JPH0845411A - 発弧時に飛散する金属類の絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料およびそれを用いた開閉器 - Google Patents

発弧時に飛散する金属類の絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料およびそれを用いた開閉器

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JPH0845411A
JPH0845411A JP6183489A JP18348994A JPH0845411A JP H0845411 A JPH0845411 A JP H0845411A JP 6183489 A JP6183489 A JP 6183489A JP 18348994 A JP18348994 A JP 18348994A JP H0845411 A JPH0845411 A JP H0845411A
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Kazuharu Kato
和晴 加藤
Hiroshi Adachi
廣士 足達
Tadayoshi Murakami
忠禧 村上
Mitsugi Takahashi
貢 高橋
Takao Mihashi
孝夫 三橋
Itsuo Nishiyama
逸雄 西山
Shoji Yamaguchi
昌二 山口
Kenichi Nishina
健一 仁科
Kazunori Fukutani
和則 福谷
Nobuji Yamagata
伸示 山県
Shunichi Katsube
俊一 勝部
Fumiaki Baba
文明 馬場
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Original Assignee
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/30Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H9/302Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts wherein arc-extinguishing gas is evolved from stationary parts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉器の電極の接点の開閉時に該電極、該接
点およびその近傍の金属から飛散する金属類の絶縁体化
方法、それに用いるガス発生源材料およびそれを用いた
開閉器を提供すること。 【構成】 開閉器の電極開閉時に接点間で発弧する際
に、アークによって電極、接点およびその近傍の金属か
ら飛散する金属類を、前記電極、接点およびその近傍の
金属の付近に配置したガス発生源化合物から飛散した絶
縁性付与ガスによって絶縁体化させることを特徴とする
発弧時に発生する金属類の絶縁体化方法、それに用いる
ガス発生源材料およびそれを用いた開閉器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発弧時に飛散する金属
類の絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料および
それを用いる開閉器に関する。さらに詳しくは、たとえ
ば電磁接触器回路遮断器、限流器などの開閉器の電極の
接点の開閉時にその消弧室内にアークが発生する開閉器
の電気抵抗の低下を防止しうる発弧時に飛散する金属類
の絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料およびそ
れを用いた開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開閉器のアーク発生後の絶縁不良
は、有機物が分解して生成した炭素が、該開閉器の消弧
装置内の壁面や接点部に付着することにより、電気抵抗
の低下を起こすことが原因であると考えられてきた。か
かる電気抵抗の低下を防止する方法として、たとえば特
開昭63−310534号公報では水素原子を多く含む
有機物を用いる方法が、特開平2−144811号公報
では、水和アルミナから解離した結晶水を使用する方法
などが提案されてはいるが、電気抵抗の低下を防止する
効果が不充分であったり、結晶水の急激な膨張により有
機材料に亀裂が発生するなどの問題があった。
【0003】ところで、本発明者らが開閉器の消弧装置
内の壁面や接点部などの付着物を詳細に分析したとこ
ろ、前記炭素以外にも、開閉器の電極の開閉時に電極、
接点およびその近傍の金属部品から飛散する金属類によ
り金属層が形成され、この形成された金属層が電気抵抗
の低下に大きく影響を与えていることが判明した。した
がって、従来の炭素の付着の抑制だけでは、電気抵抗の
低下を充分に防止することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、開閉器の電極の接点の
開閉時に、該電極、該接点およびその近傍の金属から飛
散する金属類から形成される付着金属層に起因する電気
抵抗の低下を充分に防止しうる、発弧時に飛散する金属
類の絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料および
それを用いた開閉器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉器の電極
の接点の開閉時に該接点間で発弧する際に、該電極、該
接点およびその近傍の金属から飛散する金属類を絶縁体
化させるために、ガス発生源化合物から該金属と結合し
うる絶縁性付与ガスを飛散させて該金属類を絶縁体化さ
せる方法、それに用いるガス発生源化合物を含んでいる
ガス発生源材料およびそれを用いる開閉器に関する。
【0006】
【作用および実施例】本発明の発弧時に飛散する金属類
の絶縁体化方法によれば、開閉器の電極の接点の開閉時
に、該電極、該接点およびその近傍の金属から飛散する
金属類を絶縁体化させる際に、ガス発生源化合物から該
金属類と結合しうる絶縁性付与ガスを飛散させて該金属
類を絶縁体化させることができる。
【0007】また、本発明の前記方法に用いるガス発生
源材料は、開閉器の電極の接点の開閉時に、該電極、該
接点およびその近傍の金属から飛散している金属類と結
合しうる絶縁性付与ガスを飛散しうるガス発生源化合物
を含んでおり、該金属類を絶縁化させることができる材
料である。
【0008】さらに、本発明の前記方法や前記材料を用
いた開閉器は、該開閉器の電極、該接点およびその近傍
の金属から発弧時に飛散している金属類と結合しうる絶
縁性付与ガスを発生しうるガス発生源材料が、該電極、
該接点およびその近傍の金属の付近に配置されているこ
とにより、該金属類を絶縁体化しうるものである。
【0009】なお、本発明におけるガス発生源材料と
は、前記ガス発生源化合物または該ガス発生源化合物と
結合剤からなるものである。
【0010】前記ガス発生源化合物は、発弧時のアーク
による高熱により、H2O、O2、原子状酸素、酸素イオ
ン、酸素プラズマなどのガスを発生する。
【0011】その結果、前記H2O、O2、原子状酸素、
酸素イオン、酸素プラズマにより酸化金属または水酸化
金属が生成され、導電性物質の減少を図ることができ
る。
【0012】また、本発明では前記H2O、O2、原子状
酸素、酸素イオン、酸素プラズマをアークによって発生
させやすい水酸化物、水和物または酸化物を用いるた
め、前記金属類の絶縁体化反応が起こりやすく、導電性
物質の減少を図るのに効果的である。
【0013】本発明において、前記金属類とは開閉器の
電極を開閉したときの発弧時に、該電極、前記接点およ
びその近傍の金属から飛散してくる、たとえば昇華金属
蒸気、溶融金属液滴、金属微粒子、金属イオン(金属プ
ラズマ)などである。
【0014】本発明において、前記金属から発生する前
記金属類をガス発生源化合物から飛散した絶縁性付与ガ
スによって絶縁体化させる過程は、つぎのとおりである
と考えられる。
【0015】まず、開閉器の消弧室における電極開閉時
に、電極の接点間で発弧し、このときに通常4000〜
6000℃程度の温度で発生するアークによって電極、
接点およびその近傍の金属が加熱され、該金属から前記
金属類が発生し、飛散する。
【0016】つぎに、前記発生したアークのみならず、
前記飛散した金属類によっても、電極、接点およびその
近傍の金属の付近に配置したガス発生源化合物が加熱さ
れ、絶縁性付与ガスが発生して飛散する。
【0017】本発明において、絶縁性付与ガスとは、前
記ガス発生源化合物から発生するガスであり、前記金属
類と結合して該金属類を絶縁体化させる性質を有するガ
スをいう。
【0018】本発明において、前記金属類と前記絶縁性
付与ガスが結合しうるとは、該金属類と該絶縁性付与ガ
スとが反応するばあい、または該金属類の表面に該絶縁
性付与ガスが付着したり該金属類の粒子のあいだに該絶
縁性付与ガスが介在することなどをいう。
【0019】前記金属類を絶縁体化させる絶縁性付与ガ
スは、主として該金属類と反応するガスと、主としてそ
れ自体が絶縁性を有するガスとの2つに大別される。
【0020】前記金属類と反応するガスが発生したばあ
いには、かかるガスと該金属類とが反応し、該ガスと該
金属類との反応生成物および未反応のガス発生源化合物
が飛散し、これらが絶縁体化されて電極の近傍や接点の
近傍に付着する。
【0021】一方、それ自体が絶縁性を有するガスが発
生したばあいには、かかるガスが、飛散している前記金
属類に付着し、その表面に絶縁体層を形成させたり、該
金属類の粒子のあいだにガスの粒子が介在して絶縁性を
付与し、これら該金属類が電極の近傍や接点の近傍に付
着して絶縁体層が形成される。
【0022】このように、いずれのばあいにも、従来電
気抵抗の低下に大きく影響を与えていた前記金属類が絶
縁体化され、電気抵抗の低下が防止され、アーク発生後
の絶縁不良が起こらなくなる。
【0023】なお、アークによって電極、接点およびそ
の近傍の金属から勢いよく飛翔している前記金属類が絶
縁体化される際には、発生した絶縁性付与ガスは、アー
クによって発生する高圧金属蒸気の膨張により、接点部
分に近づけないため、該接点部分には該金属類の絶縁体
層が存在せず、通電自体を妨げるようなことがない。
【0024】本発明に用いられるガス発生源化合物に
は、前記したように、主として前記金属類と反応するガ
スを発生するものと、主としてそれ自体が絶縁性を有す
るガスを発生するものとがある。
【0025】前記主として金属類と反応するガスを発生
するガス発生源化合物としては、たとえば金属過酸化
物、金属水酸化物、金属水和物、金属アルコキシドの加
水分解物、金属炭酸化物、金属硫酸化物、金属硫化物、
金属フッ化物、含フッ素ケイ酸塩などが、絶縁性付与効
果が大きいという点から好ましく用いられる。
【0026】金属過酸化物の代表例としては、たとえば
過酸化カルシウム(CaO2)、過酸化バリウム(Ba
2)、過酸化マグネシウム(MgO2)などがあげられ
る。
【0027】金属水酸化物の代表例としては、たとえば
水酸化亜鉛(Zn(OH)2)、水酸化アルミニウム
(Al(OH)3)、水酸化カルシウム(Ca(O
H)2)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)、水酸化マ
グネシウム(Mg(OH)2)などがあげられるが、熱
分解時の前記ガスの発生量の点から水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウムが好ましく、金属類の絶縁体化
効果の点から水酸化マグネシウムがさらに好ましい。
【0028】金属水和物の代表例としては、たとえば水
酸化バリウム・8水和物(Ba(OH)2・8H2O)、
リン酸マグネシウム・8水和物(Mg(PO42・8H
2O)、水和アルミナ(Al23・3H2O)、ほう酸亜
鉛(2ZnO・3B23・3.5H2O)、ほう酸アン
モン((NH42O・5B23・8H2O)などがあげ
られるが、金属類の絶縁体化効果の点から水和アルミナ
が好ましい。
【0029】金属アルコキシドの加水分解物の代表例と
しては、たとえばシリコンエトキシド加水分解物(Si
(OC254-x(OH)x、xは1〜3の整数)、シリ
コンメトキシド加水分解物(Si(OCH34-x(O
H)x、xは前記と同じ)、バリウムエトキシド加水分
解物(Ba(OC25)(OH))、アルミニウムエト
キシド加水分解物(Al(OC253-y(OH)y、y
は1または2)、アルミニウムブトキシド加水分解物
(Al(OC493-y(OH)y、yは前記と同じ)、
ジルコニウムメトキシド加水分解物(Zr(OCH3
4-x(OH)x、xは前記と同じ)、チタンメトキシド加
水分解物(Ti(OCH34-x(OH)x、xは前記と
同じ)などがあげられるが、金属類の絶縁体化効果の点
からシリコンエトキシド加水分解物が好ましい。
【0030】金属炭酸化物の代表例としては、たとえば
炭酸カルシウム(CaCO3)、炭酸バリウム(BaC
3)、炭酸マグネシウム(MgCO3)、ドロマイト
(CaMg(CO32)などがあげられるが、金属類の
絶縁体化効果の点から炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ムが好ましい。
【0031】金属硫酸化物の代表例としては、たとえば
硫酸アルミニウム(Al2(SO43)、硫酸カルシウ
ム・2水和物(CaSO4・2H2O)、硫酸マグネシウ
ム(MgSO4・7H2O)などがあげられる。
【0032】金属硫化物の代表例としては、たとえば硫
化バリウム(BaS)、硫化マグネシウム(MgS)な
どがあげられるが、金属類の絶縁体化効果の点から硫化
バリウムが好ましい。
【0033】金属フッ化物の代表例としては、たとえば
フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化鉄(FeF2)、フッ化
バリウム(BaF2)、フッ化マグネシウム(MgF2
などがあげられるが、金属類の絶縁体化効果の点からフ
ッ化亜鉛、フッ化マグネシウムが好ましい。
【0034】含フッ素ケイ酸塩の代表例としては、たと
えばフッ素金雲母(KMg3(Si3Al)O102)、
フッ素四ケイ素雲母(KMg2.5Si4102)、リチ
ウムテニオライト(KLiMg2Si4102)などが
あげられるが、金属類の絶縁体化効果の点からフッ素金
雲母が好ましい。
【0035】前記主として金属類と反応するガスを発生
するガス発生源化合物は、単独でまたは2種以上を混合
して用いることができるが、これらのなかでは、発生す
るガスの絶縁性付与効果が大きく、安価であるという点
から水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マ
グネシウムがとくに好ましい。
【0036】前記主としてそれ自体が絶縁性を有するガ
スを発生するガス発生源化合物としては、たとえば金属
酸化物、複合酸化物、含水ケイ酸塩などが、絶縁性付与
効果が大きいという点から好ましく用いられる。
【0037】金属酸化物の代表例としては、たとえば酸
化アルミニウム(Al23)、酸化ジルコニウム(Zr
2)、酸化マグネシウム(MgO)、二酸化ケイ素
(SiO2)、五酸化アンチモン(Sb25)、オクタ
モリブデン酸アンモン((NH44Mo826)などが
あげられる。
【0038】複合酸化物の代表例としては、たとえばジ
ルコン(ZrO2・SiO2)、コーディエライト(2M
gO・2Al23・5SiO2)、ムライト(3Al2
3・2SiO2)、ウォラストナイト(CaO・Si
2)などがあげられる。
【0039】含水ケイ酸塩の代表例としては、たとえば
白雲母(KAl2(Si3Al)O10(OH)2)、カオ
リン(Al2(Si25)(OH)4)、タルク(Mg3
(Si410)(OH)2)、アストン(5MgO・3S
iO2・3H2O)などがあげられるが、金属類の絶縁体
化効果および機械的強度の向上効果の点からアストンが
好ましい。
【0040】前記主としてそれ自体が絶縁性を有するガ
スを発生するガス発生源化合物は、単独でまたは2種以
上を混合して用いることができる。
【0041】前記H2O、O2、原子状酸素、酸素イオ
ン、酸素プラズマをアークによって発生させやすい水酸
化物としては、水酸化マグネシウムがあげられ、該水酸
化マグネシウムは脱水反応時に該H2O、O2、原子状酸
素、酸素イオン、酸素プラズマを発生させやすいため、
前記金属類の絶縁体化反応が起こりやすく、導電性物質
の減少を図るのに効果的である。
【0042】本発明において、前記結合剤とは成形性の
向上および機械的強度の向上に寄与するものであり、無
機系結合剤、有機系結合剤があげられる。
【0043】前記無機系結合剤としては、たとえばアル
カリ金属ケイ酸塩系結合剤、リン酸塩系結合剤などがあ
げられる。
【0044】前記有機系結合剤としては、たとえば熱可
塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、熱硬化性樹脂ゴム、
有機系ワックス、ポリマーブレンドなどがあげられる。
【0045】前記熱可塑性樹脂としては、たとえば高密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィンがあげら
れ機械的強度の点から高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテンが好ましく、またエチレン−
ビニルアルコール共重合体、エチレン−ビニルアセテー
ト共重合体、などのオレフィン系共重合体があげられ機
械的強度の点からエチレン−ビニルアルコール共重合体
が好ましく、またポリスチレン、ポリ塩化ビニルといっ
た汎用プラスチックがあげられ、またナイロン6、ナイ
ロン12、ナイロン66などのポリアミドがあげられ充
填の容易性の点からナイロン6、ナイロン12が好まし
い。
【0046】前記熱可塑性エラストマーとしては、たと
えばポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エ
ラストマーなどがあげられるが、充填の容易性および機
械的強度の点からポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーが好ましい。
【0047】前記熱硬化性樹脂としては、たとえばビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビフェニルエポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル、メラミン樹脂、ユリア樹脂などがあげられるが、充
填の容易性、金属類の絶縁体化効果の点からビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、ビフェニルエポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂が好ましい。
【0048】前記ゴムとしては、たとえばエチレン−プ
ロピレンゴム、イソプレンゴム、ネオプレンゴムなどが
あげられるが、充填の容易性の点からエチレン−プロピ
レンゴムが好ましい。
【0049】前記有機系ワックスとしては、たとえばパ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなど
があげられるが充填の容易性、安価であるという点から
パラフィンワックスが好ましい。
【0050】前記ポリマーブレンドとしては、前記樹
脂、前記エラストマーまたは前記ワックスの2種以上の
ポリマーを混合したものであればよく、たとえばポリア
ミドとポリオレフィン、ポリアミドと熱可塑性エラスト
マー、ポリアミドとゴム、ポリアミドと熱硬化性樹脂な
どがあげられるが、充填の容易性および機械的強度の点
からポリアミドとポリオレフィンが好ましい。
【0051】前記補強用充填材としては、たとえばガラ
ス繊維、ガラスビーズ、セラミック繊維などがあげられ
るが、補強効果および安価であるという点からガラス繊
維が好ましい。
【0052】本発明におけるガス発生源材料の形態は、
とくに限定はないが、たとえば粉粒体、成形体、該ガス
発生源化合物を担体に付着させた担持体などがあげられ
る。
【0053】前記ガス発生源化合物が粉粒体であるばあ
い、かかる粉粒体の平均粒子径は、とくに限定はない
が、成形性、担体への付着性、たとえば後述する媒体中
での混合性、コストなどを考慮すれば、たとえば金属過
酸化物や金属酸化物、複合酸化物のばあいには、通常
0.3〜40μm程度、金属水酸化物、金属水和物、金
属アルコキシドの加水分解物や含水ケイ酸塩のばあいに
は、通常0.6〜40μm程度、金属炭酸化物のばあい
には、通常0.3〜20μm程度、金属硫酸化物のばあ
いには、通常6〜40μm程度、金属硫化物のばあいに
は、通常0.6〜40μm程度、金属フッ化物や含フッ
素ケイ酸塩のばあいには、通常0.3〜20μm程度で
あることが好ましい。
【0054】なお、前記ガス発生源化合物の粉粒体を前
記ガス発生源材料として用いるときに、電極、接点およ
びその近傍の金属の付近に配置するばあいの該粉粒体の
量は、たとえば用いるガス発生源化合物の種類や開閉器
内の消弧室の大きさなどによっても異なるので一概には
決定することができないが、通常、前記金属類を絶縁体
化させるのに充分な量の絶縁性付与ガスが発生する程度
であればよい。たとえば消弧室がたて20mm×よこ5
0mm×幅20mm、肉厚2mm程度のものであるばあ
いには、粉粒体の量は0.4g程度以上であることが好
ましい。
【0055】前記ガス発生源化合物を成形体にしてガス
発生原材料として用いるばあいには、たとえば前記ガス
発生源化合物の粉粒体をたとえばプレス成形法などによ
って成形すればよい。また、かかる成形体の大きさは、
たとえば用いるガス発生源化合物の種類や開閉器内の消
弧室の大きさなどによっても異なるので一概には決定す
ることができないが、前記金属類を絶縁体化させるのに
充分な量の絶縁性付与ガスが発生する程度であればよ
い。
【0056】また、前記ガス発生源化合物から有機結合
剤を用いた成形体としてのガス発生源材料をうるには、
たとえば該ガス発生源化合物100重量部に対して前記
結合剤25〜300重量部、好ましくは40〜100重
量部をロール式混練機、混練押出機を用いて均一に混合
したのち射出成形機、プレス成形機を用いて成形すれば
よい。前記結合剤の混合割合が25重量部未満では混練
性および成形性が低下する傾向があり、300重量部を
超えると金属類の絶縁体化効果が低下する傾向がある。
【0057】前記成形体の強度としては、発弧時の圧力
上昇に耐えうる強度であればよい。
【0058】これらの成形体を電極、接点およびその近
傍の金属の付近に配置するばあいには、かかる成形体の
表面積は、50mm2程度以上、なかんづく100mm2
程度以上であることが好ましい。またたとえば、消弧室
自体を成形体とするばあいには、かかる消弧室の内面の
表面積は、50mm2程度以上、なかんづく100mm2
程度以上であることが好ましい。
【0059】前記ガス発生源化合物を担体に付着させて
担持体にしてガス発生源材料として用いるばあいには、
該担体として、たとえば高融点を有する金属材料、高融
点を有する多孔質体や、積層体などを好ましく用いるこ
とができる。
【0060】前記高融点を有する金属材料としては、た
とえばタングステン、チタン合金、ステンレス鋼などが
あげられ、また高融点を有する多孔質体としては、たと
えば焼結金属、セラミック多孔質体、ステンレス鋼メッ
シュ、セラミックペーパー、セラミックマット、セラミ
ックブランケット、金属電鋳成形品などがあげられる。
【0061】また、前記積層体は、無機系のものであっ
ても、有機系のものであってもよく、たとえばガラス繊
維とポリエステル系樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂
などとの積層体などのFRP、ガラス・マイカ積層体な
どがあげられる。
【0062】前記ガス発生源化合物を担体に付与せしめ
る方法としては、たとえば媒体を用いて担体にロールコ
ート、スプレーコート、フローコート、ハケ塗りなどの
方法によって塗布する方法などがあげられる。また、担
体として高融点を有する多孔質体を用いるばあいには、
該多孔質体の孔内に、前記ガス発生源化合物を充填せし
めてもよい。
【0063】なお、前記多孔質体の孔内にガス発生源化
合物を充填せしめたばあいには、アンカー効果によって
該ガス発生源化合物が剥離しにくいという利点がある。
また、多孔質体の全面にガス発生源化合物が付着されて
いることが好ましい。
【0064】前記媒体としては、ガス発生源化合物を分
散せしめることができるものであればよく、たとえばシ
リコーンオイルなどのオイル、シリコーングリスなどの
グリスなどの油脂類などが好ましく用いられる。
【0065】なお、前記ガス発生源化合物を担体に付着
せしめた担持体の大きさは、前記成形体と同様に、たと
えば用いるガス発生源化合物の種類や開閉器内の消弧室
の大きさなどによっても異なるので一概には決定するこ
とができないが、前記金属類を絶縁体化させるのに充分
な量の絶縁性付与ガスが発生する程度であればよい。
【0066】たとえば、担持体を電極、接点およびその
近傍の金属の付近に配置するばあいには、かかる担持体
の表面積は、50mm2程度以上、なかんづく100m
2程度以上であることが好ましい。また、たとえば消
弧室自体を担持体とするばあいには、消弧室の一部分ま
たは全面にガス発生源化合物を付与させるが、かかる消
弧室の内面のガス発生源化合物の付着部分の表面積は、
50mm2程度以上、なかんづく100mm2程度以上で
あることが好ましい。また、消弧室の側板をガス発生源
材料から成形して作製することもできる。
【0067】なお、本発明においては、前記ガス発生源
化合物には、たとえば前記結合剤以外のものとして成形
性の向上と機械的強度の向上のためのメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコールなどの結合剤、たとえばガラ
スフリット、セラミックカラーなどの着色剤などを、必
要に応じて本発明の目的を阻害しない範囲内で配合して
もよい。
【0068】本発明の絶縁体化方法およびそれを用いた
開閉器では、開閉器内の電極、接点およびその近傍の金
属の付近に前記ガス発生源材料を配置することが大きな
特徴の1つである。
【0069】前記電極、接点およびその近傍の金属の付
近とは、該金属から発生する前記金属類を、ガス発生源
材料から発生した絶縁性付与ガスによって有効に絶縁体
化せしめることができる位置である。
【0070】ガス発生源材料を配置する位置は、たとえ
ばかかる材料中のガス発生源化合物の種類やアークが発
生する開閉器内の消弧室の接点間距離、発生するアーク
の規模などによっても異なるので一概には決定すること
ができないが、少なくともアークの発生によってガス発
生源化合物から絶縁性付与ガスが発生するような位置で
あればよい。通常、接点から半径5〜50mm程度、な
かんづく5〜30mm程度の範囲内にガス発生源材料を
配置することが好ましい。
【0071】前記ガス発生源材料は、たとえば図1に示
される位置などに配置することが好ましい。
【0072】図1は、本発明の絶縁体化方法およびそれ
を用いた開閉器においてガス発生源化合物材料を配置し
た消弧室の一実施態様を示す一部断面概略斜視図であ
り、図2は、図1に示された消弧室の接点の閉成状態を
示す側面図、図3は、図1に示された消弧室の接点の開
成状態を示す側面図、図4は、図1に示された消弧室の
平面図である。また、図1には、接点間で発生したアー
クも図示されている。図1〜4において、1はガス発生
源材料の成形体、2は消弧側板、3は可動接触子、4は
可動接点、5は固定接点、6は固定接触子、7は可動中
心、8は接点間で発生したアークである。
【0073】開閉器内に設けられる消弧室の消弧側板2
の内面側において、可動接触子3の先端には成形体1が
たとえばネジドメにより接合されて配置されて設けられ
ており、また固定接触子6の先端にも前記可動接触子3
と同様に成形体1が配置され、該成形体1の上面には固
定接点5が設けられている。
【0074】図2に示されるように、可動接触子3を下
方に移動させて可動接点4と固定接点5とを接触させた
のち、図3に示されるように、可動接触子3を上方に移
動させて可動接点4と固定接点5とを引き離した際に
は、図1に示されるようなアーク8が可動接点4と固定
接点5とのあいだで発生する。このアーク8によって可
動接点4、固定接点5やその近傍の金属が加熱され、前
記金属類が発生し、飛散すると同時に、アーク8によっ
て成形体1が加熱されて絶縁性付与ガスが発生する。
【0075】このとき、成形体1から発生した絶縁性付
与ガスは、発生した前記金属類を絶縁体化させる。
【0076】なお、本発明においては、前記したよう
に、可動接点4および固定接点5のそれぞれ上部および
下部にガス発生源材料を配置してもよい。また、たとえ
ば図1に示された消弧側板2の内面に、媒体などにガス
発生源材料を分散させたディスパージョンなどを、たと
えばロールコート、フローコート、スプレーコートなど
の方法によって通常2〜150μm程度の厚さとなるよ
うに塗布し、該消弧側板2自体が担持体となるようにし
てもよく、さらに消弧側板2自体をガス発生源材料から
成形された成形体としてもよい。
【0077】かくして、発生した前記金属類を絶縁体化
させることにより、電極の接点の開閉時の電気抵抗の低
下を充分に防止することができ、絶縁不良の原因を排除
することができる。
【0078】なお、開閉器内の電極、接点やその近傍の
前記金属類が絶縁体化され、付着した層の厚さは、とく
に限定がないが、付着した層が外的応力によって剥離、
脱落しないようにするためには、通常3〜20μm程度
となるようにすることが好ましい。またとくにガス発生
源化合物として金属水酸化物を用いたばあいには、該金
属水酸化物から発生した絶縁性付与ガスと前記金属類と
の反応によって絶縁体化され、付着した層の耐アーク性
を考慮すると、かかる層の厚さは、5〜15μm程度で
あることが好ましい。
【0079】本発明の開閉器は、消弧室を有し、該消弧
室内の電極、接点およびその近傍の金属の付近にガス発
生源材料が配置されたものであり、電極の接点の開閉時
に接点間で発弧したときのアークによって発生した金属
類を絶縁体化させることにより、開閉器の電気抵抗の低
下が防止され、開閉器内で絶縁不良が起こるおそれがな
くなる。
【0080】なお、本発明の開閉器の種類としては、と
くに限定はないが、電極の接点の開閉時にその消弧室内
にアークが発生する、たとえば電磁接触器、回路遮断
器、限流器などがあげられ、またかかる開閉器内の電極
としては、通常、たとえばAg−WC系合金、Ag−C
dO系合金などからなるものなどがあげられる。
【0081】つぎに本発明の発弧時に飛散する金属類の
絶縁体化方法、それに用いるガス発生源材料およびそれ
に用いられる開閉器を実施例に基づいてさらに詳細に説
明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0082】[実施例1]ガス発生源化合物として過酸
化バリウム粉末(試薬1級、平均粒子径6μm)を用
い、これをプレス成形して直径30mm、厚さ6mmの
成形体を作製した。
【0083】えられた成形体について、アーク発生後の
飛散付着物の電気抵抗の測定および該飛散付着物の同定
を、図5に示された実験装置を用い、以下のようにして
行なった。
【0084】図5に示された実験装置は、円筒状の密閉
容器9内に一対の対向電極11、11が設けられたもの
であり、かかる対向電極11、11の真下にガス発生源
材料の成形体10を配置したのち、かかる成形体10を
対向電極11、11間のアークに暴露させ、かかるアー
クによる飛散物を、密閉容器9の円形面の内部に設けら
れた飛散物の被付着板12に付着させて飛散付着物をえ
た。なお、対向電極11、11は、いずれもAg60重
量%およびWC40重量%からなるものであり、対向電
極11、11間の距離は18mmである。
【0085】飛散付着物の電気抵抗(MΩ)は、JIS
C8370に記載の配線用遮断器(実機)の測定法に
準じ、JIS C1301に記載の絶縁抵抗計(500
Vポータブルメガー)を用いて即座に測定し、また該飛
散付着物の同定は、(株)島津製作所製、X線回折装置
XD−3Aを用いて粉末X線回折ピークの強度を測定し
て行なった。その結果を表1に示す。
【0086】なお、かかる電気抵抗が100MΩ以上で
あるばあい、ガス発生源化合物から発生した絶縁性付与
ガスによる電気抵抗の低下を防止する効果があると考え
られる。
【0087】また、表1中の飛散付着物の同定結果の欄
には、回折ピークが現れた主な物質を示し、不等号によ
って回折ピークの強弱を示した。
【0088】[実施例2]実施例1において、ガス発生
源化合物として酸化アルミニウム粉末(平均粒子径0.
3μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体
を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の
測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を
表1に示す。
【0089】[実施例3]実施例1において、ガス発生
源化合物として酸化マグネシウム粉末(平均粒子径20
μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を
作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測
定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0090】[実施例4]実施例1において、ガス発生
源化合物としてジルコン粉末(平均粒子径16μm)を
用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作製して
アークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および
該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示
す。
【0091】[実施例5]実施例1において、ガス発生
源化合物としてコーディエライト粉末(平均粒子径7.
5μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体
を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の
測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を
表1に示す。
【0092】[実施例6]実施例1において、ガス発生
源化合物としてムライト粉末(平均粒子径4μm)を用
いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作製してア
ークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および該
飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示す。
【0093】[実施例7]実施例1において、ガス発生
源化合物としてウォラストナイト針状結晶(キンセイマ
テック(株)製、FPW−350、平均粒子径20μ
m)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作
製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定
および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1
に示す。
【0094】[実施例8]実施例1において、ガス発生
源化合物として水酸化アルミニウム粉末(平均粒子径
0.8μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成
形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0095】[実施例9]実施例1において、ガス発生
源化合物として水酸化マグネシウム粉末(平均粒子径
0.6μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成
形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0096】[実施例10]実施例1において、ガス発
生源化合物として白雲母粉末(325メッシュパス)を
用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作製して
アークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および
該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示
す。
【0097】[実施例11]実施例1において、ガス発
生源化合物としてタルク粉末(日本タルク(株)製、平
均粒子径0.6μm)を用いたほかは、実施例1と同様
にして成形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物
の電気抵抗の測定および該飛散付着物の同定を行なっ
た。その結果を表1に示す。
【0098】[実施例12]実施例1において、ガス発
生源化合物として炭酸カルシウム粉末(平均粒子径0.
3μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体
を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の
測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を
表1に示す。
【0099】[実施例13]実施例1において、ガス発
生源化合物として炭酸マグネシウム粉末(平均粒子径
0.4μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成
形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0100】[実施例14]実施例1において、ガス発
生源化合物としてドロマイト粉末(平均粒子径2.4μ
m)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作
製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定
および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1
に示す。
【0101】[実施例15]実施例1において、ガス発
生源化合物として硫酸マグネシウム粉末(平均粒子径8
μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を
作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測
定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0102】[実施例16]実施例1において、ガス発
生源化合物として硫酸アルミニウム粉末(平均粒子径6
μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を
作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測
定および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0103】[実施例17]実施例1において、ガス発
生源化合物として硫酸カルシウム粉末(硫酸カルシウム
・2水和物を粉砕したもの、平均粒子径8μm)を用い
たほかは、実施例1と同様にして成形体を作製してアー
クに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および該飛
散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示す。
【0104】[実施例18]実施例1において、ガス発
生源化合物として硫化バリウム粉末(試薬1級、平均粒
子径1μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして成
形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0105】[実施例19]実施例1において、ガス発
生源化合物としてフッ化亜鉛粉末(フッ化亜鉛・4水和
物、試薬1級、平均粒子径2μm)を用いたほかは、実
施例1と同様にして成形体を作製してアークに暴露さ
せ、飛散付着物の電気抵抗の測定および該飛散付着物の
同定を行なった。その結果を表1に示す。
【0106】[実施例20]実施例1において、ガス発
生源化合物としてフッ化マグネシウム粉末(試薬1級、
平均粒子径2μm)を用いたほかは、実施例1と同様に
して成形体を作製してアークに暴露させ、飛散付着物の
電気抵抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。
その結果を表1に示す。
【0107】[実施例21]実施例1において、ガス発
生源化合物としてフッ素金雲母粉末(トピー工業(株)
製、合成金雲母PDM−KG325、325メッシュパ
ス)を用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作
製してアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定
および該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1
に示す。
【0108】[実施例22]ガス発生源化合物として実
施例9で用いたものと同じ水酸化マグネシウム粉末を用
い、これをシリコーングリス中に70重量%含有させて
ペーストにしたものを、30mm×30mm、厚さ3m
mの焼結金属(銅−酸化カドミウム合金)の孔中に充填
させて(付着量60mg/3cm×3cm)担持体を作
製した。
【0109】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0110】[実施例23]ガス発生源化合物として実
施例9で用いたものと同じ水酸化マグネシウム粉末を用
い、これをエチルアルコール中に50重量%含有させて
スラリーにしたものを、30mm×30mm、厚さ5m
mの酸化アルミニウム板の片面にハケ塗りによって乾燥
後の厚さが50μmとなるように塗布し、担持体を作製
した。
【0111】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0112】[実施例24]実施例23において、ガス
発生源化合物としてシリコンエトキシド加水分解物(S
i(OC(OH)、エタノール含有状態)
を用い、該シリコンエトキシドを含有したスラリーを乾
燥後の厚さが20μmとなるようにロールコートにより
塗布したほかは、実施例23と同様にして担持体を作製
した。
【0113】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行った。その結果
を表1に示す。
【0114】[実施例25]ガス発生源化合物として実
施例9で用いたものと同じ水酸化マグネシウム粉末を用
い、これを3mm×3mm、厚さ5mmのジルコン−コ
ーディエライト磁器を主成分とするセラミック多孔質体
の孔中に充填させて(付着量120mg/3cm×3c
m)担持体を作製した。
【0115】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0116】[実施例26]ガス発生源化合物として実
施例9で用いたものと同じ水酸化マグネシウム粉末を用
い、これが30重量%含有されるように調製されたポリ
エステルが充填された(充填量30g/30cm×30
cm)ガラスクロス−ポリエステル積層体を成形したの
ち、30mm×30mm、厚さ1mmに加工して担持体
を作製した。
【0117】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0118】[実施例27]実施例26において、水酸
化マグネシウム粉末のかわりに水和アルミナ粉末をポリ
エステル中に30重量%含有させたものが充填されたガ
ラスクロス−ポリエステル積層体(日光化成(株)製の
グラスマー)を用いたほかは、実施例26と同様にして
担持体を作製した。
【0119】実施例1において、実施例1でえられた成
形体のかわりにえられた担持体を用いたほかは、実施例
1と同様にしてアークに暴露させ、飛散付着物の電気抵
抗の測定および該飛散付着物の同定を行なった。その結
果を表1に示す。
【0120】[比較例1]実施例1において、過酸化バ
リウム粉末のかわりに、炭素数が多い芳香環を含まず、
水素を多く含む有機物としてアクリル酸エステル共重合
体および脂肪族炭化水素樹脂(ポリエチレン)(アクリ
ル酸エステル共重合体:ポリエチレン(重量比)=7
0:30)にガラス繊維が30重量%含有されたものを
用いたほかは、実施例1と同様にして成形体を作製して
アークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および
該飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示
す。
【0121】[比較例2]実施例9において、えられた
成形体を、図5の実験装置内に対向電極11の付近(真
下)でなく、対向電極11から150mm離れた被付着
板12の横に配置したほかは、実施例9と同様にしてア
ークに暴露させ、飛散付着物の電気抵抗の測定および該
飛散付着物の同定を行なった。その結果を表1に示す。
【0122】
【表1】 表1に示された結果から、実施例1〜27のいずれにお
いても、電気抵抗が100MΩよりも大きく、電気抵抗
の低下が充分に防止されたことがわかる。とくに、実施
例9、12および13においては、電気抵抗が無限大に
大きいことから、これらの実施例で用いられた水酸化マ
グネシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム
が、とくに絶縁体化の付与効果が大きい絶縁性付与ガス
を発生するものであることがわかる。
【0123】さらに、実施例1〜7で用いられたガス発
生源化合物は、それ自身がほとんど変化することなく、
電極の導体金属であるAgやWとともに被付着板に付着
しており、AgやWのX線回折ピーク強度が同定された
酸化物のピーク強度よりも小さいことから、これらの酸
化物(絶縁体)が飛散した金属粒子のあいだに介在し、
絶縁体化されたものと考えられる。
【0124】実施例8〜11および24で用いられたガ
ス発生源化合物は、脱水して酸化物に変化していた。と
くに水酸化マグネシウムのばあいには、AgOの生成
も確認された。えられた酸化物のX線回折ピーク強度が
導体金属であるAgやWのピーク強度よりも大きいこと
から、実施例1〜7のばあいと同様に、酸化物が飛散し
た金属粒子のあいだに介在して絶縁体化されたものと考
えられる。
【0125】実施例22〜23および25〜26のばあ
いも、水酸化マグネシウムによるAg2Oの生成が確認
され、電気抵抗が大きい絶縁体が形成されていた。
【0126】実施例12〜14で用いられたガス発生源
化合物は、脱炭酸して酸化物となったり、それ自身が大
気中の水分と反応した水酸化物に変化していた。これら
のX線回折ピーク強度がAgやWのピーク強度よりも大
きいことから、飛散した金属粒子のあいだに酸化物や水
酸化物が介在して絶縁体化されたものと考えられる。
【0127】実施例15〜17で用いられたガス発生源
化合物は、脱硫酸して酸化物に変化していた。なお、金
属硫化物も生成していると考えられるが、かかるX線回
折では明確に同定することはできなかった。AgやWの
X線回折ピーク強度が酸化物のピーク強度よりも大きい
ことから、電気抵抗は他の実施例におけるばあいと比較
して小さくなっている。
【0128】実施例18で用いられたガス発生源化合物
は、高温状態で分解したものと思われ、Agと反応した
AgSがわずかであるが同定された。かかる実施例にお
いても、飛散した金属粒子のあいだに硫化物が介在して
絶縁体化されたものと考えられる。
【0129】実施例19〜21で用いられたガス発生源
化合物は、分解されて酸化物となるとともに、AgやW
をフッ化して絶縁体化されたものと考えられる。
【0130】実施例27のばあいには、ガス発生源化合
物から結晶水が解離し、AgやWとともに被付着板に付
着していた。AgやWのX線回折ピーク強度が酸化物の
ピーク強度よりも大きいことから、電気抵抗は他の実施
例におけるばあいと比較して小さくなっている。
【0131】これに対して、比較例1は、前記ガス発生
源材料を用いない従来の方法を試みた結果であるが、導
体金属であるAgやWが残存するため、電気抵抗が小さ
くなっている。
【0132】比較例2は、電極からいちじるしく離れた
被付着板の横に、絶縁体化の付与効果にすぐれた水酸化
マグネシウムを配置した結果であるが、実施例9のよう
にAg2Oが生成せずに、MgOの生成も少量であるた
め、電気抵抗の低下は改善されなかったと考えられる。
【0133】これらの結果から、実施例1〜27のよう
に、絶縁体化の付与効果が大きい絶縁性付与ガスを発生
するガス発生源化合物を電極、接点およびその近傍の金
属の付近の、アークに暴露したときに高温下でガスを発
生させ、飛散している金属類を充分に絶縁体化させるこ
とができる位置に配置することが必要であることがわか
る。
【0134】つぎに、本発明における有機系結合剤とが
ス発生源化合物とからなるガス発生源材料、それを用い
た絶縁体化方法およびそれを用いた開閉器の実施例およ
び比較について説明する。
【0135】図6は、前記の開閉器の一例における消弧
装置の閉成状態の側面図を示している。図6において、
13はガス発生源材料、14は可動接触子、15は可動
接点、16は固定接点、17は固定接触子、18は可動
接触子の可動中心を示す。
【0136】図7は、図6の消弧装置の開成状態の側面
図を示している。図7において、13〜18は前記と同
様の部分を示す。
【0137】図8は、図6で示されている消弧装置を3
相構成した開閉器(回路遮断器)の説明図である。図8
において、13、14は前記と同様の部分を示し、19
は電源側端子、19aは電源側端子(左)、19bは電
源側端子(中)、19cは電源側端子(右)、20は負
荷側端子、20aは負荷側端子(左)、20bは負荷側
端子(中)、20cは負荷側端子(右)、21は電源側
端子穴、21aは電源側端子穴(左)、21bは電源側
端子穴(中)、21cは電源側端子穴(右)、22は負
荷側端子穴、22aは負荷側端子穴(左)、22bは負
荷側端子穴(中)、22cは負荷側端子穴(右)、23
はハンドル(レバー部)、24はハンドル(スライド
部)、25は連結棒を示す。
【0138】図9は、図8における消弧装置を用いた開
閉器の閉成状態のA−A線断面図であり、図10は、図
8における消弧装置を用いた開閉器の開成状態のA−A
線断面図である。図9および図10において13〜1
8、23および24のそれぞれは前記と同様の部分を示
す。
【0139】[実施例28]高密度ポリエチレン40重
量部と水酸化マグネシウム60重量部とを混練押出機を
用いて均一に混合したのち、射出成形機を用いて、たて
2cm×よこ2cm×厚さ0.2cmの成形体を作製し
て本発明のガス発生源材料をえ、つぎの試験を行なっ
た。
【0140】試験はつぎのように行なった。
【0141】負荷側端子間の絶縁抵抗値:図8に示す開
閉器を用いて、JIS C8370に記載の配線用遮断
器の測定法に準じ閉成状態において3相460v/25
kAの過剰の電流を流して、可動接触子を開成させてア
ーク電流を発生させ、負荷側端子各間の絶縁抵抗値をJ
IS C1302記載の絶縁抵抗計を用いて測定した。
【0142】結果を表2に示す。
【0143】なお、表2における略号はつぎのことを示
す。
【0144】 HDPE:高密度ポリエチレン PP :ポリプロピレン PS :ポリスチレン PVC :ポリ塩化ビニル EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体 EVA :エチレン−ビニルアセテート共重合体 PA12:ナイロン12 PA6 :ナイロン6 TPE :オレフィン系熱可塑性エラストマ EPR :エチレン−プロピレンゴム GF :ガラス繊維 EP :ビスフェノールA型エポキシ樹脂 [実施例29〜41]実施例28において、表2に示す
ガス発生源材料の配合成分および配合割合を採用したこ
と以外は、実施例28と同様の方法により本発明のガス
発生源材料をえ、実施例28と同様の試験を行なった。
結果を表2に示す。
【0145】
【表2】 [実施例42〜52]実施例28において、表3に示す
ガス発生源材料の配合成分および配合割合を採用したこ
と以外は、実施例28と同様の方法により本発明のガス
発生源材料をえ、実施例28と同様の試験を行なった。
結果を表3に示す。
【0146】[比較例3]実施例28において、ガス発
生源材料を用いなかったこと以外は、実施例28と同様
の試験を行なった。結果を表3に示す。
【0147】[比較例4]実施例28において、ガス発
生源材料としてポリプロピレンのみを用いたこと以外
は、実施例28と同様の試験を行なった。結果を表3に
示す。
【0148】
【表3】 表2および表3から明らかなように、本発明のガス発生
源材料を用いることにより大きい絶縁抵抗値がえられ、
電気抵抗の低下が防止されたことがわかる。とくに、実
施例28〜31および33〜44からわかるように、水
酸化マグネシウムを50%以上含んだばあいの抵抗値が
大きい。こうしたことから、水酸化マグネシウムの高充
填化が絶縁体化の付与効果が大きいことがわかった(図
11、12の赤外吸収スペクトルより、酸化銀の生成、
すなわち、電極材料である銀の酸化が確認された)。実
施例32では、水酸化マグネシウムが30%であり、前
記実施例28〜31および33〜44より少ない量であ
るが、比較例3、4よりも大きな絶縁抵抗値がえられて
おり、絶縁体化の付与効果がえられている。また、実施
例45〜52においても、比較例3、4の抵抗値よりも
大きな値がえられ、絶縁体化の付与効果が確認された
(図13より、比較例3では酸化銀の生成は見られなか
った)。
【0149】図11は、実施例29において前記試験後
に、前記消弧装置内の壁面に付着していた付着物の赤外
吸収スペクトルを示している。
【0150】図12は、実施例42において前記試験後
に、前記消弧装置内の壁面に付着していた付着物の赤外
吸収スペクトルを示している。
【0151】図13は、比較例3において前記試験後
に、前記消弧装置内の壁面に付着していた付着物の赤外
吸収スペクトルを示している。
【0152】これらの図より比較例3では酸化銀の生成
が確認されないが、実施例29および42では酸化銀の
生成が確認されるので、電極材料である銀の酸化反応が
起きていることがわかり、これにより、絶縁抵抗の低下
が防止されたことがわかる。比較例3では、こうした酸
化物の生成は認められず、そのため絶縁抵抗の低下が大
きかった。
【0153】
【発明の効果】本発明における発弧時に飛散する金属類
の絶縁体化方法は、開閉器の電極、接点およびその近傍
の金属から発生する金属類をガス発生源化合物から発生
した絶縁性付与ガスによって絶縁体化させるので、アー
クを発生する開閉器の電気抵抗の低下を防止し、絶縁不
良を起こすおそれを排除するという効果を奏する。
【0154】本発明におけるガス発生源材料は、開閉器
の電極、接点およびその近傍の金属から飛散している金
属類と結合しうる絶縁性付与ガスを飛散しうるガス発生
源化合物を含んでおり、アークが発生する開閉器に好適
に使用しうるものである。
【0155】本発明における開閉器は、電気抵抗の低下
がいちじるしく改善されたものであるので、たとえば電
磁接触器、回路遮断器、限流器など電極の接点の開閉時
にその消弧室内にアークが発生する開閉器に好適に使用
しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の絶縁体化方法およびそれを用いた開
閉器において、ガス発生源材料を配置した消弧室の一実
施態様を示す一部切欠概略斜視図である。
【図2】 図1に示された消弧室の接点の閉成状態を示
す側面図である。
【図3】 図1に示された消弧室の接点の開成状態を示
す側面図である。
【図4】 図1に示された消弧室の平面図である。
【図5】 本発明の実施例1〜27および比較例1〜2
において用いた実験装置の一部切欠概略説明図である。
【図6】 本発明における有機系結合剤とガス発生源化
合物とからなるガス発生源材料の一例を用いた開閉器の
一例における消弧装置の閉成状態を示す側面図である。
【図7】 図6における消弧装置の開成状態を示す側面
図である。
【図8】 図6における消弧装置を3相構成にした開閉
器の一例を示す説明図である。
【図9】 図8における消弧装置を用いた開閉器の閉成
状態のA−A線断面図である。
【図10】 図8における消弧装置を用いた開閉器の開
成状態のA−A線断面図である。
【図11】 実施例29における、消弧装置内の付着物
の赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図12】 実施例42における、消弧装置内の付着物
の赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図13】 比較例3における消弧装置内の付着物の赤
外吸収スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1 ガス発生源材料の成形体、2 消弧側板、3 可動
接触子、4 可動接点、5 固定接点、6 固定接触
子、7 可動中心、8 接点間で発生したアーク、9
円筒状の密閉容器、10 ガス発生源材料の成形体、1
1 対向電極、12 飛散物の被付着板、13 ガス発
生源材料、14 可動接触子、15 可動接点、16
固定接点、17 固定接触子、18 可動接触子の可動
中心、19 電源側端子、19a 電源側端子(左)、
19b 電源側端子(中)、19c 電源側端子
(右)、20 負荷側端子、20a 負荷側端子
(左)、20b 負荷側端子(中)、20c 負荷側端
子(右)、21電源側端子穴、21a 電源側端子穴
(左)、21b 電源側端子穴(中)、21c 電源側
端子穴(右)、22 負荷側端子穴、22a 負荷側端
子穴(左)、22b 負荷側端子穴(中)、22c 負
荷側端子穴(右)、23 ハンドル(レバー部)、24
ハンドル(スライド部)、25 連結棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 貢 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 三橋 孝夫 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 西山 逸雄 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 山口 昌二 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 仁科 健一 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社福 山製作所内 (72)発明者 福谷 和則 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社福 山製作所内 (72)発明者 山県 伸示 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社福 山製作所内 (72)発明者 勝部 俊一 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社福 山製作所内 (72)発明者 馬場 文明 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器の電極の接点の開閉時に該電極、
    該接点およびその近傍の金属から飛散する金属類を絶縁
    体化させる際に、該電極、該接点およびその近傍の金属
    の付近に配置したガス発生源化合物から該金属類と結合
    しうる絶縁性付与ガスを飛散させて該金属類を絶縁体化
    させることを特徴とする発弧時に飛散する金属類の絶縁
    体化方法。
  2. 【請求項2】 前記ガス発生源化合物として、前記金属
    類と反応する絶縁性付与ガスを飛散させるものを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の絶縁体化方法。
  3. 【請求項3】 前記ガス発生源化合物として、金属過酸
    化物、金属水酸化物、金属水和物、金属アルコキシドの
    加水分解物、金属炭酸化物、金属硫酸化物、金属硫化
    物、金属フッ化物または含フッ素ケイ酸塩を用いること
    を特徴とする請求項2記載の絶縁体化方法。
  4. 【請求項4】 前記金属水酸化物として水酸化マグネシ
    ウムまたは前記金属炭酸化物として炭酸カルシウムもし
    くは炭酸マグネシウムを用いることを特徴とする請求項
    3記載の絶縁体化方法。
  5. 【請求項5】 前記ガス発生源化合物として、それ自体
    が絶縁性を有する絶縁性付与ガスを飛散させるものを用
    いることを特徴とする請求項1記載の絶縁体化方法。
  6. 【請求項6】 前記ガス発生源化合物として、金属酸化
    物、複合酸化物または含水ケイ酸塩を用いることを特徴
    とする請求項5記載の絶縁体化方法。
  7. 【請求項7】 前記ガス発生源化合物を結合剤とともに
    用いることを特徴とする請求項1記載の絶縁体化方法。
  8. 【請求項8】 前記結合剤として、有機系結合剤を用い
    ることを特徴とする請求項7記載の絶縁体化方法。
  9. 【請求項9】 前記有機系結合剤として、熱可塑性樹脂
    を主成分としたものを用いることを特徴とする請求項8
    記載の絶縁体化方法。
  10. 【請求項10】 前記熱可塑性樹脂として、ポリオレフ
    ィンまたはオレフィン系共重合体を用いることを特徴と
    する請求項9記載の絶縁体化方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリオレフィンとして、ポリエチ
    レン、ポリプロピレンまたはポリメチルペンテンを用い
    ることを特徴とする請求項10記載の絶縁体化方法。
  12. 【請求項12】 前記オレフィン系共重合体として、エ
    チレン−ビニルアルコール共重合体を用いることを特徴
    とする請求項10記載の絶縁体化方法。
  13. 【請求項13】 前記熱可塑性樹脂として、ポリアミド
    またはポリアミド系ポリマーブレンドを用いることを特
    徴とする請求項9記載の絶縁体化方法。
  14. 【請求項14】 前記ポリアミドとして、ナイロン12
    を用いることを特徴とする請求項13記載の絶縁体化方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ポリアミド系ポリマーブレンドと
    して、ポリアミドとポリオレフィンとのポリマーブレン
    ド、ポリアミドと熱可塑性エラストマとのポリマーブレ
    ンド、ポリアミドとゴムとのポリマーブレンドまたはポ
    リアミドと熱硬化性樹脂とのポリマーブレンドを用いる
    ことを特徴とする請求項13記載の絶縁体化方法。
  16. 【請求項16】 前記有機系結合剤として、有機系ワッ
    クスを用いることを特徴とする請求項8記載の絶縁体化
    方法。
  17. 【請求項17】 前記有機系ワックスとして、パラフィ
    ンワックスを用いることを特徴とする請求項16記載の
    絶縁体化方法。
  18. 【請求項18】 前記有機系結合剤として、熱硬化性樹
    脂を主成分としたものを用いることを特徴とする請求項
    8記載の絶縁体化方法。
  19. 【請求項19】 前記熱硬化性樹脂として、ビスフェノ
    ールF型エポキシ樹脂を用いることを特徴とする請求項
    18記載の絶縁体化方法。
  20. 【請求項20】 前記熱硬化性樹脂として、ビフェニル
    型エポキシ樹脂を用いることを特徴とする請求項18記
    載の絶縁体化方法。
  21. 【請求項21】 前記絶縁性付与ガスとしてのH2O、
    2、原子状酸素、酸素イオン、酸素プラズマを飛散さ
    せる前記ガス発生源化合物を用いることを特徴とする請
    求項8〜20記載の絶縁体化方法。
  22. 【請求項22】 前記ガス発生源化合物として、水酸化
    物、水和物または酸化物を用いることを特徴とする請求
    項8〜21のいずれかに記載の絶縁体化方法。
  23. 【請求項23】 前記水酸化物として、水酸化マグネシ
    ウムを用いることを特徴とする請求項22記載の絶縁体
    化方法。
  24. 【請求項24】 前記ガス発生源化合物を粉粒体、成形
    体または該ガス発生源化合物を担体に付与せしめてなる
    担持体として用いることを特徴とする請求項1〜6また
    は8〜23のいずれかに記載の絶縁体化方法。
  25. 【請求項25】 前記ガス発生源化合物を媒体を用いて
    担体に付着せしめた担持体を用いることを特徴とする請
    求項24記載の絶縁体化方法。
  26. 【請求項26】 前記媒体として、油脂類を用いること
    を特徴とする請求項25記載の絶縁体化方法。
  27. 【請求項27】 前記媒体として、有機溶剤を用いるこ
    とを特徴とする請求項25記載の絶縁体化方法。
  28. 【請求項28】 前記担体として、高融点を有する金属
    材料または高融点を有する多孔質体を用いることを特徴
    とする請求項24または25記載の絶縁体化方法。
  29. 【請求項29】 前記担体として、積層体を用いること
    を特徴とする請求項24または25記載の絶縁体化方
    法。
  30. 【請求項30】 前記有機系結合剤を補強用充填材とと
    もに用いることを特徴とする請求項8〜23記載の絶縁
    体化方法。
  31. 【請求項31】 前記補強用充填剤として、ガラス繊維
    を用いることを特徴とする請求項30記載の絶縁体化方
    法。
  32. 【請求項32】 開閉器の電極の接点の開閉時に、該電
    極、該接点およびその近傍の金属から飛散している金属
    類と結合しうる絶縁性付与ガスを飛散しうるガス発生源
    化合物を含んでいることを特徴とするガス発生源材料。
  33. 【請求項33】 前記ガス発生源化合物が、前記金属類
    と反応しうる絶縁性付与ガスを飛散しうるものであるこ
    とを特徴とする請求項32記載のガス発生源材料。
  34. 【請求項34】 前記ガス発生源化合物が、金属過酸化
    物、金属水酸化物、金属水和物、金属アルコキシドの加
    水分解物、金属炭酸化物、金属硫酸化物、金属硫化物、
    金属フッ化物または含フッ素ケイ酸塩であることを特徴
    とする請求項33記載のガス発生源材料。
  35. 【請求項35】 前記金属水酸化物が水酸化マグネシウ
    ムまたは前記金属炭酸化物が炭酸カルシウムもしくは炭
    酸マグネシウムであることを特徴とする請求項34記載
    のガス発生源材料。
  36. 【請求項36】 前記ガス発生源化合物が、それ自体が
    絶縁性である絶縁性付与ガスを発生しうるものであるこ
    とを特徴とする請求項32記載のガス発生源材料。
  37. 【請求項37】 前記ガス発生源化合物が、金属酸化
    物、複合酸化物または含水ケイ酸塩であることを特徴と
    する請求項36記載のガス発生源材料。
  38. 【請求項38】 前記ガス発生源化合物と結合剤とを含
    んでいることを特徴とする請求項32記載のガス発生源
    材料。
  39. 【請求項39】 前記結合剤が、有機系結合剤であるこ
    とを特徴とする請求項38記載のガス発生源材料。
  40. 【請求項40】 前記有機系結合剤が、熱可塑性樹脂を
    主成分としたものであることを特徴とする請求項39記
    載のガス発生源材料。
  41. 【請求項41】 前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン
    またはオレフィン系共重合体であることを特徴とする請
    求項40記載のガス発生源材料。
  42. 【請求項42】 前記ポリオレフィンが、ポリエチレ
    ン、ポリプロピレンまたはポリメチルペンテンであるこ
    とを特徴とする請求項41記載のガス発生源材料。
  43. 【請求項43】 前記オレフィン系共重合体が、エチレ
    ン−ビニルアルコール共重合体であることを特徴とする
    請求項41記載のガス発生源材料。
  44. 【請求項44】 前記熱可塑性樹脂が、ポリアミドまた
    はポリアミド系ポリマーブレンドであることを特徴とす
    る請求項40記載のガス発生源材料。
  45. 【請求項45】 前記ポリアミドが、ナイロン12であ
    ることを特徴とする請求項44記載のガス発生源材料。
  46. 【請求項46】 前記ポリアミド系ポリマーブレンド
    が、ポリアミドとポリオレフィンとのポリマーブレン
    ド、ポリアミドと熱可塑性エラストマとのポリマーブレ
    ンド、ポリアミドとゴムとのポリマーブレンドまたはポ
    リアミドと熱硬化性樹脂とのポリマーブレンドであるこ
    とを特徴とする請求項44記載のガス発生源材料。
  47. 【請求項47】 前記有機系結合剤が、有機系ワックス
    であることを特徴とする請求項39記載のガス発生源材
    料。
  48. 【請求項48】 前記有機系ワックスが、パラフィンワ
    ックスであることを特徴とする請求項47記載のガス発
    生源材料。
  49. 【請求項49】 前記有機系結合剤が、熱硬化性樹脂を
    主成分としたものであることを特徴とする請求項39記
    載のガス発生源材料。
  50. 【請求項50】 前記熱硬化性樹脂が、ビスフェノール
    F型エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項49記
    載のガス発生源材料。
  51. 【請求項51】 前記熱硬化性樹脂が、ビフェニル型エ
    ポキシ樹脂であることを特徴とする請求項49記載のガ
    ス発生源材料。
  52. 【請求項52】 前記ガス発生源化合物が、前記絶縁性
    付与ガスとしてのH2O、O2、原子状酸素、酸素イオ
    ン、酸素プラズマを発生しうるものであることを特徴と
    する請求項39〜51記載のガス発生源材料。
  53. 【請求項53】 前記ガス発生源化合物が、水酸化物、
    水和物または酸化物であることを特徴とする請求項39
    〜52のいずれかに記載のガス発生源材料。
  54. 【請求項54】 前記水酸化物が、水酸化マグネシウム
    であることを特徴とする請求項53記載のガス発生源材
    料。
  55. 【請求項55】 前記ガス発生源材料が、粉粒体、成形
    体または前記ガス発生源化合物が担体に付与している担
    持体であることを特徴とする請求項32〜37または3
    9〜54のいずれかに記載のガス発生源材料。
  56. 【請求項56】 前記ガス発生源化合物が媒体により担
    体に付着している担持体であることを特徴とする請求項
    55記載のガス発生源材料。
  57. 【請求項57】 前記媒体が、油脂類であることを特徴
    とする請求項56記載のガス発生源材料。
  58. 【請求項58】 前記媒体が、有機溶剤であることを特
    徴とする請求項56記載のガス発生源材料。
  59. 【請求項59】 前記担体が、高融点を有する金属材料
    または高融点を有する多孔質体であることを特徴とする
    請求項55または56記載のガス発生源材料。
  60. 【請求項60】 前記担体が、積層体であることを特徴
    とする請求項55または56記載のガス発生源材料。
  61. 【請求項61】 前記有機系結合剤と補強用充填材とを
    含んでいることを特徴とする請求項39〜54のいずれ
    かに記載のガス発生源材料。
  62. 【請求項62】 前記補強用充填剤が、ガラス繊維であ
    ることを特徴とする請求項61記載のガス発生源材料。
  63. 【請求項63】 固定接触子の上面に固定接点が接合さ
    れて設けられており、該固定接点と電気的に接続しうる
    ように可動接触子の下面に可動接点が接合されて設けら
    れている消弧装置を有する開閉器において、該開閉器の
    電極、該接点およびその近傍の金属から発弧時に飛散し
    ている金属類と結合しうる絶縁性付与ガスを発生しうる
    ガス発生源材料が該電極、該接点およびその近傍の金属
    の付近に配置されていることを特徴とする開閉器。
  64. 【請求項64】 前記ガス発生源材料が、請求項32〜
    39または55〜60のいずれかに記載されたものであ
    ることを特徴とする請求項63記載の開閉器。
  65. 【請求項65】 前記ガス発生源材料が、請求項32〜
    62のいずれかに記載されたものであることを特徴とす
    る請求項63記載の開閉器。
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