JPH0745717Y2 - 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物 - Google Patents

駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物

Info

Publication number
JPH0745717Y2
JPH0745717Y2 JP40301890U JP40301890U JPH0745717Y2 JP H0745717 Y2 JPH0745717 Y2 JP H0745717Y2 JP 40301890 U JP40301890 U JP 40301890U JP 40301890 U JP40301890 U JP 40301890U JP H0745717 Y2 JPH0745717 Y2 JP H0745717Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking lot
large space
space
roof
space structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP40301890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0487972U (ja
Inventor
三郎 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP40301890U priority Critical patent/JPH0745717Y2/ja
Publication of JPH0487972U publication Critical patent/JPH0487972U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0745717Y2 publication Critical patent/JPH0745717Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スポーツ行事を含む各
種イベントを開催することを目的として建設される大空
間構造物、特に開閉式屋根を有する大空間構造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スポーツ行事を含む各種イベントを開催
するための大空間構造物(体育館、公会堂、野球場、競
技場、テニスコート等)を建設する場合には、その立地
条件によって多くの観客の集中を予想した交通手段の確
保とともに観客が利用できる広い駐車場の確保も重要な
問題となる。そして、交通事情によっては駐車場のため
のスペースとして大空間構造物が占める面積よりも広い
用地を大空間構造物の近くに用意することが必要であっ
た。
【0003】第4図は従来の大空間構造物施設のレイア
ウトの一例を示す。植込24を周囲に配置したイベントホ
ール21に対応して大、小駐車場22、23が用意され、車両
用通路14によって車両門25を経て一般道路26に接続して
いる。
【0004】第5〜8図は構造物の屋根上を駐車場とし
て利用する従来の例として特公昭51−39025号公報に記
載されたアーケード兼駐車場を示す。この例において
は、商店街28で採用されるアーケードを兼用して駐車デ
ッキ29を形成している。すなわち、第5図に示すよう
に、商店街28を通る車道31と歩道30との上方空間の少な
くとも路面側方の上部に、車両20のための駐車域および
車両通路36から構成される駐車デッキが形成されてい
る。
【0005】第6、7図に示すように、駐車デッキ29に
対して車道31からの連続した進入路32を設けるととも
に、駐車デッキ29と歩道30とを連絡する昇降口33を設
けている。
【0006】第8図に示すように、支柱37等の支持構造
から形成される駐車デッキ29の側方に排水のための樋39
と導管40、照明灯35、消火栓38、防護柵34が設置されて
いる。
【0007】このようにして、駐車デッキ29とアーケー
ドを兼用する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、第4図
に示すようにイベント施設用または大空間構造物用の用
地と併せて駐車場用地を確保するには多大の費用を必要
とするため、建設費が膨大となる、建設用地に十分な広
さの用地が乏しい等の理由によって計画そのものが実現
困難となることがあった。
【0009】また、第5〜8図に示すように固定された
構造物上に駐車場を建設するのでは、開閉屋根のように
移動構造物が大きな面積を占める施設においては、その
大きなスペースが依然として活用されないので、不足す
る駐車場スペースを別途確保することが必要であった。
しかしながら、駐車用地確保の困難さ、用地確保のため
に多額の費用が必要であることから、やはり計画の実現
が困難となることがあった。
【0010】そこで、本考案の目的は、駐車場用地を少
なくできる大空間構造物を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、中央部にスポ
ーツ、イベント等を行う空間15とその周囲に観客席1
1を有し、かつ夫々、側壁17で支持され、走行装置3
により走行路2上を移動可能な開閉式屋根パネル1,1
を備えた大空間構造物4であって、該屋根パネル1,1
の上面を平坦に形成して駐車場9を設けると共に、該側
壁17に、駐車場9への車両の進退を可能ならしめる昇
降路12を取付け、さらに、該駐車場と観客席とを連絡
する運転者のためのエレベーター13を開閉式屋根パネ
ル1,1に具備したことを特徴とする駐車場つき開閉式
屋根を有する大空間構造物であり、又、中央部にスポー
ツ、イベント等を行う空間15とその周囲に観客席11
を有し、かつ夫々、側壁17で支持され、走行装置3に
より走行路2上を移動可能な開閉式屋根パネル19,1
9を備えた大空間構造物4であって、該屋根パネルの屋
根下構造空間18に平坦床27を形成し、該床上に駐車
場41を設けると共に、該側壁17に、該駐車場に通ず
る車両用開口部42を設け、さらにこの開口部42と連
通し、該駐車場への車両の進退を可能ならしめる昇降路
12を取付け、さらに、該駐車場と観客席とを連絡する
運転者のためのエレベーターを該平坦床27,27に具
備したことを特徴とする駐車場つき開閉式屋根を有する
大空間構造物である。
【0012】
【作用】従来利用されていなかった大空間構造物の開閉
屋根を含む広大な屋根を駐車場スペースとして利用する
ので、大空間構造物の外側に必要な駐車場スペースを大
幅に縮小でき、用地確保に必要な費用を節減できる。
【0013】
【実施例】第1図に示すように、可動屋根パネル1は、
完全に閉じられたときにはイベントのための空間15と空
間15を囲むように配置された観客席11を完全に覆うよ
うに形成されている。
【0014】可動屋根パネル1の上面には移動駐車場9
が設けられ、両側面の側壁17が可動屋根パネル1を支持
している。側壁17には車両のための移動昇降路12が一体
的に取り付けられ、可動屋根パネル1と共に移動する。
【0015】車両用通路14に面してほぼ同じレベルに、
可動屋根パネル1の停止位置に関係なく車両の進入・退
出が可能な昇降路12の入口が配設されている。
【0016】可動屋根パネル1の対向する端部にはシー
ル装置7が設けられ、可動屋根パネル1が完全に閉じら
れた状態において互いに接触して雨水等の進入を防止す
る。移動駐車場9と下の観客席11との連絡のため、エ
レベーター13が配設されている。
【0017】第2図に示すように、可動屋根パネル1は
観客席11を備えた構造体4の上に配設されたレール等か
ら構成される走行路2に沿って、駆動装置によって駆動
される走行装置3に支持されて移動可能である。
【0018】両側の固定屋根パネル5の上面にも固定駐
車場10が設けられ、可動屋根パネル1は固定屋根パネル
5の上側に格納される。
【0019】固定屋根パネル5の片側の端部には、可動
屋根パネル1が完全に閉じられたときに可動屋根パネル
1のシール板8と接触して空間15に雨水等が進入するの
を防止するシール壁6が設けられている。
【0020】可動屋根パネル1が固定屋根パネル5の上
側に重なって格納されたときに固定駐車場10は可動屋根
パネル1の下側になるが、可動屋根パネル1の位置に関
係なく自動車の出入りが可能な固定昇降路16が設けられ
ている。
【0021】第3図は実施例を示す断面図で、夫々、側
壁17で支持され、走行装置3により走行路2上を移動
することができる可動屋根パネル19,19の下側の屋
根下構造空間18に平坦床27を設け、この床上に駐車
場41を設け、車両20を格納した状態を示す。この側
壁には、駐車場41に通ずる車両用開口部42が作られ
ており、さらに、車両が駐車場に出入りするための昇降
路12がこの開口部42に連通して設けられる。なお、
上記実施例で述べたと同様、運転者のためのエレベータ
ー(図示せず)が、床27に設けられている。
【0022】
【考案の効果】従来利用されていなかった大空間構造物
の開閉屋根を含む屋根を利用して駐車場を設けることに
よって大空間構造物施設の駐車場建設に必要な用地面積
を少なくすることができ、建設費用を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の大空間構造物の実施例の斜視図であ
る。
【図2】本考案の大空間構造物の実施例の縦断面図であ
る。
【図3】本考案の大空間構造物の別の実施例を示す図で
ある。
【図4】従来技術による大空間構造物施設の平面図であ
る。
【図5】従来技術による屋根上駐車場の平面図である。
【図6】従来技術による屋根上駐車場の側面図である。
【図7】従来技術による屋根上駐車場の端面図である。
【図8】従来技術による屋根上駐車場の断面図である。
【符号の説明】
1 可動屋根パネル 2 走行路 3 走行装置 4 構造体 9 移動駐車場 11 観客席 12 移動昇降路 13 エレベーター 14 車両用通路 15 空間 17 側壁 18 屋根下構造空間 19 可動屋根パネル 20 車両 27 平坦床 41 駐車場 42 車両用開口部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部にスポーツ、イベント等を行う空間
    15とその周囲に観客席11を有し、かつ夫々、側壁1
    7で支持され、走行装置3により走行路2上を移動可能
    な開閉式屋根パネル1,1を備えた大空間構造物4であ
    って、該屋根パネル1,1の上面を平坦に形成して駐車
    場9を設けると共に、該側壁17に、駐車場9への車両
    の進退を可能ならしめる昇降路12を取付け、さらに、
    該駐車場と観客席とを連絡する運転者のためのエレベー
    ター13を開閉式屋根パネル1,1に具備したことを特
    徴とする駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物。
  2. 【請求項2】中央部にスポーツ、イベント等を行う空間
    15とその周囲に観客席11を有し、かつ夫々、側壁1
    7で支持され、走行装置3により走行路2上を移動可能
    な開閉式屋根パネル19,19を備えた大空間構造物4
    であって、該屋根パネルの屋根下構造空間18に平坦床
    27を形成し、該床上に駐車場41を設けると共に、該
    側壁17に、該駐車場に通ずる車両用開口部42を設
    け、さらにこの開口部42と連通し、該駐車場への車両
    の進退を可能ならしめる昇降路12を取付け、さらに、
    該駐車場と観客席とを連絡する運転者のためのエレベー
    ターを該平坦床27,27に具備したことを特徴とする
    駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物。
JP40301890U 1990-12-11 1990-12-11 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物 Expired - Fee Related JPH0745717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40301890U JPH0745717Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40301890U JPH0745717Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0487972U JPH0487972U (ja) 1992-07-30
JPH0745717Y2 true JPH0745717Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=31880860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40301890U Expired - Fee Related JPH0745717Y2 (ja) 1990-12-11 1990-12-11 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745717Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0487972U (ja) 1992-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101054018B1 (ko) 자전거 고속도로
JPH0745717Y2 (ja) 駐車場つき開閉式屋根を有する大空間構造物
US3724147A (en) Housing assembly on a hillside
JP3328192B2 (ja) 円形立体駐車場
KR900006909Y1 (ko) 노하 주차장치
RU59672U1 (ru) Многоуровневый стояночно-гаражный комплекс для автомобилей (варианты)
CN211622794U (zh) 一种道路上方升降停车设备
CN220434372U (zh) 立体停车系统
CN213774698U (zh) 停车场
KR102169406B1 (ko) 개구리 주차대
JP3463954B2 (ja) 駐車ビルのエレベータ設置方法
CN112681844B (zh) 多层立体停车系统
KR20010048499A (ko) 원형주차장 및 원형입체주차장, 및 회전승강장치를 갖춘입체주차장
JP3767045B2 (ja) 可動式屋根における支持軌道部の横断通路
JP4251322B2 (ja) ビルトインガレージを有する住宅
JP3026884U (ja) 立体駐輪場
JPH04146375A (ja) 立体駐車場
KR200356552Y1 (ko) 차량 진출입 통로 열림형 다중 주차열 주차 시스템
JP2023008414A (ja) 集合住宅
KR200254927Y1 (ko) 환기구 상부공간 활용 가설구조물
RU53680U1 (ru) Коммуникационный транспортно-пешеходный модуль
JP3021224U (ja) 立体駐輪場
CN200952105Y (zh) 十字路口畅通港
JPS642914Y2 (ja)
JP5307967B2 (ja) 門扉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960409

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees