JPH08503188A

JPH08503188A - 再密封性ディスペンサー容器

Info

Publication number: JPH08503188A
Application number: JP6511822A
Authority: JP
Inventors: トーマスアンダーソン
Original assignee: ジェイスグループパブリックリミテッドカンパニー
Priority date: 1992-11-10
Filing date: 1993-11-02
Publication date: 1996-04-09
Also published as: WO1994011270A1; EP0667828A1; GB9223558D0

Abstract

(57)【要約】柔軟性を有するディスペンサー／容器であって、柔軟性プラスチックシート材により形成され、その一表面に内容物を取出すための開口部（２）を有する柔軟性のあるパウチ（１）と；柔軟性材料からなり、その一端が前記パウチ表面に固定され、前記パウチ表面の開口部を、剥離可能な粘着材（４）の作用によって剥離可能に密封するフラップ（３）と；前記パウチ表面の裏側に開口部全体にわたって貼り付けられている第２のシート（６）とを具え、この第２のシートは、前記パウチ表面に対応する開口部を有しており、この開口部は、その縁部がパウチ表面の開口部の内側に延在する大きさとされている、柔軟性を有するディスペンサー／容器。

Description

【発明の詳細な説明】再密封性ディスペンサー容器本発明は、特にシート状物体用の再密封可能な柔軟性ディスペンサー／容器の改良に関するものである。シート状物体、特に化粧用、トイレ用または清掃用の湿った、または濡れたシートを収納し、かつ取出すための様々な柔軟性ディスペンサー／容器が提案されている。本質的には、これら容器は、一般に柔軟性プラスチック材により形成されたパウチからなる。このパウチは、中に納められているシートを取出すための開口部を一方の面に有している。また、開口部を覆うための再密封可能な蓋を具えている。再密封は、一般に再密封可能な粘着材によってなされている。本発明の目的は、上述した構成の再密封可能な容器の改良構造を提案することにある。基本的に、本発明は、柔軟性を有するディスペンサー／容器であって、柔軟性プラスチックシート材により形成され、その一表面に内容物を取出すための開口部を有する柔軟性のあるパウチと、柔軟性材料からなり、その一端が前記パウチ表面に固定され、前記パウチ表面の開口部を剥離可能な粘着材の作用によって剥離可能に密封するフラップと、前記パウチ表面の裏側に開口部全体にわたって貼り付けられている第２のシートからなり、この第２のシートは、前記表面に対応する開口部を有しており、この開口部は、その縁部がパウチ表面の開口部の内側に延在する大きさとされている。前記第２のシートの内側の縁部は、パウチ表面の裏側に貼り付けられている。これは、剥離可能な粘着材の作用により密封するフラップと接着するパウチの外表面の、容器から取り出された内容物上の液体により生じうる汚れを最小限にするためである。前記シートの開口部は、単純に切り取られたものであり、切り取られた部分は捨てられる。しかしながら、本発明においては、前記シートの開口部はフラップ形状を有し、パウチの開口部を密閉するように密閉フラップと接着されている。この構成は二つの目的によるものである。第１に、密閉フラップは、これによってパウチ全体と確実に接着され、第２に、密閉フラップの裏面、すなわち容器の内容物と接触する部分は、粘着材が不透水性材料によってマスクされた層を具えることになるからである。本発明を良く理解するため、以下の図面を参照する。図１は、本発明に係る容器の第１の実施例についての斜視図である。図２は、図１の容器のＩ−Ｉの線に沿った断面図である。図３は、本発明に係る容器の第２の実施例についての斜視図である。図１に示すように、本発明に係る容器は、一層または多層の柔軟性プラスチック材によって形成されたパウチ１からなっている。パウチの内容物を取出すため、開口部２がパウチの上面に形成されている。密封フラップ３は、通常、容器の内容物を表示するラベルとなっているが、その一端はパウチ表面に接着されており、その裏面には剥離可能な粘着材４の層が設けられている。また、粘着材４の層は、これに貼り付けられたマスク層５によって部分的にマスクされている。典型的には、粘着材４は感圧性である。第２の層６（図１および図２参照）はパウチ１の上面の裏側に貼り付けられている。また、その中にはパウチの上面の開口部２よりも小さい開口部が設けられ、それによって縁部７は、開口部２の内側の周囲に延在している。これは、前述のように、パウチ１の表面に直接隣接する開口部２を、容器の内容物中または内容物上の液体による汚染から保護するために設けられている。第２のシート６もまた柔軟性プラスチックにより形成され、図２の６’のように、容器内の内容物全体を覆うようにしてもよい。以上のように、容器は開口部２上をフラップ３によって密封される。密封は粘着材４によって一時的に接着される。同様に、容器はフラップ３を剥がすことによって開けられる。図３に示す容器の形態は、粘着材４を具えたフラップ３で密封される開口部２を有するパウチ１からなっている。同様に、図３に示した容器の場合、柔軟性プラスチックによる第２のシート６はパウチ１の裏面に貼り付けられ、また開口部を有している。この開口部は、容器の開口部２よりもやや小さく、開口部２の内周に縁部７を形成している。しかしながら、この場合、シート６は延長されてパウチ１と一体化して貼り付けられ、パウチ１の端部の密封部と交差している。さらに、図３に示す形態の場合、シート６の開口部が開けられた部分は、完全にシートから分離しているのではなく、フラップ８の形で、粘着材４によって密封フラップ３に接着されており、フラップ３を容器本体に強固に固定する。勿論、図３に示した容器の使用方法は、図１および図２と同様である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９４年１２月１５日【補正内容】請求の範囲１．柔軟性を有するディスペンサー／容器であって、柔軟性プラスチックシート材により形成され、その一表面に内容物を取出すための開口部（２）を有する柔軟性のあるパウチ（１）と；柔軟性材料からなり、その一端が前記パウチ表面に固定され、前記パウチ表面の開口部を、剥離可能な粘着材（４）の作用によって剥離可能に密封するフラップ（３）と；前記パウチ表面の裏側に開口部全体にわたって貼り付けられている第２のシート（６）とを具え、この第２のシートは、前記パウチ表面に対応する開口部を有しており、この開口部は、その縁部がパウチ表面の開口部の内側に延在する大きさとされているものにおいて、開口部を形成するために第２のシート（６）より切り取られフラップ（８）として形成されたシート材が、前記第２のシートから完全に分離しておらず、かつパウチの開口部を密閉するようにフラップ（３）と接着されていることを特徴とする、柔軟性を有するディスペンサー／容器。

Claims

【特許請求の範囲】１．柔軟性を有するディスペンサー／容器であって、柔軟性プラスチックシート材により形成され、その一表面に内容物を取出すための開口部（２）を有する柔軟性のあるパウチ（１）と；柔軟性材料からなり、その一端が前記パウチ表面に固定され、前記パウチ表面の開口部を、剥離可能な粘着材（４）の作用によって剥離可能に密封するフラップ（３）と；前記パウチ表面の裏側に開口部全体にわたって貼り付けられている第２のシート（６）とを具え、この第２のシートは、前記パウチ表面に対応する開口部を有しており、この開口部は、その縁部がパウチ表面の開口部の内側に延在する大きさとされていることを特徴とする、柔軟性を有するディスペンサー／容器。２．請求項１記載の柔軟性を有するディスペンサー／容器であって、前記第２のシートの開口部がフラップ（８）として形成され、このフラップが、パウチの開口部を密閉するためのフラップと接着されていることを特徴とする柔軟性を有するディスペンサー／容器。