JPH0842531A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0842531A
JPH0842531A JP17876394A JP17876394A JPH0842531A JP H0842531 A JPH0842531 A JP H0842531A JP 17876394 A JP17876394 A JP 17876394A JP 17876394 A JP17876394 A JP 17876394A JP H0842531 A JPH0842531 A JP H0842531A
Authority
JP
Japan
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hole
clip
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engaging portion
engagement
Prior art date
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Pending
Application number
JP17876394A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Kamiya
晴久 神谷
Takeshi Mizuno
剛 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP17876394A priority Critical patent/JPH0842531A/ja
Publication of JPH0842531A publication Critical patent/JPH0842531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クリップの第一係合部と被取付け部品の穴と
の関係を、相互の係合時の挿入荷重及び抜き取り荷重の
微妙な調整を不要とし、またクリップの第二係合部とボ
デーの穴とについては相互の係合力を大きく設定しても
取外し容易とする。 【構成】 クリップ10は被取付け部品30の穴34に
係合可能な第一係合部12と、ボデー40の穴42に係
合可能な第二係合部22とを備え、被取付け部品30及
びボデー40のそれぞれの穴34,42は長方形状とす
る。クリップ10の第一係合部12を被取付け部品30
の穴34に挿入した状態においてクリップ10を約90
°回転させることにより可撓性を有する係合片14によ
って前記穴34に係合する。また第二係合部22は、ボ
デー40の穴42に係合し、しかもこの係合状態からク
リップ10を約90°回転させることで、穴42から抜
き取り可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両のボデー
にオーバーフェンダーなどの被取付け部品を取付けるた
めのクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクリップは、その一端にオーバ
ーフェンダーなどの被取付け部品の穴に係合させるため
の係合部(第一係合部)を有し、他端に車両のボデーの
穴に係合させるための係合部(第二係合部)を有してい
る。このクリップの使用手順については、まず前記第一
係合部を被取付け部品の穴に係合させてこの被取付け部
品にクリップを結合する。この状態で前記第二係合部を
前記ボデーの穴に係合させることにより、前記被取付け
部品がボデーに取付けられる。またボデーから被取付け
部品を取り除く必要が生じた場合は、この被取付け部品
をクリップの第一係合部から取外し、その後にボデーか
らクリップの第二係合部を取外している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリップにおい
て、前記の第一係合部及び第二係合部は被取付け部品及
びボデーの穴に対して個々に係合させるときの挿入荷重
と、取外すときの抜き取り荷重との微妙なバランス設定
が必要である。つまりこのバランスが悪いと、各係合部
をそれぞれの穴に係合させるときの挿入が固くなった
り、逆に抜き取りが困難になったりする。また前記のよ
うに被取付け部品をボデーから取り除く場合において、
まずこの被取付け部品がクリップの第一係合部から外れ
るように、この第一係合部と被取付け部品との係合力よ
りも前記第二係合部とボデーとの係合力の方が大きく設
定されている。このためボデーに残ったクリップの取外
しにあたっては、ボデーパネルの裏面において第二係合
部の係合爪などを開いた状態から圧縮する必要があり、
作業性が悪い。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、クリッ
プの第一係合部と被取付け部品の穴との関係を取外し時
の抜き取り荷重を優先可能とすることで、この抜き取り
荷重と係合時の挿入荷重との微妙な調整を不要とし、ま
たクリップの第二係合部とボデーの穴とについては相互
の係合力を大きく設定してもその取外しは容易とするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明におけるクリップはつぎのように構成されて
いる。請求項1記載の技術は、所定の被取付け部品を車
両等のボデーに取付けるために、この被取付け部品の穴
に係合可能な第一係合部と、ボデーの穴に係合可能な第
二係合部とを備えたクリップであって、前記被取付け部
品及びボデーのそれぞれの穴は長方形状に形成されてい
る。一方、クリップの前記第一係合部は、被取付け部品
の穴に緩く挿入可能で、かつこの挿入状態においてクリ
ップを約90°回転させることにより可撓性を有する係
合片によって被取付け部品の穴に係合するように構成さ
れ、また前記第二係合部は、被取付け部品を前記ボデー
に取付ける際にこのボデーの穴に係合し、しかもこの係
合状態からクリップを約90°回転させることでボデー
の穴から抜き取り可能に構成されている。請求項2記載
の技術は、前記第一係合部及び第二係合部に対し、これ
らを前記被取付け部品及びボデーの個々の穴に係合させ
た状態において、これらの穴の中に位置してクリップを
位置決めする断面ほぼ矩形状の位置決め部が形成されて
いるとともに、この位置決め部における一対の対角は円
弧状に形成されている。
【0006】
【作用】請求項1記載の技術においてクリップの第一係
合部については、それを前記被取付け部品の穴に緩く挿
入して約90°回転させることにより、相互に係合させ
ることができる。したがってこの係合時のクリップの挿
入荷重については何ら配慮することなく、相互の取外し
時における抜き取り荷重を第一係合部の前記係合片の可
撓性などの調整に基づいて適正な値に設定できる。一
方、クリップの第二係合部については、これが前記ボデ
ーの穴に挿入されることで互いに係合し、この係合状態
からクリップを約90°回転させることでボデーの穴か
ら抜き取ることができる。このため第二係合部とボデー
の穴との係合力を充分に大きく設定しても、相互の取外
しは簡単である。請求項2記載の技術によれば、前記第
一係合部及び第二係合部と被取付け部品及びボデーにお
ける個々の穴との係合状態では、前記位置決め部によっ
てそれぞれの穴に対するクリップのがたつきが防止され
る。しかも個々の穴に対してクリップを前記のように回
転させる場合は、位置決め部の円弧状に形成された対角
によって容易に回転操作できる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1及び図2はクリップ10を互いに90°異
なる方向から見た全体の構成図である。また図3は図1
の左側面図、図4は同じく図1の右側面図である。これ
らの図面で示されているように合成樹脂材などによる一
体成形品であるクリップ10は、基板17の一方側に位
置する第一係合部12、同じく基板17の他方側に位置
する第二係合部22、この第二係合部22と基板17と
の境部分に形成されたスタビライザー16を主体として
構成されている。
【0008】図5に図1のA−A線断面図が示されてい
る。この図面からも明らかなように前記第一係合部12
は、前記基板17につづいて形成された断面形状がほぼ
矩形状の位置決め部18を備えている。この位置決め部
18における一対の対角は円弧状に形成されている。ま
た第一係合部12は、図1及び図3で示すように前記位
置決め部18の端面中央部から突出し、そこから二方向
へ可撓性をもって張出した係合片14を備えている。一
方、前記第二係合部22は前記スタビライザー16の中
央部から突出したほぼ角柱形状(断面がほぼ矩形状)の
脚部24を備えているとともに、この脚部24の相対向
する側部には係合爪26がそれぞれ形成されている。な
お図4で示すように脚部24における一対の対角は円弧
状に形成されている。
【0009】図6は前記クリップ10をオーバーフェン
ダーなどの被取付け部品30及び車両のボデー40と共
に表した斜視図である。この被取付け部品30と一体に
形成された取付け座部32には、図6(A)で示すよう
に左右に長い長方形状の穴34があけられている。そし
て前記ボデー40には、図6(B)で示すように上下に
長い長方形状の穴42があけられている。前記クリップ
10の第一係合部12は前記被取付け部品30における
取付け座部32の穴34に係合可能であり、第二係合部
22はボデー40の穴42に係合可能である。
【0010】ここで前記構成のクリップ10を用いて前
記被取付け部品30をボデー40に取付ける手順を説明
する。まず図6(A)で示すようにクリップ10の前記
第一係合部12を、その係合片14の張出し方向を左右
に向けて被取付け部品30における前記取付け座部32
の穴34に挿入する。このとき、前記係合片14の張出
し方向は穴34の長辺に沿った方向と一致しているの
で、この穴34に対する第一係合部12の挿入は容易で
ある。この状態でクリップ10を約90°回転させるこ
とにより、前記係合片14の張出し方向が穴34の短辺
に沿った方向と一致し、第一係合部12が取付け座部3
2の穴34に係合したこととなる。つぎに図6(B)で
示すように前記被取付け部品30を前記ボデー40に取
付けようとすれば、それに伴って前記クリップ10の第
二係合部22がボデー40の穴42に挿入される。これ
によって第二係合部22の前記係合爪26が撓みながら
穴42を通過し、その通過と同時に第二係合部22がボ
デー40の穴42に係合したこととなる。
【0011】図7(A)(B)に前記第一係合部12を
取付け座部32の穴34に挿入して係合させたときの様
子がこの取付け座部32の内側から見た状態で示され、
図8(A)(B)に同じ状態が前記位置決め部18の断
面によって示されている。これらの図面で明らかなよう
に第一係合部12を取付け座部32の穴34に係合させ
た状態においては、前記係合片14と前記基板17との
間で取付け座部32を挟んだ恰好になっている。そして
前記位置決め部18は図8で示すように穴34の中に位
置しており、この穴34の対向する二辺(長辺)に位置
決め部18の外側面が接触してクリップ10のがたつき
が防止されている。なお第一係合部12を取付け座部3
2の穴34に挿入してクリップ10を約90°回転させ
たとき、この穴34の中に位置している前記位置決め部
18は、円弧状に形成された一対の対角によって図8
(A)から図8(B)のようにスムースに回転する。
【0012】図9に前記ボデー40の穴42と第二係合
部22との関係がこのボデー40の内側から見た状態で
示されている。この第二係合部22をボデー40の穴4
2に係合させた状態では、図9(A)で明らかなように
前記係合爪26とスタビライザー16との間でボデー4
0を挟んでいる。このとき、第二係合部22の前記脚部
24は穴42の対向する二辺(長辺)にその外側面が接
触してクリップ10のがたつきを防止している。つまり
この第二係合部22においては前記脚部24が第一係合
部12の位置決め部18と同様の機能を果たしている。
【0013】つぎに前記ボデー40から被取付け部品3
0を取り除く必要が生じた場合の手順について説明す
る。まず前記被取付け部品30をボデー40から引き剥
がす方向へ強く引っ張ると、前記第一係合部12におけ
る係合片14の可撓性によって前記取付け座部32の穴
34が第一係合部12から外れ、クリップ10はボデー
40の側に残される。図10に被取付け部品30が取り
除かれた後の前記ボデー40とクリップ10との関係が
斜視図で示されている。図10(A)で示すようにボデ
ー40に残されているクリップ10を約90°回転させ
ることにより、図9(B)で示すように第二係合部22
の両係合爪26が穴42の長辺に沿った方向に位置して
相互の係合が外れる。そこで図10(B)で示すように
ボデー40の穴42からクリップ10を抜き取ることが
できる。
【0014】なおボデー40の穴42に対してクリップ
10を約90°回転させたとき、この穴42の中に位置
している第二係合部22の脚部24は、円弧状に形成さ
れた一対の対角によって図9(A)から図9(B)のよ
うにスムースに回転する。この点に関しても第二係合部
22の脚部24は第一係合部12の位置決め部18と同
様の機能を果たす。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、クリップの第一係合部
と被取付け部品の穴との関係については相互を取外すと
きの抜き取り荷重を優先することができ、この抜き取り
荷重と係合時の挿入荷重との微妙な調整が不要になる一
方、クリップの第二係合部とボデーの穴との関係におい
ては相互の係合力を大きく設定してもその取外しは容易
となる。また本発明においてクリップの第一係合部及び
第二係合部に位置決め部が形成されている場合は、この
位置決め部によってクリップの回転操作には支障をきた
すことなく、被取付け部品及びボデーのそれぞれの穴に
対するクリップのがたつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップ全体を表した構成図である。
【図2】図1のクリップを90°異なる方向から見た構
成図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】同じく図1の右側面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】クリップを被取付け部品及び車両のボデーと共
に表した斜視図である。
【図7】第一係合部と被取付け部品とが係合するときの
様子を表した説明図である。
【図8】第一係合部の位置決め部と被取付け部品との関
係を表した説明図である。
【図9】第二係合部とボデーとの関係を表した説明図で
ある。
【図10】ボデーとクリップとの関係を表した斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 クリップ 12 第一係合部 14 係合片 18,24 位置決め部 22 第二係合部 30 被取付け部品 34 穴 40 ボデー 42 穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の被取付け部品を車両等のボデーに
    取付けるために、この被取付け部品の穴に係合可能な第
    一係合部と、ボデーの穴に係合可能な第二係合部とを備
    えたクリップであって、 前記被取付け部品及びボデーのそれぞれの穴は長方形状
    に形成され、 クリップの前記第一係合部は、被取付け部品の穴に緩く
    挿入可能で、かつこの挿入状態においてクリップを約9
    0°回転させることにより可撓性を有する係合片によっ
    て被取付け部品の穴に係合するように構成され、 また前記第二係合部は、被取付け部品を前記ボデーに取
    付ける際にこのボデーの穴に係合し、しかもこの係合状
    態からクリップを約90°回転させることでボデーの穴
    から抜き取り可能に構成されていることを特徴としたク
    リップ。
  2. 【請求項2】 前記第一係合部及び第二係合部には、こ
    れらを前記被取付け部品及びボデーの個々の穴に係合さ
    せた状態において、これらの穴の中に位置してクリップ
    を位置決めする断面ほぼ矩形状の位置決め部が形成され
    ているとともに、この位置決め部における一対の対角は
    円弧状に形成されていることを特徴とした請求項1記載
    のクリップ。
JP17876394A 1994-07-29 1994-07-29 クリップ Pending JPH0842531A (ja)

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JP17876394A JPH0842531A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 クリップ

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JP17876394A JPH0842531A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 クリップ

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JPH0842531A true JPH0842531A (ja) 1996-02-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010107203A (ko) * 2000-05-25 2001-12-07 이계안 결합구조
KR20200006398A (ko) * 2018-07-10 2020-01-20 김창곤 토출량 조절장치가 구비된 비료살포기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010107203A (ko) * 2000-05-25 2001-12-07 이계안 결합구조
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