JPH0846749A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH0846749A
JPH0846749A JP17578294A JP17578294A JPH0846749A JP H0846749 A JPH0846749 A JP H0846749A JP 17578294 A JP17578294 A JP 17578294A JP 17578294 A JP17578294 A JP 17578294A JP H0846749 A JPH0846749 A JP H0846749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
buffer
printing
information buffer
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17578294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3248555B2 (ja
Inventor
Tetsuya Kagawa
哲也 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP17578294A priority Critical patent/JP3248555B2/ja
Publication of JPH0846749A publication Critical patent/JPH0846749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3248555B2 publication Critical patent/JP3248555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はファクシミリ装置に関し、画情報復
号化の遅延による印刷停止に起因する白スジの発生を防
止して印刷品質の低下を防止するをことを目的とする。 【構成】 転送手段S830は、通信制御手段61で受
信し蓄積した画情報データを第1の画情報バッファの画
情報量が閾値に達したとき第1の画情報バッファから第
2の画情報バッファへ閾値だけの画情報を転送する。閾
値設定手段S850は、第2の画情報バッファの画情報
量に応じて上記閾値を設定変更する。印刷手段52は、
サーマルプリンタを用い第2の画情報バッファから読み
出した画情報を復号化された画情報をライン単位で印刷
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に、プロッタにサーマルヘッドを用いたファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のファクシミリシステムのブ
ロック図を示す。同図中、ファクシミリシステムは、原
稿を読み取るスキャナ11、画像を印刷するプロッタ1
2、画情報を圧縮のため符号化し、伸長のため復号化す
る符号化復号化部13、スキャナ11で読み取った画情
報又は符号化復号化部13で伸長された画情報を格納す
るラインバッファ14、通信制御部15、モデム16、
網制御部17、操作表示部18、装置全体を制御するシ
ステム制御部19、圧縮された画情報を格納する画情報
バッファ20とより構成され、スキャナ11乃至通信制
御部15、及び操作表示部18乃至画情報バッファ20
はバス21により相互に接続されている。この場合、受
信時の制御は図7に示す構成で図8のフローチャートに
示す如く行われる。図8中、ステップS2で網制御部1
7において受信された回線データはモデム16で復調さ
れる(ステップS4)。ステップS6でモデム16から
の割込みがあったときはステップS8に進み、圧縮され
た画情報は通信制御部15によって画情報バッファ20
に蓄積される。モデムの割込みがなければステップS2
に進む。次にステップS10ではシステム制御部19は
メインプログラムを実行して画情報バッファ20から圧
縮された画情報を読み出し、符号化復号化部13で復号
化(伸長)させる。伸長された画情報はラインバッファ
14に格納される。ステップS12でシステム制御部1
9からの印字の割込みがあるとステップS14に進み、
プロッタ12はラインバッファ14から読み出された画
情報に基き印刷を行う。上記のステップS2〜S14は
ステップS16で受信終了と判別されるまで繰り返され
る。
【0003】また、従来のパーソナルコンピュータにフ
ァクシミリボードを接続してファクシミリシステムを構
成する場合はパーソナルコンピュータ側を図9(A)に
示す構成とし、ファクシミリボード側を図9(B)に示
す構成としている。同図(A)ではスキャナ21、プロ
ッタ22、符号化復号化部23、ラインバッファ24、
インタフェース25、操作表示部28、システム制御部
29、画情報バッファ30をバス31で相互に接続して
いる。同図(B)ではインタフェース32、通信制御部
35、画情報バッファ38、システム制御部39をバス
40で相互に接続し、通信制御部35にモデム36が接
続され、モデム36に網制御部37が接続されている。
上記のパーソナルコンピュータ側のインタフェース25
とファクシミリボード側のインタフェース32とを接続
してファクシミリシステムを構成する。
【0004】この場合、受信時の制御は図10に示す構
成で、図11のフローチャートに示す如く行われる。図
11中、ステップS22でファクシミリボード側の網制
御部37において受信された回線データはモデム36で
復調される(ステップS24)。これにステップS26
でモデム36からの割込みがあったときはステップS2
8に進み、圧縮された画情報は通信制御部35によって
画情報バッファ38に蓄積される。モデムの割込みがな
ければステップS22に進む。次にステップS30では
画情報バッファ38に所定量の画情報が蓄積されたかど
うかを判別し、所定量に満たなければステップS22に
進み、所定量蓄積されていればステップS32で、ファ
クシミリボード側のシステム制御部39はインタフェー
ス32,25を介してパーソナルコンピュータ側のシス
テム制御部29に画情報の読み出しが可能であることを
通知する。これによりステップS34でシステム制御部
29は転送プログラムを実行して画情報バッファ38に
蓄積された画情報をインタフェース32,25を介して
パーソナルコンピュータ側の画情報バッファ30に転送
する。この後、ステップS36でシステム制御部29は
メインプログラムを実行して画情報バッファ30から圧
縮された画情報を読み出し符号化復号化部23で復号化
(伸長)させる。伸長された画情報はラインバッファ2
4に格納される。ステップS38でシステム制御部29
からの印字の割込みがあるとステップS40に進みライ
ンバッファ24から読みだされた画情報に基き印刷を行
う。上記のステップS22〜S40はステップS42で
受信終了と判別されるまで繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6の従来のシステム
ではモデム割込みによって復調された画情報が画情報バ
ッファ20に書き込まれると、すぐにメインプログラム
が復号化を開始でき、メインプログラムの画情報バッフ
ァ20の読み出しアドレスが、モデムの画情報バッファ
20の書き込みアドレスに追いつくまでは復号化の停止
は無い。このため、プロッタ12が印刷を停止すること
は起きにくく、プロッタ12がサーマルヘッドを用いた
ものである場合に白スジは発生しにくい。また、図6の
システムは小型となるが、通信制御部15とモデムと網
制御部17との交換は困難であり、G3通信からG4通
信に変更する等のシステムの拡張性がないという問題が
ある。
【0006】図9の従来システムではファクシミリボー
ド側のインタフェース32をパーソナルコンピュータ側
のインタフェース25の規格に合わせれば、G3通信用
のファクシミリボードやG4通信用のファクシミリボー
ドを必要に応じて交換することができシステムの拡張性
が広がる。
【0007】しかし、画情報バッファ38から画情報バ
ッファ30への画情報の転送間隔が長くなると、プロッ
タ22の印字動作が休止してしまい、プロッタ22のサ
ーマルヘッドが冷えて白スジが発生するという問題があ
った。
【0008】ところで、サーマルヘッドを用いたプロッ
タでは1ラインずつサーマル紙を送って印刷を行ってお
り、画情報量が多いときはサーマル紙が連続して送られ
るため問題ないが、画情報が少なくなって印刷が停止す
るとサーマル紙の送りが停止してサーマルヘッドがサー
マル紙に貼り付くことがある。この状態から再びサーマ
ル紙を送ろうとしてもサーマル紙の送りが鈍くなって印
刷位置が先の印刷ラインと重なるため、次のラインとの
間に印刷もれの白スジが発生する。
【0009】特に、ECM(エラーコレクションモー
ド)では画情報を例えば256バイト又は64バイトで
ブロック化して各ブロックにCRC(サイクリックリダ
ンダンシーチェック)コードを付加して送信しており、
受信側でCRCエラーがあればそのブロックを再送信す
るため、前のブロックの印字が終了するまでに次のブロ
ックが揃わないと印刷が停止してしまい、上記の白スジ
が発生しやすい。
【0010】上記白スジの対策としては、特開平4−3
05469号公報に記載の如く、サーマルヘッドの発熱
中にはモータのスピードを抑えて印刷されるビットのバ
ラツキを少なくするもの、又は特開平4−331565
号公報に記載の如く、サーマルヘッドと記録紙の位置関
係を安定させて印刷画像に影響が無いようにするものが
あるが、実際にサーマル紙を送るのは搬送ローラであ
り、搬送ローラの仕様によってモータのスピード及びタ
イミングを調整しなおさなければならず、印刷が停止し
た状態から再びサーマル紙を送ろうとしたときの白スジ
の発生を完全に無くすことはできなかった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
画情報復号化の遅延による印刷停止に起因する白スジの
発生を防止して印刷品質の低下を防止するファクシミリ
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、伝送された画情報データを受信して第1の画情報バ
ッファ(60a)に蓄積する通信制御手段(61)と、
上記第1の画情報バッファ(60a)に蓄積された画情
報量が閾値に達したとき第1の画情報バッファから第2
の画情報バッファ(60b)へ上記閾値だけの画情報を
転送する転送手段(S830)と、上記第2の画情報バ
ッファの画情報量に応じて上記閾値を設定変更する閾値
設定手段(S850)と、上記第2の画情報バッファか
ら読み出した画情報を復号化する復号化手段(S92
0)と、復号化された画情報をライン単位で印刷するサ
ーマルプリンタを用いた印刷手段(52)とを有する。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記閾値設定
手段(S850)は、前記第2の画情報バッファの画情
報を印刷するに要する時間と、前記閾値から定まる画情
報の転送間隔との比較結果に応じて上記閾値を設定変更
する。
【0014】請求項3に記載の発明では、前記閾値設定
手段(S850)は、前記通信制御手段(61)の通信
速度と、前記印刷手段(52)の印刷速度とに基き前記
閾値の初期値を設定する。とするファクシミリ装置。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明においては、第2の画情
報バッファ(60b)の画情報量に応じて閾値つまり画
情報の転送速度を設定変更することで復号化及び印刷が
停止するのを防止でき、白スジの発生を防止できる。
【0016】請求項2に記載の発明においては、第2の
画情報バッファ(60b)の画情報量と印刷速度及び画
情報の転送間隔とから閾値を最適な値に設定でき、白ス
ジの発生を防止すると共に復号化速度をできるだけ速く
することができる。
【0017】請求項3に記載の発明においては、通信速
度と印刷速度とから閾値の初期値を最適な値とすること
ができ、白スジの発生を防止することができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図、図2
はその受信時の制御を説明するための図を示す。
【0019】図1において、ファクシミリシステムは、
原稿を読み取るスキャナ51、画像を印刷するプロッタ
52、画情報を圧縮のため符号化し、伸長のため復号化
する符号化復号化部53、スキャナ51で読み取った画
情報又は符号化復号化部53で伸長された画情報を格納
するラインバッファ54、通信制御部55、モデム5
6、網制御部57、操作表示部58、装置全体を制御す
るシステム制御部59、圧縮された画情報を格納する画
情報バッファ60とより構成されている。
【0020】通信制御部55とモデム56と網制御部5
7は、他回路とは独立したボード61に配設されてお
り、通信制御部55はボード61の端部に設けられたコ
ネクタ62に接続されており、このコネクタ62はバス
63に接続されている。バス63には上記のコネクタ6
2の他にスキャナ51、プロッタ52、符号化復号化部
53、ラインバッファ54、操作表示部58、システム
制御部59、画情報バッファ60が接続されている。
【0021】画情報バッファ60は領域を2分割されて
使用され、これらを画情報バッファ60a,60bと呼
ぶ。
【0022】このようにボード61はコネクタ62によ
ってバス63に着脱自在とされており、画情報バッファ
60a,60bを持つので、ボード61G3通信用又は
G4通信用とを変更することによって通信の拡張性が広
がる。
【0023】図2において、網制御部57で受信された
回線データはモデム56で復調され、これにより得られ
た圧縮された画情報は通信制御部55によって画情報バ
ッファ60aに蓄積される。上記画情報バッファ60a
への画情報の蓄積はモデム56からのモデム割込みに従
って制御される。画情報バッファ60aに所定量の画情
報が蓄積されるとシステム制御部59は転送プログラム
を実行して画情報バッファ60aに蓄積された画情報を
画情報バッファ60bに転送する。この後、システム制
御部59はメインプログラムを実行して画情報バッファ
60aから圧縮された画情報を読み出し、符号化復号化
部53で復号化(伸長)させる。伸長された画情報はラ
インバッファ54に格納され、プロッタ52はシステム
制御部59からの印字割込みによってラインバッファ5
4から読み出された画情報に基き印字を行う。
【0024】図3は通信制御部55が実行する受信処理
のフローチャートを示す。ここで、バッファイネーブル
フラグBREは、1をセットすると画情報バッファ60
aの画情報の転送のための読み出しを許可し、0にリセ
ットすると上記読み出しを禁止するフラグである。ま
た、バイトカウンタBCは、上記画情報バッファ60a
から60bへの画情報の転送バイト数がセットされるカ
ウンタである。
【0025】網制御部57の着呼により図3の処理が開
始され、ステップS710で伝送された画情報データを
モデム割込みにより受信し、ステップS720ではモデ
ム56で受信データを復調する。この復調はバイト単位
で行われる。次にステップS730で復調した画情報を
画情報バッファ60aに書き込み蓄積する。
【0026】ステップS740では受信が終了したか否
かを判別し、受信が終了してなければステップS750
で画情報バッファ60aの蓄積バイト数が閾値THを越
えてないかどうかを判別し、蓄積バイト数が閾値TH未
満であればステップS710に進んでステップS710
〜S750を繰り返す。
【0027】画情報バッファ60aの蓄積バイト数が閾
値THとなるとステップS750からステップS760
に進み、フラグBREに1をセットし、かつバイトカウ
ンタBCに閾値THをセットし、ステップS770で画
情報が画情報バッファ60aから画情報バッファ60b
に転送されてフラグBREが0にリセットするのを待
ち、BRE=0となったときステップS710に進む。
【0028】一方、受信が終了した場合はステップS7
40からステップS780に進み、ここでフラグBRE
に1をセットし、かつバイトカウンタBCに蓄積バイト
数をセットして処理を終了する。
【0029】なお、上記フラグBRE及び閾値TH及び
バイトカウンタBCは画情報バッファ60内に記憶され
る。
【0030】図4はシステム制御部59が実行する転送
処理のフローチャートを示す。受信が開始するとシステ
ム制御部59は図4の処理を開始し、ステップS810
でフラグBREが1か否かを判別する。フラグBREが
1となって画情報バッファ60aの読み出しが許可され
るとステップS820に進み、図5に示す復号化処理を
停止させ、ステップS830で画情報バッファ60aか
ら画情報バッファ60bに画情報を転送し、画情報バッ
ファ60bの画情報バイト数BCSに転送バイト数BC
を加算する。
【0031】次にステップS850で画情報バイト数B
CSを現在の閾値THと比較して、BC≧2・THなら
ば閾値THを2倍に設定変更し、TH≦BC<2・TH
ならば閾値THはそのままの値で変更なし、BC<TH
ならば閾値THを1/2に設定変更する。これはデータ
転送の作業が復号化のスピードを落とすことになるので
データ転送回数をなるべく少なくしようとするためであ
る。
【0032】次にステップS860でフラグBREを0
にリセットして画情報バッファ60aの読み出しを禁止
し、ステップS870で図5に示す復号化処理を再開さ
せる。また、ステップS880で受信が終了したか否か
を判別して受信が終了してなければステップS810に
進んでステップS810〜S880の処理を繰り返し、
受信が終了していればこの処理を終了する。
【0033】図5はシステム制御部59が実行する復号
化処理のフローチャートを示す。受信が開始するとシス
テム制御部59は図5の処理を開始し、ステップS91
0で画情報バッファ60bに書き込まれた画情報バイト
数BCSが0を越えているか否かを判別し、BCS>0
となるとステップS920に進み、画情報バッファ60
bから1バイトの画情報を読み出して符号化復号化部5
3に転送してその復号化を行う。次のステップS930
では復号化された画情報をラインバッファ54に蓄積
し、ステップS940で画情報バイト数BCSを1だけ
デクリメントする。なお、画情報バッファ60bの数バ
イトの画情報を復号化して1ライン分の印刷用の画情報
が得られ、各ラインの最後尾にはEOL(エンドオブラ
イン)が設定されている。
【0034】ステップS950では復号化した画情報に
EOLがあるか否かを判別し、EOL検出した場合には
ステップS960でプロッタ52にラインバッファ54
の画情報を用いて1ラインの印刷を行うよう指示してス
テップS970に進む。EOLが検出されなければその
ままステップS970に進む。
【0035】ステップS970では画情報バッファ60
bの画情報バイト数BCSが0か否かを判別し、BCS
≠0の場合はステップS920に進んでステップS92
0〜S970を繰り返す。BCS=0の場合はステップ
S970で受信が終了しているか否かを判別し、受信が
終了していなければステップS910に進み、受信が終
了していれば処理を終了する。
【0036】このように画情報バッファ60bの画情報
バイト数が少ない場合は閾値THを小さくして画情報バ
ッファ60aから60bへの転送回数を増加させて復号
化処理及び印刷が停止することを防止し、また画情報バ
ッファ60bの画情報バイト数が多い場合は、閾値TH
を大きくして転送回数を減少して復号化のスピードを向
上させている。従って、印刷が停止することを防止で
き、白スジの発生を防止できる。
【0037】更に画情報バッファ60aの蓄積バイト数
をECMの各ブロックのバイト数よりも大きく取るよう
に設定することにより、受信時にCRCエラーが発生し
ても前のブロックの印刷が終了する前にCRCエラーの
ブロックの再送を完了でき、白スジの発生を防止でき
る。
【0038】次に、ステップS850で行う閾値THの
設定の第2実施例について説明する。プロッタ52の印
刷スピードは機種により異なっている。画情報バッファ
60bに格納されている画情報は復号化しなければ何ラ
イン分の画情報であるか分からない。このため、画情報
バイト数BCSと、1バイトの未復号化画情報が平均的
に何ラインの画情報に復号化されるかを表わす係数α
(1未満の実数)と、プロッタ52の1ラインの印刷に
要する時間tとから印刷時間T(T=BCS×α×t)
を演算し、印刷時間Tが所定値t1 未満のときは閾値T
Hを所定割合いで減少して設定変更し、印刷時間Tが所
定値t2 (t2 >t1 )以上のときは閾値THを所定割
合いで増加して設定変更する。ところで、所定値t1
閾値THの画情報が画情報バッファ60aに蓄積される
だけの時間、つまり画情報バッファ60bへの画情報の
転送間隔であり、所定値t2 は例えば2・t1 である。
【0039】これによって画情報バッファ60bの画情
報が無くなりそうなときは転送回数を増加させて復号化
処理及び印刷が停止するのを防止し、画情報バッファ6
0bの画情報バイト数が多いときは転送回数を減少して
復号化のスピードを向上させることができる。
【0040】次に閾値THの初期値の設定について説明
する。ファクシミリ通信では画情報の受信速度は、モデ
ムレートと印字スピード(1ラインの印刷時間)とに依
存する。このため、例えばG3通信プロトコルで決定さ
れる上記のパラメータから例えば表1を用いて閾値TH
つまり転送バイト数を決定する。
【0041】
【表1】
【0042】モデムレートが遅いほど転送バイト数を小
さくしなければプロッタが一定のスピードで動作しづら
くなり、白スジが発生しやすくなり、表1の転送バイト
数を用いることにより白スジの発生を減少できる。
【0043】
【発明の効果】上述のように、請求項1に記載の発明に
よれば、第2の画情報バッファの画情報量に応じて閾値
つまり画情報の転送速度を設定変更することで復号化及
び印刷が停止するのを防止でき、白スジの発生を防止で
き、印刷品質が向上する。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、第
2の画情報バッファの画情報量と印刷速度及び画情報の
転送間隔とから閾値を最適な値に設定でき、白スジの発
生を防止すると共に復号化速度をできるだけ速くするこ
とができ、印刷品質が向上する。
【0045】また、請求項3に記載の発明によれば、通
信速度と印刷速度とから閾値の初期値を最適な値とする
ことができ、白スジの発生を防止することができ、印刷
品質を向上でき、実用上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリシステムの一実施例のブ
ロック図である。
【図2】図1のファクシミリの受信時の制御を説明する
ための図である。
【図3】受信処理のフローチャートである。
【図4】転送処理のフローチャートである。
【図5】復号化処理のフローチャートである。
【図6】従来のファクシミリシステムのブロック図であ
る。
【図7】図6のファクシミリの受信時の制御を説明する
ための図である。
【図8】図6のファクシミリの受信時のフローチャート
である。
【図9】従来のファクシミリシステムのブロック図であ
る。
【図10】図9のファクシミリの受信時の制御を説明す
るための図である。
【図11】図9のファクシミリの受信時のフローチャー
トである。
【符号の説明】 51 スキャナ 52 プロッタ 53 符号化復号化部 54 ラインバッファ 55 通信制御部 56 モデム 57 網制御部 58 操作表示部 59 システム制御部 60 画情報バッファ 61 ボード 62 コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送された画情報データを受信して第1
    の画情報バッファに蓄積する通信制御手段と、 上記第1の画情報バッファに蓄積された画情報量が閾値
    に達したとき第1の画情報バッファから第2の画情報バ
    ッファへ画情報を転送する転送手段と、 上記第2の画情報バッファの画情報量に応じて上記閾値
    を設定変更する閾値設定手段と、 上記第2の画情報バッファから読み出した画情報を復号
    化する復号化手段と、 復号化された画情報をライン単位で印刷するサーマルプ
    リンタを用いた印刷手段とを有することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値設定手段は、前記第2の画情報
    バッファの画情報を印刷するに要する時間と、前記閾値
    から定まる画情報の転送間隔との比較結果に応じて上記
    閾値を設定変更することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記閾値設定手段は、前記通信制御手段
    の通信速度と、前記印刷手段の印刷速度とに基き前記閾
    値の初期値を設定することを特徴とするファクシミリ装
    置。
JP17578294A 1994-07-27 1994-07-27 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3248555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17578294A JP3248555B2 (ja) 1994-07-27 1994-07-27 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17578294A JP3248555B2 (ja) 1994-07-27 1994-07-27 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0846749A true JPH0846749A (ja) 1996-02-16
JP3248555B2 JP3248555B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=16002163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17578294A Expired - Fee Related JP3248555B2 (ja) 1994-07-27 1994-07-27 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3248555B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582288A (zh) * 2011-01-06 2012-07-18 精工爱普生株式会社 记录系统、记录控制装置及控制方法
CN103802496A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 北大方正集团有限公司 一种调整数码印刷系统走纸速度的方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582288A (zh) * 2011-01-06 2012-07-18 精工爱普生株式会社 记录系统、记录控制装置及控制方法
US8699070B2 (en) 2011-01-06 2014-04-15 Seiko Epson Corporation Control method for replacing data rendering blocks of white space with paper feed commands
CN103802496A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 北大方正集团有限公司 一种调整数码印刷系统走纸速度的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3248555B2 (ja) 2002-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0846749A (ja) ファクシミリ装置
JPH07107255A (ja) 画像情報転送制御方式
JP2604921B2 (ja) 画像通信装置
JP2001078041A (ja) 画像通信装置及びその方法
JP2632709B2 (ja) ファクシミリのモード自動選択装置
JP2000069298A (ja) ファクシミリ装置
JP3149294B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3825899B2 (ja) 画像出力装置及び方法
JP3428941B2 (ja) ファクシミリ通信方法
JPH11339026A (ja) 記録制御装置及び記録制御方法
JPH0787478B2 (ja) データ通信装置
JP2941836B2 (ja) 画像処理装置
JP3060450U (ja) ファックス受信データ処理装置
JP3594756B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3279736B2 (ja) 画像通信装置
JP2003087474A (ja) 画像通信装置
JPH08139898A (ja) ファクシミリ装置
JP2001245161A (ja) 画像通信装置及びその制御方法
JP3032241B2 (ja) ファクシミリ装置の制御方法
JPH04216265A (ja) ファクシミリ装置のモード切替え方式
JPH10297055A (ja) 複合プリンタ装置
JPH1079846A (ja) ファクシミリ装置
JP2003078769A (ja) 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JPH05284322A (ja) ファクシミリ装置
JP2004166187A (ja) 符号・復号化方法およびファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees