JPS6131740B2 - - Google Patents

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JPS6131740B2
JPS6131740B2 JP54141976A JP14197679A JPS6131740B2 JP S6131740 B2 JPS6131740 B2 JP S6131740B2 JP 54141976 A JP54141976 A JP 54141976A JP 14197679 A JP14197679 A JP 14197679A JP S6131740 B2 JPS6131740 B2 JP S6131740B2
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JP
Japan
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resin
composition
combustion
borate
present
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JP54141976A
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Hiroyuki Nakae
Isamu Noguchi
Masayuki Kondo
Michio Kamyama
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は無機物高充填系難燃性樹脂組成物、特
に燃焼後に電気絶縁性の優れた固着性燃焼残渣を
残留する無機物高充填系難燃性樹脂組成物に関す
るものである。 樹脂材料、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂およびエラストマーは、加工性に優れ、極めて
強靭で、また多くの場合に耐水性に優れる等、極
めて有用な材料であるが、400℃以上の高温、特
に火炎に対しては全く無力である。たとえ、種々
の難燃化手段によつて難燃性樹脂に改質されて
も、火炎に接触すると熱分解および燃焼を起し、
最終的には樹脂に要求されている機能および形態
を喪失する。 従来、有機材料の難燃化手段の1つとして、水
和金属酸化物を添加することが知られている。そ
の最も代表的なものは水酸化アルミニウムで、こ
の化合物は高温において次式: 2Al(OH)3→Al2O3+3H2O−ΔH で表わされるように熱分解し、その脱水時の吸熱
により難燃効果が発現されることを利用したもの
である。水和金属酸化物を含有する樹脂組成物に
より銅、アルミニウム等の金属導体を被覆したも
のが燃焼すると、上述のように金属酸化物残渣が
残るが、これは粉末状であつて相互に固着して一
体化することがないため、燃焼中に剥離、脱落し
て導体上に付着しないか、あるいは僅かな外力に
より崩壊する程度の極めて不十分な付着状態しか
実現できない。このように、従来の難燃性材料は
燃焼しにくいが、一度燃焼すればその成形材料と
しての所期の機能を全く失なつてしまう問題があ
つた。従つて、燃焼後にもある期間所期の機能お
よび形態を保持することができる難燃性樹脂組成
物の開発に対する要望が大きかつた。 本発明者等は、金属酸化物は良好な電気的絶縁
体であるから、金属酸化物を銅、アルミニウム等
の金属導体上にうまく付着させることができれ
ば、電気的絶縁の保持が可能である点に着目し、
燃焼後に残留する金属酸化物が固着一体化し、か
つ導体等が存在する場合にはその上に強固に付着
する燃焼残渣を生成する如き難燃性樹脂組成物を
開発すべく鋭意研究を行つた結果、本発明に到達
した。 すなわち、本発明においては、 (a) 樹脂100重量部と、 (b) Al2O3、SiO2、Sb2O3、およびZrO2からなる
群から選定した1種または2種以上の金属酸化
物あるいはその水和物30〜225重量部と、 (c) ホウ酸塩化合物20〜200重量部と、好ましく
はさらに、 (d) リン酸塩化合物20〜150重量部と を含有せしめたことを特徴とする無機物高充填系
難燃性樹脂組成物により、上述の問題を著しく改
善することができた。 上記本発明組成物は、常態においては樹脂本来
の加工性、耐水性、強靭性等を有し、かつその燃
焼後には電気的絶縁性を有する凝集一体化した固
着性燃焼残渣を残留する。従つて、本発明組成物
により金属の線状体または板状体の表面を被覆す
れば、強力な火源に曝されて強制的に燃焼したと
しても、燃焼後にも金属表面は本発明組成物から
生成した、電気絶縁性を有し、相互に固着して一
体化した固着性燃焼残渣によつてなお被覆されて
おり、当初の被覆材料としての機能を保持するこ
とができる。本発明組成物は、大気中600℃の燃
焼にて固着性残渣を形成するものである。 本発明組成物が、従来達成し得なかつた上述の
ような特異な機能を示す理由は、次のように推定
される。例えば、水和金属酸化物の代表例である
水酸化アルミニウム(Al2O3・3H2O)を例にとる
と、この化合物は加熱により脱水してAl2O3を残
留する。このAl2O3とホウ酸塩とが重合体の燃焼
過程における高温下に反応して強固な固着性残渣
を形成するものと思われる。更に、リン酸塩が共
存すると、この固着化現象が一層低温で生起する
ことから、リン酸塩はこの反応を促進する作用を
有するものと推定される。 本発明組成物において樹脂成分は必要不可欠な
ものである。この理由は、常態において樹脂本来
の特性を発揮することが実用上必要であるからで
あることは勿論であるが、このためばかりではな
い。本発明組成物から樹脂成分を除いた無機物成
分のみの混合物は、高温に加熱しても十分に固着
して一体化した状態になり難く、場合によつては
全く固着一体化せず、分離した状態を呈するもの
である。樹脂成分の共存下では、これらの無機物
質は容易に均一に融け合うかのような状態とな
り、一体化した燃焼残渣が形成する。樹脂成分の
存在は強固に一体化した固着性燃焼残渣を形成す
る上でも不可欠の成分である。 本発明で使用する樹脂とは、天然および合成の
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂およびエラストマー
である。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1等のよ
うなポリオレフインのホモポリマー;エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等の
ようなオレフイン共重合体;ポリスチレン、
ABS樹脂等のようなスチレン系共重合体;ポリ
アミド等のようなナイロン系樹脂;ポリ塩化ビニ
ル樹脂等がある。また、エラストマーとしては、
例えば、天然ゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、スチレン−ブタジエン共重合体エラストマー
(SBR)、エチレン−プロピレン共重合体エラスト
マー(EPR)、エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
ラストマー(EVA)、エチレン−プロピレン−ジ
エン三元共重合体エラストマー(EPDM)、シリ
コーンゴム等がある。熱硬化性樹脂としては、例
えば、エポキシ樹脂、フエノール樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリイミド樹脂等がある。これらの樹
脂およびエラストマーは、ペレツト、ブロツク、
粉末等の固体形態で使用するのが普通であるが、
目的および用途によつてはエマルジヨン、ラテツ
クス等のような液体形態で使用することができ
る。 本発明組成物に適当な無機化合物あるいはその
水和物は、Al2O3、SiO2、Sb2O3、およびZrO2
らなる群から選定した1種または2種以上の金属
酸化物あるいはその水和物である。例えば、水酸
化アルミニウム(Al2O3・3H2O)、アルミナ
(Al2O3)、ケイ酸またはケイ石粉(SiO2)、ケイ
藻土(SiO2・nH2O)酸化アンチモン(Sb2O3)、
水酸化ジルコニウム(Zr(OH)4)等である。アル
ミナ及び水酸化アルミニウムが特に好ましい。 本発明者等は、本発明組成物に含有される上述
の無機化合物あるいはその水和物の代りに、
MgO、CaO、SnO2、PbO等の酸化物あるいはそ
の水和物および炭酸塩を使用しても、燃焼後に固
着性燃焼残渣が形成しないことを確かめた。従つ
て、本発明では、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、チタン酸カ
リウム等は使用できない。しかし、これらの金属
酸化物あるいはその水和物をAl2O3、SiO2
Sb2O3およびZnO2といつた金属酸化物あるいはそ
の水和物の共存下に補助的に添加することはさし
つかえない。無機化合物あるいはその水和物は通
常平均粒径0.01〜100μ、特に好ましくは平均粒
径0.05〜10μのものを使用し、その配合割合は、
樹脂100重量部に対して30〜225重量部である。 本発明組成物に適当なホウ酸塩化合物として
は、オルトホウ酸塩、メタホウ酸塩、テトラホウ
酸塩および無機ホウ酸塩、例えば、ホウ砂
(Na2B4O7・5H2OまたはNa2B4O7・10H2O)テト
ラホウ酸バリウム(BaB4O7)、テトラホウ酸亜鉛
(ZnB4O7・4H2O)、メタホウ酸バリウム(BaO・
B2O3・H2O)、無水ホウ酸(B2O3)等がある。こ
れらのホウ酸塩化合物のうち、バリウム塩、特に
テトラホウ酸バリウム(BaB4O7)は、固着性燃焼
残渣の形成状態および電気的絶縁性の点で最も優
れた結果を与える。ホウ酸塩の配合割合は、樹脂
100重量部に対して20〜200重量部である。 本発明組成物に適当なリン酸塩としては、オル
トリン酸塩、ポリリン酸塩、メタリン酸塩、ウル
トラリン酸塩等があり、鎖状構造の重合度2〜3
のポリリン酸塩、長鎖状のメタリン酸塩、環状構
造のトリメタリン酸塩、テトラメタリン酸塩、特
に鎖状または環状のメタリン酸塩が好ましく、ま
た熱解離性に富むナトリウム塩、カリウム塩等の
ようなアルカリ金属塩が好ましい。これらのリン
酸塩は、上述のホウ酸塩化合物と併用すると、燃
焼の際のホウ酸塩の作用効果を促進することがで
きる。オルトリン酸塩の例としては、オルトリン
酸ナトリウム(Na3PO4)、オルトリン酸カリウム
(K3PO4)、オルトリン酸アンモニウム
((NH33PO4)等があり;ポリリン酸塩の例とし
ては、ピロリン酸、トリポリリン酸およびテトラ
ポリリン酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩等があり、メタリン酸塩の例としては、
メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、メ
タリン酸リチウム、メタリン酸セシウム等があ
り;更にその他のリン酸塩化合物として、リン酸
メラミン、リン酸グアニジン等を使用することが
できる。 本発明組成物に使用するリン酸塩としては常態
固体のものが実用上好ましく、例えば、トリポリ
リン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム等が好ま
しい。これらのリン酸塩は通常粉末状態で使用さ
れ、その配合割合は樹脂100重量部に対して20〜
150重量部であるが、好ましくは50〜150重量部で
ある。 これらのリン酸塩は本発明組成物の燃焼過程に
おいて解離し、生成したリン酸基は本発明組成物
に含有されるホウ酸塩と金属酸化物との反応を促
進、助長する作用を示し、その結果、該リン酸塩
を配合しない場合に比較して、燃焼残渣の固着性
を高め、より硬く、しかも脆くないものとし、か
つ溶融化するものの場合には、その溶融温度を低
下させる作用をするものと推定される。 本発明組成物には、補強のために、ガラス繊維
アスベスト繊維、ロツクウール等の繊維状物質を
添加併用することもできる。また、当然のことで
あるが、本発明組成物の特性を失なわない程度に
おいて、各種の無機物質および有機物質を添加す
ることができる。 更に、本発明組成物には、一般に樹脂に添加さ
れる種々の添加剤、例えば、ジクミルパーオキシ
ド等のような架橋剤、アゾジカルボンアミド等の
ような発泡剤、デカブロモジフエニールオキシド
等のような難燃剤、三酸化アンチモン等のような
難燃助剤、ステアリン酸亜鉛等のような滑剤、
4・4′−チオビス(6−第三ブチル−3−メチル
フエノール)等のような老化防止剤、3−(N−
サリチロイル)アミノ−1・2・4−トリアゾー
ル等のような金属劣化防止剤、炭酸カルシウム等
のような増量剤、カーボンブラツク、着色剤等を
所要に応じて添加することができる。また、電子
線、ガンマー線、紫外線等の照射により本発明組
成物を架橋させることもでき、発泡体とすること
もできる。 本発明組成物は例えば次の方法により製造する
ことができる。樹脂として常態固体の熱可塑性樹
脂またはエラストマーを使用する場合には、樹脂
に金属酸化物等の無機化合物あるいはその水和
物、ホウ酸塩および必要に応じてリン酸塩および
その他の添加剤を添加し、これらをバンバリミキ
サー、ニーダーまたは2本ロールミル等により混
練し、ペレツトにし、押出成型機、射出成型機等
により所望形状に成型する。この際2軸押出機を
使用して一工程で混練−成型を実態することもで
きる。また、樹脂としてエマルジヨン、ラテツク
ス、液状熱可塑性樹脂等のような液体状態の樹脂
を使用する場合には、樹脂に金属酸化物等の無機
化合物あるいはその水和物、ホウ酸塩および必要
に応じてリン酸塩およびその他の添加剤を添加
し、これらを高速撹拌機等により均一に混合した
後、所望の用途、例えば、延焼防止用塗料、難燃
性のパテ等のシール材料として使用する。 本発明組成物の利点は、可撓性、耐水性といつ
た優れた特性を有する難燃性有機材料でありなが
ら、強力な火源に接触して燃焼した後に電気的絶
縁性に優れた無機化合物からなる固着性燃焼残渣
を残留する点にある。従つて、本発明組成物は、
電線、ケーブル等の被覆材料として用いれば、火
災等により燃焼した後でも、電線、ケーブル等の
芯線を覆つた状態で固着し、剥離、脱落すること
がなく、電気絶縁性を保持し、電線、ケーブル等
の機能を保持することができるので、その有用性
は極めて大きい。また、鉄板等のような金属板上
にプラスチツクシートまたはフイルムを貼合せた
複合材料は多量に使用されているが、火災にあつ
た場合にプラスチツク層は溶融し、燃焼して、金
属板上に何の形態も留めず、金属板保護の役割を
喪失するが、本発明組成物からなるシートまたは
フイルムを貼合せた複合材料の場合には、燃焼後
にも金属板上に固着した強固な無機化合物層を残
存させることができるので、引続き熱的および電
気的絶縁性を保持することができる。 要するに、本発明組成物は独特な特性を有する
無機物高充填系難燃性樹脂材料であり、常態では
プラスチツク本来の諸特性を有し、かつ燃焼した
場合でも強固な固着性燃焼残渣を形成し、電気的
絶縁性等の当初の機能をなお保持することができ
る特異な性質を有しているため、広く各種用途に
使用することができる。 本発明を次の実施例について説明する。 実施例 1 市販のエチレン−酢酸ビニル共重合体(商品
名:エバスレン310−P、大日本インキ(株)社製、
密度1.05、MI1以下、酢酸ビニル含有率70%)
100重量部に対して、市販の水酸化アルミニウム
微粉末(商品名:ハイジライトH−24M、昭和電
工(株)社製、平均粒形1.0μ)およびホウ砂
(Na2B4O7・5H2O)(商品名、ボラツクス
(BORAX)5MOL)米国、ボラツクス社製)を第
1表に示す割合にて添加し、小型卓上用混練装置
(ブラベンダー・プラストグラフ)により温度140
℃において十分に混練した。 生成した混練組成物を熱プレスにより厚さ3mm
のシートに形成し、このシートから幅7mm×長さ
100mmの細片を打抜き、燃焼試験用試料とした。
この試料を100メツシユのステンレス金網上に置
き、金網の下方から都市ガスを燃料とするバーナ
ーの火炎により15分間接炎させた。なお、試料下
面の位置における温度を500〜800℃の範囲内の所
望の温度に設定するためにバーナーの火炎を調節
した。この結果を第1表に「燃焼残渣の性状」と
して示した。本発明では、温度600℃の条件での
試験で、固着化が認められるかどうかを判定基準
とした。 実験番号−1では、ホウ酸塩を全く添加してい
ないため、燃焼残渣の固着現象は全く生起せず、
僅かな外力によつてボロボロに崩れて、粉末状に
なつた。この燃焼残渣の状態を参考写真Aに示
す。実験番号−3では、温度500〜800℃の範囲で
固着した硬い燃焼残渣が形成した。この燃焼残渣
の状態を参考写真Bに示す。実験番号−4では、
ホウ酸塩を極めて多量添加しており、この結果温
度600℃以上において燃焼残渣は固着現象を示
し、また火炎中では溶融状態になつた。この燃焼
残渣の状態を参考写真Cに示す。実験番号−5は
比較例であるが600℃で固着化しない。 第1表の最右側に本発明組成物の燃焼残渣の電
気絶縁性を示した。この測定は次の方法によつて
行つた。すなわち、直径1.6mm、長さ150mmの銅線
上に、本発明組成物を厚さ1mmにプレス成型して
得たシートを巻回して被覆層を形成させ、この生
成物を上述と同様な方法で燃焼させた。なお、こ
の場合には燃焼温度はすべて800℃とした。電気
抵抗の測定には1〜1000MΩの有効測定範囲を有
する電池式絶縁抵抗計(横河電機(株)社製)を用
い、燃焼後に冷却し、次いで銅線と被覆層の燃焼
残渣表面との間の抵抗を測定した。 第1表から、ホウ酸塩の添加により固着着温度
および/または溶融温度が低下し、一層優れた固
着した燃焼残渣が形成することが分る。
【表】 実施例 2 市販のエチレン−α−オレフイン共重合体(商
品名:タフマーA−4090、三井石油化学(株)社製、
密度0.89、MI4、)1000重量部に対して、市販の
水酸化アルミニウム微粉末(ハイジライトH−
42M)100重量部およびテトラホウ酸バリウム
(BaB4O7、試薬級、米山薬品(株)社製)25〜100重
量部を添加、混練し、実施例1と同様にして評価
を行つた。この結果を第2表に示す。 第2表から、無機添加剤中のホウ酸バリウムの
割合が大きい程、燃焼残渣の固着が十分に行われ
ること(実験番号−6)、また樹脂100重量部に対
するテトラホウ酸バリウムの添加量が25重量部
(水酸化アルミニウム225重量部に対してホウ酸バ
リウム25重量部)であつても、燃焼残渣の固着が
認められた(実験番号−8)。
【表】 実施例 3 本実施例では、本発明組成物に適当な金属酸化
物あるいはその水和物と、不適当なものとの比較
試験を行つた。この試験結果を第3表に示す。 樹脂として市販のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名:エバスレン310−P)を使用し、ホ
ウ酸塩としてホウ砂(Na2B4O7・5H2O、実施例
2と同一のもの)を使用し、金属酸化物あるいは
その水酸化物として第3表記載のものを使用し
た。 本発明の実施例は、実験番号−9〔水酸化アル
ミニウム(商品名:ハイジライトH−42M)〕。実
験番号−14〔微粉ケイ酸(試薬級、和光純薬工業
(株)社製)〕、実験番号−15〔アルミナ粉末(試薬
級、国産化学工業(株)社製)〕で、これらの樹脂組
成物の場合には、いずれも火炎温度600℃および
800℃において十分な固着性を有する燃焼残渣が
形成した。比較例は、実験番号−10〔水酸化マグ
ネシウム(試薬級、神島化学工業(株)社製)〕、実験
番号−11〔水酸化カルシウム試薬級、和光純薬(株)
社製)〕、実験番号−12〔塩基性炭酸マグネシウム
(商品名:金星、神島化学工業(株)社製)〕、実験番
号−16〔炭酸カルシウム(商品名:ホワイトン
SSB、白石カルシウム工業(株)社製)〕で、これら
の樹脂組成物の場合には、いずれも燃焼残渣は固
着性が極めて弱く、僅かに手を触れるのみで容易
に脱落し、粉状化するため、電気絶縁性の測定は
できなかつた。
【表】
【表】 実施例 4 本実施例では本発明組成物中のホウ酸塩の種類
の影響を示す。 樹脂として市販のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名:エバスレン310−P)を使用し、金
属水酸化物として水酸化アルミニウム微粉末(商
品名:ハイジライトH−42M)を使用し、ホウ酸
塩としては下記のものを使用した。 実験番号−17:テトラホウ酸バリウム(実施例2
と同一のもの)。 実験番号−18:ホウ酸亜鉛(2ZnO・3B2O3
3、5H2O)(商品名:ジンクボレート(ZINC
BORATE)2335、米国ボラツクス社製)。 実験番号−19:テトラホウ酸亜鉛(ZnB4O7
4H2O)(試薬級、米山薬品(株)社製)。 実験番号−20:メタホウ酸バリウム(BaO・
B2O3・H2O)(商品名:ブサン(Busan)11−
MI堺化学工業(株)社製)。 これらの樹脂組成物の試験結果を第4表に示
す。第4表に示すように、燃焼残渣はホウ酸塩の
種類によつて若干の差異はあるが、いずれも良好
な固着現象を示した。特に、テトラホウ酸バリウ
ムおよびメタホウ酸バリウムを用いた場合には、
火炎温度800℃において溶融現象が認められた。
【表】 実施例 5 本実施例は本発明組成物におけるホウ酸塩およ
びリン酸塩の両者を併用した場合の効果を示す。 樹脂として市販のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名:エバスレン310−P)を使用し、金
酸水酸化物として水酸化アルミニウム微粉末(商
品名:ハイジライトH−42M)を使用し、ホウ酸
塩としてホウ砂(Na2B7O7・5H2O)(実施例1と
同一のもの)を使用し、リン酸塩としてトリポリ
リン酸ナトリウム(Na5P3O10)(試薬級、米山薬
品工業(株)社製)を使用した。これらの樹脂組成物
の試験結果を第5表に示す。 実験番号−21は、樹脂および水酸化アルミニウ
ムのほかに、ホウ酸塩のみを添加した場合であ
る。この場合には、火炎温度500℃においても燃
焼残渣の固着が十分に進んでいた。これに対し、
実験番号−23および−24は、ホウ酸塩のほかにリ
ン酸塩を併用した場合である。この場合には、燃
焼残渣の固着のほかに溶融が生起した。実験番号
−22は比較例であつて、ホウ酸塩を添加せず、リ
ン酸塩のみを併用した場合である。この場合に
は、800℃という高温の火炎温度において、僅か
に固着と溶融が認められ、火炎温度500℃では固
着も溶融も生起しなかつた。これらの結果から、
ホウ酸塩およびリン酸塩の両者を併用したことに
よる相乗効果が明らかである。 実験番号−25、−26および−27は、ホウ酸塩と
リン酸塩との配合比率、およびリン酸塩としてメ
タリン酸カルシウム((KPO3o)(試薬級、和光
純薬工業(株)社製)を用いた場合である。
【表】 実施例 6 本実施例は本発明組成物における金属酸化物あ
るいはその水酸化物の種類の影響を示す。 樹脂として市販のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(商品名:エバスレン310−P)を使用し、ホ
ウ酸塩としてホウ砂(Na2B4O7・5H2O)(実施例
1と同一のもの)を使用し、リン酸塩としてトリ
ポリリン酸ナトリウム(Na5P3O10)(実施例5と
同一のもの)を使用し、金属酸化物あるいはその
水酸化物としては下記のものを使用した。これら
の樹脂組成物の試験結果を第6表に示した。 本発明の実施例は、実験番号−28〔アルミナ粉
末(Al2O3)(実施例3と同一のもの)〕、実験番
号−29〔微粉ケイ酸(SiO2)(実施例3と同一の
もの)〕、実験番号−30〔三酸化ニアンチモン
(Sb2O3)(試薬級、和光純薬工業(株)社製)〕、実験
番号−32〔水酸化ジルコニウム(Zr(OH)4)(試
薬級、第1稀元素化学工業(株)社製)〕で、これら
の樹脂組成物の場合には、いずれも火炎温度500
〜800℃の範囲において固着性燃焼残渣が形成し
た。比較例は、実験番号−33〔酸化第二錫
(SnO2)(試薬級、和光純薬工業(株)社製)〕、実験
番号−34〔水酸化マグネシウム(Mg(OH)2
(実施例3と同一のもの)、実験番号−35〔チタン
酸カリウム(K2O・6TiO2・1/2H2O)(タイプ
L、大塚化学工業(株)社製)〕、実験番号−36〔塩基
性炭酸マグネシウム(商品名:金星)〕で、これ
らの樹脂組成物の場合には、いずれも固着性燃焼
残渣の形成は認められなかつた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 樹脂100重量部と、 (b) Al2O3、SiO2、Sb2O3、およびZrO2からなる
    群から選定した1種または2種以上の金属酸化
    物あるいはその水和物30〜225重量部と、 (c) ホウ酸塩化合物20〜200重量部と を含有させたことを特徴とする燃焼後に固着性燃
    焼残渣を残留する無機物高充填系難燃性樹脂組成
    物。 2 (a) 樹脂100重量部と (b) Al2O3、SiO2、Sb2O3、およびZrO2からなる
    群から選定した1種または2種以上の金属酸化
    物あるいはその水和物30〜225重量部と、 (c) ホウ酸塩化合物20〜200重量部と、さらに、 (d) リン酸塩化合物20〜150重量部と を含有させたことを特徴とする燃焼後に固着性燃
    焼残渣を残留する無機物高充填系難燃性樹脂組成
    物。
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