JPH0844140A - 多色画像形成方法及びその装置 - Google Patents

多色画像形成方法及びその装置

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JPH0844140A
JPH0844140A JP6202790A JP20279094A JPH0844140A JP H0844140 A JPH0844140 A JP H0844140A JP 6202790 A JP6202790 A JP 6202790A JP 20279094 A JP20279094 A JP 20279094A JP H0844140 A JPH0844140 A JP H0844140A
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image
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electrostatic latent
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JP6202790A
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Shigehiko Hasenami
茂彦 長谷波
Tsuneo Noami
恒雄 野網
Hiroo Soga
洋雄 曽我
Migaku Aoshima
琢 青島
Tomoshi Hirota
智志 広田
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0495Plural charge levels of latent image produced, e.g. trilevel

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一回の多色画像形成サイクル中での再帯電工
程に起因する信頼性の低下をなくし、かつ、トナー像と
の混色を有効に回避でき、必要に応じて、環境変化や使
用の履歴に基づく画質低下をも回避する。 【構成】 一様帯電工程Aにて帯電された潜像担持体1
に対し潜像形成工程Bを施して最大露光レベルが順次小
さくなる複数の潜像Z1,Z2…を形成し、第一現像工程
Cにて第一潜像Z1を第一色トナーT1にて可視像化した
後、一様露光工程Dにて第一色トナーT1に対する透過
率が低い波長の光を用い、少なくとも非画像部電位が第
一現像工程Cにおけるトナー層電位よりも絶対値で高い
電位となるように一様露光し、この後、第二現像工程E
にて第二潜像Z2を第二色トナーT2にて可視像化し、以
後同様の工程を繰り返して多色画像を形成する。必要に
応じて、潜像担持体1の電位を検出し、潜像担持体1上
の電位条件を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電潜像を利用して
多色画像を形成する多色画像形成方法及びその装置に係
り、特に、現像工程を複数回繰り返した後に、得られた
トナー像を記録媒体上に一括転写するタイプの多色画像
形成方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の多色画像形成方法として
は、例えば特開昭58ー116553号公報に代表され
るようなものが知られている。これは、例えば図7に示
すように、感光ドラム等の感光体100の周囲に、帯電
器101、画像部露光用の複数のレーザ102,10
3、反転現像用の複数の色トナーが収容される現像器1
04,105、第一の現像器104の直後に配置されて
感光体100を再帯電する再帯電器106、各色トナー
像を記録紙112に転写させるための転写器107、こ
の転写器107による転写動作をスムーズに実行させる
ために転写工程前に感光体100の表面電位を除去する
転写前処理器108、転写工程後に記録紙112を感光
体100から剥離する除電紙剥離器109、感光体10
0上の残留トナーを除去するクリーナ110及び感光体
100上の残留荷電を除去する除電ランプ111を夫々
配置し、一回の画像形成サイクルとして、感光体を予め
帯電した後に、画像部露光、反転現像を二回繰り返して
感光体100上に二色トナー像を形成した後に、記録紙
112上に各色トナー像を一括転写するものである。
【0003】また、特開平4ー12373号公報に代表
されるような多色画像形成方法では、図7に示す多色画
像形成装置から再帯電器106を除去した構成の装置を
用い、帯電器101にて感光体100を一様帯電し、露
光用レーザ102により第一画像部露光、第一現像器1
04にて第一反転現像後、再帯電(第二帯電)を実施せ
ずに引き続き、露光用レーザ103にて第二画像部露
光、第二現像器105にて第二反転現像を行い、二色の
画像を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58ー116553号公報のような多色画像形成方法で
は、図7に示すように、第一の現像工程後に再帯電(第
二帯電)を行うものであるため、再帯電器106が必要
不可欠になる分、装置の部品点数が嵩むばかりか、第一
トナー像の上から再帯電を行い、しかも、再帯電器10
6が第一現像器104と第二現像器105との間に配置
される関係から、第一トナー像から遊離したトナーや各
現像器104,105からの浮遊トナーによって再帯電
器106が汚染され易く、その分、再帯電工程の信頼性
が低下し、多色画像品質を損なうという技術的課題が見
い出された。
【0005】また、特開平4ー12373号のような多
色画像形成方法では、図7に示されるような再帯電器1
06が必要なく、前述の技術の如き再帯電に伴う信頼性
の低下は生じない。しかしながら、本方法では、第一の
現像後にも第一画像露光で形成した潜像電位が残ってい
るため、第二の現像時に第一の画像部にも第二のトナー
が現像され、所謂混色が生じるという技術的課題が残存
してしまう。
【0006】更に、上記二例の方法では、環境変化や使
用の履歴(磨耗や劣化の程度)に応じて感光体等の潜像
担持体の帯電特性が変化すると、画像部電位や非画像部
電位が変動し易く、その結果、使用条件を一義的にした
まま継続使用すると、混色やかぶり等の画質低下につな
がる懸念がある。
【0007】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、一回の多色画像形成サイ
クル中での再帯電工程に起因する信頼性の低下をなく
し、かつ、トナー像との混色を有効に回避でき、更に、
必要に応じて、環境変化や使用の履歴に基づく画質低下
をも回避できるようにした多色画像形成方法及びその装
置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明に係
る多色画像形成方法の基本である二色画像方法は、図1
(a)に示すように、光導電性の潜像担持体1表面を一
様に帯電する一様帯電工程Aと、一若しくは複数のレベ
ルによる露光が行われて第一の静電潜像Z1を形成する
と共に、この第一の静電潜像Z1の最大露光レベルより
も小さい一若しくは複数の露光レベルによる露光が行わ
れて第二の静電潜像Z2を形成する潜像形成工程Bと、
この潜像形成工程Bにて形成された第一の静電潜像Z1
を第一の色トナーT1にて可視像化する第一現像工程C
と、第一の色トナーT1に対する透過率が低い波長の光
を用い、少なくとも非画像部電位が第一現像工程Cにお
けるトナー層電位よりも絶対値で高い電位となるよう光
量制御される一様露光工程Dと、上記潜像形成工程Bに
て形成された第二の静電潜像Z2を第二の色トナーT2に
て可視像化する第二現像工程Eとを備えたものである。
【0009】そして、三色以上の多色画像を形成する際
には、図1(a)を参照すれば、光導電性の潜像担持体
1表面を一様に帯電する一様帯電工程Aと、一若しくは
複数のレベルによる露光が行われて第一の静電潜像Z1
を形成すると共に、この第一の静電潜像Z1の最大露光
レベルよりも小さい一若しくは複数の露光レベルによる
露光が行われて第二の静電潜像Z2を形成し、更に、第
三以降の静電潜像がある場合には以後同様の工程を繰り
返して第三以降の静電潜像を形成する潜像形成工程B
と、この潜像形成工程Bにて形成された第一の静電潜像
Z1を第一の色トナーT1にて可視像化する第一現像工程
Cと、第一の色トナーT1に対する透過率が低い波長の
光を用い、少なくとも非画像部電位が第一現像工程Cに
おけるトナー層電位よりも絶対値で高い電位となるよう
光量制御される一様露光工程Dと、上記潜像形成工程B
にて形成された第二の静電潜像Z2を第二の色トナーT2
にて可視像化する第二現像工程Eと、第一の色トナーT
1及び第二の色トナーT2に対する透過率が低い波長の光
を用い、少なくとも非画像部電位が第二現像工程Eにお
けるトナー層電位よりも絶対値で高い電位となるよう光
量制御される一様露光工程と、上記潜像形成工程Bにて
形成された第三の静電潜像を第三の色トナーにて可視像
化する第三現像工程とを行い、以後、引き続いて同様の
工程を繰り返して三色以上の多色画像を形成することを
特徴とする。
【0010】また、上述した方法を具現化する装置は、
図1(b)に示すように、静電潜像Z1,Z2…が担持さ
れる潜像担持体1と、この潜像担持体1を一様帯電する
帯電手段2と、この帯電手段2にて一様帯電された潜像
担持体1に対し一若しくは複数の露光レベルをもって各
色に対応する静電潜像Z1,Z2…を形成する多色潜像形
成手段3と、この多色潜像形成手段3における各色に対
応する静電潜像Z1,Z2…の最大露光レベルを第一の静
電潜像Z1から第二以降の静電潜像Z2…にかけて順次小
さく設定した条件下で各静電潜像Z1,Z2…の露光レベ
ルを任意に設定する露光レベル設定手段4と、上記多色
潜像形成手段3にて形成された各色の静電潜像Z1,Z2
…のみを順次対応する色トナーT1,T2…にて可視像化
する多色現像手段5と、この多色現像手段5による最終
色トナーの現像工程を除く各色トナーの現像工程が終了
した後に、少なくとも現像工程が終了した色トナーに対
する透過率が低い波長の光を用い、少なくとも非画像部
電位が各現像工程におけるトナー層電位よりも絶対値で
高い電位となるよう光量制御される一様露光手段6と、
潜像担持体1上に形成された各色トナー像を記録媒体7
に一括転写させる転写手段8とを備えていることを特徴
とする。
【0011】このような技術手段において、潜像担持体
1としては、セレン系感光体、アモルファスシリコン、
有機感光体等が用いられ、帯電手段2としては、コロト
ロン、ローラ帯電、ブラシ帯電等が用いられる。
【0012】また、多色潜像形成手段3としては、各色
成分毎の静電潜像を形成する個別のデバイスを設定する
ようにしてもよいし、全部を一つのデバイスで共用する
ように設計してもよい。また、各静電潜像については、
画像部電位が背景部電位よりも絶対値にて低いネガ潜像
を形成するようにすればよい。
【0013】更に、露光レベル設定手段4については、
ネガ潜像形成時には、少なくとも画像部に対応する露光
レベルを初期帯電電位、潜像コントラストを考慮して設
定するものであればよい。このとき、潜像コントラスト
としては、現像条件等によっても異なるが、大体300
V程度が好ましい。
【0014】更にまた、多色現像手段5としては、各静
電潜像を各トナーで個別に現像し得るものであれば、一
成分/二成分現像法のいずれを採用してもよい。また、
第二現像工程以降については、基本的には第一現像工程
と同様でよいが、第一トナー像を掻き乱したり、混色し
ないような手法、例えば非接触現像方式を採用すること
が好ましい。また、現像方式として現像バイアス印加方
式を採用する場合(本願では現像バイアスを印加しない
方式のものをも含む)には、非現像部位へのかぶりを有
効に回避するという観点から、現像バイアスと現像しな
い側の潜像電位あるいは既設のトナー像電位との電位差
が50V以上であることが好ましい。
【0015】また、上記一様露光手段6としては、潜像
担持体1上の既設の色トナーに対する透過率の低い波長
の光を用いることにより、一様露光による既設のトナー
層電位の低下を防ぎ、更に、一様露光レベルとしては、
少なくとも非画像部電位が既設のトナー層電位よりも絶
対値で高い電位となるように光量制御するようにすれば
よい。
【0016】また、転写手段8としては、潜像担持体1
上の各トナー像を記録媒体7に一括転写させるものであ
れば適宣選定して差し支えないが、潜像担持体1の電位
を除去する等の転写前処理を実施し、トナー像の転写動
作をスムーズに実行させるように設計することが好まし
い。
【0017】また、当初最適な潜像形成条件(帯電条
件、露光条件)、現像条件を設定していたとしても、潜
像担持体1の帯電特性がその磨耗や劣化等に伴ない変動
すると、潜像コントラストや現像性が変化してしまい、
極端な場合には、所謂混色やかぶり等の画質低下に影響
してしまう懸念がある。このような事態を回避する上
で、潜像担持体1上の静電潜像電位あるいはトナー像電
位が検出される電位検出手段9を少なくとも一つ設け、
この電位検出手段9による結果に応じて、帯電手段2の
帯電条件、多色潜像形成手段3の潜像形成条件、多色現
像手段5の現像条件及び一様露光手段6の露光条件の少
なくとも一つが制御される電位条件制御手段10を設け
るようにすることが好ましい。ここで、電位検出手段9
の検出対象としては、初期帯電電位、静電潜像電位、ト
ナー層電位、一様露光後帯電電位等が挙げられる。この
とき、電位条件制御手段10による制御精度を高めるに
は、電位検出手段9を複数設け、潜像担持体1の静電潜
像電位及びトナー層電位の両者を制御パラメータとして
検出するようにすることが好ましい。
【0018】
【作用】次に、図1(a)(b)に基づいて、二値のネ
ガ潜像を反転現像し、二色画像を形成するタイプを例に
挙げてこの発明の作用を説明する。先ず、潜像担持体1
は帯電手段2により初期帯電電位V0に帯電される(図
1(a)A)。次いで、多色潜像形成手段3は所定の露
光レベルで第一の画像情報に対応した第一の静電潜像Z
1を形成すると共に、第一の静電潜像Z1の最大露光レベ
ルよりも小さい露光レベルの第二の画像情報に対応した
第二の静電潜像露光Z2を形成する(図1(a)B)。
しかる後、多色現像手段5が第一の静電潜像Z1の画像
部を第一のトナーT1で現像する(図1(a)C)。こ
のとき、例えば第一の静電潜像Z1の画像部電位と第二
の静電潜像Z2の画像部電位との中間電位を現像バイア
スVB1とすれば、第二の静電潜像Z2の画像部に上記第
一のトナーT1が現像されることはない。
【0019】その後、一様露光手段6は少なくとも非画
像電位が第一のトナー層電位VT1よりも絶対値で高い電
位になるように光量制御された露光レベルで潜像担持体
1を一様露光する(図1(a)D)。このとき、一様露
光手段6は第一のトナーT1に対して透過率が低い光を
用いているため、一様露光によって第一のトナー層電位
VT1が低下することは殆どない。が、上記第二の静電潜
像Z2の画像部電位は第一のトナー層電位VT1よりも低
いレベルまで低下する。更に、多色現像手段5は第二の
静電潜像Z2の画像部のみを第二のトナーT2にて現像す
る(図1(a)E)。このとき、例えば第二の静電潜像
Z2の画像部電位と第一のトナー層電位VT1との中間電
位を第二の現像バイアスVB2とすれば、第一のトナーT
1層上に第二のトナーT2が現像されることはない。ま
た、一様露光手段6の露光レベルを調整し、第二の静電
潜像Z2の背景部電位を第一のトナー層電位VT1電位近
傍まで低下させるようにすれば、第一のトナー像のエッ
ジ部に形成されるフリンジ電界が小さくなり、このフリ
ンジ電界に起因して第二のトナーT2が第一のトナー像
のエッジ部分に現像される事態も有効に回避される。
【0020】このように、潜像担持体1上に形成された
第一のトナー像、第二のトナー像は転写手段8にて記録
媒体7に一括転写される。
【0021】また、この発明において、図1(b)に仮
想線で示すように、電位検出手段9及び電位条件制御手
段10を設けたタイプにあっては、電位検出手段9が潜
像担持体1の表面電位を検出するため、環境変動、潜像
担持体1の磨耗、劣化による電位変動が瞬時に捉えられ
る。このとき、電位条件制御手段10は電位検出手段9
からの電位情報に基づいて電位条件を制御する。例え
ば、帯電手段2の帯電条件や多色潜像形成手段3の潜像
形成条件や一様露光手段6の露光条件を制御し、潜像担
持体1上の画像部電位や非画像部電位を適切に調整して
潜像コントラストを良好に保ったり、また、多色現像手
段5の現像条件を制御し、適切な現像バイアスを印加し
て、所謂混色やかぶりを規制する。
【0022】特に、一様露光手段6による一様露光工程
後の潜像担持体1の表面電位やトナー層電位を検出する
ための電位検出手段9を設け、この電位検出手段9から
の電位情報に基づいて第二以降の現像工程の現像バイア
スを適切に制御するようにすれば、第二以降のトナー像
形成に対してより適切に対処することが可能である。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用される二色カラープリンタの実施
例1を示す。同図において、21は図中a方向に回転す
る感光ドラム等の感光体、22は感光体21を予め初期
帯電する帯電器、23は第一及び第二のネガ潜像を形成
する光書き込みユニットであり、例えば露光レベルが任
意に調整可能な二系統のレーザビームB1,B2を照射す
るレーザユニットにて構成される。また、符号24は第
一のネガ潜像を反転現像する色トナー(この実施例では
黒トナー)が収容される第一現像器、25は第二のネガ
潜像を反転現像する色トナー(この実施例では赤トナ
ー)が収容される第二現像器であり、この実施例では、
第一及び第二現像器24,25はいずれも接触磁気ブラ
シ現像方式を採用している。更に、符号27は上記第一
現像器24と第二現像器25との中間部位に設けられて
感光体21を所定の露光レベルにて一様露光する一様露
光ランプ、29は各色トナー像を記録紙30に転写させ
るための転写ローラ、31は感光体21上の残留トナー
を除去するクリーナ、32は感光体21上の残留荷電を
除去する除電ランプである。
【0024】図3は実施例1に係る画像形成プロセスを
示す説明図である。同図において、先ず、感光体21は
帯電器22にて初期帯電電位V0に帯電される(図3
(a))。次いで、光書き込みユニット23は、第一の
ビーム(ビーム強度:E1)、第二のビーム(ビーム強
度E2<E1)によって帯電された感光体21を露光し、
画像部電位が夫々V1,V2(|V1|<|V2|)になる
ネガ潜像(露光部が画像部になる静電潜像)Z1,Z2を
形成する(図3(b))。このとき、V1,V2は出力画
像の濃度に応じて色々な値をとるが、ここでは夫々のビ
ームB1,B2による最大露光部すなわち最小電位部をV
1,V2とする。
【0025】しかる後、第一現像器24が第一のネガ潜
像Z1の画像部に第一のトナーT1を現像バイアスVB1に
て反転現像する(図3(c))。このとき、現像バイア
スVB1は第一、第二のネガ潜像Z1,Z2の画像部電位V
1,V2の中間の値に設定され、第一のネガ潜像Z1の画
像部に第一のトナーT1が現像され、第二のネガ潜像Z2
の画像部には第一のトナーT1が現像されないようにな
っている。
【0026】この後、一様露光ランプ27は第二のネガ
潜像Z2の画像部、背景部に対して一様露光を施し、第
二のネガ潜像Z2の画像部、背景部電位を露光用ビーム
B0の強度E0に応じて夫々V3,V4まで低下する(図3
(d))。このとき、画像部電位V3は出力する画像の
濃度に応じて色々な値をとるが、ここではビームB2に
よる最大露光部すなわち最小電位部の値をV3とする。
また、上記一様露光は第一トナー像領域に対しても施さ
れるが、第一トナーT1は黒トナーで非透過性であるた
め、一様露光によって第一トナー像領域が露光される事
態はほとんどなく、第一トナー像電位VT1が低下するこ
とはない。そして、上記背景部電位V4は第一のトナー
像電位VT1よりも絶対値で僅かに高い値に調整されてい
る。
【0027】次いで、第二現像器25が第二のネガ潜像
Z2の画像部に第二のトナーT1を現像バイアスVB2にて
反転現像する(図3(e))。このとき、現像バイアス
VB2は一様露光後の第二のネガ潜像Z2の画像部電位V3
と第一トナー像電位VT1との中間の値に設定され、第二
のネガ潜像Z2の画像部に第二のトナーT2が現像され、
第一のネガ潜像Z1の画像部には第二のトナーT2が現像
されないようになっている。また、この実施例では、上
記背景部電位V4は第一トナー像電位VT1よりも絶対値
で高いため、第一トナー像のトナーが電位V4の背景部
に飛散する懸念がないばかりか、特に、この実施例で
は、上記背景部電位V4は第一トナー像電位VT1近傍ま
で低下しているので、第一トナー像のエッジ部分に形成
されるフリンジ電界が小さく、このフリンジ電界に起因
して第二のトナーT2が第一トナー像のエッジ部分に現
像されることもない。
【0028】こうして、感光体21上に二色のトナー像
が得られ、これらの各トナー像は転写ローラ29により
記録紙30に一括転写される。
【0029】より具体的に述べると、 V0:1000V V1:400V V2:750V V3:50V V4:450V VTI:430V VB1:700V VB2:350V 以上の条件において、第二のトナーT2の第一トナー像
中への混色のない良好な二色の画像が得られた。しか
し、第一トナー像には若干の像乱れが観察された。
【0030】更に、上記実施例1において、第二現像器
25として非接触現像方式を採用したところ、第一のト
ナー像を乱すことなく、混色のない良好な二色画像が得
られた。
【0031】◎実施例2 図4はこの発明が適用される二色カラープリンタの実施
例2を示す。尚、図2と同様な構成要素については同一
の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。同
図において、二色カラープリンタの基本的構成は、実施
例1と略同様であるが、実施例1と異なり、光書き込み
ユニット23と第一現像器24との間に感光体21上の
電位が検出される第一の電位検出器41を設けると共
に、第一現像器24と一様露光ランプ27との間に感光
体21上の電位が検出される第二の電位検出器42を設
け、第一及び第二の電位検出器41,42からの電位信
号を露光・現像バイアス制御器45に入力し、この露光
・現像バイアス制御器45に基づいて、光書き込みユニ
ット23の露光レベル、第一現像器24、第二現像器2
5の現像バイアスVB1,VB2及び一様露光ランプ27の
露光レベルを制御するものである。
【0032】この実施例において、二色カラープリンタ
は、基本的には実施例1と同様に図3に示す画像形成プ
ロセスに従って二色画像を得るものである。このような
画像形成プロセス過程において、第一の電位検出器41
は第一若しくは第二のネガ潜像Z1,Z2の画像部電位V
1(若しくはV2)を検出しており、露光・現像バイアス
制御器45は第一の電位検出器41からの検出信号と基
準信号(標準の画像部電位V1(若しくはV2)に対応す
るレベルの信号)とを対比し、その差分信号に応じて光
書き込みユニット23のビームB1,B2の強度を補正す
ると共に、第一現像器24の現像バイアスVB1を補正す
る。
【0033】また、第二の電位検出器42は第一のトナ
ー像電位VT1を検出しており、露光・現像バイアス制御
器45は第二の電位検出器42からの検出信号と基準信
号(標準の第一のトナー像電位VT1に対応するレベルの
信号)とを対比し、その差分信号に応じて一様露光ラン
プ27のビームB0の強度を補正すると共に、第二現像
器25の現像バイアスVB2を補正する。尚、一様露光ラ
ンプ27と第二現像器25との間に電位検出器を設け、
この電位検出器により第二のネガ潜像Z2の画像部電位
V3を検出し、この検出信号をも用いて第二現像器25
の現像バイアスVB2を制御するようにすれば、現像バイ
アスVB2をより正確に制御することが可能である。
【0034】この実施例によれば、環境変化や感光体2
1が磨耗したり劣化したりすると、感光体21の帯電特
性が変動し、画像部電位や非画像部電位が変動すること
になるが、上述したように、画像部電位や非画像部電位
あるいは現像バイアスが適切に制御されるため、環境変
化や感光体21の磨耗や劣化に伴う画質低下は有効に抑
えられる。
【0035】更に、この実施例2において、第二現像器
25として非接触現像方式のものを採用すれば、実施例
2と同様に、第一トナー像を乱すことなく、混色のない
良好な画像が得られる。
【0036】◎実施例3 図5はこの発明が適用された三色カラープリンタの実施
例3を示す。尚、実施例1と同様な構成要素については
実施例1と同様な符号を付してここではその詳細な説明
を省略する。同図において、21はa方向に回転する感
光ドラム等の感光体、22は感光体21を予め初期帯電
する帯電器、23は第一、第二、第三のネガ潜像を形成
する光書き込みユニットであり、例えば露光レベルが任
意に調整可能な三系統のレーザビームB1,B2,B3を
照射するレーザユニットにて構成される。また、符号2
4は第一のネガ潜像を反転現像する色トナー(この実施
例では黒トナー)が収容される第一現像器、25は第二
のネガ潜像を反転現像する色トナー(この実施例では赤
トナー)が収容される第二現像器、26は第三のネガ潜
像を反転現像する色トナー(この実施例では青トナー)
が収容される第三現像器であり、この実施例では、第一
現像器24は接触磁気ブラシ現像方式を採用している
が、第二、第三現像器25,26はいずれも非接触現像
方式を採用している。
【0037】更に、符号27は上記第一現像器24と第
二現像器25との中間部位に設けられて感光体21を所
定の露光レベルにて一様露光する第一の一様露光ラン
プ、28は第二現像器25と第三現像器26との中間部
位に設けられて感光体21を所定レベルにて一様露光す
る第二の一様露光ランプである。ここで、第一の一様露
光ランプ27の照射光は第一の色トナーT1(この実施
例では黒トナー)が非透過のものであるのに対し、第二
の一様露光ランプ28の照射光は第一の色トナーT1の
みならず、第二の色トナー(この実施例では赤トナー)
が非透過のものである。
【0038】更にまた、29は各色トナー像を記録紙3
0に転写させるための転写ローラ、31は感光体21上
の残留トナーを除去するクリーナ、32は感光体21上
の残留荷電を除去する除電ランプである。
【0039】また、この実施例では、光書き込みユニッ
ト23と第一現像器24との間に感光体21上の電位が
検出される第一の電位検出器41を設け、第一現像器2
4と第一の一様露光ランプ27との間に感光体21上の
電位が検出される第二の電位検出器42を設け、更に、
第二現像器25と第二の一様露光ランプ28との間にも
感光体21上の電位が検出される第三の電位検出器43
を設け、第一ないし第三の電位検出器41〜43からの
電位信号を露光・現像バイアス制御器45に入力し、こ
の露光・現像バイアス制御器45に基づいて、光書き込
みユニット23の露光レベル、第一現像器24ないし第
三現像器26の現像バイアスVB1,VB2,VB3、並び
に、第一及び第二の一様露光ランプ27,28の露光レ
ベルを制御するものである。
【0040】図6は実施例3に係る画像形成プロセスを
示す説明図である。同図において、先ず、感光体21は
帯電器22にて初期帯電電位V0に帯電される(図6
(a))。次いで、光書き込みユニット23は、第一の
ビーム(ビーム強度:E1)、第二のビーム(ビーム強
度E2<E1)、第三のビーム(ビーム強度:E3<E2)
によって帯電された感光体21を露光し、画像部電位が
夫々V1,V2,V3(|V1|<|V2|<|V3|)にな
るネガ潜像Z1,Z2,Z3を形成する(図6(b))。
このとき、V1,V2,V3は出力画像の濃度に応じて色々
な値をとるが、ここでは夫々のビームB1,B2,B3に
よる最大露光部すなわち最小電位部をV1,V2,V3と
する。
【0041】しかる後、第一現像器24が第一のネガ潜
像Z1の画像部に第一のトナーT1を現像バイアスVB1に
て反転現像する(図6(c))。このとき、現像バイア
スVB1は第一、第二のネガ潜像Z1,Z2の画像部電位V
1,V2の中間の値に設定され、第一のネガ潜像Z1の画
像部に第一のトナーT1が現像され、第二、第三のネガ
潜像Z2,Z3の画像部には第一のトナーT1が現像され
ないようになっている。
【0042】このような画像形成過程において、第一の
電位検出器41は第一ないし第三のネガ潜像Z1,Z2,
Z3のいずれかの画像部電位V1(若しくはV2若しくは
V3)を検出しており、露光・現像バイアス制御器45
は第一の電位検出器41からの検出信号と基準信号(標
準の画像部電位V1(若しくはV2若しくはV3)に対応
するレベルの信号)とを対比し、その差分信号に応じて
光書き込みユニット23のビームB1,B2,B3の強度
を補正すると共に、第一現像器24の現像バイアスVB1
を補正する。
【0043】この後、第一の一様露光ランプ27は第
二、第三のネガ潜像Z2,Z3の画像部、背景部に対して
一様露光を施し、第二、第三のネガ潜像Z2,Z3の画像
部電位を露光用ビームB01の強度E01に応じて夫々V
4,V5まで低下する(図6(d))。このとき、画像部
電位V4,V5は出力する画像の濃度に応じて色々な値を
とるが、ここではビームB2,B3による最大露光部すな
わち最小電位部の値をV4,V5(|V4|<|V5|)と
する。また、上記一様露光は第一トナー像領域に対して
も施されるが、第一トナーT1は黒トナーで非透過性で
あるため、一様露光によって第一トナー像領域が露光さ
れる事態はほとんどなく、第一トナー像電位VT1が低下
することはない。
【0044】この後、第二現像器25が第二のネガ潜像
Z2の画像部に第二のトナーT2を現像バイアスVB2にて
反転現像する(図6(e))。このとき、現像バイアス
VB2は、第一の一様露光後の第二のネガ潜像Z2の画像
部電位V4と第一トナー像電位VT1若しくは第三のネガ
潜像Z3の画像部電位V5のうち絶対値で低い方の電位と
の中間の値に設定され、第二のネガ潜像Z2の画像部に
第二のトナーT2が現像され、第一、第三のネガ潜像Z
1,Z3の画像部には第二のトナーT2が現像されないよ
うになっている。
【0045】このような画像形成工程において、第二の
電位検出器42は第一のトナー像電位VT1を検出してお
り、露光・現像バイアス制御器45は第二の電位検出器
42からの検出信号と基準信号(標準の第一のトナー像
電位VT1に対応するレベルの信号)とを対比し、その差
分信号に応じて第一の一様露光ランプ27のビームB01
の強度を補正すると共に、第二現像器25の現像バイア
スVB2を補正する。
【0046】この後、第二の一様露光ランプ28は第三
のネガ潜像Z3の画像部、背景部に対して一様露光を施
し、第三のネガ潜像Z3の画像部電位を露光用ビームB0
2の強度E02に応じてV6まで低下する(図6(f))。
このとき、画像部電位V6は出力する画像の濃度に応じ
て色々な値をとるが、ここではビームB3による最大露
光部すなわち最小電位部の値をV6とする。また、上記
第二の一様露光は第一トナー像領域、第二トナー像領域
に対しても施されるが、第一トナーT1、第二トナーT2
は第二の一様露光の光に対して非透過性であるため、一
様露光によって第一トナー像領域、第二トナー像領域が
露光される事態はほとんどなく、第一トナー像電位VT
1、第二トナー像電位VT2が低下することはない。
【0047】そして、第三現像器26が第三のネガ潜像
Z3の画像部に第三のトナーT3を現像バイアスVB3にて
反転現像する(図6(g))。このとき、現像バイアス
VB3は、第二の一様露光後の第三のネガ潜像Z3の画像
部電位V6と第二トナー像電位VT2との中間の値に設定
され、第三のネガ潜像Z3の画像部に第三のトナーT3が
現像され、第一、第二のネガ潜像Z1,Z2の画像部には
第三のトナーT3が現像されないようになっている。
【0048】このような画像形成工程において、第三の
電位検出器43は第二のトナー像電位VT2を検出してお
り、露光・現像バイアス制御器45は第三の電位検出器
43からの検出信号と基準信号(標準の第二のトナー像
電位VT2に対応するレベルの信号)とを対比し、その差
分信号に応じて一様露光ランプ28のビームB02の強度
を補正すると共に、第三現像器26の現像バイアスVB3
を補正する。
【0049】こうして、感光体21上に二色のトナー像
が得られ、これらの各トナー像は転写ローラ29により
記録紙30に一括転写される。このとき、既設のトナー
像を乱すことなく、混色のない良好な三色画像が得られ
た。
【0050】また、この実施例によれば、環境変化や感
光体21が磨耗したり劣化したりすると、感光体21の
帯電特性が変動し、画像部電位や非画像部電位が変動す
ることになるが、上述したように、画像部電位や非画像
部電位あるいは現像バイアスが適切に制御されるため、
環境変化や感光体21の磨耗や劣化に伴う画質低下は有
効に抑えられる。
【0051】
【発明の結果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、一回の多色画像形成サイクル中において、予め潜
像形成工程で最大露光レベルが順次小さく複数の静電潜
像を形成した後、現像工程と一様露光工程とを交互に行
うことにより、再帯電工程を不要とし、同極性の各色ト
ナーを用いて対応する静電潜像のみを現像し得るように
したので、一回の多色画像形成サイクル中での再帯電工
程に起因する信頼性の低下をなくし、かつ、既設のトナ
ー像との混色を有効に回避することができる。
【0052】特に、請求項4記載の発明によれば、環境
変化や使用の履歴に伴って潜像担持体の帯電特性が変動
したとしても、電位検出手段にて潜像担持体の帯電特性
変動を常時監視し、電位条件制御手段にて潜像担持体の
潜像形成条件、現像条件、一様露光条件を帯電特性変動
に応じて適切に制御するようにしたので、環境変化や使
用の履歴に起因して生ずる潜像担持体の帯電特性の変動
に伴う画質低下を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明に係る多色画像形成方法の
各工程を示す説明図、(b)はこの発明に係る多色画像
形成装置の構成を示す説明図である。
【図2】 実施例1に係るカラープリンタを示す説明図
である。
【図3】 実施例1に係る画像形成プロセスを示す説明
図である。
【図4】 実施例2に係るカラープリンタを示す説明図
である。
【図5】 実施例3に係るカラープリンタを示す説明図
である。
【図6】 実施例3に係る画像形成プロセスを示す説明
図である。
【図7】 従来におけるカラープリンタの一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
A…一様帯電工程,B…潜像形成工程,C…第一現像工
程,D…一様露光工程,E…第二現像工程,1…潜像担
持体,2…帯電手段,3…多色潜像形成手段,4…露光
レベル設定手段,5…多色現像手段,6…一様露光手
段,7…記録媒体,8…転写手段,9…電位検出手段,
10…電位条件制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青島 琢 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 広田 智志 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 渡辺 洋一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電性の潜像担持体(1)表面を一様
    に帯電する一様帯電工程(A)と、一若しくは複数のレ
    ベルによる露光が行われて第一の静電潜像(Z1)を形
    成すると共に、この第一の静電潜像(Z1)の最大露光
    レベルよりも小さい一若しくは複数の露光レベルによる
    露光が行われて第二の静電潜像(Z2)を形成する潜像
    形成工程(B)と、この潜像形成工程(B)にて形成さ
    れた第一の静電潜像(Z1)を第一の色トナー(T1)に
    て可視像化する第一現像工程(C)と、第一の色トナー
    (T1)に対する透過率が低い波長の光を用い、少なく
    とも非画像部電位が第一現像工程(C)におけるトナー
    層電位よりも絶対値で高い電位となるよう光量制御され
    る一様露光工程(D)と、上記潜像形成工程(B)にて
    形成された第二の静電潜像(Z2)を第二の色トナー
    (T2)にて可視像化する第二現像工程(E)とを備え
    た多色画像形成方法。
  2. 【請求項2】 光導電性の潜像担持体(1)表面を一様
    に帯電する一様帯電工程(A)と、一若しくは複数のレ
    ベルによる露光が行われて第一の静電潜像(Z1)を形
    成すると共に、この第一の静電潜像(Z1)の最大露光
    レベルよりも小さい一若しくは複数の露光レベルによる
    露光が行われて第二の静電潜像(Z2)を形成し、更
    に、第三以降の静電潜像がある場合には以後同様の工程
    を繰り返して第三以降の静電潜像を形成する潜像形成工
    程(B)と、この潜像形成工程(B)にて形成された第
    一の静電潜像(Z1)を第一の色トナー(T1)にて可視
    像化する第一現像工程(C)と、第一の色トナー(T
    1)に対する透過率が低い波長の光を用い、少なくとも
    非画像部電位が第一現像工程(C)におけるトナー層電
    位よりも絶対値で高い電位となるよう光量制御される一
    様露光工程(D)と、上記潜像形成工程(B)にて形成
    された第二の静電潜像(Z2)を第二の色トナー(T2)
    にて可視像化する第二現像工程(E)と、第一の色トナ
    ー(T1)及び第二の色トナー(T2)に対する透過率が
    低い波長の光を用い、少なくとも非画像部電位が第二現
    像工程(E)におけるトナー層電位よりも絶対値で高い
    電位となるよう光量制御される一様露光工程と、上記潜
    像形成工程(B)にて形成された第三の静電潜像を第三
    の色トナーにて可視像化する第三現像工程とを行い、以
    後、引き続いて同様の工程を繰り返して三色以上の多色
    画像を形成することを特徴とする多色画像形成方法。
  3. 【請求項3】 静電潜像(Z1,Z2…)が担持される潜
    像担持体(1)と、この潜像担持体(1)を一様帯電す
    る帯電手段(2)と、この帯電手段(2)にて一様帯電
    された潜像担持体(1)に対し一若しくは複数の露光レ
    ベルをもって各色に対応する静電潜像(Z1,Z2…)を
    形成する多色潜像形成手段(3)と、この多色潜像形成
    手段(3)における各色に対応する静電潜像(Z1,Z2
    …)の最大露光レベルを第一の静電潜像(Z1)から第
    二以降の静電潜像(Z2…)にかけて順次小さく設定し
    た条件下で各静電潜像(Z1,Z2…)の露光レベルを任
    意に設定する露光レベル設定手段(4)と、上記多色潜
    像形成手段(3)にて形成された各色の静電潜像(Z
    1,Z2…)のみを順次対応する色トナー(T1,T2…)
    にて可視像化する多色現像手段(5)と、この多色現像
    手段(5)による最終色トナーの現像工程を除く各色ト
    ナーの現像工程が終了した後に、少なくとも現像工程が
    終了した色トナーに対する透過率が低い波長の光を用
    い、少なくとも非画像部電位が各現像工程におけるトナ
    ー層電位よりも絶対値で高い電位となるよう光量制御さ
    れる一様露光手段(6)と、潜像担持体(1)上に形成
    された各色トナー像を記録媒体(7)に一括転写させる
    転写手段(8)とを備えていることを特徴とする多色画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、潜像担持
    体(1)上の静電潜像電位あるいはトナー像電位が検出
    される電位検出手段(9)を少なくとも一つ設け、この
    電位検出手段(9)による結果に応じて、帯電手段
    (2)の帯電条件、多色潜像形成手段(3)の潜像形成
    条件、多色現像手段(5)の現像条件及び一様露光手段
    (6)の露光条件の少なくとも一つが制御される電位条
    件制御手段(10)を設けたことを特徴とする多色画像
    形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018058A1 (de) * 1996-10-17 1998-04-30 Oce Printing Systems Gmbh Verfahren zum mehrfarbigen elektrofotografischen drucken mit unipolarem toner
JP2007024988A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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WO1998018058A1 (de) * 1996-10-17 1998-04-30 Oce Printing Systems Gmbh Verfahren zum mehrfarbigen elektrofotografischen drucken mit unipolarem toner
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