JPH0850525A - 数式入力装置 - Google Patents
数式入力装置Info
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- JPH0850525A JPH0850525A JP6185005A JP18500594A JPH0850525A JP H0850525 A JPH0850525 A JP H0850525A JP 6185005 A JP6185005 A JP 6185005A JP 18500594 A JP18500594 A JP 18500594A JP H0850525 A JPH0850525 A JP H0850525A
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F40/00—Handling natural language data
- G06F40/10—Text processing
- G06F40/103—Formatting, i.e. changing of presentation of documents
- G06F40/111—Mathematical or scientific formatting; Subscripts; Superscripts
Abstract
る引き数として認められるかどうか自動的に判断するこ
とで式を効率よくまた使用者の負担を強いることなく入
力できる数式入力装置を提供する。 【構成】 数式を入力する際に、たとえば、べき乗計算
の指数を入力する場合に、指数表示部83に予め定める
桁数、たとえば2桁目の要素が入力された時点で、引き
数の入力が終了したと判断してカーソル82を指数表示
部83から通常の表示行81に移動させる。また、たと
えば根号記号84内の要素を入力する場合、最初に左括
弧を入力し、その後、右括弧が入力されたことによって
引き数の入力が終了したと判断して、カーソル82を根
号記号84の内部から通常の表示行81に移動させる。
それぞれの状況で、使用者が指示しなくても自動的にカ
ーソル82が通常の表示行81へと戻るために使用者の
手間が省ける。
Description
びワードプロセッサなどのデータ入力表示装置に好適に
実施され、数式を容易に入力することができる数式入力
装置に関する。
機は、単なる四則演算のみならず多種多様な関数計算を
行うことができる。また入力方式によって、逐次計算型
と、数式入力型とに大別される。逐次計算型とは、計算
すべき数式に従ってキー入力をした場合、表示部には数
値のみが表示され、演算記号(等号を含む)が入力され
るたびに、既に入力された数値と演算記号とに基づく計
算を行い、演算結果を表示するものである。これに対し
数式入力型とは、入力された計算すべき数式をそのまま
表示し、入力後に計算の実行が指示されると前記数式の
計算を行い、計算結果を表示するものである。
入力した数式が表示部にそのまま表示されるので、入力
内容の確認が容易であり、数値等の入力ミスが減少す
る。しかしながら、数式に含まれる関数式の入力におい
ては、選択された関数式を構成する要素(以後、「引き
数」と称する)の入力においては、入力位置が関数式の
種類によって変更されるので、使用者の手間がかかり、
効率のよい入力を行うことができない場合がある。
に、引き数として入力される要素を使用者が予め想定
し、入力される要素によって入力時のモードを切換える
計算機がある。
設定される。第1のモードは、関数の引き数として数
値、変数および定数を示すアルファベット、πなどの特
殊記号、括弧で囲まれた式だけしか入力できないように
して、それ以外の要素が入力されたときは自動的に引き
数の入力を終了するモードである。第2のモードは、関
数の引き数には何を入力してもよく、特定の機能キーを
用いて引き数の入力を終了するモードである。使用者
は、この2つのモードをスイッチ等で切換えて引き数を
入力する。
力された要素が数値や変数名のみの単項以外の場合、装
置が自動的に引き数の入力が終了したと判断し、次の要
素の入力位置にカーソルが移動する。また第2のモード
では、一度引き数の入力モードになると、特定の機能キ
ーが押されるまで引き数の入力モードのままなので、引
き数が複数項で構成されているときでも、引き数の入力
が最後まで行える。
乗の乗数部の入力例を示している。図10(1)に示す
ように、数値の「2」が入力されると、予め定められる
表示行11に数字「2」を表示するとともに、次の要素
の入力位置を示すカーソル12を、数字「2」の右側に
隣接して表示する。図10(2)に示すように、べき乗
計算を指示する「ab」キーが入力されると、「2」が
ベき乗計算の基数となり、べき乗計算の引き数である指
数の入力を使用者に促すために、カーソル12は前記表
示行11よりも上方に設定される指数表示部13に移動
する。
が入力されると、指数表示部13に数字「3」を表示す
る。この段階では、カーソル12は数字「3」の右側に
位置し、引き数の入力位置に保持されている。図10
(4)に示すように、加算記号「+」が入力されると、
引き数の入力が終了したと判断し、既に表示されている
要素に引続く通常の表示行11に加算記号「+」を表示
するとともに、「+」の右側に隣接させてカーソル12
を表示する。
の内部の入力例を示している。図11(1)に示すよう
に、根号計算を指示する「√」キーが入力されると、根
号記号14を表示する。根号記号14は、上部水平直線
部15と下部鉤状部16とから成り、上部水平直線部1
5を通常の表示行11の上方に表示し、下部鉤状部16
を通常の表示行11内に表示する。根号計算の引き数入
力位置は、前記水平直線部15の下方に位置する前記表
示行11である。したがって、根号計算の引き数を入力
する場合であっても通常の入力と同じようにカーソル1
2を前記表示行11内に表示する。前記水平直線部15
は、引き数と認められる要素が表示される領域に応じて
直線部の長さが変更され、引き数が確定するまではカー
ソル12を引き数の領域内に含むようにする。
が入力されると、引き数入力位置である前記表示行11
に数字「3」を表示し、数字「3」の右側に隣接してカ
ーソル12を表示する。この段階では、前記水平直線部
15はカーソル12の上部にまで延びており、数字
「3」とカーソル12とは根号内に含まれている。図1
1(3)に示すように、円周率を表す特殊記号「π」が
入力されると、引き数の入力が終了したと判断し、前記
水平直線部15を数字「3」までを根号内に含む長さと
して根号記号14の大きさが定まる。通常の表示行11
に記号「π」を表示するとともに、「π」の右側に隣接
させてカーソル12を表示する。
の入力例として、複数項で構成される分数式の入力例を
示している。図12(1)に示すように、括弧で括った
数式である「(2+3)」が入力されると、表示画面で
は通常の表示行11に数式「(2+3)」を表示すると
ともに、カーソル12を数式「(2+3)」の右側に隣
接して表示する。図12(2)に示すように、分数計算
を指示する「a/b」キーが入力されると、数式「2+
3」が分数式の分子となり、前記表示行11よりも上方
に設定される分子表示部17に移動する。また、数式
「2+3」を分子として認識させるために用いられた括
弧は消去される。分数式の引き数である分母の入力を使
用者に促すために、カーソル12は前記表示行11より
も下方に設定される分母表示部18に移動する。
は、使用者に分数式を入力中であると認識させ、分子と
分母をはっきり区別するための横線19を表示する。横
線19は、分子または分母として入力される要素が表示
される領域の長さに応じてその長さが変更される。
が入力されると、表示画面では分母表示部18に左括弧
「(」を表示するとともに、カーソル12を左括
弧「(」の右側に隣接して表示する。引き数入力位置で
ある分母表示部18の先頭に左括弧があるため、図12
(4)に示すように、入力される「4×5」をそのまま
分母として認識し、表示画面の分母表示部18に表示す
る。分母表示部18に表示されている数字「5」の右側
に隣接してカーソル12を表示する。分母表示部18に
カーソル12を含んでいるので、分母表示部18の領域
の長さの方が分子表示部17の領域の長さより長くな
る。そのために、分子表示部17に表示されている要素
が、分母表示部18に表示されている要素とバランスの
とれる位置までずれる。
が入力されると、分母表示部18の表示は「(4×
5)」となる。さらに、カーソル12を右括弧「)」の
右側に隣接して表示する。図12(6)に示すように、
加算記号「+」が入力されると、引き数の入力が終了し
たと判断し、既に表示されている要素(分数式)に引続
いて、通常の表示行11に加算記号「+」を表示すると
ともに、「+」の右側に隣接させてカーソル12を表示
する。なお、数式「4×5」を分母として入力するため
に用いた括弧は、分数式の入力終了後も消去されずに残
ったままである。
用する場合を除いて、関数の引き数を数値や変数名とい
う単項のみに限定しているため、条件に合致しない要素
が入力されたときには、自動的に引き数の入力状態を終
了し、入力された要素を通常の表示行に表示するため、
引き数の入力の終了を指示する必要がなく、余計な手間
がかからない。また、複数項から成る式を入力する場合
には、括弧記号を用いるため、使用者の認識が容易であ
る。
図15に示す。ここでは、前述した図10〜図12と同
じ式を入力する場合を説明する。
の入力例を示し、図10と同一の構成要素には同一の参
照符号を付す。図13(1)〜図13(3)は、前述し
た図10(1)〜図10(3)と同一の入力が行われ、
かつ表示される結果も同じであるので、説明は省略す
る。
が入力された段階では、表示行11の先頭に数字の
「2」を表示し、指数表示部13には先頭から数字
「3」とカーソル12とを隣接して表示している。図1
3(4)に示すように、カーソル移動キー「→」が入力
されることによって、引き数の入力の終了が指示された
ので、カーソル12を通常の表示行11に既に表示され
ている要素(べき乗)に引続いて表示する。図13
(5)に示すように、加算記号「+」が入力されると、
既に表示されている要素(べき乗)に引続いて「+」を
表示するともに、加算記号「+」の右側に隣接させてカ
ーソル12を表示する。
力例を示し、図11と同一の構成要素には同一の参照符
号を付す。図14(1),(2)は、前述した図11
(1),(2)と同一の入力が行われ、かつ表示される
結果も同じであるので、説明は省略する。
が入力された段階では、前記水平直線部15の長さによ
って定められる根号記号14内に数字「3」とカーソル
12を表示している。図14(3)に示すように、カー
ソル移動キー「→」が入力されることによって引き数入
力の終了が指示されたので、水平直線部15が数字の
「3」までを根号記号14内に含む長さとなり、根号記
号14の大きさが定まる。根号内の引き数とされる要素
が確定したので、カーソル12を根号記号14に引続い
て表示する。図14(4)に示すように、入力される記
号「π」を既に表示されている要素(根号)に引続いて
表示し、記号「π」の右側に隣接させてカーソル12を
表示する。
して、複数項で構成される分数式の入力例を示し、図1
2と同一の構成要素には同一の参照符号を付す。図15
(1),(2)は、前述した図12(1),(2)と同
一の入力が行われ、かつ表示される結果も同じであるの
で、説明は省略する。
示する「a/b」キーが入力された段階では、表示行1
1の中心に横線19を表示し、横線19の上方にある分
子表示部17には数式「2+3」を表示し、横線19の
下方にある分母表示部18にはカーソル12を表示して
いる。
いなければ、複数項から成る式を引き数として入力する
ことができなかったが、本モードでは括弧記号を用いな
くても入力することができる。すなわち、図15(3)
に示すように、数式「4×5」が、分数式の引き数とし
て認識され、分母表示部18に数式「4×5」が表示さ
れる。この時点では、分母表示部18に表示されている
数字「5」の右側に隣接させてカーソル12を表示し、
横線19はカーソル12の上方まで延ばして表示する。
図15(4)に示すように、カーソル移動キー「→」が
入力されることによって引き数入力の終了が指示された
ので、カーソル12は分母表示部18から通常の表示行
11へ移動する。引き数の入力が終了したので横線19
は、分子や分母として入力されている要素の数に応じた
長さに定まり、横線19の右側に隣接してカーソル12
を表示する。
される加算記号「+」を既に表示されている要素(分数
式)に引続いて表示し、加算記号「+」の右側に隣接さ
せてカーソル12を表示する。
入力される要素の種類や数に関係なく、引き数の入力を
終えるときにはカーソル移動キーを操作しなければなら
ず手間がかかる。しかし図15の入力例では、第1のモ
ードの図12の入力例のように分母表示部18に余計な
括弧が残らず、不要なものをメモリに登録しないのでメ
モリの無駄を省ける。
が、特開平2−64851号、特開平4−252351
号、特開平4−310170号に記載されている。
文書処理装置では、数式を入力しようとする際には、数
式選択用に予め用意されたメニュー画面から選択する。
選択された数式が引き数を必要とする場合は、予め定め
られた入力位置へとカーソルが移動する。引き数として
の要素を入力し終えると、引き数入力の終了を指示する
ためにカーソル移動キーを用いる。このとき、選択され
た数式によっては、引き数を複数項入力しなければなら
ない場合がある。この場合、使用者は、各項の引き数を
入力し終えるたびに、カーソル移動キーを押す。これに
よって、カーソルは予め定める順序に従って、複数項の
引き数入力位置を順番に移動する。複数項の全ての引き
数を入力し終えてから、カーソル移動キーを押すと、カ
ーソルが引き数の入力位置から通常の入力位置へと移動
する。
る計算装置では、特定の数学的記号キーが押されると引
き数の入力モードになり、カーソルが引き数の入力位置
へと移動する。引き数を入力し終えると、カーソル移動
キーを用いて入力の終了を指示する。このとき、入力さ
れるべき引き数が複数項あるときには、カーソルが次の
引き数入力位置へ移動する。複数項の全ての引き数を入
力し終えると、使用者はカーソル移動キーを用いて引き
数の入力が終了したことを指示する。これによって、カ
ーソルは引き数の入力位置から通常の入力位置へと移動
する。
る装置では、数式を入力しようとする際に、特開平2−
64851号に開示されている装置と同様に、数式選択
用に予め用意されたメニュー画面から数式を選択する。
引き数を入力し終えると、予め定められた特定のコント
ロールコードを入力して引き数入力の終了を指示する。
このとき、選択された数式によっては、引き数を複数項
入力しなければならない場合がある。使用者は、各項の
引き数を入力し終えるたびにカーソル移動キーを押す。
これによってカーソルは、予め定める順序に従って、引
き数入力位置を順番に移動する。複数項の全ての引き数
の入力を終えて、カーソル移動キーを押すと、カーソル
は引き数の入力位置から通常の入力位置へと移動する。
第1のモードのみを備えた計算機では、要素が入力され
た段階で該要素が引き数として認められるかどうかのみ
を判断しているため、たとえば引き数内で先頭の左括弧
を閉じる右括弧が入力されてもカーソルは引き数の入力
位置のまま移動しない。しかし、使用者は右括弧を入力
することで引き数の入力を終了したつもりでいるのに、
カーソルが通常の入力位置に移動しないために、次に入
力する要素が引き数として認識されるか、通常の入力と
して認識されるかが判りにくいという問題がある。
のみを備えた計算機では、引き数として入力される要素
の種類や数に関係なく、引き数の入力を終了するときに
は、引き数入力の終了を指示するためのキー、たとえば
カーソル移動キーを用いて指示しなければならず、非常
に手間がかかる。上述した各公報記載の装置では、前記
第2のモードの装置と同じように、カーソル移動キーの
押下、コントロールコマンドの入力などの予め定められ
る操作によって引き数の入力を終えるように設定されて
いる。
従来の技術で説明した第1のモードと第2のモードをス
イッチで切換える計算機がある。この計算機では、引き
数として入力する要素に応じて、使用者が最適な入力モ
ードを選択することができるので、引き数の入力時の操
作性が向上する。しかし、引き数として入力する要素に
応じて、モードを切換えるスイッチを操作しなければな
らず、手間がかかる。
る引き数として認められるかどうか自動的に判断し、数
式を効率よく、また使用者の負担を強いることなく入力
できる数式入力装置を提供することである。
る表示手段と、数式を構成する要素を入力する入力手段
と、関数式の種類を選択する選択手段と、入力された要
素を前記表示手段の予め定められた表示行に沿って表示
するとともに、前記表示手段に次の入力位置を示す予め
定める形状のカーソルを表示する表示制御手段とを含
み、前記表示制御手段は、要素の入力に関連して関数式
の種類が選択されたときは、当該関数式の種類に対応し
て予め定められた要素入力位置にカーソルを表示し、入
力された要素に基づいて関数式の入力が終了したと判断
したときは、前記表示行にカーソルを戻して表示するこ
とを特徴とする数式入力装置である。また本発明の前記
表示制御手段は、選択された関数式を構成する要素とし
て最初に数字が入力されたときは、数字以外の要素が入
力されたときに関数式の入力が終了したと判断すること
を特徴とする。また本発明の前記表示制御手段は、選択
された関数式を構成する要素として最初に変数を表す文
字が入力されたときは、予め定める桁数の要素が入力さ
れたときに、関数式の入力が終了したと判断することを
特徴とする。さらにまた本発明の前記表示制御手段は、
選択された関数式を構成する要素として最初に左括弧が
入力されたときは、当該左括弧と対をなす右括弧が入力
されたときに、関数式の入力が終了したと判断すること
を特徴とする。
手段を用いて入力された要素は、表示手段に予め定めら
れた表示行に表示されるカーソル位置に表示され、カー
ソルは右側の隣接する位置へと移動する。数式入力装置
に具備される選択手段によって関数式が選択されると、
関数式の種類に対応して予め定められた要素入力位置へ
とカーソルを移動させ、使用者に引き数の入力中である
ことを認識させる。入力された要素に基づいて、関数式
の入力が終了したと判断したときは、前記表示行にカー
ソルを戻して表示する。
と、カーソルを予め定められた表示行から関数式それぞ
れに予め定められている要素入力位置へと移動させる。
また、入力された要素に基づいて表示制御手段が関数式
の入力が終了したと判断とすると、カーソルが前記表示
行へと戻される。
択された関数式を構成する要素として最初に数字が入力
されると、数字以外の要素が入力されたときに関数式の
入力が終了したと判断する。したがって、使用者が関数
式を構成する要素を入力する際、最初に数字を入力する
と、表示制御手段は数字以外の要素の入力によって自動
的に関数式の入力が終了したと判断してカーソルを前記
予め定められた表示行へと戻す。
択された関数式を構成する要素として最初に変数を表す
文字が入力されると、予め定められる桁数の要素が入力
されたときに関数式の入力が終了したと判断する。した
がって、使用者が関数式を構成する要素を入力する際、
最初に変数を表す文字が入力されると、予め定める桁数
までは関数式を構成する要素として入力し、予め定める
桁数を越えたときに関数式の入力が終了したと判断し
て、カーソルを前記予め定められた表示行へ戻す。
択された関数式を構成する要素として最初に左括弧が入
力されると、当該左括弧と対をなす右括弧が入力された
ときに、関数式の入力が終了したと判断する。したがっ
て、使用者が関数式の構成要素の先頭に左括弧を入力す
ると、当該左括弧と対をなす右括弧が入力されるまでの
入力は全て関数式の構成要素として認められるので、様
々な形態の式が入力できる。
ーソルをそれぞれの関数式に対して予め定められた要素
入力位置に表示するときは、前記予め定められる形状と
は異なる形状で表示する。したがって使用者は、カーソ
ルの形状が変化していることによって関数式の要素を入
力していることを認識できる。
択された関数式を構成する要素として最初に左括弧が入
力されると、カーソルを前記予め定める形状とは異なる
形状で表示する。したがって使用者は、カーソルの形状
が変化していることによって現在入力している関数式の
要素の先頭が左括弧であることを認識できる。
された関数式を構成する要素として、最初に左括弧が入
力されているときに右括弧が入力されると、対となる両
端の括弧を消去する。したがって、関数式を構成する要
素として、意味をなさない括弧は消去される。
数式を構成する要素として入力された左括弧が消去され
ると、当該左括弧の分だけ要素を詰めて表示する。した
がって、左括弧が消去された領域に後続の要素が詰めて
表示される。
1の基本的構成を示すブロック図である。計算機31
は、装置全体の動作の制御を行うCPU(CentralProce
ssing Unit)32を備えている。CPU32は、バスラ
インを介して、キーボード33、プログラムROM(Re
ad Only Memory)34、データ格納RAM(Random Acc
ess Memory)35および表示駆動回路36に接続され、
それぞれに制御信号を供給している。
る。数値キー41および小数点キー42は、主に数値を
入力するために用いられる。加算記号キー43、乗算記
号キー44、減算記号キー45、および除算記号キー4
6は、実行する演算を指定するために用いられる。左括
弧キー47および右括弧キー48は、数式等を括弧で括
るために用いられる。等号キー49は、演算の結果を求
めるために用いられる。変数入力キー50は、変数
「X」を指定するために用いられる。分数計算キー5
1、べき乗計算キー52、根号計算キー53、およびX
乗根号キー54は、関数を選択するために用いられる。
サインキー57、コサインキー58、およびタンジェン
トキー59は、三角関数を入力するために用いられる。
上方向カーソル移動キー60、下方向カーソル移動キー
61、右方向カーソル移動キー62、および左方向カー
ソル移動キー63は、入力位置を示すカーソルを移動さ
せるために用いられる。デリートキー64は、入力の誤
りを訂正するために用いられる。また、「A」などの変
数名に用いられる文字や「π」などの特殊記号は、特定
のカーソル移動キーと数値キーを同時に押すことによっ
て入力される。
等をプログラムとして格納し、データ格納RAM35
は、プログラム実行時に数式データ等を格納する。表示
駆動回路36は表示装置65に接続され、表示装置65
の制御を行う。
ることを前提として、以下の説明を行う。また、関数式
選択キーを入力したとき、関数式の種類に対応して予め
定められた要素の入力を求められるが、その要素を総括
して「引き数」と称する。「引き数」は、それぞれの関
数式において予め定められた位置に入力される。
を説明するための図である。本実施例では、用いられる
変数名の文字数はN文字まで、変数としてアルファベッ
トの後に数字の添字をつけてもよい、「π」,「θ」な
どの特殊記号は単独で使うか若しくは数字の添字をつけ
る、などの制約を設けている。また、「2π」のように
乗算記号「×」を省略して数字と特殊記号を続けて入力
しても複数項であると見なす。なお、図2の例では変数
名および定数名の文字数を2文字までとしている。
1である「2」が入力されると、表示画面では予め定め
られる表示行81に数字「2」を表示する。続いて、べ
き乗計算を指示するべき乗計算キー52が入力される
と、「2」がべき乗計算の基数となり、べき乗計算の引
き数である指数の入力を使用者に促すために、カーソル
82を前記表示行81よりも上方に設定される指数表示
部83に移動する。
入力されると、指数表示部83に文字「A」を表示す
る。カーソル82は、引き数入力位置である指数表示部
83の、文字「A」の右側に位置する。図2(3)に示
すように、数値キー41である「1」が入力されると、
数字「1」を表示し、引き数の入力が終了したと判断し
て、通常の表示行81の既に表示されている要素(べき
乗)に引続く位置にカーソル82を表示する。
3が入力されると、表示画面に加算記号「+」を表示
し、カーソル82を該記号の右側に隣接させて表示す
る。続いて、根号計算を指示する根号計算キー53が入
力されると、根号記号84を加算記号「+」の右側に隣
接させて表示し、カーソル82を根号記号84の内部に
表示する。根号記号84は、上部水平直線部85と下部
鉤状部86とから成り、水平直線部85を通常の表示行
81の上方に表示し、下部鉤状部86を通常の表示行8
1に表示する。
線部85の下方に位置する前記表示行81であるので、
根号計算の引き数を入力するときも通常の入力を行うと
きと同じようにカーソル82を前記表示行81に表示す
る。前記水平直線部85は、引き数として認められる要
素が表示される領域に応じて長さが変更され、引き数の
入力が終了するまでは、カーソル82を引き数の領域内
に含む長さで表示される。使用者は、前記水平直線部8
5に対するカーソル82の位置で引き数の入力中かどう
かが認識できる。
が入力されると、根号計算の引き数入力位置に左括弧
「(」を表示するとともに、カーソル82を左括
弧「(」の右側に隣接して表示する。引き数の入力位置
の先頭に左括弧があるため、図2(6)に示すように、
入力される数式「3+4」がそのまま引き数として認め
られ、表示行81に表示される。カーソル82は、数字
「4」の右側に隣接して表示されており、根号内の領域
を示す水平直線部85はカーソル82の上方まで延びて
いる。
が入力されると、引き数入力位置に右括弧「)」を表示
する。また、引き数の入力が終了したと判断するため、
前記水平直線部85は右括弧「)」までを根号記号内に
含む長さとなり、カーソル82は前記表示行81の既に
表示されている要素(根号)に引続く位置に表示され
る。
を説明するためのフローチャートである。ステップs1
では、カーソル82のある位置が引き数の入力位置かど
うかを判断する。カーソル82のある位置が引き数の入
力位置ならばステップs2に進み、引き数の先頭が左括
弧であるかどうかを判断する。引き数の先頭が左括弧で
あるならばステップs3に進み、入力された要素が先頭
の左括弧を閉じる右括弧であるかどうかを判断する。入
力された右括弧によって先頭の左括弧が閉じているなら
ばステップs4に進み、入力された要素をデータ格納R
AM35に登録し、表示装置65に表示する。さらに、
ステップs5に進み、引き数の入力が終了したものとし
て、カーソル82を引き数の入力位置から通常の表示行
へと移動させる。図2の例では、図2(7)を処理する
場合と同じである。
左括弧を閉じる右括弧でないと判断した場合(図2の例
では図2(6)の場合)、ステップs6に進み、入力さ
れた要素をデータ格納RAM35に引き数として登録
し、表示装置65に表示する。
置にないと判断した場合(図2の例では図2(4)の場
合)、ステップs6に進み、入力された要素をデータ格
納RAM35に登録し、表示装置65に表示する。
括弧でないと判断した場合はステップs7に進み、入力
された要素が数字かどうかを判断する。入力された要素
が数字ならば、図4に示す数字の登録処理を説明するフ
ローチャートに進む。図2の例では、図2(3)を処理
する場合と同じである。また入力された要素が数字でな
ければステップs8に進み、入力された要素がアルファ
ベットかどうかを判断する。入力された要素がアルファ
ベットならば、図5に示すアルファベットの登録処理を
説明するフローチャートに進む。図2の例では、図2
(2)を処理する場合と同じである。入力された要素が
数字でもアルファベットでもなければステップs9に進
み、入力された要素が「π」,「θ」などのシンボルか
どうかを判断する。シンボルとしては、一般的にギリシ
ャ文字が用いられる。
合、ステップs10に進み、入力された要素が左括弧で
あるかどうかを判断する。入力された要素が左括弧でな
かった場合、ステップs11に進み、カーソル82を引
き数の入力位置から通常の表示行81へと移動させる。
さらに、ステップs12に進み、入力された要素をデー
タ格納RAM35に登録し、表示装置65に表示する。
シンボルであると判断した場合、ステップs13に進
み、シンボルが入力された段階で引き数が空かどうかを
判断する。引き数が空でなかった場合はステップs11
に進み、カーソル82を引き数の入力位置から通常の表
示行81へと移動させる。さらに、ステップs12に進
み、入力された要素をデータ格納RAM35に登録し、
表示装置65に表示する。シンボルが入力された段階で
引き数が空であった場合、ステップs12へ進み、入力
された要素をデータ格納RAM35に引き数として登録
し、表示装置65に表示する。
が左括弧であった場合、ステップs13に進み、左括弧
が入力された段階で引き数が空かどうかを判断する。引
き数が空でなかった場合はステップs11へ進み、カー
ソル82を引き数への入力位置から通常の表示行81へ
と移動させる。さらに、ステップs12へ進み、入力さ
れた要素をデータ格納RAM35に登録し、表示装置6
5に表示する。左括弧が入力された段階で、引き数が空
であった場合(図2の例では図2(5)の場合)、ステ
ップs12へ進み、入力された要素をデータ格納RAM
35に引き数として登録し、表示装置65に表示する。
チャートである。図3のステップs7の判断が肯定であ
る場合、すなわちカーソル82が引き数の入力位置にあ
り、引き数の先頭が左括弧でないときに数字が入力され
た場合に、図4のフローチャートが実行される。
s21において引き数の要素として数字が入力された段
階で、引き数が空かどうかを判断する。引き数が空でな
ければステップs22へ進み、入力された要素の直前の
要素が数字かどうかを判断する。直前の要素が数字でな
ければステップs23へ進み、入力された要素は引き数
内のN文字目の入力にあたるかどうかを判断する。入力
された要素を加えても引き数の要素がN文字未満である
ときはステップs24へ進み、入力された要素をデータ
格納RAM35に引き数として登録し、表示装置65に
表示する。ステップs21で引き数が空だった場合ステ
ップs24へ進み、入力された要素をデータ格納RAM
35に引き数として登録し、表示装置65に表示する。
の要素が数字であると判断した場合ステップs25へ進
み、現在入力中の引き数の先頭が数字かどうかを判断す
る。引き数の先頭が数字ならばステップs26へ進み、
入力された要素をデータ格納RAM35に引き数として
登録し、表示装置65に表示する。ステップs25で、
現在入力中の引き数の先頭が数字ではないと判断した場
合ステップs23へ進み、入力された要素は引き数内の
N文字目の入力にあたるかどうかを判断する。入力され
た要素を加えても引き数内の要素がN文字未満であると
きはステップs24へ進み、入力された要素をデータ格
納RAM35に登録し、表示装置65に表示する。
数内の要素のN文字目であると判断した場合、ステップ
s27へ進み、入力された要素をデータ格納RAM35
に引き数として登録し、表示装置65に表示する。さら
に、ステップs28へ進み、カーソル82を引き数の入
力位置から通常の表示行81へ移動させる。
するフローチャートである。図3のステップs8の判断
が肯定である場合、すなわちカーソル82が引き数の入
力位置にあり、引き数の先頭が左括弧でないときにアル
ファベットが入力された場合に図5のフローチャートが
実行される。
s31で引き数が空かどうかを判断する。引き数が空で
なければステップs32へ進み、入力された要素の直前
の要素がアルファベットかどうかを判断する。直前の要
素がアルファベットならばステップs33へ進み、入力
された要素は引き数内のN文字目の入力にあたるかどう
かを判断する。入力された要素を加えても、引き数内の
要素がN文字未満であるときはステップs34へ進み、
入力された要素をデータ格納RAM35に引き数として
登録し、表示装置65に表示する。ステップs31で引
き数が空であった場合、ステップs34へ進み、入力さ
れた要素をデータ格納RAM35に引き数として登録
し、表示装置65に表示する。
要素が、アルファベットではないと判断した場合、ステ
ップs35へ進み、カーソル82を引き数の入力位置か
ら通常の表示行81へ移動させ、さらにステップs36
で、入力された要素をデータ格納RAM35に登録し、
表示装置65に表示する。
入力中の引き数内の要素のN文字目であると判断したと
きはステップs37へ進み、入力された要素をデータ格
納RAM35に引き数として登録し、表示装置65に表
示する。さらに、ステップs38へ進み、カーソル82
を引き数の入力位置から通常の表示行81へ移動させ
る。
を引き数として入力する場合、引き数として認められな
い要素が入力された段階で装置が自動的にカーソル82
を引き数の入力位置から通常の表示行81へと移動させ
るので、使用者にとって引き数の入力中であるかどうか
が認識しやすい。
場合、引き数の先頭に必ず左括弧を入力しなければなら
ないようにし、その左括弧と対になる右括弧が入力され
たときに、装置が自動的にカーソル82を引き数の入力
位置から通常の表示行81へと移動させるので、使用者
が引き数として複数項から成る式が入力可能であるかが
認識しやすい。
の入力例を説明するための図である。図6に示される入
力例において、入力される要素や、該要素に対する制約
は、図2に示される入力例と同一であるので、本実施例
の特徴となる部分について説明を行う。また、図2と同
一の構成要素には、同一の参照符号を付す。
入力位置の先頭に左括弧が入力されると、カーソル82
の形状を変更することである。通常表示されているカー
ソル82は、要素1つ分の表示領域のうち周縁部のみを
黒く表示し、白い四角を表示しているように見えるの
で、以後「白四角」と称する。また形状の変更後に表示
されるカーソル87は要素1つ分の表示領域の全てを黒
く表示し、黒い四角を表示しているように見えるので、
以後「黒四角」と称する。
の図2(1)〜(4)と同様であるので、説明は省略す
る。図6(5)に示すように、根号記号内の引き数入力
位置の先頭に左括弧が入力されることによって、図6
(4)までは「白四角」(カーソル82)であったカー
ソルの形状を「黒四角」(カーソル87)へと変更す
る。図6(6)で入力される数式「3+4」は、根号記
号内の引き数入力位置に表示され、カーソル87も右側
に隣接して表示されている。図6(6)の段階では、引
き数の入力中であるのでカーソルの形状は変更されず、
「黒四角」(カーソル87)のままである。
の先頭に位置する左括弧を閉じる右括弧が入力される
と、引き数の入力は終了し、根号記号84の上部水平直
線部85は数式「3+4」までを根号記号内に含む長さ
となり、カーソル87は引き数入力位置から通常の表示
行81へと移動する。引き数入力が終了するので、カー
ソルの形状を「黒四角」(カーソル87)から「白四
角」(カーソル82)へと変更する。
めるためのフローチャートである。図7に示されるフロ
ーチャートは、図3のフローチャートの処理も含めて書
かれており、同一の処理には同一のステップ番号を用い
て説明を省略し、本実施例の特徴となる部分について図
3のフローチャートと比較しながら説明を行う。
s1,s2の判断がともに肯定、すなわちカーソルが引
き数の入力位置にあって、該引き数の先頭の要素が左括
弧であるときは、本実施例におけるカーソルの形状は
「黒四角」である。ステップs3の判断が肯定、すなわ
ち入力された要素が先頭の左括弧を閉じる右括弧なら
ば、図3においては、ステップs4で入力された要素
(右括弧)をデータ格納RAM35に登録し、表示装置
65に表示して、ステップs5でカーソル82を引き数
入力位置から通常の表示行81まで移動させるが、図7
に示すフローチャートでは、ステップs5の次にステッ
プs51としてカーソルの設定を「黒四角」(カーソル
87)から「白四角」(カーソル82)へと変更する処
理を設けている。図6の例では、図6(5)における処
理と同じである。
シンボルであると判断された場合はステップs56へと
進み、引き数が空かどうかを判断する。引き数が空なら
ばステップs57に進み、入力された要素をデータ格納
RAM35に登録し、表示装置65に表示する。引き数
が空でない場合はステップs58へ進み、カーソル82
を引き数の入力位置から通常の表示行81へと移動さ
せ、続いてステップs57として入力された要素をデー
タ格納RAM35に登録し、表示装置65に表示する。
が左括弧であると判断された場合は、ステップs52へ
と進み、引き数が空かどうか判断する。左括弧が入力さ
れた段階で、引き数が空ならばステップs53へ進み、
入力された要素をデータ格納RAM35に登録し、表示
装置65に表示する。図3のフローチャートでは、左括
弧データ格納RAM35に登録し、表示装置65に表示
するだけだが、図7のフローチャートではさらにステッ
プs54として、カーソルの設定を「白四角」(カーソ
ル82)から「黒四角」(カーソル87)へと変更する
処理が設けられている。カーソルの設定の変更が行われ
る処理は、図6の入力例では図6(7)における処理と
同じである。
例で得られた効果に含めて、引き数の入力位置で左括弧
を入力することで、カーソルの形状が変更されるので、
使用者は引き数内に複数項から成る式を入力できること
を容易に認識することができる。また、前記左括弧に対
応する右括弧で括ることによって、引き数の入力位置か
ら通常の表示行へと移り、カーソル形状も元の形状に戻
るため、余計な操作を必要としない。なお、引き数入力
位置にカーソルが移動した時点で、直ちに形状を変更す
るようにしてもよい。
の入力例を説明するための図である。図8に示される入
力例において、入力される要素や、該要素に対する制約
は、図7に示される入力例と同一であるので、本実施例
の特徴となる部分について説明を行う。また、図2や図
7と同一の構成要素には同一の参照符号を付す。
力するためだけに入力された括弧記号を引き数の入力が
終了した時点で削除することである。
の図2(1)〜(4)と同様であるので、説明は省略す
る。図8(5)に示すように引き数の入力位置の先頭に
左括弧が入力されるとカーソルの形状が変更され、図8
(6)で引き数として数式「3+4」が入力されてい
る。この段階までは、第2実施例の図6(6)までの段
階と同じである。
ある左括弧を閉じる右括弧が入力されると、引き数の入
力が終了したと判断し、先頭にある左括弧と、前記左括
弧と対になっている右括弧を削除する。残った「3+
4」が根号記号内の引き数となるように、根号記号84
の上部水平直線部85の長さを変更する。また、引き数
の入力位置から通常の表示行81へと移ったカーソルの
形状も「黒四角」(カーソル87)から「白四角」(カ
ーソル82)へと変更されている。
るためのフローチャートである。図9に示されるフロー
チャートは、図7のフローチャートの処理を含めて書か
れており、同一の処理には同一のステップ番号を用いて
説明を省略し、本実施例の特徴となる部分について説明
を行う。
s3の判断が肯定、すなわち入力された要素によって、
引き数の入力位置の先頭にある左括弧を閉じる右括弧が
入力されるとステップs71へ進む。入力された右括弧
は、データ格納RAM35に登録されず、また表示も行
われない。図7のフローチャートでは、同じようにステ
ップs3の判断が肯定である場合、右括弧をデータ格納
RAM35へ登録し、表示装置65へ表示して、カーソ
ルを引き数の入力位置から通常の表示行81へ移し、カ
ーソルの形状を「黒四角」(カーソル87)から「白四
角」(カーソル82)へと変更している。
71では、引き数の先頭にある左括弧を削除し、メモリ
領域内の空いた領域に、引き数として残った要素を順次
詰めていく。次に、ステップs72に進み、引き数とし
て残った要素の先頭が左括弧かどうかを判断する。引き
数の先頭が左括弧ならばステップs73に進み、引き数
の末尾が右括弧かどうかを判断する。引き数の末尾が右
括弧ならばステップs74に進み、先頭の左括弧と末尾
の右括弧が対となる括弧かどうかを判断する。前記した
2つの括弧が対であるならばステップs75に進み、両
括弧を削除し、メモリ領域内の空いた領域に、引き数と
して残った要素を順次詰めていく。残った要素を詰め終
わると、再びステップs72からの処理を繰返す。
ステップs74の各判断が否定であった場合、ステップ
s76へ進み、カーソルを引き数の入力位置から通常の
表示行へ移動させ、カーソルの設定を「黒四角」(カー
ソル87)から「白四角」(カーソル82)へと変更す
る。
例および第2実施例で得られた効果に含めて、複数の項
から成る式を引き数として入力するためだけに用いた括
弧が引き数の入力後に自動的に削除されているので、式
の要素をメモリに格納する際、余分にメモリを消費する
ことがない。また、対になる括弧がなくなるまで処理を
続けるので余分な括弧が全て削除され、メモリの使用量
をさらに抑えることができる。
関数式を選択すると、それぞれの関数式によって予め定
められている要素入力位置へとカーソルが移動するの
で、これから入力する要素がどこに表示されるか認識が
容易である。また、入力された要素に基づいて表示制御
手段が関数式の入力が終了したと判断すると、使用者が
指示しなくても自動的にカーソルを予め定められた表示
行へと戻すので、使用者の手間が省ける。
素の先頭が数字ならば、数字以外の要素が入力されたと
き、また当該要素の先頭が変数を表す文字ならば、予め
定める桁数の要素まで入力されたとき、また当該要素の
先頭が左括弧ならば当該左括弧と対をなす右括弧が入力
されたとき、関数式の入力が終了したと判断するので、
使用者が指示しなくてもそれぞれの状況で自動的にカー
ソルが予め定められた表示行へと戻る。
対して予め定められた要素入力位置にカーソルを表示す
るときは、予め定められた形状とは異なる形状で表示さ
れるため、関数式の要素を入力中であることを認識しや
すい。
素の先頭に左括弧が入力されると、表示されるカーソル
が予め定められた形状とは異なる形状で表示されるた
め、使用者は関数式の要素を入力中であり、かつ関数式
の先頭が左括弧であることを認識できる。
素の先頭に左括弧が存在し、当該左括弧と対になる右括
弧が入力されると、対となった両端の括弧が消去される
ため余分な括弧が表示されなくなる。
だけ要素が詰められるので、表示に無駄がなくなる。
ク図である。
す図である。
のフローチャートである。
トである。
ローチャートである。
す図である。
のフローチャートである。
す図である。
のフローチャートである。
を示す図である。
示す図である。
示す図である。
力例を示す図である。
例を示す図である。
例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 数式を表示する表示手段と、 数式を構成する要素を入力する入力手段と、 関数式の種類を選択する選択手段と、 入力された要素を前記表示手段の予め定められた表示行
に沿って表示するとともに、前記表示手段に次の入力位
置を示す予め定める形状のカーソルを表示する表示制御
手段とを含み、 前記表示制御手段は、要素の入力に関連して関数式の種
類が選択されたときは、当該関数式の種類に対応して予
め定められた要素入力位置にカーソルを表示し、入力さ
れた要素に基づいて関数式の入力が終了したと判断した
ときは、前記表示行にカーソルを戻して表示することを
特徴とする数式入力装置。 - 【請求項2】 前記表示制御手段は、選択された関数式
を構成する要素として最初に数字が入力されたときは、
数字以外の要素が入力されたときに関数式の入力が終了
したと判断することを特徴とする請求項1記載の数式入
力装置。 - 【請求項3】 前記表示制御手段は、選択された関数式
を構成する要素として最初に変数を表す文字が入力され
たときは、予め定める桁数の要素が入力されたときに、
関数式の入力が終了したと判断することを特徴とする請
求項1記載の数式入力装置。 - 【請求項4】 前記表示制御手段は、選択された関数式
を構成する要素として最初に左括弧が入力されたとき
は、当該左括弧と対をなす右括弧が入力されたときに、
関数式の入力が終了したと判断することを特徴とする請
求項1記載の数式入力装置。
Priority Applications (2)
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