JPH0841267A - テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体組成物 - Google Patents

テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体組成物

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JPH0841267A
JPH0841267A JP6178889A JP17888994A JPH0841267A JP H0841267 A JPH0841267 A JP H0841267A JP 6178889 A JP6178889 A JP 6178889A JP 17888994 A JP17888994 A JP 17888994A JP H0841267 A JPH0841267 A JP H0841267A
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copolymer
perfluoro
vinyl ether
tetrafluoroethylene
alkyl vinyl
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Naoko Sakai
直子 酒井
Atsuo Ogawara
淳夫 大河原
Teruo Takakura
輝夫 高倉
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)によ
る重合単位の含有モル%が1.0〜3.0程度の通常の
PFAの100重量部当たり、該PFAよりもパーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)による重合単位の含有
量が少なくかつ溶融流動し得るパーフルオロ重合体を
0.05〜20重量部配合してなるPFA組成物。 【効果】PFAの物性や成形加工性を維持し、かつ、微
細な球晶を有し表面平滑性に優れた成形体を与え得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテトラフルオロエチレン
/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体組
成物に関し、詳しくは、表面平滑性に優れ、耐ストレス
クラック性にも優れた成形体を与え得るテトラフルオロ
エチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共
重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テトラフルオロエチレン/パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(以下、P
FAとする)は、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性等が優
れ、しかも熱可塑性で容易に成形加工できる高分子材料
であることから、その特徴を生かしてウエハーキャリア
やきわめて高いクリーン度を要求される流体輸送のチュ
ーブ等の半導体製造装置の部品、容器の内面コーテイン
グの素材、電線被覆材等種々の用途に用いられている。
【0003】PFAは結晶性樹脂であり、溶融成形後に
冷却され固化する際に、PFAが再結晶することにより
溶融体内に多数の結晶核が生じ、この結晶核を中心に等
方向に結晶が生長するが、互いの結晶が境を接すること
により生長が止まり、いわゆる球晶が生成する。PFA
成形体の表面平滑性はこの球晶の大きさに依存すること
が知られている。
【0004】従来のPFAは、一般的に球晶が大きく成
長し、その結果として成形体の表面に多数の凹凸が発生
する。このようなPFAから成形されたチューブでは、
内周面に沿って流動する流体に乱流が生じ、この時の輸
送抵抗により流体の円滑な輸送が妨げられる。このよう
なPFAチューブでは、流速が遅いときには、表面凹凸
部に流れの生じない箇所が発生し、該部分に流体が長く
停滞することにより、超純水の場合には、該部分にバク
テリア等が発生して、流体のクリーン度が損なわれると
いう問題があった。また、容器の内面コーテイング材と
して使用した場合、大きな球晶を生じた塗膜はストレス
クラックを生じやすく耐久性が低下するという問題もあ
った。
【0005】球晶の大きさは溶融成形後の冷却速度に依
存することが知られており、急冷するほど微細な球晶が
生成する。しかし、成形方法によっては急冷が不可能な
場合がある。例えば、押出成形法により厚肉チューブを
得る場合、押し出されたチューブを外面から冷却すると
チューブ内面は急冷されないため、大きな球晶が生成し
チューブ内面の平滑性が劣るという問題がある。
【0006】特開昭48−22183号公報や特開平5
−216548号公報には、ポリフッ化ビニリデンの結
晶化特性を改良する方法が提案されている。
【0007】前者は、ポリフッ化ビニリデン粒子が存在
する系に、ポリフッ化ビニリデンより結晶化温度の高い
ポリマーを生成するフッ素系単量体を後から追加して重
合せしめる方法であり、ポリフッ化ビニリデン自体の物
性を低下させるという難点が認められる。また、前者の
方法では結晶化特性の改良効果がないものもある。
【0008】後者の方法は、フッ化ビニリデンに少量の
他のフッ素系単量体を共重合せしめ、かつ適度な分子量
分布を持たせるものであり、この方法も本質的にはポリ
フッ化ビニリデン自体とは異なる共重合体に関するもの
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PFA自体
の優れた物性や成形加工性を損なうことなく、球晶サイ
ズが小さい結晶化特性をPFAに付与し得る手段を提供
する。また、本発明は、比較的遅い冷却速度でも微細な
球晶を生成しやすい結晶化特性を有するPFA組成物を
提供する。さらに、本発明は、表面平滑性に優れ、耐ス
トレスクラック性にも優れた成形体を与え得るPFA組
成物を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、PFAに特定のパーフルオロ重合体を混
合することにより、PFA本来の物性や成形加工性を保
持したまま、成形体中の球晶サイズを小さくでき、また
成形体表面を平滑にできることを見出した。
【0011】すなわち、本発明は、テトラフルオロエチ
レン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合
体(A)の100重量部当たり、共重合体(A)よりも
パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)による重合単
位の含有量が少ないテトラフルオロエチレン/パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(B)および
テトラフルオロエチレン重合体(C)からなる群から選
ばれる少なくとも1種であり、かつ容量流速(X)が
0.1mm3 /秒以上であるパーフルオロ重合体の0.
05〜20重量部を含有せしめてなることを特徴とする
テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)共重合体組成物を提供する。ただし、容量
流速(X)は、高化式フローテスターを使用して、温度
380℃、荷重25kg/cm2 で、直径2mm、長さ
8mmのノズルから、共重合体(B)および/または重
合体(C)を溶融流出させ、単位時間(秒)に流出する
共重合体(B)および/または重合体(C)の容量(m
3 )である。
【0012】本発明において、共重合体(A)は、容量
流速(Y)が0.5〜100mm3/秒のテトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
共重合体であることが好ましい。
【0013】ただし、容量流速(Y)は、高化式フロー
テスターを使用して、温度380℃、荷重7kg/cm
2 で、直径2mm、長さ8mmのノズルから、共重合体
(A)を溶融流出させ、単位時間(秒)に流出する共重
合体(A)の容量(mm3 )である。
【0014】容量流速(Y)があまりに小さいと成形加
工性が充分でなく、またあまりに大きいと強度が低下す
る。より好ましい共重合体(A)は、容量流速(Y)が
1〜50mm3 /秒のテトラフルオロエチレン/パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体である。
【0015】また、共重合体(B)は共重合体(A)よ
りもパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)による重
合単位の含有量が少ないテトラフルオロエチレン/パー
フルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体であり、
重合体(C)はテトラフルオロエチレン重合体である。
これらのパーフルオロ重合体の容量流速(X)は、0.
1mm3 /秒以上である。共重合体(B)または重合体
(C)の容量流速(X)はそれぞれ0.1〜30mm3
/秒であることが好ましい。
【0016】パーフルオロ重合体は、2種以上の共重合
体(B)の混合物でもよく、2種以上の重合体(C)の
混合物でもよく、共重合体(B)と重合体(C)の混合
物でもよい。パーフルオロ重合体としてこうした混合物
を採用する場合には、この混合物としての容量流速
(X)が0.1mm3 /秒以上とされ、この混合物とし
ての容量流速(X)が0.1〜30mm3 /秒であるこ
とが好ましい。
【0017】容量流速(X)があまりに大きいと、共重
合体(B)または重合体(C)が共重合体(A)と完全
に溶融混合することにより結晶核が生成しにくくなり、
結果として球晶サイズを小さくする効果が少なくなる。
一方、容量流速(X)があまりに小さいと共重合体
(A)との溶融混合が困難となる。
【0018】より好ましい共重合体(B)または重合体
(C)は容量流速(X)が0.2〜10mm3 /秒のパ
ーフルオロ重合体である。
【0019】なお、通常のテトラフルオロエチレン重合
体またはパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)によ
る重合単位の含有量の少ない共重合体は容量流速(X)
が極端に小さく、本発明におけるPFAの結晶化特性の
改良効果が認められない。
【0020】本発明における容量流速(X)または
(Y)の範囲において、共重合体(A)の溶融温度は3
00〜313℃程度であり、共重合体(B)の溶融温度
は308〜332℃程度、重合体(C)の溶融温度は3
23〜333℃程度である。一般的に、パーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)による重合単位の含有量が
少なくなると、溶融温度は高くなり溶融成形加工性が低
下する。
【0021】したがって、本発明のPFA組成物におい
ては、共重合体(B)および/または重合体(C)の配
合量は、共重合体(A)の100重量部当たり、0.0
5〜20重量部の範囲から選定される。共重合体(A)
の100重量部当たり、共重合体(B)および/または
重合体(C)の0.5〜10重量部程度を含有せしめる
のが特に望ましい。共重合体(B)および/または重合
体(C)の配合量があまりに少ないと球晶サイズを小さ
くする効果が少なく、一方、あまりに多くなるとPFA
組成物の成形加工性が損なわれる。
【0022】共重合体(A)または共重合体(B)にお
ける共重合成分であるパーフルオロ(アルキルビニルエ
ーテル)は、一般式CF2 =CFO(CF2n CF3
で表され、共重合体(A)または共重合体(B)の高温
での機械的強度が優れている点から、nは0〜6の整数
であることが好ましい。nが2であるところのパーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)が特に好ましい。
【0023】そして、共重合体(A)中のパーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)による重合単位の含有量
は、共重合体の成形加工性から1.0〜3.0モル%程
度とすることが好ましい。また、共重合体(B)中のパ
ーフルオロ(アルキルビニルエーテル)による重合単位
の含有量は0.5モル%以下であることが好ましい。共
重合体(B)中のパーフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)による重合単位の含有量があまりに多い場合には、
結晶核の生成が充分でなく、球晶サイズを小さくする効
果は小さくなる。
【0024】本発明のPFA組成物の製造方法としては
当業者に周知の方法が採用される。例えば、溶融した共
重合体(A)に、共重合体(B)または重合体(C)を
溶融温度以上に加熱して添加し、撹拌しながら混合する
方法、単軸または2軸の混練押出機に、共重合体(A)
と共重合体(B)または重合体(C)を一緒に供給し、
共重合体(B)または重合体(C)の溶融温度以上で混
練する方法などが挙げられる。操作の簡便さから混練押
出機により混合する方法が好ましい。また、混合時に供
給される共重合体(A)、共重合体(B)および重合体
(C)の形状は、特に限定されず、ペレット状、ビーズ
状、粉末状などが用いられる。
【0025】本発明のPFA組成物は、球晶サイズが1
0μm以下の成形体を与え、また、内面粗度が0.3μ
m以下の押出成形チューブを与える。さらに、本発明の
PFA組成物は、比較的遅い冷却速度でも微細な球晶を
生成しやすい結晶化特性を有するので、押出成形法によ
り厚肉チューブを成形する場合にも、内面平滑性に優れ
たチューブを円滑有利に得ることができる。
【0026】本発明において、球晶サイズ、内面粗度、
および結晶化温度は、以下のとおり定義される。
【0027】[球晶サイズ]試料を340℃で厚さ20
0μmのフィルムに圧縮成形し、続いて冷却プレス機で
約5分間で室温付近まで急冷して試験フィルムを作成す
る。試験フィルムの表面を偏光顕微鏡で観察することに
より球晶サイズを測定する。
【0028】[内面粗度]単軸押出機を用いて、試料を
380℃で内径8mm、外径10mmのチューブに押出
成形し、続いてチューブの外側から水冷して試験チュー
ブを作成する。試験チューブの内面粗度を粗さ計(小坂
研究所製のサーフコーダSE−30H:商品名)にて測
定する。
【0029】[結晶化温度]走査型示差熱量計(DS
C)により10℃/分で降温したときの発熱ピークを求
め、その時の温度を結晶化温度とする。
【0030】
【作用】本発明において、PFA組成物成形体の球晶サ
イズが小さく改善される理由は必ずしも明らかではない
が、次のように考えられる。
【0031】すなわち、一般的にPFA中のパーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)による重合単位の含有量
が減少すると、共重合体の溶融温度と共に結晶化温度も
増加する。例えば、パーフルオロ(アルキルビニルエー
テル)による重合単位を含有しない重合体(C)は、結
晶化温度が312〜317℃程度であり、パーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)による重合単位の含有量が
少ない共重合体(B)は、結晶化温度が290〜310
℃程度である。
【0032】一方、パーフルオロ(アルキルビニルエー
テル)による重合単位の含有量が多い共重合体(A)は
結晶化温度が約280℃であり、共重合体(B)または
重合体(C)よりも結晶化温度が低い。
【0033】したがって、共重合体(A)のみの場合に
は、溶融成形後固化する時に結晶化温度が低く結晶核が
生じ難いため、結晶核の数が少なく、少ない結晶核を中
心に球晶が大きく生長する。これに対して、本発明のP
FA組成物の場合には、溶融成形後固化するときに共重
合体(A)の結晶化温度より高い温度で共重合体(B)
または重合体(C)が結晶化を始めるので、多数の結晶
核が形成される。
【0034】結晶核の数が多いほど、結晶が大きく生長
する前に隣接の結晶と接するため生長が止まり、球晶サ
イズは小さくなる。そして、共重合体(A)以外の結晶
核が存在すれば共重合体(A)も結晶化しやすくなり、
本発明のPFA組成物の結晶化温度は共重合体(A)の
結晶化温度よりも高くなると考えられる。
【0035】
【実施例】
[実施例1]テトラフルオロエチレン/パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)のモル%が98.7/1.
3であり、容量流速(Y)が2mm3 /秒であり、結晶
化温度が280℃であるテトラフルオロエチレン/パー
フルオロ(プロピルビニルエーテル)共重合体のビーズ
状物の100重量部と、容量流速(X)が0.8mm
/秒であり、結晶化温度が314℃であるテトラフルオ
ロエチレン重合体の粉末の5重量部を、2軸の混練押出
機により390℃で混合して、PFA組成物−1のペレ
ットを得た。
【0036】PFA組成物−1のペレットを用いて、圧
縮成形により作成した厚さ200μmのフィルムの平均
球晶サイズは5μmであった。押出成形機で作成したチ
ューブの内面粗度は0.10μmであった。PFA組成
物−1のペレットから得られる成形体の室温での引張り
強度は、450kg/cm であった。
【0037】[実施例2]実施例1と同じテトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
共重合体のビーズ状物の100重量部と、テトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
モル%が99.9/0.1であり、容量流速(X)が
0.7mm3 /秒であり、結晶化温度が297℃である
テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(プロピルビニ
ルエーテル)共重合体のビーズ状物の5重量部を、2軸
の混練押出機により390℃で混合して、PFA組成物
−2のペレットを得た。
【0038】PFA組成物−2のペレットを用いて、圧
縮成形により作成した厚さ200μmのフィルムの平均
球晶サイズは6μmであった。押出成形機で作成したチ
ューブの内面粗度は0.12μmであった。また、PF
A組成物−2のペレットから得られる成形体の室温での
引張り強度は446kg/cm2 であった。
【0039】[比較例1]実施例1と同じテトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
共重合体のペレットを用いて、圧縮成形により作成した
厚さ200μmのフィルムの平均球晶サイズは、53μ
mであった。押出成形機で作成したチューブの内面粗度
は0.33μmであった。また、室温での引張り強度は
445kg/cm2 であった。
【0040】
【発明の効果】本発明のPFA組成物はPFAの物性や
成形加工性を維持し、かつ、微細な球晶を有し表面平滑
性に優れた成形体を与え得る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テトラフルオロエチレン/パーフルオロ
    (アルキルビニルエーテル)共重合体(A)の100重
    量部当たり、共重合体(A)よりもパーフルオロ(アル
    キルビニルエーテル)による重合単位の含有量が少ない
    テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニ
    ルエーテル)共重合体(B)およびテトラフルオロエチ
    レン重合体(C)からなる群から選ばれる少なくとも1
    種であり、かつ容量流速(X)が0.1mm3 /秒以上
    であるパーフルオロ重合体の0.05〜20重量部を含
    有せしめてなることを特徴とするテトラフルオロエチレ
    ン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体
    組成物。ただし、容量流速(X)は、高化式フローテス
    ターを使用して、温度380℃、荷重25kg/cm2
    で、直径2mm、長さ8mmのノズルから、共重合体
    (B)および/または重合体(C)を溶融流出させ、単
    位時間(秒)に流出する共重合体(B)および/または
    重合体(C)の容量(mm3 )である。
  2. 【請求項2】共重合体(A)は、パーフルオロ(アルキ
    ルビニルエーテル)による重合単位の含有量が1.0〜
    3.0モル%であり、かつ容量流速(Y)が0.5〜1
    00mm3 /秒である請求項1のテトラフルオロエチレ
    ン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体
    組成物。ただし、容量流速(Y)は、高化式フローテス
    ターを使用して、温度380℃、荷重7kg/cm2
    で、直径2mm、長さ8mmのノズルから、共重合体
    (A)を溶融流出させ、単位時間(秒)に流出する共重
    合体(A)の容量(mm3 )である。
  3. 【請求項3】共重合体(B)は、パーフルオロ(アルキ
    ルビニルエーテル)による重合単位の含有量が0.5モ
    ル%以下であり、かつ容量流速(X)が0.1〜30m
    /秒である請求項1または2のテトラフルオロエチ
    レン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合
    体組成物。
  4. 【請求項4】重合体(C)は、容量流速(X)が0.1
    〜30mm3 /秒である請求項1または2のテトラフル
    オロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテ
    ル)共重合体組成物。
  5. 【請求項5】共重合体(A)の共重合成分であるパーフ
    ルオロ(アルキルビニルエーテル)がパーフルオロ(プ
    ロピルビニルエーテル)である請求項1〜4のいずれか
    のテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビ
    ニルエーテル)共重合体組成物。
  6. 【請求項6】共重合体(B)の共重合成分であるパーフ
    ルオロ(アルキルビニルエーテル)がパーフルオロ(プ
    ロピルビニルエーテル)である請求項1〜5のいずれか
    のテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビ
    ニルエーテル)共重合体組成物。
  7. 【請求項7】共重合体組成物は、球晶サイズが10μm
    以下の成形体を与える組成物である請求項1〜6のいず
    れかのテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキ
    ルビニルエーテル)共重合体組成物。
  8. 【請求項8】共重合体組成物は、内面粗度が0.3μm
    以下の押出成形チューブを与える組成物である請求項1
    〜7のいずれかのテトラフルオロエチレン/パーフルオ
    ロ(アルキルビニルエーテル)共重合体組成物。
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