JPH0841932A - 運転シート前方の足置構造 - Google Patents
運転シート前方の足置構造Info
- Publication number
- JPH0841932A JPH0841932A JP19716294A JP19716294A JPH0841932A JP H0841932 A JPH0841932 A JP H0841932A JP 19716294 A JP19716294 A JP 19716294A JP 19716294 A JP19716294 A JP 19716294A JP H0841932 A JPH0841932 A JP H0841932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operator
- seat
- box body
- foot placing
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転シートの高さ等を変えずに、操作性の低
下を防げるような構造の足置構造を提供する。 【構成】 建設機械の運転シート1から操作ペダル2の
手前の床上に、函体4からなる足置用凸部を形成させ
た。
下を防げるような構造の足置構造を提供する。 【構成】 建設機械の運転シート1から操作ペダル2の
手前の床上に、函体4からなる足置用凸部を形成させ
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に大型建設機械に
おける、運転席シート前方の床上に適用される足置構造
に関する。
おける、運転席シート前方の床上に適用される足置構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は一般的な建設機械のキャブ内を示
す。図示のように、建設機械、特に大型建設機械の運転
席では、車両本体や操作部が大きいことから、各種操作
装置類が大きくなり、標準の運転シート1の位置では、
床3までの距離(H)や操作ペダル2やその脇のフット
レスト10までの距離(L)が他の車輌等と比較して長く
なっている。このため、小柄なオペレータが建設機械を
操作するときは、標準の運転シート1の位置では床3や
フットレスト10に足が届かず、疲労度が大きく疲れてし
まうので、その高さ等の調節を行い、運転シート1を自
分に都合のいい位置にしてから行うものとなっていた。
す。図示のように、建設機械、特に大型建設機械の運転
席では、車両本体や操作部が大きいことから、各種操作
装置類が大きくなり、標準の運転シート1の位置では、
床3までの距離(H)や操作ペダル2やその脇のフット
レスト10までの距離(L)が他の車輌等と比較して長く
なっている。このため、小柄なオペレータが建設機械を
操作するときは、標準の運転シート1の位置では床3や
フットレスト10に足が届かず、疲労度が大きく疲れてし
まうので、その高さ等の調節を行い、運転シート1を自
分に都合のいい位置にしてから行うものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、運転シート1
の高さ等を変えることにより、逆に作業視界が悪くなっ
たり、他の操作レバー7との位置関係が不自然となった
りで、他の面において操作性が悪化するという問題があ
った。特に、近年増加傾向にある女性がオペレータとし
て操作する場合も同様の問題が生じ、このため、運転シ
ートの高さ等を変えずに、操作性の低下を防げるような
構造が要望されている。
の高さ等を変えることにより、逆に作業視界が悪くなっ
たり、他の操作レバー7との位置関係が不自然となった
りで、他の面において操作性が悪化するという問題があ
った。特に、近年増加傾向にある女性がオペレータとし
て操作する場合も同様の問題が生じ、このため、運転シ
ートの高さ等を変えずに、操作性の低下を防げるような
構造が要望されている。
【0004】この発明は、このような要望を満たす構造
として創案された運転シート前方の足置構造である。
として創案された運転シート前方の足置構造である。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
運転シート前方の足置構造は、建設機械の運転シートか
ら操作ペダルの手前の床上に、足置用凸部を形成させた
ことを特徴とする。
運転シート前方の足置構造は、建設機械の運転シートか
ら操作ペダルの手前の床上に、足置用凸部を形成させた
ことを特徴とする。
【0006】ここで、足置用凸部は、前記床面から突出
するような部分でかつ一般の人の足が載置できるように
形成されれば、特に形状は限定されない。例えば、函体
を床に固着する構造や、足を載置するプレートを支持部
材により支持する構造等種々の具体的構成がとりうる。
するような部分でかつ一般の人の足が載置できるように
形成されれば、特に形状は限定されない。例えば、函体
を床に固着する構造や、足を載置するプレートを支持部
材により支持する構造等種々の具体的構成がとりうる。
【0007】なお、本発明は大型の建設機械に適用され
るのがその目的から最適となるが、もちろん他の建設機
械等においてもとりうるものである。
るのがその目的から最適となるが、もちろん他の建設機
械等においてもとりうるものである。
【0008】
【作用】女性や小柄なオペレータの場合は、足置用凸部
に足を置きつつ、車輌の操作をする。このため、運転シ
ートの高さを変えなくても足が浮いて疲れるということ
がなく、かつ作業視界も悪くならず、他の操作装置の操
作性が悪化するということもなくなる。大柄なオペレー
タの場合は、凸部以外の床上に足を置けば従来どおりの
操作ができるので、その点問題はない。また、足置用凸
部を本実施例のように取り外し自在とする構造では、小
柄なオペレータが操作しない場合は、常時取り外してお
けばよい。
に足を置きつつ、車輌の操作をする。このため、運転シ
ートの高さを変えなくても足が浮いて疲れるということ
がなく、かつ作業視界も悪くならず、他の操作装置の操
作性が悪化するということもなくなる。大柄なオペレー
タの場合は、凸部以外の床上に足を置けば従来どおりの
操作ができるので、その点問題はない。また、足置用凸
部を本実施例のように取り外し自在とする構造では、小
柄なオペレータが操作しない場合は、常時取り外してお
けばよい。
【0009】また、足の疲労度を押さえるための構成と
しては、凸部を形成するだけでよいので、極めて簡易な
構成で事足りるとともに、コスト的にもメリットが大き
い。
しては、凸部を形成するだけでよいので、極めて簡易な
構成で事足りるとともに、コスト的にもメリットが大き
い。
【0010】
【実施例】本発明の具体的実施例を図1に基づき説明す
る。なお、本発明は以下の実施例に何ら限定されるもの
ではない。
る。なお、本発明は以下の実施例に何ら限定されるもの
ではない。
【0011】図1は建設機械のキャブの例を示し、1は
運転シート、2は操作ペダル、3は床、4は函体、7は
操作レバー、8はシート調整ノブ、10はフットレストで
ある。
運転シート、2は操作ペダル、3は床、4は函体、7は
操作レバー、8はシート調整ノブ、10はフットレストで
ある。
【0012】図示のように、運転シート1から操作ペダ
ル2の手前の床3に、函体4を固着することにより、足
置用凸部が形成されている。
ル2の手前の床3に、函体4を固着することにより、足
置用凸部が形成されている。
【0013】函体4は、高さが10cmからなり、操作ペ
ダル等の操作性を考慮して中央に切欠部9を有するとと
もに、中を収納スペースとすべく上面に開閉自在なヒン
ジ付蓋5を備えている。また函体4は、その底部をボル
ト6により取り外し自在に固着される。なお、この函体
4の形状、大きさ等はキャブ内の装置類の配置等により
適宜変更されることはもちろんである。函体4の材質
も、足を載置した際壊れないような素材であれば、金
属、剛性のあるプラスチック、木材等種々のものが適用
可能である。
ダル等の操作性を考慮して中央に切欠部9を有するとと
もに、中を収納スペースとすべく上面に開閉自在なヒン
ジ付蓋5を備えている。また函体4は、その底部をボル
ト6により取り外し自在に固着される。なお、この函体
4の形状、大きさ等はキャブ内の装置類の配置等により
適宜変更されることはもちろんである。函体4の材質
も、足を載置した際壊れないような素材であれば、金
属、剛性のあるプラスチック、木材等種々のものが適用
可能である。
【0014】本実施例は以上のように構成されるので、
次のような作用効果が得られる。
次のような作用効果が得られる。
【0015】函体4の固着により足置用凸部が形成さ
れているので、小柄なオペレータでも運転シート1の高
さを下げなくても足をそこに載置しつつ操作でき、結果
として良好な作業視界が確保できるとともに、他の操作
装置との距離拡大を防止でき、円滑なレバー操作等が可
能となる。
れているので、小柄なオペレータでも運転シート1の高
さを下げなくても足をそこに載置しつつ操作でき、結果
として良好な作業視界が確保できるとともに、他の操作
装置との距離拡大を防止でき、円滑なレバー操作等が可
能となる。
【0016】足置用凸部に足を置いて足を休めること
ができるので、オペレータの作業環境が向上する。
ができるので、オペレータの作業環境が向上する。
【0017】函体4の中には、作業ブーツや工具、小
物等を保管することができ、収納スペースの確保という
メリットがある。
物等を保管することができ、収納スペースの確保という
メリットがある。
【0018】函体4の固着は単にボルト6によるもの
なので、脱着も簡単であり、不要なオペレータの場合で
も何の問題もない。
なので、脱着も簡単であり、不要なオペレータの場合で
も何の問題もない。
【0019】足置用凸部は函体4を床3に固着するだ
けよいという、極めて簡易な構成であり、コスト的にも
メリットが大きい。
けよいという、極めて簡易な構成であり、コスト的にも
メリットが大きい。
【0020】このような作用効果のうち、について
試験例を行った。157cm(女性)から178cmまでの様々な
オペレータが試した結果、良好な結果が得られ、特に15
7cmの女性オペレータに関しては、従来構造の操作に見
られた、ペダル2を操作するために足が伸び気味にな
る、床3やフットレスト10に足が届かない、作業確認時
腰が運転シート1から浮くといった不自然な作業姿勢が
なくなり、小柄な女性でも非常に楽な運転姿勢で作業が
行えたことが確認された。もちろん、運転シート1の高
さを調節した際に生じた、他のレバー7の位置が高すぎ
るという問題や作業視界が悪くなるという問題も解消さ
れた。
試験例を行った。157cm(女性)から178cmまでの様々な
オペレータが試した結果、良好な結果が得られ、特に15
7cmの女性オペレータに関しては、従来構造の操作に見
られた、ペダル2を操作するために足が伸び気味にな
る、床3やフットレスト10に足が届かない、作業確認時
腰が運転シート1から浮くといった不自然な作業姿勢が
なくなり、小柄な女性でも非常に楽な運転姿勢で作業が
行えたことが確認された。もちろん、運転シート1の高
さを調節した際に生じた、他のレバー7の位置が高すぎ
るという問題や作業視界が悪くなるという問題も解消さ
れた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る運転
シート前方の足置構造によれば、小柄なオペレータでも
足が浮いて疲れるということがないのみならず、運転
シートの高さを何ら変えないので作業視界も悪くなら
ず、他の操作装置の操作性が悪化するということもなく
なる。しかも、足の疲労度を押さえるための構成として
は、凸部を形成するだけでよいので、極めて簡易な構成
で事足りるとともに、コスト的にもメリットが大きい。
シート前方の足置構造によれば、小柄なオペレータでも
足が浮いて疲れるということがないのみならず、運転
シートの高さを何ら変えないので作業視界も悪くなら
ず、他の操作装置の操作性が悪化するということもなく
なる。しかも、足の疲労度を押さえるための構成として
は、凸部を形成するだけでよいので、極めて簡易な構成
で事足りるとともに、コスト的にもメリットが大きい。
【図1】本発明の具体的実施例を示した図であり、(a)
は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋を開いた状態を示した
斜視図である。
は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋を開いた状態を示した
斜視図である。
【図2】一般的な建設機械のキャブ内を示す斜視図であ
る。
る。
1 運転シート 2 操作ペダル 3 床 4 函体 10 フットレスト
フロントページの続き (72)発明者 森沢 隆平 東京都世田谷区用賀4丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 建設機械の運転シートから操作ペダルの
手前の床上に、足置用凸部を形成させたことを特徴とす
る運転シート前方の足置構造。 - 【請求項2】 建設機械の運転シートから操作ペダルの
手前の床に、中央に切欠部を有するとともに、開閉自在
な蓋を備えた函体を、締結具により取り外し自在に固着
して、前記床上に足置用凸部を形成させたことを特徴と
する運転シート前方の足置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19716294A JPH0841932A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 運転シート前方の足置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19716294A JPH0841932A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 運転シート前方の足置構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841932A true JPH0841932A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16369813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19716294A Pending JPH0841932A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 運転シート前方の足置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0841932A (ja) |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP19716294A patent/JPH0841932A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5025883A (en) | Motorcycle provided with trunks | |
EP1288063A2 (en) | Utility vehicle | |
US20220009564A1 (en) | Housing body and working machine | |
EP1407928B1 (en) | Structure for arranging extension mat of automobile | |
JPH0841932A (ja) | 運転シート前方の足置構造 | |
JP2001288778A (ja) | 建設機械 | |
JP3310119B2 (ja) | 運転室内の収納ボックス | |
JP4478076B2 (ja) | トラクタのアームレスト構造 | |
JP2004074917A (ja) | 作業車輛の操縦部構造 | |
JP3017441U (ja) | 折り畳み式腰掛 | |
JPH0827839A (ja) | 建設機械の操縦装置 | |
JPH07331703A (ja) | 産業用車両の操作レバー装置 | |
JPH0542126Y2 (ja) | ||
JP2024044576A (ja) | キャブ構造 | |
JPH0625170Y2 (ja) | 自動車用リヤシート装置 | |
JP3210963U (ja) | 車輌用簡易ベッド | |
JP2515499Y2 (ja) | 農用トラクタの後部作業装置の操縦装置 | |
KR200331929Y1 (ko) | 이동식작업용 깔판 | |
JPH0721500Y2 (ja) | フォークリフト | |
JP2541384Y2 (ja) | フォークリフトのフロア装置 | |
JPH0457546U (ja) | ||
JPH11346875A (ja) | スツ―ル | |
JPH0618839Y2 (ja) | 自動車用座席 | |
JPH0741439Y2 (ja) | リクライニング装置付シートのトリムカバー構造 | |
JP2583716Y2 (ja) | トラクタの運転座席装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990831 |