JPH0847816A - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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Publication number
JPH0847816A
JPH0847816A JP18215794A JP18215794A JPH0847816A JP H0847816 A JPH0847816 A JP H0847816A JP 18215794 A JP18215794 A JP 18215794A JP 18215794 A JP18215794 A JP 18215794A JP H0847816 A JPH0847816 A JP H0847816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw
plate
epoxy adhesive
circular saw
shaped steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP18215794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Hashimoto
義弘 橋本
Hiroshi Iwata
弘 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HASHIMOTO TOKUSHU KOGYO KK
Kagawa Prefectural Government
Original Assignee
HASHIMOTO TOKUSHU KOGYO KK
Kagawa Prefectural Government
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HASHIMOTO TOKUSHU KOGYO KK, Kagawa Prefectural Government filed Critical HASHIMOTO TOKUSHU KOGYO KK
Priority to JP18215794A priority Critical patent/JPH0847816A/ja
Publication of JPH0847816A publication Critical patent/JPH0847816A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/025Details of saw blade body
    • B23D61/026Composite body, e.g. laminated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音の軽減が図られた丸鋸において、親板の
両側で温度差が発生するような場合であっても、親板が
湾曲することなく、切断面の粗さを均一としながら所望
の切断加工をおこなうことができるとともに、腰入れや
ひずみ取りなどの効果も期待できる丸鋸を提供するこ
と。 【構成】 肉厚および直径が同一とされた2枚の円盤状
鋼板2、3を、粘弾性を備えたエポキシ系接着剤(樹
脂)4によって貼り合わせて鋸の親板5とし、この親板
5の周面に超硬チップ(鋸刃)10を配置した丸鋸1に
おいて、アルミニウム粉(金属粉)11をエポキシ系接
着剤4に混在させたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属材料、木材、石
材などを切断する丸鋸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属材料、木材、石材などを切断するも
のとして、円盤状鋼板からなる鋸の親板(ボデー)の周
面に超硬チップやダイヤモンドチップなどの鋸刃を配置
した丸鋸がある。
【0003】ところで、この種の丸鋸は親板の肉厚が薄
いために非常に振動しやすく、この振動を主な原因とす
る周波数の高い激しい騒音を発生する。また、その振動
によって鋸刃に無理な負荷がかかるなどして刃先が欠損
しやすく、丸鋸としての寿命が短くなりがちであった。
【0004】他方、近年では、金属材料などの切断作業
の高速化の要請もあり、丸鋸の高速回転によって上記騒
音などの問題が一層深刻化してきている。
【0005】そこで、たとえば特開昭49−45492
号公報に示されるように、肉厚および直径が同一とされ
た2枚の円盤状鋼板を、粘弾性を備えた樹脂によって貼
り合わせて鋸の親板とし、この親板の周面に鋸刃を配置
した丸鋸がある。
【0006】この丸鋸では、親板の振動によって樹脂層
がずり変形を起こし、ずり変形している樹脂層の粘弾性
によって振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、親
板の振動が急激に減衰されて騒音の軽減が図られるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、樹脂には熱を
伝えにくい性質があるために、鋳物の湯口などを切断す
る場合のように、丸鋸と材料との間で発生する摩擦熱な
どが親板の両側で異なると、2枚の円盤状鋼板の熱膨張
の度合も違ってくるため、親板が皿状に湾曲してしまい
所望の切断加工をおこなえないという不具合があった。
【0008】また、腰入れやひずみ取りのために親板の
板面に軽い打撃を加えても、その打撃は樹脂層に吸収さ
れてしまい、腰入れなどの本来の目的を達成することが
できず、さらに強い打撃を加えすぎて樹脂層を破壊して
しまうという不具合もあった。
【0009】この発明は、上記の実情を背景として創作
されたもので、騒音の軽減が図られた丸鋸において、親
板の両側で温度差が発生するような場合であっても、親
板が湾曲することなく、切断面の粗さを均一としながら
所望の切断加工をおこなうことができるとともに腰入れ
やひずみ取りなどの効果も期待することのできる丸鋸を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、肉厚および直径が同一とされた2枚の
円盤状鋼板を、粘弾性を備えた樹脂によって貼り合わせ
て鋸の親板とし、この親板の周面に鋸刃を配置した丸鋸
において、金属粉を前記樹脂に混在させたことを特徴と
している。
【0011】
【作用】この発明による丸鋸は、親板を構成する2枚の
円盤状鋼板を貼り合わせるための樹脂に、金属粉が混在
されているので、親板の両側で温度差が発生しても、そ
の金属粉がもっている熱伝導性によって2枚の円盤状鋼
板の間の熱の伝達が促進され、2枚の円盤状鋼板の熱膨
張の度合の差が軽減される。
【0012】また、腰入れやひずみ取りのために親板の
板面に軽い打撃を加える場合には、金属粉の硬さによっ
て樹脂層全体の硬さが増加しているので、その打撃が樹
脂層に吸収される度合が軽減され、樹脂層を破壊するこ
となく腰入れなどを果たすことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
【0014】図1、図2において、1は丸鋸としてのチ
ップソーである。このチップソー1は、肉厚(2.5m
m)および直径(510mm)が同一とされた2枚の円
盤状鋼板2、3を、少なくとも硬化後において粘弾性を
備える樹脂としてのエポキシ系接着剤4によって貼り合
わせた積層構造の親板5を備えている。
【0015】円盤状鋼板2、3は、HRC硬さが約38〜
45となるように焼入処理され、また、チップソー1が
高速回転したときに負荷の方向と反対方向に撓まないよ
うに腰入処理されている。
【0016】円盤状鋼板2、3の円周中心部には、切削
機械の回転軸6に取り付けられる取付穴7が設けられて
いる。また、円盤状鋼板2、3の外周部には、多数の刃
部8が設けられている。
【0017】対になった刃部8のそれぞれには、親板5
の周面に沿って鋸刃としての超硬チップ10がろう付け
によって配置されている。
【0018】エポキシ系接着剤4の層厚は、0.1〜
0.2mmとされ、その内部には熱伝導性を備えた金属
粉としてアルミニウム粉11が混在されている。
【0019】このアルミニウム粉11の粒径は、約10
0μmとされ、エポキシ系接着剤4によって形成されて
いる層全体の体積を100とすると、そのうちの約74
%がアルミニウム粉11によって占有されている。この
程度に、アルミニウム粉11を密に混在させても、エポ
キシ系接着剤4の層におけるずり変形に起因する親板5
の騒音の軽減は十分果たされるものである。なお、アル
ミニウム粉11をエポキシ系接着剤4に混ぜるには、脱
気状態のもとで細密充填することが好ましい。また、超
硬チップ10がろう付けされる親板5の外周部5aは、
高周波によってエポキシ系接着剤4があらかじめ除去さ
れている。つぎに、このような構成のチップソー1の作
用について説明する。
【0020】チップソー1の周速が約100m/min
以上になると、図3に示すように、チップソー1は位置
1aと1bとの間で、回転軸6の軸方向に曲げ振動を起
こすようになる。この曲げ振動は、図4に示すように、
親板5を構成する円盤状鋼板2、3に曲げ変形をもたら
す。これらの曲げ変形によって、エポキシ系接着剤4は
ずり変形Zを起こす。このずり変形Zの一部は、熱エネ
ルギーに変換されて外部に放出される。
【0021】これによって、図5に示すように、前記曲
げ振動がその分だけ減衰される。チップソー1のこの曲
げ振動の減衰によって、人間の耳に比較的よく聞こえる
とされている約200Hz以上の振動成分は、ほとんど
除去されている。
【0022】そして、エポキシ系接着剤4には、熱伝導
性を備えたアルミニウム粉11が混在されているので、
たとえば図6(B)に示すように、親板5の両側で温度
差が発生(円盤状鋼板2側が円盤状鋼板3側よりも高
温)しても、図6(A)に示すように、円盤状鋼板2か
ら円盤状鋼板3への熱の伝達(矢印参照)が促進され
て、円盤状鋼板2、3の熱膨張の度合が釣り合って親板
5の湾曲が軽減される。
【0023】また、腰入れやひずみ取りのために親板5
の板面にハンマーなどによって軽い打撃を加える場合に
は、アルミニウム粉11の硬さによってエポキシ系接着
剤4の層全体の硬さが増加しているので、前記打撃がエ
ポキシ系接着剤4の層に吸収される度合が軽減され、エ
ポキシ系接着剤4の層を破壊することなく腰入れなどを
果たすことができる。
【0024】なお、この実施例では、金属粉として粒状
のアルミニウム粉を採用し、その粒径、エポキシ系接着
剤4に対する体積率を前述のものとしているが、金属粉
は、あくまでも、エポキシ系接着剤4などの粘弾性を備
えた樹脂のずり変形Zを阻止せず、親板5の両面間の熱
伝導性および樹脂層全体の硬度の増加を果たすものであ
れば、どのような種類、性状のものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の丸鋸
は、親板を構成する2枚の円盤状鋼板を貼り合わせるた
めの樹脂に金属粉が混在されているので、親板の両側で
温度差が発生しても、その金属粉がもっている熱伝導性
によって2枚の円盤状鋼板の間の熱の伝達が促進され、
2枚の円盤状鋼板の熱膨張の度合の差が軽減され、親板
が湾曲することなく、切断面の粗さを均一としながら所
望の切断加工をおこなうことができるという効果があ
る。
【0026】また、腰入れやひずみ取りのために親板の
板面に軽い打撃を加える場合には、金属粉の硬さによっ
て樹脂層全体の硬さが増加しているので、その打撃が樹
脂層に吸収される度合が軽減され、樹脂層を破壊するこ
となく腰入れなどを果たすことができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるチップソーの側面図
である。
【図2】図1中II−II矢視断面図である。
【図3】同チップソーの高速回転時の挙動を示す模式図
である。
【図4】同チップソーが高速回転しているときのエポキ
シ系接着剤のずり変形を示す模式図である。
【図5】同チップソーの振動減衰および周波数特性を示
すグラフである。
【図6】同チップソーの親板の両側での熱の伝導を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 チップソー(丸鋸) 2、3 円盤状鋼板 4 エポキシ系接着剤 5 鋸の親板 10 超硬チップ(鋸刃) 11 アルミニウム粉(熱伝導性を備えた金属粉)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚および直径が同一とされた2枚の円
    盤状鋼板を、粘弾性を備えた樹脂によって貼り合わせて
    鋸の親板とし、この親板の周面に鋸刃を配置した丸鋸に
    おいて、 金属粉を前記樹脂に混在させたことを特徴とする丸鋸。
JP18215794A 1994-08-03 1994-08-03 丸 鋸 Pending JPH0847816A (ja)

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JP18215794A JPH0847816A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 丸 鋸

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JP18215794A JPH0847816A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 丸 鋸

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JPH0847816A true JPH0847816A (ja) 1996-02-20

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ID=16113358

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010029021A (ko) * 1999-09-28 2001-04-06 김세광 흡음 및 충격 완충용 접착시트와 이를 이용한 소우 블레이드 및 그 제조방법
WO2003061889A3 (de) * 2002-01-26 2004-01-08 Arno Friedrichs Scheibenförmiges hartmetall- oder keramikwerkzeug
JP2011509853A (ja) * 2008-01-22 2011-03-31 サンゴバン アブレシブ インコーポレーティド 楕円形ガレットを備えた丸鋸ブレード
US8701536B2 (en) 2008-01-22 2014-04-22 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Circular saw blade with offset gullets

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JP2011509853A (ja) * 2008-01-22 2011-03-31 サンゴバン アブレシブ インコーポレーティド 楕円形ガレットを備えた丸鋸ブレード
JP2013018118A (ja) * 2008-01-22 2013-01-31 Saint-Gobain Abrasives Inc 楕円形ガレットを備えた丸鋸ブレード
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