JPH0845395A - 消弧装置 - Google Patents

消弧装置

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JPH0845395A
JPH0845395A JP17886694A JP17886694A JPH0845395A JP H0845395 A JPH0845395 A JP H0845395A JP 17886694 A JP17886694 A JP 17886694A JP 17886694 A JP17886694 A JP 17886694A JP H0845395 A JPH0845395 A JP H0845395A
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arc
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fixed contact
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Takehiko Okada
健彦 岡田
Shinji Takayama
晋治 高山
Hiroyuki Ono
宏之 大野
Takuya Kagawa
卓也 香川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アークを急速に遮断できるようにする。 【構成】 一端部に端子部11を有し他端部から一端部に
向かって固定接点12b が一方面12a に設けられた接触部
12を延設し略中央部に一方面12a 方向から固定接点12b
を覗ける貫通穴13を設けて通電により磁束を発生するコ
イル部14を有した固定接触子1 と、固定接点12b と接離
する可動接点2aが設けられた可動接触子2と、中央片及
び両対向片で略コ字状をなしコイル部14による磁束が各
片を通り開離した両接点12b,2a間を流れるよう配設され
た磁性材料製のヨークと、を備えた消弧装置において、
固定接触子1 の貫通穴13よりも端子部11寄りの部分と重
合する位置まで延設されたアーク走行部12c が接触部12
に設けられた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器等に適用さ
れる消弧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消弧装置として図20及
び図21に示すものが存在する。このものは、このもの
は、一端部に端子部A1を有し他端部から一端部に向かっ
て固定接点A2が一方面A3に設けられた接触部A4を延設し
略中央部に一方面A3方向から固定接点A2を覗ける貫通穴
A5を設けて通電により磁束を発生するコイル部A6を有し
た固定接触子A と、固定接点A2と接離する可動接点B1が
設けられた可動接触子Bと、中央片C1及び両対向片C2,C2
で略コ字状をなしコイル部A6による磁束が各片C1,C2,C
2を通り開離した両接点A2,B1 間を流れるよう配設され
た磁性材料製のヨークC と、固定接点A2を接触部A4の幅
方向から挟む状態で仕切る一対の仕切り片D1,D1 を有し
熱分解して発生する熱分解ガスでもって両接点A2,B1 間
に発生したアークZ を冷却する冷却部材D と、を備えて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の消弧装置
にあっては、可動接点B1が固定接点A2から開離するとき
に生じるアークZ は、コイル部A6の通電により発生した
磁束との相互作用によりローレンツ力が働いて、接触部
A4の延設方向に付勢して伸長されて接触部A4の先端へと
磁気駆動される。そして、アークZ により加熱された冷
却部材D から発生した熱分解性ガスによる冷却とアーク
Z 自体の伸長によって、アーク電圧が上昇して急速な遮
断ができるものとなっている。
【0004】しかしながら、かかる従来のものは、固定
接点A2は、接触部A4の先端近くに設けられていて、その
先端との間が比較的短いために、アークZ が十分に伸長
しなくなって冷却が不十分になり、アーク電圧が上昇せ
ず急速な遮断ができなくなることがあった。
【0005】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、アークを急速に遮断でき
る消弧装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載のものは、一端部に端子部を有し他
端部から一端部に向かって固定接点が一方面に設けられ
た接触部を延設し略中央部に一方面方向から固定接点を
覗ける貫通穴を設けて通電により磁束を発生するコイル
部を有した固定接触子と、固定接点と接離する可動接点
が設けられた可動接触子と、中央片及び両対向片で略コ
字状をなしコイル部による磁束が各片を通り開離した両
接点間を流れるよう配設された磁性材料製のヨークと、
を備えた消弧装置において、前記固定接触子の貫通穴よ
りも端子部寄りの部分と重合する位置まで延設されたア
ーク走行部が前記接触部に設けられた構成としている。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記アーク走行部は、前記接触部に
固着されたアーク走行板よりなる構成としている。
【0008】また、請求項3記載のものは、請求項2記
載のものにおいて、前記アーク走行板は前記接触部の他
方面に固着され、その先端近くが前記接触部よりも開離
している前記可動接点との間が小さくなるよう階段状に
形成された構成としている。
【0009】また、請求項4記載のものは、請求項2記
載のものにおいて、前記固定接点を前記接触部の幅方向
から挟む状態で仕切る一対の仕切り片を有し熱分解して
発生する熱分解ガスでもって両接点間に発生したアーク
を冷却する冷却部材が設けられ、前記アーク走行板は前
記接触部の他方面に固着されるとともに一対の仕切り片
の外側に配設されるよう幅方向の両端が接触部の一方面
側へ屈曲した屈曲部が設けられた構成としている。
【0010】また、請求項5記載のものは、請求項2記
載のものにおいて、前記アーク走行板は、前記接触部を
形成する材料よりも融点が高い材料でもって形成された
構成としている。
【0011】また、請求項6記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記アーク走行部の先端から前記端
子部の方向へ折曲した折曲部が設けられた構成としてい
る。
【0012】また、請求項7記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記固定接点を前記接触部の幅方向
から挟む状態で仕切る一対の仕切り片を有し熱分解して
発生する熱分解ガスでもって両接点間に発生したアーク
を冷却する冷却部材が設けられ、その一対の仕切り片に
おける前記延設方向の先端と前記折曲部との間に余裕が
設けられた構成としている。
【0013】また、請求項8記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記固定接触子の貫通穴の内縁部を
覆う絶縁材料製の覆い部材が設けられた構成としてい
る。
【0014】また、請求項9記載のものは、請求項8記
載のものにおいて、前記覆い部材は、開離した前記可動
接点と前記アーク走行部の先端とを結ぶ線を越えて前記
固定接点側に張り出した状態で前記端子部寄りの内縁部
を覆うよう設けられた構成としている。
【0015】また、請求項10記載のものは、請求項8
記載のものにおいて、前記覆い部材は、前記冷却部材と
一体的に形成された構成としている。
【0016】
【作用】請求項1記載のものによれば、可動接点が固定
接点から開離するときに生じるアークは、コイル部の通
電により発生する磁束との相互作用によるローレンツ力
が働くと、固定接触子の貫通穴よりも端子部寄りの部分
と重合する位置まで延設されたアーク走行部の先端まで
磁気駆動される。
【0017】請求項2記載のものによれば、アーク走行
部が接触部に固着されるアーク走行板からなるから、従
来のものでも、そのアーク走行板が接触部に固着される
ことによって、可動接点が固定接点から開離するときに
生じるアークは、コイル部の通電により発生する磁束と
の相互作用によるローレンツ力が働くと、固定接触子の
貫通穴よりも端子部寄りの部分と重合する位置まで延設
されたアーク走行板の先端まで磁気駆動される。
【0018】請求項3記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークは、接触部よ
りも開離している可動接点との間が小さくなっているア
ーク走行板の先端へと磁気駆動されやすくなる。
【0019】請求項4記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークが、そのアー
クにより加熱された冷却部材の熱分解性ガスにより冷却
され、その冷却部材の仕切り片は、その外側にアーク走
行板の屈曲部が配設されることにより機械的強度が大き
くなるから、可動接点が固定接点から開離するときに生
じるアークの熱及び衝撃圧力によって破損しにくくな
る。
【0020】請求項5記載のものによれば、アーク走行
板は、接触部を形成する材料よりも融点が高い材料でも
って形成されているから、可動接点が固定接点から開離
するときに生じるアークがアーク走行部上を磁気駆動さ
れるときに、アーク走行板から蒸発する金属蒸気量が少
なくなる。
【0021】請求項6記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークは、コイル部
の通電による磁束との相互作用によりローレンツ力が働
いて伸長されても折曲部に遮られるから、本消弧装置を
配設する回路遮断器の内部がアークの熱から守られて絶
縁劣化を防ぐことができる。
【0022】請求項7記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークが、そのアー
クにより加熱された冷却部材の熱分解性ガスにより冷却
され、その熱分解ガスは、仕切り片及び折曲部により還
流が規制されているが、両仕切り片における延設方向の
先端と折曲部との間の余裕を通って還流する。
【0023】請求項8記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークが、固定接触
子の貫通穴の内縁部に変位することを防止できる。
【0024】請求項9記載のものによれば、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークは、端子部寄
りの内縁部を覆うよう設けられた覆い部材に沿って湾曲
して伸長される。
【0025】請求項10記載のものは、覆い部材は、冷
却部材と一体的に形成されているから、部品数が少なく
なって、組み立て性を向上することができる。
【0026】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2に基づい
て以下に説明する。この消弧装置は、固定接触子1 、可
動接触子2 、ヨーク3 、冷却部材4 で構成されている。
【0027】固定接触子1 は、その一端部が略矩形板状
の端子部11となっており、その端子部11には、電線を接
続するための端子ねじ11a が螺合している。この固定接
触子1 は、その他端部から一端部に向かって、接触部12
が端子部11と略平行に延設され、接触部12の先端が端子
部11の近傍に位置している。この接触部12において端子
部11側の一方面12a には、基端よりも少し中央寄りに固
定接点12b が設けられ、固定接点12b と先端との間がア
ーク走行部12c となっている。また、固定接触子1 は、
その略中央部に接触部12の一方面12a 方向から固定接点
12b を覗ける貫通穴13を設けており、その貫通穴13の両
側が略4半弧状にそれぞれ湾曲されたコイル部14となっ
ている。
【0028】可動接触子2 は、固定接点12b と接離する
可動接点2aがその先端部に設けられており、固定接点12
b と可動接点2aとで接点部10を形成している。接点部10
は、電源と負荷の間に挿入されるものであって、可動接
触子2 は、その電路に過電流が通過したことを検出する
過電流検出回路(図示せず)により駆動され、電路に過
電流が通過すると接点部10が開極するようになってい
る。また、コイル部14において、可動接触子2 の駆動方
向の先端部までの固定接点12b からの距離は、接点部10
の最大開極距離よりも小さく設定されている。
【0029】ヨーク3 は、磁性材料により、中央片3a及
び両対向片3b,3b で略コ字状をなしており、このヨーク
3 が両コイル部14,14 に跨がるよう、一対の対向片3b,3
b が可動接触子2 の両側に配設される。このコイル部14
による磁束は、中央片3a及び両対向片3b,3b を通り、両
対向片3b,3b の先端部から開離した両接点12b,2a間を通
るようになっている。
【0030】冷却部材4 は、絶縁材料よりなり、後述す
るアークZ に曝されるようヨーク3の内周面を覆うよう
設けられている。絶縁材料としては、アーク熱により熱
分解ガスを発生する材料、例えば、メラミン樹脂、ポリ
メチルペンテン樹脂等が用いられる。すなわち、この熱
分解ガスによりアークZ を冷却し、迅速な消弧を行うの
である。この冷却部材4 は、接触部12とコイル部14との
間を仕切る仕切り片4a、接触部12の一部を覆う覆い片4
b、コイル部14を覆う突片4c等を有している。そのた
め、接点部10の開極時に発生するアークZ が、接触部12
やコイル部14に移行することが防止される。また、冷却
部材4 は、アークZ を排気する排気口部4dが設けられて
いる。
【0031】次に、以上のような構成における動作につ
いて図1に従い説明する。接点部10の可動接点2aが固定
接点12b から開極すると、両接点12a,2a間にアークZ が
発生する。アークZ は、コイル部14の発生する磁束によ
り、固定接触子1 の接触部12の延設方向へローレンツ力
を受け、アークZ の足が接触部12のアーク走行部12cへ
と移行する。接点部10の開極距離が長くなるとともにア
ークZ は伸長し、アーク走行部12c の先端に位置するよ
うになるが、アークZ は、さらに接触部12の延設方向へ
ローレンツ力を受けるので、アークZ の足がアーク走行
部12c 上に存在しにくくなる。その結果、アークZ は、
冷却部材4 の排気口部4dより排気され、消弧に至る。
【0032】かかる消弧装置にあっては、可動接点2aが
固定接点12b から開離するときに生じるアークZ は、コ
イル部14の通電により発生する磁束との相互作用による
ローレンツ力が働くと、固定接触子1 の貫通穴13よりも
端子部11寄りの部分と重合する位置まで延設されたアー
ク走行部12c の先端まで磁気駆動されるので、従来例の
ものよりも長く伸長されて冷却が十分になり、アーク電
圧が急峻な上昇をして急速に遮断することができる。
【0033】次に、本発明の第2実施例を図3及び図4
に基づいて以下に説明する。なお、第1実施例と実質的
に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異な
るところのみ記す。
【0034】第1実施例では、アーク走行部12c が接触
部12に設けられているのに対し、本実施例では、接触部
12の他方面12d に固着したアーク走行板5 よりなる構成
となっている。
【0035】詳しくは、アーク走行板5 は、固定接触子
1 の接触部12よりも融点の高い金属板材よりなり、その
一端が固定接触子1 の接触部12の基端近くに位置して、
他端が固定接触子1 の端子部11と重合する位置まで延設
され、その一方面5aが固定接触子1 の接触部12の他方面
12d に固着される。
【0036】かかる消弧装置にあっては、可動接点2aが
固定接点12b から開離するときに生じるアークZ は、コ
イル部14の通電により発生する磁束との相互作用による
ローレンツ力が働くと、固定接触子1 の貫通穴13よりも
端子部11寄りの部分と重合する位置まで延設されたアー
ク走行板5 の先端まで磁気駆動されるので、第1実施例
と同様に長く伸長されて冷却が十分になり、アーク電圧
が急峻な上昇をして急速に遮断することができる。
【0037】また、アーク走行部が接触部12に固着され
るアーク走行板5 よりなるから、従来のものでも、その
アーク走行板5 が接触部12に固着されることによって、
第1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0038】また、アーク走行板5 は、接触部12を形成
する材料よりも融点が高い材料でもって形成されている
から、可動接点2aが固定接点12b から開離するときに生
じるアークZ がアーク走行板5 上を磁気駆動されるとき
に、アーク走行板5 から蒸発する金属蒸気量がより少な
くなり、電流遮断時の再点弧を防ぐことができる。
【0039】次に、本発明の第3実施例を図5及び図6
に基づいて以下に説明する。なお、第2実施例と実質的
に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異な
るところのみ記す。
【0040】第2実施例では、アーク走行板5 が直線状
となっているにのに対し、本実施例ではその先端が固定
接触子1 の端子部11の方向へ折曲した折曲部5bが設けら
れた構成となっている。
【0041】かかる消弧装置にあっては、第2実施例の
効果に加えて、可動接点2aが固定接点12b から開離する
ときに生じるアークZ は、コイル部14の通電による磁束
との相互作用によりローレンツ力が働いて伸長されても
折曲部5bに遮られるから、本消弧装置を配設する回路遮
断器20の内部がアークZ の熱から守られて絶縁劣化を防
ぐことができる。
【0042】次に、本発明の第4実施例を図7に基づい
て以下に説明する。なお、第2実施例と実質的に同一の
機能を有する部材には同一の符号を付し、異なるところ
のみ記す。
【0043】第2実施例では、冷却部材4 におけるアー
ク走行板5 の仕切り片4aの延設方向の先端と折曲部5bと
の間が近接しているのに対し、本実施例では余裕5cが設
けられた構成となっている。
【0044】かかる消弧装置にあっては、第3実施例の
効果に加えて、両接点12b,2a間に発生したアークZ を冷
却する冷却部材4 の熱分解性ガスは、仕切り片4a及び折
曲部5bにより還流が規制されているが、両仕切り片4aに
おける延設方向の先端と折曲部5bとの間の余裕5cを通っ
て還流するので、熱分解ガスの圧力が高くならず、アー
クZ の走行がより速くなってアーク電圧がより速やかに
上昇し、急速に遮断することができる。
【0045】次に、本発明の第5実施例を図8及び図9
に基づいて以下に説明する。なお、第4実施例と実質的
に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異な
るところのみ記す。
【0046】第4実施例では、アーク走行板5 は、その
基端から折曲部5bまでが平坦に形成されているのに対
し、本実施例では、段差5dを有した階段状に形成された
構成となっている。
【0047】詳しくは、アーク走行板5 は、その先端近
くの一方面5aが固定接触子1 の接触部12の一方面12a よ
りも開離している可動接点2aとの間が小さくなってい
る。
【0048】かかる消弧装置にあっては、可動接点2aが
固定接点12b から開離するときに生じるアークZ は、接
触部12の一方面12a よりも開離している可動接点2aとの
間が小さくなっているアーク走行板5 の先端へと磁気駆
動されやすくなるので、第4実施例よりも速くアークZ
が伸長されて冷却が速くなり、アーク電圧が上昇して第
4実施例よりも急速に遮断することができる。
【0049】次に、本発明の第6実施例を図10乃至図
12に基づいて以下に説明する。なお、第4実施例と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
異なるところのみ記す。
【0050】第4実施例では、アーク走行板5 は、折曲
部5bの他は平坦であるのに対し、本実施例では、幅方向
の両端をそれぞれ屈曲した屈曲部5eが設けられた構成と
なっている。
【0051】詳しくは、アーク走行板5 の屈曲部5eは、
冷却部材4 の両仕切り片4aの外側に位置している。
【0052】かかる消弧装置にあっては、第4実施例の
効果に加えて、冷却部材4 の仕切り片4aは、その外側に
アーク走行板5 の屈曲部5eが配設されることにより機械
的強度が大きくなるから、可動接点2aが固定接点12b か
ら開離するときに生じるアークZ の熱及び衝撃圧力によ
って破損しにくくなるので、アークZ が仕切り片4aの破
損部分を通ってコイル部14へ橋絡するのを防ぐことがで
き、アークZ の遮断性能を高いまま維持することができ
る。
【0053】次に、本発明の第7実施例を図13及び図
14に基づいて以下に説明する。なお、第6実施例と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
異なるところのみ記す。
【0054】第6実施例では、固定接触子1 の貫通穴13
の内縁部13a が露出しているのに対し、本実施例では絶
縁材料製の覆い部材6 により覆われた構成となってい
る。
【0055】詳しくは、覆い部材6 は、厚肉部6a及び薄
肉部6bよりなり、その厚肉部6aが冷却部材4 に接して、
薄肉部6bが貫通穴13において端子部11側の内縁部13a を
覆うよう設けられている。そして、この覆い部材6 の薄
肉部6bの先端は、図14において二点鎖線で示すよう
に、開離し終わった可動接点2aとアーク走行板5 の先端
とを結ぶ線よりも端子部11寄りに位置する。
【0056】かかる消弧装置にあっては、可動接点2aが
固定接点12b から開離するときに生じるアークZ が、固
定接触子1 の貫通穴13において端子部11側の内縁部13a
に変位することを防止できるので、第6実施例よりもア
ークZ を長く伸長することができ、アーク電圧がより高
くなり、第6実施例より急速に遮断することができる。
【0057】また、固定接触子1 と可動接触子2 との絶
縁距離を長くすることができるから、絶縁破壊による再
点弧を防止することができる。
【0058】次に、本発明の第8実施例を図15に基づ
いて以下に説明する。なお、第7実施例と実質的に同一
の機能を有する部材には同一の符号を付し、異なるとこ
ろのみ記す。
【0059】第7実施例では、覆い部材6 の薄肉部6bの
先端は、開離し終わった可動接点2aとアーク走行板5 の
先端とを結ぶ線よりも端子部11寄りに位置しているのに
対し、本実施例では、図18において二点鎖線で示すよ
うに、開離し終わった可動接点2aとアーク走行板5 の先
端とを結ぶ線を越え、固定接点12b 側に張り出した状態
で設けられた構成になっている。
【0060】かかる消弧装置にあっては、可動接点2aが
固定接点12b から開離するときに生じるアークZ は、覆
い部材6 に沿って湾曲して第7実施例よりも伸長される
ので、アーク電圧がより高くなり、第8実施例より急速
に遮断することができる。
【0061】次に、本発明の第9実施例を図16に基づ
いて以下に説明する。なお、第8実施例と実質的に同一
の機能を有する部材には同一の符号を付し、異なるとこ
ろのみ記す。
【0062】第8実施例では、覆い部材6 は、冷却部材
4 とは別部材で形成されているのに対し、本実施例で
は、一体的に形成された構成になっている。
【0063】かかる消弧装置にあっては、第8実施例の
効果に加えて、覆い部材6 は、前述したように、冷却部
材4 と一体的に形成されているから、部品数が少なくな
って、組み立て性を向上することができる。
【0064】この第9実施例を組み込んだ回路遮断器20
の短絡電流遮断試験を行ったところ、以下に示すよう
に、従来例を組み込んだものよりも遮断性能が向上する
ことが明らかとなった。
【0065】すなわち、試験電圧265V、推定短絡電
流25kAの条件での短絡試験の結果、従来例の消弧装
置では、通過エネルギーが2.0×106 2sであり、
通過電流ピーク値が23.3kAであったのに対し、第
9実施例の消弧装置では、通過エネルギーが1.46×
106 2sであり、通過電流ピーク値が23.3kAで
あって、通過エネルギーでは27%、通過電流ピーク値
では15%減少し、限流遮断性能の向上が確認された。
【0066】なお、第2乃至第9実施例では、アーク走
行板5 は、固定接触子1 の接触部12よりも融点の高い金
属材料でなっているが、アークZ が比較的小さいもので
あるときは、固定接触子1 の接触部12よりも融点の高い
金属材料でなくてもよく、そのときは材料選定の自由度
が大きくなる。
【0067】また、第1乃至第9実施例では、固定接触
子1 のコイル部14は、略4半弧状に湾曲されているが、
折り曲げられていても同様の効果を奏することができ
る。例えば、固定接触子1 のコイル部14は、第2実施例
のものを折り曲げた図17に示すようなものでもよい。
【0068】また、第3乃至第9実施例では、第2実施
例のようにアーク走行板5 を設けられたものにおいて、
アーク走行板5 に折曲部5bが設けられているが、第1実
施例のように固定接触子1 のアーク走行部12c の先端に
折曲部が設けられても、この消弧装置を配設する回路遮
断器20の内部がアークZ の熱から守られて絶縁劣化を防
ぐことができる。
【0069】また、第2乃至第4実施例では、アーク走
行板5 が接触部12の他方面12d に固着されているが、接
触部12の一方面12a に固着されてもよく、そのときは、
第5実施例と同様に、アーク走行板5 の先端近くの一方
面5aが、固定接触子1 の接触部12の一方面12a よりも開
離している可動接点2aとの間が小さくなるので、可動接
点2aが固定接点12b から開離するときに生じるアークZ
は、接触部12の一方面12a よりも開離している可動接点
2aとの間が小さくなっているアーク走行板5 の先端へと
磁気駆動されやすくなるので、第5実施例と同様に、ア
ークZ が伸長されて冷却が速くなり、アーク電圧が上昇
して急速に遮断することができる。
【0070】また、第5乃至第9実施例は、アーク走行
板5 に折曲部5bが設けられているが、アークZ が比較的
小さく、この消弧装置を配設する回路遮断器20の内部が
アークZ の熱により絶縁劣化する恐れがないときは、第
5実施例は図18に示すように、第7乃至第9実施例は
図19に示すように、折曲部5bが設けられていなくても
よく、そのときはアーク走行板5 の加工がし易くなる。
【0071】また、第4乃至第9実施例では、第2実施
例のようにアーク走行板5 を設けられたものにおいて、
冷却部材4 の仕切り片4aにおけるアーク走行板5 の先端
と折曲部5bとの間に余裕5cが設けられているが、第1実
施例のように固定接触子1 の接触部12のアーク走行部12
c の先端に折曲部が設けられて、冷却部材4 の仕切り片
4aの先端とその折曲部との間に余裕が設けられても、熱
分解ガスがその余裕を通って還流するので、熱分解ガス
の圧力が高くならず、アークの走行がより速くなってア
ーク電圧がより速やかに上昇し、急速に遮断することが
できる。
【0072】また、第6乃至第9実施例は、アーク走行
板5 に屈曲部5eが設けられているが、アークZ が比較的
小さく、アークZ の熱及び衝撃圧力によって破損する恐
れがないときは、屈曲部5eが設けられていなくてもよ
く、そのときはアーク走行板5の加工がし易くなる。
【0073】また、第9実施例では、覆い部材6 は、開
離し終わった可動接点2aとアーク走行板5 の先端とを結
ぶ線を越えて、固定接点12b 側に張り出した状態で設け
られた構成になっているが、アークZ が比較的小さいと
きは、第7実施例のように、端子部11寄りに位置する構
成でもよく、そのときは、設計の自由度を大きくするこ
とができる。
【0074】また、第1乃至第9実施例では、冷却部材
4 が設けられているが、アークZ が比較的小さいもので
あるときは設けられなくてもよく、そのときは、部材の
数が少なくなって、組み立ての作業性がよくなる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載のものは、可動接点が固定
接点から開離するときに生じるアークは、コイル部の通
電により発生する磁束との相互作用によるローレンツ力
が働くと、固定接触子の貫通穴よりも端子部寄りの部分
と重合する位置まで延設されたアーク走行部の先端まで
磁気駆動されるので、従来例のものよりも長く伸長され
て冷却が十分になり、アーク電圧が急峻な上昇をして急
速に遮断することができる。
【0076】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、アーク走行部が接触部に固着される
アーク走行板よりなるから、従来のものでも、そのアー
ク走行板が接触部に固着されることによって、請求項1
記載のものと同様の効果を奏することができる。
【0077】請求項3記載のものは、可動接点が固定接
点から開離するときに生じるアークは、接触部よりも開
離している可動接点との間が小さくなっているアーク走
行板の先端へと磁気駆動されやすくなるので、請求項2
記載のものよりも速くアークが伸長されて冷却が速くな
り、アーク電圧が上昇して請求項2記載のものよりも急
速に遮断することができる。
【0078】請求項4記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、可動接点が固定接点から開離すると
きに生じるアークが、そのアークにより加熱された冷却
部材の熱分解性ガスにより冷却され、その冷却部材の仕
切り片は、その外側にアーク走行板の屈曲部が配設され
ることにより機械的強度が大きくなるから、可動接点が
固定接点から開離するときに生じるアークの熱及び衝撃
圧力によって破損しにくくなるので、アークが仕切り片
の破損部分を通ってコイル部へ橋絡するのを防ぐことが
でき、アークの遮断性能を高いまま維持することができ
る。
【0079】請求項5記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、アーク走行板は、接触部を形成する
材料よりも融点が高い材料でもって形成されているか
ら、可動接点が固定接点から開離するときに生じるアー
クがアーク走行部上を磁気駆動されるときに、アーク走
行板から蒸発する金属蒸気量が少なくなるので、電流遮
断時の再点弧を防ぐことができる。
【0080】請求項6記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、可動接点が固定接点から開離すると
きに生じるアークは、コイル部の通電による磁束との相
互作用によりローレンツ力が働いて伸長されても折曲部
に遮られるから、本消弧装置を配設する回路遮断器の内
部がアークの熱から守られて絶縁劣化を防ぐことができ
る。
【0081】請求項7記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、可動接点が固定接点から開離すると
きに生じるアークが、そのアークにより加熱された冷却
部材の熱分解性ガスにより冷却され、その熱分解ガス
は、仕切り片及び折曲部により還流が規制されている
が、両仕切り片における延設方向の先端と折曲部との間
の余裕を通って還流するので、熱分解ガスの圧力が高く
ならず、アークの走行がより速くなって、アーク電圧が
より速やかに上昇し、急速に遮断することができる。
【0082】請求項8記載のものは、可動接点が固定接
点から開離するときに生じるアークが、固定接触子の貫
通穴の内縁部に変位することを防止できるので、請求項
1記載のものよりもアークを長く伸長することができ、
アーク電圧がより高くなり、請求項1記載のものより急
速に遮断することができる。
【0083】請求項9記載のものは、可動接点が固定接
点から開離するときに生じるアークは、端子部寄りの内
縁部を覆うよう設けられた覆い部材に沿って湾曲して、
請求項8記載のものよりも伸長される伸長されるので、
アーク電圧がより高くなって、請求項8記載のものより
もより急速に遮断することができる。
【0084】請求項10記載のものは、請求項8記載の
ものの効果に加えて、覆い部材は、冷却部材と一体的に
形成されているから、部品数が少なくなって、組み立て
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例の側面断面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例の側面断面図である。
【図6】同上のアーク走行板の斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の側面断面図である。
【図8】本発明の第5実施例の側面断面図である。
【図9】同上のアーク走行板の斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例の側面断面図である。
【図11】同上のアーク走行板の斜視図である。
【図12】同上のアーク走行板と冷却部材との位置関係
を示す正面断面図である。
【図13】本発明の第7実施例の側面断面図である。
【図14】同上の分解斜視図である。
【図15】本発明の第8実施例の側面断面図である。
【図16】本発明の第9実施例の側面断面図である。
【図17】コイル部を折り曲げにより形成した固定接触
子の側面断面図である。
【図18】折曲部が設けられていない固定接触子の斜視
図である。
【図19】折曲部が設けられていない固定接触子の斜視
図である。
【図20】従来例の側面断面図である。
【図21】同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 固定接触子 11 端子部 12 接触部 12a 一方面 12b 固定接点 12c アーク走行部 12d 他方面 13 貫通穴 13a 内縁部 14 コイル部 2 可動接触子 2a 可動接点 3 ヨーク 3a 中央片 3b 対向片 4 冷却部材 4a 仕切り片 5 アーク走行板 5b 折曲部 5c 余裕 5e 屈曲部 6 覆い部材 Z アーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 卓也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に端子部を有し他端部から一端部
    に向かって固定接点が一方面に設けられた接触部を延設
    し略中央部に一方面方向から固定接点を覗ける貫通穴を
    設けて通電により磁束を発生するコイル部を有した固定
    接触子と、固定接点と接離する可動接点が設けられた可
    動接触子と、中央片及び両対向片で略コ字状をなしコイ
    ル部による磁束が各片を通り開離した両接点間を流れる
    よう配設された磁性材料製のヨークと、を備えた消弧装
    置において、 前記固定接触子の貫通穴よりも端子部寄りの部分と重合
    する位置まで延設されたアーク走行部が前記接触部に設
    けられたことを特徴とする消弧装置。
  2. 【請求項2】 前記アーク走行部は、前記接触部に固着
    されたアーク走行板よりなることを特徴とする請求項1
    記載の消弧装置。
  3. 【請求項3】 前記アーク走行板は前記接触部の他方面
    に固着され、その先端近くが前記接触部よりも開離して
    いる前記可動接点との間が小さくなるよう階段状に形成
    されたことを特徴とする請求項2記載の消弧装置。
  4. 【請求項4】 前記固定接点を前記接触部の幅方向から
    挟む状態で仕切る一対の仕切り片を有し熱分解して発生
    する熱分解ガスでもって両接点間に発生したアークを冷
    却する冷却部材が設けられ、前記アーク走行板は前記接
    触部の他方面に固着されるとともに一対の仕切り片の外
    側に配設されるよう幅方向の両端が接触部の一方面側へ
    屈曲した屈曲部が設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の消弧装置。
  5. 【請求項5】 前記アーク走行板は、前記接触部を形成
    する材料よりも融点が高い材料でもって形成されたこと
    を特徴とする請求項2記載の消弧装置。
  6. 【請求項6】 前記アーク走行部の先端から前記端子部
    の方向へ折曲した折曲部が設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の消弧装置。
  7. 【請求項7】 前記固定接点を前記接触部の幅方向から
    挟む状態で仕切る一対の仕切り片を有し熱分解して発生
    する熱分解ガスでもって両接点間に発生したアークを冷
    却する冷却部材が設けられ、その一対の仕切り片におけ
    る前記延設方向の先端と前記折曲部との間に余裕が設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の消弧装置。
  8. 【請求項8】 前記固定接触子の貫通穴の内縁部を覆う
    絶縁材料製の覆い部材が設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の消弧装置。
  9. 【請求項9】 前記覆い部材は、開離した前記可動接点
    と前記アーク走行部の先端とを結ぶ線を越えて前記固定
    接点側に張り出した状態で前記端子部寄りの内縁部を覆
    うよう設けられたことを特徴とする請求項8記載の消弧
    装置。
  10. 【請求項10】 前記覆い部材は、前記冷却部材と一体
    的に形成されたことを特徴とする請求項8記載の消弧装
    置。
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CN111508779A (zh) * 2020-04-30 2020-08-07 西安交通大学 中频接触器触头结构、接触器及方法

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JP2020068186A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 河村電器産業株式会社 回路遮断器
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