JP3513556B2 - 液体移送用成形品 - Google Patents
液体移送用成形品Info
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Description
トラフルオロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオ
ロエチレン共重合体組成物の溶融押し出しによる液体移
送用成形品に関するものである。
ルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体(PF
Aと言う略称で知られている)は、チューブ押し出しや
ブロー成形等の溶融押し出し成形によって加工されてい
るが、これによって得られるチューブ、ホース、容器等
の製品は耐熱性、耐薬品性、非粘着性、溶出物が少ない
等の優れた特徴を有するため、酸、アルカリ等の薬液、
超純水、溶剤、塗料等の移送用の配管として広く利用さ
れている。
Aから製造される溶融押し出し成形品は例えば図1に示
すように微細な凹凸があり、その表面が平滑でないた
め、汚染物が成形品表面に付着しやすく、洗浄しても除
去し難い、或は種類の異なる液体を入れ換える時、前に
使用した液体が表面に残留し、後から使用する液体に混
入しやすい等の問題点が指摘されている。特に高純度の
薬液や超純水が要求される半導体製造工程関連用途にお
いてはPFA溶融押し出し成形品表面の平滑性の改良が
強く望まれている。
面が平滑とならない理由は、結晶性樹脂であるPFAの
結晶化時に直径20〜150ミクロンに達する粗大な球
晶が形成され成形品表面で球晶境界領域が深い溝となる
ことにある。一般に球晶の大きさは球晶核の数を増加さ
せることにより小さくできることが知られており、この
目的で結晶性樹脂に結晶核剤を添加することが行われて
いる。含ふっ素樹脂においても、ポリクロロトリフルオ
ロエチレンにおける硫酸金属塩(特開昭49−515
3)、ポリふっ化ビニリデンにおけるアルカリ金属塩
(特公昭49−17015)や有機環状化合物(特公昭
48−33983号)等が提案されている。しかし、P
FAに適した結晶核剤について提案されたことはない。
特に高純度の薬液や超純水が要求される半導体製造工程
関連用においては、前記のように結晶核剤として金属塩
をPFAに添加することは核剤の溶出によって工程の汚
染を招きPFAの耐薬品性、溶出物が少ない等の利点を
損なうことになる。一方、PFAを溶融状態から水冷等
の手段で急激に冷却することにより球晶の成長を抑制す
ることはできるが、これは実用上困難な方法であるし、
成形品の歪みが大きくなる等の問題も生じる。
の成形条件で成形でき、従来のPFA溶融押し出し成形
品に比べて表面が平滑で、液体移送用途において溶出物
による工程汚染等の問題を引き起こすことのないPFA
組成物の溶融押し出しによる液体移送用成形品を提供す
ることにある。
を達成するため研究した結果、少量の特定のポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)をPFAに添加して含有
させることにより、球晶が微細化され、PFAの特性を
損なうことなく、押し出し成形品の表面平滑性を著しく
改善できることを見いだし本発明を完成した。本発明に
関わる液体移送用成形品は、示差走査熱量計を使用し、
試料を200℃から380℃まで10℃/分で昇温し、
380℃で1分間保持した後、200℃まで10℃/分
で降温して得られる結晶化曲線における結晶化ピーク温
度である結晶化温度が305℃以上、上記結晶化曲線に
おいて結晶化ピーク前後で曲線がベースラインから離れ
る点とベースラインに戻る点とを直線で結んで定められ
るピーク面積から求めた結晶化熱が50J/g以上であ
るポリテトラフルオロエチレンを含有するテトラフルオ
ロエチレン/フルオロアルコキシトリフルオロエチレン
共重合体組成物の溶融押し出し物であることを特徴とす
る。この成形品は、液体を移動させる目的で液体に接し
て使用される成形品で、例えばチューブ、ホースやボト
ルなどの容器である。
形品の表面の粗さと、成形品(成形品の一部を切り取っ
た試験片で良い)を溶融して、その溶融物を10℃/分
の冷却速度で降温し再結晶化させた時に形成される平均
球晶径(以下再結晶化平均球晶径と言う)或は最大球晶
径(以下再結晶化最大球晶径と言う)との間には相関が
あり、同じ成形条件において再結晶化平均球晶径(或は
再結晶化最大球晶径)が小さいほど成形品の表面は平滑
になる。一般に市販されているPFA組成物の溶融押し
出し成形品で再結晶化平均球晶径が55ミクロン(再結
晶化最大球晶径は70ミクロン)のものは図1に見るよ
うに表面が粗いが、本発明により得られた溶融押し出し
成形品で再結晶化平均球晶径が3ミクロン(再結晶化最
大球晶径は5ミクロン)のものは図2に見るように表面
の凹凸は殆ど認められない。本発明の液体移送用成形品
は再結晶化平均球晶径が15ミクロン以下、好ましくは
10ミクロン以下であることにより、表面が平滑なもの
となる。
フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体(P
FA)とは、テトラフルオロエチレンと式1又は式2で
表されるフルオロアルコキシトリフルオロエチレンとの
結晶性共重合体で、共重合体中のフルオロアルコキシト
リフルオロエチレン含有量が1〜10重量%のものであ
る。この共重合体は溶融押し出し成形、射出成形等の溶
融成形が可能なものであり、372℃±1℃において
0.5〜500g/10分、好ましくは0.5〜50g
/10分のメルトフローレート(MFR)を有する。フ
ルオロアルコキシトリフルオロエチレンとしては、パー
フルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(プ
ロピルビニルエーテル)、パーフルオロ(イソブチルビ
ニルエーテル)等が挙げられる。
FAに含有させるポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)は、テトラフルオロエチレン(TFE)のホモポリ
マー又は1重量%未満の微量のヘキサフルオロプロピレ
ン(HFP)、フルオロアルコキシトリフルオロエチレ
ン、フルオロアルキルエチレン、クロロトリフルオロエ
チレン等の変性剤を含有する変性PTFEであって、後
記する方法により示差走査熱量計(DSC)で測定した
結晶化温度が305℃以上で結晶化熱が50J/g以上
という二つの条件を満足させるものである。
と球晶を微細化する効果との間には相関があり、結晶化
温度が高くなる程、より少量の含有で球晶を微細化でき
る。PTFEの結晶化温度は305℃以上であることが
必要で、310℃以上、より好ましくは312℃以上で
あることが望ましい。
も結晶化熱が50J/g未満のPTFEでは、PFA粉
末と平均粒径が0.05〜1ミクロンのPTFE微粒子
がPTFEの溶融温度より低い温度で均一に混合された
組成物を、例えば溶融圧縮成形や溶融ピストン押し出し
等、溶融組成物に対するせん断作用が小さな条件下で成
形する場合は微細化された球晶を得ることができる。し
かし溶融混練時や押し出し成形時に溶融組成物に対して
スクリュー回転等によって大きなせん断作用が働く条件
下では球晶の微細化効果が失われる傾向がある。従っ
て、結晶化熱が50J/g未満のPTFEを含有するP
FA組成物をスクリュー押し出し機を用いる通常の溶融
押し出し成形に使用しても本発明の目的は達成し難い。
含有量と分子量の二因子によって影響されることが知ら
れている。圧縮予備成形/焼成法によって成形されるP
TFEの「モールディングパウダー」やペースト押し出
し/焼成法によって成形されるPTFEの「ファインパ
ウダー」がいずれも数百万以上の数平均分子量を有する
のに対して、本発明の目的に適した前記のPTFEはこ
れらに比べて分子量が低く、より高い結晶性を有するも
のである。このようなPTFEは連鎖移動剤の存在下に
おけるTFEの重合や、「モールディングパウダー」や
「ファインパウダー」又はこれらの成形物の熱分解又は
放射線分解等の公知の低分子量PTFEの製造方法にお
いて、上記二つの因子を考慮して条件を選択することに
より得ることができる。このようなPTFEは低分子
量、高結晶性であるため機械強度に欠け、「モールディ
ングパウダー」や「ファインパウダー」と異なり、それ
自身で成形目的に使用されるものではないが、本発明の
表面平滑化の目的が達成される微量の添加ではPFAの
機械的特性に対する悪影響がまったく見られないことが
わかった。
有させることにより再結晶化平均球晶径は急激に減少す
る。含有量の下限に関しては、前記の如く含有させるP
TFEの結晶化温度が高くなる程、より少量の含有で球
晶を微細化できるので数値限定は困難であるが、組成物
を溶融状態から10℃/分の冷却速度で結晶化させた
時、15ミクロン以下、好ましくは10ミクロン以下の
再結晶化平均球晶径を与え得る有効量を含むことが望ま
しい。後で説明する表4に示されるように、結晶化温度
Tcが314℃(結晶化熱Hcは60J/g)のPTF
Eを含有させた場合は0.01重量%の含有で再結晶化
平均球晶径は13ミクロンになるので、含有量の下限値
としては0.01重量%が目安になる。
再結晶化平均球晶径をできるだけ小さくすることが望ま
しい。一般的にPTFE含有量の増加と共に再結晶化平
均球晶径は減少する傾向があるが、含有量が1〜2重量
%以上になると含有量の増加に伴う再結晶化平均球晶径
の減少度は小さく、PTFEの添加量が20重量%を越
える付近からは再結晶化平均球晶径はほぼ一定となり、
それに伴って更に表面平滑性も一定となるため、PTF
Eの添加量の上限値は限定的なものではない。一方PT
FE含有量の増加と共に組成物の結晶性が高くなる傾向
が見られ、PFAのMFRによって異なるが、2〜4重
量%以下の含有量では引張強度や曲げ寿命など機械的特
性に対する悪影響は見られないものの、これ以上の含有
量ではこれらの物性が徐々に低下する傾向が現れ、50
重量%を越える付近からは機械的特性が極端に低下する
ためPTFEの添加量の上限値は50重量%以下が好ま
しく、更に好ましくは30重量%以下である。以上のよ
うな理由から、PTFEの含有量としては通常50重量
%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは4
重量%以下の含有量が採用される。
は、溶融混練法、PFAペレット又は粉末とPTFE粉
末とのドライブレンド法、PFA分散液とPTFE粉末
又はPTFE分散液との湿式ブレンド法等の公知の方法
をいずれも利用することができる。また予めPFAの重
合槽内の重合媒体中にPTFEの粒子を分散してPFA
の重合を開始させ、PTFEを含有するPFA組成物を
得るなどの方法も取り得る。本発明で使用されるPTF
Eは溶融状態においてPFAと極めて高い相溶性を有す
るため溶融混練時や溶融押し出し時に容易にPFA中に
分散し、極めて均質な組成物を与える。従って、添加す
るPTFEの形態に特に限定はなく、作業性を考慮して
平均粒径0.05〜1ミクロンの微粒子の分散液や数ミ
クロンから数十ミクロンの粉末が通常使用される。
条件に関しては特に制限がなく、従来からPFAについ
て適用されているチューブ等についての押し出し条件や
ボトル等の容器についてのブロー成形条件をそのまま利
用することができる。また特開昭62−104822や
特開平2−163128に記載されたふっ素ガスを用い
る方法により、得られた組成物や成形品の重合体末端基
を安定化することもできる。
具体的に説明する。なお、PFAとしてはテトラフルオ
ロエチレン/パーフルオロプロピルビニルエーテル(P
PVE)共重合体を使用し、PPVEの含有量;メルト
フローレート(MFR);融解温度,結晶化温度,結晶
化熱;再結晶化平均球晶径;再結晶化最大球晶径;引張
強度,伸び;MIT曲げ寿命の測定は下記の方法によっ
た。
圧縮した後水冷して得られた厚さ約50ミクロンのフィ
ルムの赤外吸収スペクトル(窒素雰囲気)から式3によ
り吸光度比を求め、予めPPVE含有量既知のスタンダ
ードフィルムによって得られた検量線を使用して試料の
PPVE含有量を求めた。
製メルトインデクサーを使用し、5gの試料を372℃
±1℃に保持された内径9.53mmのシリンダーに充
填し5分間保持した後、5kgの荷重(ピストン及び重
り)下に内径2.1mm、長さ8mmのオリフィスを通
して押し出し、この時の押し出し速度(g/10分)を
MFRとして求めた。
ンエルマー社製示差走査熱量計DSC7型を使用した。
試料5mgを秤量して専用のアルミパンに入れ専用のク
リンパーによってクリンプした後DSC本体に収納し昇
温を開始する。200℃から380℃まで10℃/分で
昇温し、この時得られる融解曲線から融解ピーク温度を
融解温度(Tm1:℃)として求めた。試料を380℃
で1分間保持した後、200℃まで10℃/分で降温
し、この時得られる結晶化曲線から結晶化ピーク温度を
結晶化温度(Tc、℃)として求めた。結晶化熱(H
c:J/g)は常法に従い、結晶化ピーク前後で曲線が
ベースラインから離れる点とベースラインに戻る点とを
直線で結んで定められるピーク面積から求めた。試料を
200℃で1分間保持した後、再度380℃まで10℃
/分で昇温し、この時得られる融解曲線から融解ピーク
温度を融解温度(Tm2:℃)として求めた。各数値は
小数点以下1けたまで求めJISZ8401の方法によ
って丸めた。
し出し方向と直角方向にスライスして得られた厚さ約
0.2mmの切片を試料としてスライドグラスにのせメ
トラーFP82HT型ホットステージに取り付けた。3
60℃まで40℃/分で昇温して試料を融解させ360
℃で3分間保持した後200℃まで10℃/分で降温し
て再結晶化させた。試料部温度が200℃に達した後試
料をのせたスライドグラスをホットステージより取り外
し、偏光により球晶構造を確認しながら光学顕微鏡倍率
100及び400倍で試料表面を観察した。試料表面に
観察される連続した200個の球晶の直径を測定し、そ
の平均値を再結晶化平均球晶径とした。またその中で最
大のものを再結晶化最大球晶径とした。なお、球晶は隣
接して成長した球晶との衝突によりいびつな多角形とし
て観察されるので、その長軸径を直径とした。また再結
晶化平均球晶径が5ミクロン以下の試料については走査
型電子顕微鏡(3000倍及び5000倍)を併用して
球晶径を測定した。以下の実施例及び比較例において
は、MFR測定時の押し出し物をスライスして試料とし
て用いた。
350℃に加熱された金型中に充填し、20分間加熱し
た後約5kgf/cm2 の圧力で約1分間加圧し、次い
で金型を室温のプレス上に移して約30kgf/cm2
に加圧し20分間放置して冷却する。このようにして作
成された厚さ約1.5mmのシートよりASTMD14
57−83に従って5枚の試験片を切り出し、初期つか
み間隔22.2mm、引っ張り速度50mm/分で引っ
張り試験を行い、破断時の強度及び伸び(試験片5枚の
平均値)を求めた。
350℃に加熱された金型中で15分間加熱した後、P
FAのMFRによって異なるが、30〜60kgf/c
m2の圧力で約1〜4分間加圧し、次いで金型を室温の
プレス上に移して約50kgf/cm2 に加圧し、15
分間放置して冷却する。このようにして作成された厚さ
0.19−0.21mmのフィルムから長さ約110m
m、幅15mmの試験片を切り取り、ASTMD−21
76の規格に準じた東洋精機製MIT耐揉疲労試験機に
取り付け、1kgの荷重下に左右135度の角度で、1
75回/分の速度で折り曲げ、試験片が切れるまでの往
復折り曲げ回数(3枚の試験片についての平均値)をM
IT曲げ寿命とした。
重量%、MFR2.0g/10分、再結晶化平均球晶径
44ミクロン、再結晶化最大球晶径68ミクロンのPF
Aの溶融押し出しペレット99重量部と表1に示す特性
を有するA〜Hの8種類のPTFE粉末1重量部(平均
粒径2〜20ミクロン)とをローラーミキサー(東洋精
機製R−60H型、ミキサー容量約60cc、混練部材
質:ハステロイC276)に投入し、混練部設定温度3
50℃、樹脂温度345〜352℃、ローラー回転数1
5rpmで10分間溶融混練してPTFEを1重量%含
有するPFA組成物を得た。また比較のためPTFEを
添加せずPFAのみを同一条件で溶融混練した。各組成
物は溶融混練後3〜5mm角のペレット状に裁断して成
形用の試料とした。各組成物及びその組成物から成形さ
れた試験片の特性を表2に示す。
例1)、含有PTFE(A)の結晶化熱(Hc)が50
J/g未満の場合(比較例2)および含有PTFE
(H)の結晶化温度(Tc)が305℃未満の場合(比
較例3)はいずれも溶融成形物の再結晶化平均球晶径が
24ミクロン以上(再結晶化最大球晶径は35ミクロン
以上)となるのに対して、305℃以上の結晶化温度
(Tc)と50J/g以上の結晶化熱(Hc)を有する
PTFE(B〜G)を1重量%含有する実施例1〜6で
はいずれも溶融成形物の再結晶化平均球晶径が15ミク
ロン以下(再結晶化最大球晶径は20ミクロン以下)と
なっている。また実施例1、3および5を比較すると、
結晶化温度(Tc)が最も高い316℃のPTFE
(D)を含有する実施例3の再結晶化平均球晶径が2ミ
クロン(再結晶化最大球晶径は4ミクロン)と最も小さ
く、結晶化温度が314℃のPTFE(B)を含有する
実施例1の再結晶化平均球晶径は3ミクロン(再結晶化
最大球晶径は5ミクロン)でそれに次ぎ、結晶化温度が
最も低い308℃のPTFE(F)を含有する実施例5
の再結晶化平均球晶径は12ミクロン(再結晶化最大球
晶径は18ミクロン)で、実施例の中では最も大きい。
ことにより得られるファインパウダーの融解ピーク温度
Tm1が337℃、Tm2が327℃、結晶化温度が3
14℃、結晶化熱が34J/gである平均粒径約0.2
ミクロンのPTFEの水性分散液を、平均粒径が約0.
2ミクロン、PPVE含有量3.0重量%、融解温度
(Tm2)309℃のPFAの水性分散液に、PFA樹
脂分とPTFE樹脂分の重量比が99:1となるように
添加し、撹拌しながら硝酸を加えてエマルジョンを破壊
し、次いでトリクロロトリフルオロエタンを加えて撹拌
造粒した。このようにして得られた造粒粉末を水洗した
後、290℃で15時間乾燥熱処理することにより、平
均粒径約450ミクロンの粉末組成物を得た。この組成
物のMFRは1.7g/10分、メルトインデクサー押
し出し物の再結晶化平均球晶径は2ミクロン、再結晶化
最大球晶径は3ミクロンであった。しかしこの粉末組成
物をローラーミキサーに投入し実施例1と同様に溶融混
練した場合、溶融混練後のMFRは1.7g/10分、
メルトインデクサー押し出し物の再結晶化平均球晶径は
33ミクロン、再結晶化最大球晶径は45ミクロンであ
った。なおPTFEを添加せずに同様にして得られたP
FA粉末のMFRは2.4g/10分、再結晶化平均球
晶径は56ミクロン、再結晶化最大球晶径は70ミクロ
ンで、その溶融混練後のMFRは2.3g/10分、メ
ルトインデクサー押し出し物の再結晶化平均球晶径は3
5ミクロン、再結晶化最大球晶径は45ミクロンであっ
た。上記の結果は、結晶化熱が34J/gである本比較
例のPTFEを添加したPFA粉末では、せん断作用の
小さいメルトインデクサー押し出し物では再結晶化平均
球晶径が2ミクロン、再結晶化最大球晶径が3ミクロン
と極めて小さいが、溶融時せん断作用下に混練されると
球晶の微細化効果が失われることを示している。
9g/10分、再結晶化平均球晶径55ミクロン、再結
晶化最大球晶径77ミクロンのPFAの溶融押し出しペ
レットと実施例1で使用したPTFE粉末B(Tc=3
14℃、Hc=60J/g)とを表3に示す含有量で、
実施例1と同様にして溶融混練した。得られた組成物及
びその組成物から成形された試験片の特性を表3に示
す。なおこの実施例ではMIT曲げ寿命の試験片を作成
するに際して金型を室温のプレス上に移す前の加圧条件
として圧力60kgf/cm2 、約4分を採用した。
量が0.1重量%でも再結晶化平均球晶径は未含有の場
合の44ミクロンから13ミクロン、再結晶化最大球晶
径は未含有の場合の63ミクロンから20ミクロンまで
激減し、1重量%含有させれば再結晶化平均球晶径は4
ミクロン、再結晶化最大球晶径は5ミクロン、2重量%
含有させれば再結晶化平均球晶径は3ミクロン、再結晶
化最大球晶径は4ミクロンまで減少する。しかし、2重
量%以上含有させても再結晶化平均球晶径や再結晶化最
大球晶径はあまり減少せず、ほぼ一定となる。また4重
量%以下の含有量では引っ張り強度、伸び及び曲げ寿命
に対する悪影響はまったくないことが分かる。
5.0g/10分、再結晶化平均球晶径49ミクロン、
再結晶化最大球晶径62ミクロンのPFAの溶融押し出
しペレットと、実施例1で使用したPTFE粉末B(T
c=314℃、Hc=60J/g)とを表4に示す含有
量で、実施例1と同様にして溶融混練した。得られた組
成物及びその組成物から成形された試験片の特性を表4
に示す。なおこの実施例ではMIT曲げ寿命の試験片を
作成するに際して金型を室温のプレス上に移す前の加圧
条件として圧力30kgf/cm2 、約1分を採用し
た。
量が0.01重量%でも再結晶化平均球晶径は未含有の
場合の38ミクロンから13ミクロン、再結晶化最大球
晶径は未含有の場合の50ミクロンから18ミクロンま
で激減し、1重量%含有させれば再結晶化平均球晶径は
3ミクロン、再結晶化最大球晶径は5ミクロン、2重量
%含有させれば再結晶化平均球晶径は3ミクロン、再結
晶化最大球晶径は4ミクロンまで減少する。しかし2重
量%以上含有させてもそれ以上球晶径は減少せず、ほぼ
一定となることが分かる。
例4で使用したPTFE粉末E(Tc=312℃、Hc
=59J/g)とを表5に示す含有量で、実施例1と同
様にして溶融混練した。得られた組成物及びその組成物
から成形された試験片の特性を表5に示す。実施例7、
実施例8と同様な傾向が認められる。なおこの実施例で
は、MIT曲げ寿命の試験片を作成するに際して金型を
室温のプレス上に移す前の加圧条件として圧力30kg
f/cm2 、約1分を採用した。
例3で使用したPTFE粉末H(Tc=302℃、Hc
=57J/g)とを表6に示す含有量で、実施例1と同
様にして溶融混練した。得られた組成物及びその組成物
から成形された試験片の特性を表6に示す。含有量を1
0%まで増やしても再結晶化平均球晶径は21ミクロ
ン、再結晶化最大球晶径は30ミクロン以上であった。
有量3.1重量%、融解温度308℃のPFAの水性分
散液に攪拌しながら硝酸、次いでトリクロロトリフルオ
ロエタンを加えて凝集粉末を得て、これを150℃で1
0時間乾燥した。こうして得られた乾燥粉末995重量
部と実施例1で使用したPTFE粉末B(Tc=314
℃、Hc=60J/g)5重量部とをヘンシェルミキサ
ー(三井三池化工機製FM10B型)に投入し3000
rpmで10分間混合し、その後回転を1000rpm
に下げて純水150重量部、次いでトリクロロトリフル
オロエタン500重量部を少量ずつ添加した後、回転を
3000rpmに上げ1分間撹拌して造粒粉末を得た。
次いでこれを300℃で12時間熱処理して平均粒径約
380ミクロンの粉末組成物を得た。この組成物のMF
Rは0.6g/10分、メルトインデクサー押し出し物
の再結晶化平均球晶径は3ミクロン、再結晶化最大球晶
径は5ミクロンであった。PTFEを添加せず同様の操
作に従って得られたPFA粉末のMFRは0.6g/1
0分であり、メルトインデクサー押し出し物の再結晶化
平均球晶径は55ミクロン、再結晶化最大球晶径は70
ミクロンであった。
FA粉末を使用して、下記条件により外径12.2m
m、肉厚1.0mmのチューブを成形した。 押し出し成形機(田辺プラスチックス機械製) シリンダー内径 :30mm(L/D20) ダイ内径 :25mm マンドレル外径 :17mm 設定温度(℃) :シリンダー後部 300 シリンダー中央部 360 シリンダー前部 380 アダプター 380 クロスヘッド 380 ダイ 400〜430 スクリュー回転数:10rpm サイジングダイ内径 :12.5mm 引き取り速度 :0.5m/分 チューブより約5mm角の試料を切り取り、チューブ内
面側の表面粗さを触針式三次元表面粗さ測定装置(東京
精密製サーフコム575A−3DF)により測定した結
果は表7の通りであった。なおチューブより切り取った
試験片のメルトインデクサー押し出し物について再結晶
化平均球晶径を測定した結果は実施例10の組成物につ
いての結果と同様であった。PTFEを添加しないPF
A粉末から成形したチューブの内面について触針式三次
元表面粗さ測定装置を使用して得られた三次元プロフィ
ール表示を図1に、PTFEを0.5重量%添加した組
成物から成形したチューブの内面について同様にして得
られた三次元プロフィール表示を図2に示す。図1、図
2及び表7から明らかなように、再結晶化平均球晶径5
ミクロンのチューブ(PTFEを0.5重量%添加した
PFA組成物から成形したチューブ)の内面は、再結晶
化平均球晶径55ミクロン、再結晶化最大球晶径70ミ
クロンのチューブ(PTFEを添加しないPFA粉末か
ら成形したチューブ)の内面に比べて遥かに表面平滑性
に優れていた。
1.9g/10分、平均粒径約500ミクロンのPFA
粉末995重量部と実施例3で使用したPTFE粉末D
(Tc=316℃、Hc=56J/g)5重量部とをス
クリュー押し出し機に供給し、樹脂温度360℃で溶融
混練押し出しし、押し出し物を裁断して平均粒径約3m
mのペレット状組成物を得た。この組成物のMFRは
1.9g/10分、メルトインデクサー押し出し物の再
結晶化平均球晶径は3ミクロン、再結晶化最大球晶径は
4ミクロンであった。PTFEを添加せず同様の操作に
従って得られたPFAペレットのMFRは1.9g/1
0分、メルトインデクサー押し出し物の再結晶化平均球
晶径は66ミクロン、再結晶化最大球晶径は90ミクロ
ンであった。この組成物及びPFAのペレットをブロー
成形機に供給し、樹脂温度390℃で押し出して外径9
0mm、肉厚約1mm、容積1リットルのボトルに加工
した。このボトルより約5mm角の試料を切り取り、ボ
トル内面側の表面粗さを走査型レーザー顕微鏡(レーザ
ーテック株式会社製1LM21型)により測定した結果
は表8の通りであった。ボトルより切り取った試験片の
メルトインデクサー押し出し物について再結晶化平均球
晶径及び再結晶化最大球晶径を測定した結果は上記組成
物についての結果と同様であった。表8から明らかなよ
うに再結晶化平均球晶径3ミクロン、再結晶化最大球晶
径4ミクロンのボトル(PTFEを0.5重量%添加し
たPFA組成物から成形したボトル)の内面は、再結晶
化平均球晶径66ミクロン、再結晶化最大球晶径90ミ
クロンのボトル(PTFEを添加しないPFA粉末から
成形したボトル)の内面に比べて遥かに表面平滑性に優
れていた。
成形品は従来のPFA成形品に比べて極めて表面平滑性
に優れており、従って成形品表面に汚染物が付着残留し
て工程に混入することを嫌う薬液、超純水、溶剤、塗料
等の液体移送に適しており、特に半導体製造用の高純度
薬液や超純水の移送用として有用である。また本発明の
成形品は微細な球晶を有する結果、成形品を通して観察
される解像度に優れており、内容物の管理のし易さにお
いても有利である。また添加剤として使用されるPTF
EはPFAと同等の耐熱性や耐薬品性を有するので溶出
物の問題も生じない。
成形したチューブの内面について触針式三次元表面粗さ
測定装置を使用して得られた三次元プロフィール表示で
ある。
物から成形したチューブの内面について同様にして得ら
れた三次元プロフィール表示である。
Claims (7)
- 【請求項1】 示差走査熱量計を使用し、試料を200
℃から380℃まで10℃/分で昇温し、380℃で1
分間保持した後、200℃まで10℃/分で降温して得
られる結晶化曲線における結晶化ピーク温度である結晶
化温度が305℃以上、上記結晶化曲線において結晶化
ピーク前後で曲線がベースラインから離れる点とベース
ラインに戻る点とを直線で結んで定められるピーク面積
から求めた結晶化熱が50J/g以上であるポリテトラ
フルオロエチレンを含有するテトラフルオロエチレン/
フルオロアルコキシトリフルオロエチレン共重合体組成
物の溶融押し出し物であることを特徴とする液体移送用
成形品。 - 【請求項2】 テトラフルオロエチレン/フルオロアル
コキシトリフルオロエチレン共重合体組成物に含まれる
ポリテトラフルオロエチレンが0.01重量%以上であ
る請求項1に記載の液体移送用成形品。 - 【請求項3】 テトラフルオロエチレン/フルオロアル
コキシトリフルオロエチレン共重合体組成物に含まれる
ポリテトラフルオロエチレンが50重量%以下である請
求項2に記載の液体移送用成形品。 - 【請求項4】 テトラフルオロエチレン/フルオロアル
コキシトリフルオロエチレン共重合体組成物に含まれる
ポリテトラフルオロエチレンが30重量%以下である請
求項3に記載の液体移送用成形品。 - 【請求項5】 テトラフルオロエチレン/フルオロアル
コキシトリフルオロエチレン共重合体組成物に含まれる
ポリテトラフルオロエチレンが4重量%以下である請求
項4に記載の液体移送用成形品。 - 【請求項6】 成形品がチューブである請求項1、請求
項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の液体移
送用成形品。 - 【請求項7】 成形品が容器である請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の液体移送
用成形品。
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