JP2583716Y2 - トラクタの運転座席装置 - Google Patents

トラクタの運転座席装置

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JP2583716Y2
JP2583716Y2 JP1992063767U JP6376792U JP2583716Y2 JP 2583716 Y2 JP2583716 Y2 JP 2583716Y2 JP 1992063767 U JP1992063767 U JP 1992063767U JP 6376792 U JP6376792 U JP 6376792U JP 2583716 Y2 JP2583716 Y2 JP 2583716Y2
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光彦 遠部
健吾 佐藤
豊彦 熊取
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラクタの運転座席装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタには、運転座席を備えた乗用形
トラクタがあり、該運転座席はフロアに固定されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば、トラクタの後
部に、単用はつ土板プラウを装着し、プラウ作業を行う
場合において、プラウによって耕起されたれき土は、通
常、右側に反転されるようになっていることから、トラ
クタの右側の車輪は、れき溝に落ち込むこととなり、プ
ラウ作業では、トラクタは右側に傾斜する。このとき、
運転座席は固定されているので、運転者もトラクタと共
に右側に傾斜する。このため、乗心地が悪く、作業がし
難いという問題があった。
【0004】そこで本考案は、トラクタが傾斜した場合
に、運転者が作業をし易い姿勢を採り得るように考慮す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、上下方向の支軸の軸心
廻りに向き変更自在に支持した運転座席を備え、該運転
座席の右側方に接近して操作レバー類が配置されたトラ
クタにおいて、前記支軸は、前記運転座席の右側前部に
配置されている点にある。
【0006】
【作用】プラウ作業などにおいて、トラクタ1 が右側に
傾斜した状態で作業を行うとき、運転座席13を、上下方
向の軸心廻りに右斜め前方に向きを変更させる。する
と、乗心地が良好なものとなり、作業がし易くなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図3において、1はトラクタで、2はその車体で
あり、該車体2 は、エンジン、クラッチハウジング、ミ
ッションケース等を直結して主構成されている。また、
車体2 の後部には、一体形キャビン3 が搭載されてい
る。
【0008】キャビン3 は、左右一対の、前支柱4 、後
支柱5 及び中間支柱6 と、これら支柱4,5,6 の上端に取
付けられた上部枠7 等とから主構成されて骨格体をなす
キャビンフレームを有する。このキャビンフレームの前
部左右両側にはドア8 が取付けられ、後上部の左右両側
にはサイドガラス9 が嵌め込まれ、後下部の左右両側に
は後輪フェンダ10が固定され、上部にはルーフ11が装着
され、底部には鋼板によって形成された床板12が張られ
ている。前面にはフロントガラスが、後面にはリヤガラ
スが夫々取付けられている。また、後輪フェンダ10間に
は運転座席13が配置され、運転座席13の前方にはハンド
ル14が設けられている。
【0009】図1及び図2に示すように、運転座席13の
右側方には、補助コントロールバルブ用操作レバー15,1
6 、ハンドアクセルレバー、作業機昇降用油圧装置操作
レバー、グランド・ライブ切換レバー19、PTOクラッ
チバルブ操作レバー20及び図示省略の主変速及び副変速
の操作レバー等の操作レバー類が集中的に配置され、こ
れら操作レバー類は後輪フェンダ10の内面に取付板21,2
2,23等を介して取付支持されている。
【0010】前記操作レバー類の基部はシフトカバー24
によって覆われており、該シフトカバー24は、操作レバ
ー類の基部の左側方及び前方を囲むサイドカバー25と、
上方を囲む上部カバー26とから成る。サイドカバー25
は、鉄板の表面に、発泡ゴム材料を真空成形により形成
したシート状覆被材を重合した板材等から成り、運転座
席13の前方から後方に亘って設けられ、上部カバー26は
ABS樹脂等の樹脂板から成り、前記操作レバー類の案
内溝が形成されている。サイドカバー25の下部はステー
を介して床板12に取付固定され、上部カバー26は、図7
にも示すように、取付金具27,28 を介して取付板22,23
に固定支持されている。なお、サイドカバー25と上部カ
バー26とは樹脂製クリップ等によって接合される。
【0011】前記床板12後部は、車体2 後部上に設けら
れる作業機昇降用油圧装置を避けるべく、前部より一段
高く形成され、図5及び図6にも示すように、この床板
12後部に、その下方を点検等するための開口部29が形成
されている。この開口部29は蓋板30によって閉塞され、
この蓋板30は、後端がヒンジ31によって床板12後部に取
付けられていて、前側から点検作業等が行い得るように
なっている。なお、32は、開口部29周辺の補強と蓋板30
を載置させる補強材である。
【0012】前記蓋板30上には、矩形状の旋回板33が設
けられ、この旋回板33上に運転座席13が取付固定されて
いる。そして、蓋板30を開いたときにはシートベルト36
を、リフトロッドの伸縮操作を行う操作ハンドル装置37
に引掛けておく。前記旋回板35は、蓋板30上に設けた複
数個のボール34を介して支持されると共に、右側前部の
コーナ部分が、上下方向の軸心を有する支軸35を介し
て、該支軸35の軸心廻り回動自在に支持されている。ま
た、図4に示すように、旋回板33には、支軸35を中心と
する円弧状案内溝38が形成され、案内溝38の両端部に
は、蓋板30に設けた係合ピン41が選択的に係合する係合
溝39,40 が形成されている。
【0013】前記係合ピン41は、図外の操作レバーによ
って係合溝39,40 から離脱或いは係合溝39,40 に係合さ
せるよう操作可能とされている。そして、係合ピン41
を、一方の係合溝39に係合させて旋回板33の支軸35回り
の回動を規制することで、運転座席13が前向き姿勢に保
持され、他方の係合溝40に係合させることで、運転座席
13が右斜め前方を向く変向姿勢に保持されるようになっ
ていて、プラウ作業をする際に、トラクタ1 が右側に傾
斜したとき、運転座席13の向きを変更して変向姿勢とす
ることで、運転者の姿勢を良好なものとすることができ
るようになっている。
【0014】また、本実施例で、運転座席13の回動中心
が右側前部に在るのは、運転座席13がトラクタ1 の左右
方向中央部に位置すると共に運転座席13の右側方にシフ
トカバー24が在るため、運転座席13とシフトカバー24と
が近接し、運転座席13を中心部で回動すると、運転座席
13の肘掛部或いは着座部がシフトカバー24と干渉して回
動できないからである。
【0015】図8及び図9に示すように、キャビン3 の
後支柱5 はカバー部材42によって覆われ、このカバー部
材42の下部は、リヤガラス43を開状態に保持するガスダ
ンパー44支持用のスタッド45によって固定されている。
図10乃至図12において、46はサンバイザーで、この
サンバイザー46の後面にはミラー47が設けられていて、
ルームミラーを兼用している。したがって、サンバイザ
ー46を、インナールーフ48の収納凹部49に収納させてお
くことで、前方視認を重視した作業においてルームミラ
ーが前方視界を妨げるということがないように考慮され
ている。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、運転座席13を上下方向
の軸心廻りに向き変更自在に支持したので、例えばプラ
ウ作業において、トラクタ1 が右側に傾斜した状態で作
業を行うとき、運転座席13の向きを右斜め前方に向ける
ことで、運転者の姿勢が良好なものとなり、作業がし易
くなるという効果を奏する。さらに、運転座席(13)の右
側方に操作レバー類が配置され、支軸(35)が前記運転座
席(35)の右側前部に接近して配置されているので、運転
座席が回動したとき、操作レバー類に干渉し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の平面図である。
【図2】要部の側面断面図である。
【図3】トラクタの側面図である。
【図4】旋回板の平面図である。
【図5】運転座席取付部の側面断面図である。
【図6】運転座席取付部の斜視図である。
【図7】シフトカバーの分解斜視図である。
【図8】キャビン後部の斜視図である。
【図9】キャビンの後支柱下部の斜視図である。
【図10】サンバイザー取付部の室内側から見た背面図
である。
【図11】サンバイザー取付部の側面図である。
【図12】サンバイザーを収納した状態の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 トラクタ 13 運転座席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 熊取 豊彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭58−75039(JP,U) 実開 昭62−153291(JP,U) 実開 昭49−74623(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/38 A01D 67/04 B60N 2/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の支軸(35)の軸心廻りに向き変
    更自在に支持した運転座席(13)を備え、該運転座席(13)
    の右側方に接近して操作レバー類が配置されたトラクタ
    において、前記支軸(35)は、前記運転座席(35)の右側前部に配置さ
    れている ことを特徴とするトラクタの運転座席装置。
JP1992063767U 1992-09-11 1992-09-11 トラクタの運転座席装置 Expired - Fee Related JP2583716Y2 (ja)

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JPH0627304U JPH0627304U (ja) 1994-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4974623U (ja) * 1972-10-18 1974-06-28
JPS5875039U (ja) * 1981-11-13 1983-05-20 三菱重工業株式会社 車輛のシ−ト
JPH0430231Y2 (ja) * 1986-03-20 1992-07-21

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