JPH084518Y2 - コンクリート壁面のはつり装置 - Google Patents

コンクリート壁面のはつり装置

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JPH084518Y2
JPH084518Y2 JP11877489U JP11877489U JPH084518Y2 JP H084518 Y2 JPH084518 Y2 JP H084518Y2 JP 11877489 U JP11877489 U JP 11877489U JP 11877489 U JP11877489 U JP 11877489U JP H084518 Y2 JPH084518 Y2 JP H084518Y2
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JP
Japan
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concrete wall
rotary cutter
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arm
fluid
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JP11877489U
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JPH0358559U (ja
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政之 大河内
正光 内藤
正明 坂手
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はコンクリート壁面のはつり装置に関するもの
である。
〈従来の技術〉 第6図に従来のはつり装置を示す。
このはつり装置は、ドラムの周面に多数のチップ群を
突設して形成した回転カッタaを、バックホー等のベー
スマシンbのアームcの先端に接続して構成されてい
る。
そして、回転する回転カッタaを連続地中壁等のコン
クリート壁面dに押し付けつつ、上部から下部へ向け運
行することで、コンクリート壁面dのはつり作業を行っ
ている。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 前記した従来のはつり装置にあっては、次のような問
題点がある。
〈イ〉はつり精度は、オペレータによるアームcの操作
技術に大きく左右される。
特に、鉛直度はオペレータの感に頼よっているため、
鉛直方向のはつり量が一点鎖線で示すはつり予定線Lに
対し過不足を生じ易い。
そのため、コンクリート内部の鉄筋を損傷したり、或
ははつり量の不足箇所を再度はつりしなければならない
といった不都合がある。
〈ロ〉回転カッタaの運行方向は、アームcによる上下
方向及び前後方向の移動と、ベースマシンbによる水平
方向の旋回運動だけであるから、ベースマシンbの進入
が困難な狭小空間域でのはつり作業に不利である。
〈本考案の目的〉 本考案は以上の問題点を解決するために成されたもの
で、その目的とするところは、オペーレータの操作技術
が未熟であっても、高精度にはつりを行えると共に、ベ
ースマシンの進入が困難な狭小空間域であってもはつり
作業を行える、コンクリート壁面のはつり装置を提供す
ることにある。
〈問題点を解決するための手段〉 即ち本考案は、走行機能を有するベースマシンのアー
ムの自由端に設けられるコンクリート壁面のはつり装置
において、固定自在の回転カッタと、回転カッタに連結
し、コンクリート壁面への押し付け力を制御する流体シ
リンダと、前記アームに首振り自在に連結し、回転カッ
タ及び流体シリンダを支持して一体に回動する回動装置
とよりなり、流体シリンダ内に形成される独立した各流
体室に接続する流体の給排路中に前記各流体室内の圧力
を一定に維持するリリーフ弁を設けたことを特徴とす
る、コンクリート壁面のはつり装置である。
〈本考案の説明〉 以下、図面を参照しながら本考案について説明する。
〈イ〉はつり装置 第1、2図に本考案に係るはつり装置の一例を示す。
はつり装置は、走行機能を有するベースマシン10の昇
降自在のアーム11の自由端に設けられ、回転自在の回転
カッタ20と、回転カッタ20をコンクリート壁面40に一定
の力で以て押し付ける流体シリンダ30と、前記のアーム
11に連結し、回転カッタ20及び流体シリンダ30を支持し
て一体に回動する回動装置50とを具備している。
〈ロ〉回転カッタ 第2、3図にはつり装置の拡大図を示す。
回転カッタ20はドラム21の周面に多数のチップ群を突
設し、支軸22を中心に回転する構造であり、同図では回
転カッタ20の回転駆動手段を内蔵した駆動部23の両側に
ドラム21、21を配置した形式の他、公知の種々の回転カ
ッタを適用できる。
尚、図中24は駆動部23と一体の摺動筒、25は内筒24を
摺動自在に収容する外殻である。
〈ハ〉回転カッタの押し付け力の制御方法 本考案に係るはつり装置は、回転カッタ20をコンクリ
ート壁面40に一定の力で押し付けられるように構成され
ている。
この機構は第2、3図に示す回転カッタ20の駆動部23
と外殻25の間に配設した流体シリンダ30により行われ
る。
流体シリンダ30は、単に外殻25に対する回転カッタ20
の進退量を調整する機能の他に、回転カッタ20をコンク
リート壁面40に一定の力で以て押し付ける機能を併有す
る。
すなわち、第4図に例示した油圧回路について説明す
ると、ピストン31で離隔してできるN室とM室の各室が
方向制御弁32に配管A、Bで配管されている。
配管Aの途上には収縮用の液圧ポンプ33、リリーフ弁
34及び可変絞り弁35が接続している。
リリーフ弁34は、M室内の圧力が過大になるのを防止
して、M室内の圧力を一定に保つために機能する。
また配管Bの途上には、N室内の圧力を一定に保つた
めのリリーフ弁36が接続されている。
尚、図中37は伸長用の液圧ポンプである。
〈ニ〉回転カッタの回動機構 本考案のはつり装置は、回動装置50によって回転カッ
タ20がアーム11の軸心を中心に任意の角度だけ回動する
ように構成されている。
第2、3図を基にこの回動機構について説明すると、
回動装置50は固定筒51と、固定筒51に同心状態で遊嵌す
る回動筒52と、回動筒52に回転を与える駆動モータ53と
からなり、固定筒51の背面はアーム11にピン54で回動自
在に結合され、回動筒52の他面が外殻25にピン55で結合
されている。
そして、回動筒52の内周面に設けたリング状の内歯55
に駆動モータ53を噛み合わせ、駆動モータ53の駆動を受
けて回動する回動筒52の回動を、回転カッタ20へ伝える
ことができる。
回動装置50は上述した構成に限定されず、公知の機構
を応用できることは勿論である。
〈ホ〉回転カッタの首振り機構 回転カッタ20は、第2図に示すように外殻25と回動装
置50の回動筒52の間に設けた首振り用シリンダ60の伸縮
により、ピン55の軸支点を中心に首振り自在に構成され
ている。
首振用シリンダ60は、回転カッタ20がコンクリート壁
面40に対し直角でない場合に、回転カッタ20の向きをコ
ンクリート壁面40に直角となるように修正するためのシ
リンダである。
さらに回転カッタ20は、第1、3図に示すように回動
装置50とアーム11間に配設した仰角用リシンダ12の伸縮
よって、ピン54を中心にして縦方向の首振り自在に構成
されている。
〈本考案の作用〉 つぎに、はつり装置の作動について説明する。
〈イ〉アームの降下 第1図に示すように先端に回転カッタ20を装備したア
ーム11を起こし、アーム11をゆっくりと降下させる。
単にアーム11を降下しただけでは、回転カッタ20がア
ーム11の支軸点を中心とする円弧運動をするだけで、鉛
直にはつり取ることができない。
そこで、つぎに説明する流体シリンダ30の圧力制御に
より、回転カッタ20とコンクリート壁面40との間の押し
付け力を一定に制御しながら、鉛直にはつり取る。
〈ロ〉回転カッタの鉛直降下 例えば回転カッタ20の降下中、回転カッタ20がコンク
リート壁面40に強く押し付けられると、その反力が流体
シリンダ30を収縮させる方向に作用するため、第4図の
N室内の圧力が高くなる。
N室内の圧力が上昇するとその上昇分だけリリーフ弁
36で流体(油)がリリーフされると同時に、M室内に流
体が補給されてN室内の圧力は常に一定に保たれる。
その結果、回転カッタ20の押し付け力が一定に保たれ
る。
尚、リリーフ弁36で流体(油)をリリーフした分だ
け、流体シリンダ30が収縮する。
このように、アーム11の先端を円弧状に降下させて
も、流体シリンダ30があたかもばね部材のように伸縮し
て回転カッタ20の押し付け力を一定に保つので、コンク
リート壁面40を鉛直にはつり取ることができる。
〈ハ〉狭小空間域でのはつり作業 第5図に示すようにH鋼等の障害物70が存在してベー
スマシン10の進入が困難な狭小空間域においては、回動
装置50により回転カッタ20を適宜の角度(例えば90°)
回動させると共に、アーム11を水平方向に旋回移動させ
ることで、はつり作業が可能となる。
〈本考案の効果〉 本考案は以上説明したようになるから次の効果が得ら
れる。
〈イ〉回転カッタを一定の力でコンクリート壁面に押し
付けることができるので、はつり過ぎやはつり不足がな
くなる。
したがって、未熟なオペレータでも、正確にはつり作
業を行える。
〈ロ〉ベースマシンを移動しないで回転カッタの向きを
コンクリート壁面と直角に修正できるので、はつり効率
が向上する。
〈ハ〉回転カッタを任意の角度だけ回動できるので、ベ
ースマシンの進入が困難な狭小な場所でもはつり作業が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係るはつり装置の全体図 第2図:要部の平面図 第3図:第2図のIII-IIIの断面図 第4図:流体シリンダの流体圧系統図 第5図:狭小空間域におけるはつり作業時の平面図 第6図:従来技術の説明図

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機能を有するベースマシンのアームの
    自由端に設けられるコンクリート壁面のはつり装置にお
    いて、 回転自在の回転カッタと、 回転カッタに連結し、コンクリート壁面への押し付け力
    を制御する流体シリンダと、 前記アームに首振り自在に連結し、回転カッタ及び流体
    シリンダを支持して一体に回動する回動装置とよりな
    り、 流体シリンダ内に形成される独立した各流体室に接続す
    る流体の給排路中に前記各流体室内の圧力を一定に維持
    するリリーフ弁を設けたことを特徴とする、 コンクリート壁面のはつり装置。
JP11877489U 1989-10-12 1989-10-12 コンクリート壁面のはつり装置 Expired - Lifetime JPH084518Y2 (ja)

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JP11877489U JPH084518Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 コンクリート壁面のはつり装置

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JP11877489U JPH084518Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 コンクリート壁面のはつり装置

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Publication Number Publication Date
JPH0358559U JPH0358559U (ja) 1991-06-07
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JP11877489U Expired - Lifetime JPH084518Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 コンクリート壁面のはつり装置

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JP4552186B2 (ja) * 2004-11-19 2010-09-29 北都建機サービス株式会社 建材剥ぎ取り用スクレーパ装置
JP7362373B2 (ja) * 2019-09-06 2023-10-17 清水建設株式会社 切断装置

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JPH0358559U (ja) 1991-06-07

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