JP7362373B2 - 切断装置 - Google Patents
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Description
そのため、切断装置として、切断作業をより効率よく行うことを目的としたものが例えば特許文献2に提案されている。
すなわち、特許文献2に記載される切断装置では、移動や据え付け用のベースマシンである油圧ショベルのアーム先端の取付けブラケットに対して、所定角度で回転させる必要があった。例えば、柱の切断から大梁の切断へ切り替えるために90°転換させたり、大梁の切断時の逆ハの字に切断する際に回転させる必要が生じる。そのため、従来の切断装置で回転させる場合には、ブラケットの取付けボルトを外して、複数人で切断装置を手動で回転させるため、段取り替えの作業において時間と手間がかかり、作業効率が低下するという問題があった。
また、従来の切断装置では、狭隘な場所での施工において、ベースマシンによる姿勢位置決めや取り回しにおいて、切断装置全体を自動で回転することができないことから、位置決めに時間がかかり、作業効率が低下するおそれがあった。
このように本発明では、例えば水平方向に延びる梁材の切断作業から縦方向に延びる柱材の切断作業に移行する際、ワイヤーソーとベースフレームの姿勢や向きを変える段取り替え作業が不要となり、作業時間と手間を低減することができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、本発明では、把持装置とベースフレームとが各別に案内軸の中心軸周りに回転する構成となる。そのため、例えば把持装置を被切断物の把持位置に合せた任意の回転位置となる姿勢に変更して把持することができる。
このように本発明では、ベースマシンにより大梁等の被切断物上に把持装置を設置する際に、従来のように把持装置の先端にある爪部が大梁と干渉しないように、支持アーム部の下面と同一面レベルになるように横回転して退避するといった手間のかかる作業が不要になる利点がある。
本実施形態の梁材8としては、横板81と、横板81の幅方向の中央下面より下方に垂下する縦板82とによって断面T字形状となる部材を一例としている。
切断装置1は、ワイヤーソー機構4と、把持装置5と、を備えている。
切断装置1では、駆動プーリー21を回転駆動してワイヤーソー2を循環駆動しつつ梁材8に対して側方から押し付けることにより、その梁材8を「押し切り操作」によって切断するものである。
このような推進プーリー24を設けておくことにより、揺動アーム11の操作によって切断装置1を切断作業位置に配置した以降は、揺動アーム11を操作することなく単に固定した状態のままで、梁材8に対してワイヤーソー2を適切な傾斜角度として切断を開始することが可能である。
なお、上記のように推進プーリー24を進退させる際には一時的にワイヤーソー2の張力(テンション)が変化し、特にワイヤーソー2が過度に弛んでしまうと駆動プーリー21や固定プーリー23から脱落することを防止することができる。
案内軸3は、後端3bが回転機構7の後述する回転盤72にその回転軸と同軸に固定され、前端3aには把持装置5が中心軸O周りに回転可能に備えられている。案内軸3の長さ寸法は、ガイド軸に沿って進退移動するベースフレーム6が退避位置S1(図2参照)と押出し完了位置S2(図5参照)との間で進退可能な長さに設定されている。
把持装置5は、梁材8の上面8aに上方から当接板55を当接させ、支持アーム部51のスライド片51Bを後方に移動させつつ爪部53を閉じた状態としたときに、保持フレーム52との間で梁材8を挟持することを可能にしている。一方、爪部53を開く方向に回動させることで、挟持している梁材8を開放することができる。
具体的に切断装置1は、後方から見てベースフレーム6の右側に把持装置5が位置することになる。
そして、本実施形態では、ワイヤーソー機構4の上ベース62に設けられる推進プーリー24が前方に配置され、下ベース63に設けられる推進プーリー24が後方に配置された状態で側面視でワイヤーソー2が斜めに配置された状態で押し切り、最終段階でワイヤーソー2を駆動させたまま下ベース63の推進プーリー24を前方に移動させながら梁材8を切断し、下ベース63の推進プーリー24が最前方まで移動させることで、ワイヤーソー2を押し切ってワイヤーソー2が図5の二点鎖線の位置となり、梁材8が完全に切断される。
本実施形態による切断装置1では、図1に示すように、ワイヤーソー機構4のベースフレーム6がベースマシン10の揺動アーム11に対して案内軸3を介して進退可能に装着されているので、揺動アーム11の操作によりワイヤーソー機構4を切断作業位置に配置した状態でワイヤーソー2を循環駆動するとともに進退駆動機構によりベースフレーム6を案内軸3に案内させて前進させることにより、ワイヤーソー2による押し切り操作によって被切断物である梁材8を切断することができる。
例えば、従来の切断装置1では、ベースフレーム6の回転角度を変更する際には、一端、ベースマシン10の揺動アーム11の先端部11aから切り離して角度を変えて装着するという作業が発生することから例えば二人の作業員で5分以上の作業となっていたところ、本実施形態では一人で数十秒程度の作業となる。
また、本実施形態では、把持装置5とベースフレーム6とが各別に案内軸3の中心軸O周りに回転する構成となる。そのため、例えば把持装置を被切断物の把持位置に合せた任意の回転位置となる姿勢に変更して把持することができる。
このように本実施形態では、ベースマシン10により大梁等の梁材8上に把持装置5を設置する際に、従来のように把持装置5の先端にある爪部53が梁材8と干渉しないように、支持アーム部51の下面と同一面レベルになるように横回転して退避するといった手間のかかる作業が不要になる利点がある。
2 ワイヤーソー
3 案内軸
4 ワイヤーソー機構
5 把持装置
6 ベースフレーム
7 回転機構
8 梁材(被切断物)
10 ベースマシン
11 揺動アーム
11a 先端部
21 駆動プーリー
22 ガイドプーリー
51 支持アーム部
53 爪部
74 取付けブラケット(ブラケット)
O 案内軸の中心軸
Claims (3)
- 無端ループ状のワイヤーソーを循環駆動しつつ被切断物に対して押し付けることにより該被切断物を押し切り操作で切断するワイヤーソー機構を有し、該ワイヤーソー機構をベースマシンの揺動アームの先端部に装着して該揺動アームの操作により前記ワイヤーソー機構を切断作業位置に配置して切断作業を行う構成の切断装置であって、
前記ワイヤーソー機構は、
駆動プーリーおよび一連のガイドプーリーの全体を支持するベースフレームと、
前記揺動アームの先端部に設けられ、前記ベースフレームを進退可能に案内する案内軸と、
前記案内軸を前記ベースフレームとともに前記揺動アームの先端部に対して前記案内軸の中心軸周りに回転させる回転機構と、
を備え、
前記回転機構は、前記ベースマシンと、前記揺動アームの先端部に着脱可能なブラケットとの間に配置され、
前記回転機構は、前記ベースマシンの前記揺動アームの先端部に固定されるベース部と、前記ベース部に対して回転可能に設けられた回転盤と、を備え、
前記ベース部と前記ブラケットとの間には、一対の水平回転用シリンダが設けられていることを特徴とする切断装置。 - 前記案内軸の前記ベースマシン側とは反対側の先端には、前記被切断物を把持可能な把持装置が前記案内軸の中心軸周りに回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記把持装置は、前記案内軸と平行な方向に延びる支持アーム部を備え、
該支持アーム部の先端には爪部が設けられ、
該爪部は、前記支持アーム部を前記被切断物の上方から当接させた状態で、前記支持アーム部の先端において、前記案内軸の延在方向に対して水平かつ直交する方向を回動軸として回動可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の切断装置。
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JP2019162941A JP7362373B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | 切断装置 |
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Family Applications (1)
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