JPH08500152A - 環境的に非残存性のセルロースエステル繊維 - Google Patents

環境的に非残存性のセルロースエステル繊維

Info

Publication number
JPH08500152A
JPH08500152A JP6500608A JP50060894A JPH08500152A JP H08500152 A JPH08500152 A JP H08500152A JP 6500608 A JP6500608 A JP 6500608A JP 50060894 A JP50060894 A JP 50060894A JP H08500152 A JPH08500152 A JP H08500152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
weight
ester
agu
cellulose ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6500608A
Other languages
English (en)
Inventor
マイケル ブッチャナン,チャールズ
マーシャル ガードナー,ロバート
エドワード ハリス,ジェームス
アイリック,ゲザー,ジュニア
ブイ.,ジュニア ストリックラー,デビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Chemical Co
Original Assignee
Eastman Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Chemical Co filed Critical Eastman Chemical Co
Publication of JPH08500152A publication Critical patent/JPH08500152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/067Use of materials for tobacco smoke filters characterised by functional properties
    • A24D3/068Biodegradable or disintegrable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/08Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent
    • A24D3/10Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent of cellulose or cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/06Use of materials for tobacco smoke filters
    • A24D3/16Use of materials for tobacco smoke filters of inorganic materials
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F1/00General methods for the manufacture of artificial filaments or the like
    • D01F1/02Addition of substances to the spinning solution or to the melt
    • D01F1/04Pigments
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F2/00Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof
    • D01F2/24Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof from cellulose derivatives
    • D01F2/28Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof from cellulose derivatives from organic cellulose esters or ethers, e.g. cellulose acetate

Abstract

(57)【要約】 本発明は、光酸化触媒として作用する顔料と組み合わせた、アンヒドログルコース当たりの置換度(DS/AGU)が中程度のセルロースエステル繊維を提供する。この繊維はたばこ製品用のフィルター材料として有用である。こうして提供されるフィルター材料は分散性及び生物分解性が容易であり、環境に残存しない。

Description

【発明の詳細な説明】 環境的に非残存性のセルロースエステル繊維 本発明はセルロースエステル繊維に関する。特に、本発明はタバコ煙フィルタ ーとして有用なセルロースエステル繊維に関する。 世界的に増大する環境意識のために、製品管理の概念が多くの製造会社にとっ て急務となりつつある。特定の製造工程の環境への影響又は特定の化学薬品に伴 う危険を考慮することなく、受け入れられるとは到底考えられない。産業界は、 公衆の意見が製品の目的とする機能を完遂した後にその製品の環境的破滅に責任 をとらなければならないという点にあることを次第に認識しつつある。現在、製 品管理に応えるニーズが公衆の認識に対する応答によって主としてもたらされて いるが、公衆の意見が法律上の命令により置き換えられようともくろまれている ことは全く不合理なことではない。 責任ある製品管理があることに伴う技術的な困難性は非常に複雑である。化学 産業界は、公衆が期待を膨らませてきた性能特性を持つ製品及びまた環境に残存 又は残留しない製品の両者を満足せしめることを求められている。現在のポリマ ー技術から見て、これらの製品の要求はしばしば互いに相容れない。これまでの ところ、個々の化学会社の応答は、その現存する製品の流れの周りに適合されて きた。包装に使用するプラスチックスのような商品のメーカーにとって、焦点は 主にリサイクルすることにあった。しかしながら、多くの廃棄できるものにとっ てリサイクル及び焼却は実行可能な選択を表わさないことが明らかに増大してき ている。紙巻きたばこ用のフィルターは、有効な収集及びリサイクル又は処理計 画を立案し実行することが非常に困難である製品種類の基本的な例である。棄て られた紙巻きたばこフィルターは、適当な処理容器が便利に利用できる場所でさ えも、著しい表面ごみ(surface litter)の問題を表わしている。従って、環 境に残存又は残留しない生物分解性製品についての重大な市場ニーズがある。 用語「生物分解性」は、その製品に付けるための次第に増加している一般的な メーカーの標識になっている。残念ながら、多くの場合にその適用は不正確であ り誤解されている。この用語の規制されない使用の直接の結果として、環境グル ープ及び公衆は一般的に生物分解性商品に関するメーカーの主張に疑惑を持つよ うになってきた。この状況は更に、生物分解性ポリマーに関する基準又は法的命 令が全体的に欠落していることによって強くなっている(Donnelly,J.1990年 ,Garbage ,6月,42〜47頁)。本発明の目的のために、「生物分解性ポリマー 」の正確な定義をどのような可能な誤解をも防ぐために与える。 先ず最初に、生物分解は生物学的に仲介された工程である。それでこれは微生 物及び/又はその酵素のポリマー基体との直接相互作用を必要とする。生物学的 成分無しに用語「生物分解性」を使用することは誤った名称である。ポリマーの 生物分解は典型的に、低分子量フラグメントを作る一連の微生物触媒作用主鎖開 裂で始まる。次いでこれらのフラグメントは短い鎖又はモノマーにまで更に代謝 され、短い鎖又はモノマーは微生物により同化でき、炭素及びエネルギーの源と して使用することができる。明らかに、分解工程を続けるとき、元のポリマーに 著しい物理的変化が表れる。引張り強度のような物理的特性の伝統的な変化は、 ポリマーの本来の生物分解性を評価するための単独の規準として使用されてきた 。しかしながら、生物分解性を決定するための殆どの厳しい必要条件は、CO2及 びH20へのポリマー炭素の全体的な無機物化である。換言すると、 ポリマーから微生物バイオマス及び/又は代謝最終生成物への炭素の定量的移動 が、残存性(非生物分解性)残留物無しに起きなくてはならない。好気性条件下 で、無機物化への代謝経路は普通直接的である。反対に、嫌気性代謝系では典型 的にメタン及び揮発性脂肪酸のような代謝最終生成物が作られる。これらの成分 はまた非残存性であり、より少ない直接代謝系の手段によって最終的にCO2に転 化されるであろう。 上記に定義した用語「生物分解性ポリマー」は、単に粒子サイズの低下を受け るが残存性の残留物を生じる多くの製品を自動的に除外する。例えば、デンプン とポリエチレンとのブレンドが生物分解性製品として市販されてきた。現に、封 鎖しないデンプンのみが生物分解性である。利用できるデンプンの微生物代謝は 著しい粒子サイズ低下に応答し得るが、これらの粒子の最後の破滅を考慮に入れ なくてはならない。ポリエチレン及び封鎖したデンプンの両方は微生物酵素に反 抗し、このことはこれらが環境に残存し、生物分解性とのメーカーの主張を否定 することを意味する(Donnelly,J.1990年,Garbage , 6月,42〜47頁)。 ポリマー基体の分解潜在力に加えて、微生物のその他の重要な化学的及び物理 的必要条件は成功する生物分解が生じるように合致しなくてはならない(Glenn ,J.1990年,Biocycle,10月,28〜32頁)。微生物は、環境的両極端の広範囲 な配列に採用されてきた非常に多様なグループを表わす。しかしながら、全ての 細胞は、それらが生き残り、そして成長することができる前に不可欠の必要条件 を有している。この例には、適当なpH、温度、イオン強度、適当な酸素濃度(又 は嫌気性種については酸素の欠乏)、利用可能な大量及び微量栄養源並びに適当 な湿分レベルが含まれる。正確な必要条件は異なった種により明らかに変化する 。用語「生物分解性」が全ての状 況にそして全ての環境条件下で等しく適用する汎用的な不変のものでは無いと言 うことを強調することが重要である。この点を完全に認識するために典型的な埋 め立て地背景で非常に生物分解性である物質の劣った性能のみを考慮すべきであ る(Donnelly,J.1990年,Garbage ,6月,42〜47頁)。この事実は、次善の環 境で固有的に生物分解性の物質の劣った性能を試験するときしばしば見落とされ る。適当な環境に置いた場合に化合物が生物分解すると、それを異なった環境に 置いたときこの潜在力は消失しないで、それが分解する速度が変化するのみであ ろう。 多数の研究によりセルロース又は低い、即ち1より小さい置換度(DS)を有す るセルロース誘導体が生物分解性であることが示されてきた。セルロースは嫌気 性及び好気性微生物の両方により環境で分解される。この微生物分解の典型的な 最終生成物には、細胞バイオマス、メタン(嫌気性のみ)、二酸化炭素、水及び その他の発酵生成物が含まれる。最終生成物は環境の種類並びに存在する微生物 集団の種類に依存するであろう。しかしながら、約1より大きいDSを有するセル ロースエステルは微生物による攻撃に対して完全に抵抗性であることが報告され た。例えば、Stutzenberger及びKahlerは(J.Appl.Bacteriology ,66巻, 2 25頁(1986年))、酢酸セルロースがThermomonospora curvata による攻撃に 対して非常に反抗的であることを報告した。 酢酸セルロース(CA)のようなセルロースエステルが紙巻きたばこフィルター のような応用で広く使用されている。紙巻きたばこフィルター及びその他の応用 で使用されているCA繊維には典型的に、0.5〜2.0%(重量/重量)の範囲の濃度 で微細に粉砕された顔料が含まれている。これらの顔料はCA繊維に不透明性を与 えるために添加され、そうして艷消剤又は白化剤として作用する。このような 顔料の例は二酸化チタンである。一般的に、TiO2の2種の結晶形、即ちルチル型 及びアナターゼ型がCA繊維の製造で使用され、その選択は所望する特別の性質に 依存している。それらの結晶形に於けるそれらの相違に加えて、ルチル型とアナ ターゼ型とはまたそれらの比重、屈折率及び硬度が同様に異なっている。ルチル 型は、その高い結晶化度のために本来アナターゼ型よりも硬く、研磨性である。 繊維を製造するために使用される装置の寿命を低下させる摩耗のために、硬度は 特別の関心事である。TiO2の摩耗を減少させるために、SiO2,Al2O3及びSb2O3の ような他の物質が二酸化チタンを被覆するために一般的に使用される。これらの 被覆物はまたCAポリマー中のTiO2の分散を改良する。更に、TiO2の表面を被覆す ることはTiO2の光反応性を減少させ、それにより紫外線への繊維の感受性を低下 させ、日光への露出で繊維の光分解の量を著しく低下させる(Braun,J.H.,J .Coating Technology , 1990年,62巻,37頁)。 紙巻きたばこフィルターの製造に含まれる工程は当業者によく知られており、 例えば、R.T.Crawford他により米国特許第2,794,239号(1957年)(参照して本 明細書に含める)に記載されている。典型的に、紙巻きたばこフィルターは長い 棒材で、実質的に直径及び周囲が紙巻きたばこのサイズであり、主として捲縮繊 維、例えば、酢酸セルロースからなり、これは濾過しないたばこの煙の通過を許 容する流路が実質的に存在しないような様式で配向されている。繊維束は典型的 に紙殻又はラッパー内に入っており、その場合紙はそれ自体の上に重なり、ヒー トシール可能な接着剤により一緒に保持されている。この接着剤は典型的に水不 溶性である。フィルター棒材の製造に可塑化繊維を使用することは必要ではない が、実際には2〜15%の可塑剤、例えば、フタル酸ジブチル、トリプロピオニン( tripropionin)、トリエチレングリコールジアセテート、トリア セチン又はこれらの混合物が、繊維の表面へのスプレーにより、回転ドラム装置 からの遠心力により又は繊維を一緒に結合するため及び棒材に堅固さを与えるた めの浸漬浴により典型的に適用される。これらの可塑剤は水不溶性であることが 認められるべきである。そうして、使用済み紙巻きたばこフィルターが表面ごみ として棄てられるとき、フィルターの繊維は分散しないで光化学分解又は生物分 解を抑制する。 環境に残存せず、紙巻きたばこフィルター、農業用キャンバス根おおい、包帯 、幼児用おむつ、生理用ナプキン、釣り糸、漁網などのような使い捨て用品用の 応用で使用することができる繊維についてのニーズが市場に存在する。更に、実 質的な量の水に露出したとき、接着剤、可塑剤又はそれぞれ紙ラッパー及びフィ ルターを一緒に結合する結合剤の水溶解性のために環境に分散する紙巻きたばこ フィルターについてのニーズが市場に存在する。 本発明は、セルロースエステルの分解速度を加速し、環境に非残存性(又は非 残留性)である繊維を作るための光酸化触媒として作用する顔料と、中程度のア ンヒドログルコース当たりの置換度(DS/AGU)を有するセルロースエステルと の組み合わせの使用を提供する。更に特に、本発明は、約1.5〜2.7のDS/AGU及 びフェノール/テトラクロロエタンの60/40の重量部溶液100mL中の0.5g試料に ついて25℃の温度で測定したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有す るセルロースのC1〜C10エステルに関する。このセルロースエステルは、環境 に非残存性である繊維を作るために0.1〜5%(重量/重量)の光活性金属と共に 使用される。本発明により提供されるセルロースエステル繊維組成物は上記定義 したように程度を変えて生物分解性である。この生物分解性は下記の実験の部に より示す。 本発明はまた本発明のセルロースエステル繊維からなる生物分解性物品を提供 する。 本発明はまた、環境に残存しない、容易に分散性生物分解性の紙巻きたばこフ ィルター及びそれから作られたフィルター付き紙巻きたばこを提供する。更に特 に、本発明は水溶性接着剤によりしっかり留められた紙で覆われた紙巻きたばこ フィルター棒材に関する。紙巻きたばこフィルター棒材の繊維はまた好ましくは 水溶性結合剤を使用して結合される。0.1〜5%(重量/重量)の光活性金属を含 む繊維は、約1.5〜2.7のDS/AGU及びフェノール/テトラクロロエタンの60/40 重量部溶液100mL中の0.5g試料について25℃の温度で測定したとき約1.0〜約1.8 dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースエステルからなる。 図1は、屋外暴露のための酢酸セルロース繊維の靭性損失のプロットである。 グラム/デニールでの靭性を時間でのウエザオメーター露出に対してプロットす る。黒丸点は0.5%ルチル型Ti02を表わし、黒逆三角点は2.0%被覆アナターゼ型 Ti02を表わし、白逆三角点は1.0%被覆アナターゼ型Ti02を表わし、白四角点は1 .0%非被覆アナターゼ型Ti02を表わし、黒四角点は2.0%非被覆アナターゼ型Ti02 を表わし、そして白上向き三角点は0.0%Ti02を表わす。 図2は、屋外暴露のための酢酸セルロース繊維の伸び損失パーセントを表わす 。伸びパーセントを時間でのウエザオメーター露出に対してプロットする。各点 は上記図1に示したものと同じ顔料を表わす。 図3は、屋外暴露のための酢酸セルロース繊維の数平均分子量の変化を示す。 数平均分子量(Mn×10000)を時間でのウエザオメーター露出に対してプロット する。各点は上記図1に示したものと同じ顔料を表わす。 図4Aは、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中の酢酸セルロースの 20重量%溶液からフィルムを引き取ることによって形成された酢酸セルロース( DS=1.7)フィルムの外側平滑表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。倍率 は左上から出発して右に移動し、次いで左下から出発して50×,200×,300×及 び1000×である。この同じ約束事を、同じ図に複数の写真を示す以下の図を記載 するために使用する。 図4Bは、in vitro微生物富化システム中で4日間インキュベーションした後 の、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中の酢酸セルロースの20重量% 溶液からフィルムを引き取ることによって形成された酢酸セルロース(DS=1.7 )フィルムの外側平滑表面のSEM写真である。倍率は50×,300×,200×及び100 0×である。 図5Aは、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中の酢酸セルロースの 20重量%溶液からフィルムを引き取ることによって形成された酢酸セルロース( DS=1.7)フィルムの内側粗表面のSEM写真である。倍率は50×,300×,300×及 び1000×である。 図5Bは、in vitro微生物富化システム中で4日間インキュベーションした後 の、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中の酢酸セルロースの20重量% 溶液からフィルムを引き取ることによって形成された酢酸セルロース(DS=1.7 )フィルムの内側粗表面のSEM写真である。倍率は50×,200×及び1000×である 。 図6は、それから細菌を洗出しなかったin vitro微生物富化システム中で4日 間インキュベーションした後の、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中 の酢酸セルロースの20重量%溶液からフィルムを引き取ることによって形成され た酢酸セルロース(DS=1.7)フィルムの外側平滑表面のSEM写真である。倍率は 50×,200×,1000×,1,500×,4,000×及び10,000×である。 図7は、それから細菌を洗出しなかったin vitro微生物富化システム中で4日 間インキュベーションした後の、水/アセトンの50/50(体積/体積)混合物中 の酢酸セルロースの20重量%溶液からフィルムを引き取ることによって形成され た酢酸セルロース(DS=l.7)フィルムの内側粗表面のSEM写真である。倍率は50 ×,200×,1000×,1,500×,4,000×及び10,000×である。 図8は、廃水水盤にフィルム片を吊るすために使用した型のシリンダーの絵で ある。既知重量及び厚さの0.5インチ幅及び6インチ長さのフィルムの片を、シリ ンダーの中に置き、鋼製ケーブルに取り付け、廃水水盤中に浸漬させた。 図9は、l.6のDS/AGUを有する酢酸セルロース〔1−14C〕からの14C−CO2 の微生物産生を示す。この例に於いて、CAは比較的高い表面積を有するフィルム の形状である。 図10は、1.85のDS/AGUを有する酢酸セルロース〔1−14C〕からの14C−CO2 の微生物産生を示す。この例に於いて、CAは比較的低い表面積を有するフレー クの形状である。 図11は、標識酢酸セルロース(置換度は1.85である)からの14COの産生を示す 。このプロットは、元のポリマー炭素のCO2 及びH20への著しい無機化が起きた ことを証明している。「四角点」はアセチル転化%を表わし、「三角点」は1分 間当たりのカウントで集めた14CO2 を表わす。 図12は、標識酢酸セルロース(置換度は2.0である)からの14COの産生を示す 。このプロットは、元のポリマー炭素のCO2及びH2Oへの著しい無機化が起きたこ とを証明している。「三角点」はアセチル転化%を表わし、「四角点」は1分間 当たりのカウントで集めた14CO2を表わす。 図13は、標識酢酸セルロース(置換度は2.5である)からの14CO の産生を示す。このプロットは、元のポリマー炭素のCO2及びH20への著しい無機 化が起きたことを証明している。「三角点」はアセチル転化%を表わし、「四角 点」は1分間当たりのカウントで集めた14CO2を表わす。 図14は、3種の異なった置換度で標識酢酸セルロースからの14COの微生物産生 を示す。「四角点」は1.85の置換度を表わし、「三角点」は2.0の置換度を表わ し、「菱形点」は2.5の置換度を表わす。このプロットは生物分解速度への置換 度の影響を示す。 図15は、ウエザロメーター中で300時間インキュベーションした後の、ルチル 型TiO2を含む酢酸セルロース繊維(置換度=2.5)を示す。非常に少ない表面損 傷が現れている。 図16は、ウエザオメーター中で300時間インキュベーションした後の、非被覆 アナターゼ型TiO2を含む酢酸セルロース繊維(置換度=2.5)を示す。広い表面 損傷及び穴形成がはっきりと見える。 本発明は、微生物の作用により有効な分解が可能な1.5〜2.7の置換度を有する セルロースエステルを提供する。また、粒子サイズを低下させる光酸化触媒を含 有する効力により、このセルロースエステルから製造された繊維の表面積が増加 し、それによって適当な環境条件に露出したとき顕著な生物分解が可能なセルロ ースエステル繊維組成物が提供される。1.5〜2.7のDS/AGUを有し光活性金属を 含有する酢酸セルロースのようなセルロースエステルから製造された繊維を、水 溶性結合剤を使用して一緒に束にし、水溶性接着剤によって一緒にしっかり留め られた紙で覆うとき、この繊維は紙巻きたばこフィルター棒材として機能する。 驚くべきことに、これらのフィルター棒材はたばこの煙からある種の成分の選択 的除去に非常に有効である濾過プロフィールを有している。 本発明は、式: (式中、R1,R2及びR3は独立に、水素又は炭素数2〜約10の直鎖アルカノイル 基から選択される)の繰り返し単位からなるセルロースエステルを提供する。 本発明のセルロースエステルは第二級セルロースエステルであろう。このよう なエステルの例には、酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース及び酢酸酪 酸セルロースが含まれる。これらのセルロースエステルは米国特許第 1,698,049 号、同第 1,683,347号、同第 1,880,808号、同第 1,880,560号、同第 1,984,147 号、同第2,129,052号及び同第 3,617,201号(参照して本明細書に含める)に記 載されている。 本発明で有用なセルロースエステルは当該技術分野でそれ自体公知である技術 を使用して製造することができる。 本発明のセルロースエステルは好ましくは少なくとも2個のアンヒドログルコ ース環を、最も好ましくは約2〜5,000個のアンヒドログルコース環を有する。ま た、このようなポリマーは典型的に、フェノール/テトラクロロエタンの60/40 重量部溶液100mL中の0.5g試料について25℃の温度で測定したとき約0.2〜約3.0 dL/gの、最も好ましくは約1〜約1.6dL/gのインヘレント粘度を有している 。更に、本発明で有用なセルロースエステルのDS/AGU(アンヒドログリコース 単位当たりの置換度)は約1.5〜約2.7の範囲である。好ましいセルロースのエス テルには、酢酸セルロース(CA)、プロピオン酸セルロース(CP)、酪酸セルロ ース(CB)、酢酸プロピオ ン酸セルロース(CAP)、酢酸酪酸セルロース(CAB)、プロピオン酸酪酸セルロ ース(CPB)等が含まれる。l.7〜2.6のDS/AGUを有する酢酸セルロースが特に好 ましい。最も好ましいセルロースのエステルは1.8〜2.2のDS/AGU及び1.3〜1.5 のIVを有するCAである。 本発明のセルロースエステルは溶融紡糸により又は適当な溶媒(例えば、アセ トン、アセトン/水、テトラヒドロフラン、塩化メチレン/メタノール、クロロ ホルム、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、 酢酸メチル、酢酸エチル又はピリジン)からの紡糸により繊維に紡糸することが できる。溶媒から紡糸するとき、溶媒の選択はエステル置換基の種類及びDS/AG Uに依存する。繊維を紡糸するための好ましい溶媒は0〜30%の水を含有するアセ トンである。2.4〜2.6のDS/AGUを有する酢酸セルロースについて、好ましい紡 糸溶媒は2%より少ない水を含有するアセトンである。2.0〜2.4のDS/AGUを有 する酢酸セルロースについて、好ましい紡糸溶媒は5〜15%の水性アセトンであ る。1.7〜2.0のDS/AGUを有する酢酸セルロースについて、好ましい溶媒は15〜3 0%の水性アセトンである。繊維を溶融紡糸するとき、セルロースエステル又は 可塑化セルロースエステルは120℃〜250℃の溶融温度を有することが好ましい。 更に好ましい溶融温度は約180℃〜220℃である。セルロースエステルの溶融紡糸 に使用するための適当な可塑剤の例には、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピ ル、フタル酸ジブチル、トリアセチン、アジピン酸ジオクチル、ポリエチレング リコール−200、ポリエチレングリコール−200又はポリエチレングリコール−40 0が含まれるが、これらに限定されない。好ましい可塑剤には、フタル酸ジブチ ル、アジピン酸ジオクチル又はポリエチレングリコール−400が含まれる。 セルロースエステル繊維には好ましくは、それを屋外環境に露出 したときセルロースエステルの分解速度を加速するための光酸化触媒として作用 し得る顔料が含まれている。顔料の効果は、熱酸化工程を加速させることによっ て繊維の分解に寄与しうる金属塩、酸化性促進剤又はこれらの組合せを存在させ ることによって増大させることができる。要約すると、セルロースエステル繊維 には好ましくは下記のものが含まれる。 (i)光活性顔料、ニート(neat); (ii)シリカ、アルミナ又はシリカ−アルミナのような不活性支持体上に被覆さ れた光活性顔料; (iii)光活性顔料+促進金属塩; (iv)不活性支持体上に被覆された光活性顔料+促進金属塩;又は (v)セルロースエステル繊維中に分散された光活性顔料+促進金属塩; (vi)ポリ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコール)又はその酸 化がオキシ−ラジカル中間体を作り得るその他の物質のような酸化性促進剤と組 み合わせたi〜v。 この顔料は好ましくは、単独又は組成物がMn,Ce又はCo(これらの金属は二酸 化チタン顔料の光活性を減少させることが知られている:Newland,G.C. ;lric k,G.Jr. ;Larkins,T.H. Jr.の米国特許第 4,022,632号(1977年)(参照して 本明細書に含める))を含まない条件で、50重量%以下の、好ましくは3〜25重 量%の種々の追加の金属、即ち「熱酸化増大金属塩」で変性されたアナターゼ型 二酸化チタンからなる。顔料は「化学的に混合」されていてよく、この場合二酸 化チタンは、(用語「変性元素」により表わされるような)下記の特定された元 素で、酸化チタンとその他の金属酸化物との物理的混合物を焼結即ち加熱するこ とにより、変性元素を含有する溶液の存在下で四塩化チタン又はチタンテトライ ソプロポキシ ドのようなモノマー前駆体から含水チタニアを沈殿させることにより又は無定形 若しくは結晶性チタニア上に変性元素をイオン交換させることにより変性される 。この様式で、そうして変性された二酸化チタン触媒は、或量のTi−OM,Ti−OT i及びM−O−M結合(式中、Mは本明細書に教示するような変性元素である) からなっているであろう。本明細書で使用するとき、用語「化学的に混合」は、 それが米国特許第 5,011,806号(参照して本明細書に含める)で使用されている ものと同じ意味で使用される。このような金属塩はまた幾らかが光活性顔料と接 触している限りセルロースエステル繊維中に分散していてもよく、また金属塩は 光活性顔料上に被覆されていてよい。顔料はまた、シリカ、アルミナ又はシリカ −アルミナの表面上に被覆された二酸化チタン層からなっていてもよい。二酸化 チタンが他の金属酸化物の表面上に被覆されている場合には、二酸化チタン層は 典型的に支持酸化物の25重量%よりも少ない。 熱酸化工程を増大させるために有用な金属の例には、硝酸塩、酢酸塩、プロピ オン酸塩、安息香酸塩、塩化物などのような塩の形で含有されるCu,Fe若しくは Ni又は好ましくはその硫酸塩若しくは燐酸塩として存在するCa,Mg,Ba若しくは Zn又はその硫酸塩として存在するナトリウム若しくはカリウムが含まれる。この 金属は繊維の重量基準で0.1〜5%(重量/重量)、好ましくは0.2〜1.0%(重 量/重量)の濃度で有用である。 本発明の特に好ましい態様は、 (i)その上に被覆された5%(重量/顔料の重量)の鉄塩を有する0.5〜3%( 重量/繊維の重量)のアナターゼ型二酸化チタン顔料; (ii) 0.5〜 3%のチタンとアルミニウムとの混合酸化物(90/10モル%); (iii) 0.5〜3%のチタンとケイ素との混合酸化物(例えば、90/10モル%) ; (iv) 0.5〜3%のチタンと鉄との混合酸化物(例えば、90/10モル%); (v)添加された5〜20%(重量/繊維の重量)のポリエチレングリコールを有 する0.5〜3%(重量/繊維の重量)のアナターゼ型二酸化チタン顔料; (vi)その上に被覆された約2〜30重量%の硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫 酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム及び硫酸バリウムからなる群から選 択される塩を有する、0.5〜3%のアナターゼ型二酸化チタン顔料; (vii)その上に被覆された約2〜30重量%のリン酸亜鉛、リン酸マグネシウム 、リン酸カルシウム及びリン酸バリウムからなる群から選択される塩を有する、 0.5〜3%のアナターゼ型二酸化チタン顔料; (viii)上記(vii)の被覆又は変性された顔料(但し、塩濃度は5〜15重量% である); (ix)上記(viii)の被覆又は変性された顔料(但し、塩濃度は5〜15重量%で ある); (x)上記(viii)の被覆又は変性された顔料(但し、塩は硫酸カルシウムであ る);並びに (xi)上記(ix)の被覆又は変性された顔料(但し、塩はリン酸カルシウムであ る) を含有するセルロースエステル繊維である。 本発明の任意のセルロースエステル繊維は更に任意的に組成物の 全重量基準で0.001〜50重量%の、熱安定剤、酸化防止剤、プロ−オキシダント (pro-oxidant)、酸スカベンジャー、無機物質及び着色剤から選択される少な くとも1種の追加の添加剤を含むことができる。 フィルター付き紙巻きたばこの場合に、繊維束を取り巻く紙又はラッパー用の ヒートシール性接着剤として使用するために適した水溶性接着剤の例には、デン プン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、モノ酢酸セルロース、ポリ酢酸 ビニル、デキストリン、小麦粉ペースト、ケイ酸ナトリウム、天然ゴム又はポリ ビニルアルコール並びにジエチレングリコール又はトリエチレングリコールと反 応した、イソフタル酸、1,7−ヘプタンジカルボン酸及びソジオスルホイソフ タル酸の組合せ物が含まれる。周りの紙を接着するための好ましい水溶性接着剤 はデンプン及びポリ酢酸ビニルである。 紙巻きたばこフィルター束を形成する際に繊維用の結合剤として使用するため に適した水溶性結合剤の例には、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジ オール、1,3−ブタンジオール又はトリエチレングリコールのような水−ポリ オール溶媒中のポリビニルアルコールのブレンド、1,2−プロパンジオール、 1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール又はトリエチレングリコール のような水−ポリオール溶媒中のポリビニルピロリドンのブレンド並びに1,2 −プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール又はト リエチレングリコールのような水−ポリオール溶媒中のジエチレングリコールと 反応したイソフタル酸及びソジオスルホイソフタル酸のブレンドが含まれる。こ のフィルター束を形成する際に繊維用の結合剤として使用するために適した追加 の水溶性結合剤には、ポリ酢酸ビニル、デンプン又はポリビニルアルコールが含 まれる。好ましい水溶性可塑剤には、1,2−プロパ ンジオール及びデンプン水溶液中のジエチレングリコールと反応したイソフタル 酸及びソジオスルホイソフタル酸の組合せが含まれる。これらの水溶性結合剤は 、スプレーにより、ブラシアプリケータ装置を使用する遠心力により又はこれら の物質を含有する浴中への浸漬により繊維の表面に適用することができる。繊維 を空気乾燥するか又は加熱した管に通して引っ張ることにより結合を起こさせる ことができる。60〜110℃に加熱した管に通して引っ張るとき繊維はよりしっか り結合する。管の好ましい温度は90〜110℃の間である。 紙巻きたばこフィルター用に使用するセルロースエステル繊維は捲縮されてい ることが一層好ましい。好ましい捲縮は1インチ当たり4〜20捲縮である。最も 好ましくは1インチ当たり10〜15捲縮である。セルロースエステルから製造され た繊維は典型的に20〜0.1のデニール/フィラメント(DPF)を有する。好ましい デニールは5〜1.5DPFである。処理のために、繊維には任意に鉱油のような滑剤 又は処理助剤が含まれていてよい。処理助剤の好ましい量は0.1〜3%である。 処理助剤の最も好ましいレベルは0.3〜0.8%である。 2.45〜2.50のDS/AGUを有するCAがたばこの煙からある種の成分を選択的に除 去する際に有効であることがよく知られているが、たばこの煙の選択的濾過での より小さいDS/AGUの有効性は知られておらず、より小さいDS/AGUのCAは煙成分 の除去で効果がないと一般に信じられている。本発明者等は、1.8〜2.2のDS/AG Uを有するCAがたばこの煙からのある種の成分を除去する際に驚くほど有効であ り、2.45〜2.50のDS/AGUを有するCAから作られた紙巻きたばこフィルターに通 常伴われる味を保持することを見出した。特に、本発明者等はこれらのフィルタ ーが2.45〜2.5のDS/AGUを有するCAのものに非常に類似する選択性を示すことを 見出した。 即ち、本発明の一態様として、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エス テル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の光 活性金属酸化物 を含んでなるセルロースエステル繊維が提供される。 本発明のこの面の好ましい態様として、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エス テル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化チ タン を含んでなるセルロースエステル繊維が提供される。 本発明の別の好ましい面として、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エス テル、 (b)(a)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の光活性金属 酸化物、並びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大(augmentation)金属塩を含んでなるセ ルロースエステル繊維が提供される。 本発明のこの態様の最も非常に好ましい面として、 (a)約1.5〜約2.5のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU) 及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロ エタンの溶液中で測定したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセ ルロースのC1〜C4エステル、 (b)(a)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化チタン、並 びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなるセルロースエステル繊維が提供される。 本発明のその他の態様として、上記のセルロースエステル繊維組成物からなる 生物分解性物品が提供される。この点に関して、好ましい物品には、紙巻きたば こフィルター、農業用キャンバス根おおい、包帯、おむつ、生理用ナプキン、釣 り糸及び漁網が含まれる。 本発明の別の態様として、たばこ部分からなる長い部材からなり、該たばこ部 分がフィルター束部分に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤により一緒 に結合されたセルロースエステル繊維からなり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エステ ル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の光 活性金属酸化物 を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこが提供される。 本発明の別の面として、たばこ部分からなる長い部材からなり、該たばこ部分 がフィルター束部分に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤により一緒に 結合されたセルロースエステル繊維から なり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エス テル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化チ タン を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこが提供される。 本発明のこの態様の別の面として、たばこ部分からなる長い部材からなり、該 たばこ部分がフィルター束部分に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤に より一緒に結合されたセルロースエステル繊維からなり、該セルロースエステル 繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エス テル、 (b)(a),(b)及び(c)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ 以上の光活性金属酸化物、並びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこが提供される。 本発明のこの態様の最も非常に好ましい面として、たばこ部分か らなる長い部材からなり、該たばこ部分がフィルター束部分に隣接し、該フィル ター束部分が水溶性結合剤により一緒に結合されたセルロースエステル繊維から なり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.5のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU)及 び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定したと き約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C4エステ ル、 (b)(a)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化チタン、並 びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこが提供される。実験の部 本明細書に使用した略字は下記の通りである。「IV」はインヘレント粘度であ る。「g」はグラムである。「psi」はポンド/平方インチである。「cc」は立方 センチメートルである。「m」はメートルである。「rpm」は回転数/分である 。「DSAc」はアセチルについての置換度/アンヒドログルコースユニットである 。「BOD」は生物化学的酸素要求量である。「vol.」又は「v」は体積である。「 wt.」は重量である。「mm」はミリメートルである。「NaOAc」は酢酸ナトリウム である。「nm」はナノメートルである。「CE」はセルロースエステルである。「 mil」は0.001インチである。セルロースエステルの命名に関して「CA」は酢酸セ ルロースである。 繊維の靭性及び破断点伸び測定はASTM標準方法2101によって行い、フィルムの 引張り強度、破断時伸び及び接線モジュラスはASTM方法 D882により測定する。インヘレント粘度はフェノール/テトラクロロエタンの60 /40重量部溶液100mL中の0.15g試料について25℃の温度で測定する。分子量は 、溶出溶媒としてアセトン/MeOH水を使用するゲル浸透クロマトグラフィーによ り測定する。分子量はポリスチレン当量で記載する。アセチルの拡がり(spread )は溶出溶媒としてアセトン/Me0H水を使用する逆相高速液体クロマトグラフィ ーにより測定した。検出器は蒸気光散乱検出器(vaporative lightscater dect ector)であり、カラムには10ミクロンサイズのポリスチレン−ジビニルベンゼ ンビーズを充填し、カラムは4.6×150mmであり、そして流速は0.8mL/分であった 。例1 異なったDS/AGUを有する酢酸セルロースを、2.5のDS/AGUを有する酢酸セル ロースの加水分解を経て製造した。典型的に、29ポンドの酢酸セルロース(DS= 2.5)を124ポンドの酢酸と53ポンドの水との混合物に溶解する。溶液を60℃に加 熱し、その後2Lの酢酸に溶解した硫酸551gを添加した。反応物をこの温度に2 .5〜8時間維持し、次いで2.5ガロンの水中のMg(0Ac)21320gを反応混合物に添 加する。反応混合物を40ガロンの水に添加することによって生成物を単離させる 。この混合物に10ガロンの水を添加し、撹拌を更に30分間続けて生成物が硬化し たことを確実にする。次いで酢酸セルロースを濾過により単離し、洗浄し、NaHC 03で安定化した後80℃で乾燥する。関連データを表Iに示す。 例2 2.5の平均置換度を有するCA繊維を、0.5%(重量/重量)被覆ルチル型TiO2、 1.0%(重量/重量)被覆アナターゼ型Ti02、2.0%(重量/重量)被覆アナター ゼ型Ti02、1.0%(重量/重量)非被覆アナターゼ型Ti02、2.0%(重量/重量) 非被覆アナターゼ型TiO2又は0%(重量/重量)TiO2の何れかで製造した。次い でこれらの繊維をアトラス(Atlas)ウエザオメーター中に置き、日光炭素アー クランプに露出した。各繊維の試料を100時間間隔で(800時間以下)採取し、生 じた光分解の程度を決定するために、靭性、破断点伸び、分子量及びアセチルの 拡がりのような物理的性質を評価するために取り出した。 繊維靭性の完全な損失が、ウエザオメーター中で僅かに300時間露出した後、 1%又は2%(重量/重量)濃度の非被覆アナターゼ型TiO2の何れかを含有する 繊維試料について観察された。被覆アナターゼ型TiO2の1.0%又は2.O%(重量/ 重量)濃度の何れかを含有する繊維は、それぞれ引張り強度の約47%及び30%損 失を示した。これはアナターゼ型TiO2への被膜の添加がその光活性を減少させた ことを明らかに示した。対照的に、0.5%の被覆ルチル型TiO2を含有するこれら の繊維試料は同じ300時間露出時間の後で引張り強度の14%減少のみを示した。 これらの結果を図1及び表IIに要約する。 図15はウエザオメーター中で300時間露出後のルチル型二酸化チタンを含むフ ィルタートウ繊維を示す。利用可能な表面積の大部分が外側のみにあることを示 す非常に僅かの表面損傷(abbreration)があることに注目されたい。対照的に 、図16は、非被覆アナターゼ型二酸化チタンを有するウエザオメーター中で同じ 長さの時間後の繊維を示す。非被覆アナターゼ型を含有させると繊維の破損を明 らかに増大させ、それにより微生物分解のために利用可能な最初の表面積の量を 大きく増加させた。 非被覆アナターゼ型TiO2処理繊維についての破断点伸びの変化は、靭性測定か ら得られた結果と一致した。1%又は2%(重量/重量)濃度の非被覆アナター ゼ型TiO2の何れかを含有するこれらの試料は、ウエザオメーター中の僅か300時 間露出後に完全に駄目になった。アナターゼ型TiO2の被膜は被膜のないものより も紫外線照射に対してより大きい抵抗性を与えたが、1%及び2%アナターゼ型 で処理した試料についてそれぞれ伸びに於いて85%及び52%の損失をなお生じた 。非被覆アナターゼ型及び被覆アナターゼ型は共に、平均でその元の伸びパーセ ントの23%のみを損失する被覆ルチル型試料よりも、光分解に対する感受性に関 して驚くほど良かった。これらの結果を表IIIに表形式で、図2にグラフで示す 。 分子量変化を測定するためにゲル浸透クロマトグラフィーを使用して繊維試料 を分析した。400時間露出後に全ての試料について数平均分子量に著しい減少が 観察されたが、1%及び2%(重量/重量)の非被覆アナターゼ型TiO2を有する 試料は、数平均分子量の最大の減少を示した。1.0%非被覆アナターゼ型TiO2は 数平均分子量の最大の減少(49%)を示し、一方2.0%非被覆アナターゼ型TiO2 はその元の数平均分子量の平均33%を失った。これらの結果を図3に示す。 また、アセチル含有量及びアセチルの拡がりについて高速液体クロマトグラフ ィーアッセイを使用して繊維試料を分析した。非被覆アナターゼ型TiO2を有する 繊維試料のみが紫外線ランプへの400時間の露出後にアセチル平均及びアセチル の拡がりの両方で著しい差異を示した。より小さいアセチル平均値は分解の指標 であるCAポリマーからのアセチル基の損失を示した。これらの値を表IVに示す。 例3 本発明者等は、1.7の置換度を有する酢酸セルロースのフィルムを(イースト マンケミカル社(Kingsport,TN、米国)の)テネシーイーストマンディビジョ ン(tennessee Eastman Division)廃水処理施設に浸漬したとき、27日以内にフ ィルムの多量の分解が生じたことを見出した。更に、同じ廃水処理施設から得ら れた活性化スラッジから単離した微生物の混合集団からなる培養物が同じ酢酸セ ルロース(DS=1.7)のフィルムの存在下で成長した。この場合、5日後に酢酸 セルロースフィルムの多量の分解が観察された。図4A及び4Bは水/アセトン の50/50混合物中の酢酸セルロース(DS=1.7)の20重量%からなる溶液からフ ィルムを引き取ることによって形成された酢酸セルロースフィルムの両側の走査 電子顕微鏡(SEM)写真を示す。図4A及び5Aは対照フィルムのものであり、 一方、図4B及び5Bは活性化スラッジから単離した微生物の混合集団からなる 培養物をその上で4日間成長させたフィルムのものである。図4B及び5Bに於 いて、酢酸セルロースフィルムの多量の分解が明らかである。図4A及び5Aの 対照フィルムの比較はフィルム側が異なっていることを示している。図4Aは引 取り刃による剪断から得られるフィルムの外側平滑表面を示し、他方、図5Aは フィルムを成形した表面と接触していた内側粗表面を示す。図4B及び図5Bの 比較は、フィルムの粗い又は内側表面が一層多量に分解したことを示している。 粗い又は大きい表面領域は細菌の付着を促進し一層速い分解速度に導く。増大し た表面領域を促進する光分解等のような工程が本発明に於いて望ましい。図6及 び7は細菌を洗出しなかった酢酸セルロースフィルムの平滑側及び粗側のSEM写 真を示す。酢酸セルロースの分解のためのフィルム表面の多量の穴形成を示すこ とに加えて、これらのフィルムは分解が生じるくぼみ内の付 着した微生物を示している。 in vitro富化システム:活性化スラッジの新しい複合試料を、200,000ポンド /日以下のBOD濃度で2,500万ガロン/日の廃水を受け入れる設計能力を有するテ ネシーイーストマン(Kingsport,TN,米国)廃水処理プラントのAA03曝気槽から 得る。主な廃水成分は主として、メタノール、エタノール、イソプロパノール、 アセトン、酢酸、酪酸及びプロピオン酸からなっている。スラッジ操作温度は35 ℃〜40℃の間に変わる。更に、最大分解速度を確保するために、2.0〜3.0ppmの 溶解酸素濃度及び7.1のpHを維持する。活性化スラッジは、本発明で使用する微 生物の安定な混合集団用の出発接種材料として機能する。安定な集団は、グルコ ース又はセロビオース、酢酸塩及びセルロースアセテート(DS=2.5)を含有す る基礎塩培地(basal salt media)に初期接種材料(5%v/v)を順次移すこ とによって得られる。 セルロースエステルフィルム分解富化は、1リットル当たり下記の成分、即ち フェニング(Pfennig)のマクローミネラル溶液50mL、フェニング(Pfenning) の微量元素溶液1.0mL、ディフコ(Difco)イースト抽出物0.1%(wt/vol)、2 m M Na2SO4、フェニング(Pfennig)のマクローミネラル溶液により与えられるア ンモニアレベルを補う10mM NH4Cl、セロビオース0.05%(wt/vol)、NaOAc 0.0 5%(wt/vol)を含有する基礎塩培地中で開始する。この溶液をpH7.0及び最終 体積945mLに調節し、次いで121℃でl5psiで15分間オートクレーブ処理する。室 温に冷却した後、無菌IM燐酸塩緩衝液50mL及び0.2mmフィルターで濾過した複 合ビタミン溶液5mLを添加する。次いで試験セルロースフィルムを添加し、フラ スコに安定混合集団富化物を接種する(5%v/v)。フラスコをニューブラン ズウィックインキュベーターに入れ、3℃及び250rpmで適当な時間保持する。 最初は、フィルムを曇りに変わるまでしばしば観察し、微生物活性の指標である 黄色親和物質(Current Microbiology,9巻,195頁(1983年))で被覆する。 4〜12日後に、フィルムを小片に砕き、その時点で濾過濾斗に培地を注ぐことに よってこれを取得する。小片を集め水で洗浄する。フィルム片を中性の洗浄液中 に90℃で30〜60分間懸濁させ、次いで水で十分に洗浄する。フィルムを40℃で真 空オーブン中に(一定の重量に)乾燥するまで置き、次いで秤量する。各実験に 於いて、フィルムを微生物での接種以外は同じ実験プロトコルにかけた対照実験 を行う。 酢酸セルロース、DS=1.7. フィルム1〜6, 7〜10及び11〜15は三つの別々の実験について の結果を表わす。フィルム1〜6及び11〜15は4日間振盪し、他方フィルム7〜 10は5日間振盪する。*を付けたフィルムは対照フィルムを表わす。夫々の場合 に、接種したフィルムについて84〜99%の重量損失が観察され、対照フィルムに ついては僅かに0.6〜6.4%の重量損失が観察される。 酢酸セルロース、DS=2.5 各フィルムを12日間振盪する。*を付けたフィルムは対照フィルムを表わす。 夫々の場合に、接種したフィルムについて54〜77%の重量損失が観察され、対照 フィルムについては僅かに0〜0.8%の重量損失が観察される。予期したように 、より高い置換度を有するフィルムは微生物攻撃に対してより大きい耐性を示す 。 廃水処理研究:夫々1個の酢酸セルロースフィルムを入れた図8に示すものの ような15個の番号を付したシリンダーを鋼製ケーブルに取り付け、テネシーイー ストマンのAD02水盤中に吊るす。フィルム1〜4は21日後に取得し、他方フィル ム5〜14は27日後に取得する。取得したフィルムを中性の洗浄液中に90℃で30〜 60分間懸濁させ、次いで水で十分に洗浄する。フィルムを40℃で真空オーブン中 に乾燥するまで置き、次いで秤量する。酢酸セルロース、DS=1.7。 21日後に試験したフィルムは20〜21%の重量損失を示し、他方27日後に試験し たフィルムは65〜91%の重量損失を示す。21日と27日との間のフィルム重量及び 厚さの大きな損失は典型的である。一般的に、微生物付着が生じる間に誘導期間 が観察される。細菌が付着し十分な分解が生じてより広い表面領域を露出すると き、分解速度は増加する。フィルム2〜4は、機械的性質の試験及び対照フィル ム(A〜C)に対する比較が可能であるように十分変わらないままである。 各場合に、接線モジュラス及び引張り強度に於ける実質的な損失が観察され、 これは試験フィルムの微生物分解がフィルム性質の損失にどのようにつながるか を示している。 堆肥(compost)生物分解アッセイ:堆肥化は微生物分解及び固体有機廃棄物 の土壌への転換として定義される。堆肥堆積物の重要な特性の一つは、それが自 己発熱し、熱が有機物質の代謝破壊の自然副生物であることである。堆積物のサ イズ又はその絶縁能力に依存して、熱は捕捉され内部温度の上昇をもたらす。 堆肥堆積物内の有効な分解は、微生物集団の発生の自然の進行又は続行にある 。最初に、堆肥の微生物集団は中温度好性種(最適成長温度は20〜45℃)により 支配される。このプロセスは土着の中温 度好性微小植物のポリファレーション(poliferation)及び有機物質の代謝と共 に始まる。この結果大量の代謝熱が発生し、内部堆積物温度を約55〜65℃に上昇 させる。より高い温度は一方に於いて好熱性種(最適成長は45〜65℃の範囲であ る)の成長に有利な選択的圧力として作用し、他方に於いて中温菌を抑制する。 温度プロフィールは自然ではしばしば循環して中温度好性集団と好熱性集団との 間で交替するが、都市堆肥施設は最適分解速度を得るために55〜60℃の間にその 運転温度を制御することを試みる。都市堆肥ユニットはまた典型的に好気プロセ スであり、これは加速された生物分解速度を可能にする微生物の代謝要求のため に十分な酸素を供給する。 試験フィルムの生物分解潜在力を評価するために,都市固体廃棄物堆肥装置に 見られる活性処理プロセスをシミュレートするために小規模の堆肥ユニットを使 用した。これらのベンチ規模のユニットは、大規模都市堆肥プラントを区別する 同じ重要な特徴を示した。出発有機廃棄物は都市固体廃棄物流れに見られるもの 、即ち、25:1比の炭素対窒素、55%湿分含有量、中性のpH、容易に分解性の有 機炭素の原料(例えば、セルロース、タンパク質、単純な炭水化物及び脂質)、 を表わすように配合され、全体に良好な空気流を可能にする粒子サイズを有して いた。堆肥ユニットに置く前に、全ての試験フィルムを注意深く乾燥し、秤量し た。実験の開始時に試験フィルムを堆肥と混合し、堆肥と共に10日間又は15日間 インキュベーションした。ベンチ規模堆肥ユニットの効率は、温度プロフィール 及び堆肥の乾燥重量消失をモニターすることにより決定した。これらのベンチ規 模ユニットは典型的に8時間以内に60〜65℃に達した。15日間インキュベーショ ンした後、典型的に堆肥の40%乾燥重量損失があった。10日間又は15日間のイン キュベーションの後フィルムを取得し、注意深く洗浄し、乾燥し、秤量して重量 損失を測定した。 下記のものは、酢酸セルロースフィルムについてのこのような堆肥実験の結果の 代表である。 堆肥結果: 15日堆肥試行 例4 Buchanan他により記述された一般的方法(Macromolecules,1991年、24巻、305 0頁)に従って、炭素14標識酢酸セルロースを製造した。下記のものは典型的な 実験の代表である。セルロース(5.02g)をトリフルオロ酢酸55mL中の〔1−14 C〕−アセチルクロリド9.4mL(83uCi)及び無水トリフルオロ酢酸13.1mLで、5 ℃で65分間処理した。反応温度を4時間25℃に上昇させ、最後に1時間50℃に上 昇させた。水中に沈殿させることによって生成物を単離し、次いて十分に洗浄し 、乾燥して8.02uCi/gの比活性を有するセルロース〔1−14C〕−トリアセテ ート8.34gを得た。 セルロース〔1−14C〕−トリアセテート(2.12g)を酢酸42mLに溶解し、50 ℃に加熱し、次いでH2SO4を50mg含有する水6.26mLの溶液を反応混合物に添加し た。この物質を逆加水分解(back−hydrolyze)して下記の置換度即ち、1.85,2 .0及び2.5を有する〔1−14C〕標識酢酸セルロースを得た。出発物質の比活性 はそれぞれ4.46uCi/g, 5.73uCi/g及び2.5uCi/gであった。図9は、14CO2 捕集システムを試験するために使用した1.6DS CAでの予備実験を示す。約1 uC i/gの夫々のエステルをin vitro富化アッセイ で30℃で340時間個々にインキュベーションした。図10及び11は、1.85のDSを有 する標識14C−酢酸セルロースからの14CO2の微生物産生を示す。330時間後に、 元の出発標識の約82%が14CO2に転換された(図11)。図12は図10及び図11に示 すものと同じ傾向を示すが、より高いDSのために僅かに小さい効率である。330 時間後に、元の出発標識の約78%のみが14CO2としてカウントされた。図13は生 物分解速度への増加したDSの影響を一層明らかに示している。330時間後に、出 発物質の40%より少し下が14CO2として捕集された。図14は3種のセルロースエ ステルの全部を一緒にしたものを示す。より高い置換度を2.0及び2.5の物質に比 較して、1.85DS物質について必要なより短い遅れ時間に注目されたい。例5 アセトン中の約2%(重量/重量)のCA(DS/AGU=2.5)の溶液に、顔料2.0 gを添加した。このスラリーを350nmで照射しながら時間を変えて撹拌した。酸 化工程をモニターするために酸価を使用した。 A-HR=非被覆アナターゼ型TiO2,PEG=ポリ(グリコールエーテル) この例は 更に、非被覆アナターゼ型TiO2が単独で又はTiO2の表面に被覆した他の物質、例 えばBaS04と共に又はポリマーに添加したポリ(エチレングリコール)と共に、 光分解の有効な促進剤である ことを示している。例6 セルロースアセテート(DS/AGU)を10.3%の水を含有するアセトンに溶解して 、26.3%固体のアセトン水溶液を得た。このCA溶液を0.0408nmの穴サイズを有す る40穴紡糸口金に通すことによって繊維を紡糸した。繊維の引き取り速度は650m /分であり、紡糸延伸比は0.89であった。これにより紡糸時に3.18のデニール/ フィラメントを有する繊維が得られた。例7.酢酸セルロース試験溶液の製造 アセトンに溶解した酢酸セルロースの試料350gをアセトンで3500mLに希釈し 、均一になるまで撹拌した。この「貯蔵液」の酸価は0.025であった。アリコー トを乾固するまで蒸発させて、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロ エタン溶液中で測定したとき1.32g/dLのインヘレント粘度を有する酢酸セルロ ースが得られた。例8.光分解活性を示すための顔料の照射 磁気撹拌棒を入れ大気へ開口した凝縮器を取り付けた300mLのパイレックス丸 底フラスコに、顔料2.0g及び例7に記載した酢酸セルロースのアセトン溶液150 mLを添加した。このフラスコを、350nm蛍光灯を取り付けたライオネット光化学 反応器(RayonetPhotochemical Reactor)の中の磁気撹拌機の上に置いた。撹拌 しながらの照射を31℃で種々の時間行った。顔料を遠心分離により除去し、液体 を滴定してカルボン酸分解生成物の生成速度を決定した。例9.硫酸バリウム被覆二酸化チタンの製造 TIOXIDE A-HR(20g)(二酸化チタン、Tioxlde America,lnc.)を蒸留脱イ オン水25mL中の塩化バリウムニ水和物2.0gの溶液に添加した。このスラリーを0 .5時間90℃で撹拌し、次いで手で撹拌し ながら乾固するまで蒸発させた。この白色固体をメタノール150mL中に懸濁させ 、水25mL中の97%濃硫酸1.5gからなる溶液を添加しながら撹拌した。スラリー を濾過し、65℃の水で洗浄し、65℃の水250mL中に再懸濁させ、濾過し、蒸留水 で再び洗浄し、80℃で乾燥した。表題の化合物が夫々91.3重量%及び8.7重量% の二酸化チタン及び硫酸バリウムを含む白色固体として得られた(21g)。例10〜17.他の塩被覆TIOXIDE A-HR顔料の製造 所望の塩が水に可溶性である場合、この顔料は、この塩とTIOXIDE A-HRとの水 性スラリーを連続的に撹拌しながら乾固するまで蒸発させることによって製造し た。塩が不溶性である場合、顔料は硫酸バリウム被覆試料について記載した一般 的な方法(例9)によって製造した。製造した塩の一覧及びその光分解活性を示 すデータについては下記の表2を参照されたい。また、リン酸ナトリウムが光活 性組成物でないことに注目されたい。試験方法 顔料の光活性を決定するために設計したスクリーニング試験は、イソプロピル アルコール酸化試験の変形である。顔料表面への酸化性基体の吸着に続いて、約 390nmより短い波長で光の吸収により顔料表面に形成される正孔(酸化部位)に より開始される水素引き抜き及び酸素付加が起こる。セルロースエステル酸化か ら酸性酸化生成物が形成される。この濃度は滴定により決定され、顔料活性の尺 度として機能する。 より高い光酸化活性について設計された新しいシステムと比較するために、市 販の顔料についてベースラインデータを生じさせた。 TIOXIDE A-HRは高い光酸化初期速度を与えるが(表1)、この速度は最初の4時 間の間の33から最初の18時間について15に低下し、次いでゼロにまで落ちる。顔 料の表面が分解生成物で覆われるように なり、それによりこれを新しい未酸化酢酸セルロースから保護するらしい。アナ ターゼ型試薬は17時間照射後にA-HRよりも約27%高い活性を示した。より長い照 射時間についてはデータを得なかった。 活性を増加させ、セルロースエステル酸化の中度の期間後に顔料活性が無くな る問題を克服するための試みに於いて、幾つかの塩被覆アナターゼ型顔料を製造 した(表2)。両方の目的が達成された。硫酸バリウム及び硫酸カルシウムの両 方は、非被覆A-HRよりも高い速度を与え、54時間以下の照射後にその酸化活性停 止の証拠を示さなかった。リン酸カルシウムはA-HRと同様の初期活性を示したが 、64時間の露光を通して酸化を与え続けた。また良好な初期活性が硫酸亜鉛及び 硫酸バリウムについて観察された。これらは18時間を越えて評価しなかった。 これらの結果は、本発明の変性したチタニアが酸化性ポリマー、特にセルロー スエステルの光分解のために優れた触媒活性を示すことを示している。このよう な変性したチタニアの更に詳細なことはこの日付で出願したGether Irick,Jr. の米国特許出願第889,326号(参照して本明細書に含める)に記載されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハリス,ジェームス エドワード アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート,ノーウィッチ プレイス2305 (72)発明者 アイリック,ゲザー,ジュニア アメリカ合衆国,テネシー 37615,グレ イ,サウス パトリック ドライブ 113 (72)発明者 ストリックラー,デビッド ブイ.,ジュ ニア アメリカ合衆国,テネシー 37663,キン グスポート,イースタン スター ロード 560

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.OdL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の 光活性金属酸化物 を含んでなるセルロースエステル繊維。 2.DS/AGUが約1.7〜約2.6であり、そしてインヘレント粘度が約1.3〜約1.5 である請求の範囲第1項記載のセルロースエステル繊維。 3.該C1〜C10エステルが、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪 酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース及びプロピオ ン酸酪酸セルロースからなる群から選択される、請求の範囲第1項又は第2項記 載のセルロースエステル繊維。 4.1種又はそれ以上の酸化性促進剤化合物を更に含む請求の範囲第1項記載 のセルロースエステル繊維。 5.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化 チタン からなるセルロースエステル繊維。 6.DS/AGUが約1.7〜約2.6であり、そしてインヘレント粘度が約1.3〜約1.5 である請求の範囲第5項記載のセルロースエステル繊維。 7.該C1〜C10エステルが、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪 酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース及びプロピオ ン酸酪酸セルロースからなる群から選択される、請求の範囲第5項又は第6項記 載のセルロースエステル繊維。 8.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、 (b)(a)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の光活性金属 酸化物、並びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなるセルロースエステル繊維。 9.DS/AGUが約1.7〜約2.6であり、そしてインヘレント粘度が約1.3〜約1.5 である請求の範囲第8項記載のセルロースエステル繊維。 10.該C1〜C10エステルが、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸 セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース及びプロピオン 酸酪酸セルロースからなる群から選択される、請求の範囲第8項又は第9項記載 のセルロースエステル繊維。 11.成分(c)がCu,Fe,Ni,Ca,Mg及びBaの塩からなる群から選択される請 求の範囲第8項〜第10項の何れか1項に記載のセルロースエステル繊維。 12.1種又はそれ以上の酸化性促進剤化合物を更に含む請求の範囲第8項記載 のセルロースエステル繊維。 13.成分(c)がリン酸カルシウム又は硫酸カルシウムである請求の範囲第8 項又は第12項記載の繊維。 14.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の 光活性金属酸化物 を含んでなるセルロースエステル繊維からなる物品。 15.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化 チタン を含むセルロースエステル繊維からなる物品。 16.(a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10 エステル、 (b)(a)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の光活性金属 酸化物、並びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含むセルロースエステル繊維からなる物品。 17.(a)約1.5〜約2.5のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AG U)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定 したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C4 エステル、 (b)(a)の全重量基準で約0.l〜5重量%のアナターゼ型二酸化チタン、並 びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなるセルロースエステル繊維からなる物品。 18.たばこ部分からなる長い部材からなり、該たばこ部分がフィルター束部分 に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤により一緒に結合されたセルロー スエステル繊維からなり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU) 及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定した とき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エ ステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそれ以上の 光活性金属酸化物 を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこ。 19.たばこ部分からなる長い部材からなり、該たばこ部分がフィルター束部分 に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤により一緒に結合されたセルロー スエステル繊維からなり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換 度(DS/AGU)及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶 液中で測定したとき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロー スのC1〜C10エステル、並びに (b)(a)及び(b)の全重量基準で約0.1〜5重量%のアナターゼ型二酸化 チタン からなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこ。 20.たばこ部分からなる長い部材からなり、該たばこ部分がフィルター束部分 に隣接し、該フィルター束部分が水溶性結合剤により一緒に結合されたセルロー スエステル繊維からなり、該セルロースエステル繊維が、 (a)約1.5〜約2.7のアンヒドログリコース単位当たりの置換度(DS/AGU) 及び60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンの溶液中で測定した とき約0.2〜約3.0dL/gのインヘレント粘度を有するセルロースのC1〜C10エ ステル、 (b)(a),(b)及び(c)の全重量基準で約0.1〜5重量%の1種又はそ れ以上の光活性金属酸化物、並びに (c)1種又はそれ以上の熱酸化増大金属塩 を含んでなり、 該たばこ部分及び該フィルター束部分が水溶性接着剤により締められた紙包装 により一緒に保持されているフィルター付き紙巻きたばこ。 21.該C1〜C10エステルが本質的に酢酸セルロースからなる請求の範囲第20 項記載のフィルター付き紙巻きたばこ。 22.成分(c)がCu,Fe,Ni,Ca,Mg,Na,K,Zn及びBaの塩からなる群から 選択される請求の範囲第20項又は第21項記載のセルロースエステル繊維。 23.セルロース繊維が1種又はそれ以上の酸化性促進剤化合物を更に含んでな る請求の範囲第20項〜第22項の何れか1項に記載のフィルター付き紙巻きたばこ 。
JP6500608A 1992-05-27 1993-05-17 環境的に非残存性のセルロースエステル繊維 Pending JPH08500152A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US88921392A 1992-05-27 1992-05-27
US889,213 1992-05-27
PCT/US1993/004721 WO1993024685A1 (en) 1992-05-27 1993-05-17 Environmentally non-persistant cellulose ester fibers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08500152A true JPH08500152A (ja) 1996-01-09

Family

ID=25394711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6500608A Pending JPH08500152A (ja) 1992-05-27 1993-05-17 環境的に非残存性のセルロースエステル繊維

Country Status (8)

Country Link
US (2) US5970988A (ja)
EP (1) EP0642604A1 (ja)
JP (1) JPH08500152A (ja)
KR (1) KR950701694A (ja)
CN (1) CN1080965A (ja)
CA (1) CA2135798A1 (ja)
MX (1) MX9303108A (ja)
WO (1) WO1993024685A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0947273A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Daicel Chem Ind Ltd タバコフィルター
JPH1136191A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Daicel Chem Ind Ltd たばこフィルター用巻紙及びそれを用いたたばこフィルター
JP2011530631A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 ローディア アセトウ ゲーエムベーハー 光分解性プラスチック材料とその使用
JP2016160563A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社ダイセル 酢酸セルロース繊維及びその製造方法並びにタバコ用フィルタートウ
JP2016528347A (ja) * 2013-08-12 2016-09-15 ソルベイ アセトウ ゲーエムベーハー 触媒分解性プラスチックおよびその使用
WO2020013248A1 (ja) 2018-07-12 2020-01-16 株式会社ダイセル セルロースアセテート繊維、セルロースアセテートトウバンド、及びセルロースアセテートトウバンドの製造方法
WO2020035901A1 (ja) 2018-08-14 2020-02-20 株式会社ダイセル セルロースアセテート繊維、セルロースアセテートトウバンド、及びセルロースアセテートトウバンドの製造方法
WO2022137322A1 (ja) 2020-12-22 2022-06-30 株式会社ダイセル 喫煙物品用トウバンド、喫煙物品用フィルター、喫煙物品、及び喫煙物品用カートリッジ

Families Citing this family (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4322965C1 (de) * 1993-07-09 1994-10-06 Rhodia Ag Rhone Poulenc Filtertow und Verfahren zu dessen Herstellung sowie dessen Verwendung als Tabakrauchfilterelement
US5706833A (en) * 1993-07-13 1998-01-13 Daicel Chemical Industries, Ltd. Tobacco filters and method of producing the same
TW241198B (en) * 1993-09-06 1995-02-21 Daicel Chem A tobacco filter material and a method of producing the same
US5453144A (en) * 1994-03-04 1995-09-26 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Method of making biodegradable cigarette filters using water sensitive hot melt adhesives
JP3390278B2 (ja) * 1994-12-05 2003-03-24 ダイセル化学工業株式会社 セルロースエステル組成物および成形品
US5512230A (en) * 1994-12-08 1996-04-30 Eastman Chemical Company Process for making cellulose acetate fibers
US5491024A (en) * 1995-03-14 1996-02-13 Hoechst Celanese Corporation Photodegradable cellulose ester tow
US5709227A (en) 1995-12-05 1998-01-20 R. J. Reynolds Tobacco Company Degradable smoking article
US5947126A (en) 1997-05-29 1999-09-07 Eastman Chemical Co. Environmentally disintegratable tobacco smoke filter rod
CN1195908C (zh) 1999-03-11 2005-04-06 日本烟草产业株式会社 生物分解性醋酸纤维素结构物以及烟草过滤器
US6359204B2 (en) 2000-02-02 2002-03-19 James F. Antaki Enhanced harmonica
MY128157A (en) * 2000-04-20 2007-01-31 Philip Morris Prod High efficiency cigarette filters having shaped micro cavity fibers impregnated with adsorbent or absorbent materials
MY138902A (en) * 2000-04-20 2009-08-28 Philip Morris Prod "cigarette filters of shaped micro cavity fibers impregnated with flavorant materials"
US7595392B2 (en) 2000-12-29 2009-09-29 University Of Iowa Research Foundation Biodegradable oxidized cellulose esters
ES2620407T3 (es) * 2001-06-26 2017-06-28 Toray Industries, Inc. Composición de derivado de celulosa termoplástico y fibra que contiene la misma
US7649089B2 (en) * 2001-12-06 2010-01-19 University Of Iowa Research Foundation Biodegradable oxidized cellulose esters and their uses as microspheres
US6854132B1 (en) * 2003-08-06 2005-02-15 Sarah Polzin Nursing garment
EP1689787A2 (en) 2003-11-28 2006-08-16 Eastman Chemical Company Cellulose interpolymers and method of oxidation
KR100559377B1 (ko) 2004-05-28 2006-03-10 율촌화학 주식회사 생분해성 전분 용기용 조성물 및 이를 이용한 생분해성전분 용기
US20050287208A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 University Of Iowa Research Foundation Cross-linked powered/microfibrillated cellulose II
US7896011B2 (en) * 2006-08-08 2011-03-01 Philip Morris Usa, Inc. Method of forming a filter component
US7878210B2 (en) * 2007-06-04 2011-02-01 Philip Morris Usa Inc. Cellulose acetate fiber modification
US20090149606A1 (en) * 2007-12-10 2009-06-11 Meissner Henry O Degradable plastic composition and methods
US8434498B2 (en) 2009-08-11 2013-05-07 R. J. Reynolds Tobacco Company Degradable filter element
US8534294B2 (en) 2009-10-09 2013-09-17 Philip Morris Usa Inc. Method for manufacture of smoking article filter assembly including electrostatically charged fiber
US8397733B2 (en) * 2010-01-15 2013-03-19 Celanese Acetate Llc Degradable cigarette filter: pill with multilayered coating
EP2357277A1 (en) 2010-02-12 2011-08-17 Rhodia Acetow GmbH Photodegradable paper and its use
US9068063B2 (en) 2010-06-29 2015-06-30 Eastman Chemical Company Cellulose ester/elastomer compositions
US9273195B2 (en) 2010-06-29 2016-03-01 Eastman Chemical Company Tires comprising cellulose ester/elastomer compositions
WO2012012053A1 (en) 2010-06-30 2012-01-26 R.J. Reynolds Tobacco Company Biodegradable cigarette filter
US20120000481A1 (en) 2010-06-30 2012-01-05 Dennis Potter Degradable filter element for smoking article
US8950407B2 (en) 2010-06-30 2015-02-10 R.J. Reynolds Tobacco Company Degradable adhesive compositions for smoking articles
US20120000480A1 (en) 2010-06-30 2012-01-05 Sebastian Andries D Biodegradable cigarette filter
US20120017925A1 (en) 2010-06-30 2012-01-26 Sebastian Andries D Degradable cigarette filter
US20120305015A1 (en) 2011-05-31 2012-12-06 Sebastian Andries D Coated paper filter
US20120325233A1 (en) 2011-06-23 2012-12-27 Eastman Chemical Company Cellulose esters having mixed-phase titanium dioxide particles for improved degradation
US20120325231A1 (en) 2011-06-23 2012-12-27 Eastman Chemical Company Filters having improved degradation and methods of making them
GB201112402D0 (en) * 2011-07-19 2011-08-31 British American Tobacco Co Cellulose acetate compositions
US8973588B2 (en) 2011-07-29 2015-03-10 R.J. Reynolds Tobacco Company Plasticizer composition for degradable polyester filter tow
US9289012B2 (en) 2011-07-29 2016-03-22 R. J. Reynolds Tobacco Company Plasticizer composition for degradable polyester filter tow
US10064429B2 (en) 2011-09-23 2018-09-04 R.J. Reynolds Tobacco Company Mixed fiber product for use in the manufacture of cigarette filter elements and related methods, systems, and apparatuses
CN102499449B (zh) * 2011-11-03 2013-10-23 湖南中烟工业有限责任公司 一种降低卷烟主流烟气中亚硝胺含量的烟草薄片及其制备和应用方法
US9708472B2 (en) 2011-12-07 2017-07-18 Eastman Chemical Company Cellulose esters in highly-filled elastomeric systems
US9179709B2 (en) 2012-07-25 2015-11-10 R. J. Reynolds Tobacco Company Mixed fiber sliver for use in the manufacture of cigarette filter elements
US9119419B2 (en) 2012-10-10 2015-09-01 R.J. Reynolds Tobacco Company Filter material for a filter element of a smoking article, and associated system and method
US20140174461A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 Eastman Chemical Company Surface Attachment of Particles to Cellulose Ester Fibers
US10959456B2 (en) 2014-09-12 2021-03-30 R.J. Reynolds Tobacco Company Nonwoven pouch comprising heat sealable binder fiber
US20160073686A1 (en) 2014-09-12 2016-03-17 R.J. Reynolds Tobacco Company Tobacco-derived filter element
EP3039970A1 (en) * 2014-12-29 2016-07-06 Philip Morris Products S.A. Smoking article filters having oxo-additives
US10077342B2 (en) 2016-01-21 2018-09-18 Eastman Chemical Company Elastomeric compositions comprising cellulose ester additives
US10524500B2 (en) 2016-06-10 2020-01-07 R.J. Reynolds Tobacco Company Staple fiber blend for use in the manufacture of cigarette filter elements
US10375984B2 (en) 2016-07-18 2019-08-13 R.J. Reynolds Tobacco Company Nonwoven composite smokeless tobacco product
US20200010980A1 (en) 2017-02-28 2020-01-09 Eastman Chemical Company Cellulose acetate fibers in nonwoven fabrics
CN111757950A (zh) 2018-02-27 2020-10-09 伊士曼化工公司 用于细纱的含有醋酸纤维素的梳条
US20200071882A1 (en) 2018-08-29 2020-03-05 Eastman Chemical Company Cellulose acetate fiber blends for thermal insulation batting
US11286436B2 (en) 2019-02-04 2022-03-29 Eastman Chemical Company Feed location for gasification of plastics and solid fossil fuels
US20200375245A1 (en) 2019-05-31 2020-12-03 Bio-On S.P.A. Filter elements suitable for use in smoking articles and processes for producing the same
WO2021040815A1 (en) * 2019-08-27 2021-03-04 Acetate International Llc Cellulose acetate tow with low dpf and low titanium dioxide content
EP4022114A1 (en) 2019-08-27 2022-07-06 Acetate International LLC Cellulose acetate tow with high dpf and low titanium dioxide content
IT201900020096A1 (it) * 2019-10-30 2021-04-30 Alessandro Russo Filtro biologico per sigarette
MX2022006980A (es) 2019-12-09 2022-08-25 Nicoventures Trading Ltd Productos embolsados con aglutinante termosellable.
WO2021150542A1 (en) 2020-01-20 2021-07-29 Eastman Chemical Company Biodegradable compositions and articles made from cellulose acetate
WO2021150540A1 (en) 2020-01-20 2021-07-29 Eastman Chemical Company Biodegradable compositions and articles made from cellulose acetate
WO2021150541A1 (en) 2020-01-20 2021-07-29 Eastman Chemical Company Biodegradable compositions and articles made from cellulose acetate
BR112022015871A2 (pt) * 2020-02-10 2022-10-04 Acetate Int Llc Éster de celulose degradável
TW202202685A (zh) 2020-06-30 2022-01-16 美商伊士曼化學公司 用於絕熱之可水洗之醋酸纖維素纖維摻合物
US20220297893A1 (en) 2021-03-18 2022-09-22 Nicoventures Trading Limited Multi-compartment containers
CN117651719A (zh) 2021-07-19 2024-03-05 伊士曼化工公司 可熔融加工的可生物降解的纤维素乙酸酯、组合物、熔体和由其制成的熔融成形的制品
CN117916301A (zh) 2021-09-03 2024-04-19 伊士曼化工公司 可熔融加工的乙酸纤维素组合物、由其制备的熔体和熔融成形制品
WO2023059849A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Eastman Chemical Company Process for making melt processable cellulose ester compositions comprising amorphous biofiller
WO2023059853A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Eastman Chemical Company Articles containing melt processable cellulose ester compositions comprising amorphous biofiller
WO2023059848A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Eastman Chemical Company Melt processable cellulose ester compositions comprising alkaline filler
CA3233852A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Stephanie Kay Clendennen Articles containing melt processable cellulose ester compositions comprising alkaline filler
WO2023059851A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Eastman Chemical Company Process for making melt processable cellulose ester compositions comprising alkaline filler
WO2023059844A1 (en) 2021-10-08 2023-04-13 Eastman Chemical Company Melt processable cellulose ester compositions comprising amorphous biofiller
WO2023159002A1 (en) 2022-02-16 2023-08-24 Eastman Chemical Company Melt-processable cellulose ester compositions, melts and melt-formed articles made therefrom
WO2023158999A1 (en) 2022-02-16 2023-08-24 Eastman Chemical Company Melt-processable cellulose ester compositions, melts and melt-formed articles made therefrom
CN114532588A (zh) * 2022-03-17 2022-05-27 湖北中烟工业有限责任公司 一种卷烟滤棒母料及卷烟滤棒
WO2023194959A1 (en) 2022-04-06 2023-10-12 Nicoventures Trading Limited Pouched products with heat sealable binder

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT599386A (ja) * 1952-12-05
US3709984A (en) * 1967-06-26 1973-01-09 Nl Industries Inc Photoreactive titanium dioxide material
US3561968A (en) * 1968-05-22 1971-02-09 Nat Lead Co Photoreactive titanium dioxide composition
CA1073581A (en) * 1974-01-25 1980-03-11 Canadian Titanium Pigments Ltd. Photodegradable polyolefin material
US4091822A (en) * 1975-04-25 1978-05-30 Loews Theatres, Inc. Article for the selective removal of hydrogen cyanide from tobacco smoke
US4189511A (en) * 1975-10-31 1980-02-19 Celanese Corporation Filter
US4022632A (en) * 1976-07-02 1977-05-10 Eastman Kodak Company Decreasing the photosensitivity of titanium IV dioxide
US4188960A (en) * 1976-12-06 1980-02-19 Eastman Kodak Company Fibers filter rods and other nonwoven articles made from poly(1,2-propylene terephthalate) copolyesters of terephthalic acid, 1,2-propylene glycol and ethylene glycol
US4371571A (en) * 1979-08-27 1983-02-01 Acumeter Laboratories, Inc. Wide-band and continuous line adhesive applicator and method for cigarette filter attachment and the like
JPS5755940A (en) * 1981-08-06 1982-04-03 Daicel Chem Ind Ltd Photolysis-promoting cellulose acetate composition
GB8334664D0 (en) * 1983-12-30 1984-02-08 Molins Plc Filter cigarette manufacture
JPH0458876A (ja) * 1990-06-25 1992-02-25 Daicel Chem Ind Ltd たばこフィルター用繊維束

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0947273A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Daicel Chem Ind Ltd タバコフィルター
JPH1136191A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Daicel Chem Ind Ltd たばこフィルター用巻紙及びそれを用いたたばこフィルター
JP2011530631A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 ローディア アセトウ ゲーエムベーハー 光分解性プラスチック材料とその使用
JP2016528347A (ja) * 2013-08-12 2016-09-15 ソルベイ アセトウ ゲーエムベーハー 触媒分解性プラスチックおよびその使用
JP2016160563A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社ダイセル 酢酸セルロース繊維及びその製造方法並びにタバコ用フィルタートウ
WO2016140307A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 株式会社ダイセル 酢酸セルロース繊維及びその製造方法並びにタバコ用フィルタートウ
WO2020013248A1 (ja) 2018-07-12 2020-01-16 株式会社ダイセル セルロースアセテート繊維、セルロースアセテートトウバンド、及びセルロースアセテートトウバンドの製造方法
KR20210029135A (ko) 2018-07-12 2021-03-15 주식회사 다이셀 셀룰로오스아세테이트 섬유, 셀룰로오스아세테이트 토우 밴드, 및 셀룰로오스아세테이트 토우 밴드의 제조 방법
WO2020035901A1 (ja) 2018-08-14 2020-02-20 株式会社ダイセル セルロースアセテート繊維、セルロースアセテートトウバンド、及びセルロースアセテートトウバンドの製造方法
KR20210040834A (ko) 2018-08-14 2021-04-14 주식회사 다이셀 셀룰로오스 아세테이트 섬유, 셀룰로오스 아세테이트 토 밴드, 및 셀룰로오스 아세테이트 토 밴드의 제조 방법
US11920261B2 (en) 2018-08-14 2024-03-05 Daicel Corporation Cellulose acetate fiber, cellulose acetate band, and method for manufacturing cellulose acetate band
WO2022137322A1 (ja) 2020-12-22 2022-06-30 株式会社ダイセル 喫煙物品用トウバンド、喫煙物品用フィルター、喫煙物品、及び喫煙物品用カートリッジ
KR20230116901A (ko) 2020-12-22 2023-08-04 주식회사 다이셀 흡연 물품용 토우 밴드, 흡연 물품용 필터, 흡연 물품및 흡연 물품용 카트리지

Also Published As

Publication number Publication date
CA2135798A1 (en) 1993-12-09
CN1080965A (zh) 1994-01-19
US5970988A (en) 1999-10-26
WO1993024685A1 (en) 1993-12-09
US6133439A (en) 2000-10-17
MX9303108A (es) 1994-06-30
KR950701694A (ko) 1995-04-28
EP0642604A1 (en) 1995-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08500152A (ja) 環境的に非残存性のセルロースエステル繊維
DE69518724T3 (de) Celluloseesterzusammensetzungen und geformte Gegenstände
Liu et al. Chitosan coated cotton fiber: preparation and physical properties
CN1195908C (zh) 生物分解性醋酸纤维素结构物以及烟草过滤器
CN1067415C (zh) 生物降解性纤维素酯组合物及其用途
Puls et al. Degradation of cellulose acetate-based materials: a review
CN1219797C (zh) 纤维素衍生物
CN101731268B (zh) 纳米银多孔性材料及其制造方法
JP2007077519A (ja) 抗菌性の繊維の集合体、その製造方法および用途
Errokh et al. Hybrid nanocellulose decorated with silver nanoparticles as reinforcing filler with antibacterial properties
JPH0799959A (ja) 酢酸セルロースから形成した構造物、そのフィルタートウ製造への利用、フィルタートウのタバコ喫煙フィルターエレメント製造への使用、およびフィルタートウおよびタバコ喫煙フィルターエレメント
EP0714914B1 (de) Verfahren zur Herstellung quellbarer Stärkeester
JPH0776632A (ja) 生分解性セルロースエステル組成物および成形品
RU2083146C1 (ru) Способ изготовления жгута из ацетата целлюлозы (вариант), сигаретный фильтр (варианты)
Kim et al. Facile nanostructured zinc oxide coating technique for antibacterial and antifouling air filters with low pressure drop
CN111423825B (zh) 一种具有抗污抗菌性能的贴纸及其制备方法
JPH1094728A (ja) 新規吸着剤
JP4248016B2 (ja) 機能性レーヨン繊維の製造方法
JP2009256841A (ja) 光触媒機能を有する金属酸化物微粒子含有アクリル系繊維
CN115807337B (zh) 一种日光驱动抗菌纤维素纳米纤维的制备方法
JP3476721B2 (ja) 生分解性包材
FR2600080A1 (fr) Polymere naturel comprenant de la polygalactosamine, et ses sels, leur obtention et applications
CZ2016423A3 (cs) Biodegradabilní vlákenný filtrační materiál se sorpčními vlastnostmi
JPS63243399A (ja) 水溶性海藻系多糖類を主成分とする耐水性の優れた繊維シートの製造法
CN114532588A (zh) 一种卷烟滤棒母料及卷烟滤棒