JP3719132B2 - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の電気回路に使用されるジャンクションボックス、リレーボックス、ヒュージブルリンクボックス、電気制御ユニット等の各種電気接続箱が提案されている。
【0003】
この電気接続箱の取付構造としては、例えば特開平11−252742号公報に開示されたものが知られている。図14に示すように、車両パネル51にはジャンクションボックス52が取り付けられている。ジャンクションボックス52を構成するケース本体53には、断面略コ字状の固定用金具55が当接している。固定用金具55にはワイヤーハーネス54が取り付けられている。固定用金具55を構成する仮止め片55aは、車両パネル51に設けられた固定用孔51aに挿入されている。それとともに、固定用金具55を構成する挿入片55bは、車両パネル51に設けられた固定用孔51bに挿入されている。ケース本体53は、挿入片55bに形成されたフック56及び仮止め片55aを車両パネル51に係止することによって、車両パネル51に固定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このジャンクションボックス52を取り外すためには、ワイヤーハーネス54を矢印A1方向に引いてフック56の係止状態を解除した後、ワイヤーハーネス54を矢印A2方向に引っ張らなければならなかった。つまり、ワイヤーハーネス54の操作を2段階に分けて行う必要があった。そのため、ジャンクションボックス52の取り外しが面倒であった。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に取り外すことが可能な電気接続箱の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、ワイヤーハーネスが接続されるケース本体に、互いに近接する方向に撓む一対の可撓片を有し前記ワイヤーハーネスを引っ張ることによって前記各可撓片が互いに近接する方向に撓ませられて車両パネルのクランプ挿通孔から取り外されるクランプと、前記ワイヤーハーネスを前記クランプが前記車両パネルに取り付けられる方向とは反対方向に引っ張る力によって破壊可能な易破壊部を有するブラケットとを備えた電気接続箱を、前記クランプ及び前記ブラケットを介して前記車両パネルに取り付けた電気接続箱の取付構造であって、前記易破壊部は、前記ブラケットに切り欠き形成された溝部であり、該溝部に前記車両パネルに形成された係合部である係合凸部を係合させ、前記ケース本体の一端に前記クランプを配置するとともに、前記ケース本体の他端に前記ブラケットを配置することにより、前記溝部を、前記クランプを引き抜いたときに回動する前記ケース本体の回動中心線に沿って延設し、前記ケース本体の回動方向とは反対側に向かって前記係合凸部を形成することにより、前記ワイヤーハーネスが引っ張られて前記ケース本体が回動されたときに前記溝部が前記係合凸部に圧接されてテコの原理で前記溝部に応力が集中するように構成し、前記ワイヤーハーネスが引っ張られたときに車両パネルからクランプが取り外されるとともにブラケットが破壊されることによって電気接続箱を車両パネルから1段階の操作にて取り外し可能としたことを要旨とする。
【0009】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、電気接続箱を取り外すためにワイヤーハーネスを引っ張ると、それに連動して車両パネルからクランプが外れるとともに、ブラケットが破壊される。つまり、ワイヤーハーネスの操作は1段階で行われる。従って、電気接続箱を容易に取り外すことができる。
【0010】
また、ブラケットの板厚は、溝部が設けられた部分において薄くなっている。そのため、電気接続箱を取り外すためにワイヤーハーネスを引っ張ると、ブラケットが溝部が設けられた部分から破壊される。従って、電気接続箱の取り外しに必要な力を低減させることができる。また、車両パネルには係合部が形成されている。そのため、電気接続箱の取り付け時において、係合部を溝部に係合させることにより、電気接続箱を仮止めすることができる。また、電気接続箱の取り外し時において、テコの原理により溝部に応力を集中させることができる。よって、ブラケットをより確実に破壊することができる。
【0011】
さらに、ブラケットはケース本体を介してクランプの反対側に設けられている。また、溝部はケース本体の回動中心線に沿って延設されている。溝部は応力がテコの原理で集中する箇所に設定されるため、ケース本体が回動すると、溝部が設けられた部分が破壊されてブラケットが簡単に破壊される。従って、電気接続箱を確実に取り外すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した自動車用の電気接続箱の取付構造の一実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、エンジンルームと乗員室との間に設けられた車両パネル11には、略矩形状の貫通孔13が設けられている。貫通孔13の開口部近傍には、矩形状のクランプ挿通孔14が設けられている。また、貫通孔13の開口端には、舌片状の被取付部15が2箇所に突設されている。各被取付部15は、貫通孔13を介してクランプ挿通孔14の反対側に配設されている。各被取付部15にはボルト孔12が設けられている。また、各被取付部15の先端には、係合部としての係合凸部16が折曲形成されている。そのため、図2及び図3に示すように、各被取付部15は断面略L字状に形成される。
【0014】
図1及び図2に示すように、車両パネル11の設置面11aには、電気接続箱としてのジャンクションボックス21が縦置きに取り付けられている。ジャンクションボックス21を構成するケース本体22は、ポリプロピレン(PP)によって形成されている。ケース本体22は貫通孔13内に挿入可能な大きさに形成されている。ケース本体22の部品装着面22aには、コネクタ装着部24が複数箇所に形成されるとともに、図示しないリレー等の電気部品が装着されている。各コネクタ装着部24にはコネクタ25が装着されるようになっている。コネクタ25にはワイヤーハーネス23が接続されている。
【0015】
ケース本体22の側面22bには、棒状の突出部33が1箇所に突設されている。突出部33はケース本体22と一体形成されている。突出部33の先端部には、クランプ31が車両パネル11側に向けて形成されている。クランプ31は、前記クランプ挿通孔14と対応するように配置されている。クランプ31の幅は、クランプ挿通孔14の幅とほぼ同一の大きさになっている。クランプ31には、ワイヤーハーネス23がテープ32を巻き付けることによって取り付けられるようになっている。そのため、クランプ31は、ワイヤーハーネス23を引っ張ることによって車両パネル11から取り外される。
【0016】
また、図1〜図3に示すように、ケース本体22の側面22cには、棒状のブラケット41が2箇所に突設されている。各ブラケット41は、ケース本体22と同一の材料を用いて一体形成されている。各ブラケット41は、ケース本体22を介して突出部33の反対側に配設されている。ケース本体22の厚さ方向における各ブラケット41の板厚は、同ブラケット41の中央部から基端部に行くに従って大きくなっている。図4に示すように、各ブラケット41は、ワイヤーハーネス23をクランプ31がクランプ挿通孔14に挿入される方向とは反対方向(図2に示す矢印F1方向)に引っ張る力によって破壊されるようになっている。図1に示すように、各ブラケット41には、ボルト挿通孔44がケース本体22の厚さ方向に沿って透設されている。各ボルト挿通孔44は、前記ボルト孔12と対応するように配設されている。各ボルト孔12にボルト43を挿通した後、同ボルト43をボルト挿通孔44に螺着させることにより、各ブラケット41が車両パネル11に固定される。
【0017】
また、各ブラケット41の接触面41aには、溝部42が断面略コ字状に切り欠き形成されている。従って、本実施形態においては、ブラケット41において溝部42が設けられた部分が易破壊部である。各溝部42は、ブラケット41の長手方向においてブラケット41の基端部とボルト挿通孔44との間に配設されている。各溝部42内には、前記係合凸部16が係止するようになっている。図1に示すように、溝部42は、クランプ31を引き抜いたときに回動するケース本体22の回動中心線S1に沿って延設されている。溝部42は、回動中心線S1と一致するように延設されている。尚、溝部42は、ケース本体22が回動する際に、テコの原理で応力が集中する箇所に設定されることが望ましい。
【0018】
次に、ジャンクションボックス21を車両パネル11に取り付ける方法を説明する。
まず、図1に示される状態において、ジャンクションボックス21の上端側を貫通孔13に挿入し、溝部42に係合凸部16を係合させる。それによって、ブラケット41が被取付部15に仮止めされる。それとともに、ボルト孔12とボルト挿通孔44とが連通するように位置決めされる。この状態において、ケース本体22を、回動中心線S1を中心として図2に示す矢印F1方向とは反対方向に回動させる。そして、クランプ31をクランプ挿通孔14に挿入し、クランプ31を車両パネル11に係合させる。この状態において、各ボルト孔12にボルト43を挿通した後、同ボルト43をボルト挿通孔44に螺着させる。その結果、ジャンクションボックス21が車両パネル11に取り付けられる。
【0019】
次に、ジャンクションボックス21を車両パネル11から取り外す方法を説明する。
まず、図2に示される状態において、ワイヤーハーネス23を矢印F1方向に引っ張る。すると、ワイヤーハーネス23を引っ張る力により、クランプ31とクランプ挿通孔14との係合状態が解除されて、クランプ31が車両パネル11から取り外される。それに連動して、ケース本体22が、図1に示される回動中心線S1を中心として図2に示す矢印F1方向に回動する。すると、溝部42の底部には係合凸部16の先端が圧接するため、同溝部42にはテコの原理で応力が集中する。その結果、ブラケット41に対して溝部42の底部からクラックが発生する。ゆえに、図4に示すように、ブラケット41が破損して、ジャンクションボックス21が車両パネル11から取り外される。
【0020】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ジャンクションボックス21を取り外すためにワイヤーハーネス23を矢印F1方向に引っ張ると、それに連動して車両パネル11からクランプ31が外れるとともに、ブラケット41が破壊される。つまり、ワイヤーハーネス23の操作は1段階で行われる。従って、ジャンクションボックス21を容易に取り外すことができる。ゆえに、車両のリサイクルを容易に行うことができる。
【0021】
(2)溝部42が設けられた部分の板厚が、ブラケット41において薄くなっている。そのため、ジャンクションボックス21を取り外すためにワイヤーハーネス23を引っ張ると、ブラケット41が溝部42が設けられた部分から破壊される。従って、ジャンクションボックス21の取り外しに必要な力を低減させることができる。
【0022】
(3)ブラケット41はケース本体22を介してクランプ31の反対側に設けられている。また、溝部42はケース本体22の回動中心線S1に沿って延設されている。溝部42は応力がテコの原理で集中する箇所に設定されるため、ケース本体22が回動すると、溝部42が設けられた部分が破壊されてブラケット41が簡単に破壊される。従って、ジャンクションボックス21を確実に取り外すことができる。
【0023】
(4)クランプ31はケース本体22と一体形成されている。そのため、クランプ31が車両パネル11から取り外されると、突出部33及びケース本体22がクランプ31と一緒に動く。よって、ジャンクションボックス21を1回の操作で取り外すことができる。
【0024】
(5)ワイヤーハーネス23は、クランプ31にテープ32を巻き付けることによって取り付けられている。そのため、ワイヤーハーネス23を引っ張った場合に、同ワイヤーハーネス23がクランプ31から外れてしまうのが防止される。よって、クランプ31を確実に取り外すことができる。
【0025】
(6)被取付部15の先端には、係合凸部16が折曲形成されている。そのため、ジャンクションボックス21の取り付け時において、係合凸部16を溝部42に係合させることにより、ジャンクションボックス21を仮止めすることができる。また、ジャンクションボックス21の取り外し時において、テコの原理により溝部42に応力を集中させることができる。よって、ブラケット41をより確実に破壊することができる。
【0026】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、ブラケット41は、ケース本体22と同じポリプロピレンによって形成されていた。しかし、ブラケット41を、ポリプロピレンにタルクを混合して、ポリプロピレンよりも弾性を小さくした材料を用いて形成してもよい。また、ブラケット41を、ケース本体22と同じ材料を用いて発泡成形してもよい。これらのように構成すれば、ブラケット41を破損し易くすることができる。別の言い方をすると、ブラケット41全体が易破壊部となる。
【0027】
・前記実施形態では、ブラケット41には断面略コ字状の溝部42が切り欠き形成されていた。しかし、溝部42を、断面略V字状、断面略U字状等に切り欠き形成してもよい。
【0028】
・図6に示すように、溝部42を、ブラケット41において接触面41aとは反対側にある面41bに設けてもよい。さらに、図7に示すように、溝部42を、接触面41a及びブラケット41において接触面41aとは反対側にある面41bの両方に設けてもよい。
【0029】
・前記実施形態では、クランプ31が突出部33に一体形成されていた。しかし、図9〜図13に示すように、クランプ31を突出部33とは別体に形成してもよい。
【0030】
・図9(a)及び図9(b)に示すように、クランプ31とは別にカセット部34を設けたものを用いてもよい。このように構成すれば、カセット部34に対してクランプ31を矢印B1方向に挿入することによって、クランプ31及びカセット部34を突出部33に取り付けることができる。
【0031】
・図10に示すように、2つのクランプ31を互いに反対方向に向けた状態で、一体形成したものを用いてもよい。この場合、ワイヤーハーネス23はコネクタ装着部24に装着されたコネクタ25に接続されるだけで、クランプ31には取り付けられていない。このように構成すれば、これら2つのクランプ31によって、突出部33と車両パネル11とを接続することができる。
【0032】
・前記実施形態で用いられているクランプ31の代わりに、図11〜図13に示されるようなクランプ31を用いてもよい。
・前記実施形態では、ワイヤーハーネス23は、テープ32を巻き付けることによって突出部33に取り付けられていた。しかし、ワイヤーハーネス23を突出部33に取り付けなくてもよい。尚、ワイヤーハーネス23が接続されたコネクタ25が装着されるコネクタ装着部24は、溝部42から側面22b方向に離れている程よい。
【0033】
次に、上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1において、前記クランプを前記ケース本体と一体形成したことを特徴とする電気接続箱の取付構造。よって、技術的思想(1)によれば、電気接続箱を1回の操作で取り外すことができる。
【0034】
(2)請求項1又は技術的思想(1)において、前記ブラケットを、前記ケース本体と同一の材料を用いて発泡成形したことを特徴とする電気接続箱の取付構造。
【0035】
(3)請求項1又は技術的思想(1)において、前記ブラケットを、前記ケース本体を形成する材料よりも弾性を小さくした材料を用いて形成したことを特徴とする電気接続箱の取付構造。
【0036】
(4)請求項1、技術的思想(1)〜(3)のいずれか1項において、前記ワイヤーハーネスを、前記クランプにテープ巻きして取り付けたことを特徴とする電気接続箱の取付構造。よって、技術的思想(4)によれば、クランプを確実に取り外すことができる。
【0037】
(5)ワイヤーハーネスを前記クランプが前記車両パネルに取り付けられる方向とは反対方向に引っ張ることによって、電気接続箱に備えられたクランプを車両パネルから取り外すとともに、前記電気接続箱に備えられたブラケットを破壊することにより、前記電気接続箱を前記車両パネルから取り外すようにしたことを特徴とする電気接続箱の取り外し方法。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、電気接続箱を容易に取り外すことができる。
【0039】
また、電気接続箱の取り外しに必要な力を低減させることができる。また、電気接続箱を仮止めすることができる。さらに、ブラケットを確実に破壊することができる。
【0040】
さらに、電気接続箱を確実に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における車両パネル及びジャンクションボックスを示す分解斜視図。
【図2】 ジャンクションボックスの側面図。
【図3】 ジャンクションボックスの取付構造を示す要部拡大図。
【図4】 車両パネルからジャンクションボックスが取り外された後の状態を示す側面図。
【図5】 別例におけるジャンクションボックスの取付構造を示す要部拡大図。
【図6】 別例におけるジャンクションボックスの取付構造を示す要部拡大図。
【図7】 別例におけるジャンクションボックスの取付構造を示す要部拡大図。
【図8】 別例におけるジャンクションボックスの取付構造を示す要部拡大図。
【図9】 (a)は、別例におけるクランプの構造を示す正面図、(b)は、カセット部にクランプが取り付けられる前の状態を示す概略図。
【図10】 別例におけるクランプを示す正面図。
【図11】 別例におけるクランプを示す正面図。
【図12】 別例におけるクランプを示す正面図。
【図13】 別例におけるクランプを示す正面図。
【図14】 従来技術におけるジャンクションボックスの取付構造を示す側面図。
【符号の説明】
11…車両パネル、14…クランプ挿通孔、16…係合部としての係合凸部、21…電気接続箱としてのジャンクションボックス、22…ケース本体、23…ワイヤーハーネス、31…クランプ、41…ブラケット、42…易破壊部としての溝部、S1…回動中心線。
Claims (1)
- ワイヤーハーネスが接続されるケース本体に、互いに近接する方向に撓む一対の可撓片を有し前記ワイヤーハーネスを引っ張ることによって前記各可撓片が互いに近接する方向に撓ませられて車両パネルのクランプ挿通孔から取り外されるクランプと、前記ワイヤーハーネスを前記クランプが前記車両パネルに取り付けられる方向とは反対方向に引っ張る力によって破壊可能な易破壊部を有するブラケットとを備えた電気接続箱を、前記クランプ及び前記ブラケットを介して前記車両パネルに取り付けた電気接続箱の取付構造であって、
前記易破壊部は、前記ブラケットに切り欠き形成された溝部であり、該溝部に前記車両パネルに形成された係合部である係合凸部を係合させ、
前記ケース本体の一端に前記クランプを配置するとともに、前記ケース本体の他端に前記ブラケットを配置することにより、前記溝部を、前記クランプを引き抜いたときに回動する前記ケース本体の回動中心線に沿って延設し、
前記ケース本体の回動方向とは反対側に向かって前記係合凸部を形成することにより、前記ワイヤーハーネスが引っ張られて前記ケース本体が回動されたときに前記溝部が前記係合凸部に圧接されてテコの原理で前記溝部に応力が集中するように構成し、前記ワイヤーハーネスが引っ張られたときに車両パネルからクランプが取り外されるとともにブラケットが破壊されることによって電気接続箱を車両パネルから1段階の操作にて取り外し可能としたことを特徴とする電気接続箱の取付構造。
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