JPH08502689A - 供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 供給装置（１）は出口（３）を備えており、これを介して容器（１６）から計量された服用量の液（１９）が霧化されたスプレーとして消散される。液滴（１９）は計量されて孔の開いた薄膜（６）上に送られ、この薄膜をピエゾ電気変換器（１０）で振動すると、霧化された液滴が薄膜に形成されている孔（１０）を介して供給される。計量された所定量の液を供給する供給手段（１４）の各動作時に、変換器が動作して、液滴を供給するために必要な供給時間よりも大きい時間薄膜を振動する。その装置は特に薬剤を供給するのに適している。

Description

【発明の詳細な説明】 供給装置 本発明は、霧化したミストとして液体を分配供給する装置に関し、特に吸入治 療の医薬を分配供給することに限るものではない。 ＧＢ−２２４０４９Ａで分配供給装置が知られている。この装置では、孔の開 いた薄膜を振動し、それによって薄膜背面に接する液体が薄膜前面から霧化され たミスト叉はスプレーとして供給される。その装置では、薄膜が振動する供給周 期を規定する制御回路の動作に基づいて所定の服用量が供給される。また、供給 液は薄膜が前壁を構成している部屋に収容される。 上記装置は、不使用時に部屋の中の液体が薄膜の孔を介して空気にさらされ、 そのために蒸発して減少したり、細菌に汚染され品質低下するという問題がある 。 また、液体が薄膜を介してミストとして供給される率が変化することによって 、供給時間中に供給される全体量が変化するという別の問題がある。 本発明では、供給出口を形成するハウジングと、出口に晒された前面と使用時 に供給される液体と接触する背面とを有する孔の開いた薄膜と、ハウジングに接 続され、薄膜を介して液滴を供給するために薄膜を振動させる振動手段と、ハウ ジングに接続された液供給手段と、連続的に動作する際に、計量された所定量の 液を液供給手段から移送して薄膜の背面に接触させる移送手段とを備え、使用時 に、薄膜を介して供給される計量された所定量に対して必要な供給時間よりも大 きな動作時間振動手段を動作することで、計量された所定量の液体が霧化された ミストとなって出口で供給されるようにした供給装置を提供する。 上記装置では、薄膜の背面と接する液のすべてを一服の服用量として容易に供 給できるという利点がある。そのために、連続動作の間の非使用時間中、液と周 囲の空気との接触を避けることができる。薬液の場合、液中に防腐剤を使用する 必要が無くなるし、蒸発ロスをなくすことができるので、特に重要なことである 。 上記液供給手段はピペットを有し、供給手段は、ピペット内に移動可能に設け られて液を移送するピストンと、所定距離ピストンを連続的に動かして計量され た所定量の液を移送するインデキシング手段とを有することが好ましい。 代わりに、液供給手段は液を収容する容器を備え、移送手段は容器に連結され た計量ポンプを備え、この計量ポンプは室を形成するシリンダと、各動作ストロ ークの際に上記室から所定量の計量された液を移送するためにシリンダ内に往復 動可能に設けたピストンとを備えてもよい。 また、代わりに、移送手段は、液を移送する電動ポンプと、ポンプをオンする と共に、計量された所定量の液の移送後にポンプをオフする制御手段とを備えて もよい。 別の装置では、液供給手段は供給液が圧力下で保持する圧力供給容器を備え、 移送手段は容器から所定の計量された液を放出する計量弁を備えている。 さらに別の装置では、液供給手段は計量された所定量の液を収容する複数のセ ルを備え、移送手段はそれぞれのセルの内容物を各動作時に放出する供給ステー ションを備えている。 ハウジングは、振動手段に周囲を接続し、薄膜で覆われた中央開口を有する環 状部材を備えているのが好ましい。 環状部材は、装置が使用時に所定動作方向に保持された場合に、半径方向内方 に向けて下方に傾斜した窪みの上面を備えているのが好ましい。 環状部材の上面が液をはじく材料で形成するのが好ましい。これにより上面に 供給された液滴は半径方向内方に向けて移動し、薄膜と接する。 環状部材が、開口を形成すると共に、供給される液滴を使用時に収容するウエ ルを薄膜と共に形成する半径方向の最も内側の表面部分を備えているのが好まし い。 ハウジングは、空気入口と出口ポートとの間を連絡するダクトを形成しており 、上記供給出口は空気入口と出口ポートの中間でダクト内に配置され、薄膜の前 面がダクト内で空気に晒されている。 出口ポートは経口叉は鼻からの使用に対する吸入ポートであってもよい。 そのような配置は、霧化されたスプレー液をダクト内を通る吸入空気の流れに 乗せる吸入薬液投与の場合に有益である。 本発明の装置では、空気入口から出口ポートにダクトを介して空気の流れを形 成すべく動作するように、空気インペラをハウジングに接続してもよい。 そのような配置は化粧品や香水を供給するために使用できる。また、そのよう な装置は、ダクトに連絡するようにハウジングに設けたアイカップで使用者の目 に投薬される非外傷性のミストを、眼科薬を使用して作るような眼科的な使用に も適用できる。 図１は、本発明に係る第１の装置の断面図である。 図２は、インデキシング機構を有するピペットを備えた別の装置の断面図であ る。 図３は、計量ポンプを有する別の装置の断面図である。 図４は、電動ポンプを有する別の装置の断面図である。 図５は、計量弁を有する圧力供給容器を備えた別の装置の断面図である。 図６は、液体供給手段が複数のセルを有し、それらの内容物が連続動作中に供 給ステーションで放出される別の装置の断面図である。 図７は、眼科薬を供給する場合に使用する別の装置の断面図である。 図８は、化粧品を供給するために空気インペラを備えた別の装置の断面図であ る。 本発明の特定の具体例を、添付図面を参照して説明する。 図１において、第１の装置は出口３を形成したハウジング２を備えている。ハ ウジング２は環状部材４を備えており、これが中央の開口５を形成している。ま た、開口５は、孔を開けた薄膜６で覆われている。 薄膜６はその周囲で環状部材４に接着されて開口５を塞いでいる。薄膜６には 径が３ミクロンの孔７が２５ミクロンの間隔を置いて形成されている。 環状部材４は水平方向に広がり、薄膜６の前面８が下方に向き、薄膜の背面９ が上方に向いている。 環状部材４は半径方向に一定の厚みをもって広がり、環状のピエゾ電気変換器 １０と接触している。上記変換器は、これを作動させることができる発振回路１ １（図示せず）に接続されている。変換器１０は、環状部材４の面に対して直角 に振動が与えられるように配置されている。これにより、薄膜６を軸方向に剌激 するーすなわち薄膜を垂直方向に動作させるーように、横方向の音波が環状部材 の半径方向内側に伝達される。 薄膜６は環状部材４の底面に接着１１されている。そのため、開口５における 部材の厚みにより薄膜６の上方の開口５には浅いウエル（井戸のような孔）１２ が形成され、これは環状部材４の垂直環状面１３によって半径方向に限定されて いる。 移送手段１４はハウジング２の内部に位置しており、それぞれの作動時に計量 された所定量の液体を液体供給手段１６から送り出すようにアクチュエータ１５ によって作動される。その液体は移送管１７を介して、薄膜６のごく近傍であっ てその上方の移送位置１８に送られる。 液体の小滴（液滴）１９が薄膜６上のウエル１２内に位置させて示してある。 この状態は、移送手段１４が、２０マイクロリットルの計量された液体を供給す べく動作した直後の状態である。上記薄膜は、出口３の周囲の空気中に霧化され たスプレー２０を形成すべく振動する。 使用する場合、最初、薄膜６には液体は無い。計量された所定量の液体が移送 装置１４の動作によって供給され、液滴がウエル１２上に置かれる。次に、振動 手段が動作してタイマ（図示せず）で規定された所定の動作時間薄膜６が振動す る。 動作時間は、液滴１９に含まれる液体をすべて霧化されたスプレー叉はミスト として薄膜の孔７を介して供給するために必要な供給時間よりも大きく選択する 。 実際には、所定量の液体をすべて供給するのに必要な供給時間は動作ごとに変 化するので、動作時間は変動量に適応するための平均供給時間よりも十分大きく 選択される。そのため、供給された液体の量は、液体が薄膜を介して流出する率 とは無関係である。 また、振動手段は、次に使用するまで動作しない。 図２に示すその他の装置３０を説明する。なお、適当な場合には、対応する要 素には、図１の参照番号に対応する参照番号を使用する。 第２の装置３０は、環状部材４を有するハウジング２を備えている。上記環状 部材４は、変換器１０の動作に基づいて振動する薄膜６を支持している。上記環 状部材４は上面３１を有し、これは窪みであって半径方向内側に向かって下方に 傾斜している。そのために、開口５が表面３１の最も低い部分に位置し、上面３ １上の液体がウエル１２に排出されるようになっている。 上記排出動作を助け、上面に供給された液体のすべての液滴が薄膜６と接する 通路に辿りつくように、上面３１は液体をはじく面で覆われている。 ハウジング２には、空気の入り口３３と経口吸入に適した吸入ポート３４との 間を連絡する、水平方向に延びる円筒形のダクト３２が形成されている。出口３ は、ダクト３２と連結するように、入り口３３と吸入ポート３４との中間に位置 している。薄膜６は、ダクト３２内の空気に直に接する前面８を備えている。 第２の装置３０は、ピペット３５を有する移送手段１４を備えている。ピペッ ト３５の中では、ピペットから計量された液体３８を移送するために、インデキ シング（指針）機構３７によって不連続にピストン３６が移動可能となっている 。インデキシング機構３７の各動作時に計量された所定量の液体を供給して薄膜 ６に接触させるために、ピペット３５と移送位置１８との間を移送管１７が連結 している。 使用の際には、インデキシング機構が動作して液滴をウエル１２に移送し、次 に振動手段が動作する。薄膜６の振動により、ウエル内の液体が完全に消費され るまで、液滴の細かいミストがダクト３２に放出される。使用者が吸入ポート３ ４を介して空気を吸入すると、ダクト内の空気の流れにミストが乗り、その液体 が経口で使用者の肺に送り込まれる。 第３の装置４０が図３に示されており、適当な場合には対応する要素に対して は先の図面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 第３の装置４０は、ハウジング２、環状部材４、及び図２に示す第２の装置３ ０で説明した形式のダクト３２を備えている。第３の装置４０は、移送手段１４ が手動で動作する計量ポンプ４１である点で異なる。そのポンプ４１は、アクチ ュエータ４４によって動作するピストン４３を収容するシリンダ４２を備えてい る。各動作時、ピストン４３を１ストローク動かすと、計量された所定量の液体 がシ リンダ４２から移送され、これは一方向の出口弁４５を介して移送管１７に流れ る。次に、ピストンが静止位置に戻ると、部屋には次回の操作に向けて再び液体 が充満される。シリンダ４２とピストン４３は図３に縮尺を無視して図示されて おり、実際の装置での適当なストローク及び計量する量は、各動作時に液体を一 滴供給するように選択される。 液体は入口弁４７を介して容器４６からポンプ４１に供給される。その容器は 大量の計量された液体を収容することができる。 使用時、アクチュエータ４４の手動押圧動作によって計量ポンプ４１が作動し 、ピストン４３の１ストロークによって一滴の液体が移送管１７を介して薄膜６ 上に移送される。 次に、変換器１０が動作して薄膜を振動し、霧化された液滴がダクト３２に供 給され、ここで霧化された液滴は吸入ポート３４を介して使用者に吸入される。 液滴が消費されるのに十分な時間が経過すると、変換器は停止して装置は次回の 使用に向けて準備される。 図４に示す第４の別の装置５０を、適当な場合には対応する要素に対しては先 の図面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 その装置５０は図３に示す第３の装置に類似しているが、電動ポンプ５１が設 けてある。この電動ポンプ５１は、制御回路５２によって起動されると、容器４ ６から移送位置１８に液体を搬送することができる。 そのポンプ５１は、起動されると連続的に液体を送り出す蠕動ポンプである。 また、制御回路５２は、ポンプ５１の動作時間を制御して、所定の計量された液 体を送り出す。 所定の計量された液体が薄膜６上に送られた場合に、装置５０は上述した第３ の装置４０と同様に動作する。 図５に示す第５の装置６０を、適当な場合には対応する要素に対しては先の図 面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 第５の装置６０は、図２、３、及び４を参照して既に説明したものと同一の一 般的な型式の薄膜６を支持する環状部材４を有するハウジング２を備えている。 液体は、ガスボンベ式噴霧器で一般に使用される型式の圧力式供給容器６１に収 容されている。その容器６１は、容器６１に対してステム６３を押圧することに よって、その管状ステム６３を介して計量された所定量の液体を供給する計量弁 ６２を備えている。 ステム６３はハウジング２に固定されたソケット６４内に収容され、容器６１ はハウジングの上方に向かって延びる管状シース（覆い）６５に対して相対的に 移動可能であり、容器がステム６３に対して相対的に移動するようになっている 。そのために、ハウジング２に対して容器６１を手動で押圧すると、計量弁６２ が動作する。 ソケット６４は、ステム６３に通じる移送オリフィス６６を形成しており、こ れを介して液体が薄膜６上に移送される。 使用時には、ウエル１２内に収容された一滴の液体を霧化するのに十分な時間 、変換器１０の動作に基づいて薄膜が振動し、細かなミストがダクト３２を介し て経口吸入される。 図６に示す第６の装置７０を、適当な場合には対応する要素に対しては先の図 面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 第６の装置７０は、ハウジング２、環状部材４、及び図２から５を参照して説 明した型式の薄膜６を備えている。移送手段１４は液体供給手段７１を備えてお り、そこには計量された所定量の液体が個々のセル７２に収容されている。セル ７２は供給位置７３に搬送され、アクチュエータ７４の押圧動作によってセルの 内容物が放出されると共にセルの内容物が移送管１７を介して薄膜６上に送られ る。 セル７２は使い捨てストリップ７５上に形成されたゼラチンカプセルを備えて いる。各供給動作の際に、ストリップ７５は供給位置７３に搬送され、そこでア クチュエータ７４の動作によってカプセルが破裂する。 第７の装置８０が図７に示されており、適当な場合には対応する要素に対して は先の図面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 第７の装置８０は図２の第２の装置３０を基本としているが、改良されたハウ ジング８１を備えている。そのハウジング８１には、図２の吸入ポート３４がア イカップ８２に置き換えられており、空気の入口３３に空気インペラ８３が設け てある。 空気インペラ８３は電動モータ８５で動作するファン８４を備えており、ダク ト３２に沿った空気の流れを形成する。また、空気放出穴８６はアイカップ８２ の近くに設けてあり、アイカップの周方向に空気が逃げるようになっている。 第７の装置８０は、図２の第２の装置３０と同様に、ダクト３２にエアゾール ミストを供給すべく動作する。液体として供給されるものは目薬で、これはアイ カップ８２を当てた使用者の目に非外傷性のミストとして供給される。 第８の装置９０が図８に示されており、適当な場合には対応する要素に対して は先の図面のそれに対応する参照番号を使用して説明する。 第８の装置９０は図１の第１の装置１を基本としているが、改良されたハウジ ング９１を備えている。このハウジングは円筒ダクトを形成しており、そこでは 使用時に霧化されたミストを放出するように出口３が開放されている。ダクト９ ２は出口９３を備えており、空気入口３３に位置するインペラ８３でダクト９２ を通る空気の流れが形成されると、その空気が出口９３を介して放出される。空 気インペラ８３は、電動モータによって動作するファン８４を備えている。 第８の装置９０は、主に化粧品、香水、芳香剤を供給するものである。 図１に示す装置は、医学上の吸入治療以外の、例えば香水を含む化粧品を供給 することに使用することができる。 図２から６の装置は吸入治療に適しており、薄膜を介した液滴の放出と使用者 の吸入に同期させるために、吸入センサをそれぞれ設けてもよい。吸入ポートは 、経口叉は鼻からの吸入に適している。 蠕動ポンプを有する図４に示す第４の装置は、ＥＰ−０３９８５８３Ａに記載 されている型式のピエゾ電気マイクロポンプを代わりに使用してもよい。そのポ ンプでは、ピエゾ電気変換器の動作によってダイヤグラムが往復動作する。 図７に示す第７の装置８０には、図３叉は図４に記載されている型式の計量ポ ンプを代わりに設けてもよいし、図５に示す第５の装置における圧力式供給容器 ６１と計量弁６２を代わりに用いることができる。また、図６の液体供給手段７ １は第７の装置８０に用いることもできる。 同様のことが第８の装置についても適用でき、薄膜６上に液滴を供給するため に類似の別の装置を使用してもよい。 図７及び８の空気インペラ８３は、同様の機械的に駆動されるファンなどの装 置やベローズ装置に置き換えることができる。 第５の装置７０では、個々のセルを形成する異なる型式のパッケージを使用し てもよい。例えば、プラスチックストリップ、アルミニウムストリップ、叉はラ ミネートされたストリップを加工して予め計量された量の液体を収容するセルを 形成するポケットを作り、それらのポケットをプラスチック、アルミニウム箔、 叉はラミネートからなる第２のストリップで閉鎖するようにしてもよい。 図６に示す装置では、それぞれの計量された所定量の液体は製造時にパッキン グ中に収められる。供給装置の各動作時に各服液が消費される。この装置では、 必要な服用量を選択叉は処方できるように予め決められたパッケージ化された服 用量の連なりを提供すれば、装置によって投与されるそれぞれの服用量を提供で きるという利点がある。 それぞれの装置に対する上述の薄膜の振動周期は、キロヘルツからメガヘルツ の範囲で適当な値が選択される。 図５の圧力供給容器は、気化する発射材料と液体と混合された従来の型式のも のか、圧力下で圧縮されたガスから供給されるようになった容器のような型式の ものである。液体は破壊可能な袋叉は部屋の中に、発射液叉はガスから別れて収 容される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１０月１１日 【補正内容】 請求の範囲 １．供給出口（３）を形成するハウジング（２）と、出口に晒された前面（８） と使用時に供給される液体と接触する背面（９）とを有する孔の開いた薄膜（６ ）と、ハウジングに接続され、薄膜を介して液滴を供給するために薄膜を振動さ せる振動手段（１０）と、ハウジングに接続され、出口弁（４５、６２）を有す る液供給手段（１６）と、連続的に動作する際に、計量された所定量の液（１９ ）を液供給手段から出口弁を介して移送して薄膜の背面に接触させる移送手段（ １４）と、薄膜を介して供給される計量された所定量の液に対して必要な供給時 間よりも大きな動作時間振動手段を動作させる手段とを備え、使用時に、計量さ れた所定量の液体が霧化されたミストとなって出口で供給されると共に次回の連 続動作の前に消費されるようにした供給装置（１）。 ２．液供給手段は液を収容する容器（１６）を有し、移送手段は容器に接続され た計量ポンプ（１４）を有し、計量ポンプは、室を形成するシリンダ（４２）と 、各動作ストローク時に室から所定量の計量された液を送り出すためにシリンダ 内に往復動可能に設けたピストン（４３）とを備えている請求項１の供給装置。 ３．液供給手段は供給液を圧力下で保持する圧力供給容器（６１）を備え、移送 手段は、出口弁を構成すると共に、容器から所定の計量された液を放出するため に計量弁（６２）を備えている請求項１の供給装置。 ４．ハウジングは、振動手段に周囲を接続し、薄膜で覆われた中央開口（５）を 有する環状部材（４）を備えている上述のいずれかの請求項の供給装置。 ５．環状部材は、装置が使用時に所定動作方向に保持された場合に、半径方向内 方に向けて下方に傾斜した窪みの上面を備えている請求項４の供給装置。 ６．環状部材の上面が液をはじく材料で形成されている請求項５の供給装置。 ７．環状部材が、開口を形成すると共に、供給される液滴（１９）を使用時に収 容するウエル（１２）を薄膜と共に形成する半径方向の最も内側の表面部分（１ ３）を備えている請求項５叉は６のいずれかの供給装置。 ８．ハウジングは、空気入口（３３）と出口ポート（３４）との間を連絡するダ クト（３２）を形成しており、上記供給出口は空気入口と出口ポートの中間でダ クト内に配置され、薄膜の前面がダクト内で空気に晒されている上述のいずれか の請求項の供給装置。 ９．空気入口から出口ポートにダクトを介して空気の流れを形成すべく動作する ように、空気インペラ（８３）がハウジングに接続されている請求項８の供給装 置。 １０．ハウジングがダクトに連絡したアイカップ（８２）を形成している請求項 ９の供給装置。 １１．出口ポートが経口叉は鼻からの使用に対する吸入ポート（３４）を備えて いる請求項８の供給装置。 １２．振動手段に連結され、振動手段が動作する間の動作時間を規定するタイマ を備え、上記動作時間は薄膜を介して計量された所定量を供給するために必要な 供給時間よりも大きく設定されている上述のいずれかの請求項の供給装置。 １３．計量された所定量の液を液供給手段から出口弁を介して供給して孔の開い た薄膜の背面と接触させ、薄膜を振動してこの薄膜を介して霧化されたスプレー として液を供給し、計量された所定量の液を完全に供給するために必要な供給時 間よりも大きい動作時間薄膜を振動し続ける、液を霧化したスプレーとして供給 する方法。 １４．供給出口（３）を形成するハウジング（２）と、出口に晒された前面（８ ）と使用時に供給される液体と接触する背面（９）とを有する孔の開いた薄膜（ ６）と、ハウジングに接続され、薄膜を介して液滴を供給するために薄膜を振動 させる振動手段（１０）と、ハウジングに接続された液供給手段（１６）と、連 続的に動作する際に、計量された所定量の液（１９）を液供給手段から移送して 薄膜の背面に接触させる移送手段（１４）とを備え、使用時に、薄膜を介して供 給される計量された所定量の液に対して必要な供給時間よりも大きな動作時間振 動手段を動作させることによって、使用時に、計量された所定量の液体が霧化さ れたミストとなって出口で供給されると共に、液供給手段は所定の計量された液 を収容した複数のセル（７２）を備え、移送手段は各動作時にそれぞれのセルの 内容物を放出する供給ステーション（７３）を備えている供給装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーンズ、ポール イギリス国、ピィイー32 １アールエル、 ノーフォーク、キングス・リン、ミドルト ン、フェア・グリーン、グラハム・ドライ ブ 15番 (72)発明者 ブレイス、ジェフリ アメリカ合衆国、27512、ノース・カロラ イナ州、カリー、ポスト・オフィス・ボッ クス 5033、ローラ・ダンカン・ロード 2450番、テナックス・コーポレーション内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．供給出口（３）を形成するハウジング（２）と、出口に晒された前面（８） と使用時に供給される液体と接触する背面（９）とを有する孔の開いた薄膜（６ ）と、ハウジングに接続され、薄膜を介して液滴を供給するために薄膜を振動さ せる振動手段（１０）と、ハウジングに接続された液供給手段（１６）と、連続 的に動作する際に、計量された所定量の液（１９）を液供給手段から移送して薄 膜の背面に接触させる移送手段（１４）とを備え、使用時に、薄膜を介して供給 される計量された所定量に対して必要な供給時間よりも大きな動作時間振動手段 を動作することで、計量された所定量の液体が霧化されたミストとなって出口で 供給されるようにした供給装置（１）。 ２．上記液供給手段はピペット（３５）を有し、供給手段は、ピペット内に移動 可能に設けられて液を移送するピストン（３６）と、所定距離ピストンを連続的 に動かして計量された所定量の液を移送するインデキシング手段（３７）とを有 する請求項１の供給装置。 ３．液供給手段は液を収容する容器（１６）を備え、移送手段は容器に連結され た計量ポンプ（１４）を備え、この計量ポンプは室を形成するシリンダと、各動 作ストロークの際に上記室から所定量の計量された液を移送するためにシリンダ 内に往復動可能に設けたピストンとを有する請求項１の供給装置。 ４．液供給手段は容器を備え、移送手段は、液を移送する電動ポンプ（５１）と 、ポンプをオンすると共に、計量された所定量の液の移送後にポンプをオフする 制御手段（５２）とを備えている請求項１の供給装置。 ５．液供給手段は供給液を圧力下で保持する圧力供給容器（６１）を備え、移送 手段は容器から所定の計量された液を放出する計量弁（６２）を備えている請求 項１の供給装置。 ６．液供給手段は計量された所定量の液を収容する複数のセル（７２）を備え、 移送手段はそれぞれのセルの内容物を各動作時に放出する供給ステーション（７ ３）を備えている請求項１の供給装置。 ７．ハウジングは、振動手段に周囲を接続し、薄膜で覆われた中央開口（５）を 有する環状部材（４）を備えている上述のいずれかの請求項の供給装置。 ８．環状部材は、装置が使用時に所定動作方向に保持された場合に、半径方向内 方に向けて下方に傾斜した窪みの上面を備えている請求項７の供給装置。 ９．環状部材の上面が液をはじく材料で形成されている請求項８の供給装置。 １０．環状部材が、開口を形成すると共に、供給される液滴（１９）を使用時に 収容するウエル（１２）を薄膜と共に形成する半径方向の最も内側の表面部分（ １３）を備えている請求項８叉は９のいずれかの供給装置。 １１．ハウジングは、空気入口（３３）と出口ポート（３４）との間を連絡する ダクト（３２）を形成しており、上記供給出口は空気入口と出口ポートの中間で ダクト内に配置され、薄膜の前面がダクト内で空気に晒されている上述のいずれ かの請求項の供給装置。 １２．空気入口から出口ポートにダクトを介して空気の流れを形成すべく動作す るように、空気インペラ（８３）がハウジングに接続されている請求項１１の供 給装置。 １３．ハウジングがダクトに連絡したアイカップ（８２）を形成している請求項 １２の供給装置。 １４．出口ポートが、経口叉は鼻からの使用に対する吸入ポート（３４）を備え ている請求項１１の供給装置。 １５．振動手段に連結され、振動手段が動作する間の動作時間を規定するタイマ を備え、上記動作時間は薄膜を介して計量された所定量を供給するために必要な 供給時間よりも大きく設定されている上述のいずれかの請求項の供給装置。 １６．計量された所定量の液を液供給手段から供給して孔の開いた薄膜の背面と 接触させ、薄膜を振動してこの薄膜を介して霧化されたスプレーとして液を供給 し、計量された所定量の液を完全に供給するために必要な供給時間よりも大きい 動作時間薄膜を振動し続ける、液を霧化したスプレーとして供給する方法。