JPH08501371A - 主ドレインから分岐された補助導管の検査、保守および修理方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 主ドレインから分岐する補助導管を検査するための方法が開示される。カメラ探針（２４）を、偏向枠（２２；７６；９６）の手段を用いることにより、主ドレインパイプ（１０）から分岐する補助導管パイプ（１２）内へ向けて偏向させる。この方法は、カメラ探針（２４）の反動による推力に特徴を持ち、圧力下の流体が、カメラ探針に設置された反動ジェット（３４；９０）へと供給され、カメラ探針を補助導管パイプ（１２）内へと駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】 主ドレインから分岐された補助導管の検査、保守および修理方法と装置 本発明は、カメラ探針を用いて導管を検査するための方法と装置に関する。 下水管およびそれに類するものを検査する際に、自己推進搬送具上または押圧 ロッド上にテレビカメラを装着し、それを導管内に挿入し、そのテレビカメラを 用いて導管パイプの壁を検査することができることが知られている。このような 目的では、テレビカメラは、ケーブルを介して導管の外側に備え付けられたモニ タへ接続される。 また、閉塞物を取り除くため、あるいは導管を洗浄するために、ジェットが装 着されたジェット槍を導管内に挿入し、ジェット槍から噴出される高圧力水ジェ ットを用いて導管パイプを洗浄することができることも知られている。 導管システムを検査する際に、しばしば、主ドレインを検査するのみでなく、 その主ドレインから分岐する比較的小さい断面の補助導管へカメラ探針を挿通さ せる必要性がある。 このような目的では、補助導管へ案内することもできる操縦可能な搬送具上に カメラを装着することも知られている。しかしながら、これは、主ドレインから 横方向に分岐する補助導管の場合にのみ可能である。主ドレインから上方あるい は所定角度で上方に分岐する補助導管では、このような方法では届かせることが できない。方向が変化する場所での複数ポイントでは、カメラ搬送具により引っ 張られるケーブルの抵抗摩擦は、かなり増大し、比較的小さく軽いカメラ搬送具 の牽引力では、補助導管内に深く前進させるためには不十分であると言う事実に 、さらに不都合を有する。さらにまた、カメラ搬送具は、障害物により容易に停 止させられ易い。 その他の従来技術のシステムでは、主ドレイン内に配置されることができる導 管搬送具上に、駆動可能ドラムを設置し、ドラム上で、半剛性押圧ロッドを巻回 し、それを用いて、小さいカメラ探針を補助導管内に前進させることができるも のもある。しかしながら、この方法でさえも、比較的小さい挿通深さまでしか到 達させることができない。なぜなら、その押圧ロッドの柔軟性のために、挿通に 対する過大な抵抗に打ち勝つことができないからである。 ドイツ特許出願公開公報第３８０３２７４号（ＤＥ ３８０３２７４ Ａ１） およびドイツ実用新案登録出願公開公報第９１０５２１１号（ＤＥ ９１０５２ １１ Ｕ１）は、請求の範囲の第１項の前提部分に係る補助導管を検査するため の方法および装置を開示すると共に、請求の範囲第３項の第１装置を開示し、そ の第１装置では、標準のカメラ搬送具が、偏向部と駆動ローラとを持つ偏向枠に 具備され、柔軟性シャフトまたは半剛性カメラケーブルの前端部に配置されたカ メラであって、そのレンズが主ドレインパイプの軸方向の前方に向くように通常 では配置されたカメラが、偏向枠を用いて、分岐してある補助導管へ偏向するこ とができるように、そして、カメラケーブルまたはシャフト上で補助導管内に前 進させることができるようになっている。しかしながら、このような方法でも、 上述したような問題は生じ、補助導管内へは限られた距離でしか前進させること はできない。 ヨーロッパ特許出願からのドイツ国への出願翻訳文第３８７７７２１号（ＤＥ ３８７７７２１ Ｔ２）では、ジェットが開示してあり、それを用いて、導管 パイプを検査するためのカメラ搬送具が反動の原理に基づき前方へ前進すること ができる。しかしながら、この反動推進カメラ搬送具は、補助導管内で使用する ためには適切ではない。なぜなら、それは十分には操作可能ではなく、特に補助 導管が主ドレインから所定角度で上方に分岐する場合には、分岐する補助導管内 に案内することができないからである。 本発明は、主ドレインから分岐する補助導管内へカメラ探針を深く進めること を許容し、どの障害物に対しても打ち勝つことができる方法と装置とを提供する 課題に基づく。 このような課題は、請求の範囲第１および第３に示される要旨により解決され る。 本発明によれば、カメラ探針には、反動ジェットが装着され、反動ジェットに 圧力媒体を供給するためのホースが接続される。反動推力の原理に基づきカメラ 探針を前進駆動させることにより、低い製造コストで、しかも、かなり小さいカ メラ探針の寸法でありながら、高い駆動力を得ることができ、その結果、カメラ 探針が、狭い補助導管内へ容易に挿通させることができ、しかもステップ状の傾 斜にも打ち勝つことができ、長い距離にわたり、カメラケーブルおよび圧力媒体 のためのホースに沿ってそれらを引っ張ることができる。駆動車輪またはキャタ ピラ牽引部材を保つカメラ搬送具と異なり、導管壁での上の滑り易い汚れ層によ り推進力が低下されることがない。また、推進力がカメラ探針で直接発生される ので、導管壁内の突起や不規則性により停止させられると言う危険性が、押圧ロ ッドを用いて押圧前進される探針のシステムに比べて少ない。圧縮された空気あ るいは水の双方が、必要な推進力を発生させるための圧力媒体として用いること ができる。特に水を用いる場合には、パイプ壁は、同時に洗浄されることができ る。それ故に、たとえば、カメラ探針が内部に入り込む際には、パイプ内壁を洗 浄することができ、その探針を引き込む際には、覆いかぶされた汚れが除かれた パイプを検査することがで、その結果、損傷部分が、より容易に検出することが できる。 本発明の有益な展開および設計は、従属請求の範囲により与えられる。 反動ジェットは、好ましくはリム上に配置され、そのリムが、標準のカメラ探 針の前端から少し離れた水密ハウジングの外周を囲み、ジェット開口が、パイプ 壁に対して、所定角度で後方に向くように配置されていることが望ましい。この 構成様式が、カメラ探針をジェットによりパイプ壁から所定距離に離した状態を 維持することを確実とし、パイプ壁の突起と不規則性とに打ち勝たせ、しかもカ メラレンズが容易に汚れなくすることを確実にする。さらにまた、カメラ探針の 直径よりも大きな内径を持つ補助導管内で、パイプの軸に沿ってカメラ探針の自 己略中心保持機能を許容し、その結果、パイプ壁は、その全周にわたり良好にし かも均一に検査されることができる。 圧力媒体のためのホースにカメラケーブルを直接一体化することも望ましく、 その結果、唯一の供給ラインのみが、探針により引っ張られる。たとえば、カメ ラケーブルは、ホース内部に沿って走ることができ、またはカメラケーブルのワ イヤ線が、ホースの圧力抵抗被覆内に一体化することもできる。 または、カメラ探針に対応するより小さい断面を持つ複数のホースを接続する ことも考えられ、各反動ジェットまたは複数グループの反動ジェットが、別々に 動作されることも考えられる。このことは、カメラ探針を操作可能とし、その探 針を補助導管内へ案内することができる。一つまたはいくつかの電気、流体圧ま たは引っ張りロープにより動作されるバルブを、反動ジェットを制御するために カメラ探針内に配置し、または回動自在な反動ジェットを具備することにより、 同様な効果を得ることができる。 特に有益と目下みなされる他の可能性は、主ドレインから分岐する補助導管内 へと案内されるカメラ探針を案内するために、補助導管が分岐するポイントで主 ドレイン内に偏向枠を所定市に保持し、補助導管内へカメラを案内することにあ る。 最も単純なケースでは、偏向枠が、円筒ブロックで構成され、円筒ブロックの 断面が、主ドレインの断面に略一致し、その後端でテーパ状となり、そこに、カ メラ探針のための案内面が形成してある。カメラ探針が主ドレイン内へと案内さ れる前に、前記ブロックが、偏心して配置された押圧ロッドを用いて主ドレイン 内へと押し込まれる。カメラ探針により主ドレイン内に支脈が発見された場合に は、そのブロックが、押圧ロッドにより所定位置に保持され、案内面が分岐する 補助導管に向かうように、回転される。カメラホースは、その後送り出され、カ メラ探針が補助導管内へと前進させられる。 その他の実施態様として、偏向枠が、主ドレインのための標準のカメラ搬送具 に設置される。この場合、補助導管内へ挿入されるべきカメラ探針のためのカメ ラホースは、カメラ搬送具に設置されたドラムから巻解されることができ、また は、もし仮に、マンホールからホースが供給される供給される場合には、把持ロ ーラ駆動またはそのようなものを持ちいてカメラ搬送具により引っ張られること ができる。カメラ探針上の反動ジェットは、補助導管を通して伸びるホースの１ 区画の摩擦抵抗に打ち勝つことにのみ必要となる。 しかしながら、主ドレインカメラ搬送具の移動駆動は、この場合、良好な牽引 力を持たなければならない。なぜなら、主ドレインカメラのケーブルに加えて、 ホースと、補助導管カメラ探針のためのおそらく別のケーブルとが、主ドレイン に沿って引っ張られなければ成らず、加えて、ホースが操作される際には、付加 的な牽引力がカメラ搬送具に作用するからである。それ故に、牽引力に基づき開 くことができる顎部あるいはローラ脚によりカメラ搬送具を主ドレイン内で突っ 張らせることが有益である。 本発明の方法の特に有益な設計によれば、実際のカメラに代えてあるいはそれ と共に、位置探知機が、反動ジェットを具備するカメラ探針に設置してあり、そ の位置探知機の位置信号が、地上で測定されることができ、補助導管内に挿入さ れた探針の位置を示すことができる。カメラにより検出された損傷スポットの位 置は、このようにして正確に決定されることができる。カメラおよび位置探知機 の複合を用いて作業が実行されたならば、正確で詳細な導管の配置図が、一回の 操作で作成され、同時に、導管の状態が検査される。このことは、導管検査の結 果に修理の必要性が判断された場合に、修理作業の計画を著しく単純化すること になる。位置検知機を用いて得られた測定は、コンピュータ利用設計（ＣＡＤ： Computor Aided Design）システム内で電気的に処理され、配置図を作成し、 このようにして得られたデータは、電子式導管記録簿内に入力され、その記録簿 内に記憶された主ドレインに関する補助導管の位置および状態に関する正確な情 報を、何時でも呼び出すことができる。 以下、本発明の好ましい実施態様を、図面に基づき、さらに詳細に説明する。 図面において、 図１は、主ドレインから補助導管が分岐している主ドレイン内の本発明に係る 装置の一実施態様の一実施例、 図２は主ドレイン用カメラ搬送具の概略正面図、 図３は図２のカメラ搬送具の部分的長手方向断面図、 図４は本実施態様の他の実施例に係る装置の側面図、 図５は図４の装置の正面図、 図６は図４の装置内にあるカメラのための支持具を通しての断面図、 図７はカメラ探針のための偏向ブロックを持つパイプ支脈を通しての断面図、 図８はカメラ探針のホース内に配置されたトレーラージェットを示す図、 図９は位置探知機を持つカメラ探針を通しての軸方向断面図、 図１０は図９のカメラ探針の正面図、 図１１は本実施態様の改変された実施例に係る位置探知機を持つカメラ探針を 通しての断面図である。 図１は主ドレインパイプ１０を通しての長手方向断面であり、主ドレインパイ プ１０からは補助導管パイプ１２が上方に分岐してある。主ドレインパイプ１０ 内では、カメラ搬送具１４が配置されることができ、その構成は基本的には知ら れており、図面では、その後端部分のみが示されている。カメラ搬送具１４の前 端部には、主ドレインパイプ１０を検査するための主ドレインカメラ（図示せず ）が装着してある。カメラ搬送具１４からは、ケーブル（図示せず）が主ドレイ ンパイプ１０を通して、カメラ搬送具１４が出発するところのマンホールまで伸 びている。カメラ搬送具のための駆動機構には、このケーブルを介して電力が供 給され、さらに、このケーブルを通して、カメラおよびカメラ搬送具１４を操作 するための制御信号が伝達される。 カメラ搬送具１４の後端部には、シャフト１６が装着され、そのシャフト１６ が、主ドレインパイプ１０の軸と平行に走る軸回りに、電気利用あるいは流体圧 利用モータ１８により回転することができる。そのシャフト１６は、その後端が テーパ状となっており、プラットフォーム２０を形成し、その上に、補助導管パ イプ１２を検査するためのカメラ探針２４用偏向枠２２が装着してある。 偏向枠２２は、パイプ状支持体２６により本質的に形成され、その支持体２６ は、ヒンジ２８により、シャフト１６に対して回動自在に連結してある。その支 持対２６の回動移動は、空気圧利用シリンダまたは流体圧利用シリンダ３０によ り制御される。 カメラ探針２４は、公知の構造の水密ハウジングを有し、それはテレビカメラ （図示せず）を内蔵し、カメラ探針の前面の前方に位置する領域、すなわち図１ 中で右上部の領域がカメラにより比較的広開口角度で捕らえられるようになって いる。図１に示す状態では、補助導管パイプ１２の開口部は、このようにカメラ 探針２４内のカメラの観察領域範囲内にある。 カメラ探針２４のハウジングは、ジェット３２のリムにより囲まれ、そのジェ ットは多数のジェット開口３４を持ち、そのジェット開口がカメラ探針２４の軸 に対して所定角度で外方および後方に向けられている。ジェット３２のリムの後 端部は、カメラ探針２４に対して高耐圧ホース３６により連結してあり、高耐圧 ホースを介して、たとえば水などの圧力媒体が高圧で供給され、図１においてジ ェット３８で象徴されるように、ジェット開口３４から放射状に放出されるよう になっている。カメラ探針２４に対して電力を供給し、カメラ信号を伝達するた めのカメラケーブル４０がホース３６内に一体化してある。支持体２６の底端部 には、二つの案内ローラ４２があり、それらの間にホース３６を収容している。 さらに、そのホース３６は、二つの駆動ローラ４４間に把持され、駆動ローラが プラットホーム２０の上に装着してあり、シャフト１６内に収容してあるモータ （図示せず）とギア機構４６とにより相互に逆方向に駆動されることができるよ うになっている。なお、ギア機構が図面中では一点鎖線で示されているのみであ る。 その他の二つの駆動ローラ４８は、関係するギア機構５０と共に、プラットホ ーム２０上で、前記駆動ローラ４４に対して上方にオフセットして配置され、そ れらの間にリンス用ホース５２が収容してある。そのリンス用ホース５２は、支 持体２６の外部に固定された案内通路５４を通して、補助導管パイプ１２内へ至 り、その自由端には、補助導管を洗浄するためのリンス用ジェットを持つ。 ユニットとして、偏向枠２２は、支持体２６が異なる回動位置となる際でも、 比較的狭い横断面の主ドレインパイプ１０内で空間が生じるように、設計および 配置される。もしカメラ搬送具１４自体が、装着されるべき偏向枠のために、狭 い導管内に十分な空間を残さない場合には、偏向枠はカメラ搬送具に対するトレ ーラの如くに設計されることができる。 上述した装置の動作方法が以下に示される。 自己推進カメラ搬送具１４が遠隔制御下で、カメラ搬送具の前端部に装着され た主ドレインカメラが補助導管パイプ１２のオフセットを捕らえるまで、主ドレ インパイプ１０内に推進する。モニター上のカメラ画像を用い、操作者は、モー タ１８を制御し、シャフト１６を、支持体２６の方位角が補助導管パイプ１２の 開口の方位角に一致するように回転させる。カメラ搬送具１４は、次に前進させ られ、カメラ搬送具が図１に示す位置に届き、補助導管パイプ１２の開口がカメ ラ探針２４に接続されたスクリーン上に見えてくるまで、カメラ探針２４により 伝達された画像がモニターされる。流体圧利用シリンダ３０を用いて、支持体２ ６が次に回動させられ、その軸が補助導管パイプの軸に略平行となるようにさせ られる。 次に、駆動ローラ４８を用いて、リンス用ホース５２が繰り出され、その上に 装着してあるリンス用ジェットが案内通路５４を通して案内されて補助導管パイ プ１２へ至る。補助導管パイプ１２へのリンス用ホース５２の正確な導入は、カ メラ探針２４を用いてモニターされることができる。補助導管パイプ１２は、次 にリンス用ホース５２を用いて洗浄される。もし補助導管パイプが、図１に示す ように、上方に分岐しているのであれば、カメラ搬送具を少し前方に（図１中で 右方向）前進させ、カメラ探針２４が補助導管パイプ１２から流れ出るリンス用 水により汚れないようにすることが都合がよい。補助導管パイプ１２内でのリン ス用ホース５２の前進移動は、部分的には駆動ローラ４８により成され、不可的 にはリンス用ジェットの推進力により成される。補助導管パイプ１２が洗浄され た後には、リンス用ホース５２は、案内通路５４内にリンス用ジェットが装着さ れたホース端部が載るように、引き込まれる。カメラ搬送具１４は、パイプ状支 持体２６の開口が、補助導管パイプ１２の軸方向に正確に向くように位置される 。 ホース３６を通しての圧力水の供給が次にスイッチオンされると、カメラ探針 ２４は、ジェット３８により発生させられる推進力の結果として補助導管パイプ １２内を前進し、前もって洗浄されたパイプ内壁をカメラにより検査することが できる。カメラ探針２４が前進駆動される間、ホース３６は駆動ローラ４４によ り引き出され、反動ジェット３４により生じる駆動力が、カメラ探針２４と駆動 ローラ４４との間にあるホース３６の区画のためにのみ必要とされるようになっ ている。案内ローラ４２は、ホース３６が支持体２６のエッジで損傷されないこ とを確保している。 本発明に係る装置によれば、補助導管パイプは、上述したような方法でかなり の深さまで検査することができ、その装置は、シャフト１６を回転し、および支 持体２６を回動することで、補助パイプが分岐するどの方向に対しても適用する ことができる。補助導管パイプの検査が終了した時点で、カメラ探針２４は、図 １に示す位置に引き戻され、カメラ搬送具１４は、同様な検査方法が繰り返され るべき次の補助導管パイプの支脈まで前進する。一対の駆動ローラ４４および４ ８は、たとえば自己ロック駆動モータを用いることにより、あるいは適切なカッ プリングまたはロック機構を用いることにより固定されることができ、カメラ搬 送具１４が前進する際に、ホース３６と５２とが把持され、それに沿って引っ張 られることが好ましい。 カメラ保持具１４が、二つのホース３６および５２と共に前進する際に、カメ ラ保持具１４のための電力ケーブル（図示せず）もまた、引っ張られなければな らないので、比較的高い牽引力が主ドレインの長手範囲にわたり生じることがで き、カメラ搬送具１４は対応する良好な牽引力を持たなければならない。さらに また、ホース３６，５２が複対の駆動ローラ４４および４８により前進移動させ られる時に、生じる反力を吸収するように、カメラ搬送具１４を主ドレインパイ プ１０内で所定位置に保持する必要がある。図２および３に概略的に示された構 成のカメラ搬送具１４は、このような目的に適切である。 図２に示すように、カメラ搬送具１４は、円筒状ハウジング５６を持ち、その 周囲から少なくとも三つのローラ脚５８が放射方向に均一角度で突出して配置し てある。その自由端で、各ローラ脚５８は、ハウジング５６の軸方向にそれぞれ 背後に配置される二セットのローラ６０を保持し、それぞれが二つのローラ６２ を持ち、それらローラは、主ドレインパイプの内表面に沿って回転するようにな っている。ローラ脚５８は、好ましくは長手方向に調節可能または伸縮自在であ り、カメラ保持具１４が異なるパイプ直径に適用することができるように、外部 に向けて付勢してあることが好ましい。 各セットのローラ６０は、少なくとも一つの駆動ローラ６２を持ち、たとえば 支脈を移動する場合などのように、仮に複数セットのローラ６０のうちの一つが 一時的にパイプ内壁に対する接触が離れても、カメラ保持具１４が均一に前進す ることを保証している。各ローラ脚上の複数セットのローラ６０間の間隔が、主 ドレインパイプから分岐する補助導管パイプの直径よりも、大きいことが好まし い。各セットのローラ６０は、主ドレインパイプの長手方向に相互に対向してオ フセットしている複数対のローラにより任意に構成することもできる。複数セッ トのローラ６０相互を連結する枠６４がローラ脚５８のシャフト上に回動自在に 装着されることが好ましく、ローラ６２が、パイプ壁上のかさぶたなどの障害物 上、あるいはソケット継手上などのミスアライメント上を良好に転がるようにす ることが好ましい。 図２に示す構成を持つカメラ搬送具１４は、主ドレインパイプ内で突っかかる ことができるので、比較的高い牽引力が吸収される。 図３は、パイプ壁に対して複数セットのローラ６０の接触力が、牽引力に基づ いて増大することができる機構を示す。星形状に径方向に突出するローラ脚５８ は、外側パイプ６６を持ち、その中で、枠６４に連結された圧力ロッド６８が変 位自在に案内してある。圧力ロッド６８は、ハウジング５６の内部まで伸び、そ こでコーン７２に対して傾斜面７０が当接している。コーン７２は、ハウジング ５６の内部で同軸的に保持され、軸方向に変位可能であり、同様にして、他の二 つのローラ脚５８の圧力ロッドも支持している。 カメラ搬送具１４に作用する牽引力、すなわち、たとえば電力ケーブルの牽引 力および図１に示す駆動ローラ４４および４８に作用するホース３６および５２ の牽引力は、螺旋状引っ張りスプリング７４を介してコーン７２のテーパ状端部 に作用する。このように、牽引力の増大は、コーン７２の軸方向移動を引き起こ し、そのために、圧力ロッド６８の放射方向外方への移動を引き起こし、その結 果、複数セットのローラ６０は、パイプ壁に対してより強固に突っかかる。コー ンを有する機械的な引き離し機構に代えて、流体圧利用の引き離し機構を用いる こともできる。流体圧利用の引き離し機構としては、牽引力によりピストンが作 動する圧力発生シリンダと、ローラ脚を引き出すために圧力発生シリンダに連結 された複数の引き離しシリンダとを有するものが用いられることができる。 図４から６は、カメラ搬送具に従属して用いられることができる偏向枠７６を 示す。偏向枠７６は、バスケット状の円筒ハウジング７８を持ち、その最大直径 が、主ドレインパイプの内径よりも幾らか小さく、主ドレイン内で滑走部８０が 滑動自在に配置される。図４に示すハウジング７８の左端においてソケット８２ に対して連結することができる押圧ロッドなどを介して、駆動が有効となる。し かしながら、モータ駆動される駆動車輪が、滑走部８０上に配置されることもで きる。 カメラ探針（図６）のためのパイプ状支持体２６は、ヒンジ８４を介してソケ ット８２と反対のハウジングの端部に関節的に連結してある。滑走部８０のうち の一つに設けられた紐孔８８を通して伸びる引っ張りロープ８６は、ヒンジ８４ の軸回りに支持体２６を回動させるように動作する。 図６に示すカメラ探針２４の実施態様の実施例では、反動ジェットが、カメラ 探針のハウジング９２の周囲に沿っては配置されず、ハウジング９２の後端にお いて、分離されたジェット頭部９０内に配置される。動作に際しては、カメラを 前端部に収容するハウジング９２をジェット頭部９０が押圧し、ハウジング９２ が補助導管パイプを通して滑動する。ハウジング９２には、滑動する材料で構成 された、あるいは車輪を持つ滑走部を任意に装着することができ、補助導管パイ プの内壁上の不規則部分に沿って良好に滑動するようにすることもできる。 図６に示す実施態様の実施例では、案内ローラ４２は、支持体２６上に位置す るのではなく、ハウジング７８に係合するソケット９４上に直接配置してある。 図７はシンプルな構成を特徴とする偏向枠９６の実施態様の実施例を示す。こ の偏向枠は、主ドレインパイプ１０の内断面に適合する剛性の円筒ブロック９８ で形成してあり、押圧ロッド１００を用いて、主ドレインパイプ内に案内される ことができるようになっている。ブロック９８は、その後端では、テーパ状とさ れ、そのテーパ面が偏向面１０２を形成し、それを用いることにより、カメラ探 針（図７では図示せず）が、分岐する補助導管パイプ１２内に偏向して入れられ る。図示する実施態様の実施例では、その偏向面１０２は、浅い凹部で構成され 、ブロック９８の周囲に対し補助導管パイプ側で開口しており、押圧ロッド１０ ０側で平坦にテーパ状とされている。カメラ探針が偏向面１０２に抗して走り上 がる際には、ブロック９８は、押圧ロッド１００により固定状態が維持される。 押圧ロッド１００は、ブロック９８を、その軸回りに回転させるようにも作用し 、偏向面１０２が、分岐する補助導管パイプ１２に向けて方向付けされるように なっている。 ブロック９８には、第２押圧ロッドを介して操作され、主ドレインパイプ１０ 内でブロック９８を突っ張らせるように作用する引き離し機構を任意に設けるこ とができる。その引き離し機構の複数の引き離し顎部には、ローラを設けること ができ、それらローラが、主ドレインパイプの内表面に沿って、周方向に回転し 、たとえば押圧ロッドを回転させることにより前進駆動され、ブロック９８が、 その長手軸回りに容易かつ正確に回転することができるようになっている。 さらに、ブロック９８は、スリーブ（図示せず）内に回転自在に装着されるこ ともでき、スリーブ自体が、主ドレインパイプ１０内で軸方向変位可能にするこ ともできる。その案内スリーブの周囲には、パイプ壁に対して突っ張る滑走部ま たはローラなどを装着することもできる。 補助導管パイプ１２の支脈に到達する前に、主ドレインパイプ１０内でカメラ 探針がかなり長い道を移動しなければならない場合には、かなり大きいホースの 摩擦抵抗に打ち勝つために、図８に示す装置を、図４の駆動ローラ４４の代わり に用いることができる。この装置では、カメラ探針２４のホース３６の後端が牽 引ジェット１０４に対して連結され、そのジェット自体が、より大きい断面を持 つホース１０６に対して連結してある。圧力媒体は、ホース１０６を介して供給 される。その牽引ジェット１０４は、所定の最小圧力でのみ応答するバルブ（図 示せず）を含み、圧力媒体の一部が牽引ジェット１０４から、直接後方に向かう ジェット１０８の形で放出され、一方、圧力媒体のその他の部分は、ホース３６ を介してカメラ探針の反動ジェット３４へと供給される。 カメラ探針２４は、反動ジェット３４により、主ドレインパイプ内で初期前進 駆動され、ホース３６をその背後に従えて引っ張る。この動作中、圧力媒体の圧 力は、バルブを開放するために要求される圧力より小さい。たとえば図４または 図７に示す偏向枠体を用いて、カメラ探針が補助導管内に案内された後、圧力媒 体の圧力は増大し、ホース１０６は、牽引ジェット１０４の推力により主ドレイ ンパイプ内に沿って引っ張られる。このような方法で、牽引ジェット１０４を用 いて高い前進駆動力を発生させることができ、補助導管内で、さらに柔軟なホー ス３６を用いて仕事を実行することができる。 カメラ探針内に位置探知機が埋め込まれた実施態様の実施例を以下に説明する 。 標準のカメラ探針は、典型的には、本質的に円筒状のカメラハウジングを持ち 、そのハウジングが、カメラレンズおよび可能であれば付加的な保護ディスクに より一軸端で閉塞してある。カメラ電子部品を持つ現存のカメラユニットは、円 筒状のハウジング内に配置してある。このユニットは、通常は、プレートの上に 構成され、したがって、平坦ボードのような形状にされ、その幅が、カメラハウ ジングの内径に対応するようになっている。本発明の一実施態様によれば、位置 探知機は、二つのセグメント状中空空間のうちのいずれかの内部に収容され、そ の中空空間が、円筒状カメラハウジングの内部でカメラユニットの両サイドに形 成される。 別の実施態様では、位置探知機は、リング状ハウジングの内部に収容され、そ のハウジングが、現存のカメラ探針のハウジングの一区画またはこのハウジング の後端から出ているケーブルを取り囲むようになっている。 カメラ探針は、しばしば、現実のカメラハウジングを収容して導管パイプ内で カメラを案内するように作用するカメラ滑動体を持つ。この場合には、位置探知 機は、そのカメラ滑動体上または内部に装着することができる。 位置探知機をカメラ用電力供給源に直接接続することにより、特にコンパクト な構成が実現でき、位置探知機へ電力を供給する嵩ばる電池を必要としなくなる 。この目的では、位置探知機は、たとえば１２Ｖなどのカメラの動作電圧で機能 するように設計する、またはカメラ動作電圧を位置探知機で要求される電圧へ変 換するための小さな電圧変換器を装着する。 この解決手段は、長い検査中に、位置探知機のための電池を交換するために検 査を中断しなくて済むと言う利点を付加的に持つ。 もしカメラ探針が、電気駆動カメラ搬送具を持つならば、カメラ搬送具駆動機 構は、カメラおよび位置探知機のための共有電力供給源に接続することもできる 。従来のコンパクトで同様に操作可能なカメラ探針は既に存在し、そのカメラで は、現存のカメラ頭部がプラグ接続部を用いてカメラ搬送具に着脱自在に固定さ れ、カメラ搬送具の駆動機構のための動作電圧が、カメラケーブルに直接接続さ れたカメラ頭部からプラグ接続部を介して供給される。このようなタイプのカメ ラ探針を用いて、位置探知機は、カメラ頭部とカメラ搬送具との間の適切なプラ グ接続部を用いて、挿入されることができる。反対に、カメラから別々にカメラ 搬送具に対して位置探知機を接続することもでき、位置探知機がカメラ搬送具か ら動作電圧を受け取り、カメラ搬送具自体は、カメラ頭部を介して動作電圧が供 給されても良い。カメラ頭部、位置探知機およびカメラ搬送具での電気プラグ接 続部は、位置探知機がカメラ頭部に任意に直接接続されることもできるような方 法で相互に適合してあることが好ましい。このことは、カメラ搬送具を用いるこ となく位置探知機と共にカメラ頭部を任意に用いることを可能にし、しかも、た とえば柔軟性ロッドと共に導管パイプ内でそれを前進させることを可能とする。 図９に示すカメラ探針２１０は、ポット状ハウジング２１２を持ち、先端が切 られたコーン状の端部分２１４により前端が閉じてある。ハウジング２１２の後 端では、ネジ接合部２１６が、圧力ホース（図示せず）のために装着してある。 ハウジング２１２の壁内には、環状チャンバー２１８が設計してあり、その後端 が、ネジ結合部２１６に接続してあり、その前端部が、所定角度で外方および後 方に向けられた反動ジェット２２０に接続してある。適切な圧力で圧力ホースを 介して水が供給されると、反動ジェット２２０を通して水が放射方向に放出され 、これにより、カメラ探針２１０の前進移動を可能にし、同時に導管パイプ内で カメラ探針を中心に位置させる。 ハウジング２１２および端部分２１４の前端部内には、円筒状カメラハウジン グ２２２が収容してあり、カメラハウジングの前端が、保護ディスク２２４によ り閉塞してある。カメラレンズ２２６は、その保護ディスク２２４の直接背後に 装着してある。電気光学センサおよびカメラ電子部品（図示せず）を含むカメラ ユニット２２８は、平坦な板状構成要素のように成形され、図１０に示すことが できるように、カメラハウジングの直径の平面に沿って横たわるように、カメラ ハウジング２２２内に装着してある。カメラハウジング２２２内のカメラユニッ ト２２８は、円の一部分の形状の断面を持つ二つの中空空間２３０，２３２に仕 切るようになっている。 図示する実施態様の実施例では、位置探知機２３４が中空空間２３０内に収容 してある。位置探知機は、しかしながら、二つの構成要素に任意に分割すること もでき、それぞれが中空空間２３０および２３２のいずれかに収容することもで きる。このことは、位置探知機２３４をカメラハウジング２２２内に特に経済的 な方法で収容することを許容する。 図示する実施例では、カメラユニット２２８に接続されたカメラケーブル２３ ６は、ハウジング２１２の前部を通して流体不透過的に案内され、ネジ結合部２ １６および圧力ホース（図示せず）の内部を通して走るようになっている。この カメラケーブル２３６は、一方では、カメラ信号をモニターへ伝達すると共に、 他方では、カメラユニット２２８および位置探知機２３４へ電力を供給するよう に作用する。 位置探知機２３４としては、たとえば長波長送信機である。位置探知機は、し かしながら、異なる周波数範囲の電磁波送信機または超音波発生機またはそのよ うなものでも良い。位置探知機の電子部品（別には図示せず）は、カメラユニッ ト２２８と同じ電圧、すなわち１２Ｖの直流電圧により作動することができるよ うに設計してある。 また、位置探知機２３４は、しかしながら、動作電圧１．５から１．７ボルト の標準の位置探知機の用に動作させることもできる。この場合には、中空空間２ ３２内に内蔵される電池により動作電圧を供給することができる。 図示する実施例では、カメラハウジング２２２を収容するようになっているハ ウジング２１２および端部分２１４内の円筒状中空空間は、約１００mmの長さと 約４０mmの直径を持つ。したがって、長さ約５０mmで高さが約１０mmの位置探知 機は、円の一部分の形状の中空空間２３０，２３２のそれぞれに容易に収容する ことができる。 図１１は、カメラ探針２１０の改変された実施態様を示し、パイプ状シャフト ２３８が、ネジ結合部２１６とハウジング２１２の前端部との間に設計してある 。位置探知機２３４は、この場合ではリング状のハウジングであるが、このシャ フトの上に載せてある。この図示する実施例では、位置探知機２３４のリング状 のハウジングは、シャフト２３８の外径に一致する内径と、ハウジング２１２の 外径に一致する外径とを持つ。 この実施例でも、位置探知機２３４は、位置探知機のハウジング内に一体化さ れた電池により、またはカメラユニットの電力供給源を介して任意に電力が供給 されることができる。後者の場合には、カメラケーブルに接続された接続端子２ ４０は、カメラハウジング２２２とハウジング２１２の前端との間に配置してあ り、接続端子がワイヤ２４２を介して位置探知機２３４に接続してある。そのワ イヤ２４２は、たとえばハウジング２１２の環状チャンバー内に設計された径方 向リブ２４４を通して走り、水の流れに対して保護されるようになっている。 主ドレインから分岐する補助導管内へ探針を挿入する場合の問題は、導管検査 の進行の間に損傷領域が見つけられた際のみ成らず、そのような損傷領域が引き 続いて修理される際にも生じてくる。適切な修理作業を行うために、導管パイプ へ挿入されるべき種々のタイプの従来の装置が存在する。特に、この装置は、内 部に食い込んだ木の根のごとき異物を取り除くための、把持、切断または粉砕道 具を含み、しかも、たとえばひび割れまたは孔を充填物で充填したり、導管壁の 内部をライニングしたり、あるいは内部に沿ってコーティング剤を吹き付けたり するための装置を含む。本発明の装置の改変された実施態様は、補助導管パイプ 内でそのような仕事をも許容するようになっている。この目的では、カメラ探針 に代えてあるいはそれに加えて、そのような仕事に要求される装置が反動推進さ れる探針に装着される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．主ドレインから分岐する補助導管を検査するための方法であり、カメラ探 針（２４）が偏向枠（２２；７６；９６）を用いて主ドレインパイプ（１０）か ら、分岐してある補助導管パイプ（１２）内へと偏向される方法において、カメ ラ探針（２４）が、補助導管パイプ（１２）内で、カメラ探針上に装着された反 動ジェット（３４；９０）へと圧力媒体を供給することによる推進力で前進駆動 されることを特徴とする方法。 ２．請求の範囲第１項の方法において、カメラに代えて、あるいはそのカメラ に加えて、反動ジェット（３４；９０）が設けられたカメラ探針に、位置信号を 伝送する位置探知機が装着してあり、導管内への探針の導入位置が前記位置信号 を用いて地上で計測されることを特徴とする方法。 ３．請求の範囲第１項または第２項の方法を実行するための装置であり、カメ ラ探針（２４）と偏向枠（２２；７６；９６）とを持ち、偏向枠が、主ドレイン パイプ（１２）内で、カメラ探針を補助導管へ偏向させるように所定位置で保持 されることができる装置において、カメラ探針（２４）には反動ジェット（３４ ；９０）が装着され、その反動ジェットに圧力媒体を供給するためのホース（３ ６）にカメラ探針が連結されることを特徴とする装置。 ４．請求の範囲第３項に記載の装置において、反動ジェット（３４）が、カメ ラ探針（２４）の前端から所定距離で、カメラ探針の周囲を囲むリム（３２）の 上に設計され、カメラ探針（２４）の軸方向に対して所定角度で外方に向けられ ていることを特徴とする装置。 ５．請求の範囲第３項または第４項の装置において、カメラ探針（２４）に接 続してあるカメラケーブル（４０）が前記ホース（３６）内に一体に形成してあ る装置。 ６．請求の範囲第３項から第５項のいずれか一つの装置において、偏向枠（９ ６）が円筒ブロック（９８）により形成され、そのブロックの後端には、押圧ロ ッド（１００）が偏心して固定され、そのブロックの後端が、カメラ探針（２４ ）のためのテーパ状偏向面（１０２）を形成することを特徴とする装置。 ７．請求の範囲第５の装置において、偏向枠が、カメラ探針（２４）を収容す るパイプ状支持体（２６）を持ち、主ドレイン探針（１４；７８）に対して回動 自在に固定してあることを特徴とする装置。 ８．請求の範囲第７項の装置において、主ドレイン探針（７８）がバスケット 状の本質的に円筒の枠であり、その枠の前端には、支持体（２６）がヒンジ（８ ４）により回動自在に固定され、主ドレイン探針には、前記支持体を回動させる ための引っ張りロープ（８６）のための案内用紐孔（８８）が、ヒンジ（８４） を超えた半径位置に配置してあることを特徴とする装置。 ９．請求の範囲第７項または第８項の装置において、前記ホース（３６）のた めの少なくとも一つの案内ローラ（４２）が、前記支持体（２６）または前記主 ドレイン探針（１４；７６）に配置してあることを特徴とする装置。 １０．請求の範囲第７項から第９項のいずれか一つの装置において、カメラ探 針（２４）とは別に独立に、補助導管パイプ（１２）内に案内されることができ るリンス用ホース（５２）を偏向させるために、主ドレイン探針（１４）に対し て回動自在な案内要素（５４）を持つことを特徴とする装置。 １１．請求の範囲第１０項の装置において、前記案内要素（５４）が、支持体 （２６）に固定された案内通路であることを特徴とする装置。 １２．請求の範囲第７項から第１１項のいずれか一つの装置において、ホース （３６）および／またはリンス用ホース（５２）を駆動するための駆動ローラ（ ４４；４８）のうちの少なくとも１セットを持つ駆動機構が、主ドレイン探針（ １４）に具備してあることを特徴とする装置。 １３．請求の範囲第７項から第１２項のいずれか一つの装置において、支持体 （２６）と、関連する回動駆動機構（３０）と、さらに必要に応じて駆動ローラ （４４；４８）とが、主ドレインパイプ（１０）の軸と平行に走るシャフト（１ ６）に設置してあり、駆動モータ（１８）により、主ドレイン探針（１４）に対 して、その軸回りに回転可能にしてあることを特徴とする装置。 １４．請求の範囲第７項から第１３項のいずれか一つの装置において、主ドレ イン探針（１４）が、星形状に径方向に突出するローラ脚（５８）を具備し、そ のローラ脚の自由端が、駆動可能なローラ（６０）を用いて、主ドレインパイプ （１０）の内表面に対して保たれていることを特徴とする装置。 １５．請求の範囲第１４項の装置において、前記ローラ脚（５８）が、主ドレ イン探針（１４）でのホース（３６）および／またはリンス用ホース（５２）に より引き起こされる牽引力により作動される引き離し機構（７２）により、主ド レインパイプ（１０）の壁に対して径方向に突っかかることができることを特徴 とする装置。 １６．請求の範囲第２項から第１５項のいずれか一つに記載の装置において、 カメラ探針（２４）に接続してあるホース（３６）の後端には、別のジェット（ １０４）が接続してあり、付加的な推進力を発生させるようになっており、その 別のジェット自体が、圧力媒体を供給するためのホース（１０６）に接続され、 その別のジェットが、圧力媒体の圧力が特定の最小圧力に届いた時にのみ応答す ることを特徴とする装置。 １７．請求の範囲第２項の方法を実施するための装置であり、位置探知機（２ ３４）がカメラ探針（２１０）内に一体化してある装置。 １８．請求の範囲第１７項の装置において、位置探知機（２３４）がカメラハ ウジング（２２２）内に収容している装置。 １９．請求の範囲第１７項の装置において、位置探知機が、現行のカメラハウ ジングを収容するカメラ滑動体上または内部に設置してあることを特徴とする装 置。 ２０．請求の範囲第２項の方法を実現するための装置において、位置探知機（ ２３４）およびカメラ電子部品（２２８）が、カメラケーブル（２３６）を介し て共通電力源に接続してあることを特徴とする装置。 ２１．主ドレインから分岐する補助導管内で修理または保守作業を実行するた めの方法において、修理または保守作業のための作業ユニットが、反動ジェット が備えられた探針上に設置され、当該探針を、主ドレインパイプから分岐する補 助導管パイプ内へ偏向枠を用いて偏向させ、前記反動ジェットへ圧力媒体を供給 することによる推力により、前記探針を補助導管パイプ内で前進駆動させること を特徴とする方法。