JPH0840166A - インフレータカバーを備えたエアバッグ装置 - Google Patents
インフレータカバーを備えたエアバッグ装置Info
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- JPH0840166A JPH0840166A JP6202718A JP20271894A JPH0840166A JP H0840166 A JPH0840166 A JP H0840166A JP 6202718 A JP6202718 A JP 6202718A JP 20271894 A JP20271894 A JP 20271894A JP H0840166 A JPH0840166 A JP H0840166A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/217—Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
- B60R21/2171—Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インフレータとエアバッグケース側壁の挿入
孔との間にインフレータカバーを介設するエアバッグ装
置において、インフレータやインフレータカバーの組付
性を向上させると共に、インフレータ外径のばらつきを
吸収してインフレータを充分に保持せしめる。 【構成】 上記インフレータカバー１３に、該カバーの
フランジ部１４から挿入孔７側へ周方向に間隔をおいて
延出され、外面で挿入孔縁部７ａを案内し、上記フラン
ジ部１４とで形成した溝部１５に上記挿入孔縁部７ａを
嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪部１６
と、上記フランジ部１４のケース保持爪部１６の間から
延出され、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する
弾性変形可能な複数のインフレータ保持爪部１７とを具
備せしめたことを特徴としている。
孔との間にインフレータカバーを介設するエアバッグ装
置において、インフレータやインフレータカバーの組付
性を向上させると共に、インフレータ外径のばらつきを
吸収してインフレータを充分に保持せしめる。 【構成】 上記インフレータカバー１３に、該カバーの
フランジ部１４から挿入孔７側へ周方向に間隔をおいて
延出され、外面で挿入孔縁部７ａを案内し、上記フラン
ジ部１４とで形成した溝部１５に上記挿入孔縁部７ａを
嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪部１６
と、上記フランジ部１４のケース保持爪部１６の間から
延出され、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する
弾性変形可能な複数のインフレータ保持爪部１７とを具
備せしめたことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、助手席用エアバッグ装
置のエアバッグケースとインフレータの取付構造に関す
るものである。
置のエアバッグケースとインフレータの取付構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】エアバッグ装置は、車両の衝突時にエア
バッグが膨張し、乗員を保護する装置であり、通常、ガ
ス発生器であるインフレータと、インフレータのガスに
より膨張するエアバッグと、上記インフレータエアバッ
グと共に収納するエアバッグケースとで構成されてい
る。
バッグが膨張し、乗員を保護する装置であり、通常、ガ
ス発生器であるインフレータと、インフレータのガスに
より膨張するエアバッグと、上記インフレータエアバッ
グと共に収納するエアバッグケースとで構成されてい
る。
【０００３】一方、上記エアバッグ装置は、運転席用に
限らず、近年助手席用のものも多く開発されており、か
かる装置は、断面略Ｕ字状のエアバッグケースと、該ケ
ースの開口部に折り畳んで収納されたエアバッグと、こ
のエアバッグの後方で上記ケース内に固定される円筒状
のインフレータとを備えるものが一般的である。そし
て、上記インフレータのエアバッグケースへの取付は、
通常、例えば特開平５−２７０３４９号公報に示される
ように、エアバッグケースの側壁の一方に挿入孔を設け
て、上記インフレータの頭部を嵌挿させると共に、上記
側壁と対向するもう一方の側壁に、インフレータの足部
端縁から軸方向に突設したスタッドボルトを貫通せしめ
て、このボルトをナットで締着することにより行われて
いる。
限らず、近年助手席用のものも多く開発されており、か
かる装置は、断面略Ｕ字状のエアバッグケースと、該ケ
ースの開口部に折り畳んで収納されたエアバッグと、こ
のエアバッグの後方で上記ケース内に固定される円筒状
のインフレータとを備えるものが一般的である。そし
て、上記インフレータのエアバッグケースへの取付は、
通常、例えば特開平５−２７０３４９号公報に示される
ように、エアバッグケースの側壁の一方に挿入孔を設け
て、上記インフレータの頭部を嵌挿させると共に、上記
側壁と対向するもう一方の側壁に、インフレータの足部
端縁から軸方向に突設したスタッドボルトを貫通せしめ
て、このボルトをナットで締着することにより行われて
いる。
【０００４】そして、上記従来のエアバッグ装置では、
エアバッグケース側壁の挿入孔とインフレータ周面との
メタルタッチによる異音の発生を防止するために、上記
挿入孔の縁部にゴムまたは樹脂製のブッシュを嵌め込
み、上記インフレータ周面と挿入孔縁部との間に介在さ
せるようにしている。
エアバッグケース側壁の挿入孔とインフレータ周面との
メタルタッチによる異音の発生を防止するために、上記
挿入孔の縁部にゴムまたは樹脂製のブッシュを嵌め込
み、上記インフレータ周面と挿入孔縁部との間に介在さ
せるようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインフレータの取付構造においては、上記エアバッ
グケースの挿入孔縁部あるいはインフレータの周面に予
め上記ブッシュを固着する必要がある上に、保持のため
にばらつきを少なくせねばならず、また、組付作業性が
悪いという問題がある。
来のインフレータの取付構造においては、上記エアバッ
グケースの挿入孔縁部あるいはインフレータの周面に予
め上記ブッシュを固着する必要がある上に、保持のため
にばらつきを少なくせねばならず、また、組付作業性が
悪いという問題がある。
【０００６】本発明は叙上の如き実状に対処し、新規な
構成のインフレータカバーを用いることにより、インフ
レータの組付作業性を向上させると共に、上記インフレ
ータ外径のばらつきを吸収してインフレータを充分に保
持せしめることを目的とするものである。
構成のインフレータカバーを用いることにより、インフ
レータの組付作業性を向上させると共に、上記インフレ
ータ外径のばらつきを吸収してインフレータを充分に保
持せしめることを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明助手席用エアバッグ装置の特徴は、一部が開口
した箱状のエアバッグケースと、このケース内に固定さ
れる筒状のインフレータとを有し、上記ケースの対向す
る側壁の一方に挿入孔を設けてインフレータの頭部を嵌
挿すると共に、上記側壁の他方にインフレータの足部を
固定してなるエアバッグ装置において、上記インフレー
タ頭部が嵌挿されると共に上記挿入孔周囲に外側から当
接する環状のフランジ部と、上記フランジ部から挿入孔
側へ周方向に間隔をおいて延出され、外面で挿入孔縁部
を案内し、上記フランジ部とで形成した溝部に上記挿入
孔縁部を嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪
部と、上記フランジ部のケース保持爪部の間から延出さ
れ、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する弾性変
形可能な複数のインフレータ保持爪部とを備えたインフ
レータカバーを形成し、このインフレータカバーを上記
インフレータ頭部と挿入孔縁部との間に介設したところ
にある。
る本発明助手席用エアバッグ装置の特徴は、一部が開口
した箱状のエアバッグケースと、このケース内に固定さ
れる筒状のインフレータとを有し、上記ケースの対向す
る側壁の一方に挿入孔を設けてインフレータの頭部を嵌
挿すると共に、上記側壁の他方にインフレータの足部を
固定してなるエアバッグ装置において、上記インフレー
タ頭部が嵌挿されると共に上記挿入孔周囲に外側から当
接する環状のフランジ部と、上記フランジ部から挿入孔
側へ周方向に間隔をおいて延出され、外面で挿入孔縁部
を案内し、上記フランジ部とで形成した溝部に上記挿入
孔縁部を嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪
部と、上記フランジ部のケース保持爪部の間から延出さ
れ、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する弾性変
形可能な複数のインフレータ保持爪部とを備えたインフ
レータカバーを形成し、このインフレータカバーを上記
インフレータ頭部と挿入孔縁部との間に介設したところ
にある。
【０００８】また上記本発明のエアバッグ装置におい
て、上記インフレータカバーに、上記インフレータ頭部
から延設したリード線用コネクタを保持するコネクタ保
持部を一体に形成せしめることも可能である。
て、上記インフレータカバーに、上記インフレータ頭部
から延設したリード線用コネクタを保持するコネクタ保
持部を一体に形成せしめることも可能である。
【０００９】
【作用】上記本発明のエアバッグ装置では、エアバッグ
ケース側壁の前記挿入孔よりインフレータを挿入し、イ
ンフレータの足部をスタッドボルト等によって他方のケ
ース側壁に固定した後に、インフレータカバーをインフ
レータの頭部に嵌挿し、前記複数のケース保持爪部でイ
ンフレータカバーを上記挿入孔の縁部に固定すると共
に、同じく複数のインフレータ保持爪部によりインフレ
ータ頭部を上記固定したインフレータカバーに弾性的に
保持させる。
ケース側壁の前記挿入孔よりインフレータを挿入し、イ
ンフレータの足部をスタッドボルト等によって他方のケ
ース側壁に固定した後に、インフレータカバーをインフ
レータの頭部に嵌挿し、前記複数のケース保持爪部でイ
ンフレータカバーを上記挿入孔の縁部に固定すると共
に、同じく複数のインフレータ保持爪部によりインフレ
ータ頭部を上記固定したインフレータカバーに弾性的に
保持させる。
【００１０】このように上記インフレータカバーは、イ
ンフレータよりも後付けで、しかもケース保持爪部が挿
入孔縁部を前記溝部まで案内することから、インフレー
タ頭部に嵌挿して押し込むだけでエアバッグケースに装
着することが可能であり、さらに、インフレータ頭部周
面を弾性的に保持する上記複数のインフレータ保持爪部
により、インフレータ外径のばらつきを吸収せしめて上
記インフレータ頭部をがたつきなく充分に保持すること
が可能である。
ンフレータよりも後付けで、しかもケース保持爪部が挿
入孔縁部を前記溝部まで案内することから、インフレー
タ頭部に嵌挿して押し込むだけでエアバッグケースに装
着することが可能であり、さらに、インフレータ頭部周
面を弾性的に保持する上記複数のインフレータ保持爪部
により、インフレータ外径のばらつきを吸収せしめて上
記インフレータ頭部をがたつきなく充分に保持すること
が可能である。
【００１１】また、上記インフレータカバーにコネクタ
保持部を一体に形成することにより、リード線に振動に
よる張力が作用しにくくなると共に、これによってリー
ド線を被覆するコルゲートチューブ等を省略して部品点
数を減じ、組付作業性も向上させることが可能となる。
保持部を一体に形成することにより、リード線に振動に
よる張力が作用しにくくなると共に、これによってリー
ド線を被覆するコルゲートチューブ等を省略して部品点
数を減じ、組付作業性も向上させることが可能となる。
【００１２】
【実施例】以下さらに添付図面を参照して、本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【００１３】図１は本発明実施例の助手席用エアバッグ
装置のインフレータカバーを示す平面図、図２は同イン
フレータカバーにインフレータを挿入した状態を示す平
面図、図３は同実施例のエアバッグ装置全体を示す水平
断面図、図４は図２のＡ−Ａ線断面の端面図、図５は図
２Ｂ部の拡大平面図、図６は同実施例インフレータカバ
ーのインフレータ保持爪部を示す拡大斜視図、図７は同
実施例インフレータカバーのケース保持爪部を内側から
示す拡大斜視図、図８は同ケース保持爪部を外側から示
す拡大斜視図である。
装置のインフレータカバーを示す平面図、図２は同イン
フレータカバーにインフレータを挿入した状態を示す平
面図、図３は同実施例のエアバッグ装置全体を示す水平
断面図、図４は図２のＡ−Ａ線断面の端面図、図５は図
２Ｂ部の拡大平面図、図６は同実施例インフレータカバ
ーのインフレータ保持爪部を示す拡大斜視図、図７は同
実施例インフレータカバーのケース保持爪部を内側から
示す拡大斜視図、図８は同ケース保持爪部を外側から示
す拡大斜視図である。
【００１４】上記実施例の助手席用エアバッグ装置は、
縦断面がＵ字またはコの字状の箱体からなるエアバッグ
ケース１と、該ケース１の開口部２に折り畳み収納され
たエアバッグ３と、該エアバッグ後方で上記エアバッグ
ケース１内に固定されたインフレータ４とを有してい
る。
縦断面がＵ字またはコの字状の箱体からなるエアバッグ
ケース１と、該ケース１の開口部２に折り畳み収納され
たエアバッグ３と、該エアバッグ後方で上記エアバッグ
ケース１内に固定されたインフレータ４とを有してい
る。
【００１５】上記インフレータ４とエアバッグケース１
の取付は、図３に示すように基本的には、ケース１の対
向する一方の側壁５に挿入孔７を設けてインフレータ４
の頭部８を嵌挿する一方、ケースの他方の側壁６にボル
ト孔１２を設けて、該インフレータ４の足部９に軸方向
に突設したスタッドボルト１０を貫通し、ナット１１に
より締着した構造を有している。
の取付は、図３に示すように基本的には、ケース１の対
向する一方の側壁５に挿入孔７を設けてインフレータ４
の頭部８を嵌挿する一方、ケースの他方の側壁６にボル
ト孔１２を設けて、該インフレータ４の足部９に軸方向
に突設したスタッドボルト１０を貫通し、ナット１１に
より締着した構造を有している。
【００１６】一方、本発明実施例においては、上記イン
フレータ頭部８の挿入孔７への嵌挿を各図に示すインフ
レータカバー１３を介することによって行っている。こ
のインフレータカバー１３はナイロン等の弾性樹脂の一
体成型品からなり、各図に示すように、上記インフレー
タ頭部８がその内側に嵌挿されると共に、エアバッグケ
ース１の挿入孔７の周囲に外側から当接する環状のフラ
ンジ部１４と、周方向に等間隔をおいて上記フランジ部
１４から挿入孔７側へ延出され、外面１６ａで挿入孔縁
部７ａを案内し、上記フランジ部１４とで形成した溝部
１５にこの挿入孔縁部７ａを嵌合させる弾性変形可能な
４本のケース保持爪部１６と、上記フランジ部１４のケ
ース保持爪部１６の間から延出され、インフレータ頭部
８の周面を弾性的に保持する弾性変形可能な８本のイン
フレータ保持爪部１７とを一体に備えている。
フレータ頭部８の挿入孔７への嵌挿を各図に示すインフ
レータカバー１３を介することによって行っている。こ
のインフレータカバー１３はナイロン等の弾性樹脂の一
体成型品からなり、各図に示すように、上記インフレー
タ頭部８がその内側に嵌挿されると共に、エアバッグケ
ース１の挿入孔７の周囲に外側から当接する環状のフラ
ンジ部１４と、周方向に等間隔をおいて上記フランジ部
１４から挿入孔７側へ延出され、外面１６ａで挿入孔縁
部７ａを案内し、上記フランジ部１４とで形成した溝部
１５にこの挿入孔縁部７ａを嵌合させる弾性変形可能な
４本のケース保持爪部１６と、上記フランジ部１４のケ
ース保持爪部１６の間から延出され、インフレータ頭部
８の周面を弾性的に保持する弾性変形可能な８本のイン
フレータ保持爪部１７とを一体に備えている。
【００１７】上記ケース保持爪部１６は図７，図８に示
すように、この実施例では挿入孔縁部７ａに当接するス
ペーサ爪部１８の中央下部から、このスペーサ爪部１８
とは逆の方向に立設されている。そしてこのケース保持
爪部１６は、エアバッグケース１への取付時には、該爪
部の外面１６ａがケース１の挿入孔縁部７ａに押圧され
て一旦内方に屈曲し、挿入孔縁部７ａが前記溝部１５の
位置にきたときに上記押圧から逃れて元の形に弾性によ
り復帰する。なお、スペーサ爪部１８としては上記のも
の以外に、図７に示す如き小片状のスペーサ爪部１８′
が、前記フランジ部１４からほぼ等間隔に延出されてい
る。
すように、この実施例では挿入孔縁部７ａに当接するス
ペーサ爪部１８の中央下部から、このスペーサ爪部１８
とは逆の方向に立設されている。そしてこのケース保持
爪部１６は、エアバッグケース１への取付時には、該爪
部の外面１６ａがケース１の挿入孔縁部７ａに押圧され
て一旦内方に屈曲し、挿入孔縁部７ａが前記溝部１５の
位置にきたときに上記押圧から逃れて元の形に弾性によ
り復帰する。なお、スペーサ爪部１８としては上記のも
の以外に、図７に示す如き小片状のスペーサ爪部１８′
が、前記フランジ部１４からほぼ等間隔に延出されてい
る。
【００１８】また、上記インフレータ保持爪部１７は、
図１，図６，図７等に示すように、この実施例ではフラ
ンジ部１４から上方に延出した４つの小壁部１９の両端
に夫々形成されており、小さな円弧を描いてフランジ部
１４の内周より少し内方に突出するようなされている。
すなわち、上記インフレータ保持爪部１７は、図５に示
すように、インフレータカバー４の内部に挿入されたイ
ンフレータ頭部８の周面８ａに押圧されて図示の位置に
後退することにより、弾性的にインフレータ頭部８を内
方に押圧し、これを保持することができる。なお、イン
フレータ頭部８の先端部には、図３，図４に示すように
丸く形成されているため、インフレータ４のインフレー
タカバー４への挿入は、上記の如くインフレータ保持爪
部１７が突出していても、上記丸い部分がこれら爪部１
７を押し拡げるため容易である。
図１，図６，図７等に示すように、この実施例ではフラ
ンジ部１４から上方に延出した４つの小壁部１９の両端
に夫々形成されており、小さな円弧を描いてフランジ部
１４の内周より少し内方に突出するようなされている。
すなわち、上記インフレータ保持爪部１７は、図５に示
すように、インフレータカバー４の内部に挿入されたイ
ンフレータ頭部８の周面８ａに押圧されて図示の位置に
後退することにより、弾性的にインフレータ頭部８を内
方に押圧し、これを保持することができる。なお、イン
フレータ頭部８の先端部には、図３，図４に示すように
丸く形成されているため、インフレータ４のインフレー
タカバー４への挿入は、上記の如くインフレータ保持爪
部１７が突出していても、上記丸い部分がこれら爪部１
７を押し拡げるため容易である。
【００１９】しかして、上記本発明実施例のエアバッグ
装置では、インフレータ周辺の組み付けを、先ず図３に
示すように、エアバッグケース側壁５の挿入孔７よりイ
ンフレータ４を挿入し、インフレータの足部９のスタッ
ドボルト１０等によって対向側のケース側壁６に固定す
る。そしてその後に、インフレータカバー１３をインフ
レータ４の頭部８に嵌挿し、インフレータカバー１３の
前記複数のケース保持爪部１６の外面１６ａで挿入孔縁
部７ａを案内しながら溝部１５に嵌合せしめて、インフ
レータカバー１３を上記挿入孔の縁部７ａに固定する。
また、これと同時に同じく複数のインフレータ保持爪部
１７によりインフレータ頭部８を上記固定したインフレ
ータカバー１３に弾性的に保持させる。
装置では、インフレータ周辺の組み付けを、先ず図３に
示すように、エアバッグケース側壁５の挿入孔７よりイ
ンフレータ４を挿入し、インフレータの足部９のスタッ
ドボルト１０等によって対向側のケース側壁６に固定す
る。そしてその後に、インフレータカバー１３をインフ
レータ４の頭部８に嵌挿し、インフレータカバー１３の
前記複数のケース保持爪部１６の外面１６ａで挿入孔縁
部７ａを案内しながら溝部１５に嵌合せしめて、インフ
レータカバー１３を上記挿入孔の縁部７ａに固定する。
また、これと同時に同じく複数のインフレータ保持爪部
１７によりインフレータ頭部８を上記固定したインフレ
ータカバー１３に弾性的に保持させる。
【００２０】このように上記インフレータカバー１３
は、インフレータ４よりも後付けで、しかもケース保持
爪部１６が挿入孔縁部７ａを前記溝部１５まで案内する
ことから、インフレータ頭部８に嵌挿して押し込むだけ
でワンタッチでエアバッグケース１に装着することが可
能であり、さらに、インフレータ頭部８の周面８ａを弾
性的に保持する上記複数のインフレータ保持爪部１７に
より、インフレータ外径のばらつきを吸収せしめて上記
インフレータ頭部８をがたつきなく充分に保持すること
が可能である。
は、インフレータ４よりも後付けで、しかもケース保持
爪部１６が挿入孔縁部７ａを前記溝部１５まで案内する
ことから、インフレータ頭部８に嵌挿して押し込むだけ
でワンタッチでエアバッグケース１に装着することが可
能であり、さらに、インフレータ頭部８の周面８ａを弾
性的に保持する上記複数のインフレータ保持爪部１７に
より、インフレータ外径のばらつきを吸収せしめて上記
インフレータ頭部８をがたつきなく充分に保持すること
が可能である。
【００２１】一方、図９〜図１１に示すものは先に説明
した本発明実施例のインフレータカバーにコネクタ保持
部を形成した例であり、フランジ部１４、ケース保持爪
部１６、インフレータ保持爪部１７、スペーサ爪部１
８，１８′、および小壁部１９などの構成は先のインフ
レータカバーと同じであるため、同一符号を付してその
説明を省略する。
した本発明実施例のインフレータカバーにコネクタ保持
部を形成した例であり、フランジ部１４、ケース保持爪
部１６、インフレータ保持爪部１７、スペーサ爪部１
８，１８′、および小壁部１９などの構成は先のインフ
レータカバーと同じであるため、同一符号を付してその
説明を省略する。
【００２２】即ち、この実施例のインフレータカバー１
３は、インフレータ頭部（図示せず）から延設したリー
ド線用コネクタ２０を保持するコネクタ保持部２５をフ
ランジ部１４の小壁部１９と一体に形成せしめたもので
あり、図１１に示す如くコネクタ２０の断面逆Ｔ字状の
脚部２１を、コネクタ保持部２５の舌状片２２を弾性に
抗して押し下げながら挿入し、この舌状片２２に設けた
穴部２３に嵌合させて抜け止めが図られると共に、脚部
２１の逆Ｔ字状の部分を舌状片基部の割り溝部２４に係
合させて位置決めが行われる。また、上記コネクタ２０
の片側には、上記脚部２１とほぼ同形状の横倒Ｔ字状の
腕部（図示せず）が形成されており、この腕部はＴ字の
片側が上記コネクタ保持部２５のＬ字状押さえ部２６と
係合するようになっている。
３は、インフレータ頭部（図示せず）から延設したリー
ド線用コネクタ２０を保持するコネクタ保持部２５をフ
ランジ部１４の小壁部１９と一体に形成せしめたもので
あり、図１１に示す如くコネクタ２０の断面逆Ｔ字状の
脚部２１を、コネクタ保持部２５の舌状片２２を弾性に
抗して押し下げながら挿入し、この舌状片２２に設けた
穴部２３に嵌合させて抜け止めが図られると共に、脚部
２１の逆Ｔ字状の部分を舌状片基部の割り溝部２４に係
合させて位置決めが行われる。また、上記コネクタ２０
の片側には、上記脚部２１とほぼ同形状の横倒Ｔ字状の
腕部（図示せず）が形成されており、この腕部はＴ字の
片側が上記コネクタ保持部２５のＬ字状押さえ部２６と
係合するようになっている。
【００２３】なお、図１２に示すように上記コネクタ２
０には、車体側からのソケット（図示せず）が挿入され
るソケット挿入部２７が形成されており、このソケット
挿入部２７には、図１１にも示す如きロックカバー２８
が付設されている。このロックカバー２８はソケット挿
入部２７に対し回動自在かつ下方に開く状態に付勢され
ており、上方に回動させて係止爪部２９をソケット挿入
部２７の爪受穴３０に嵌合することにより閉蓋され、挿
入されたソケットの抜け止めをなすようになっている。
また、上記コネクタ２０は、このロックカバー２８を開
いた状態では、このカバー２８がじゃまをして前記コネ
クタ保持部２５に挿入できないようになっており、作業
の手順を確実化する配慮がなされている。
０には、車体側からのソケット（図示せず）が挿入され
るソケット挿入部２７が形成されており、このソケット
挿入部２７には、図１１にも示す如きロックカバー２８
が付設されている。このロックカバー２８はソケット挿
入部２７に対し回動自在かつ下方に開く状態に付勢され
ており、上方に回動させて係止爪部２９をソケット挿入
部２７の爪受穴３０に嵌合することにより閉蓋され、挿
入されたソケットの抜け止めをなすようになっている。
また、上記コネクタ２０は、このロックカバー２８を開
いた状態では、このカバー２８がじゃまをして前記コネ
クタ保持部２５に挿入できないようになっており、作業
の手順を確実化する配慮がなされている。
【００２４】しかして、この実施例ではインフレータカ
バー１３にコネクタ保持部２５を一体に形成することに
より、インフレータのリード線に振動による張力が作用
しにくくなると共に、これによってリード線を被覆する
コルゲートチューブ等を省略して部品点数を減じ、組付
作業性も向上させることが可能である。
バー１３にコネクタ保持部２５を一体に形成することに
より、インフレータのリード線に振動による張力が作用
しにくくなると共に、これによってリード線を被覆する
コルゲートチューブ等を省略して部品点数を減じ、組付
作業性も向上させることが可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の助手席用
エアバッグ装置は、インフレータとケース側壁の挿入孔
との間にインフレータカバーを介設する一方、このイン
フレータカバーに、該カバーのフランジ部から挿入孔側
へ周方向に間隔をおいて延出され、外面で挿入孔縁部を
案内し、上記フランジ部とで形成した溝部にこの挿入孔
縁部を嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪部
と、上記フランジ部のケース保持爪部の間から延出さ
れ、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する弾性変
形可能な複数のインフレータ保持爪部とを具備せしめた
ものであり、上記インフレータカバーをインフレータよ
りも後付けで、しかもケース保持爪部が挿入孔縁部を上
記溝部まで案内することから、インフレータ頭部に嵌挿
して押し込むだけでエアバッグケースに装着することが
可能であり、さらに、インフレータ頭部周面を弾性的に
保持する上記複数のインフレータ保持爪部により、イン
フレータ外径のばらつきを吸収せしめて上記インフレー
タ頭部をがたつきなく充分に保持せしめるとの効果を有
するものである。
エアバッグ装置は、インフレータとケース側壁の挿入孔
との間にインフレータカバーを介設する一方、このイン
フレータカバーに、該カバーのフランジ部から挿入孔側
へ周方向に間隔をおいて延出され、外面で挿入孔縁部を
案内し、上記フランジ部とで形成した溝部にこの挿入孔
縁部を嵌合させる弾性変形可能な複数のケース保持爪部
と、上記フランジ部のケース保持爪部の間から延出さ
れ、インフレータ頭部の周面を弾性的に保持する弾性変
形可能な複数のインフレータ保持爪部とを具備せしめた
ものであり、上記インフレータカバーをインフレータよ
りも後付けで、しかもケース保持爪部が挿入孔縁部を上
記溝部まで案内することから、インフレータ頭部に嵌挿
して押し込むだけでエアバッグケースに装着することが
可能であり、さらに、インフレータ頭部周面を弾性的に
保持する上記複数のインフレータ保持爪部により、イン
フレータ外径のばらつきを吸収せしめて上記インフレー
タ頭部をがたつきなく充分に保持せしめるとの効果を有
するものである。
【００２６】また、上記インフレータカバーにコネクタ
保持部を一体に形成することにより、リード線に振動に
よる張力が作用しにくくなると共に、これによってリー
ド線を被覆するコルゲートチューブ等を省略して部品点
数を減じ、組付作業性も向上させることが可能である。
保持部を一体に形成することにより、リード線に振動に
よる張力が作用しにくくなると共に、これによってリー
ド線を被覆するコルゲートチューブ等を省略して部品点
数を減じ、組付作業性も向上させることが可能である。
【図１】本発明実施例の助手席用エアバッグ装置のイン
フレータカバーを示す平面図である。
フレータカバーを示す平面図である。
【図２】同インフレータカバーにインフレータを挿入し
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図３】同実施例のエアバッグ装置全体を示す水平断面
図である。
図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線断面の端面図である。
【図５】図２Ｂ部の拡大平面図である。
【図６】同実施例インフレータカバーのインフレータ保
持爪部を示す拡大斜視図である。
持爪部を示す拡大斜視図である。
【図７】同実施例インフレータカバーのケース保持爪部
を内側から示す拡大斜視図である。
を内側から示す拡大斜視図である。
【図８】同ケース保持爪部を外側から示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図９】本発明第２実施例のエアバッグ装置のインフレ
ータカバーを示す斜視図である。
ータカバーを示す斜視図である。
【図１０】同、部分平面図である。
【図１１】同、側面図である。
【図１２】上記インフレータカバー用コネクタの斜視図
である。
である。
１ エアバッグケース ２ 開口部 ３ エアバッグ ４ インフレータ ５ 側壁 ６ 側壁 ７ 挿入孔 ７ａ 挿入縁部 ８ インフレータの頭部 ８ａ インフレータ頭部の周面 ９ インフレータの足部 １０ スタッドボルト １１ ナット １２ ボルト孔 １３ インフレータカバー １４ フランジ部 １５ 溝部 １６ ケース保持爪部 １７ インフレータ保持爪部 １８ スペーサ爪部 １９ 小壁部 ２０ リード線用コネクタ ２１ Ｔ字状脚部 ２２ 舌状片 ２３ 穴部 ２４ 割り溝部 ２５ コネクタ保持部 ２６ Ｌ字状押さえ部 ２７ ソケット挿入部 ２８ ロックカバー ２９ 係止爪部 ３０ 爪受穴
フロントページの続き (72)発明者 尾藤 和彰 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山３ 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内 (72)発明者 山地 猛 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山３ 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内 (72)発明者 尾崎 徹 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山３ 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内
Claims (2)
- 【請求項１】 一部が開口した箱状のエアバッグケース
と、このケース内に固定される筒状のインフレータとを
有し、上記ケースの対向する側壁の一方に挿入孔を設け
てインフレータの頭部を嵌挿すると共に、上記側壁の他
方にインフレータの足部を固定してなるエアバッグ装置
において、上記インフレータ頭部が嵌挿されると共に上
記挿入孔周囲に外側から当接する環状のフランジ部と、
上記フランジ部から挿入孔側へ周方向に間隔をおいて延
出され、外面で挿入孔縁部を案内し、上記フランジ部と
で形成した溝部に上記挿入孔縁部を嵌合させる弾性変形
可能な複数のケース保持爪部と、上記フランジ部のケー
ス保持爪部の間から延出され、インフレータ頭部の周面
を弾性的に保持する弾性変形可能な複数のインフレータ
保持爪部とを備えたインフレータカバーを形成し、この
インフレータカバーを上記インフレータ頭部と挿入孔縁
部との間に介設したことを特徴とするインフレータカバ
ーを備えたエアバッグ装置。 - 【請求項２】 上記インフレータカバーに、上記インフ
レータ頭部から延設したリード線用コネクタを保持する
コネクタ保持部を一体に形成せしめた請求項１記載のイ
ンフレータカバーを備えたエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202718A JP3074439B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | インフレータカバーを備えたエアバッグ装置及びその組付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202718A JP3074439B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | インフレータカバーを備えたエアバッグ装置及びその組付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0840166A true JPH0840166A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3074439B2 JP3074439B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16462014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06202718A Expired - Fee Related JP3074439B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | インフレータカバーを備えたエアバッグ装置及びその組付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3074439B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29701337U1 (de) * | 1997-01-14 | 1997-03-20 | Petri Ag | Anordnung zur Befestigung eines Gasgenerators, insbesondere eines Rohrgasgenerators in einem Gehäuse, insbesondere in einem Diffusor eines Airbagmoduls |
| KR100731297B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-06-27 | 경신공업 주식회사 | 브라켓과 커넥터의 결합구조 |
| EP2085273A3 (en) * | 2008-01-30 | 2010-09-22 | Takata Corporation | Inflator securing structure and airbag system |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP06202718A patent/JP3074439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29701337U1 (de) * | 1997-01-14 | 1997-03-20 | Petri Ag | Anordnung zur Befestigung eines Gasgenerators, insbesondere eines Rohrgasgenerators in einem Gehäuse, insbesondere in einem Diffusor eines Airbagmoduls |
| US6193270B1 (en) | 1997-01-14 | 2001-02-27 | Petri Ag | Arrangement for fastening a gas generator |
| KR100731297B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-06-27 | 경신공업 주식회사 | 브라켓과 커넥터의 결합구조 |
| EP2085273A3 (en) * | 2008-01-30 | 2010-09-22 | Takata Corporation | Inflator securing structure and airbag system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3074439B2 (ja) | 2000-08-07 |
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