JP2000069298A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2000069298A
JP2000069298A JP10235352A JP23535298A JP2000069298A JP 2000069298 A JP2000069298 A JP 2000069298A JP 10235352 A JP10235352 A JP 10235352A JP 23535298 A JP23535298 A JP 23535298A JP 2000069298 A JP2000069298 A JP 2000069298A
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jbig
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JP10235352A
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English (en)
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Toshimitsu Suzuki
敏光 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒画素が多い画像をJBIG方式で符号化す
る場合の圧縮率を高めることを可能とし、これにより通
信時間および通信費用の低減を可能とする。 【解決手段】 送信すべき画像データ中にて、1ライン
中での黒画素の存在確率が50%を上回るラインや、1
ライン中での総画素数における30%に相当する数以上
の黒画素連続部分を高黒率部分として高黒率部分検出部
12により検出する。そしてこの検出された高黒率部分
を白黒反転部13で白黒反転したのち、符号化・復号化
部6でJBIG符号化を施す。また符号化・復号化部6
では、高黒率部分の位置をコメントマーカセグメント中
に記述する。このように処理された画像データを受信し
た場合には、JBIG方式で復号化されたのちの画像デ
ータにおけるコメントマーカセグメント中に記述された
位置の部分を白黒反転部13により白黒反転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化方式として
JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)方式
を使用可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、2値画像データの圧縮方式として
JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)方式
がファクシミリ装置に用いられるようになってきてい
る。
【0003】このJBIG方式は、これまでファクシミ
リ装置で一般に用いられてきた符号化方式に比べて圧縮
率が高いので、より高速なファクシミリ伝送を実現でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらJBIG
方式では、黒画素が多く存在する場合には、圧縮率が低
下する場合がある。
【0005】従って、黒地に白抜きで文字などが形成さ
れた原稿を伝送しようとする場合には、圧縮率が低下
し、伝送データ量が増えてしまう。そしてこのように伝
送データ量が増えれば、通信時間および通信費用が増大
することになってしまう。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、黒画素が多い
画像をJBIG方式で符号化する場合の圧縮率を高める
ことを可能とし、これにより通信時間および通信費用の
低減を図ることができるファクシミリ装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、画像データをJBIG(Joint Bi-level
Image experts Group)方式で符号化する符号化手段を
有したファクシミリ装置において、前記画像データの任
意の部分を白黒反転するべく書き換える例えば白黒反転
部などの白黒反転手段と、送信すべき画像データ中にて
黒画素の存在確率が、例えば1ライン中での黒画素の存
在確率が所定値を上回るラインであることや、1ライン
中での総画素数における所定の割合に相当する数以上の
黒画素連続部分であることなどの所定条件を上回ってい
る高黒率部分を検出する例えば高黒率部分検出部などの
高黒率部分検出手段と、この高黒率部分検出手段により
検出された前記高黒率部分を白黒反転するべく前記白黒
反転手段を制御する、例えばCPUによるソフトウェア
処理により実現される白黒反転制御手段と、この白黒反
転手段の制御の下に白黒反転手段前記により前記高黒率
部分の白黒反転がなされたのちの画像データをJBIG
方式で符号化するべく前記符号化手段を制御する符号化
制御手段と、この符号化制御手段の制御の下に前記符号
化手段により符号化された画像データに対して、前記白
黒反転手段により白黒反転がなされた前記高黒率部分の
位置を示したコメントマーカセグメントを付加してJB
IG伝送データを生成する例えば符号化・復号化部など
のコメントマーカ付加手段とを備えた。
【0008】このような手段を講じたことにより、JB
IG方式による符号化での圧縮率を低下させるような黒
画素の集中部分が画像データ中から検出され、その部分
が白黒反転されて白画素が集中する部分に変換される。
そしてこのように黒画素の州中部分が白画素の集中部分
に変換されたのちの画像データが、JBIG方式により
効率良く符号化される。白黒反転が行われた部分の位置
は、コメントマーカセグメントを利用して受信側に通知
される。
【0009】また前記目的を達成するための本発明は、
画像データをJBIG(Joint Bi-level Image experts
Group)方式で復号化する復号化手段を有したファクシ
ミリ装置において、JBIG伝送データを受信した際
に、そのJBIG伝送データ内のコメントマーカセグメ
ントから、白黒反転が行われた高黒率部分の位置を認識
する例えば符号化・復号化部などの高黒率部分認識手段
と、前記画像データの任意の部分を白黒反転するべく書
き換える例えば白黒反転部などの白黒反転手段と、前記
復号化手段により復号化されたのちの画像データ中にて
前記高黒率部分認識手段により認識された高黒率部分を
白黒反転するべく前記白黒反転手段を制御する、例えば
CPUのソフトウェア処理により実現される白黒反転制
御手段とを備えた。
【0010】このような手段を講じたことにより、画像
データを部分的に白黒反転すること圧縮率を高めたJB
IG伝送データを復号化したのちの画像データにおいて
白黒反転されている位置がコメントマーカセグメントか
ら認識され、その部分が白黒反転されることで元の画像
データが再生される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0012】図1は本実施形態に係るファクシミリ装置
の要部構成を示すブロック図である。
【0013】この図に示すように本実施形態のファクシ
ミリ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、スキャナ
4、プリンタ5、符号化・復号化部6、操作パネル7、
網制御回路(NCU)8、モデム9、通信バッファ1
0、ページバッファ11、高黒率部分検出部12および
白黒反転部13を有し、これらがシステムバス14を介
して互いに接続して構成されている。
【0014】CPU1は、ROM2に格納された制御プ
ログラムに基づいて本ファクシミリ装置の各部を総括制
御するための制御処理を行なうことでファクシミリ装置
としての動作を実現するものである。
【0015】ROM2は、CPU1の制御プログラム等
を記憶している。
【0016】RAM3は、CPU1が各種の処理を行な
う上で必要となる各種の情報を記憶しておくためのもの
である。
【0017】スキャナ4は、送信原稿の読取り、ディジ
タル化、シェーディング補正や暗時補正などの各種の補
正処理などを行って画像データを生成するものである。
【0018】プリンタ5は、画像データが示す画像を記
録用紙に対して印字するものである。
【0019】符号化・復号化部6は、スキャナ4により
生成された画像データを圧縮符号化したり、圧縮符号化
された画像データを復号化する。この符号化・復号化部
6は、MH方式、MR方式、あるいはMMR方式といっ
た従来よりファクシミリ装置で使用されてきた符号化方
式のほかに、JBIG方式を使用可能である。また高黒
率部分検出部12符号化・復号化部6は、JBIG方式
で符号化を行った際、符号化後の画像データに付加する
コメントマーカセグメントに、白黒反転を行った高黒率
部分の位置を示す情報を含ませるコメントマーカ付加手
段としての機能を有する。また高黒率部分検出部12
は、受信した画像データに付加されていたコメントマー
カセグメント内の情報から、白黒反転が行われた高黒率
部分を認識する高黒率部分認識手段としての機能を有す
る。
【0020】操作パネル7は、ユーザによるCPU1に
対する各種の指示入力を受け付けるためのキー入力部や
ユーザに対して報知すべき各種の情報を表示するための
表示部などを有したものである。
【0021】NCU8には、通信回線Cが接続される。
そしてこのNCU8は、接続された通信回線Cに関し
て、状態監視や網への発信処理などを行なう。またNC
U8は、通信回線Cに対して送出するファクシミリ伝送
信号の等化を図るとともに、レベルを設定する。
【0022】モデム9は、NCU8に接続されている。
そしてこのモデム9は、画像データや制御データを変調
して、通信回線Cへと送出するためのファクシミリ伝送
信号や制御信号を生成する。またモデム9は、通信回線
Cを介して到来したファクシミリ伝送信号や制御信号を
復調して画像データや制御データを再生する。
【0023】通信バッファ10は、モデム9へと与える
画像データや、モデム9で再生された画像データを一時
的に格納しておく。
【0024】ページバッファ11は、画像データに対し
て各種の画像処理を行うために、1ページ分の画像デー
タを格納しておく。
【0025】高黒率部分検出部12は、ページバッファ
11に格納された画像データ中から、総画素数に対する
黒画素数の割合が50%以上であるラインや、1ライン
の総画素数の30%に相当する数以上連続する黒画素連
続部分を高黒率部分として検出する。
【0026】白黒反転部13は、CPU1からの指示に
応じて、ページバッファ11に格納された画像データ中
の指定部分を白黒反転するよう書き換える。
【0027】ところで、CPU1がROM2に格納され
た制御プログラムに基づいて動作することで実現される
制御手段は、ファクシミリ装置における周知の一般的な
ものに加えて、白黒反転制御手段と、JBIG符号化制
御手段とを有している。
【0028】ここで白黒反転制御手段は、送信時には高
黒率部分検出部12により検出された高黒率部分を、ま
た受信時には符号化・復号化部6で認識された高黒率部
分をそれぞれ白黒反転するべく白黒反転部13を制御す
る。そしてJBIG符号化制御手段は、送信時に、白黒
反転部13により白黒反転がなされたのちの画像データ
をJBIG方式で符号化するべく符号化・復号化部6を
制御する。
【0029】次に以上のように構成されたファクシミリ
装置の動作につき説明する。
【0030】まず、例えば画像送信の実行がユーザによ
り指定されなどで画像送信の必要が生じると、CPU1
は図2に示すような送信時処理を実行する。
【0031】この送信時処理においてCPU1はまず、
送信先端末とのネゴシエーションとを実施する(ステッ
プST1)。なお、ネゴシエーションは、例えばITU
−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)で規定さ
れたT.30手順に従い、使用する符号化方式の決定も
ここでなされる。
【0032】ネゴシエーションにより通信条件の設定が
終了したならば、CPU1は原稿読取りの開始をスキャ
ナ4に指示する(ステップST2)。これに応じてスキ
ャナ4は、セットされている原稿に形成された画像を読
取り、対応する画像データを生成する。
【0033】そこでCPU1は、スキャナ4で生成され
る画像データをページバッファに格納しつつ、1ページ
の読取りが終了するのを待つ(ステップST3およびス
テップST4)。
【0034】1ページの読取りが終了したならば、CP
U1は今回の通信で使用する符号化方式がJBIG方式
であるか否かを確認する(ステップST5)。そしてJ
BIG方式を使用するのであれば、CPU1は高黒率部
分の検出を行うように高黒率部分検出部12に指示する
(ステップST6)。
【0035】高黒率部分検出部12は、高黒率部分の検
出の実行が指示されると、ページバッファ11に格納さ
れている画像データ中に、総画素数に対する黒画素数の
割合が50%以上であるラインや、1ラインの総画素数
の30%に相当する数以上連続する黒画素連続部分を高
黒率部分として検出する。そしてこれらの部分の位置を
示す位置情報をRAM3中の所定のエリアに書込む。
【0036】続いてCPU1は、高黒率部分検出手段1
2により検出された高黒率部分の白黒反転を行うように
白黒反転部13に指示する(ステップST7)。
【0037】白黒反転部13は、白黒反転の実行が指示
されると、ページバッファ11に格納されている画像デ
ータ中の、指定された部分のデータ、すなわち高黒率部
分のデータを、白黒反転したデータに書き換える。
【0038】そして白黒反転部13による白黒反転が終
了したならば、CPU1は符号化・復号化部6に符号化
の開始を指示する(ステップST8)。なお、使用する
符号化方式がJBIG方式ではないならば、CPU1は
上記のステップST6およびステップST7の処理を行
うことなくステップST8に処理を移行し、符号化・復
号化部6に符号化の開始を指示する。
【0039】符号化の開始が指示されると符号化・復号
化部6は、ページバッファ11に格納されている画像デ
ータを、今回使用すると決定されている符号化方式で符
号化する。
【0040】このとき、符号化方式がJBIGであるな
らば、符号化・復号化部6は符号化後の画像データに対
して1ストライプ(128ライン分)毎に例えば図3に
示すようなコメントマーカセグメントを複数個ずつ付加
するが、RAM3から高黒率部分の位置情報を読出し、
当該ストライプ中での高黒率部分の位置を上記コメント
マーカセグメント中のコメントデータ内に記述する。
【0041】具体的には例えば、各コメントマーカセグ
メント中のコメントデータにおける先頭の1ビットを、
1ライン全体を白黒反転した位置を示すコメントデータ
であるか、あるいは1ライン中の一部の画素のみを白黒
反転した位置を示すコメントデータであるかを示すフラ
グに割り当てる。
【0042】そして第1〜第5のコメントマーカセグメ
ント中のコメントデータでは、先頭の1ビットを例えば
「0」とし、1ライン全体を白黒反転した位置を示すコ
メントデータであることを示す。
【0043】さらに各コメントマーカセグメント中のコ
メントデータにおける第2ビットから第32ビットを、
第1のコメントマーカセグメントでは1ストライプ中の
第1ラインから第31ラインに、第2のコメントマーカ
セグメントでは1ストライプ中の第32ラインから第6
2ラインに、第3のコメントマーカセグメントでは1ス
トライプ中の第63ラインから第93ラインに、第4の
コメントマーカセグメントでは1ストライプ中の第94
ラインから第124ラインに、そして第5のコメントマ
ーカセグメントでは1ストライプ中の第125ラインか
ら第128ラインにそれぞれ割り当て、各ラインの全体
を白黒反転しているか否かを該当ビットの「0」「1」
で示す。
【0044】第6番目以降のコメントマーカセグメント
としては、1ライン中の一部の画素のみを白黒反転した
ライン数と同数のコメントマーカセグメントを付加す
る。
【0045】そしてこれらの各コメントマーカセグメン
トでは、先頭の1ビットを例えば「1」とし、1ライン
中の一部の画素のみを白黒反転した位置を示すコメント
データであることを示す。
【0046】さらに各コメントマーカセグメント中のコ
メントデータにおける第2ビットから第9ビットまでの
8ビットに、1ライン中の一部の画素のみを白黒反転し
たラインの1ストライプ中でのライン番号を、第10ビ
ットから第21ビットまでの12ビットに、白黒反転を
開始した画素の1ライン中での画素番号を、そして第2
2ビットから第32ビットまでの11ビットに、白黒反
転した画素数をそれぞれ記述する。
【0047】なお、他の種類の情報をコメントマーカセ
グメントを用いて伝送する必要がある場合には、前述の
ような白黒反転位置を示すコメントマーカセグメント群
の前に、それらが白黒反転位置を示すものであることを
示すコメントデータを挿入したコメントマーカセグメン
トを付加することにより対応できる。
【0048】さて、前述のように符号化・復号化部6で
画像データの符号化がなされているときに、CPU1は
符号化・復号化部6で符号化された画像データを通信バ
ッファ10を介してモデム9へと転送しつつ、1ページ
の画像データの送信が終了するのを待つ(ステップST
9およびステップST10)。
【0049】このとき、モデム9は画像データが与えら
れると、その画像データを変調してファクシミリ伝送信
号を生成し、これをNCU8を介して通信回線Cへと送
出する。
【0050】そして1ページの画像データの送信が終了
したならば、CPU1は送信原稿に次ページがあるか否
かを確認し(ステップST11)、次ページが有るなら
ば、ステップST1以降の処理を繰り返す。そして、全
ページの送信が終了しており、次ページがもう無いなら
ば、CPU1はこの送信時処理を終了する。
【0051】一方、画像受信を行う必要が発生したなら
ば、CPU1は図4に示すような受信時処理を実行す
る。
【0052】この受信時処理においてCPU1はまず、
送信先端末とのネゴシエーションとを実施する(ステッ
プST21)。なお、ネゴシエーションは、例えばIT
U−Tで規定されたT.30手順に従い、使用する符号
化方式の決定もここでなされる。
【0053】ネゴシエーションにより通信条件の設定が
終了したならばCPU1は、受信開始をモデム9に指示
するとともに、今回使用する符号化方式に応じた復号化
の開始を符号化・復号化部6に指示する(ステップST
22)。
【0054】モデム9はこれ以降、通信回線Cを介して
到来したファクシミリ伝送信号がNCU8を介して与え
られると、この信号を復調して画像データを再生する。
そこでCPU1は、モデム9で再生された画像データ
(受信データ)を通信バッファ10を介して符号化・復
号化部6に転送する(ステップST23)。
【0055】このとき、符号化・復号化部6は既に復号
化の開始が指示されているので、与えられた画像データ
の復号化を行う。そこでCPU1は、符号化・復号化部
9で復号化された画像データを、ページバッファ11に
格納する(ステップST24)。なお符号化・復号化部
6は、JBIG方式で復号化を行う場合には、付加され
ているコメントマーカセグメントの認識も行う。そし
て、コメントマーカセグメント中に高黒率部分の位置が
記述されているならば、それに基づいた位置情報をRA
M3中の所定のエリアに書込む。
【0056】そしてCPU1は、1ページの画像データ
の受信が終了したか否かを確認し(ステップST)、上
記のようなステップST23およびステップST24の
処理を行いつつ、1ページの画像データの受信が終了す
るのを待つ。
【0057】1ページの画像データの受信が終了したな
らばCPU1は、今回使用する符号化方式がJBIG方
式であるか否かを確認する(ステップST26)。そし
て、使用する符号化方式がJBIG方式であるならば、
CPU1はRAM3に書込まれている位置情報が示す高
黒率部分の白黒反転を行うように白黒反転部13に指示
する(ステップST27)。
【0058】白黒反転部13は、白黒反転の実行が指示
されると、ページバッファ11に格納されている画像デ
ータ中の、指定された部分のデータ、すなわち高黒率部
分のデータを、白黒反転したデータに書き換える。この
高黒率部分は、送信側にて白黒反転がなされているか
ら、元に戻すことになる。
【0059】そして白黒反転部13による白黒反転が終
了したならば、印字出力の開始をプリンタ5に指示する
(ステップST28)。なお、使用する符号化方式がJ
BIG方式ではないならば、CPU1は上記のステップ
ST27の処理を行うことなくステップST28に処理
を移行し、印字出力の開始をプリンタ5に指示する。
【0060】プリンタ5は印字出力の開始が指示される
と、ページバッファ11に格納されている画像データを
読み出し、その画像データが示す画像を記録用紙に印字
出力する。
【0061】ステップST28で印字出力の指示を行っ
たのちにCPU1は、次ページがあるか否かを確認し
(ステップST29)、次ページが有るならば、ステッ
プST21以降の処理を繰り返す。そして、全ページの
受信が終了しており、次ページがもう無いならば、CP
U1はこの受信時処理を終了する。
【0062】以上のように本実施形態によれば、符号化
方式としてJBIG方式を使用する場合には、黒画素が
高い割合で存在する高黒率部分を白黒反転することで、
全体としての白画素の割合を高めた画像データに変換し
た上で符号化を行うようにしているので、符号化による
圧縮率を高めることができる。従って、符号化後の画像
データのデータ量を低減することができ、その伝送に要
する時間および費用を低減できる。
【0063】そして、白黒反転を行った高黒率部分の位
置を、コメントマーカセグメントを用いて受信側に通知
し、受信側では復号後の画像データにおける通知された
高黒率部分を白黒反転する。従って、受信側では元の画
像データが再生でき、正しく画像伝送が行われる。
【0064】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、白黒反転を行
う高黒率部分を、総画素数に対する黒画素数の割合が5
0%以上であるラインや、1ラインの総画素数の30%
に相当する数以上連続する黒画素連続部分としている
が、この高黒率部分の条件は任意に設定可能である。
【0065】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明は、画像データをJBIG(Join
t Bi-level Image experts Group)方式で符号化する符
号化手段を有したファクシミリ装置において、前記画像
データの任意の部分を白黒反転するべく書き換える白黒
反転手段と、送信すべき画像データ中にて黒画素の存在
確率が所定条件を上回っている高黒率部分を検出する高
黒率部分検出手段と、この高黒率部分検出手段により検
出された前記高黒率部分を白黒反転するべく前記白黒反
転手段を制御する白黒反転制御手段と、この白黒反転手
段の制御の下に白黒反転手段前記により前記高黒率部分
の白黒反転がなされたのちの画像データをJBIG方式
で符号化するべく前記符号化手段を制御する符号化制御
手段と、この符号化制御手段の制御の下に前記符号化手
段により符号化された画像データに対して、前記白黒反
転手段により白黒反転がなされた前記高黒率部分の位置
を示したコメントマーカセグメントを付加してJBIG
伝送データを生成するコメントマーカ付加手段とを備え
た。
【0067】また本発明は、画像データをJBIG(Jo
int Bi-level Image experts Group)方式で復号化する
復号化手段を有したファクシミリ装置において、JBI
G伝送データを受信した際に、そのJBIG伝送データ
内のコメントマーカセグメントから、白黒反転が行われ
た高黒率部分の位置を認識する高黒率部分認識手段と、
前記画像データの任意の部分を白黒反転するべく書き換
える白黒反転手段と、前記復号化手段により復号化され
たのちの画像データ中にて前記高黒率部分認識手段によ
り認識された高黒率部分を白黒反転するべく前記白黒反
転手段を制御する、白黒反転制御手段とを備えた。
【0068】これらにより、黒画素が多い画像をJBI
G方式で符号化する場合の圧縮率を高めることを可能と
し、これにより通信時間および通信費用の低減を図るこ
とができるファクシミリ装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の
要部構成を示すブロック図。
【図2】送信時処理におけるCPU1の処理手順を示す
フローチャート。
【図3】コメントマーカセグメントのデータ構成例を示
す図。
【図4】受信時処理におけるCPU1の処理手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…RAM 4…スキャナ 5…プリンタ 6…符号化・復号化部 7…操作パネル 8…網制御回路(NCU) 9…モデム 10…通信バッファ 11…ページバッファ 12…高黒率部分検出部 13…白黒反転部 …システムバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをJBIG(Joint Bi-level
    Image experts Group)方式で符号化する符号化手段を
    有したファクシミリ装置において、 前記画像データの任意の部分を白黒反転するべく書き換
    える白黒反転手段と、 送信すべき画像データ中にて黒画素の存在確率が所定条
    件を上回っている高黒率部分を検出する高黒率部分検出
    手段と、 この高黒率部分検出手段により検出された前記高黒率部
    分を白黒反転するべく前記白黒反転手段を制御する白黒
    反転制御手段と、 この白黒反転手段の制御の下に白黒反転手段前記により
    前記高黒率部分の白黒反転がなされたのちの画像データ
    をJBIG方式で符号化するべく前記符号化手段を制御
    する符号化制御手段と、 この符号化制御手段の制御の下に前記符号化手段により
    符号化された画像データに対して、前記白黒反転手段に
    より白黒反転がなされた前記高黒率部分の位置を示した
    コメントマーカセグメントを付加してJBIG伝送デー
    タを生成するコメントマーカ付加手段とを具備したこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記高黒率部分は、1ライン中での黒画
    素の存在確率が所定値を上回るラインであることを特徴
    とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記高黒率部分は、1ライン中での総画
    素数における所定の割合に相当する数以上の黒画素連続
    部分であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 画像データをJBIG(Joint Bi-level
    Image experts Group)方式で復号化する復号化手段を
    有したファクシミリ装置において、 JBIG伝送データを受信した際に、そのJBIG伝送
    データ内のコメントマーカセグメントから、白黒反転が
    行われた高黒率部分の位置を認識する高黒率部分認識手
    段と、 前記画像データの任意の部分を白黒反転するべく書き換
    える白黒反転手段と、 前記復号化手段により復号化されたのちの画像データ中
    にて前記高黒率部分認識手段により認識された高黒率部
    分を白黒反転するべく前記白黒反転手段を制御する白黒
    反転制御手段とを具備したことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405819B1 (ko) * 2001-01-15 2003-11-14 한국과학기술원 이진 영상의 데이터 압축 및 복원방법
US6876773B2 (en) 2000-10-23 2005-04-05 Nippon Hoso Kyokai Apparatus and method for coding binary image with improved efficiency
US8351692B2 (en) 2007-01-19 2013-01-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Method, medium, and system effectively compressing and/or restoring binary images

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