JPH0848162A - 車両の空気取入装置 - Google Patents
車両の空気取入装置Info
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- JPH0848162A JPH0848162A JP21418094A JP21418094A JPH0848162A JP H0848162 A JPH0848162 A JP H0848162A JP 21418094 A JP21418094 A JP 21418094A JP 21418094 A JP21418094 A JP 21418094A JP H0848162 A JPH0848162 A JP H0848162A
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- air
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
い立設されエンジンの吸気を高所から取入れる空気取入
装置の製造コストを大巾に低減する。 【構成】 車両のキャブ後壁に沿い立設され、その上端
部分に下向きに屈曲した屈曲部を形成したダクトを、A
BS樹脂等のブロー成形により一体成形する。一体成形
を可能とするため、屈曲部の空気取入口に隣接した下流
部分における対向するダクト壁に、複数対の截頭円錐状
凹部を設け、対をなす凹部の截頭円錐の小径端面を互に
当接させ、合わせ面とすることにより、複数対の凹部に
より区分された小断面積の多数の空気通路を形成する。
さらに、空気取入口の全周に、水切り用の段部を設け
る。
Description
ジンの吸気を、地表付近の空気より粉塵等の汚染物質の
含有量が少ない高い位置から取り入れるために、キャブ
の後壁に沿い上下方向に延在した空気取入ダクト、所謂
シュノーケルを設けた空気取入装置が広く採用されてい
る。
装置の構造の一例を、図4ないし図6を参照して説明す
る。図中符号10は例えばABS樹脂等適宜の樹脂材料
を用いブロー成形によって作られた空気取入用のダクト
であって、同ダクト10は複数の取付ブラケット12を
介しキャブCの後壁14に、上下方向に延在して取付け
られる。上記ダクト10には、その上端部分に下向きに
屈曲した屈曲部16が設けられ、同屈曲部16の下端に
開口した空気取入口18には、通常樹脂材料で作られた
ネット部材20が複数のリベット22等の固着具により
装着されている。
等の比較的大きな異物が吸込まれたり、長期間の停車中
に鳥が巣を作る不具合を防止するために設けられたもの
である。また、雨天走行中に、ダクト10内に雨水が吸
込まれないようにするために、図6の部分的拡大断面図
に良く示されているように、ネット部材20が取付けら
れるダクト屈曲部16の空気取入口18の下端部は、ネ
ット部材20の外周枠24より下方に垂下して、水切り
部25を形成している。
はABS樹脂等適宜の樹脂材料をブロー成形により安価
に一体成形することができるが、ネット部材20は、ダ
クト10とは別個の部材として、専用の成形型を用いイ
ンジェクション成形によって製作する必要があり、しか
も複数のリベット22その他の固着具によってダクト1
0の空気取入口18に取付けなければならないので、総
合的に製造コストが高くなる不具合がある。
鑑み創案されたもので、上記従来の空気取入装置に較べ
て、装置コストを大巾に低減することができるキャブオ
ーバ型トラック等車両の空気取入装置を提供することを
目的とするものである。また、本発明は、車両の走行
中、空気取入装置に作用する外力によって壁面が膜振動
を生起するような不具合がなく、強度が優れ、さらに、
エンジンの吸気負圧の変動に基づく高周波の吸気騒音の
発生を効果的に防止し得る吸気取入装置を提供すること
を、他の目的とするものである。
め、本発明は、キャブの後壁に沿い上下方向に延在して
配設され、その上端部分に下向きに屈曲した屈曲部を形
成した樹脂材料の一体成形品からなるダクト、同ダクト
の上記屈曲部下端に設けられた空気取入口、同空気取入
口に隣接する上記屈曲部に形成され、対向するダクト壁
面にそれぞれ成形された互に当接する合せ面を有する複
数の対をなす凹部によって区分された複数の小断面積の
空気通路、及び上記空気取入口の開口端部全周に形成さ
れた水切り用の段部を具備したことを特徴とする車両の
空気取入装置を提案するものである。
まれる軸線を有する截頭円錐状に形成され、対をなす凹
部の互に当接する合せ面が、上記截頭円錐の小径端面に
より形成されることが好ましい。
空気取入口に隣接する下流部分に、複数の対をなす凹所
により区分された小断面積の空気通路が形成される構成
としたため、異物の侵入を防止する別個のネット部材を
必要とせず、空気取入口開口端部の水切り用段部を含め
ダクト全体をブロー成形により一体成形することができ
る。また、上記対をなす凹所が互に当接する合せ面を形
成するので、走行中、ダクトに作用する外力によって膜
振動が生起することが防止され、強度が向上する。なお
また、対をなす凹所を截頭円錐状としたことにより、エ
ンジンの吸気負圧の変動に基づく吸入空気流の流速の変
化にも拘わらず、空気の流れを円滑にすることができ、
この結果高周波の吸気騒音の発生が有効に防止される。
て具体的に説明する。(なお、図4ないし図6を参照し
て説明した従前の空気取入装置と実質的に同一又は対応
する部材又は部分には、同一の符号を付し、重複説明は
省略する。本発明によれば、ABS樹脂等適宜の樹脂材
料によりブロー成形して一体成形されたダクト10の上
端部分に下向きに屈曲して形成された屈曲部16の下端
に空気取入口18が開設されている。なお、ダクト10
の下端は、図示しないエアクリーナを介してエンジンの
吸気管に接続される。
おける屈曲部16に、図2の拡大断面図に良く示されて
いるように、成形型の割り面O−Oの両側の対向するダ
クト壁26に、夫々対をなす截頭円錐状の複数の凹部2
8が形成され、これらの凹部28の軸線は同一平面内に
含まれており、かつ各対をなす凹部28は截頭円錐の小
径端面において互に当接し合せ面を形成している。な
お、上記凹部28は、いうまでもなく成形型に設けた截
頭円錐状の突起部によって成形される。
クト壁26に設けたことによって、空気取入口18に隣
接する下流側空気通路が、鳥等の比較的大型の異物が侵
入しない程度の十分小さい断面積の複数の空気通路30
に区分される。また、図3の部分的拡大断面図に良く示
されているように、空気取入口18には、その全周にわ
たって水切り用の段部32が形成されている。段部32
は、屈曲部16の外側壁16′の下端縁に断面形状が鋭
角三角形状をなす突起34を設け、雨天走行時に、上記
外側壁16′に沿って流下する雨水が、空気取入口18
の外側壁18′に流れることがなく、上記突起34の下
端縁から水滴wとして確実に滴下するように構成するこ
とが好ましい。
止するため、複数の対をなす凹部28により区分された
小断面積の複数の空気通路30及び空気取入口18の全
周に設けられた水切り用段部32を含むダクト10全体
が、ABS樹脂等のブロー成形により一体的に製造され
るので、前記従来の空気取入装置に較べ、インジェクシ
ョン成形されるネット部材20を必要とせず、勿論その
成形型が不必要であるため、型代を含むネット部材20
の部品代を節減し得ること、及びネット部材20をリベ
ット22等によりダクト10の空気取入口18に取付け
るための作業コストを省き得ること等により、総合的
に、ダクト10全体の製造コストを大巾に低減すること
ができる利点がある。さらに、上記空気通路30を区分
する複数の対をなす凹部28を設けて、夫々の小径端を
互に当接させ当り面としたことによって、走行中、外力
の作用によりダクト壁が膜振動を起すことが有効に防止
され、ひいてはダクトの強度を向上し得る利点がある。
さらにまた、上記複数の対をなす凹部28が截頭円錐状
をなしているので、エンジンの吸気負圧の変動に基づき
吸入空気流の流速が変動しても、空気流の流れを円滑に
すること即ち空気流の乱れを極力少くして整流作用が有
効に行なわれるので、不快な高周波吸気騒音の発生を、
有効に防止し得る利点がある。
取入装置は、キャブの後壁に沿い上下方向に延在して配
設され、その上端部分に下向きに屈曲した屈曲部を形成
した樹脂材料の一体成形品からなるダクト、同ダクトの
上記屈曲部下端に設けられた空気取入口、同空気取入口
に隣接する上記屈曲部に形成され、対向するダクト壁に
それぞれ成形された互に当接する合せ面を有する複数の
対をなす凹部によって区分された複数の小断面積の空気
通路、及び上記空気取入口の開口端部全周に形成された
水切り用の段部を具備したことを特徴とし、従来の同種
装置に較べて製造コストが著しく安い車両の空気取入装
置を提供することができる効果がある。
図である。
面図である。
入装置の正面図である。
の平面図である。
図である。
…凹部、30…空気通路、32…水切り用段部
Claims (2)
- 【請求項1】 キャブの後壁に沿い上下方向に延在して
配設され、その上端部分に下向きに屈曲した屈曲部を形
成した樹脂材料の一体成形品からなるダクト、同ダクト
の上記屈曲部下端に設けられた空気取入口、同空気取入
口に隣接する上記屈曲部に形成され、対向するダクト壁
面にそれぞれ成形された互に当接する合せ面を有する複
数の対をなす凹部によって区分された複数の小断面積の
空気通路、及び上記空気取入口の開口端部全周に形成さ
れた水切り用の段部を具備したことを特徴とする車両の
空気取入装置。 - 【請求項2】 上記複数の凹部が、同一平面内に含まれ
る軸線を有する截頭円錐状に形成され、対をなす凹部の
互に当接する合せ面が、上記截頭円錐の小径端面により
形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の
空気取入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21418094A JP2962157B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 車両の空気取入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21418094A JP2962157B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 車両の空気取入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0848162A true JPH0848162A (ja) | 1996-02-20 |
JP2962157B2 JP2962157B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16651569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21418094A Expired - Fee Related JP2962157B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 車両の空気取入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2962157B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP21418094A patent/JP2962157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2962157B2 (ja) | 1999-10-12 |
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