JPH085021Y2 - 研磨具 - Google Patents

研磨具

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JPH085021Y2
JPH085021Y2 JP1993059887U JP5988793U JPH085021Y2 JP H085021 Y2 JPH085021 Y2 JP H085021Y2 JP 1993059887 U JP1993059887 U JP 1993059887U JP 5988793 U JP5988793 U JP 5988793U JP H085021 Y2 JPH085021 Y2 JP H085021Y2
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JP
Japan
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polishing
abrasive
adhesive
overlapping
cuts
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JP1993059887U
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JPH0683262U (ja
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裕一 市口
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裕一 市口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、円形基板の表面に接
着剤を介し多数枚の研磨布紙を固着した形式の研磨具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の研磨布紙製の研磨具としては、特
開昭50−85985号公報に示すように、短冊状に裁
断した多数の研磨布紙を、その砥粒面が表になるように
して長辺の一端縁を円形基板の表面にその中心から放射
状に接着固定して、各研磨布紙の自由面を互に重なり合
うように環状に配列したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような研磨具に
あっては、短冊状の研磨布紙を環状に配列しているの
で、内周縁の配列密度が外周縁の配列密度よりも高くな
る。
【0004】したがって、円形基板の中心に向かって重
なり合う研磨布紙の厚みが厚くなるので、研磨布紙の表
面を被加工物に押し当てて平面研磨を行なった場合に、
円形基板の中心附近が外周附近よりも深く研磨されると
いう問題があった。
【0005】そこで、この考案は、円形基板の中心から
外周縁に亘って研磨布紙の厚みが等しく、平面研磨を行
なった場合に、研磨面全面を等しい深さで研磨すること
ができる研磨具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、所定の幅を有し、かつ切目によって
切り離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒
を表にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺
旋状に積層して形成した研磨体の裏面に、接着剤を介し
円形基板を固定した構成を採用する。
【0007】また、所定の幅を有し、かつ切目によって
切り離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒
を表にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺
旋状に積層し、互いの重なり面を接着剤を介し固着て形
成した研磨体の裏面に、接着剤を介し円形基板を固定し
た構成を採用する。
【0008】さらに、所定の幅を有し、かつ切目によっ
て切り離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨
粒を表にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら
螺旋状に積層して形成した研磨体の裏面に、接着剤を介
し円形基板を固定し、上記研磨体の内外周面の少なくと
も片方に上記研磨布紙の安定膜を設けた構成を採用す
る。
【0009】また、所定の幅を有し、かつ外周縁の所定
間隔位置に角部を有し、切目によって切り離されたリン
グ状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表にし、かつ切
目部分をオーバーラップさせながら螺旋状に積層し、互
いの重なり面を接着剤を介し固着して形成した研磨体の
裏面に、接着剤を介し円形基板を固定した構成を採用す
る。
【0010】さらに、所定の幅を有し、かつ外周縁の所
定間隔位置に角部を有し、切目によって切り離されたリ
ング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表にし、かつ
切目部分をオーバーラップさせながら螺旋状に積層し、
互いの重なり面を接着剤を介し固着して形成した研磨体
の裏面に、接着剤を介し円形基板を固定し、上記研磨体
の内周縁部に繋ぎ連結部を残すように内方に向けて多数
条の切り込みを設けた構成を採用する。
【0011】
【作用】上記構成の研磨具においては、多数枚のリング
状の研磨布紙を、切目部分でオーバーラップさせながら
積層して研磨体を形成しているので、積層する研磨布紙
の枚数にかかわらず、全周のどの部分においても、中心
部分と外周縁部で積層枚数が同じになる。
【0012】したがって、円形基板の表面に固定された
研磨体の厚みが全面で同一厚みになるので、ハンドグラ
インダの回転軸に円形円盤を取付けて、研磨体の表面を
被加工物に押し当てて研磨すると、研磨体の表面全体が
被加工物に均一に当たり、均一な深さで研磨が行える。
【0013】また、研磨体に切り込みを形成しておく
と、研磨にともなう研磨微粉末や研磨材から離脱した研
磨粒が、切り込みの間隙に嵌まり込んで、研磨具の回転
にともない発生する遠心力により研磨体の外周面に向か
い、そして切り込みの外端から放出される。
【0014】
【実施例】以下、この考案に係る研磨具の実施例を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】(第1実施例) 図1に示す1は、所定の幅を有し、かつ切目によって切
り離されたリング状の研磨布紙である。
【0016】上記の研磨布紙1の切り抜き方法として
は、裁断や打ち抜きがある。
【0017】上記多数枚の研磨布紙1は、その研磨粒を
表にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺旋
状に積層して図2に示すような筒状の研磨体2に形成さ
れる。
【0018】また、上記研磨体2の裏側端面には、図3
に示すように接着剤3を介し円形基板4が固着されてい
る。
【0019】上記円形基板4は、図示の場合、研磨体2
の直径よりも小径なものを用い、研磨体2の外周面を利
用して研磨する際、被加工物に円形基板4の周縁が接触
しないようにしたが、かならずしも限定されない。
【0020】なお、円形基板4の中心には、透孔5が設
けてあり、この透孔5にハンドグラインダの回転軸を挿
通し、そして回転軸に円板4をナット締めにより固定す
ようになっているが、円形基板4から突出する突軸(図
示省略)をクランプすることもある。
【0021】上記研磨体2の裏面にあっては、各研磨布
紙1の切目部分の他端がオーバーラップして重なり合
い、重なり合った端部が接着剤3を介し円形基板4に固
着されるので、研磨布紙1の螺旋状の積層状態が維持さ
れる。
【0022】(第2実施例) 研磨布紙1、研磨布紙1を用いて形成した研磨体2、研
磨体2の裏面に接着剤3を介し固着した円形基板4は、
第1実施例と同様につき説明を省略する。
【0023】上記研磨体2を形成する際、図5に示すよ
うに重なり合う研磨布紙1間に接着剤6を介在(塗布)
して、研磨布紙1の安定した(強固な)積層状態を維持
する。
【0024】(第3実施例) 研磨布紙1、研磨布紙1を用いて形成した研磨体2、研
磨体2の裏面に接着剤3を介し固着した円形基板4は、
第1実施例と同様につき説明を省略する。
【0025】上記研磨体2の内外周面の少なくとも片方
には、図5に示すように積層研磨布紙1の安定した積層
状態を維持する安定膜7が設けられている。
【0026】上記の安定膜7は、例えば接着剤や塗料を
塗布して設け、図示の場合研磨体2の内周面に設けた
が、外周面のみ或は内外両周面に設けることもある。
【0027】(第4実施例) 図6に示すように、研磨布紙1には、外周縁に所定の間
隔を存して角部8を有するものを用いる。
【0028】なお、図6の例では12角形の角部8を設
けたが、角部8の数は自由に増減することもある。
【0029】上記角部8を有する研磨布紙1を用いて図
7に示すような研磨具を形成する研磨体2、研磨体2の
裏面に接着剤3を介し固着した円板4は、第1実施例及
び第2実施例と同様につき説明を省略する。
【0030】(第5実施例) 第4実施例と同様に形成した研磨具の研磨体2には、図
10に示すように、外周面の所定間隔位置から内方に向
けて多数条の切り込み9が設けてある。
【0031】上記の切り込み9は、研磨布紙1に設け
て、互に切り込み9を一致させながら研磨布紙1を積層
する場合と、研磨体2に切り込み9を加工する場合とが
あり、切り込み9の深さは、図示の場合、内周縁の手前
で止めて内周縁部に繋ぎ連結部10を残し、研磨体2が
分割されないようになっているが、限定されない。
【0032】なお、切り込み9は、図示の角間に限定さ
れることなく、角の部分に設けることもある。
【0033】
【効果】この考案に係る研磨具は、以上のように構成し
たので、円形基板の表面に積層された研磨布紙の枚数
が、全周のどの位置でも同一枚数になるため、研磨体の
厚みが全面で同一厚みになる。したがって、研磨体の表
面全体を、被加工物に均一な押圧力で当接させることが
できるので、均一な深さの平面研磨が行えるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る第1実施例の研磨具に用いる研
磨布紙の斜視図
【図2】研磨布紙を用いて形成した研磨体の斜視図
【図3】研磨体を用いて形成した研磨具の縦断正面図
【図4】第2実施例の研磨具を示す縦断面図
【図5】第3実施例の研磨具を示す縦断正面図
【図6】第4実施例の研磨布紙を示す斜視図
【図7】同上の研磨布紙を用いて形成した研磨具の下面
【図8】第5実施例の研磨具を示す下面図
【符号の説明】
1 研磨布紙 2 研磨体 3 接着剤 4 円形基板 5 透孔 6 接着剤 7 安定膜 8 角部 9 切り込み

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅を有し、かつ切目によって切り
    離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表
    にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺旋状
    に積層して形成した研磨体の裏面に、接着剤を介し円形
    基板を固定して成る研磨具。
  2. 【請求項2】 所定の幅を有し、かつ切目によって切り
    離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表
    にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺旋状
    に積層し、互いの重なり面を接着剤を介し固着して形成
    した研磨体の裏面に、接着剤を介し円形基板を固定して
    成る研磨具。
  3. 【請求項3】 所定の幅を有し、かつ切目によって切り
    離されたリング状の研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表
    にし、かつ切目部分をオーバーラップさせながら螺旋状
    に積層して形成した研磨体の裏面に接着剤を介し円形基
    板を固定し、上記研磨体の内外周面の少なくとも片方に
    上記研磨布紙の安定膜を設けて成る研磨具。
  4. 【請求項4】 所定の幅を有し、かつ外周縁の所定間隔
    位置に角部を有し、切目によって切り離されたリング状
    研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表にし、かつ一端を
    オーバーラップさせながら螺旋状に積層し、互いの重な
    り面を接着剤を介し固着して形成した研磨体の裏面に、
    接着剤を介し円形基板を固定して成る研磨具。
  5. 【請求項5】 所定の幅を有し、かつ外周縁の所定間隔
    位置に角部を有し、切目によって切り離されたリング状
    研磨布紙を多数枚、その研磨粒を表にし、かつ切目部
    分をオーバーラップさせながら螺旋状に積層し、互いの
    重なり面を接着剤を介し固着して形成した研磨体の裏面
    に、接着剤を介し円形基板を固定し、上記研磨体の内周
    縁部に繋ぎ連結部を残すように内方に向けて多数条の切
    り込みを設けて成る研磨具。
JP1993059887U 1993-03-18 1993-11-08 研磨具 Expired - Lifetime JPH085021Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059887U JPH085021Y2 (ja) 1993-03-18 1993-11-08 研磨具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1211493 1993-03-18
JP5-12114 1993-03-18
JP1993059887U JPH085021Y2 (ja) 1993-03-18 1993-11-08 研磨具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0683262U JPH0683262U (ja) 1994-11-29
JPH085021Y2 true JPH085021Y2 (ja) 1996-02-14

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JP1993059887U Expired - Lifetime JPH085021Y2 (ja) 1993-03-18 1993-11-08 研磨具

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928985A (ja) * 1972-07-13 1974-03-14
JPS5085985A (ja) * 1973-12-05 1975-07-10
JPH0419766U (ja) * 1990-06-08 1992-02-19

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JPH0683262U (ja) 1994-11-29

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