JPH084336A - スカッシュ等の競技用コート - Google Patents
スカッシュ等の競技用コートInfo
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- JPH084336A JPH084336A JP13610594A JP13610594A JPH084336A JP H084336 A JPH084336 A JP H084336A JP 13610594 A JP13610594 A JP 13610594A JP 13610594 A JP13610594 A JP 13610594A JP H084336 A JPH084336 A JP H084336A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- squash
- wall
- court
- sidewall
- competition
- Prior art date
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】長方形の競技用フロアー11の前後及び左右に
立設されるフロントウォール12、バックウォール1
3、及び左右のサイドウォール14,15を備え、前記
左右のサイドウォール14,15のうちの一方(15)
が他方のサイドウォール(14)側へ移動できるように
されるとともに、前記バックウォール13が前記他方の
サイドウォール(14)側の端部を支点にして該他方の
サイドウォール(14)側へ回動できるようにされてな
る。 【効果】 スポーツ施設等において一つのコートより広
い連続したスペースを作り出すことができるので、その
スペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも利用で
き、その結果、限られたスペースの有効利用が図られ
る。
立設されるフロントウォール12、バックウォール1
3、及び左右のサイドウォール14,15を備え、前記
左右のサイドウォール14,15のうちの一方(15)
が他方のサイドウォール(14)側へ移動できるように
されるとともに、前記バックウォール13が前記他方の
サイドウォール(14)側の端部を支点にして該他方の
サイドウォール(14)側へ回動できるようにされてな
る。 【効果】 スポーツ施設等において一つのコートより広
い連続したスペースを作り出すことができるので、その
スペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも利用で
き、その結果、限られたスペースの有効利用が図られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長方形の競技フロアー
の前後及び左右に配されるフロントウォール、バックウ
ォール、及び左右のサイドウォールの壁面を利用してボ
ールをラケットで打ち合うスカッシュ、ラケットボール
等の競技用コートに係り、特に、スポーツ施設等におい
て一つのコートより広い連続したスペースを簡単に作り
出すことができるようにして、競技用スペースを他の用
途にも利用できるようにしたものに関する。
の前後及び左右に配されるフロントウォール、バックウ
ォール、及び左右のサイドウォールの壁面を利用してボ
ールをラケットで打ち合うスカッシュ、ラケットボール
等の競技用コートに係り、特に、スポーツ施設等におい
て一つのコートより広い連続したスペースを簡単に作り
出すことができるようにして、競技用スペースを他の用
途にも利用できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、現在、一般に利用されている既
設のスカッシュコートの一例を示しており、これを以下
に簡単に説明する。図示例のスカッシュコート70は、
木質フローリング材により長方形に形成されたフロアー
71と、コンクリートもしくは煉瓦又はそれらと同類の
材料を素材として内壁面が凹凸の無い平坦な面で仕上げ
られたフロントウォール72及び左右のサイドウォール
73,74と、透明な板状の強化ガラスが用いられて形
成されたバックウォール75と、からなっている。
設のスカッシュコートの一例を示しており、これを以下
に簡単に説明する。図示例のスカッシュコート70は、
木質フローリング材により長方形に形成されたフロアー
71と、コンクリートもしくは煉瓦又はそれらと同類の
材料を素材として内壁面が凹凸の無い平坦な面で仕上げ
られたフロントウォール72及び左右のサイドウォール
73,74と、透明な板状の強化ガラスが用いられて形
成されたバックウォール75と、からなっている。
【0003】上記バックウォール75は、競技者等のコ
ート内への出入りに利用されるドア80と、このドア8
0の左右に2枚ずつ配された板ガラスからなる板状壁体
75a,75b,75c,75dと、板状壁体75aの
左端部と板状壁体75dの右端部とを保持する支柱7
6,76と、前記板状壁体75a〜75dの後面に対接
せしめられてL型アングル部材95,95,…により連
結された補強支持体92,92,…と、等からなってお
り、上記ドア80、板状壁体75a〜75d、4枚の補
強支持体92等の全てが透明な板状の強化ガラスで構成
されていて、バックウォール75の後方から観客等がコ
ート70内で行われる競技を見学することができるよう
になっている。
ート内への出入りに利用されるドア80と、このドア8
0の左右に2枚ずつ配された板ガラスからなる板状壁体
75a,75b,75c,75dと、板状壁体75aの
左端部と板状壁体75dの右端部とを保持する支柱7
6,76と、前記板状壁体75a〜75dの後面に対接
せしめられてL型アングル部材95,95,…により連
結された補強支持体92,92,…と、等からなってお
り、上記ドア80、板状壁体75a〜75d、4枚の補
強支持体92等の全てが透明な板状の強化ガラスで構成
されていて、バックウォール75の後方から観客等がコ
ート70内で行われる競技を見学することができるよう
になっている。
【0004】なお、スカッシュコート70の競技用フロ
アー71は縦9.75m、横6.40m、フロントウォ
ール72の高さは4.57m、バックウォール75の高
さは2.13m、に定められており、サイドウォール7
4,75の上端は上記フロントウォール72とバックウ
ォール75の上端を結ぶように傾斜せしめられ、前記フ
ロアー71、フロントウォール72等には図では省略さ
れているが競技に必要なライン等が施される。また、ス
カッシュコートとしては、上記したサイズのものの他、
ミニスカッシュコートと呼ばれる小型のものもある。
アー71は縦9.75m、横6.40m、フロントウォ
ール72の高さは4.57m、バックウォール75の高
さは2.13m、に定められており、サイドウォール7
4,75の上端は上記フロントウォール72とバックウ
ォール75の上端を結ぶように傾斜せしめられ、前記フ
ロアー71、フロントウォール72等には図では省略さ
れているが競技に必要なライン等が施される。また、ス
カッシュコートとしては、上記したサイズのものの他、
ミニスカッシュコートと呼ばれる小型のものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した如
くの既設のスカッシュコートは、各ウォール(72〜7
5)を予め定められた位置に立設固定するようにされて
いるので、当然ながら、それを別の場所に移動させるこ
とは難しく、一旦造設された後においては、かかるコー
トが使用されていなときにおいても前記ウォール(72
〜75)が邪魔になって他の用途には利用できない。
くの既設のスカッシュコートは、各ウォール(72〜7
5)を予め定められた位置に立設固定するようにされて
いるので、当然ながら、それを別の場所に移動させるこ
とは難しく、一旦造設された後においては、かかるコー
トが使用されていなときにおいても前記ウォール(72
〜75)が邪魔になって他の用途には利用できない。
【0006】特に、スポーツ施設等においてスカッシュ
コートを設置するにあたっては、1フロアーに複数のス
カッシュコートを横並びに連設することが多いが、この
ように複数のスカッシュコートが横並びに連設された場
合には、各ウォール、特にサイドウォールが間仕切りの
ようにフロアーを分断することになるので、そのままで
は一つのスカッシュコートより広い連続したスペースを
作り出すことは難しく、当該スポーツ施設におけるスカ
ッシュ競技用スペースの有効利用を図ることができない
といった問題が生じていた。
コートを設置するにあたっては、1フロアーに複数のス
カッシュコートを横並びに連設することが多いが、この
ように複数のスカッシュコートが横並びに連設された場
合には、各ウォール、特にサイドウォールが間仕切りの
ようにフロアーを分断することになるので、そのままで
は一つのスカッシュコートより広い連続したスペースを
作り出すことは難しく、当該スポーツ施設におけるスカ
ッシュ競技用スペースの有効利用を図ることができない
といった問題が生じていた。
【0007】かかる点に鑑み本発明は、スポーツ施設等
において一つのコートより広い連続したスペースを作り
出すことができるようにして、他の用途にも利用できる
ようになし、もって、限られたスペースを有効に利用で
きるようにされたスカッシュ等の競技用コートを提供す
ることを目的とする。
において一つのコートより広い連続したスペースを作り
出すことができるようにして、他の用途にも利用できる
ようになし、もって、限られたスペースを有効に利用で
きるようにされたスカッシュ等の競技用コートを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本願の第1発明に係るスカッシュ等の競技用コート
は、長方形の競技用フロアーの前後及び左右に立設され
るフロントウォール、バックウォール、及び左右のサイ
ドウォールを備え、前記左右のサイドウォールのうちの
一方が他方のサイドウォール側へ移動できるようにされ
てなる。
く、本願の第1発明に係るスカッシュ等の競技用コート
は、長方形の競技用フロアーの前後及び左右に立設され
るフロントウォール、バックウォール、及び左右のサイ
ドウォールを備え、前記左右のサイドウォールのうちの
一方が他方のサイドウォール側へ移動できるようにされ
てなる。
【0009】本発明において、サイドウォールの移動方
法としては、サイドウォールに車輪あるいはキャスター
等を設けてフロアー上を走行させる、サイドウォールを
吊持させて走行させる等、どのような手法でもよく、ま
た、移動方式としては手動(手押し)式、モーターによ
る自動(自走)式等いずれの方式でもよい。本願の第2
発明に係るスカッシュ等の競技用コートは、長方形の競
技用フロアーの前後及び左右に立設されるフロントウォ
ール、バックウォール、及び左右のサイドウォールを備
え、前記左右のサイドウォールのうちの一方が他方のサ
イドウォール側へ移動できるようにされるとともに、前
記バックウォールが前記他方のサイドウォール側の端部
を支点にして該他方のサイドウォール側へ回動できるよ
うにされてなる。
法としては、サイドウォールに車輪あるいはキャスター
等を設けてフロアー上を走行させる、サイドウォールを
吊持させて走行させる等、どのような手法でもよく、ま
た、移動方式としては手動(手押し)式、モーターによ
る自動(自走)式等いずれの方式でもよい。本願の第2
発明に係るスカッシュ等の競技用コートは、長方形の競
技用フロアーの前後及び左右に立設されるフロントウォ
ール、バックウォール、及び左右のサイドウォールを備
え、前記左右のサイドウォールのうちの一方が他方のサ
イドウォール側へ移動できるようにされるとともに、前
記バックウォールが前記他方のサイドウォール側の端部
を支点にして該他方のサイドウォール側へ回動できるよ
うにされてなる。
【0010】この場合、バックウォールを他方のサイド
ウォール側へ回動させてそれに重ね合わせ、しかる後、
一方のサイドウォールを他方のサイドウォール側へ移動
させてそれら3つのウォールが互いに平行に重ね合わせ
るようになすことが好ましい。
ウォール側へ回動させてそれに重ね合わせ、しかる後、
一方のサイドウォールを他方のサイドウォール側へ移動
させてそれら3つのウォールが互いに平行に重ね合わせ
るようになすことが好ましい。
【0011】
【作 用】上述の如くの構成とされた本発明に係るスカ
ッシュ等の競技用コートにおいては、一方のサイドウォ
ールが他方のサイドウォール側へ移動せしめられるの
で、一方のサイドウォール側に一つのコートより広い連
続したスペースを作り出すことができる。
ッシュ等の競技用コートにおいては、一方のサイドウォ
ールが他方のサイドウォール側へ移動せしめられるの
で、一方のサイドウォール側に一つのコートより広い連
続したスペースを作り出すことができる。
【0012】それに加えて、バックウォールを他方のサ
イドウォール側へ回動させるようになせば、さらに広い
連続したスペースを作りだすことができる。このように
されることにより、スポーツ施設等において一つのコー
トより広い連続したスペースを作り出すことができるの
で、そのスペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも
利用でき、その結果、限られたスペースの有効利用が図
られる。
イドウォール側へ回動させるようになせば、さらに広い
連続したスペースを作りだすことができる。このように
されることにより、スポーツ施設等において一つのコー
トより広い連続したスペースを作り出すことができるの
で、そのスペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも
利用でき、その結果、限られたスペースの有効利用が図
られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係るスカッシュコートの一実施
例が設置されたスポーツ施設1の3階フロアーを概略的
に示している。ここでは、図のように、競技に必要なラ
イン17が施された長方形の競技用フロアー11の前後
及び左右に立設されたフロントウォール12、バックウ
ォール13、及び左右のサイドウォール14,15を備
えた3つのスカッシュコート10A,10B、及び10
Cが並列的に設置されている。中央のスカッシュコート
10Cは4つのウォール12〜15が透明なアクリル板
等の合成樹脂板が用いられて作製されており、コート1
0C内で行われる競技を全周から見学できるようになっ
ている。なお、全ウォール12〜15を透明な合成樹脂
板で作製したスカッシュコート10の詳細な構成は、必
要なら本願の出願人による特願平6−115611号明
細書を参照されたい。
明する。図1は本発明に係るスカッシュコートの一実施
例が設置されたスポーツ施設1の3階フロアーを概略的
に示している。ここでは、図のように、競技に必要なラ
イン17が施された長方形の競技用フロアー11の前後
及び左右に立設されたフロントウォール12、バックウ
ォール13、及び左右のサイドウォール14,15を備
えた3つのスカッシュコート10A,10B、及び10
Cが並列的に設置されている。中央のスカッシュコート
10Cは4つのウォール12〜15が透明なアクリル板
等の合成樹脂板が用いられて作製されており、コート1
0C内で行われる競技を全周から見学できるようになっ
ている。なお、全ウォール12〜15を透明な合成樹脂
板で作製したスカッシュコート10の詳細な構成は、必
要なら本願の出願人による特願平6−115611号明
細書を参照されたい。
【0014】そして、中央のスカッシュコート10Cの
左右両隣りに設置されたスカッシュコート10A及び1
0Bが本発明に係るもので、それらは左右が逆になって
いるだけで基本的には同一構成であるので、以下におい
ては左側のスカッシュコート10Aを代表して説明す
る。スカッシュコート10Aは、図2〜図4に示される
如くに、フロントウォール12及び左右のサイドウォー
ル14,15はそれぞれ枠状もしくは格子状のフレーム
の両面にパーティクルボードを取着して壁面を形成した
ものであり、本例においては、前記右サイドウォール1
5を移動させるべく、次のような構成となっている。す
なわち、左サイドウォール14の外側、及び右サイドウ
ォール15の外側にそれぞれ門形架構21,22が立設
されるとともに、それらの門形架構21,22の前後の
端部間を橋絡するようにその上面に一対のレール24,
25が橋架されており、それらのレール24,25間に
跨がるように細長い枠状の走行フレーム27が移動可能
に乗架されている。
左右両隣りに設置されたスカッシュコート10A及び1
0Bが本発明に係るもので、それらは左右が逆になって
いるだけで基本的には同一構成であるので、以下におい
ては左側のスカッシュコート10Aを代表して説明す
る。スカッシュコート10Aは、図2〜図4に示される
如くに、フロントウォール12及び左右のサイドウォー
ル14,15はそれぞれ枠状もしくは格子状のフレーム
の両面にパーティクルボードを取着して壁面を形成した
ものであり、本例においては、前記右サイドウォール1
5を移動させるべく、次のような構成となっている。す
なわち、左サイドウォール14の外側、及び右サイドウ
ォール15の外側にそれぞれ門形架構21,22が立設
されるとともに、それらの門形架構21,22の前後の
端部間を橋絡するようにその上面に一対のレール24,
25が橋架されており、それらのレール24,25間に
跨がるように細長い枠状の走行フレーム27が移動可能
に乗架されている。
【0015】上記走行フレーム27の両端部には、右サ
イドウォール15の前後端部に設けられて上方に延設さ
れている支持柱31,32の上端部が連結されていて、
右サイドウォール15は支持柱31,32を介して走行
フレーム27に吊持されており、右サイドウォール15
の下端はフロアー11から僅かに浮かせられている。ま
た、走行フレーム27の両端にはそれぞれ前記レール2
4,25上を転動する一対の車輪35,35が設けら
れ、それらの車輪35,35のうちの一方は駆動輪とさ
れ、他方が従動輪とされている。すなわち、図5及び図
6を参照すればよくわかるように、走行フレーム27の
前後端部にそれぞれ配された一対の車輪35,35のう
ちの一方(駆動輪)には、走行フレーム27におけるバ
ックウォール13側端部に搭載されたギヤードモーター
40からの動力がチェーンと一対のスプロケットホイー
ルからなる第1の巻掛伝導機構41、ドライブシャフト
42、第2の巻掛伝動機構44を介して伝達され、それ
によって、走行フレーム27とそれに吊持されている右
サイドウォール15が一体的に、左サイドウォール14
側へ自走して、図1〜図3において一点鎖線で示される
如くの位置まで移動するようになっている。なお、右サ
イドウォール15は上記のように自走させて移動させる
他、手で押すことによっても移動させることができる。
イドウォール15の前後端部に設けられて上方に延設さ
れている支持柱31,32の上端部が連結されていて、
右サイドウォール15は支持柱31,32を介して走行
フレーム27に吊持されており、右サイドウォール15
の下端はフロアー11から僅かに浮かせられている。ま
た、走行フレーム27の両端にはそれぞれ前記レール2
4,25上を転動する一対の車輪35,35が設けら
れ、それらの車輪35,35のうちの一方は駆動輪とさ
れ、他方が従動輪とされている。すなわち、図5及び図
6を参照すればよくわかるように、走行フレーム27の
前後端部にそれぞれ配された一対の車輪35,35のう
ちの一方(駆動輪)には、走行フレーム27におけるバ
ックウォール13側端部に搭載されたギヤードモーター
40からの動力がチェーンと一対のスプロケットホイー
ルからなる第1の巻掛伝導機構41、ドライブシャフト
42、第2の巻掛伝動機構44を介して伝達され、それ
によって、走行フレーム27とそれに吊持されている右
サイドウォール15が一体的に、左サイドウォール14
側へ自走して、図1〜図3において一点鎖線で示される
如くの位置まで移動するようになっている。なお、右サ
イドウォール15は上記のように自走させて移動させる
他、手で押すことによっても移動させることができる。
【0016】一方、スカッシュコート10Aにおけるバ
ックウォール13は、図3を参照すればよくわかるよう
に、見学の便宜等を図るべく、透明な合成樹脂板(ここ
ではアクリル板)からなる左右に2枚づつの板状壁体1
3b〜13e及び中央に配されたドア13fと、それら
を包囲するように配されたアルミニウム製の枠フレーム
13aとで形成され、その左端部の上下が左サイドウォ
ール14の後端側に立設された支柱19に固定されたヒ
ンジ部材51とフロアー側に設けられたヒンジ部材52
により左サイドウォール14側へ回動できるように支持
されている。
ックウォール13は、図3を参照すればよくわかるよう
に、見学の便宜等を図るべく、透明な合成樹脂板(ここ
ではアクリル板)からなる左右に2枚づつの板状壁体1
3b〜13e及び中央に配されたドア13fと、それら
を包囲するように配されたアルミニウム製の枠フレーム
13aとで形成され、その左端部の上下が左サイドウォ
ール14の後端側に立設された支柱19に固定されたヒ
ンジ部材51とフロアー側に設けられたヒンジ部材52
により左サイドウォール14側へ回動できるように支持
されている。
【0017】したがって、このバックウォール13は、
右端部に設けられている係止部材(図示省略)を解除し
て全体をコート内方側へ押せば、左サイドウォール14
側の端部を支点にして図1〜図4において一点鎖線で示
される如くに、左サイドウォール14と平行となって重
なり合う位置まで回動する。なお、図3において符号5
5はバックウォール13を回動位置から元に戻す際に使
用される位置決めストッパを示している。
右端部に設けられている係止部材(図示省略)を解除し
て全体をコート内方側へ押せば、左サイドウォール14
側の端部を支点にして図1〜図4において一点鎖線で示
される如くに、左サイドウォール14と平行となって重
なり合う位置まで回動する。なお、図3において符号5
5はバックウォール13を回動位置から元に戻す際に使
用される位置決めストッパを示している。
【0018】上述の如くの構成とされたスカッシュコー
ト10Aにおいては、ギヤードモーター40を駆動して
自走させることにより、又は、手動により、右サイドウ
ォール15を白抜き矢印で示される如くに左サイドウォ
ール14側へ移動させることができるので、右サイドウ
ォール15側、つまり、図1においては中央のスカッシ
ュコート19C側に当該コートより広くて右サイドウォ
ール15によって視界が遮られることのない連続したス
ペースSPaを作り出すことができる。また、左右が逆
で同様な構成のスカッシュコート10Bにおいては、左
サイドウォール14を白抜き矢印で示される如くに右サ
イドウォール15側へ移動させることができるので、左
サイドウォール14側、つまり、図1においては中央の
スカッシュコート19C側に当該コートより広くて左サ
イドウォール14によって視界が遮られることのない連
続したスペースSPbを作り出すことができる。
ト10Aにおいては、ギヤードモーター40を駆動して
自走させることにより、又は、手動により、右サイドウ
ォール15を白抜き矢印で示される如くに左サイドウォ
ール14側へ移動させることができるので、右サイドウ
ォール15側、つまり、図1においては中央のスカッシ
ュコート19C側に当該コートより広くて右サイドウォ
ール15によって視界が遮られることのない連続したス
ペースSPaを作り出すことができる。また、左右が逆
で同様な構成のスカッシュコート10Bにおいては、左
サイドウォール14を白抜き矢印で示される如くに右サ
イドウォール15側へ移動させることができるので、左
サイドウォール14側、つまり、図1においては中央の
スカッシュコート19C側に当該コートより広くて左サ
イドウォール14によって視界が遮られることのない連
続したスペースSPbを作り出すことができる。
【0019】それに加えて、両スカッシュコート10
A,10Bにおいてはバックウォール13,13をそれ
ぞれ矢印で示すように左サイドウォール14側及び右サ
イドウォール15側へ回動させることもできるので、さ
らに広い連続したスペース(SPa+SPb+SPr)
を作りだすことができる。そのため、例えば、当該スポ
ーツ施設2においてスカッシュ競技の大会を開催する際
等において、上記のようにスカッシュコート10A、ス
カッシュコート10Bにおけるバックウォール13,1
3をそれぞれ回動させてサイドウォール14,15側に
閉じ合わせるとともに、両スカッシュコート10A,1
0Bにおけるスカッシュコート10C側に位置するサイ
ドウォール15,14を他方のサイドウォール14,1
5側に移動させれば、全ウォール12〜15が透明なス
カッシュコート10Cの周囲に連続した広いスペース
(SPa+SPb+SPr)が形成されるので、このス
ペースを観客席等して利用することができ、限られたス
ペースの有効利用が図られる。
A,10Bにおいてはバックウォール13,13をそれ
ぞれ矢印で示すように左サイドウォール14側及び右サ
イドウォール15側へ回動させることもできるので、さ
らに広い連続したスペース(SPa+SPb+SPr)
を作りだすことができる。そのため、例えば、当該スポ
ーツ施設2においてスカッシュ競技の大会を開催する際
等において、上記のようにスカッシュコート10A、ス
カッシュコート10Bにおけるバックウォール13,1
3をそれぞれ回動させてサイドウォール14,15側に
閉じ合わせるとともに、両スカッシュコート10A,1
0Bにおけるスカッシュコート10C側に位置するサイ
ドウォール15,14を他方のサイドウォール14,1
5側に移動させれば、全ウォール12〜15が透明なス
カッシュコート10Cの周囲に連続した広いスペース
(SPa+SPb+SPr)が形成されるので、このス
ペースを観客席等して利用することができ、限られたス
ペースの有効利用が図られる。
【0020】図7は、上記したスカッシュコート10
A,10Bと基本構成が略同じスカッシュコート10
D,10E,10Fを横並びに連設したスポーツ施設
1’のフロアー2’を示している。図示されているスカ
ッシュコート10D,10E,10Fのうちの中央に位
置するスカッシュコート10Eにおいては、左右のサイ
ドウォール(15’,14’)がそれぞれ左隣りのスカ
ッシュコート10Dの右サイドウォール15’及び右隣
りのスカッシュコート10Fの左サイドウォール14’
を共用しており、それらの左右のサイドウォール1
5’,14’がそれぞれ前述した実施例と同様に図の白
抜き矢印で示される如くに左側及び右側へ自走して移動
するようにされ、また、3つのスカッシュコート10
D,10E,10Fのバックウォール13,13,13
もそれぞれサイドウォール14,15’,15側へ回動
して閉じられるようにされている。
A,10Bと基本構成が略同じスカッシュコート10
D,10E,10Fを横並びに連設したスポーツ施設
1’のフロアー2’を示している。図示されているスカ
ッシュコート10D,10E,10Fのうちの中央に位
置するスカッシュコート10Eにおいては、左右のサイ
ドウォール(15’,14’)がそれぞれ左隣りのスカ
ッシュコート10Dの右サイドウォール15’及び右隣
りのスカッシュコート10Fの左サイドウォール14’
を共用しており、それらの左右のサイドウォール1
5’,14’がそれぞれ前述した実施例と同様に図の白
抜き矢印で示される如くに左側及び右側へ自走して移動
するようにされ、また、3つのスカッシュコート10
D,10E,10Fのバックウォール13,13,13
もそれぞれサイドウォール14,15’,15側へ回動
して閉じられるようにされている。
【0021】したがって、各バックウォール13,1
3,13を回動させてサイドウォール側14,15’,
15に閉じ合わせ、サイドウォール15’及び14’を
フロアー2’の両サイドに移動させると(図7において
実線で示されている)、3つのコートを合わせたスペー
スよりも広い連続したスペース(SPd+SPe+SP
f+SPt)が形成され、このスペースをスカッシュ競
技以外の用途、つまり多目的空間として利用できる。
3,13を回動させてサイドウォール側14,15’,
15に閉じ合わせ、サイドウォール15’及び14’を
フロアー2’の両サイドに移動させると(図7において
実線で示されている)、3つのコートを合わせたスペー
スよりも広い連続したスペース(SPd+SPe+SP
f+SPt)が形成され、このスペースをスカッシュ競
技以外の用途、つまり多目的空間として利用できる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るスカッシュ等の競技用コートは、一方のサイド
ウォールが他方のサイドウォール側へ移動せしめられる
ので、一方のサイドウォール側に一つのコートより広い
連続したスペースを作り出すことができ、また、バック
ウォールを他方のサイドウォール側へ回動させるように
なせば、さらに広い連続したスペースを作りだすことが
できるので、スポーツ施設等において一つのコートより
広い連続したスペースを作り出すことが可能となり、そ
のスペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも利用で
き、その結果、限られたスペースの有効利用を図ること
ができるという優れた効果を奏する。
明に係るスカッシュ等の競技用コートは、一方のサイド
ウォールが他方のサイドウォール側へ移動せしめられる
ので、一方のサイドウォール側に一つのコートより広い
連続したスペースを作り出すことができ、また、バック
ウォールを他方のサイドウォール側へ回動させるように
なせば、さらに広い連続したスペースを作りだすことが
できるので、スポーツ施設等において一つのコートより
広い連続したスペースを作り出すことが可能となり、そ
のスペースをスカッシュ競技以外の他の用途にも利用で
き、その結果、限られたスペースの有効利用を図ること
ができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係るスカッシュ等の競技用コートの一
実施例が設置されたスポーツ施設を示す概略平面図。
実施例が設置されたスポーツ施設を示す概略平面図。
【図2】図1に示される実施例のスカッシュコートを示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】図2に示される実施例の背面図。
【図4】図2に示される実施例の側面図。
【図5】図2に示される実施例の走行フレームの一端部
付近を拡大して示す図。
付近を拡大して示す図。
【図6】図2に示される実施例の走行フレームの一端部
付近を拡大して示す図。
付近を拡大して示す図。
【図7】本発明に係るスカッシュ等の競技用コートの他
の実施例が設置されたスポーツ施設を示す概略平面図。
の実施例が設置されたスポーツ施設を示す概略平面図。
【図8】従来のスカッシュコートの一例を示す概略斜視
図。
図。
1…スポーツ施設 2…フロアー 10A〜10F…スカッシュコート 11…競技用フロアー 12…フロントウォール 13…バックウォール 14…左サイドウォール 15…右サイドウォール 24,25…レール 27…走行フレーム 31,32…支持柱 35…車輪 40…モーター 51,52…ヒンジ部材
Claims (4)
- 【請求項1】 長方形の競技用フロアーの前後及び左右
に立設されるフロントウォール、バックウォール、及び
左右のサイドウォールを備え、前記左右のサイドウォー
ルのうちの一方が他方のサイドウォール側へ移動できる
ようにされていることを特徴とするスカッシュ等の競技
用コート。 - 【請求項2】 長方形の競技用フロアーの前後及び左右
に立設されるフロントウォール、バックウォール、及び
左右のサイドウォールを備え、前記左右のサイドウォー
ルのうちの一方が他方のサイドウォール側へ移動できる
ようにされるとともに、前記バックウォールが前記他方
のサイドウォール側の端部を支点にして該他方のサイド
ウォール側へ回動できるようにされていることを特徴と
するスカッシュ等の競技用コート。 - 【請求項3】 前記一方のサイドウォールが自走するよ
うにされていることを特徴とする請求項1又は2記載の
スカッシュ等の競技用コート。 - 【請求項4】 前記一方のサイドウォールが吊持されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載のスカッシュ
等の競技用コート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13610594A JPH084336A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | スカッシュ等の競技用コート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13610594A JPH084336A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | スカッシュ等の競技用コート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084336A true JPH084336A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15167402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13610594A Pending JPH084336A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | スカッシュ等の競技用コート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084336A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842170A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Bunka Shutter Co Ltd | スカッシュコート |
JP6144810B1 (ja) * | 2016-09-07 | 2017-06-07 | コクリョウ 市村 | バドミントンスカッシュ壁コート |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13610594A patent/JPH084336A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842170A (ja) * | 1994-07-27 | 1996-02-13 | Bunka Shutter Co Ltd | スカッシュコート |
JP6144810B1 (ja) * | 2016-09-07 | 2017-06-07 | コクリョウ 市村 | バドミントンスカッシュ壁コート |
JP2018038571A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | コクリョウ 市村 | バドミントンスカッシュ壁コート |
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