JPH0848843A - パール光沢乃至金属光沢を発現する樹脂組成物 - Google Patents

パール光沢乃至金属光沢を発現する樹脂組成物

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JPH0848843A
JPH0848843A JP20611694A JP20611694A JPH0848843A JP H0848843 A JPH0848843 A JP H0848843A JP 20611694 A JP20611694 A JP 20611694A JP 20611694 A JP20611694 A JP 20611694A JP H0848843 A JPH0848843 A JP H0848843A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリマーブレンドによる優れたパール光沢乃
至金属光沢を発現する樹脂組成物を提供する。 【構成】 スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂40
〜70重量部に対し、ポリメチルメタクリレート30〜
60重量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量部を
配合して成形品の表面にパール光沢を発現させるように
した。前記樹脂組成物に着色剤を添加して成形品の表面
にパール光沢乃至金属光沢を発現させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリマーブレンドによる
優れたパール光沢乃至金属光沢を発現する新規樹脂組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば化粧品の容器や各種装飾品、あ
るいは電気器具の部品やハウジング、各種事務機の部品
やハウジング、車両用ランプハウジング等の分野におい
ては、外観形態を向上し商品価値を高めるためや、反射
性能を向上させる等のため、成形品表面に高品位のパー
ル光沢乃至金属光沢を発現し得る合成樹脂組成物につい
ての根強い要望がある。
【0003】従来、合成樹脂成形品にパール光沢を賦与
する方法としては、対象となる合成樹脂中にパール顔料
を混練分散させる方法、およびポリマーブレンドによる
方法が知られており、このうちポリマーブレンドによる
方法としては、特公昭43−13384号公報に示され
たポリカーボネート樹脂とポリメチルメタクリレートま
たはスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂の配合や、
特公昭46−38700号公報に示されたポリメチルメ
タクリレートとスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
またはポリスチレンの配合、特公昭56−37259号
公報に示されたスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
とポリメチルメタクリレートおよびABS樹脂の配合等
が知られている。
【0004】また、合成樹脂成形品に金属光沢を賦与す
る方法としては、アルミニウム粉や銅粉等を合成樹脂中
に混練分散させる方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パール
光沢を得る方法において、パール顔料を原料樹脂中に混
練分散させる方法では、樹脂の加熱溶融混練時のパール
顔料の分散不良などにより均一で美麗なパール光沢が得
られないという問題点があり、さらに得られる樹脂成形
品のパール光沢も不充分である。
【0006】一方、これまでに提案されたポリマーブレ
ンドによる方法ではパール顔料を用いる方法と異なり分
散不良などの問題を生じないかわりに、市場ニーズにマ
ッチした満足のいくパール光沢が得られないという問題
点があった。
【0007】また、金属粉を対象樹脂中に加熱溶融混練
して金属光沢を得る方法では、これらの金属粉は樹脂中
での混練効果を向上するためと、金属粉の酸化による発
火を防ぐためから、高級脂肪酸で表面処理した金属粉顔
料が使用されている。しかしながら、高級脂肪酸類に
は、対象樹脂との高温での溶融混練の際に分解物を生じ
易い物質が含まれており、これが悪臭の発生の原因とな
って、作業環境を悪化させると共に、この臭気のため成
形品の用途も限定されるという問題点がある。
【0008】そこで、本発明者らは従来より知られてい
るポリマーブレンド法による樹脂配合以外の樹脂配合に
より、成形品表面に高品位のパール光沢乃至金属光沢を
発現する樹脂組成物を得るべく鋭意研究した結果、所定
量のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂に対し、所
定量のポリメチルメタクリレート樹脂およびポリ弗化ビ
ニリデン樹脂を配合することにより従来にない優れた高
品位のパール光沢を発現する成形品が得られることを見
出し本発明を完成するに到ったものである。また、本発
明の研究過程で上記組成物中に適量の着色剤を添加する
ことにより優れた金属光沢を有する成形品が得られるこ
とを見出した。
【0009】さらに、スチレン・アクリルニトリル共重
合樹脂に対し、ポリメチルメタクリレート樹脂およびポ
リ弗化ビニリデン樹脂を配合してなる樹脂組成物中に所
定割合のガラス繊維を分散配合させることにより成形品
表面にパール光沢を伴った縮緬状模様を発現させること
ができ、また、当該ガラス繊維のほか適量の着色剤を前
記樹脂組成物中に加熱溶融混練させることにより成形品
表面にパール光沢乃至金属光沢を伴った縮緬状模様を発
現させることができることを見出した。本発明の樹脂組
成物中にガラス繊維を所定割合で配合することにより成
形品表面にパール光沢を伴った縮緬状模様を賦与できた
ことは本発明による予期せぬ効果であった。
【0010】したがって、本発明の目的は前記した従来
のポリマーブレンドによるパール状光沢賦与手段の不具
合点を解消し、合成樹脂成形品の表面に従来にない優れ
た高品位のパール光沢乃至金属光沢を発現し得る樹脂組
成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は
合成樹脂成形品の表面にパール光沢乃至金属光沢を伴っ
た縮緬状模様を発現させることができる樹脂組成物を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明
は、スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂40〜70
重量部に対し、ポリメチルメタクリレート30〜60重
量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量部を配合
し、加熱溶融混練して得られることを特徴とするパール
光沢を発現する樹脂組成物であり、請求項2に係る発明
は、スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂40〜70
重量部に対し、ポリメチルメタクリレート30〜60重
量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量部を配合し
てなる樹脂組成物に、着色剤を添加し、加熱溶融混練し
て得られるパール光沢乃至金属光沢を発現する樹脂組成
物である。
【0012】また、請求項3に係る発明は、スチレン・
アクリルニトリル共重合樹脂40〜70重量部に対し、
ポリメチルメタクリレート30〜60重量部およびポリ
弗化ビニリデン5〜20重量部を配合してなる樹脂組成
物100重量部に、ガラス繊維0.5〜3重量部を添加
し、加熱溶融混練して得られる樹脂組成物であって、成
形品の表面に縮緬状模様並びにパール光沢を発現する樹
脂組成物であり、請求項4に係る発明は、スチレン・ア
クリルニトリル共重合樹脂40〜70重量部に対し、ポ
リメチルメタクリレート30〜60重量部およびポリ弗
化ビニリデン5〜20重量部を配合してなる樹脂組成物
100重量部に、ガラス繊維0.5〜3重量部を添加す
ると共に、適量の着色剤を添加し、加熱溶融混練して得
られる樹脂組成物であって、成形品の表面に縮緬状模様
並びにパール光沢乃至金属光沢を発現する樹脂組成物で
ある。
【0013】本発明で使用するスチレン・アクリルニト
リル共重合樹脂は、アクリルニトリル含有量が25〜3
2重量%のものが好ましく、アクリルニトリル含有量が
25重量%以下のスチレン・アクリルニトリル共重合樹
脂の場合は、実験の結果、成形品の表面に満足のいくパ
ール光沢が得られないことが判明した。また、アクリル
ニトリル含有量が32重量%以上のスチレン・アクリル
ニトリル共重合樹脂の場合にはパール感を発現させるこ
とはできても、成形品の表面に筋状の縞模様が現出して
しまい商品価値を減じてしまうことが判明した。
【0014】本発明における最も好ましい樹脂配合は、
アクリルニトリル含有量が25〜30重量%のスチレン
・アクリルニトリル共重合樹脂45〜60重量部に対
し、ポリメチルメタクリレート35〜50重量部および
ポリ弗化ビニリデン5〜20重量部の範囲内にあり、ア
クリルニトリル含有量が25〜30重量%のスチレン・
アクリルニトリル共重合樹脂であっても、その配合量を
他の成分に対し、40重量部以下あるいは70重量部以
上とした場合には得られる成形品のパール感が弱く、満
足のいくパール光沢が得られなかった。
【0015】また、ポリメチルメタクリレートの配合割
合について実験の結果、これを30重量部以下あるいは
60重量部以上とした場合には、パール感が弱く市場ニ
ーズに合ったパール光沢が得られないことが判明した。
さらに、ポリ弗化ビニリデンについては、これを5重量
部以下あるいは20重量部以上とした場合には、得られ
る成形品に高品位のパール光沢を賦与することができな
いことが判明した。
【0016】前記したようにスチレン・アクリルニトリ
ル共重合樹脂40〜70重量部に対し、ポリメチルメタ
クリレート樹脂30〜60重量部およびポリ弗化ビニリ
デン樹脂5〜20重量部を配合してなる樹脂組成物10
0重量部に、ガラス繊維を0.5〜3重量部添加するこ
とにより、立体感のある縮緬状模様を有する高品位のパ
ール光沢樹脂組成物が得られるが、本発明者らの実験で
は、ガラス繊維の添加量を0.5重量部以下とした場合
には立体感並びに縮緬状模様が弱く、一方、ガラス繊維
の添加量を3重量部以上とした場合にはガラス繊維の過
多により成形品の表面が粗面状となり光沢を失って商品
価値を減ずることが判明した。したがって、本発明樹脂
組成物に添加するガラス繊維の配合量は上記した範囲内
とする必要がある。なお、ガラスビーズやガラスフレー
クでは縮緬状模様の発現が得られない。
【0017】本発明に係る樹脂組成物にカーボンブラッ
ク、キノフタロン系黄色染料、ペリノン系赤色染料、ア
ンスラキノン系赤色染料、フタロシアニアンブルー等の
着色剤を添加すると成形品表面に深みのある彩色パール
光沢乃至金属光沢を発現させることができるが、ここで
使用する着色剤の分量は樹脂着色のために一般的に用い
られている着色剤の分量とほぼ同一である。なお、本発
明に係る樹脂組成物にガラス繊維と着色剤を併せて練り
混むことにより、彩色パール光沢乃至金属光沢を有する
立体感をもった縮緬状模様を成形品の表面に発現させる
ことができた。
【0018】本発明に使用したスチレン・アクリルニト
リル共重合樹脂、ポリメチルメタクリレート及びポリ弗
化ビニリデンはいずれも成形用に使用されるものであ
る。その他、本発明の樹脂組成物の製造および成形時に
添加し得る他の成分としては、前記した着色剤およびガ
ラス繊維以外に、外部潤滑剤、内部潤滑剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、耐光助剤、帯電防止剤等の種々の添
加剤を使用することが可能である。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例を、比較例と併せて以
下説明するが、本発明は当該実施例により限定されるも
のでないことは勿論である。
【0020】〔実施例1〜7〕アクリルニトリル含有量
が28重量%、32重量%のスチレン・アクリルニトリ
ル共重合樹脂とポリメチルメタクリレートおよびポリ弗
化ビニリデンのそれぞれを、表−1に示す割合にて配合
してなる混合物を、50m/mベント式押出機にて24
0℃の温度条件下で加熱溶融混練して本発明樹脂組成物
に係るペレットを得た。それぞれの当該ペレットを1o
zスクリュータイプ射出成形機にて220〜230℃の
温度条件下で板状の成形物を作製した。得られた成形物
のパール光沢の発現結果を表−1に示す。
【0021】〔比較例1〜3〕アクリルニトリル含有量
が28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
とポリメチルメタクリレートおよびポリ弗化ビニリデン
のそれぞれを、表−1に示す割合にて配合してなる混合
物を用いて、前記実施例と同じ方法にて板状の成形物を
作製した。当該成形物のパール光沢の発現結果を表−1
に示す。
【0022】〔比較例4,5〕アクリルニトリル含有量
が25重量%以下のスチレン・アクリルニトリル共重合
樹脂とポリメチルメタクリレートおよびポリ弗化ビニリ
デンのそれぞれを、表−1に示す割合にて配合してなる
混合物を用いて、前記実施例と同じ方法にて板状の成形
物を作製した。当該成形物のパール光沢の発現結果を表
−1に示す。
【0023】〔比較例6〕アクリルニトリル含有量が2
8重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂とポ
リ弗化ビニリデンを、表−1に示す割合にて配合してな
る混合物、すなわちポリメチルメタクリレートを配合し
ない混合物を用いて、前記実施例と同じ方法にて板状の
成形物を作製した。当該成形物のパール光沢の発現結果
を表−1に示す。
【0024】〔比較例7〕ポリメチルメタクリレートと
ポリ弗化ビニリデンを、表−1に示す割合にて配合して
なる混合物、すなわちスチレン・アクリルニトリル共重
合樹脂を配合しない混合物を用いて、前記実施例と同じ
方法にて作製した板状成形物のパール光沢の発現結果を
表−1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】〔実施例10〕アクリルニトリル含有量が
28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
(三井東圧化学株式会社製、ライタック−A200P
C)55重量部に対し、ポリメチルメタクリレート(株
式会社クラレ製、パラペットG−1000)35重量部
とポリ弗化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、KF
ポリマーT#1000)10重量部を配合してなる樹脂
混合物に、カーボンブラック0.005〜0.03重量
部を添加して、前記した実施例1〜7のときと同様の方
法にて板状成形物を作製した。得られた本成形物は優れ
た銀色の金属光沢を発現した。
【0027】〔実施例11〕アクリルニトリル含有量が
28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
(三井東圧化学株式会社製、ライタック−A200P
C)60重量部とポリメチルメタクリレート(株式会社
クラレ製、パラペットGF−1000)35重量部とポ
リ弗化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、KFポリ
マーT#1000)5重量部とからなる樹脂混合物に、
カーボンブラック0.005重量部とキノフタロン系黄
色染料0.15重量部およびペリノン系赤色染料0.0
2重量部を添加して、前記した実施例1〜7のときと同
様の方法にて板状成形物を得た。得られた本成形物は優
れた黄金色の金属光沢を発現した。
【0028】〔実施例12〕アクリルニトリル含有量が
28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
(三井東圧化学株式会社製、ライタック−A200P
C)55重量部とポリメチルメタクリレート(株式会社
クラレ製、パラペットG−1000)35重量部とポリ
弗化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、KFポリマ
ーT#1000)10重量部とからなる樹脂混合物に、
3mm長のガラス繊維を1重量部添加して、前記した実
施例1〜7の場合と同様の方法にて板状成形物を作製し
た。得られた本成形物はきわめて優れた高品位のパール
光沢を発現していると共に、立体感のある縮緬状模様を
呈していた。
【0029】〔実施例13〕アクリルニトリル含有量が
28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
(三井東圧化学株式会社製、ライタック−A200P
C)45重量部とポリメチルメタクリレート(株式会社
クラレ製、パラペットG−1000)35重量部とポリ
弗化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、KFポリマ
ーT#1000)20重量部とからなる樹脂混合物に、
3mm長のガラス繊維0.5重量部とアンスラキノン系
赤色染料0.1重量部を添加して、前記した実施例1〜
7の場合と同様の方法にて板状成形物を作製した。得ら
れた本成形物はきわめて優れた赤色のパール光沢を有し
た立体感のある縮緬状模様を呈していた。
【0030】〔実施例14〕アクリルニトリル含有量が
28重量%のスチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
(三井東圧化学株式会社製、ライタック−A200P
C)55重量部とポリメチルメタクリレート(株式会社
クラレ製、パラペットG−1000)40重量部とポリ
弗化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、KFポリマ
ーT#1000)5重量部とからなる樹脂混合物に、3
mm長のガラス繊維2重量部とフタロシアニンブルー
0.1重量部を添加して、前記した実施例1〜7の場合
と同様の方法にて板状成形物を作製した。得られた本成
形物はきわめて優れた青色のパール光沢を有した立体感
のある縮緬状模様を呈していた。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る樹脂組成物によれば、従来
のポリマーブレンドと較べ、パール光沢乃至金属光沢に
優れており、市場ニーズにマッチしたパール光沢乃至金
属光沢を発現する樹脂組成物を提供することができる。
従って、本発明に係る樹脂組成物は一般装飾品や化粧品
容器のみならず、電気器具の部品やハウジング、各種事
務機の部品やハウジング、車両用のランプハウジング等
の成形材料としてきわめて有用である。なお、本発明樹
脂組成物にガラス繊維を配合することにより成形品表面
にパール光沢乃至金属光沢をもった縮緬状模様を発現さ
せることができ、各種分野への応用が期待できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
    40〜70重量部に対し、ポリメチルメタクリレート3
    0〜60重量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量
    部を配合し、加熱溶融混練して得られることを特徴とす
    るパール光沢を発現する樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
    40〜70重量部に対し、ポリメチルメタクリレート3
    0〜60重量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量
    部を配合してなる樹脂組成物に、着色剤を添加し、加熱
    溶融混練して得られるパール光沢乃至金属光沢を発現す
    る樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
    40〜70重量部に対し、ポリメチルメタクリレート3
    0〜60重量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量
    部を配合してなる樹脂組成物100重量部に、ガラス繊
    維0.5〜3重量部を添加し、加熱溶融混練して得られ
    る樹脂組成物であって、成形品の表面に縮緬状模様並び
    にパール光沢を発現する樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 スチレン・アクリルニトリル共重合樹脂
    40〜70重量部に対し、ポリメチルメタクリレート3
    0〜60重量部およびポリ弗化ビニリデン5〜20重量
    部を配合してなる樹脂組成物100重量部に、ガラス繊
    維0.5〜3重量部を添加すると共に、適量の着色剤を
    添加し、加熱溶融混練して得られる樹脂組成物であっ
    て、成形品の表面に縮緬状模様並びにパール光沢乃至金
    属光沢を発現する樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102952362A (zh) * 2012-11-15 2013-03-06 合肥会通新材料有限公司 一种金属质感超韧pmma复合材料及其制备方法
WO2018062235A1 (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム成形品
CN114525010A (zh) * 2022-03-16 2022-05-24 成都金发科技新材料有限公司 一种abs组合物及其制备方法与应用

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