JPH08502491A - コンディショニングおよび引き立った輝きを付与するためのヘアケア組成物 - Google Patents

コンディショニングおよび引き立った輝きを付与するためのヘアケア組成物

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JPH08502491A JP6510326A JP51032694A JPH08502491A JP H08502491 A JPH08502491 A JP H08502491A JP 6510326 A JP6510326 A JP 6510326A JP 51032694 A JP51032694 A JP 51032694A JP H08502491 A JPH08502491 A JP H08502491A
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ジーン グロスゴギート,エリック
トーマス ドッド,マイケル
アン ロウ,テレサ
ジョン ホプキンス,ジェフリー
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Abstract

(57)【要約】 毛髪にコンデショニングと引き立った輝きを付与するためのヘアケア組成物。この組成物は高屈折率不揮発性ポリシロキサン流体、このポリシロキサン流体と相容性の不揮発性延展剤、および毛髪に施すのに適したキャリアーから成る。詳しくは、(i)(a)高度にアリール置換したポリシロキサン流体等の、少なくとも約1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体と、(b)上記ポリシロキサン流体と混和している、上記シリコーン流体用不揮発性延展剤の混合物、ならびに(ii)毛髪に施すのに適したキャリアーから成るヘアケア組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 コンディショニングおよび引き立った輝き を付与するためのヘアケア組成物 技 術 分 野 本発明は毛髪にコンディショニングおよび輝きを付与するためのヘアケア組成 物に関する。さらに具体的には、本発明は毛髪にコンディショニングおよび引き 立った水準の輝きを付与するためのヘアケア組成物に関するものである。 発 明 の 背 景 通常、洗髪は当業者に公知の多種類の洗剤用界面活性剤含有組成物の何れかを 用いて行なわれる。毛髪を単に清潔にするだけではなく、心地好く健康的な感触 と外観を有する従順な毛髪を希望する多くの階層をも同時に満足させうるように 毛髪を効率的に洗浄できるシヤンプーの処方は公知である。 一層心地好く、かつ従順な毛髪を提供するために通常行なわれる方法の一つは 、ヘアコンディショニング剤、例えばカチオン第四級アンモニウム界面活性剤お よびポリマー類、シリコーン流体類、ならびに炭化水素油または他の有機質油、 を使用する方法である。 毛髪の外観を改善するためには、ヘアシャイン剤、例 えばシェラック、ジメチコン、油脂およびワックス類、ならびに第四級アンモニ ウム界面活性剤、を用いて行なう方法が一般的である。ある種のヘアケア成分、 例えば油脂およびワックス、ジメチコン、ならびにカチオン界面活性剤、は、ヘ アシャイン効果に加えてコンディショニングも付与できる利点がある。しかしこ れらの成分は毛髪の外観または感触に逆効果を与えるので使用量が限定される。 油脂を多量に使用すると毛髪の外観と感触が油ぎってくる。ジメチコン、カチオ ン界面活性剤およびワックスを多量に用いた場合、特に繰り返して使用すると、 コーテイングで汚れた髪の感触になり、かつ芯が無くぐにゃぐにゃした状態にな る。一方、シェラックは粘ってべとつく感触を与える。 ヘアシャイン剤の目的は毛髪表面からの光の反射量を増加させることにある。 ヘアシャインなる用語の定義は、毛髪繊維からの正反射光と拡散反射光との間の コントラストであることが一般的に認められている。「健康的なヘア」を消費者 に強く印象ずける「光沢(sheen)」または「ハイライト」なる知覚は、このコ ントラストが創り出す。 上記のように多種類のヘアシャイン剤が知られているにもかかわらず、安価で 容易な処方により、またはヘアシャイン活性の僅かなレベル向上に際して公知組 成物で経験するような、審美的不利益を髪に与えることなしに、 一層引き立った輝きを髪に付与しうるヘアケア組成物の提供が依然として強く要 望されている。かかるヘアケア組成物の提供が本発明の一つの目的である。 さらに、上記のような引き立った輝きを提供しうると同時に、毛髪にコンディ ショニング、特に改良された梳毛性とヘア感触、とを付与しうるようなヘアケア 組成物の提供が望まれている。したがって本発明の他の目的は、毛髪に対してコ ンデイショニングと引き立った輝きとの両方を付与しうるようなヘアケア組成物 を提供することにある。 当業者にとり自明で、または議論しうる前記ならびに他の恩恵は、下記の本発 明により受けることがきる。 特記しない限り全ての%は組成物基準の重量%である。全ての比は特記しない 限り重量比である。ここに記載の全ての%、比および諸成分の量は、特記しない 限り該当成分の正味量を基準とし、溶剤、フイラー、またはこの成分と混合しう る他の市販材料は含まれないであろう。 本発明は、ここに記載の必須要素を含有するか、これらの必須要素のみから成 るか、または必須要素から実質的に成ること以外に、ここに記載の好ましい成分 または任意の他成分も含有できる。 発 明 の 要 約 毛髪に対してコンディショニングおよび引き立った輝きを付与するヘアケア組 成物は、高屈折率で不揮発性の ポリシロキサン流体と、このポリシロキサン流体と相容性の不揮発性塗布剤と、 さらに毛髪に施すのに好適なキャリアーとを組み合わせることにより提供される ことが見出された。本発明の組成物は上記延展剤を含有することが必須要件であ る。その理由は、ここで使用するポリシロキサン流体類は高い屈折率を示すもの の、延展剤の存在なしでは、本発明の実施により得られる高レベルの輝きを与え ないからである。 より具体的には、本発明は下記のものを含んでなるるヘアケア組成物を提供す るものである。 (a)屈折率が少なくとも約1.46の不揮発性ポリシロキサン流体、 (b)上記ポリシロキサン流体と混合した、上記シリコーン流体用の不揮 発性延展剤、および (c)毛髪に施すのに適したキャリアー [ここで、上記組成物はポリシロキサン流体の表面張力を低減させるに充分量の 上記延展剤を含有する]。 表面張力の低下の程度は少なくとも約5%であることが好ましく、より好まし くは少なくとも約10%であり、上記ポリシロキサン流体と上記延展剤との混合 物の合計は組成物の少なくとも約0.1重量%である。代わりに本発明は、上記 ポリシロキサン流体に較べて上記混合物のグロスメーター正反射率を少なくとも 約Δ1.0%だけ増加しうるに充分量の上記延展剤を含有した組成物と して示すこともできる。 好ましい実施態様において、このポリシロキサン流体は高度にアリール化され たシリコーンであり、特に高度にフェニル化したシリコーン、例えばペンタフェ ニルトリメチルトリシロキサンもしくはジフェニルメチルフェニルシロキサン共 重合体、またはジフェニルジメチルシロキサン共重合体、である。 好適な延展剤の例中には、シリコーン樹脂(特にMQシリコーン樹脂)、ポリ エーテルシロキサン共重合体等の界面活性剤およびシリコーンを含まない有機界 面活性剤が包含されるが、必ずしもこれらに限定されない。 また本発明は、毛髪に上記組成物を施してコンディショニングおよび引き立っ た輝きを付与するための方法に関する。 本発明の組成物と方法は、ヘアローション、トニック、ゲル、ムース、スプレ ー等のリーブオン組成物、およびシヤンプーおよびヘアリンス等のリンスオフ組 成物を包含する多種類のヘアケア製品との関連において利用するのが有利である 。 以下、各種の任意実施態様および好ましい実施態様を交えて本発明をさらに詳 しく記載する。 発明の詳細な説明高屈折率不揮発性ポリシロキサン流体 本発明の組成物は、少なくとも約1.46、好ましく は少なくとも約1.48、さらに好ましくは少なくとも約1.52、最も好まし くは少なくとも約1.55、の屈折率を有する不揮発性ポリシロキサン流体(「 シリコーン流体」)を必須成分として含有する。必ずしも本発明を限定するもの ではないが、このポリシロキサン流体の屈折率は一般的には約1.70未満、典 型的には約1.60未満、である。ポリシロキサン「流体」の例中には流体類以 外にガム類も包含される。 公知のように屈折率とは、一つの媒体から他の媒体へと通過する光線の方向変 化(すなわち見掛けの曲がり(apparent bending))を指す。本発明における屈折 率とは空気からポリシロキサン流体またはポリシロキサン流体/延展剤混合物へ と通過する光線の屈折率を指す。このシリコーン流体の屈折率は市販の公知標準 装置、例えばアッベ屈折計、を用いて測定する。屈折率測定の技術はHandbook o f Chemical Microscopoy、Volume I - Chemical Methods and Inorganic Qualit ative Analysis)、Chemot および Mason ら著、(John Wiley & Sons.Inc. , New York.1958 年発行)、311−334頁に記載がある。 ここで使用する「不揮発性材料」なる用語は当業者には公知のように、室温条 件下での蒸気圧が極めて低いか、または目立った蒸気圧を示さない材料を意味す る。不揮発性材料の蒸気圧は一般的に一気圧、25℃において 0.2mmHg以下である。また不揮発性材料は一般的には一気圧下での沸点が 少なくとも275℃、好ましくは少なくとも300℃の材料である。 ここで用いるポリシロキサン流体は、一般的には少なくとも約10センチスト ークス(25℃)、好ましくは約20乃至約2,000,000センチストーク ス、一層好ましくは約30乃至500,000センチストークス、の粘度を示す 。ここに記載の他の要求性状が満足される限り、他の粘性不揮発性シリコーン流 体もまた使用可能である。一般に、ヘアシャインと同時にコンデイショニングが 必要とされる場合には、約50,000以上、好ましくは約100,000以上 の、一層高い粘度を示すシリコーン流体材料を使用するのが好ましい。粘度測定 はDow Corning の試験方法(Dow Corning Corporate Test Method CTM 0004)( 1970年7月20)に準拠するガラス製毛細管式粘度計を用いて測定できる。 本発明の目的に適するポリシロキサン流体の例中には一般式(I)で表わされ るポリシロキサン流体が包含される。 [式中、各Rは独立に置換または非置換脂肪族(例えばアルキルまたはアルケニ ル)、アリール、アリールオキシ、アルカリール、アルコキシ、アルカミノ(例 えばアルキルまたはアルケニルアミノ基)、ヒドロキシ、もしくは水素、または これらの組み合わせ基であり、nは少なくとも約1の整数、典型的には約1乃至 約1,000の整数、である] このR置換基の例中には、エーテル基、ヒドロキシ基、およびアミン基の組み合 わせ以外にもハロゲンおよびハロゲン置換官能基類、例えばハロゲン置換脂肪族 基およびアリール基、の他の官能基との組み合わせも包含されてもよい。 このポリシロキサン流体は環状または鎖状である。鎖状ポリシロキサン流体の 例は式Iで示される。分岐鎖構造のものも使用できる。環状ポリシロキサン流体 の例には式(II)で表わされる環状ポリシロキサンが包含される。 [式中、Rは上記したと同じ、nは約3乃至7、好ましくは3乃至5である] シロキサン鎖(R)上の置換基構造としては、生成ポリシロキサンが室温で流 体であり、親油性であり、毛髪に施した際に刺激性、毒性または有害性を示さず 、組成物中の他の成分と相容性があり、通常の用途および貯蔵中に化学的安定で あり、毛髪表面への析出性があり、かつ生成ポリシロキサン流体の屈折率が上記 の条件を満足する限りはその種類を問わない。 好ましいアルキルおよびアルケニル置換基はC1−C5アルキルおよびアルケニ ル、一層好ましくはC1−C4、最も好ましくはC1−C2のアルキルおよびアルケ ニル基である。他のアルキル−、アルケニル−、またはアルキニル−含有基(ア ルコキシ、アルカリールおよびアルカミノ基等の)の脂肪族部分は直鎖または分 岐鎖でもよく、好ましくは炭素数1乃至5、一層好ましくは炭素数1乃至4、さ らに好ましくは炭素数1乃至3、最も好ましくは炭素数1乃至2、の基である。 上記のように、置換基Rは第1級、第2級、第3級アミンまたは第4級アンモニ ウム型のアルカミノ基等のアミノ官能基を含むこともできる。これらの例中には 、モノ−、ジ−、およびトリ−アルキルアミノおよびアルコキシアミノ基類が包 含され、その脂肪族鎖長は好ましくは上記の長さである。この置換基Rは他の基 、例えばハロゲン(例え ばクロライド、フルオライドおよびブロマイド)、ハロゲン化脂肪族もしくはア リール基、およびヒドロキシ(例えばヒドロキシ置換脂肪族基)、で置換されて いてもよい。好適なハロゲン化R基の例中には、例えばトリハロゲン化(好まし くはフルオロ化)アルキル基、例えば−R1−C(F)3[式中R1はC1−C3ア ルキル基]が包含される。かかるポリシロキサン類の例中にはポリメチル−3, 3,3−トリフルオロプロピルシロキサンが包含される。 ここに記載の高屈折率ポリシロキサン流体は、上記した所望の水準まで屈折率 を増加させるのに充分な量のアリール基含有R置換基を有している。 アリール含有置換基は脂環式および複素環式5および6員アリール環を含み、 かつこれらの置換基は縮合5または6員環を有している。このアリール環類自体 は置換または非置換である。置換基類の例中には脂肪族置換基が包含され、また アルコキシ置換基、アシル置換期、ケトン、ハロゲン(例えばClおよびBr) 、アミン等が包含される。 アリール含有基の例中には、フェニル等の置換おょび非置換アレーン類、およ び例えばアリルフェニル、メチルフェニルおよびエチルフェニル等のC1−C5ア ルキルもしくはアルケニル置換フェニル誘導体、スチレニル等のビニルフェニル 、および例えばフェニルC2−C4 アルキン類等のフェニルアルキン類が包含される。複素環式アリール基の例中に はフラン、イミダゾール、ピロール、ピリジン等から由来した置換基類が包含さ れる。縮合アリール環置換基の例中にはナフタレン、クマリン、およびプリンが 包含される。 本発明のポリシロキサン流体のアリール含有置換基の程度は一般に少なくとも 約15%、好ましくは少なくとも約20%、一層好ましくは少なくとも約25% ,さらに好ましくは少なくとも約35%、最も好ましくは少なくとも約50%、 である。典型的なアリール置換の程度は約90%未満、さらに一般的には約85 %未満,好ましくは約55乃至約80%、である。 本発明のポリシロキサン流体はアリール置換基が原因して比較的高い表面張力 を示すのが特徴である。本発明のポリシロキサン流体は一般に少なくとも約24 ダイン/cm2、典型的には少なくとも約27ダイン/cm2の表面張力を示す。 表面張力の測定はDow Corningの試験法(Dow Corning Copoporate Test Method CTM 0461)(1971年11月23日発行)に準拠した Nouyリング張力計を使 用して測定する。表面張力の変化は上記試験法に従うか、またはASTM D1 331に準拠して測定できる。 本発明における好ましいポリシロキサン流体はフェニルもしくはフェニル誘導 体置換基(できればフェニルが 好ましい)とアルキル置換基、好ましくはC1-4アルキル(最も好ましくはメチ ル)ヒドロキシ、アルキルアミノ(特に−R1NHR2NH2、式中各R1およびR2 は独立にC1−C3アルキル、アルケニル、および/またはアルコキシを示す) との組み合わせである。 高屈折率ポリシロキサンはDow Corning(米国ミシガン州ミッドランド)、Huls America(米国ニュージャージー州ピスカタウェイ)、General Electric Silic ones(米国ニューヨーク州ウォーターフォード)から商業ベースで市販されてい る。延展剤 本発明の組成物中にはポリシロキサン流体用の不揮発性延展剤も含まれている 。この延展剤はポリシロキサン流体と相容性のものでなければならない。「不揮 発性材料」なる用語は上記した通りである。「相容性」なる用語は、この延展剤 がこのポリシロキサン流体中に可溶であり、分散性を有し、または混和性を有す るがために、これらの二つの成分が組成物の同一相中に混合した状態で留まりう ることを意味する。換言すれば、この延展剤およびポリシロキサン流体は組成物 中で混合されて混合物を形成し、延展剤がこのポリシロキサン流体の表面張力を 低減させる。表面張力の低減の測定は上記方法に準拠して実施できる。この延展 剤およびポリシロキサン流体は本発明の組成物中では連続または非連続相を形成 し ている。 本発明の一提案では、この組成物はポリシロキサン流体の表面張力を低減させ るに充分量の延展剤を、少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約10%、一 層好ましくは少なくとも約15%、さらに好ましくは少なくいとも約20%、最 も好ましくは少なくとも約25%、の量で含有したものと定義できる。ポリシロ キサン流体/延展剤混合物の表面張力を低減させると毛髪の輝きを引き立てる効 果が改善される。表面張力低減の最高程度は必ずらしも限定されないが、本発明 における好ましい組成物では表面張力は、一般に約20%乃至約35%だけ、さ らに一般的には約25乃至約30%だけ、低減される。 一般的に延展剤は、混合物の表面張力を少なくとも約2ダイン/cm2だけ、 好ましくは少なくとも約3ダイン/cm2、一層好ましくは少なくとも約4ダイ ン/cm2、最も好ましくは少なくとも約5ダイン/cm2、だけ減少させるもの でなければならない。 ポリシロキサン流体と延展剤との混合物の表面張力は、最終製品中に存在する 比率において30ダイン/cm2またはそれ以下、好ましくは約28ダイン/c m2またはそれ以下、最も好ましくは約23ダイン/cm2またはそれ以下、であ る。この表面張力は典型的には約15乃至約30ダイン/cm2、一層典型的に は約18乃至約28ダイン/cm2、最も一般的には約20乃至約 25ダイン/cm2、の範囲である。 光沢(gloss)は対象物の輝いた外観、または光沢性外観に寄与する物理的要 因である光沢の測定は正反射率に換算して測定する。正反射率とは、一つの表面 から鏡面方向(すなわち反射面に向かって光源から流れる光から180゜方向に 反射する光)に特定角度許容差内で反射する入射光の分率または百分率をいう。 正反射率は毛髪の輝きを測定するための有用な手段である。正反射率の背景およ び正反射率を毛髪の輝きの程度の評価に利用することの詳細に就いてはR.F.St amm,M.L. Garcia,および J.J.Fuchs らによる″The Optical Properties of Human Hair -I Fundamental Considerations and Goniophotometer Curves a nd II, The Lustre of Human Hair Fibers″J.Soc.Cosmet. Chem.28, 571- 599頁および601-609頁(1977年9月)に記載がある。 コラーゲン被覆黒色セラミック板上にある、本発明による組成物被膜を用いて 測定した正反射率は毛髪の輝きと相関関係にあり、かつ毛髪試料とヘアシャイン 剤析出層との間の不調和に起因する実験的変化の影響を受けにくい。本発明にお いて測定するコラーゲン被覆黒色セラミック板上の正反射率は、下記の実験例に 記載の手法に従って測定して決め、これをグロスメーター正反射率と呼称する。 本発明の組成物は、延展剤とポリシロキサン流体との 混合物を含有する組成物であると換言して記載することもでき、この場合の組成 物はポリシロキサン流体と比較した混合物のグロスメーター正反射率を増加させ るのに充分量の延展剤を含有し、この際の増加率は少なくとも約「デルタ1.0 %」(以下、「Δ1.0%」と記載、ここでデルタとは光源強度を100%とし た場合の正反射率の変化(%)を指す)である。グロスメーター正反射率の増加 は少なくとも約Δ2.0%が好ましく、一層好ましくは少なくとも約Δ5.0% 、さらに好ましくは少なくとも約Δ7.5%、最も好ましくは少なくとも約Δ1 0.0%、である。 グロスメーター正反射率は次の実験例に記載の手法に従って測定する。一般に は、この組成物中のポリシロキサン流体と同じ相に使用した溶剤があれば、それ と同じ溶剤の1.0%ポリシロキサン流体溶液を用いる。組成物中でポリシロキ サン流体が別途溶剤で希釈されていない場合には、シクロメチコンを用いて1. 0%溶液を調製する。必要に応じてシクロメチコン/エタノール溶液を用いて試 験用1.0%ポリシロキサン溶液を調製することもできる。対照試料としては延 展剤を加えないものを用いる。その他の場合の溶液中への延展剤添加量は、組成 物中に存在する延展剤のポリシロキサン流体に対する重量比で行なう。この試験 溶液をコラーゲン被覆黒色セラミックタイル上に析出させて乾燥する。正反射率 の 測定は平坦面からの正反射測定に好適なグロスメーター、分光光度計を用いて測 定する。適当なグロスメーターは公知で市販され、例えばBYK-Gardner, Ind., (米国メリーランド州シルバースプリング)から”micro-gloss’グロスメータ ーとして入手できる。 ポリシロキサン流体対延展剤の重量比は一般に約1000:1および約1:1 0の間、好ましくは約100:1および約1:1の間、一層好ましは約50:1 および約2:1の間、最も好ましくは約25:1乃至約2:1、である。ヘアリ ンス用組成物中での比率は約10:1および約2:1の間であることが特に好ま しい。フッ素化界面活性剤を使用する場合は、ポリシロキサン:延展剤の比率を 特に高くすると有効であり、これは界面活性剤の効率に起因する。このように、 約1000:1を充分に上回る比率でも使用可能であると考えられる。 本発明に用いる延展剤の例中にはシリコーン樹脂および界面活性剤が包含され 、これらの例中にはポリエーテルシロキサン共重合体およびシリコーンを含まな い有機界面活性剤の両方が包含される。特に好ましい延展剤はシリコーン樹脂で ある。シリコーン樹脂 シリコーン樹脂は高度に架橋されたシロキサン系高分子である。架橋構造の導 入は、シリコーン樹脂の製造過程で一官能価または二官能価モノマー単位、また はその 両方を有する三官能価および四官能価シラン類の添加を通じて行なわれる。公知 のように、シリコーン樹脂中に形成させるに要する架橋の程度はシリコーン樹脂 中に導入した特定シラン単位に応じて変動する。一般には、乾燥に際して硬質被 膜を与える程度に充分な程度の三官能価および四官能価シロキサンモノマー単位 (したがって充分な程度の架橋性)を有するシリコーン材料がシリコーン樹脂類 であると考えられている。ケイ素原子に対する酸素原子の比率は特定シリコン材 料における架橋性の目安になる。シリコーン樹脂は一般にケイ素原子当り少なく とも約1.1酸素原子を含む。酸素:ケイ素原子の好ましい比率は、少なくとも 約1.2:1.0である。シリコーン樹脂製造用の代表的シラン類の例中には、 モノメチル−、ジメチル−、モノフニル−、ジフェニル−、メチルフェニル−、 モノビニル−、およびメチルビニルクロロシラン類、ならびにテトラクロロシラ ンが包含される。好ましい樹脂の例としてはゼネラル・エレクトリック社から G E SS4230 および SS4276として市販されるメチル置換シリコーン樹脂がある。 市販シリコーン樹脂類は一般に低粘度で低揮発性、好ましくは不揮発性シリコー ン流体として未硬化の形態で供給される。本発明で使用するシリコーン樹脂は硬 化樹脂の形態ではなく、むしろ未硬化の形態で組成物中に存在させることは当業 者にとり容易に理解しうるところである。 シリコーン流体、ガム類、および樹脂類ならびにシリコーン類の製造について の議論部分を包含したシリコーンに関する背景材料は、Encyclopedia of Polyme r Science and Engineering,Volume 15,Second Edition、204-308頁(John Wi ley & Sons, Inc.,1989年発行)、およびChemistry and Technology of s ilicones、282-287頁および409-426頁(Walter Noll, Academic Press, Inc. Harcourt Bruce Javanovich publishers,New York, 1968年発行)、282- 287頁および409-426頁中に記載がある。 特にシリコーン物質シリコーン樹脂類は、「MDTQ」命名法として知れらる 簡略命名システムに従って簡便に類別できる。このシステムによれば、シリコー ンはシリコーンを構成する各種シロキサンモノマー単位の存在に従って記載する 。簡単に言えば、Mは一官能価単位(CH33SiO)5、Dは二官能性単位( CH32SiO、Tは三官能価単位(CH3)Si1.5、およびQは四価−または 四官能価単位SiO2を示す。ユニット記号のプライム符号、すなわちM’、D ’、T’、およびQ’、はメチル以外の置換を示し、かつそれぞれの場合で特別 に規定することを必要とする。置換基の典型例にはビニル、フェニル、アミン、 ヒドロキシル等が包含される。このMDTQシステムでは、シリコーン中の各単 位タイプの合計数(またはその平均値)を示す下付 き記号で表わすか、または分子量と並記した特記比率の何れかで表わした各種単 位のモル比により当該シリコーン材料の完全なる記述ができる。一つのシリコー ン樹脂中のT、Q、T’および/またはQ’の、D、D’、Mおよび/またはM ’に対する相対モル量が大きい程、架橋性の程度が高いことを示している。しか し、前記のように架橋性の総体的レベルは酸素対ケイ素比でも表示が可能である 。 本発明に使用するのに好ましいシリコーン樹脂としてはMQ、MT、MTQ、 およびMDTQ樹脂が挙げられる。特に好ましいシリコーン置換基はメチル基で ある。特に好ましい樹脂はM:Qのモル比が約0.5:1.0乃至約1.5:1 .0であり、樹脂の平均分子量が約500乃至約10,000、一般には約1, 000乃至約10,000,の樹脂類である。 選択した延展剤(特にシリコーン樹脂)およびポリシロキサン流体の種類に応 じては、追加溶剤を添加して樹脂とポリシロキサン流体とが互いに相容するよう にすることが望ましく、かつ必要になる。例えばポリシロキサン流体:シリコー ン樹脂の所望流量比において、このシリコーン樹脂がポリシロキサン流体と相容 しなければ、ポリシロキサン/延展剤相中に溶剤を添加して、これら成分の溶解 性または分散性を高めることは有効である。溶剤の屈折率が約1.46以下であ るか、またはポリシ ロキサン流体の屈折率以下であれば、揮発性溶剤(一気圧、25℃、0.2mm Hg以上で沸点が一般には275℃未満の材料)を使用して毛髪上に残留させず に、かつ本発明で得られる輝き性能を阻害させないようにするのが好ましい。好 ましい溶剤の例中には、シクロメチコン、キャリアー流体としてここに記載の他 の環状シロキサン類、ジメチコン等の直鎖ポリシロキサンポリマー、および式I およびIIで表わされるポリシロキサン材料の低粘度類似体、好ましくは約10 センチストークス(25℃)またはそれ以下の粘度を有する材料、が包含される 。かかる材料は本発明の高度アリール化高屈折率ポリシロキサンよりもアリール 含有置換基の程度が一般に低い(またはゼロ)ものが好ましく、炭素数約4乃至 約16の直鎖または分岐鎖炭化水等の揮発性液状炭化水素(例えばヘキサン、イ ソブタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン)、低級アルコール類 (例えばエタノールおよびイソプロパノール等のC2−C4アルコール)、全炭素 数が約10またはそれ以下の炭化水素エステル類(例えば酢酸エチル)、ハロゲ ン化炭化水素類(例えばフレオン)、揮発性ケトン類(例えばアセトン)、およ びこれらの混合物が挙げられる。 特にシクロメチコンが好ましい。しかしながら本発明では、樹脂/フェニル化 ポリシロキサン溶剤に対する不揮発性溶剤の使用を排除するものではない。上記 溶剤の 使用に際しては(高度アリール化不揮発性ポリシロキサンおよび延展剤の合計) に対する溶剤の重量比は、リンスオフ用ヘアケア製品には典型的には最高約10 0:1、一層典型的には最高約50:1、ヘアリンス製品用には約2:1乃至約 10:1、が好ましい。リーブオン製品用には、後に述べる予定のキャリアー成 分として多量の揮発性溶剤を使用することができる。界面活性剤 ポリシロキサン流体と相容性で、かつ毛髪に施すの適した界面活性剤を延展剤 として使用することも可能である。かかる界面活性剤はアニオン、カチオン、ノ ニオン、両性または双性イオン界面活性剤である。ポリエーテルシロキサン共重合体 ポリエーテルシロキサン共重合体またはしばしばシリコーン「コポリオール」 として呼称されるものは、このポリシロキサン流体用の延展剤として利用できる シリコーン含有界面活性剤である。シリコーンコポリオール類は親油性ポリシロ キサン鎖と親水性アルコキシ部位とを特徴とする界面活性剤である。 本発明に使用できるシリコーンコポリオールの例中には、次式で表わされるポ リアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン類である。 [式中、Rは水素、ハロゲン、炭素数1乃至約12のアルキル基、炭素数1乃至 約6のアルコキシ基またはヒドロキシル基、R’およびR”は炭素数1乃至12 のアルキル基、xは1乃至100、好ましくは20乃至30の整数、yは1乃至 20、好ましくは2乃至10の整数、aおよびbは0乃至50、好ましくは20 乃至30、の整数である] 本発明に用いて有用なこれらのシリコーンコポリオールは Geen らの米国特 許第4,122,029号公報(1978年10月24日発行)、Keilの米国特 許第第4,265,878号公報(1981年5月5日発行)、およびDixon らの米国特許第4,421,769号公報(1983年12月20日発行)にも 開示されている。かかるシリコーンコポリオール材料はヘア組成物との関 連でAbeの英国特許出願第2,066,659号公報(1981年7月15日発 行)およびKuehnsのカナダ特許727,588号公報(1966年2月8日発行 )に開示されている。本発明で使用可能なコポリオールの例には Silwet Surfac e Active Copolymers (ユニオン・カーバイド社)およびDoe Corning Silicone Surfactants (Dow Corning)が包含される。 使用可能な各種非シリコーン系有機界面活性剤を次に述べる。アニオン界面活性剤 有用なアニオン界面活性剤の例中には、アルキルおよびアルキルエーテルサル フエートが包含される。これらの材料は式ROSO3Mおよび RO(C24O)xSO3M[式中、Rは炭素数約10乃至20のアルキルまたは アルケニル、xは1乃至10、およびMはアンモニウム、ナトリウム、カリウム およびエタノールアミン等の水溶性カチオンである]で表わされる。 アニオン界面活性剤の他の好ましい例としては下記一般式で表わされる有機硫 酸反応生成物の水溶性塩類である。 R1−SO3−M [式中、R1は炭素数約8乃至約24、好ましくは約12乃至約18、の鎖状ま たは分岐鎖型飽和脂肪族炭化 水素ラジカルから成る群から選択され、かつMはカチオンである] なかでも重要な例は炭素数約8乃至約24、好ましくは約12乃至約18、のイ ソ−、ネオ−およびn−パラフイン類を包含するメタン系炭化水素と、例えばS O3、H2SO4,発煙硫酸等のスルホン化剤との有機硫酸反応生成物の塩類であ り,ブリーチングおよび加水分解を包含する公知スルホン化法により得られる。 なかでもスルホン化C12-18n−パラフイン類のアルカリ金属およびアンモニウ ム塩が好ましい。 本発明に使用できる他のアニオン界面活性剤としては,イセチオン酸でエステ ル化し、水酸化ナトリウムで中和した、例えば椰子油脂肪酸の反応生成物、メチ ルタウライドの椰子油由来脂肪酸アミド類のナトリウムまたはカリウム塩が挙げ られる。その他のアニオン界面活性剤の例は米国特許第2,486,921号、 同第2,486,922号および同第2,396,278号各公報に記載がある 。 他のアニオン界面活性剤としてはスクシナメートと呼称される部類が挙げられ る。この部類の例には、ジナトリウムN−オクタデシルスルホスクシナメート、 テトラナトリウムN−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスル ホスクシナメート、ナトリウムスルホ琥珀酸のジアミルエステル、ナトリウムス ルホ琥珀酸の ジヘキシルエステル、ナトリウムスルホ琥珀酸のジオクチルエステル等の界面活 性剤が包含される。 利用可能な他のアニオン界面活性剤の例としては、炭素数約12乃至約24の オレフインスルホネートが挙げられる。ここで使用する「オレフインスルホネー ト」なる用語はa−オレフィン類を有利のSO3でスルホン化し、次いで反応に より生じたスルトン類を全て加水分解して対応するヒドロキシアルカンスルホネ ートに転換する方法で生成した化合物を意味する。オレフインスルホネート類を 誘導できるa−オレフイン類の例としては、炭素数約12乃至約24、好ましく は約14乃至約16、のモノオレフインが挙げられる。アニオン有機界面活性剤 の他の部類はb−アルキルオキシアルカンスルホネートである。ノニオン界面活性剤 ノニオン界面活性剤は広義にはアルケンオキシド基(親水性である)を脂肪族 またはアルキル芳香族である親油性化合物と縮合させて得られる化合物であると 定義される。好ましいノニオン界面活性剤の例中には、 1.アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖ま たは分岐鎖型のいずれかである炭素数約6乃至約20のアルキル基を有するアル キルフェノールをエチレンオキシドと縮合させた生成物であり、エチレンオキシ ドの付加量はアルキルフェノールモル当 り約10乃至約60モルに該当する量である。 2.プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物をエチレン オキシドと縮合反応させて得られる生成物。 3.直鎖または分岐鎖型の何れかである炭素数約8乃至約18の脂肪族 アルコール類とエチレンオキシドとの縮合反応生成物であり、ここでのエチレン オキシドの付加量は炭素数約10乃至約14の椰子油由来のアルコール留分のモ ル当り約10乃至約30モルに該当する量である。 4.長鎖第3級アミンオキシド、例えば次の一般式に対応するもの。 [式中、R1は炭素数約8乃至18のアルキル、アルケニルまたはモノヒドロキ シアルキル基、0乃至約10のエチレンオキシド部位、および0乃至約1のグリ セリル部位含み、R2およびR3は炭素数約乃至約3であり、かつ0乃至約1のヒ ドロキシ基、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、もしくはヒ ドロキシプロピルラジカルを含む(式中の矢印は半極性結合を示す)] 5.次の一般式に概要する長鎖三級ホスフインオキシド [式中、Rは鎖中に炭素数約8乃至約18のアルキル、 アルケニルまたはモノヒドロキシアルキルラジカル、0乃至約10のエチレンオ キシド部位、および0乃至約1のグリセリル部位を含み、R’およびR”はそれ ぞれ炭素数約1乃至約3のアルキルまたはモノヒドロキシアルキルであり、式中 の矢印は半極性結合を示す]。 6.炭素数約1乃至3の一つの短鎖アルキルまたはヒドロキシアルキル ラジカル(通常はメチル)と、炭素数約8乃至約20のアルキル、アルケニル、 ヒドロキシアルキルまたはケトアルキルラジカル、0乃至約10のエチレンオキ シド部位および0乃至約1のグリセリル部位を含む一つの長鎖親油性鎖とを含有 する長鎖ジアルキルスルホキシド。 7.ポリソルベート例えば脂肪酸のスクロースエステル。かかる材料に 就いては米国特許第3,480,616号公報中に開示され、例えばスクロース ココエート(椰子油脂肪酸のスクロースエステル類の混合物で、主としてモノエ ステル類から成り、RITAから GRILLOTEN LSE 87K として、またCrodaから CRODE STA SL-40として市販される)が挙げられる。 8.炭素数約6乃至約30、好ましくは約10乃至約16、の親油基と 、ポリサッカライド、例えばポリグリコシド、親水基とを有するアルキルポリサ ッカライドノニオン界面活性剤がLlenado らの米国特許第4,565,647号 公報(1986年1月21日発行) 中に開示されている。このポリサッカライドは約1.0乃至約10、好ましくは 約1.3乃至約3、最も好ましくは約1.3乃至約2.7、のサッカライド単位 を含む。炭素数5または6の還元性サッカライド、例えばグルコース、ガラクト ース、は何れも使用でき、かつガラクトシル部位はグルコシル部位で置換されう る。(この親油基は2−、3−、4−等の位置に任意に結合してグルコシドまた はガラクトシドとは対照的にグルコースまたはガラクトースを与える)。このサ ッカライド間結合は例えばこの追加サッカライド単位の一つの位置と前記サッカ ライド単位上の2−、3−、4−、および/または6−位置との間で形成されう る。この親油部位とポリサッカライド部位とを任意に結合するポリアルキレンオ キシド鎖が存在してもよい。このアルキル基は最高約3個のヒドロキシ基を含有 し、かつ/またはこのポリアルキレンオキシド鎖は最高約10、好ましくは5未 満、のアルキレン部位を含むことが好ましい。好ましいアルキルポリサッカライ ドとしては、オクチル、ノニルデシル、ウンデシルドデシル、トリドデシル、テ トラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、およびオクタデシル 、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、およびヘキサグルコシド、ガラクトシド 、ラクトシド、グルコース、フラクトシド、フルクトース、および/またはガラ クトースが挙げられる。 9.下式で表わされるポリエチレングリコール(PEG)グリセリル脂 肪エステル。 RC(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2CH2nOH [式中、nは約5乃至約200、好ましくは約20乃至約100、一層好ましく は約30乃至約85、であり、かつRC(O)−は、Rが炭素数約7乃至19、 好ましくは約9乃至17、一層好ましくは約11乃至17、最も好ましくは約1 1乃至14、の脂肪族ラジカルから成るエステルを示す] 約20乃至約100のnとC12−C18、好ましくはC12−C15脂肪エステルとの 組み合わせは、発泡に及ぼす逆効果を最小限に抑制する点で好都合である。 カチオン界面活性剤 本発明の組成物に使用して有用なカチオン界面活性剤、特にコンデイショナー 組成物に対して有用なカチオン界面活性剤は、本発明の水性組成物中に溶解した 際に正に帯電するアミノまたは第四級アンモニウム親水部位を含有する。本発明 に用いて有用なカチオン界面活性剤は次の文献に記載がある: M.C.PublishingCo., McCutcheon′s, Detergent & Emulsifiers (North Amer ican edition ,1979年),Schwartz らの Surface Active AgentsTheir Chemistry and Technology ,New york:(Interscience Publishers, 1949)、H ilfer の米国特許第3,155,59 1号公報(1964年11月3日発行)、Laughlinらの同第3,929,678 号公報(1975年12月30日発行)、Baileyらの同第3,959,461号 公報(1976年5月25日発行)、およびBolichの同第4,387,090号 公報(1983年6月7日発行)。 本発明に用いて有用な第四級アンモニウム含有カチオン界面活性剤材料として は、次の一般式で表わされる化合物が挙げられる。 [式中、R1−R4は独立に炭素数約1乃至約22の脂肪族基、または炭素数約1 2乃至約22の芳香族,アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミノ、 ヒドロキシアルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり、Xはハロゲン 、アセテート、ホスフエート,ナイトレート、およびアルキルサルフエートラジ カルから成る群から選択したアニオンである] この脂肪族基は炭素および水素原子以外にもエーテル結合、および他の基、例え ばアミノ基、を含有することができる。炭素数約12またはそれ以上の長鎖脂肪 族基は 飽和または不飽和であってもよい。 第一、第二および第三脂肪アミン塩類もカチオン界面活性剤材料として適当で ある。かかるアミン類のアルキル基の炭素数は約12乃至約22であることが好 ましく、かつ置換でも非置換でもよい。有用なアミン類の例には、ステアルアミ ドプロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアルアミド、ジメチルス テアルアミン、ジメチルソヤアミン、ソヤアミン、ミリスチルアミン、トリデシ ルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロウプロパンジアミン、エトキシル 化(E.0.5モル)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン 、およびアラキデイルベヘニルアミンが包含される。好ましいアミン塩類の例に は、ハロゲン、酢酸エステ、燐酸エステル、硝酸エステル、クエン酸エステル、 乳酸エステルおよびアルキルサルフエート塩が包含される。かかる塩類としては 、ステアリルアミンハイドロクロライド、ソヤアミンクロライド、ステアリルア ミンホルメート、N−タロウプロパンジアミンジクロライドおよびステアラミド プロピルジメチルアミンクエン酸エステルが包含される。これらの有用なカチオ ンアミン界面活性剤についてはNachtigal らの米国特許第4,275,055号 公報(1981年6月23日付き)中に記載されている。双性イオンおよび両性界面活性剤 シャンプーおよびコンデイショナーとして有用な双性 イオン界面活性剤としては脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウムおよびスル ホニウム化合物が例示でき、ここでの脂肪族ラジカルは直鎖または分岐型であり 、かつ脂肪族置換基の一つが炭素数約8乃至約18のものであり、一つがアニオ ン水可溶性基例えばカルボキシ、スルホネート、サルフエート、ホスフエート、 またはホスホネートを含有する化合物である。これらの化合物の一般式は次のも のである。 [式中、R2は炭素数約8乃至約18のアルキル、アルケニル、またはヒドロキ シアルキルラジカル、0乃至約10のエチレンオキシド部位および0乃至約1の グリセリル部位を含有し、Yは窒素、燐、および硫黄原子から成る群から選択さ れ、R3は炭素数約1乃至約3のアルキルまたはモノヒドロキシアルキル基、X はYが硫黄のときは1、Yが窒素または燐のときは2、R4は炭素数約1乃至約 4のアルキレンまたはヒドロキシアルキレン、およびZはカルボキシレート、ス ルホネート、サルフェート、ホスホネート、およびホスフェート基から成る群か ら選択されたラジカルである]。 ベタイン等の他の双性イオンも本発明には有用である。 有用なベタインの例中には、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリル ジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルα−カルボキシエチルベ タイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒド ロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、ステアリルビス−(2−ヒドロキシ プロピル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ−カルボキシプロピ ルベタイン、およびラウリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)α−カルボキシ エチルベタインが包含される。スルホベタイン類はココジメチルスルホプロピル ベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスル ホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベ タイン等で代表され、アミドベタインおよびアミドスルホベタインにおいてRC ONH(CH23ラジカルがベタインの窒素原子に連結したベタイン化合物も本 発明に使用して有用である。 本発明に使用して有用な両性界面活性剤を広義に言えば脂肪族第二および第三 アミン誘導体と記載でき、ここでの脂肪族ラジカルは直鎖または分岐鎖型であり 、かつここでの脂肪族置換基の一つは炭素数約8乃至約18であり、かつ一つは アニオン水可溶性基例えばカルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェ ート、またはホスホネート基を含有している。かかる定義に合致する化 合物の例中には、ナトリウム3−ドデシルアミノプロピオネート、ナトリウム3 −ドデシルアミノプロパンスルホネート、ドデシルアミンをナトリウムイセチオ ネートと反応(米国特許第2,658,072号公報)させて得られるN−アル キルタウリン類、N−高級アルキルアスパラギン酸、例えば米国特許第2,43 ,091号公報に準拠して調製される生成物、米国特許第2,528,375号 公報に準拠して調製され、「Miranol」として市販される生成物が包含される。 使用可能な他の界面活性剤としてフルオロ界面活性剤、または他のハロゲン化 界面活性剤が挙げられ、これらはアニオン、ノニオン、カチオン、両性または双 性イオンである。 フルオロ界面活性剤の例中には次式で表わされるペルフルオロ化合物が包含さ れる。 CF3−(CF2x−(CH2y−Z [式中、Zは有機または無機の水可溶性基であり、xは一般に2ないし17の整 数、特に7乃至11、yは0乃至4の整数であり、これらの化合物はZで示す基 または複数基の性質に応じてカチオン、アニオン、両性または双性イオンの何れ かになる]このZ基はサルフェート、スルホネート、カルボキシレート、アミン 塩、第四級アンモニウム、ホスフェート、ホスホネートまたはこれらの混合基か ら成る。ペルフルオロ化合物も公知であ り、Cellaらの米国特許第4,176,176号公報(1979年11月27日 発行)、Cellaらの同第3,993,745号公報(1976年11月23日発 行)、およびCellaらの同第3,993,744号公報(1976年11月23 日発行)中に記載されている。 フルオロ界面活性剤の使用量は他の殆どの延展剤の使用量よりも少ない。これ らの使用量は、一般にポリシロキサン流体:延展剤の重量比で示して約10,0 00:1乃至約1:1、好ましくは約1,000:1乃至約10:1、の範囲で ある。 本発明の組成物は一般的には約0.01乃至100重量%の延展剤をポリシロ キサン流体との混合物として含有しており、さらに一般的には約0.05乃至約 50重量%、好ましくは約0.1乃至約15重量%、一層好ましくは約0.2乃 至約5重量%、の範囲で含有しているが、組成物がヘアの輝きを引き立たせる限 りは、量的に制約されるものではない。キャリアー 本発明の組成物は毛髪に施すのに適したポリシロキサン流体おび延展剤に対す るキャリアーを含有している。キャリアーの使用量は一般には組成物の0乃至約 99.9重量%、一層一般的には約50乃至約99.95重量%、好ましくは約 85乃至約99.9重量%、最も好ましくは約95乃至約99.8重量%、で ある。ここに記載の「毛髪に施すのに適する」なる用語は、使用するキャリアー が毛髪の美観を損なったり、マイナスの影響を与えず、または皮膚に刺激を与え ないことを意味する。キャリアーの適切な選択は、使用するポリシロキサン流体 の種類に依存し、かつ調製製品が例えばヘアスプレー、ムース、トニックのよう に、使用に際して表面に残るか、またはリンスやシャンプーのように、使用後に リンスオフされるかどうかに依存する。 ここでのキャリアーの範疇には、ヘアケア組成物中に通常使用するキャリアー またはベヒクル成分以外にも、溶剤類が包含される。 本発明に使用するのに好ましいキャリアー流体類の例は、これらに限定されな いが、水、低級(例えばC1−C6)一価アルコール(例えばエタノールおよびイ ソプロパノール)、ヒドロアルコール性混合液、炭化水素(例えばイソブタン、 ヘキサン、デカン、アセトン)、ハロゲン化炭化水素類(例えばフレオン)、リ ナロール、炭化水素エステル(例えば酢酸エチル、フタル酸ジブチル)、揮発性 シリコーン誘導体、特にシロキサン(例えばフェニルペンタメチルジシロキサン 等のシロキサン類、メトキシプロピルヘプタメチルシクロテトラシロキサン、ク ロロプロピルペンタメチルジシロキサン、ヒドロキシプロピルペンタメチルジシ ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ キサ ン、シクロメチコン、およびジメチコン、例えば25℃における粘度が約15c pまたはそれ以下のもの)、およびこれらの混合物が包含される。好ましいキャ リアー流体は水、エタノール、揮発性シリコーン誘導体、およびこれらの混合物 である。かかる混合物中に使用する流体は互いに混和性または非混和性である。 このキャリアーの例中にはゲルビヒクル物質も包含される。ゲルビヒクルは必 須の2成分、すなわちリピドビヒクル材料およびカチオン界面活性剤ビヒクル物 質から成る。カチオン界面活性剤に就いては詳しく上記した。ゲルビヒクルは次 の文献中に概説されている。Barryによる”The Self Bodying Action of the Mi xed Emulsifier SodiumDodecyl Sulfate/ Cetyl Alcohol'、28 J. of Colloid and Interface Science 82-91(1968)、Barryらによる″The Self-Bodying Ac tion of Alkyltrimethyl ammonium bromides/ CetostearylAlcohol Mixed emuls ifiers; Influence of Quaternary ChainLength″, 35 J. of Colloid and Inte rfaceScience6 89-708 (1971);およびBarryらによる'Rheology of Systems Co ntaining Cetomacrogol 1000-Cetosteary Alcohol, I. Self Bodying Action', 38J. of Colloid and Interface Science 616-625 (1972)。 ヘアリンス組成物以外にもゲルコンデショナーや輝き引き立て剤等のリーブオ ンヘアケア組成物に対してゲル ビヒクルは特に有用である。 このキャリアーの例中には、一種または二種以上のリピドビヒクル材料が包含 され、これらは本質的に水不溶性であり、親油性と親水性両部位を含んでいる。 このリピドビヒクル材料の例中には、天然または合成由来の酸類、酸誘導体、ア ルコール、エステル、エーテル、ケトン、およびアミドが包含され、これらの炭 素数は約12乃至約22、好ましくは約16乃至18、である。脂肪アルコール および脂肪エステルが好ましく使用でき、脂肪アルコールの使用が特に好ましい 。 ここに記載のリピドベヒクルに就いては、Bailey'sIndustrial Oil and Fat P roducts 、(第3版、D. Swern, ed. 1979)に記載されている。有用な脂肪アル コールについてはHilferによる米国特許第3,155,591号公報(1964 年11月3日発行)、Watanabe らの米国特許第4,165,369号公報(1 979年8月21日発行)、Villamarinらの同第4,269,824号(198 1年5月26日発行)、英国特許第1,532,585号公報(1978年11 月15日発行)、およびFukushimaらの ”Effect of Cetostearyl Alcohol in Cosmetic Emulsions', 98 Cosmetic &Toiletries 89-112 (1983) 中に記載 がある 本発明に有用な脂肪エステルに就いては Kaufmannらの米国特許第3, 341,465号公報(1976年9月12日発 行)中に開示がある。リピドビヒクルの使用量は組成物に対し必要に応じて約0 .1乃至約10.0重量%である。このカチオン界面活性剤ビヒクル材料は組成 物に対し約0.05乃至約5.0重量%の量で使用する。 好ましいリピド類はセチルパルミテートおよびグリセリルモノステアレート等 のエステル類である。セチルアルコールおよびステアリルアルコールは好ましい アルコールである。特に好ましいリピドビヒクル物質はセチルアルコールおよび ステアリルアルコールの混合物で、セチルアルコール含有量が約55乃至約約6 5重量%の混合物である。 本発明の組成物、特にヘアリンス用組成物に使用するのに好ましいキャリアー の例中には、親油的に変性したヒドロキシエチルセルロース物質と、いなご豆ガ ム等の増粘剤、特殊界面活性剤、第四級アンモニウム化合物(ジタロウジメチル アンモニウムクロライド等の)、および/またはEDTA等のキレート剤との組 み合わせが包含される。これらのビヒクルについては Bolichらの米国特許第5 ,106,609号公報(1992年4月21日発行)、Bolichらの同第5,1 00,568号公報(1992年3月31日発行)、Bolichらの同第5,104 ,646号(1992年4月14日発行)、およびAnsher-Jacksonらの米国特許 第5,100,657号(1992年3月31日発行)に詳細に記載されてい る。 懸濁剤も、ポリシロキサン流体/延展剤系ヘアシャイン剤の懸濁用キャリアー 成分として、および/または他の不混和性もしくは粒状成分(例えばこの組成物 に不溶性のピリジンチオン亜鉛等の静電防止カチオン界面活性剤)の懸濁用キャ リアー成分として利用できる。 この組成物に使用して有用な懸濁剤の例中には、長鎖アシル誘導体、長鎖アミ ンオキシド、およびこれらの混合物等の各種の長鎖アシル誘導体物質またはこれ らの混合物が包含され、かかる懸濁剤は組成物中に結晶形で存在する。これらの 懸濁剤についてはGroteおよびRussellらの米国特許第4,741,855号公報 (1988年5月3日発行)に記載されている。炭素数約16乃至約22の脂肪 酸のエチレングリコールエステルがこれらに包含される。好ましい例は、エチレ ングリコールモノおよびジステアレート、特にモノステアレート、を約7重量% 未満含有したジステアレートが好ましい。他の好ましい懸濁剤は炭素数約16乃 至22、好ましくは約16乃至18、の脂肪酸のアルカノールアミド類である。 このましいアルカノールアミドとしてステアリンモノエタノールアミド、ステア リンジエタノールアミド、ステアリンモノソプロパノールアミド、およびステア リンモノエタノールアミドステアレートが挙げられる。他の長鎖アシル誘導体の 例には、長鎖脂肪酸(例えばステアリル ステアレートおよびセチルパルミテート等)の長鎖エステル、グリセリルエステ ル(例えばグリセリルジステアレート)および長鎖アルカノールアミド(例えば ステアルアミドDEAジステアレート、ステアルアミドMEAステアレート)の 長鎖エステル類が包含される。 さらに他の適当な懸濁剤の例には、ステアリルジメチッルアミンオキシド等の アルキル(C16−C22)ジメチルアミンオキシドが包含される。この組成物がア ミンオキシドまたは長鎖アシル誘導体を界面活性剤として含有する場合には、か かる界面活性剤により懸濁機能が提供されるので、これら物質の量が少なくとも 規定最低水準にある場合には追加懸濁剤の必要はない。 使用可能な他の長鎖アシル誘導体としてN,N−ジヒドロカルビルアミド安息 香酸およびその可溶性塩(例えばNaおよびK塩)、特にN,N−ジ(水素化) C16,C18および獣脂アミド安息香酸類が挙げられ、これらはStepan Company( 米国イリノイ州ノースフィールド)から入手可能である。 懸濁剤として長鎖アシル誘導体を使用する場合の添加量は約0.1乃至約5. 0重量%、好ましくは約0.5乃至約3.0重量%、である。懸濁剤はシリコー ン物質を懸濁させるのに有効で、製品に真珠様光沢を与える。これら懸濁剤の混 合物も組成物中に使用して有効である。 使用可能な他のタイプの懸濁剤としてキサンタンガム がある。キサンタンガムを懸濁剤としてシリコーンヘアコンデショニング成分と して使用することは、Bolichらの米国特許第4,788,006号公報に開示さ れている。キサンタンガムは市販バイオ合成ガム材料である。このものは分子量 が1000,000以上のヘテロポリサッカライドで、モル比2.8:2.0: 2.0のD−グルコース、D−マンノースおよびD−グルクロネートを含有する とされており、このポリサッカライドは4.7%アセチルで部分的にアセチル化 されている。これらの情報はWhistler, Roy L. EditorらのIndustrial Gums-Pol ysaccharides and Their Derivatives, NewYork: Academic Press (1973)に 記載があり、メルク社のKelcoデビジョンではKeltrol Rとしてキサンタンガムを 市販している。シリコーンヘアコンデショニング成分懸濁剤としてこのガムを使 用する場合には、一般に組成物の約0.3乃至約3重量%、好ましくは約0.4 乃至約1.2重量%、の量で、注くことのできる液状処方中に存在させる。 長鎖アシル誘導体とキサンタンガムとの組み合わせをシリコーンヘアコンデシ ョナー用の懸濁剤として使用できることがOhらの米国特許第4,704,272 号公報(1987年11月3日発行)に開示されており、本発明でも使用できる 。ゲル処方で組成物にゲル状粘度を付与するための主たる手段として用いる場合 は、注ぎ可 能液状処方の場合よりも高濃度の懸濁剤を配合する。かかる組成物中での懸濁剤 の使用量は典型的には約1乃至約5重量%である。ゲル化剤(例えばヒドロキシ エチルセルロース)、増粘剤、粘度調節剤等の他の物質を用いてゲル状粘度を付 与してもよい。これらの物質の混合物も使用できる。 本発明の組成物として有用なヘアケア組成物の例には、例えばトニック、ムー ス、ゲルおよびヘアスプレーも包含される。トニック、ゲルおよび非エアゾール ヘアスプレーでは溶剤、例えば水またはアルコール、を使い、一方ムースおよび エアゾールヘアスプレーの場合にはプロペラント、例えばトリクロロフルオロメ タン、ジクロロジフルオロメタン、フルオロエタン、ジメチルエーテ、プロパン 、n−ブタンまたはイソブタン、を追加処方する。低粘度トニックまたはヘアス プレー製品でも乳化剤を利用することがある。適当な乳化剤の例中にはノニオン 、カチオン、アニオン界面活性剤またはこれらの混合物が包含される。かかる乳 化剤を使用する際には、組成物に対して濃度約0.01乃至約7.5重量%で用 いるのが望ましい。プロペラントの使用量は調節可能であるが、一般にはムース 組成物では約3乃至約30重量%、エアゾールヘアスプレー組成物では約15乃 至約50重量%、が好ましい。 適当なスプレー容器は公知であり、その例中には公知 の非エアゾールポンプ式スプレーすなわち「アトマイザー」、エアゾール容器も しくはプロペラント含有缶、ならびにプロペラントとして圧縮空気を使用するポ ンプ式エアーゾル容器が包含される。ポンプ式エアゾール容器はOlofssonの米国 特許第4,077,441号公報(1978年3月7日発行)およびTerStegeの 米国特許第4,850,577号公報(1989年7月25日発行)、およびGo sselin,Lunda,SojkaおよびLefebureらのら米国出願第07/839,648号 公報″Consumer Product Package Incorporating A Spray Device Utlizing Lar ge Diameter Bubbles″(1992年2月21日発行)に開示されている。圧縮 空気を利用したポンプ式エアゾールヘアスプレーは The Procter &Gamble Compa ny から VIDAL SASSOONAIRSPRAYR ヘアスプレーとして最近発売されている。任位成分 本発明の組成物は、例えばムース、ゲル、ローシヨン、トニツク、スプレー、 シャンプーおよびコンデイショナー等の広範なタイプの製品に処方できる。かか る製品中に処方する必要のある、または処方するのが望ましいキャリアー以外の 成分は製品タイプに応じて変わり、ヘアケア製品分野の専門家はこれらを日常的 に選択できる。例えばシャンプー中には多種類の公知清浄用界面活性剤が含まれ る。清浄用界面活性剤として使用可能な上記界 面活性剤の例中には、アニオン、ノニオンおよび両性ならびに双性イオン性で、 シリコーンを含まない界面活性剤が包含される。ヘアコンデショナーは高屈折率 ポリシロキサン流体に加えて、ここに記載の低屈折率シリコーン流体等の他のヘ アコンデショニング剤を含有しうる。ヘアコンデイショナーは高屈折率ポリシロ キサン流体以外にも、アリール置換の程度が低いジメチコン等の低屈折率シリコ ーン流体、カチオン界面活性剤およびカチオンポリマー、炭化水素油等の有機油 脂およびワックス、および脂肪酸エステル、ならびにアルコール類を含有するこ とができる。 使用可能な低屈折率(すなわち屈折率が1.46未満、一般に約1.44未満 、好ましくは約1.38乃至約1.42)のポリシロキサン流体としては特にポ リシロキサンガムが挙げられる。「ポリシロキサンガム」なる用語は粘度(25 ℃)が1,000,000cpまたはそれ以上のシリコーン流体を指す。好まし くは粘度(25℃)1,000,000乃至約100,000,000cpのも のである。特にポリジメチルシロキサンガムが好ましい。低屈折率ポリシロキサ ンコンデショナーの一般的使用量は組成物基準で約0.01乃至約10重量%、 好ましくは約0.1乃至約5重量%、一層好ましくは約0.5乃至約5重量%、 最も好ましくは約1乃至約4重量%、である。 低屈折率ポリシロキサンガムと高屈折率ポリシロキサン流体とを組み合わせる と、組成物に対してヘアコンデイショニングの付与以外に、延展剤が存在しなく ても優れたヘアコンデショニングを与えて驚く程輝きを改善できることが判明し た。低屈折率ポリシロキサンガムと高屈折率ポリシロキサン流体の使用量は上記 に開示されている程度である。この観点における低屈折率ポリシロキサンガムと 高屈折率ポリシロキサン流体の重量比は約1:100乃至約100:1、好まし くは約1:10乃至約10:1、一層好ましく約1:5乃至約5:1、である。 好ましいカチオンポリマーの例には、カチオンアミンまたは第四級アンモニウ ム官能基を有するビニルモノマーと水溶性スペーサーモノマー、例えばアクリル アミド、メタアクリルアミド、アルキルおよびジアルキルアクリルアミド、アル キルおよびジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アクリルメタ クリレート、ビニルカプロラクトン、およびビニルピロリドン、との共重合体が 包含される。アルキルおよびジアルキル置換モノマーはC1−C7アルキル基、一 層好ましくはC1−C3アルキル基を有することが好ましい。他の好ましいスペー サーモノマーの例には、ビニルエステル、ビニルアルコール(酢酸ビニルの加水 分解による)、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコー ルが包含される。他のカチオンポリマーとしてはカチオンアンモニウム変性セル ロース等のカチオン変性ポリサッカライドが挙げられる。適当なカチオン界面活 性剤は一般的には上記したものであるが、特にジ(C12−C18特にC16−C18) アルキルおよびアルケニル、ジメチルアンモニウム塩(特にクロライド塩)が好 ましい。ヘアセット組成物、例えばスプレー、ムース、ゲル、およびヘアリンス 、は被膜形成性ポリマーすなわち接着ポリマーを含有しうることは公知である。 接着ポリマーの例には、ポリビニルピロリドン(PVP)、特にポリN−ビニ ルピロリドン、PVPとメチルメタクリレートとの共重合体、PVPと酢酸ビニ ル(VA)との共重合体、およびポリビニルアルコール(PVA)が包含される 。 接着ポマーの例中には、VAとクロトン酸との共重合体、メチルビニルエーテ ルとマレイン酸ハーフエステル(例えばマレイン酸エチルエステルおよびマレイ ン酸ブチルエステル)との共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ プロピルグアルガム、ポリスチレンスルホネート塩、アクリル酸およびメタアク リル酸のポリマーおよび共重合体等のポリアクリルポマー、アクリル酸および/ またはメタクリル酸とアクリルアミドおよび/またはビニルピロリドンとの共重 合体およびターポリマー、例えばビニルピロリドン/メチルメタクリレート /メタクリル酸ターポリマー、ビニルピロリドン/エチルメタクリレート/メタ クリル酸ターポリマー、tert.−ブチルアクリルアミド/エチルアクリレート/ アクリル酸ターポリマー、およびVA/クロトン酸/ビニルネオデカノエートタ ーポリマー等が包含される。 アニオンヘアホールドポリマーの他の例には、ビニルネオデカノエート等のα −分岐鎖型飽和脂肪族モノカルボキシル酸のビニルエステルとクロトン酸との共 重合体、およびメチルビニルエーテルと無水マレイン酸との共重合体(例えばモ ル比が約1:1)[ここでの共重合体はエタノールまたはブタノール等の炭素数 1乃至4の飽和脂肪族アルコールを用いて50%エステル化されている]、およ び酢酸ブチル、エチルメタクリレートとの共重合体等のアニオンラジカル含有部 位としてアクリル酸またはメタクリル酸を含有するアクリル共重合体およびター ポリマーが包含される。 高分子ヘアホールドポリマーの例中には、両性ポリマーも包含される。使用可 能な両性ポリマーの一つの部類としては、カチオンおよびカルボキシル基の両方 を有するアクリル樹脂が挙げられる。これらの例中には、オクチルおよびアクリ ルアミド/アクリル酸/ブチルアミノエチルメタクリレートのターポリマー、ア クリル酸/ベタインメタクリレートの共重合体、およびオクチルアクリルアミド /アクリレート共重合体が包含される。 ポリシロキサン含有モノマーとポリシロキサンを含まないモノマーとから成る シリコーングラフト接着共重合体もまた使用でき、この接着剤の平均分子量は少 なくとも約20,000であり、約1乃至約50重量%のポリシロキサン含有モ ノマーから成る。 最も好ましいポリマーは有機主鎖から成り、特にビニル高分子主鎖等の炭素主 鎖から成り、同時に好ましくは平均分子量が少なくとも約500、好ましくは約 1,000乃至約100,000、一層好ましくは約2,000乃至約50,0 00,最も好ましくは約5,000乃至約20,000、のポリジメチルシロキ サンマクロマー(macromer)が主鎖にグラフトされている。 考慮に値する有機主鎖の例としては、エチレン性不飽和モノマーから誘導され たものが挙げられる。これらの例中には、ビニルモノマー、および他の縮合性モ ノマー(例えば重縮合によりポリアミドやポリエステルを生成するもの)および 開環モノマー(例えばエチルオキザゾリンおよびカプロラクトン)が包含される 。 好ましい重合性ポリシロキサン含有モノマー(Cモノマー)は次の一般式: X(Y)nSi(R)3-mm [式中、XはAおよびBモノマーと共重合しうるビニル基であり、Yは二価結合 基であり、Rはハロゲン、ヒドロキシル、低級アルキル(例えばC1−C4)、 アリール、 アラルキル、アルコキシ、またはアルキルアミノであり、Zは平均数分子量が少 なくとも約500の一価シロキサン高分子部位であって共重合条件下では実質的 に反応せず、かつ上記のビニル高分子主鎖から懸垂しおており;nは0または1 ;およびmは1乃至3の整数である] により例示できる。 有用なポリマーおよびその製法例に就いては、Mazuekの米国特許第第4,69 3,935号公報(1987年9月15日発行)、Clemensらの米国特許第4, 728,571号公報(1988年3月1日発行)に記載されている。 好適なポリマーに就いては,HayamaらのEPO出願第90307528.1, 号(EPO出願第04083111A2として1991年1月11日発行)、Suz ukiらの米国特許第5,061,481号公報(1991年10月29日発行) 、Bolichらの同第5,106,609号公報(1992年4月21日発行)、Bo lichらの同第5,100,658号(1992年3月31日発行)、Ansher-Jac ksonらの同第5,100,657号公報(1992年3月31日発行)、および Bolichらの米国特許第5,104,646号公報(1992年4月14日発行) 、およびBolichらの米国出願第08/104,232号(1993年8月10日 発行)に開示されている。好ましいこれらのポリマーとしては,tert. −ブチ ルアクリレート、および/またはtert. −ブチルメタクリレートとこれに共有結 合したポリジメチルシロキサンマクロマーを有するビニルモノマーとの共重合体 である。 本発明の組成物は、化粧的審美効果を一層発揮させるために,または使用上の 便宜性を追加的な提供させるために、各種の他成分を含有できる。かかる任意成 分は公知であり例えば、真珠光沢付与剤(例えば、エチレングリコールジステア レート)、保存剤(例えば、ベンジアルコール、メチルパラベン、プロピルパラ ベンおよびイミダゾリジニル尿素)、増粘剤および粘度向上剤(例えば長鎖脂肪 酸(例えばPEG3ラウリルジエタノールアミン)のジエタノールアミド、ココ モノエタノールアミド、グアルガム、メチルセルロース、澱粉および澱粉誘導体 )、脂肪アルコール(例えばステアリルアルコール)、塩化ナトリウム、硫酸ナ トリウム、ポリビニルアルコール、エチルアルコール、pH調節剤(例えばクエ ン酸、クエン酸ナトリウム、こはく酸、燐酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ ム)、一般的塩類(例えば酢酸カリウムおよび塩化ナトリウム)、着色剤(例え ばFD&CまたはD&C染料等)、毛髪酸化(漂白)剤(例えば過酸化水素、ペ ルボレートおよびペルサルフェート)、毛髪還元剤(例えばチオグリコレート) 、香料、金属イオン封鎖剤(例えばエチレンジアミン四酢酸ジナトリウム)、お よびポリマー用可塑剤(例えばグリセリン、ジイソブ チルアジペート、ブチルステアレト、およびプロピレングリコール)、が挙げら れる。かかる任意成分の使用量は個々の種類に応じて組成物基準で約0.01乃 至約10.0重量%、好ましくは約0.05重量%乃至約5.0重量%、の範囲 である。 本発明の組成物のpHは、一般には約3乃至約9、好ましくは約4乃至約8、 である。 全ての組成物において、性能を不必要に阻害するような成分を含有させてはな らない。 本発明のヘアケア組成物は公知処方技術および混合技術を用いて調製できる。 各種化粧用組成物の製法については、下記の諸例においてさらに詳しく述べる。 使用方法 本発明のヘアケア組成物は通常の方法で使用すれば本発明のコンデショニング およびヘアシャインの恩恵を受けることができる。かかる使用方法は組成物のタ イプに依存性があるが、一般には有効量の製品を毛髪に施し、次いで毛髪または 皮膚からリンス(シャンプーや、ある種のコンデショニング製品と同様に)し、 または毛髪上に残留させる(スプレー、ムース、ゲル、ローション、およびトニ ック製品同様に)。「有効量」なる用語はヘアシャイン便益が得られるのに充分 な量を意味する。ヘアリンス、ムースおよびゲル製品は、髪を乾燥する以前に施 して髪を湿潤させるのが好ましい。かかる組成物を 毛髪に施した後で髪を乾かし、使用者の常法に従ってスタイルを決める。乾燥お よびスタイル決定後、ヘアスプレーを行なって髪を乾燥する。処方目的に応じて ムース、トニック、およびローションを顔面、皮膚または眼の領域にドライまた はウエット状態の何れかで毛髪に施すのが典型的な方法である。 実験例 下記の方法はグロスメーター正反射率の決定に使用される。 10.0gのゼラチン(175ブルーム)を155℃で撹拌しながら83.0 gのDRO(double reverseosmosis)水中に溶解してコラーゲン溶液を調製す る。次いで、0.05gのプロピルパラベンをこの溶液中に溶解させる。さらに 4.5gの1M−NaOHを添加後、3.0gの Ceraphyl GA-D(10−15% 大豆油と85−90%マレイン化大豆油との混合物、VanDyk Inc.(米国ニュー ジャージー州ベルヴィレ)から入手)を加えて安定な白色エマルジョンを得る。 次いで撹拌下に1.2gの乳酸をこのエマルジョン中に添加し、溶液Aとする。 3.0%ホルマリン水溶液(溶液B)を調製し、溶液Aとは別個に収容する。 黒い艶のある最上部と平均ピーク高さ(「荒さ」)5.0−7.0ミクロン[ Rodenstock RM600-2D/3-D 測 定ステーション(Rodenstock Meterology,西ドイツ、ミュンヘン)により測定 可能]を有する複数セラミックタイル(約7.3cm×7.3cm)を作り、そ れらの最上部面を上記コラーゲンで被覆する。このコラーゲン被覆タイルのグロ スメーター正反射率は8.0乃至12.0%の範囲内に納める必要がある。 このコラーゲン被覆タイルの正反射率をBYK−ガードナー micro-gloss グ ロスメーター等のグロスメーターを用いて測定する。正反射率はASTM法D5 23に準拠して入射角60度で測定する。測定した正反射率は「グロスメーター 正反射率」と呼称する。このタイルは次のようにして作る。シリンジAを3.0 ccの溶液Aで満たす。シリンジBを0.2ccの溶液Bで満たす。シリンジB の内容物を一つのタイルの最上部面上にあける。シリンジAの内容物をタイル最 上部表面上の溶液Bの最上部上にあける。両溶液を5秒間撹拌しタイル最上部面 上にへらで均一に拡げる。30秒撹拌後、内径1.0インチの金属リングをタイ ル最上部面上に置く。コラーゲンフイルムを8時間乾燥させる。この金属リング を取り除く。タイルのコラーゲン被覆面の荒さは3.0乃至5.0ミクロンの範 囲内でなければならない。 ポリシロキサンと延展剤との混合物を相容性溶剤中の1.00%濃度で上記の ように調製し、ポリシロキサン流体:延展剤の重量比を組成物中の重量比にあわ せる。 この混合物0.05ccをコラーゲン被覆タイルの表面上のリングで囲まれた領 域の中心部にシリンジを用いて注意深く置く。この混合物を乾燥させる。グロス メーター正反射率を測定する。 以下、発明の範囲以内で実施例により好ましい実施態様をさらに説明する。実 施例は単なる説明目的のためで、これにより発明が制約されるものと解釈される べきではなく、また発明の趣旨を逸脱する事無く種々の変更が可能であることは いうまでもない。 プレミックス例1−6 下記のものは、本発明に有用な各種ポリシロキサン流体/延展剤混合物の次で ある。これらの混合物は毛髪処理用に直接使用でき、一層好ましくは他の化粧用 または医薬的活性成分、キャリアー成分、または他の成分を含有する各種ヘアケ ア組成物の成分として使用可能である。 このプレミックスは全ての成分を室温で約1/2時間の撹拌によりブレンドし て調製した。 次のヘアケア組成物を上記ポリシロキサン流体/延展剤プレミックス(例1− 6)(以後、「シリコーンプレミックス例」と呼称)の何れかを用いて調製した 。 例I−III 次の処方は本発明を代表するヘアスプレー組成物である。 シリコーンミックスをこのエタノールに添加して全てのプレミックスが溶解す るまで数時間撹拌して製品を調製する。次いで必要に応じて可塑剤を加える。さ らに水酸化カリウムを添加する。水または水/界面活性剤を必要に応じて加える 。最後に香料を添加する。全ての成分は混合条件下で添加する。この製品を通常 の非エアゾールポンプ式スプレー容器および圧縮空気ポンプ式スプレーエアゾー ル容器中に収納する。 例IV 下記の処方は本発明の代表的ヘアグルーミン用トニック組成物である。 上記成分を慣用の方法で混合してこの組成物を調製する。 例V 下記の処方は本発明の代表的シャンプー組成物である。 アンモニウムラウリルサルフェートおよびクエン酸をこの蒸留水中に約15℃ で加える。混合物を70乃至80℃に加熱する。コカミドMEAおよびグリコー ルジステアレートをこの時点で添加する。アンモニウムラウレス−3サルフェー ト、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびシリコーンプレミックスを 70乃至90℃でブレンドする。この混合物をバッチ中に加えてグリコールジス テアレートをさらに加える。次いで保存料を添加する。バッチを5分撹拌し、次 いで室温(15 乃至25℃)に冷却する。香料を加えて慣用ミル装置で少なくとも5分間高せん 断力下でバッチを練り合わせる。 例VI 次の処方は本発明の代表的スタイリング用ゲル組成物である。 1)架橋したポリアクリル酸(B.F.Goodrich社製品) このバッチは表記成分を共に慣用の方法で混合して調製する。 例VII 下記の処方は本発明の代表的ヘアムース組成物である。 1)ジメチコンコポリオール(Dow Corningから市販) この組成物はイソブタン以外の成分を室温で充分混合するまでブレンドして調 製する。次いで所定位置にバルブを固定したアルミニウムエアゾール缶を、この バッチ95部で満たし、最後にイソブタンの5部で満たす。 例VIII−X 下記の処方は本発明の代表的なコンデショニング用リンス組成物である。 1) Dow Corning Q2-8820, Dow Corning ヒドロキシエチルセルロースを蒸留水中に15乃至40℃で加える。この混合 物を充分分散させてから60乃至90℃に加熱する。材料2乃至10をバッチ中 にこの温度範囲で加える。混合物を約10分間撹拌し、約50℃に冷却する。こ の温度で他の材料を加える。通常の練り機を用いてこの混合物を高せん断力下で 約2分間練り込み、次いで室温に冷却して採取する。別法として事前に予備混合 することなく上記と同じ段階でシリコーンプレミックス組成物を添加してもよい 。 例XI 本発明のエアゾールスプレー組成物は下記の処方により調製する。 プロペラント以外の全ての成分をポリマーが溶解するまで室温で混合する。混 合物をエアゾールスプレー缶中に入れ、次いで慣用のエアゾールスプレー缶バル ブを取り付け、減圧下でバルブを所定位置に固定する。次いでプロペラントをバ ルブを通じて充填し、公知のエアゾールスプレー缶用アクチベーターを缶に取り 付ける。 例XII−XV ヘアリンス組成物を下記の処方により調製する。 1) Polyquateriumu 37 (および)鉱物油(および)PPG-1 Trideceth 6 (Al lied Colloids Ltd., (米国バージニア州ノーフォーク)から市販) 2) D5シクロメチコンとジメチコンガム(重量平均分子量約400,000 乃至約600,000)の85%/15%(重量基準)混合物 3) デカメチルシクロペンタシロキサン(General Electric Silicone Produc ts、 SS 4320)中のポリトリメチルハイドロシリルシリケートの50重量%溶液 4) Dow Corning 705 、Dow Coring Corp.(米国ミシガン州ミッドランド) 5) メチルクロロイソチアゾリンおよびメチルイソチアゾリン、Rohm & Haas Co., (米国ペンシルバニア州フィラデルフィア)から市販の保存料 それぞれの例においてシリコーンプレミックスは上記のポリジメチルシロキサ ン、MQ樹脂、およびペンタフェニルトリメチルシロキサンをタンク中で混合し て調製する。例XIIでは、水を約80℃に加熱、上記ヒドロキシプロピルグア ルガムおよび第四アンモニウムを順次加え、水中に混合する。このバッチを約2 8℃に冷却する。次の成分をこの順序で順次バッチ中に混合し、添加中撹拌する 。1.0%(全重量基準) SacleTMSC95、トリオクチルドデシルクエン酸塩、オ レイルアルコール、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、シリ コーンミックス、香料、KathonTMCG、およびSalcareTMSC95の残部。 例XIVおよびXVでは、水を約25℃に加熱、次いで添加の都度撹拌して次 の成分を順次添加する。 第四アンモニウム塩、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ステアラミド プロピルジメチルアミン、およびグリセリルモノステアレート。このバッチを約 49℃に冷却し、添加の都度撹拌しながら順次次の成分を加える。シリコーンプ レミックス、クエン酸、パンテノール、パンテニルエチルエーテ、香料、KathonTM CG、SacareTMCG95、およびオレイルアルコール。25℃に冷却する。 例XIIIでは、水を約80℃に加熱し、この中に第四アンモニウム塩を撹拌 下で添加する。次いで各添加の都度撹拌しながら順次次の成分を加える。セチル アルール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ステアラミドプロピル ジメチルアミンおよびグリセリルモノステアレート。このバッチを約49℃に冷 却。添加の都度撹拌して次の成分を加える。シリコーンプレミックス、クエン酸 、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、香料、KathonTMCG、およびSalcar eTMSC95。25℃に冷却。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,UZ,VN (72)発明者 ドッド,マイケル トーマス アメリカ合衆国ケンタッキー州、エッジウ ッド、ボブホワイト、1210 (72)発明者 ロウ,テレサ アン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 デザート、ゴールド、ロード、5771 (72)発明者 ホプキンス,ジェフリー ジョン アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、タイラーズ、ウェイ、7856

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 毛髪に引き立った輝きを付与するためのヘアケア組成物であって、下記 のものを含んでなることを特徴とするヘアケア組成物。 (a) 少なくとも1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体、 (b) 上記ポリシロキサン流体と混和している、上記ポリシロキサン流体用 の不揮発性延展剤、および (c) 毛髪に施すのに適したキャリアー (ここで上記組成物がこのポリシロキサン流体の表面張力を少なくとも5%だけ 減少させるのに充分量の上記延展剤を含有し、かつ上記ポリシロキサン流体と上 記延展剤との合計量がこの組成物の少なくとも0.1重量%である。) 2. ポリシロキサン流体と延展剤との上記混合物の表面張力が30ダイン/ cm2またはそれ以下、好ましくは28ダイン/cm2またはそれ以下、一層好ま しくは25ダイン/cm2またはそれ以下、であり、かつこのポリシロキサン流 体の上記表面張力が少なくとも20%、好ましくは少なくとも25%、だけ上記 延展剤により低減せしめられて成る、請求項1に記載の組成物。 3. 毛髪に輝きを付与するためのヘアケア組成物であって、下記のものを含 んでなることを特徴とするヘア ケア組成物。 (i)(a) 少なくとも1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体 と、 (b) 上記ポリシロキサン流体と混和している、上記ポリシロキサン流 体用不揮発性延展剤であって上記ポリシロキサン流体の表面張力を低減できる延 展剤、 を含んでなる混合物、ならびに (ii)毛髪に施すのに適したキャリアー (ここで上記混合物のグロスメーター正反射率を上記ポリシロキサン流体に較べ て少なくともΔ1.0%だけ増加させるのに充分量の上記延展剤を上記組成物が 含有する。) 4. 上記混合物のグロスメーター正反射率が、上記ポリシロキサン流体のグ ロス正反射率よりも少なくともΔ2.0%、好ましくは少なくともΔ5.0%、 一層好ましくは少なくともΔ10.0%、大きい、請求項3に記載のヘアケア組 成物。 5. 毛髪に輝きを付与するためのヘアケア組成物であって、下記のものを含 んでなることを特徴とするヘアケア組成物。 (i)(a) 少なくとも1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体 、および (b) シリコーン樹脂界面活性剤およびそれら の混合物からなる群から選択された不揮発性延展剤であって、上記ポリシロキサ ン流体の表面張力を低減できる延展剤、 を含んでなる混合物、ならびに (ii)毛髪に施すのに適したキャリアー (ここで上記ポリシロキサン流体と上記延展剤の重量比が1000:1乃至1: 10である。) 6. 毛髪に輝きを付与するためのヘアケア組成物であって、下記のものを含 んでなることを特徴とするヘアケア組成物。 (i)(a) 少なくとも1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体 、 (b) 上記ポリシロキサン流体と混和している上記ポリシロキサン流体 用不揮発性延展剤であって、上記ポリシロキサン流体の表面張力を低減できる延 展剤、および (c) 屈折率が1.46未満の不揮発性ポリシロキサンガムから成り、 (a)対(c)の重量比が1:10乃至10:1であるポリシロキサンガム、 からなる混合物、ならびに (ii)毛髪に施すのに適したキャリアー (ここで上記混合物のグロスメーター正反射率を上記ポリシロキサン流体に較べ て少なくともΔ1.0%だけ増 加させるのに充分量の上記延展剤を上記組成物が含有する。) 7. ポリシロキサン流体対延展剤の上記重量比が100:1乃至2:1、好 ましくは50:1乃至2:1である、請求項5または6に記載のヘアケア組成物 。 8. 上記不揮発性ポリシロキサン流体の屈折率が少なくとも1.48、好ま しくは少なくとも1.52、一層好ましくは少なくとも1.55、である、請求 項1、2、3、4、5、6、または7に記載のヘアケア組成物。 9. 上記延展剤がシリコーン樹脂、好ましくは一種のMQ樹脂である、請求 項1、2、3、4、5、6、7、または8に記載のヘアケア組成物。 10. 上記不揮発性ポリシロキサン流体のアリール置換の程度が少なくとも 20%、好ましくは少なくとも35%、一層好ましくは少なくとも50%、であ る、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、または9に記載のヘアケア組成物 。 11. 上記ポリシロキサン流体のフェニル含有置換の程度が少なくとも50 %である、請求項10に記載のヘアケア組成物。 12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に記 載の組成物を毛髪に施すことからなる、毛髪に輝きを付与する方法。 13. 毛髪に施した後に毛髪から上記組成物をリン スする、請求項12に記載の方法。 14. 毛髪に輝きを付与するためのヘアケア組成物であって、下記のものを 含んでなることを特徴とするヘアケア組成物。 (i)(a) 少なくとも1.46の屈折率を示す不揮発性ポリシロキサン流体 、および (b) 屈折率が1.46以下の不揮発性ポリシロキサンガム(ここで( a):(b)の重量比が1:5乃至5.1)、 を含んでなる混合物、ならびに (ii)毛髪に施すのに適したキャリアー とから成ることを特徴とするヘアケア組成物。
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