択する選択キー、504 は既取引で
あるが未記帳となっている取引内容の通帳への記入をす
る処理を選択する選択キーである。
【0009】取引操作部6は顧客がATM を操作し、取引
するのに必要な数字や金額、ATM の処理に対し承認、非
承認の意思を入力する等のためのものであり、詳細例を
図4(c)に示す。同図において、601 は0〜9の10個
のキーにより構成される数字キー、602 は万キー、千キ
ー、円キーより構成される金額キーであり、数字キー60
1 と組合せて出金取引にて出金額を指定するのに用いら
れるものである。603は顧客が数字キー601 や金額キー6
02 を用いてATM に入力した内容に基づくATMの動作につ
いて承認する意思を入力するための確認キー、604 はAT
M の動作途中で顧客がATM に取引の中止を指示する場合
等に用いられる取消キーであり、605は前記数字キー601
、金額キー602 を用いて顧客が入力した内容に誤りが
あったり誤りはなくとも内容を訂正したい場合に前入力
を無効とし再入力を可能とする訂正キーである。
【0010】表示制御部7は表示部4の表示内容を制御
するものである。キー入力制御部8は前記取引操作部5
および取引操作部6を構成する各種キー入力状態を走査
し読取るものである。
【0011】主制御装置9は、前記構成要素1〜9の各
部を統合的に制御し、顧客の操作や、キャッシュカード
や通帳の内容さらには、センタコンピュータとの間でデ
ータの交信を行う通信制御装置10との授受データの内容
に基づいて取引全体を遂行する。
【0012】入金カウンタ11a は、金種毎の万円紙幣カ
ウンタ12、五千円紙幣カウンタ13及び千円紙幣カウンタ
14から構成され、入金取引において入金された紙幣の枚
数を金種別(ここでは万円、五千円、千円の三金種)に
計数し記憶しておくもので、一日毎ないしは数日毎に行
われる取引合計精査の間に行われた入金紙幣枚数を計数
すると共に記憶保持し、精査が完了するとクリアされる
ものである。また、出金カウンタ11b は、金種毎の万円
紙幣カウンタ15及び千円紙幣カウンタ16から構成され、
出金取引において出金された紙幣の枚数を金種(本例で
は万円、千円の二金種)別に計数し、記憶しておくため
の金種別出金カウンタであり、前述の入金カウンタ11a
と同様に一日毎ないしは数日毎に行われ取引合計精査の
間に行われた出金紙幣枚数を計数すると共に記憶保持
し、精査が完了するとクリアされるものである。
【0013】次に以上説明した構成のATM による従来の
出金取引処理動作を図6a,bのフローチャートに沿っ
て説明する。
【0014】まず、ATM は運用が開始されると、主制御
装置9の制御により表示制御部7を介して表示部4の表
示画面上に「いらっしゃいませ。ご希望のお取引を取引
選択キーでご指定下さい。」と表示する(S61) 。表示さ
れた文言に従い顧客が取引選択部5のうちの所望の取引
内容に該当するキーを押下すると、キー入力制御部9は
取引選択部5の入金キー501 、出金キー502 、照会キー
503 、記帳キー504 のうちのいずれのキーが入力された
のかを読取り、判断し、入力キー情報を主制御装置9へ
伝達する(S62〜S63)。入力されたキー情報が出金キー50
2 であると、主制御装置9は表示制御部7に対し表示部
4の表示内容を「カードをお入れ下さい」とするよう指
令する(S64) 。この結果、表示部4の表示画面上に「カ
ードをお入れ下さい」と表示される。この表示に従って
顧客によりカード挿入口101 へ挿入されたカードをカー
ドリーダプリンタ装置1はその内部へ搬送し、カード上
の磁気記録部に記録されている金融機関コードや口座番
号、暗証番号など取引情報を読取る(S65) 。
【0015】カードの磁気記録内容の読取りが終了する
と、主制御装置9は、表示制御部7に対し、次に表示部
4に「暗証番号を入力して下さい」と表示するよう指令
する(S66) 。この結果、表示部4に表示された文言に従
って顧客は、暗証番号を数字キー601 により入力する。
この入力された暗証番号はキー入力制御部8により読取
られ主制御装置9へ伝達される。
【0016】次に主制御装置9はカードリーダプリンタ
装置1から伝達されたカードの磁気記録部から読取られ
た取引情報中の暗証番号と、顧客が入力した暗証番号と
を比較し、一致しているかどうかを判定する(S67) 。こ
の判定結果が不一致の場合には暗証番号の再入力処理を
実行することになるが、本説明の主旨とは関係がないの
でその処理の説明は省略する。一方、顧客が入力した暗
証番号が正しかった場合、すなわちカードの磁気記録部
に記録されていた暗証番号と一致した場合には、主制御
装置9は表示制御部7に対し、「ご希望の出金額を入力
して下さい。」と表示部4に表示するよう指令するとと
もに、顧客の出金額入力の操作を待たずにカードリーダ
プリンタ装置1に対し、カードにエンボシングされてい
る文字や記号を取引伝票およびジャーナル用紙にインプ
リントすることと、取引日付、取引種類、口座番号等の
確定事項部分の取引内容を取引伝票およびジャーナル用
紙に印字するよう指令して実行させる(S68a,S68b) 。
【0017】次に顧客が数字キー601 、金額キー(万キ
ー、千キー、円キー)602 を順次押下して、希望の出金
額を入力すると、キー入力制御部8が入力されたキー入
力データを順次主制御装置9に伝達する。この結果、主
制御装置9は、金額入力が正しく完了した場合には、表
示制御部8に対し、入力金額データを伝達すると共に、
「表示金額を確認のうえ確認キーを押して下さい。出金
額○○万○千円」と表示部4に表示するよう指令して表
示させる(S69,S70) 。なお上記出金額表示の○印部分に
は表示制御部7に伝達された入力金額データが具体的に
表示される。
【0018】この表示部4の表示画面上の表示内容によ
り、顧客が入力金額を確認し、確認キー603 を押下する
と、キー入力制御部8により確認キー押下データが主制
御装置9へ伝達され、取引に関する顧客の入力操作が完
了する(S71) 。
【0019】次に主制御装置10はS65 のステップでカー
ドの磁気記録部から読取られたデータと一連の顧客によ
るキー入力情報による取引情報について通信制御装置10
と通信回線を介してセンタコンピュータ(センタ装置)
と交信する(S72) 。交信の結果、該当口座の預貯金残高
が希望出金額を上廻っており、その他特に取引に支障な
き場合には、主制御装置9は、紙幣入出金装置3に対
し、出金額に応じた枚数の紙幣を千券用金庫310 あるい
は/および万券用金庫311 からそれぞれ、一時貯留308
まで搬送する計数処理した後、一時貯留部308 から一括
状態で紙幣投入受取部302 まで搬送するよう指令すると
共に、カードリーダプリンタ装置1に未印字内容である
取引金額と該取引後の預貯金残高に関する取引伝票およ
びジャーナルへの後半の印字を指令する(S73,S74a,S74
b) 。
【0020】これらの紙幣の計数処理と後半印字につい
ての指令に基づく処理が完了すると、主制御装置9は、
表示制御部7に対し「カードをお受取り下さい」と表示
部4へ表示するよう指令して表示部4に表示させ、続い
てカードリーダプリンタ装置1にカードをカード挿入口
101 まで搬送し顧客に返却するよう指令する(S75,S76)
。この結果、カード挿入口101 まで搬送されたカード
が顧客により抜き取られて、カード返却処理が完了する
と、主制御装置9は、表示制御部8に対し「伝票をお受
取り下さい」と表示部4へ表示するよう指令し、カード
リーダプリンタ装置1に伝票を放出するよう指令する(S
77,S78) 。表示された文言に従って、顧客により伝票が
抜き取られると、主制御装置9は表示制御部7に対し
「現金をお受取り下さい」と表示部4へ表示するよう指
令して表示部4に表示させると共に、現金入出金装置3
に対し、シャッタ301 を開いて、現金の支払いをするよ
う指令して実行させる(S79,S80) 。この結果、シャッタ
301 が開いて、顧客により現金が紙幣投入受取り部302
から抜き取られた後、表示制御部7に対し「ありがとう
ございました」等の取引最終文言を表示部4へ表示する
よう、指令して表示させる(S81) 。このようにして出金
取引が終了し、一定時間経過後、S61 のステップに戻り
次の取引待ち状態となる。
【0021】一方、センタコンピュータとの交信の結果
において、該当口座の預貯金残高あるいは出金可能金額
が希望出金高を下廻っていた場合には主制御装置9は表
示制御部7に対し「ご指定の金額では残高が不足です。
カードをお返しします。」と表示部4へ表示するよう指
令して表示部4に表示させる(S82) 。以後前述の取引可
能な場合と同様にカードを返却し、前半印字済みの伝票
は図示しないリジェクト箱に取り込んで該取引を終了
し、次取引待ち状態となる(S83) 。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成のAT
M では、次のような問題点がある。従来のATM において
一つの出金取引に要する時間を左右する要因として出金
額(出金紙幣枚数)と顧客によるキー入力等の顧客操作
時間およびセンタコンピュータとの交信時間が挙げられ
る。このうち、出金額(出金紙幣枚数)の多少による取
引時間の長短は回避することは困難であるが、顧客操作
時間は顧客の特定は入力操作に対する習熟度により大き
く左右され、またセンタコンピュータとの交信も、セン
タコンピュータ自体へのアクセスの多少やATM とセンタ
コンピュータとを接続する回線へのトラフィック量の多
少や回線の伝送能力により左右されるため、顧客操作時
間が長びいたり、センタコンピュータとの交信が待たさ
れた場合にはATM の取引処理速度能力を最大限に活用で
きない。
【0023】本発明は以上述べたATM 自体の性能以外の
要因である顧客の入力操作時間と、センタコンピュータ
との交信の待ち時間により出金取引時間が長びくという
問題点を除去し、本来の処理能力を十分に発揮すること
が可能な出金取引処理方法と、その方法を用いたATM を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、顧客別の取引情報を持つセンタ装置に接
続された現金自動取引装置における出金取引処理方法に
おいて、入力された記録媒体から暗証番号を含む取引情
報を読取るとともに、出金額を確定させる第1のステッ
プと、前記出金額の確定後に当該出金額に応じた枚数の
紙幣を収容庫から一時貯留部に取出す計数処理を開始す
る第2のステップと、該第2のステップと並行して開始
し、入力された暗証番号が前記読取った暗証番号と一致
するか否かの第1の判定を行い、該第1の判定結果が一
致判定の場合には、当該出金額を含む取引情報に基づい
てセンタ装置と交信して残高の確認結果を含む受信情報
を得ることにより、取引が可能か否かの第2の判定を行
う第3のステップと、前記第2の判定結果が取引可能判
定の場合には、前記第2のステップの計数処理の終了し
た後、当該出金額に応じて当該装置の出金額の累積結果
を示す情報を更新する第4のステップとを具備するもの
である。
【0025】また、上記出金取引処理方法に用い、顧客
情報を確認し、取引可能な場合に顧客の入力した金額紙
幣を出金する現金自動取引装置において、入力操作の誘
導文言等の入力情報を表示する表示部と、該表示部の表
示に従って暗証情報を含む取引情報を入力する入力部
と、前記取引情報が記録された記録媒体を受入れるとと
もに、該記録媒体から前記取引情報を読取る記録媒体読
取部と、紙幣を収納した収納庫から取り出した紙幣を計
数しながら一時貯留部に集積し、集積した紙幣を出金す
る紙幣出金部と、顧客情報を保有するセンタ装置との交
信を行う通信制御部と、出金額の累積結果を示す情報を
記憶する記憶部と、前記各部を制御する制御部とを含
み、前記制御部が、前記入力部で入力された暗証情報が
前記記録媒体読取部により読み取られた暗証情報と一致
するか否かを判定する暗証情報判定手段と、前記表示
部、前記入力部及び前記記録媒体読取部を制御して、前
記記録媒体を受入れるとともに出金金額を確定させる第
1の制御手段と、該第1の制御手段により出金金額が確
定した後、前記紙幣出金部を制御して入力された当該出
金金額に応じた枚数の紙幣を前記収納庫から取り出し、
計数して前記一時貯留部に集積させる第2の制御手段
と、該第2の制御手段による処理と並行して処理を開始
し、前記暗証情報判定手段により暗証情報の一致を確認
し、更に前記第1の制御手段で受入れた記録媒体から読
み取った取引情報及び前記第1の制御手段で確定した出
金金額を前記通信制御部を介してセンタ装置に送信して
取引可否を確認して取引が可能である場合、前記第2の
制御手段により紙幣の集積が終了した後前記紙幣出金部
を制御して前記一時貯留部に集積された紙幣の出金を行
うとともに前記記憶部の内容を更新する第3の制御手段
とを含むことに特徴がある。
【0026】また、前記制御部に、前記暗証情報判定手
段による判定結果又は第2の制御手段による判定が取引
不可能判定の場合には、前記紙幣出金部に対し、計数処
理済の紙幣を前記一時貯留部から収納庫に戻させると共
に前記記憶部の内容更新を禁止する第4の制御手段を更
に設けたことにも特徴がある。
【0027】更に、前記第2の制御手段が、前記紙幣出
金部を制御して、第1の制御手段により確定した出金金
額に基づいて出金金種が単一か複数かを判断し、単一の
場合は当該金種について、複数金種の場合は枚数の多い
金種について必要枚数を計数して、当該出金金額に応じ
た枚数の紙幣を前記収納庫から取り出し、前記一時貯留
部に集積させる制御を行うことにも特徴がある。
【0028】また、前記各部に更に取引情報を印字した
伝票を発行する印字部を設け、前記制御部の第3の制御
手段に、前記暗証情報判定手段により暗証情報の一致を
確認した時に前記伝票の一部を印字するように、かつ取
引可否を確認して取引が可能となった時に前記伝票の残
りを印字するように前記印字部を制御することを含めた
ことにも特徴がある。
【0029】
【作用】本発明による出金取引処理方法は次のように作
用する。第1のステップにより記録媒体(例えばカー
ド)から暗証番号を含む取引情報を読取った後に、従来
のように暗証番号による第1の判定、センタ装置との交
信による第2の判定に基づき取引確認を行う前に、出金
額の確定を行い、第2のステップで比較的時間のかかる
計数処理を先行して開始し、これと並行して第3のステ
ップで上記第1の判定及び第2の判定を行うようにした
ので、出金取引処理を効率よく比較的に短時間で行うこ
とが可能となる。また、比較的頻度が少ない取引不成立
時(第1の判定では、暗証番号不一致判定、第2の判定
では残高不足等による取引不可能判定)には計数処理済
の紙幣を収納庫に戻し、かつ出金額の累積結果を示す情
報の更新を禁止するようにしたので、資金の運用効率も
低下することなく、確実に出金取引処理を行うことが可
能となる。
【0030】また、本発明の出金取引処理方法に用いる
現金自動取引装置は次のように作用する。制御部の第1
の制御手段(例えば後述する主制御装置)は表示部(例
えば、表示部、表示制御部)に対して、記録媒体(例え
ばカード)の入力、出金額の入力、暗証番号の入力の順
で誘導文言を表示させて、それらの入力処理を行うよう
に働く。即ち、表示に従って以下のように入力処理を行
う。まず、入力された記録媒体から暗証番号を含む取引
情報を記録媒体読取部により読取らせた後に、入力部
(例えば、取引操作部キー、入力制御部)により、出金
額の入力処理、その出金額の確認入力処理、続いて暗証
番号の入力処理を行うように働く。第2の制御手段(例
えば後述する先行計数・収納制御部他)は第1の制御手
段により出金額の確認処理が行われると、紙幣出金部
(例えば紙幣入出金装置)に対し、当該出金額に応じた
枚数の紙幣を収納庫から一時貯留部に取出す計数処理を
行うように働く。暗証番号が入力手段により入力される
と、第3の制御手段(例えば後述する主制御装置)は入
力暗証番号が記録媒体読取部で読取られた暗証番号と一
致するか否かの第1の判定を行うように働く。その後、
第3の制御手段は両暗証番号が一致する場合には当該出
金額を含む取引情報に基づいて、センタ装置と交信を行
って残高の確認結果を含む受信情報を得ることにより、
取引が可能か否かの第2の判定を行い、取引が可能な場
合には、計数処理が終了した時点で、当該出金額に応じ
て記憶部(例えば出金カウンタ)の内容を更新するよう
に働く。一方、第1の判定又は第2の判定で取引不成立
の場合には、第4の制御手段(例えば後述する先行計数
・収納制御部)は、紙幣出金部に対し、計数処理済の紙
幣を元の収納に戻させると共に記憶手段の内容を禁止す
る処理を行うように働く。このように、暗証番号の入力
から第1の判定、第2の判定までの時間を利用して計数
処理をできるようにすると共に取引不成立時に計数処理
済の紙幣を戻す処理と出金額累計の更新の禁止処理をで
きるように構成したので、資金運用効率を低下させるこ
となく、出金取引処理を効率よく比較的短時間で確実に
行うことが可能となる。
【0031】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すATM のブロッ
ク図である。同図において、図3と同一の参照符号は同
一性のある構成要素を示す。本実施例の主制御装置9a
は、図3の主制御装置9と同様にATM 全体を制御する
が、表示部4及び表示制御部7を制御して入力操作の誘
導文言を表示させることによりカードの入力処理、出金
額の入力処理、その出金額の確認の入力処理、暗証番号
の入力処理などの順序で各入力処理を行う機能(前述の
第1の制御手段に相当)、後述する出金額記憶部20や先
行計数・収納制御部21等を制御することにより、先行計
数処理及び取引不成立時の回復処理等を実行させる機
能、暗証番号の判定やセンタコンピュータ(センタ装
置)との交信による残高等の取引の判定と、これらの判
定に基づく出金カウンタ11b の更新制御とを行う機能
(前述の第3の制御手段に相当)等を備える。本実施例
のATM で新たに設けられた構成要素は、取引可能時のみ
出金カウンタ11b を更新する計数演算部17、万円紙幣の
先行計数枚数を計数する万円紙幣用先行計数カウンタ1
8、千円紙幣の先行計数枚数を計数する千円紙幣用先行
計数カウンタ19、顧客が入力した出金額を記憶する出金
額記憶部20、及び紙幣入出金装置3に対し先行計数時に
出金額に応じた枚数の紙幣を一時貯留部308 に移動させ
る制御や取引不可能時に一時貯留部308 の紙幣を金庫に
収納させる制御等を行う先行計数・収納制御部21(前述
の第2及び第4の制御手段に相当)である。次に図2
a,bのフローチャートを参照して本実施例ATM の出金
取引処理動作を説明する。図2aにおいて、S1からS
5までのステップ(即ち選択キー押下の誘導からカード
の読取処理まで)は、図6aにおけるS61 からS65 まで
のステップと全く同一であるので、その次の動作から説
明する。
【0032】カードリーダプリンタ装置1がカードの磁
気記録部の内容を読み終ると、主制御装置9aは次に表
示制御部8に対し「ご希望の出金額を入力して下さ
い。」と表示部4に表示する様指令して表示部4に当該
誘導文言を表示させる(S6)。この表示に従って、顧
客が取引操作部6より出金額の入力を行って完了する
と、その出金額を示す情報(出金額データ)がキー入力
制御部8を介して主制御部装置9aへ送られる(S
7)。この結果、主制御装置9aが当該情報を受け取る
と、当該情報の示す出金額と「表示金額を確認のうえ確
認キーを押して下さい」の誘導文言とを表示制御部8を
介して表示部4に表示させる(S8)。この表示された
誘導文言に従って、顧客は表示金額(出金額)が希望す
る金額と一致していれば確認キー603 を押下し、誤って
いれば訂正キー605 に続いて再度、出金額の入力をやり
直すことになる(S9)。確認キー603 が押下される
と、出金額データは主制御装置10により、出金額記憶部
20に格納されると共に、先行計数・収納制御部21が起動
される。この結果、先行計数・収納制御部21は、格納さ
れた出金額データに基づいて、出金金種が単一種類であ
るかどうか、すなわち万円あるいは千円のいずれか一方
のみであるかどうか判定し、単一種類であればその金種
について必要枚数を、一方二金種であった場合には枚数
の多い方の金種について必要枚数を計数するよう紙幣入
出金装置3に指令し紙幣の計数処理を開始させる(S10a,
S11a,S11b)。即ち、先行計数・収納制御部21は、出金取
引の計数処理のために、紙幣入出金装置3の駆動制御部
に対し、千券用金庫310 又は万券用金庫311から対応す
る吸引ドラム318 (又は319 )と羽根車314 (又は315
)により必要枚数に達するまで、一枚一枚吸引分離
し、更に搬送路320g,320a 、紙幣鑑別部305 、搬送路32
0b,320c、羽根車306 を介して一時貯留部308 まで搬送し
て集積させるように制御する。なお、先行計数カウンタ
18(又は19)は、例えば、紙幣が一時貯留部308 に一枚
取出される(搬送される)毎に、センサ(図示せず)に
よって検出され、この検出結果に従ってカウントアップ
されるものとする。
【0033】一方、主制御装置9aは上記のように、先
行計数・収納制御部21を起動すると同時に、表示制御部
7を介して表示部4に「暗証番号を入力して下さい」と
表示させる(S10b)。この表示に従って顧客が取引操作部
6のキー操作によって暗証番号を入力すると、この暗証
番号を示す情報(暗証番号データ)がキー入力制御部8
を介して主制御装置9aに送られる。この結果、主制御
装置9aは取引操作部6より入力された暗証番号(暗証
番号データ)が、S5のステップでカードから読取られ
た暗証番号と一致するか否かの判定を行う(S11c)。
【0034】主制御装置9aは、S11 のステップの判定
の結果、暗証番号が一致した場合には正しい暗証番号で
あると判定し、カードリーダプリンタ装置1に対しカー
ドにエンボシングされている文字や記号をインプリント
することと、取引日付、取引種類、口座番号、出金額等
の確定事項部分の取引内容である前半印字を伝票および
ジャーナル用紙に印字するよう指令すると共に、センタ
コンピュータとの間で通信制御装置 10 と通信回線を介
して当該出金額を含む取引データに基づいて交信を行う
(S12a,S12b) 。主制御装置9aは交信の結果が、該当口
座の預貯金残高あるいは出金可能額が、顧客の入力した
希望出金額を上廻っており、その他特に支障なく出金取
引が可能であった場合には、カードリーダプリンタ装置
1に該取引による出金額を差し引いた預貯金残高等の残
りデータである後半印字を行うよう指令して実行させる
(S13a,S14a) 。また、これと同時に、主制御装置9a
は、先行計数・収納制御部21を介して紙幣入出金装置
3に対し、複数金種出金であった場合の未計数金種の計
数を行うよう指令して実行させる(S14b)。このようにし
て、計数処理が終了すると、計数値演算部17に対し万円
紙幣または千円紙幣の先行計数カウンタ18,19 の内容を
出金カウンタ15,16 の内容に加算し、その和をもって出
金カウンタ15,16 を更新し、先行計数カウンタ18,19 の
内容をクリアするよう指令指定実行させる(S15) 。
【0035】その後、図6bのS75 〜S81 のステップと
同様にカードの返却、伝票の放出、現金の支払いを行
い、次の取引待ちへ移行する(S16〜S22)。
【0036】一方、S11cのステップの判定で、暗証番号
が一致しない場合には、主制御装置9aは再入力するよ
う顧客に促すために、表示制御部7を介して、「暗証番
号がちがいます。正しく入れ直して下さい。」と表示部
4に表示させ、合計2回まで暗証番号の再入力をして正
しい暗証番号が入力されれば、S12a,S12b のステップ以
降の処理を行い、合計3回まで再入力しても正しい暗証
番号が入力されない場合には、表示制御部7を介して
「カードをお取り下さい」と表示部4に表示させ、カー
ドリーダプリンタ装置1にカードを返却するよう指示し
て実行させる(S14c,S15b) 。また、主制御装置9aは、
先行計数・収納制御部21に対して計数処理前の状態にす
る回復処理等を指示する。この結果先行計数・収納制御
部21は、紙幣入出金装置3に対し、先行計数処理済の紙
幣を一時貯留部308 から対応する金庫310 又は311 へ収
納するように収納指令して実行させる(S15a)。即ち、紙
幣入出金装置3の駆動制御部は収納指令を受けると、一
時貯留部308 から搬送路320dにより、紙幣投入受取部30
2 まで計数処理済の紙幣を一括状態で搬送し、続いて分
離給送部303 へ受渡した後、吸引ドラム304 により一枚
一枚吸引分離し、搬送路320 を介して、従来技術で述べ
た入金時と同様に紙幣鑑別部305 を経由して千券用金庫
310 または万券用金庫311 へ収納し、収納動作を完了す
る。更に、先行計数・収納制御部21は万円紙幣あるいは
千円紙幣の先行計数カウンタ18,19 に対し、先行計数中
にカウントアップされている計数値をクリアさせるカウ
ンタクリア信号CLを出力してクリアさせる(S16) 。
【0037】S13aのステップの判定で、センタコンピュ
ータとの交信の結果、預貯金残高の不足等により当該出
金取引が不可能であった場合には、主制御装置9aは表
示制御部7を介して表示部4に例えば「残高が不足で
す。カードをお取り下さい」等の取引できない理由と取
引の取消を知らせる表示を行うと共に、前述の暗証番号
不一致の場合同様に、先行計数・収納制御部7を介して
紙幣入出金装置3に対し先行出金紙幣の収納と先行計数
カウンタ18,19 のクリアを行い、カードリーダプリンタ
装置1に対し、カードの返却と印字済み伝票の収納箱へ
の収納を指令し、その後、表示部4に「ありがとうござ
いました」等のメッセージを表示させた後、次の取引待
ち状態へ処理ステップを移行する(S23, S24a〜S24c,S2
5) 。
【0038】このように、本実施例によれば、顧客によ
る取引データ入力の半ばからおよびセンタコンピュータ
との交信前から出金紙幣の計数処理を先行して行うよう
にし、同様に取引伝票の印字も印字に必要な情報が入力
され次第行うようにし、さらに最終的に取引が不可能と
なった場合には先行計数紙幣をもとの金庫に収納するよ
うにしたので、資金の運用率を低下させることなく、顧
客の操作時間と、センタコンピュータとの交信時間を利
用して、紙幣の計数や取引伝票の印字を行うことがで
き、出金取引における装置の性能以外の取引時間を長び
かせる要因を除去した、ATM の基本的に有している処理
能力を十分に発揮することが可能となった。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録媒体の入力後、出金額の入力及びその出金額
の確認入力の処理を行い、その後に出金額に応じた紙幣
の計数処理を、暗証番号の入力及びその判定やセンタ装
置との交信による取引判定等と並行して行うようにする
と共に、取引不成立時には計数処理済紙幣を元に戻し、
かつ出金額累計の更新を禁止するように構成したので、
資金運用を低下させることなく、出金取引処理を効率よ
く比較的短時間で確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すATM の構成図である。
【図2a】本実施例の出金取引処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図2b】本実施例の出金取引処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】従来のATM の構成図である。
【図4】ATM の外観説明図である。
【図5】紙幣入出金装置の構成を示す断面図である。
【図6a】従来のATM の出金取引処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6b】従来のATM の出金取引処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 カードリーダプリンタ装置 2 通帳リーダプリンタ装置 3 紙幣入出金装置 4 表示部 5 取引選択部 6 取引操作部 7 表示制御部 8 キー入力制御部 9a 主制御装置 10 通信制御装置 11a 入金カウンタ 11b 出金カウンタ 12〜19 カウンタ 20 出金額記憶部 21 先行計数・収納制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07D 9/00 461 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客別の取引情報を持つセンタ装置に接
    続された現金自動取引装置における出金取引処理方法に
    おいて、 入力された記録媒体から暗証番号を含む取引情報を読取
    るとともに、出金額を確定させる第1のステップと、 前記出金額の確定後に当該出金額に応じた枚数の紙幣を
    収容庫から一時貯留部に取出す計数処理を開始する第2
    のステップと、 該第2のステップと並行して開始し、入力された暗証番
    号が前記読取った暗証番号と一致するか否かの第1の判
    定を行い、該第1の判定結果が一致判定の場合には、当
    該出金額を含む取引情報に基づいてセンタ装置と交信し
    て残高の確認結果を含む受信情報を得ることにより、取
    引が可能か否かの第2の判定を行う第3のステップと、 前記第2の判定結果が取引可能判定の場合には、前記第
    2のステップの計数処理の終了した後、当該出金額に応
    じて当該装置の出金額の累積結果を示す情報を更新する
    第4のステップとを具備することを特徴とする出金取引
    処理方法。
  2. 【請求項2】 顧客情報を確認し、取引可能な場合に顧
    客の入力した金額紙幣を出金する現金自動取引装置にお
    いて、 入力操作の誘導文言等の入力情報を表示する表示部と、
    該表示部の表示に従って暗証情報を含む取引情報を入力
    する入力部と、前記取引情報が記録された記録媒体を受
    入れるとともに、該記録媒体から前記取引情報を読取る
    記録媒体読取部と、紙幣を収納した収納庫から取り出し
    た紙幣を計数しながら一時貯留部に集積し、集積した紙
    幣を出金する紙幣出金部と、顧客情報を保有するセンタ
    装置との交信を行う通信制御部と、出金額の累積結果を
    示す情報を記憶する記憶部と、前記各部を制御する制御
    部とを含み、 前記制御部が、 前記入力部で入力された暗証情報が前記記録媒体読取部
    により読み取られた暗証情報と一致するか否かを判定す
    る暗証情報判定手段と、 前記表示部、前記入力部及び前記記録媒体読取部を制御
    して、前記記録媒体を受入れるとともに出金金額を確定
    させる第1の制御手段と、 該第1の制御手段により出金金額が確定した後、前記紙
    幣出金部を制御して入力された当該出金金額に応じた枚
    数の紙幣を前記収納庫から取り出し、 計数して前記一時貯留部に集積させる第2の制御手段
    と、 該第2の制御手段による処理と並行して処理を開始し、
    前記暗証情報判定手段により暗証情報の一致を確認し、
    更に前記第1の制御手段で受入れた記録媒体から読み取
    った取引情報及び前記第1の制御手段で確定した出金金
    額を前記通信制御部を介してセンタ装置に送信して取引
    可否を確認して取引が可能である場合、前記第2の制御
    手段により紙幣の集積が終了した後前記紙幣出金部を制
    御して前記一時貯留部に集積された紙幣の出金を行うと
    ともに前記記憶部の内容を更新する第3の制御手段とを
    含むことを特徴とする現金自動取引装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部に、前記暗証情報判定手段に
    よる判定結果又は第2の制御手段による判定が取引不可
    能判定の場合には、前記紙幣出金部に対し、計数処理済
    の紙幣を前記一時貯留部から収納庫に戻させると共に前
    記記憶部の内容更新を禁止する第4の制御手段を設ける
    請求項2に記載の現金自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段が、前記紙幣出金部
    を制御して、第1の制御手段により確定した出金金額に
    基づいて出金金種が単一か複数かを判断し、単一の場合
    は当該金種について、複数金種の場合は枚数の多い金種
    について必要枚数を計数して、当該出金金額に応じた枚
    数の紙幣を前記収納庫から取り出し、前記一時貯留部に
    集積させる請求項2又は3に記載の現金自動取引装置。
  5. 【請求項5】 取引情報を印字した伝票を発行する印字
    部を設け、前記制御部の第3の制御手段に、前記暗証情
    報判定手段により暗証情報の一致を確認した時に前記伝
    票の一部を印字するように、かつ取引可否を確認して取
    引が可能となった時に前記伝票の残りを印字するように
    前記印字部を制御することを含めた請求項2〜4のいず
    れか1項に記載の現金自動取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105976536A (zh) * 2015-03-12 2016-09-28 冲电气工业株式会社 自动交易装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167778A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Omron Tateisi Electronics Co 自動取引装置における情報制御処理方法
JPS6031690A (ja) * 1983-08-01 1985-02-18 沖電気工業株式会社 自動出金装置

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