JPH0842371A - 駆動システムの制御装置 - Google Patents

駆動システムの制御装置

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JPH0842371A
JPH0842371A JP6180350A JP18035094A JPH0842371A JP H0842371 A JPH0842371 A JP H0842371A JP 6180350 A JP6180350 A JP 6180350A JP 18035094 A JP18035094 A JP 18035094A JP H0842371 A JPH0842371 A JP H0842371A
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engine
rotation speed
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者の要求を反映つつ、減速ショックが緩
和されて、しかも、製造コストを抑制することが出来る
駆動システムの制御装置を提供する。 【構成】 自動変速機2に設けられたロックアップ機構
の作動,非作動を判断する判断手段10と、アクセル6
開度に応じてエンジン回転数を制御するエンジン回転数
制御手段11と、エンジン回転数をアイドリング状態の
回転数から所定値だけ高いアイドルアップ回転数に維持
するアイドルアップ制御手段12とを有する駆動システ
ムの制御装置である。前記ロックアップ機構が作動中
で、しかも、アクセル6開度の変化量が所定値以上に変
化しアクセル開度を、アイドリング状態のゼロ開度まで
戻す急アクセル離し状態時に、アイドルアップ制御手段
12を用いて、アイドルアップ回転数に一定時間T、エ
ンジン回転数を維持する減速ショック低減手段13を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に、車両の駆動シ
ステムの制御装置に関し、特に変速時の制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の制御装置としては、
図7に示す特開昭59−122732号公報に記載され
ているようなものが知られている。
【0003】このようなものでは、エンジン1と、ロッ
クアップ機構の付いた自動変速機2と、このエンジン1
及び自動変速機2の制御を行うコントロールユニット
(ECU)3と、このエンジン1の燃料噴射弁4から燃
焼室5内に供給される燃料の噴射量をアクセル6開度に
応じて可変できる燃料噴射装置7とから主に構成されて
いる。
【0004】このコントロールユニット3は、前記ロッ
クアップ機構が作動していて、しかも、アクセル6の開
度の変化量が所定値以上である急減速時に、アクセル開
度を取込む際に、エンジン1の回転数を徐々に落とさせ
るいわゆるなまし処理を行い、なました後のアクセル開
度を用いて、燃料の噴射量を決定する構成を有してい
る。
【0005】そして、この決定に基づいて前記燃料噴射
装置7が、前記燃焼室5内に供給する燃料の噴射量を可
変して、徐々に、エンジン1の回転数を落し、急減速時
の減速ショックを低減させるように構成されている。
【0006】なお、他のこの種の駆動システムの制御装
置では、特開昭57−28829号公報に記載されてい
る様なもの等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の駆動システムの制御装置では、ロックアップ
機構が作動中であっても、コントロールユニット3が、
いわゆるなまし処理を行い、なました後のアクセル開度
を用いて、燃料の噴射量を決定するので、エンジン1の
回転数反応が遅れ、アクセル6を踏む運転者の要求がす
ぐに反映されないといった問題があった。
【0008】また、坂道等で、エンジンブレーキが必要
とされる場合、アクセル5の急アクセル戻しを行なった
のに、エンジン1の回転数は、なまされてゆっくりと落
ちるため、エンジンブレーキの効きが遅く、意志通りに
働かない虞があった。
【0009】しかも、前記駆動システムの制御装置で
は、燃料噴射装置7が、前記燃焼室5内に供給する燃料
の噴射量等を可変出来なければ、いわゆるなまし制御が
行えない。このため、燃料の噴射量を可変出来る高価な
燃料噴射装置7を用いなければシステムが構成できず、
製造コストが高くなってしまうといった問題もあった。
【0010】そこで、この発明は、運転者の要求を反映
つつ、減速ショックが緩和されてしかも、製造コストを
抑制することが出来る駆動システムの制御装置を提供す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のものでは、自動変速機に設
けられたロックアップ機構の作動,非作動を判断する判
断手段と、アクセル開度に応じてエンジン回転数を制御
するエンジン回転数制御手段と、エンジン回転数をアイ
ドリング状態の回転数から所定値だけ高いアイドルアッ
プ回転数に維持するアイドルアップ制御手段とを有する
駆動システムの制御装置であって、前記ロックアップ機
構が作動中で、しかも、前記アクセル開度の変化量が所
定値以上に変化しアクセル開度を、アイドリング状態の
ゼロ開度まで戻す急アクセル離し状態時に、前記アイド
ルアップ制御手段を用いて、前記アイドルアップ回転数
に一定時間、エンジン回転数を維持する減速ショック低
減手段を有する駆動システムの制御装置を特徴としてい
る。
【0012】また、請求項2に記載されたものでは、前
記一定時間は、車速が早い状態では、車速が遅い状態に
比して長時間である請求項1記載の駆動システムの制御
装置を特徴としている。
【0013】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記アイドルアップ制御手段では、アイドルアップ回転
数が、アイドリング状態の回転数よりも所定回転数だけ
高い初期回転数から徐々に、減少するように制御される
各請求項1及び2記載の駆動システムの制御装置を特徴
としている。
【0014】
【作 用】かかる構成の請求項1に記載されたものによ
れば、減速ショック低減手段が、前記ロックアップ機構
が作動中で、しかも、前記アクセル開度の変化量が所定
値以上に変化する急アクセル離し状態時に、前記アイド
ルアップ制御手段を用いて、アイドリング状態の回転数
よりも所定値だけ高いアイドルアップ回転数に一定時
間、エンジン回転数を維持する。
【0015】このため、運転者の意志に応じてエンジン
回転数は、アイドルアップ回転数まで、スムーズに落ち
る。しかし、なまし制御が無く、アイドリング回転数ま
で一度に落ちるものと比較すると、落ちる幅は少なく、
減速ショックが緩和される。
【0016】したがって、なまし制御が有るものと比較
しても同様な減速ショック緩和性能を有する。
【0017】又、エンジン回転数がスムーズに落ちるの
でエンジンブレーキの効きも良好である。
【0018】しかも、従来から用いられているアイドル
アップソレノイドバルブ等の装置を用いてアイドルアッ
プ制御手段を構成すれば、従来のように高価な燃料噴射
装置を用いなくとも、システムを構成できる。このた
め、製造コストを抑制することが出来る。また、請求項
2に記載されたものでは、前記減速ショック低減手段
が、アイドルアップ回転数に維持する時間を可変して、
該車速が早い状態では、遅い状態に比して長時間、エン
ジン回転数をアイドルアップ回転数に維持する。
【0019】車速が早い状態では、アイドルアップ回転
数状態における車速に到達するまでの時間が長い。この
ため、車速がアイドルアップ回転数状態における車速に
近づくまで、アイドルアップ回転数を維持する。
【0020】また、車速が遅いときには、アイドリング
回転数状態の車速に、運転者の意志では早く移行した
い。しかし、アイドルアップ回転数状態における車速の
ままでは、運転者の意志が反映されない。
【0021】このため、一定時間を車速が早い状態で
は、車速が遅い状態に比して長時間、アイドルアップ回
転数を維持するように設定することにより、不必要なア
イドルアップ回転数状態を無くして運転者の意志を反映
させると共に、燃費の向上を図ることが出来る。
【0022】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記減速ショック低減手段が、前記ロックアップ機構が
作動中で、しかも、前記アクセル開度が所定値以上に変
化する急アクセル離し状態時に、前記アイドルアップ制
御手段を用いて、アイドルアップ回転数をアイドリング
状態の回転数よりも所定回転数だけ高い初期回転数から
低い回転数へ徐々に減少させる。
【0023】このため、一旦減速ショックが緩和されて
から、徐々に遅くすることが出来るので、更に、運転者
の意志を反映させることが出来る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ説明する。
【0025】図1乃至図4は、この発明の第1実施例を
示すものである。従来例と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付す。
【0026】まず構成を説明すると、この第1実施例の
ディーゼルエンジンに用いられる駆動システムでは、エ
ンジン1と、ロックアップ機構の付いた自動変速機2
と、このエンジン1及び自動変速機2の制御を行う制御
装置としてCPU等から構成されるコントロールユニッ
ト(ECU)8と、このエンジン1の燃料噴射弁4から
燃焼室5内に供給される燃料の噴射量をアクセル6開度
に応じて可変できる燃料噴射装置7とから主に構成され
ている。
【0027】そして、この燃料噴射装置7には、アイド
ルアップソレノイドバルブ9が設けられている。このア
イドルアップソレノイドバルブ9は、暖気運転時やエア
コン作動時に、前記エンジン1のアイドリング状態の回
転数から所定回転数だけ高いアイドルアップ回転数へ電
磁弁等を用いて上昇させるように構成されている。
【0028】また、前記コントロールユニット8は、主
に、自動変速機2に設けられたロックアップ機構の作
動,非作動を判断する判断手段10と、アクセル開度に
応じてエンジン回転数を制御するエンジン回転数制御手
段11と、前記アイドルアップソレノイドバルブ9と接
続し、エンジン回転数をアイドリング状態の回転数から
所定値Hだけ高いアイドルアップ回転数に維持するアイ
ドルアップ制御手段12とを有して構成されている。
【0029】このアイドルアップ制御手段12は、通
常、エアコン等の車載装備品を作動させる場合や暖気運
転を行う際に、接続するソレノイド等を駆動させること
により、前記アイドルアップソレノイドバルブ9を作動
させて、アイドリング状態の回転数から所定値Hだけ高
いアイドルアップ回転数にエンジン回転数を維持する様
に構成されている。このアイドルアップ制御手段12
は、ディーゼルエンジンに用いられる場合には、FIC
D(ファストアイドルコントロールデバイス)と呼ばれ
ているものである。
【0030】そして、このコントロールユニット8に
は、更に、減速ショック低減手段13が設けられてい
る。この減速ショック低減手段13は、図3に示す様に
前記ロックアップ機構が作動中で、しかも、前記アクセ
ル閉度量が所定値A以上に変化しアクセル開度Tがゼロ
となるいわゆる急アクセル離し時に、前記アイドルアッ
プ制御手段12を用いて、アイドリング状態の回転数よ
りも所定値Hだけ高い回転数に一定時間T、エンジン回
転数を維持する様に構成されている。
【0031】また、この第1実施例では、車速を検出す
る手段として、前記エンジン1のエンジン回転数を検出
するエンジン回転数センサ14を前記コントロールユニ
ット8に接続している。
【0032】そして、前記減速ショック低減手段13
は、エンジン回転数センサ14で検出された車速相当信
号であるエンジン回転数信号に応じて、アイドルアップ
回転数に維持する一定時間を可変して、該車速が、予め
定められている速度Vよりも早い図3中車速V2として
実線で示す様な状態では、車速V2よりも遅い同図中二
点鎖線に示す車速V1の状態の一定時間T1に比して、長
時間である一定時間T2だけ、アイドルアップ回転数に
維持するように構成されている。
【0033】なお、図1中、符号15は、前記燃料噴射
装置7に配設されるスロットルセンサで、このスロット
ルセンサ15により、前記アクセル6の開度を検出する
様にして、前記コントロールユニット8にスロットル開
度信号を出力する様にしている。また、符号16はアイ
ドルスイッチ、符号17はフェールタンク、符号18は
アクチュエータ、符号19はフェールカットソレノイド
バルブで、符号20は前記エンジン1に配設されるグロ
ープラグ、符号21は水温センサ、符号22はバキュー
ムポンプである。
【0034】更に、符号23は、前記エンジン1の暖気
運転を行なう際に使用される暖気システムで、この暖気
システム23には排気シャッタソレノイドバルブ24が
設けられている。そして、この排気シャッタソレノイド
バルブ24には、排気還流の制御に用いられるEGRバ
ルブ25,EGRポジションセンサ26,EGRソレノ
イドバルブ27等が接続されている。
【0035】次に、この第1実施例の作用について図2
のフローチャートを用いて説明する。
【0036】まず、Step1で、制御を開始すると、
Step2では、前記スロットルセンサ15で検出され
るスロットル開度θが、一定値Tv0未満であるか否か
が、前記コントロールユニット8で判断される。
【0037】そして、一定値θ0未満である場合には、
Step3へ進み、一定値以上である場合には、Ste
p11へ進む。
【0038】Step3では、前記エンジン回転数セン
サ14で検出したエンジン回転数に基づいて、車速Vが
一定値V0を越えているか否かが判定される。
【0039】そして、車速Vが一定値V0を越えている
場合には、Step4へ進み、一定値V0を越えていな
い場合には、Step11へ進む。
【0040】Step4では、前記判断手段によって、
自動変速機2が、ロックアップ作動中であるか否かが判
断される。そして、ロックアップ作動中である場合に
は、Step5へ進み、ロックアップ作動中でない場合
にはStep11へ進む。
【0041】Step5では、フラグ値が判断される。
そして、立てられているフラグ値が、F=1である場合
には、Step9へ飛び、フラグ値がF=1でない場合
には、Step6へ進む。
【0042】Step6では、前記減速ショック低減手
段13が、前記スロットルセンサ15で検出されるスロ
ットル開度θが、所定の値Aを越えて変化しているか否
かを判定する。そして、図4に示す様に、前記アクセル
開度の変化量が所定値A以上に変化しアクセル開度がゼ
ロとなるTv0以下になる急アクセル離し状態時である
と判断すると、次のStep7へ進み、越えていない場
合には、急アクセル離し状態時でないと判断してSte
p11へ進む。
【0043】Step7では、前記減速ショック低減手
段13が、車速に応じてアイドルアップ制御している時
間を可変する。例えば、図3中の実線で示すように、車
速Vが一定値V2を示している場合には、アイドルアッ
プ制御している時間を長時間T2とすると共に、車速V
が一定値V1を示している場合には、図3中の二点鎖線
で示すように、アイドルアップ制御している時間を短時
間T1として、Step8へ進む。
【0044】Step8では、フラグ値FをF=1とす
ると共に、Step9へ進む。
【0045】Step9では、アイドルアップ制御して
いる時間Tが判定される。そして、アイドルアップ制御
している時間Tが、0であれば、Step11へ進み、
アイドルアップ制御している時間Tが、0以外であれ
ば、次のStep10へ進む。
【0046】Step10では、演算T=T−1が行わ
れ、一ルーチンごとに、アイドルアップ制御している時
間を消化して、次のStep12へ進む。
【0047】そして、Step12では、アイドリング
状態の回転数よりも所定値Hだけ高いアイドルアップ回
転数に一定時間T、エンジン回転数を維持する様に、前
記アイドルアップ制御手段12が、前記アイドルアップ
ソレノイドバルブ9をON状態として、Step14へ
進む。
【0048】また、Step11では、フラグ値FをF
=0として、アイドルアップ制御の一ルーチンを終了す
ると共に、Step13へ進む。
【0049】そして、Step13では、エンジン回転
数をアイドリング状態のアイドリング回転数にする様
に、前記アイドルアップ制御手段12が、前記アイドル
アップソレノイドバルブ9をOFF状態とする。
【0050】そして、Step14では、このルーチン
を終了し、再びStep1へ戻る。
【0051】従って、前記減速ショック低減手段13
が、前記ロックアップ機構が作動中で、しかも、アクセ
ル開度の変化量が所定値A以上に変化し、前記アクセル
開度が所定値TV0以下となる急アクセル離し状態時に、
すなわち、アクセル開度をアイドリング状態のゼロ開度
まで離す状態とすると、前記アイドルアップ制御手段1
2を用いて、アイドリング状態の回転数よりも所定値H
だけ高いアイドルアップ回転数に一定時間、エンジン回
転数を維持する。
【0052】このため、運転者の意志に応じてエンジン
回転数は、アイドルアップ回転数まで、スムーズに落ち
る。しかし、なまし制御が無く、アイドリング回転数ま
で一度に落ちるものと比較すると、落ちる幅は少なく、
減速ショックが緩和される。
【0053】したがって、なまし制御が有るものと比較
しても同様な減速ショック緩和性能を有する。
【0054】又、エンジン回転数がスムーズに落ちるの
でエンジンブレーキの効きも良好である。
【0055】しかも、従来から用いられているアイドル
アップソレノイドバルブ9等の装置を用いてアイドルア
ップ制御手段を構成すれば、従来のように高価な噴射量
や噴射タイミング等を可変出来る燃料噴射装置等を用い
なくとも、機械的なリンケージ等でシステムを構成でき
る。このため、製造コストを抑制することが出来る。
【0056】また、前記減速ショック低減手段13が、
アイドルアップ回転数に維持する時間を可変して、該車
速Vが、一定車速VOよりも早い状態では、車速が速い
方が遅い状態に比して長時間、エンジン回転数をアイド
ルアップ回転数に維持する。
【0057】車速が早い状態では、アイドルアップ回転
数状態における車速に到達するまでの時間が長い。この
ため、車速がアイドルアップ回転数状態における車速に
近づくまで、アイドルアップ回転数を維持する。
【0058】また、車速が遅いときには、アイドリング
回転数状態の車速に、運転者の意志では早く移行した
い。しかし、アイドルアップ回転数状態における車速の
ままでは、運転者の意志が反映されない。
【0059】このため、一定時間T2を車速が早い状態
では、車速が遅い状態の一定時間T1に比して長時間、
アイドルアップ回転数を維持するように設定することに
より、不必要なアイドルアップ制御状態を無くして運転
者の意志を反映させると共に、燃費の向上を図ることが
出来る。
【0060】また、この実施例では、一定時間内に所定
値Hだけ高い回転数から再び加速する場合にも、加速に
よるアクセル開度の上昇差は少なく、加速ショックが緩
和される。しかも、従来のようにアクセル開度のなまし
制御を行うものに比して、運転者の意志がダイレクトに
エンジン回転数に反映され、加速フィーリングが良好で
ある。
【0061】図5及び図6は、この発明の第2実施例の
ターボチャージャー付きディーゼルエンジンに用いられ
る駆動システムの制御装置を示している。なお、前記第
1実施例と同一乃至均等な部分に付いては、同一符号を
付して、相違する部分を中心に説明する。
【0062】この第2実施例では、排気ガスを利用して
タービンブレード28を回転させることにより、吸気側
マニホールドを加圧するターボチャージャーシステム2
9が、エンジン1に設けられている。
【0063】そして、前記燃料噴射装置7には、アイド
ルアップ制御手段30の一部を構成するエアコン用アイ
ドルアップソレノイドバルブ31と、暖気用アイドルア
ップソレノイドバルブ32とが設けられている。
【0064】このエアコン用アイドルアップソレノイド
バルブ31は、暖気用アイドルアップソレノイドバルブ
32に比して大きな容量を呈している。
【0065】そして、このエアコン用アイドルアップソ
レノイドバルブ31及び暖気用アイドルアップソレノイ
ドバルブ32には、各々アイドルアップアクチュエータ
33,34が接続されて、順次作動することにより、図
6に示すようにアイドリング状態の回転数よりも所定値
H1及びH2だけ高いアイドルアップ回転数に一定時間T
3,及びT4、エンジン回転数を維持する。
【0066】従って、前記減速ショック低減手段13
が、前記ロックアップ機構が作動中で、しかも、前記ア
クセル6開度が所定値以上に変化する急アクセル離し状
態時に、前記アイドルアップ制御手段30を用いて、こ
のエアコン用アイドルアップソレノイドバルブ31及び
暖気用アイドルアップソレノイドバルブ32を順次作動
させ、図6に示す様に、一定時間T3終了後に一定時間
T4、アイドルアップ回転数を、アイドリング状態の回
転数から一定値H1高い初期回転数から、一定値H2高
い、初期回転数よりも比較的低い回転数へ徐々にエンジ
ン回転数を落とし、アイドリング状態の回転数まで移行
するように構成されている。
【0067】次に、この第2実施例の作用について説明
する。
【0068】この第2実施例では、前記第1実施例の作
用に加えて、前記減速ショック低減手段13が、前記ロ
ックアップ機構が作動中で、しかも、前記アクセル6開
度が所定値A以上に変化する急アクセル離し時には、図
6に示す様に、前記アイドルアップ制御手段30を用い
て、一定時間T3内に、まず、前記容量の大きいエアコ
ン用アイドルアップソレノイドバルブ31を作動させて
から、次の一定時間T4内に前記暖気用アイドルアップ
ソレノイドバルブ32を順次作動させる。
【0069】このため、エンジン回転数は、アイドリン
グ状態よりも所定値H1高い初期回転数を所定時間T3維
持した後、この初期回転数よりも比較的低く、アイドリ
ング状態よりも所定値H2だけ高い回転数を所定時間T4
維持して、アイドリング状態の回転数へ徐々に減少され
る。
【0070】このため、一旦減速ショックが緩和されて
から、徐々に遅くすることが出来るので、更に、運転者
の意志を反映させることが出来る。
【0071】他の構成及び作用については、前記第1実
施例と略同様であるので、説明を省略する。
【0072】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。
【0073】例えば、前記各実施例では、エンジン1と
してディーゼルエンジンを示して説明してきたが、特に
これに限らず、例えば、ガソリンエンジン等、アイドル
アップ制御が行えるエンジンであるならばどの様なエン
ジンであっても良いことは当然である。
【0074】また、アイドルアップソレノイドバルブ
9,31,32の数量についても、前記各実施例の数量
に限られるものではなく、複数個、並列又は直列的に組
み合わせて用いてもよい。
【0075】なお、前記第2実施例のエアコン用アイド
ルアップソレノイドバルブ31及び暖気用アイドルアッ
プソレノイドバルブ32では、容量差を利用して、二段
階の回転数の低減を行っているが、特にこれに限らず、
例えば、エアコン用アイドルアップソレノイドバルブ3
1と、暖気用アイドルアップソレノイドバルブ32とを
同時に用いた、更に高い回転数状態から三段階に渡って
エンジン回転数を落とすように構成してもよい。また、
各エアコン用アイドルアップソレノイドバルブ31と、
暖気用アイドルアップソレノイドバルブ32等とをデュ
ーティ制御して、円滑な回転数の低減を行なうようにし
てもよい。
【0076】更に、前記各実施例では、スロットルセン
サ15により、前記アクセル6の開度θ及びこの開度θ
から計算される開度変化Aを検出する様にしているが、
特にこれに限らず、例えば、前記アクセル6の角度を直
接検出する様に構成する等、どのような方法で、前記ア
クセル6の開度を検出してもよい。
【0077】また、前記各実施例では、エンジン回転数
センサ14を用いて車速を検出するようにしているが、
特にこれに限らず、例えば、車速センサで検出された車
速信号を用いたり、自動変速機2の出力軸回転数等を各
回転数センサ等で検出したり、或は、アクセル開度を検
出して車速を演算し、車速信号とみなす等の構成として
も、車速相当のものであるならば、どの様な部分からど
の様な方法で車速を検出してもよいことは当然である。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものによれば、減速ショック低減手
段が、前記ロックアップ機構が作動中で、しかも、前記
アクセル開度の変化量が所定値以上に変化する急アクセ
ル離し状態時に、前記アイドルアップ制御手段を用い
て、アイドリング状態の回転数よりも所定値だけ高いア
イドルアップ回転数に一定時間、エンジン回転数を維持
する。
【0079】このため、運転者の意志に応じてエンジン
回転数は、アイドルアップ回転数まで、スムーズに落ち
る。しかし、なまし制御が無く、アイドリング回転数ま
で一度に落ちるものと比較すると、落ちる幅は少なく、
減速ショックが緩和される。
【0080】したがって、なまし制御が有るものと比較
しても同様な減速ショック緩和性能を有する。
【0081】又、エンジン回転数がスムーズに落ちるの
でエンジンブレーキの効きも良好である。
【0082】しかも、従来から用いられているアイドル
アップソレノイドバルブ等の装置を用いてアイドルアッ
プ制御手段を構成すれば、従来のように高価な燃料噴射
装置を用いなくとも、システムを構成できる。このた
め、製造コストを抑制することが出来る。更に、請求項
2に記載されたものでは、前記減速ショック低減手段
が、アイドルアップ回転数に維持する時間を可変して、
該車速が早い状態では、遅い状態に比して長時間、エン
ジン回転数をアイドルアップ回転数に維持する。
【0083】車速が早い状態では、アイドルアップ回転
数状態における車速に到達するまでの時間が長い。この
ため、車速がアイドルアップ回転数状態における車速に
近づくまで、アイドルアップ回転数を維持する。
【0084】また、車速が遅いときには、アイドリング
回転数状態の車速に、運転者の意志では早く移行した
い。しかし、アイドルアップ回転数状態における車速の
ままでは、運転者の意志が反映されない。
【0085】このため、一定時間を車速が早い状態で
は、車速が遅い状態に比して長時間、アイドルアップ回
転数を維持するように設定することにより、不必要なア
イドルアップ回転数状態を無くして運転者の意志を反映
させると共に、燃費の向上を図ることが出来る。
【0086】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記減速ショック低減手段が、前記ロックアップ機構が
作動中で、しかも、前記アクセル開度が所定値以上に変
化する急アクセル離し状態時に、前記アイドルアップ制
御手段を用いて、アイドルアップ回転数をアイドリング
状態の回転数よりも所定回転数だけ高い初期回転数から
低い回転数へ徐々に減少させる。
【0087】このため、一旦減速ショックが緩和されて
から、徐々に遅くすることが出来るので、更に、運転者
の意志を反映させることが出来る、という実用上有益な
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の駆動システムの制御装置
を示し、全体の構成を説明する概念図である。
【図2】同一実施例の駆動システムの制御装置を示し、
制御順序を説明するフローチャートである。
【図3】同一実施例の駆動システムの制御装置を示し、
スロットル開度とアイドルアップ制御の関係を説明する
グラフ図である。
【図4】同一実施例の駆動システムの制御装置を示し、
車速とアイドルアップ回転維持時間Tとの関係を説明す
るグラフ図である。
【図5】本発明の第2実施例の駆動システムの制御装置
を示し、全体の構成を説明する概念図である。
【図6】第2実施例の駆動システムの制御装置を示し、
スロットル開度とアイドルアップ制御の関係を説明する
グラフ図である。
【図7】従来例の駆動システムの制御装置を示し、全体
の構成を説明する概念図である。
【符号の説明】 2 自動変速機 6 アクセル 8 コントロールユニット(制御装置) 9 アイドルアップソレノイドバルブ 10 判断手段 11 エンジン回転数制御手段 12,30 アイドルアップ制御手段 13 減速ショック低減手段 31 エアコン用アイドルアップソレノイドバ
ルブ 32 暖気用アイドルアップソレノイドバルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 364 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機に設けられたロックアップ機構
    の作動,非作動を判断する判断手段と、アクセル開度に
    応じてエンジン回転数を制御するエンジン回転数制御手
    段と、エンジン回転数をアイドリング状態の回転数から
    所定値だけ高いアイドルアップ回転数に維持するアイド
    ルアップ制御手段とを有する駆動システムの制御装置で
    あって、 前記ロックアップ機構が作動中で、しかも、前記アクセ
    ル開度の変化量が所定値以上に変化しアクセル開度を、
    アイドリング状態のゼロ開度まで戻す急アクセル離し状
    態時に、前記アイドルアップ制御手段を用いて、前記ア
    イドルアップ回転数に一定時間、エンジン回転数を維持
    する減速ショック低減手段を有することを特徴とする駆
    動システムの制御装置。
  2. 【請求項2】前記一定時間は、車速が早い状態では、車
    速が遅い状態に比して長時間であることを特徴とする請
    求項1記載の駆動システムの制御装置。
  3. 【請求項3】前記アイドルアップ制御手段では、アイド
    ルアップ回転数が、アイドリング状態の回転数よりも所
    定回転数だけ高い初期回転数から徐々に、減少するよう
    に制御されることを特徴とする各請求項1及び2記載の
    駆動システムの制御装置。
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