JP2002163701A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2002163701A
JP2002163701A JP2000360557A JP2000360557A JP2002163701A JP 2002163701 A JP2002163701 A JP 2002163701A JP 2000360557 A JP2000360557 A JP 2000360557A JP 2000360557 A JP2000360557 A JP 2000360557A JP 2002163701 A JP2002163701 A JP 2002163701A
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JP2000360557A
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English (en)
Inventor
Shigeo Wakamatsu
茂夫 若松
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Toshiba Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出金対象外の紙幣を収納するカセットが満杯
になることによる入金取引の停止という事態を抑制し、
装置の利用効率の低下を防止する。 【解決手段】 出金取引時に通常は出金対象外としてい
る金種の紙幣を収納しているカセットがフルまたはニア
フルか否かを、そのカセットに設けられているセンサか
らの信号により制御部9が調べ、フルまたはニアフルの
場合、顧客が入力した支払い要求金額に対して前記出金
対象外の金種の紙幣で支払う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関で使用さ
れる自動取引装置に関するもので、特に入金された紙幣
を出金用に利用する紙幣循環式の自動取引装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動取引装置において
は、出金金種を万円券と千円券に設定しているものが多
く、5千円券は出金対象外として入金のみ取り扱うよう
にしており、入金された5千円券はリジェクト紙幣とし
て、所定のカセットに収納するようにしている。
【0003】また、最近新たに2千円券が発行された
が、従来より使用されている装置においては、この2千
円券も出金対象外として扱い、入金された2千円券は5
千円券と同様にリジェクト紙幣として、カセットに収納
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動取引装置では、出金対象外の紙幣を収納す
るカセットが満杯になると、出金対象の紙幣を収納して
いるカセットが紙幣収納可能であっても入金取引が停止
されてしまうため、このことが装置の利用効率を低下さ
せる一因となっているが、新金種の2千円紙幣による入
金が増加すると、出金対象外の紙幣を収納するカセット
が満杯になる確率が高くなり、装置の利用効率が一層低
下することが危惧されるという問題がある。
【0005】また、出金対象の紙幣である万円券や千円
券がエンドあるいはニアエンドになった場合は、これら
の紙幣が補充されるまで出金取引を中止にしているた
め、紙幣の金種にこだわらない顧客に対しても、その間
待たせることになり、この点でも顧客へのサービスが低
下するという問題がある。本発明は、これらの問題を解
決することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、入金
された紙幣を出金用として利用する機能を持つ紙幣入出
金機を備え、顧客の操作により入出金取引を行う自動取
引装置において、出金取引時に通常は出金対象外として
いる金種の紙幣を収納しているカセットがフルまたはニ
アフルか否かを調べ、フルまたはニアフルの場合、顧客
が入力した支払い要求金額に対して前記出金対象外の金
種の紙幣で支払うことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態を
示すブロック図である。図において1は自動取引装置
で、この自動取引装置1は、顧客操作表示部2、カード
読取印字部3、通帳記帳機4、紙幣入出金機5、硬貨入
出金機6、記憶部7、インタフェース部8、及び制御部
9を備えている。
【0008】ここで、顧客操作表示部2は、CRTやL
CD等の表示部上に情報入力用のキーとして機能するタ
ッチパネルを配置したもので、表示部により顧客の操作
を誘導する文言やイラストを表示すると共に、タッチパ
ネルによるキーの内容を定義する表示を行うものとなっ
ており、これにより顧客は希望する取引の選択、暗証番
号や取引金額の入力等を行うことができ、さらに表示部
は入力された情報やその情報に基づく残高、取引履歴等
の情報の表示も行うものとなっている。
【0009】カード読取印字部3は、顧客が挿入した磁
気カードや振込カードを取込んで、これらのカードの磁
気ストライプに記録されている顧客の氏名や口座番号等
の情報を読取り、また磁気カードに対しては残高更新の
ための書込みを行うカードリーダライタと、取引内容を
レシートに印字して放出するレシート印字部を有してい
る。
【0010】通帳記帳機4は現金の預け入れや支払い、
あるいは記帳取引の際、顧客が挿入した通帳を取込ん
で、この通帳の磁気ストライプに記録されている顧客の
氏名や口座番号等の情報を読取ると共に、今回の取引情
報や過去の取引における未記帳の取引情報を通帳に印字
するものである。紙幣入出金機5は取引に伴う紙幣の入
出金処理を行うもので、同様に硬貨入出金機6は取引に
伴う硬貨の入出金処理を行うものである。
【0011】記憶部7は自動取引装置1による取引履歴
等を記憶するメモリで、インタフェース部8は後述する
ホストコンピュータと通信を行うものである。制御部9
はこれら各構成要素2〜8の動作を制御すると共に、ホ
ストコンピュータとの通信に従って取引を実行させる機
能を備えている。11はセンタに設置されたホストコン
ピュータ(上位装置)で、顧客データファイル12を有
している。
【0012】このホストコンピュータ11は顧客データ
ファイル2により顧客の口座毎の取引情報を管理し、自
動取引装置1と回線を介して双方向に通信を行いながら
カードや通帳の暗証番号の照会、顧客データファイル1
2に保持している取引情報の検索及び転送、取引情報の
更新等を行って自動取引装置3での各種の取引が円滑か
つ迅速に実行されるように支援するものであり、本実施
の形態において顧客データファイル2には、顧客の暗証
番号や口座番号に対応させて口座毎に取引情報を格納し
ている。
【0013】図2は自動取引装置1における紙幣入出金
機5の構成を示す概略図である。この紙幣入出金機5
は、入出金部21、金種別カセット22、23、24、
一括カセット25、出金リジェクトカセット26、鑑別
部27、搬送路28、入金取引時及び出金取引時に出金
に適さない破損券と鑑別された紙幣を収納する入金リジ
ェクトカセット29、顧客が取り忘れた紙幣を回収して
収納する取り忘れ回収カセット30を有している。
【0014】ここで入出金部21は顧客が入金用の紙幣
を投入したり、顧客に対して紙幣を返却あるいは支払う
部位である。金種別カセット22〜23は出金用の紙幣
を金種別に収納する収納庫で、ここでは金種別カセット
22を万円券用、金種別カセット23を千円券用、金種
別カセット24を5千円券用としている。
【0015】一括カセット25は紙幣入出金機5に対し
て着脱自在に設けられている。この金種別カセット22
〜24に対する紙幣の補充と、金種別カセット22〜2
4からの紙幣の回収に使用するものであるが、この補充
時及び回収時以外は2千円券を収納し、出金用として使
用するように設定されている。鑑別部27は入金取引時
や出金取引時に紙幣の真偽、金種、正損等の鑑別を行う
と共に、2重送りや斜行等の搬送異常の有無を検知する
機能を有している。
【0016】搬送路28は、入出金部21、金種別カセ
ット22、23、24、一括カセット25、リジェクト
カセット26、鑑別部27、入金リジェクトカセット2
9、及び取り忘れ回収カセット30を結んで、これらの
間で紙幣を搬送するものである。次に、上述した構成の
作用について説明する。
【0017】図3及び図4は支払い取引の例を示すフロ
ーチャートで、図4は図3のサブルーチンである。ま
ず、顧客が顧客操作表示部2に表示された取引選択画面
を見て支払い取引を選択すると(S1)、制御部9は紙
幣入出金機5における紙幣の有高を診断する(S2)。
【0018】この紙幣の有高の診断を図4により説明す
る。紙幣入出金機5の金種別カセット22,23にそれ
ぞれ設けられている図示しないセンサからの情報によっ
て、制御部9は万円券または千円券がエンドまたはニア
エンドか否かを判断し(S2a)、続いて金種別カセッ
ト24と一括カセット25にそれぞれ設けられている図
示しないセンサからの情報によって金種別カセット24
の5千円券または一括カセット25の5千円券がフルま
たはニアフルか否かを判断する(S2b,S2c)。
【0019】その結果、万円券または千円券がエンドま
たはニアエンドでなく、かつ5千円券または2千円券が
フルまたはニアフルでない場合は、紙幣の支払いモード
として万円券と千円券のみによる支払いを行う通常の支
払いモードを記憶部7に記憶させる(S2d)。また、
万円券または千円券がエンドまたはニアエンドでなく、
かつ5千円券または2千円券がフルまたはニアフルの場
合は、紙幣の支払いモードとして強制的に5千円券また
は2千円券による支払いを行う特殊支払1を記憶部7に
記憶させる(S2e)。
【0020】また、万円券または千円券がエンドまたは
ニアエンドで、かつ5千円券または2千円券がフルまた
はニアフルの場合は、紙幣の支払いモードとして5千円
券または2千円券による支払いを行うか否かを顧客に問
い合わせる特殊支払2を記憶部7に記憶させる(S2
f)。更に、万円券または千円券がエンドまたはニアエ
ンドで、かつ5千円券または2千円券がフルまたはニア
フルでない場合は、支払い取引不可(S2g)としてそ
の旨の表示を顧客操作表示部2で行い、取引を中止して
(S2h)、係員による紙幣の補充を待つ。
【0021】このような紙幣の有高診断と並行して顧客
によりカードや通帳等の媒体がカード読取印字部3と通
帳記帳機4にそれぞれ挿入され(S3)、そして操作案
内に従って暗証番号の入力(S4)、支払い要求金額の
入力(S5)が行われる。支払い要求金額の入力が終わ
ると、制御部9は記憶部7に記憶されている支払いモー
ドを読み出して確認する(S6)。
【0022】ここで制御部9は、支払いモードが万円券
と千円券による通常の支払(S7)であれば、万円券と
千円券による支払いの金種別枚数を計算し、そして支払
い要求金額、及びカード読取印字部3がカードから読み
取ったデータや、顧客が入力した暗証番号を含む取引要
求電文を生成し、ホストコンピュータ11へ送信する
(S13)。
【0023】また、支払いモードが5千円券と2千円券
による支払いを優先する特殊支払1(S8)であれば、
5千円と2千円を主体とする最適金種別枚数を記憶部7
に予め記憶したロジックに基づいて計算する。図5はこ
のロジックの例を示す図である。顧客が例えば10,0
00円の支払いを要求した場合、この図5では2千円の
みがフルまたはニアフルの場合、2千円券を5枚支払う
という計算が行われ、5千円のみがフルまたはニアフル
の場合、あるいは2千円と5千円の両方がフルまたはニ
アフルの場合は、5千円券を2枚支払うという計算が行
われる。
【0024】また、顧客が例えば14,000円の支払
いを要求した場合、2千円のみがフルまたはニアフルの
場合、2千円券を7枚支払うという計算が行われ、5千
円のみがフルまたはニアフルの場合、5千円券を2枚と
千円券を4枚支払うという計算が行われ、更に2千円と
5千円の両方がフルまたはニアフルの場合は、5千円券
を2枚と2千円券を2枚支払うという計算が行われる。
【0025】計算が終了すると、制御部9は、支払い要
求金額、及びカード読取印字部3がカードから読み取っ
たデータや、顧客が入力した暗証番号を含む取引要求電
文を生成し、これに特殊支払いの情報を付加してホスト
コンピュータ11へ送信する(S13)。更に、支払い
モードが5千円券と2千円券により支払いを行う特殊支
払2(S9)であれば、5千円と2千円による最適金種
別枚数を前記と同様のロジックに基づいて計算する。
【0026】この場合、計算後、支払い金種を顧客操作
表示部7に表示し(S9)、これを見て顧客が確認キー
を押下することで支払い金種を承認すると、制御部9
は、支払い要求金額、及びカード読取印字部3がカード
から読み取ったデータや、顧客が入力した暗証番号を含
む取引要求電文を生成し、これに特殊支払いの情報を付
加してホストコンピュータ11へ送信(S13)する
が、顧客が取り消しキーを押下した場合は、カードや通
帳等の媒体を返却して(S12)取引を中止し、係員に
よる紙幣の補充と5千円券と2千円券の抜き取りを待
つ。
【0027】尚、支払い金種の通知を音声で行うことも
可能である。ホストコンピュータ11からの下り電文が
返送されると、制御部9はその電文の内容から取引が許
可されたか否かを判断し(S14)、取引許可でなけれ
ば、カードや通帳等の媒体を返却して取引を中止する。
取引許可であれば、前記の計算に基づく紙幣の処理を実
行する(S15)。
【0028】すなわち、通常の支払いの場合、金種別カ
セット22,24の一方または両方から該当金種の紙幣
を繰り出し、搬送路28により鑑別部27へ搬送して真
偽、金種等の鑑別と搬送異常の有無の検知を行い、その
結果、金種が確定した出金可能な紙幣を入出金口21に
搬送して集積し、また偽券と鑑別部されたり搬送異常が
検知された紙幣はリジェクトとして搬送路28によりリ
ジェクトカセット26に搬送して収納する。
【0029】また、特殊支払1の場合は、金種別カセッ
ト24と一括カセット25の一方または両方から該当金
種の紙幣を繰り出し、搬送路28により鑑別部27へ搬
送して真偽、金種等の鑑別と搬送異常の有無の検知を行
い、その結果、金種が確定した出金可能な紙幣を入出金
口21に搬送して集積し、また偽券と鑑別部されたり搬
送異常が検知された紙幣はリジェクトとして搬送路28
によりリジェクトカセット26に搬送して収納するが、
支払いに千円券を含む場合は、金種別カセット23から
紙幣を繰り出して同様に処理する。
【0030】更に、特殊支払2の場合は、金種別カセッ
ト24と一括カセット25の一方または両方から該当金
種の紙幣を繰り出し、搬送路28により鑑別部27へ搬
送して真偽、金種等の鑑別と搬送異常の有無の検知を行
い、その結果、金種が確定した出金可能な紙幣を入出金
口21に搬送して集積し、また偽券と鑑別部されたり搬
送異常が検知された紙幣はリジェクトとして搬送路28
によりリジェクトカセット26に搬送して収納する。
【0031】このようにして支払い要求金額分の紙幣が
入出金口1に集積されると、カード読取印字部3でカー
ドに更新データが書き込まれると共に、レシートに取引
明細が印字され、更に通帳が挿入されている場合は通帳
記帳機4により通帳に取引明細が印字されて、これらの
カード及び通帳が顧客に返却され、レシ−トが顧客に放
出されるそして、顧客操作表示部2に、支払い紙幣に5
千円券や2千券を含むことの断り書きを入れた現金受け
取り画面を表示して入出金口2のシャッターを開く。
【0032】これにより顧客が現金の入出金口2から取
り出すことで取引を終了する。図6は支払い取引の別の
例を示すフローチャートで、これについて説明する。ま
ず、顧客が顧客操作表示部2に表示された取引選択画面
を見て支払い取引を選択すると(S1)、制御部9は紙
幣入出金機5における紙幣の有高を診断する(S2)。
【0033】この場合の有高の診断は、万円または千円
がエンドまたはニアエンドではないという条件におい
て、制御部9は紙幣入出金機5の金種別カセット24と
一括カセット25にそれぞれ設けられている図示しない
センサからの情報によって、5千円券または2千円券の
収納量が予め決められた設定量、例えばニアフルに達し
ているか否かを判断する。
【0034】その結果、5千円券または2千円券がニア
フルに達していない場合は、紙幣の支払いモードとして
万円券と千円券のみによる支払いを行う通常の支払いモ
ードを記憶部7に記憶させる。また、5千円券または2
千円券がニアフルの場合は、紙幣の支払いモードとして
顧客が希望した場合のみ5千円券または2千円券を含む
支払いを行う特殊支払を記憶部7に記憶させる。
【0035】この間、顧客操作表示部2に表示される操
作案内に従って顧客によりカードや通帳等の媒体がカー
ド読取印字部3と通帳記帳機4に挿入され(S3)、次
に暗証番号が入力(S4)されると、続いて支払い要求
金額の入力が行われるが、その際、制御部7は記憶部7
に記憶している支払いモードを確認する(S5)。ここ
で制御部9は、支払いモードが万円券と千円券による通
常の支払(S6)であれば、顧客操作表示部2に通常の
金額入力画面を表示する。
【0036】これにより顧客が支払い希望金額を入力す
ると(S7)、万円券と千円券による支払いの金種別枚
数を計算した後、支払い要求金額、及びカード読取印字
部3がカードから読み取ったデータや、顧客が入力した
暗証番号を含む取引要求電文を生成してホストコンピュ
ータ11へ送信する(S14)。一方、支払いモードが
特殊支払(S8)の場合、制御部9は顧客操作表示部2
に図7に示す金額入力画面を表示させる。
【0037】この金額入力画面には金額入力のためのテ
ンキー等の他、5千円券や2千円券の支払いの希望を問
う文言と共に、5千円券と2千円券の金種キー等が表示
される。ここで顧客が支払い希望金額を入力し(S
9)、円キーの押下により金額の入力を終了すると、制
御部9は確認キーが押下されたか否かを判断し(S1
0)、更に確認キーが押下されない場合、金種、枚数の
入力があったか否かを判断する(S11,S12)。
【0038】確認キーが押下された場合、あるいは確認
キーが押下されずかつ一定の時間が経過しても金種、枚
数の入力が行われない場合、制御部9は万円券と千円券
による支払いの金種別枚数を計算した後、支払い要求金
額、及びカード読取印字部3がカードから読み取ったデ
ータや、顧客が入力した暗証番号を含む取引要求電文を
生成してホストコンピュータ11へ送信する(S1
4)。
【0039】金種、枚数の入力が行われ、その後、確認
キーが押下されると、制御部9は入力された金種、枚数
による合計金額を計算し、S9での入力金額と比較する
(S12)。その結果、合計金額が入力金額以下であれ
ば、支払い要求金額、及びカード読取印字部3がカード
から読み取ったデータや、顧客が入力した暗証番号を含
む取引要求電文を生成し、これに特殊支払いの情報を付
加してホストコンピュータ11へ送信する(S14)。
【0040】また、合計金額が入力金額を越える場合
は、再入力の案内を行ってS9に戻るようにする。尚、
前記の金種、枚数入力時に、金種のみを入力して枚数入
力をせず、確認キー押下した場合、これを有効として、
要求金額に対する希望金種での最適枚数を予め設定した
算出ロジックで計算し、S14に移行して、支払い要求
金額、及びカード読取印字部3がカードから読み取った
データや、顧客が入力した暗証番号を含む取引要求電文
を生成し、これに特殊支払いの情報を付加してホストコ
ンピュータ11へ送信するものとしてもよい。
【0041】ホストコンピュータ11からの下り電文が
返送されると、制御部9はその電文の内容から取引が許
可されたか否かを判断し(S15)、取引許可でなけれ
ば、カードや通帳等の媒体を返却して取引を中止する
(S17)。取引許可であれば、前記の計算に基づく紙
幣の処理を実行する(S16)。すなわち、通常の支払
いの場合、金種別カセット22,24の一方または両方
から該当金種の紙幣を繰り出し、搬送路28により鑑別
部27へ搬送して真偽、金種等の鑑別と搬送異常の有無
の検知を行い、その結果、金種が確定した出金可能な紙
幣を入出金口21に搬送して集積し、また偽券と鑑別部
されたり搬送異常が検知された紙幣はリジェクトとして
搬送路28によりリジェクトカセット26に搬送して収
納する。
【0042】また、特殊支払の場合は、金種別カセット
24と一括カセット25の一方または両方から該当金種
の紙幣を繰り出し、搬送路28により鑑別部27へ搬送
して真偽、金種等の鑑別と搬送異常の有無の検知を行
い、その結果、金種が確定した出金可能な紙幣を入出金
口21に搬送して集積し、また偽券と鑑別部されたり搬
送異常が検知された紙幣はリジェクトとして搬送路28
によりリジェクトカセット26に搬送して収納するが、
支払いに千円券を含む場合は、金種別カセット23から
紙幣を繰り出して同様に処理する。
【0043】このようにして支払い要求金額分の紙幣が
入出金口1に集積されると、カード読取印字部3でカー
ドに更新データが書き込まれると共に、レシートに取引
明細が印字され、更に通帳が挿入されている場合は通帳
記帳機4により通帳に取引明細が印字されて、これらの
カード及び通帳が顧客に返却され、レシ−トが顧客に放
出されるそして、顧客操作表示部2に、支払い紙幣に5
千円券や2千券を含むことの断り書きを入れた現金受け
取り画面を表示して入出金口2のシャッターを開く。
【0044】これにより顧客が現金の入出金口2から取
り出すことで取引を終了する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動取引
装置は、出金取引時に通常は出金対象外としている金種
の紙幣を収納しているカセットがフルまたはニアフルか
否かを調べ、フルまたはニアフルの場合、顧客が入力し
た支払い要求金額に対して前記出金対象外の金種の紙幣
で支払うようにしているため、新金種の2千円紙幣を通
常は出金対象外とする場合でも、出金対象外の紙幣を収
納するカセットが満杯になることによる入金取引の停止
という事態を抑制することができ、装置の利用効率の低
下を防止できるという効果が得られる。
【0046】また、出金対象の金種の紙幣を収納してい
るカセットがエンドまたはニアエンドで、かつ出金対象
外としている金種の紙幣を収納しているカセットがフル
またはニアフルの場合、出金対象外の金種の紙幣による
支払いが可能であることを顧客に通知し、顧客が出金対
象外の金種の紙幣による支払いを希望した場合、前記出
金対象外の金種の紙幣で支払うようにしているため、紙
幣の金種にこだわらない顧客に対しては出金対象外の金
種の紙幣で対応することが可能となり、顧客に対するサ
ービスの向上を図れるという効果も得られる。
【0047】更に、出金対象の金種の紙幣を収納してい
るカセットがエンドまたはニアエンドでなく、かつ出金
対象外としている金種の紙幣を収納しているカセットの
紙幣収納枚数が予め設定した枚数に達している場合、金
額入力画面を前記出金対象外の金種と枚数の入力が可能
なように表示し、この画面により顧客が出金対象外の紙
幣の金種を入力した場合、その入力した金種の紙幣を含
む支払いを行うようにしているため、この点でも顧客に
対するサービスの向上を図れ、しかも装置内の資金を積
極的に運用できるので資金の運用効率も向上さることが
できるるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示すブロック図。
【図2】実施の形態における紙幣入出金機の構成を示す
概略図。
【図3】実施の形態における支払い取引の例を示すフロ
ーチャート。
【図4】図3のサブルーチン。
【図5】5千円,2千円支払い時のロジックの例を示す
図。
【図6】支払い取引の別の例を示すフローチャート。
【図7】5千円,2千円支払いの金額入力画面を示す
図。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 顧客操作表示部 3 カード読取印字部 4 通帳記帳機 5 紙幣入出金機 6 硬貨入出金機 7 記憶部 9 制御部 11 ホストコンピュータ 12 顧客データファイル 21 入出金部 22〜24 金種別カセット 25 一括カセット 26 リジェクトカセット 27 鑑別部 28 搬送路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入金された紙幣を出金用として利用する
    機能を持つ紙幣入出金機を備え、顧客の操作により入出
    金取引を行う自動取引装置において、 出金取引時に通常は出金対象外としている金種の紙幣を
    収納しているカセットがフルまたはニアフルか否かを調
    べ、 フルまたはニアフルの場合、顧客が入力した支払い要求
    金額に対して前記出金対象外の金種の紙幣で支払うこと
    を特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 入金された紙幣を出金用として利用する
    機能を持つ紙幣入出金機を備え、顧客の操作により入出
    金取引を行う自動取引装置において、 出金取引時に出金対象の金種の紙幣を収納しているカセ
    ットがエンドまたはニニアエンドか否かを調べると共
    に、 通常は出金対象外としている金種の紙幣を収納している
    カセットがフルまたはニアフルか否かを調べ、 前記出金対象の金種の紙幣を収納しているカセットがエ
    ンドまたはニアエンドで、かつ出金対象外としている金
    種の紙幣を収納しているカセットがフルまたはニアフル
    の場合、出金対象外の金種の紙幣による支払いが可能で
    あることを顧客に通知し、 顧客が出金対象外の金種の紙幣による支払いを希望した
    場合、前記出金対象外の金種の紙幣で支払うことを特徴
    とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 入金された紙幣を出金用として利用する
    機能を持つ紙幣入出金機を備え、顧客の操作により入出
    金取引を行う自動取引装置において、 出金取引時に出金対象の金種の紙幣を収納しているカセ
    ットがエンドまたはニニアエンドか否かを調べると共
    に、 通常は出金対象外としている金種の紙幣を収納している
    カセットの紙幣収納枚数が予め設定した枚数に達してい
    るか否かを調べ、 前記出金対象の金種の紙幣を収納しているカセットがエ
    ンドまたはニアエンドでなく、かつ出金対象外としてい
    る金種の紙幣を収納しているカセットの紙幣収納枚数が
    予め設定した枚数に達している場合、 金額入力画面を前記出金対象外の金種と枚数の入力が可
    能なように表示し、 この画面により顧客が出金対象外の紙幣の金種を入力し
    た場合、その入力した金種の紙幣を含む支払いを行うこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 顧客が入力した支払い希望金額と、顧客が入力した出金
    対象外の金種及び枚数に基づく合計金額を比較し、支払
    い希望金額より前記出金対象外の金種の合計金額が大き
    いときは再入力させるようにしたことを特徴とする自動
    取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 顧客が支払い希望金額と出金対象外の金種のみを入力し
    た場合、 前記支払い希望金額に基づいて出金対象外の金種の枚数
    を算出して支払うことを特徴とする自動取引装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101011577B1 (ko) * 2009-05-25 2011-01-27 노틸러스효성 주식회사 금융자동화기기의 지폐류 출금방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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