JPH084007A - 仮設シャッター用ジョイント基礎 - Google Patents
仮設シャッター用ジョイント基礎Info
- Publication number
- JPH084007A JPH084007A JP16283994A JP16283994A JPH084007A JP H084007 A JPH084007 A JP H084007A JP 16283994 A JP16283994 A JP 16283994A JP 16283994 A JP16283994 A JP 16283994A JP H084007 A JPH084007 A JP H084007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- foundation
- temporary
- temporary shutter
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築現場の出入口に設置する仮設シャッター
を、建築基礎、地下構築物のための掘削部における山留
めに使用中の杭体に取り付けて、掘削部が敷地境界線ぎ
りぎりでも設置可能にする。 【構成】 一対の土台梁上に載架固設したベース台によ
り一対のジョイント基礎１、1aを構成し、掘削部におけ
る山留め用の杭体の内、仮設シャッターの支柱が対応す
る位置の隣接する一対の杭体間に土台梁を並列架設する
様にしてジョイント基礎１、1aを取り付け、ベース台に
おけるベース板上面に一体固設した支持脚部上に仮設シ
ャッターの支柱を連結一体化して、地中深く打ち込まれ
た杭体が仮設シャッターの基礎杭体に成って、敷地境界
線と掘削部間に余地が無くとも仮設シャッターを設置出
来る。
を、建築基礎、地下構築物のための掘削部における山留
めに使用中の杭体に取り付けて、掘削部が敷地境界線ぎ
りぎりでも設置可能にする。 【構成】 一対の土台梁上に載架固設したベース台によ
り一対のジョイント基礎１、1aを構成し、掘削部におけ
る山留め用の杭体の内、仮設シャッターの支柱が対応す
る位置の隣接する一対の杭体間に土台梁を並列架設する
様にしてジョイント基礎１、1aを取り付け、ベース台に
おけるベース板上面に一体固設した支持脚部上に仮設シ
ャッターの支柱を連結一体化して、地中深く打ち込まれ
た杭体が仮設シャッターの基礎杭体に成って、敷地境界
線と掘削部間に余地が無くとも仮設シャッターを設置出
来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場の仮囲いにお
ける出入口に設置する仮設シャッターを山留め工法に使
用中の杭体に固定する様にした仮設シャッター用ジョイ
ント基礎に関するものである。
ける出入口に設置する仮設シャッターを山留め工法に使
用中の杭体に固定する様にした仮設シャッター用ジョイ
ント基礎に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築現場の境界部に仮設する仮囲
いにおける出入口に仮設シャッターを設置する場合、大
型車輌、土木作業機材及び資材等の搬入出のために幅広
で背高の仮設シャッターを使用せねばならないが、かか
る仮設シャッターは非常に重く、而も一対の支柱上端部
間にシャッター本体を架設しているために重心が上方に
あってバランスが悪いため、仮設シャッターを支えるた
めのボリュームの大きい基礎の構築作業が必要に成り、
且つ仮設シャッターの倒壊等の事故が発生しない様に綿
密な構造計算も必要になって甚だ面倒であった。
いにおける出入口に仮設シャッターを設置する場合、大
型車輌、土木作業機材及び資材等の搬入出のために幅広
で背高の仮設シャッターを使用せねばならないが、かか
る仮設シャッターは非常に重く、而も一対の支柱上端部
間にシャッター本体を架設しているために重心が上方に
あってバランスが悪いため、仮設シャッターを支えるた
めのボリュームの大きい基礎の構築作業が必要に成り、
且つ仮設シャッターの倒壊等の事故が発生しない様に綿
密な構造計算も必要になって甚だ面倒であった。
【０００３】又、建物基礎、地下構築物を構築するため
に１階床部よりやや広く敷地を掘削する総根切りを行っ
ており、かかる掘削時における掘削面の崩壊を防止する
ための山留め工法は、掘削前に掘削予定部の周囲部に多
数の杭体を所定間隔毎に打ち込み、その内側をパワーシ
ャベル等により全面的に掘削すると共に順次杭体間に横
矢板を嵌め込む様にして行っている。
に１階床部よりやや広く敷地を掘削する総根切りを行っ
ており、かかる掘削時における掘削面の崩壊を防止する
ための山留め工法は、掘削前に掘削予定部の周囲部に多
数の杭体を所定間隔毎に打ち込み、その内側をパワーシ
ャベル等により全面的に掘削すると共に順次杭体間に横
矢板を嵌め込む様にして行っている。
【０００４】しかし、最近の建物は敷地ぎりぎりに建て
ることが多いため、掘削部も当然敷地ぎりぎりになり、
その結果仮設シャッターのための大ボリュームの基礎を
構築するスペースが無く、対応に苦慮していた。
ることが多いため、掘削部も当然敷地ぎりぎりになり、
その結果仮設シャッターのための大ボリュームの基礎を
構築するスペースが無く、対応に苦慮していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、山留めに使
用中の杭体に仮設シャッターを取り付けることによっ
て、建物が敷地境界線ぎりぎりの状況下でも仮設シャッ
ターを設置可能にした仮設シャッター用ジョイント基礎
を提供せんとするものである。
用中の杭体に仮設シャッターを取り付けることによっ
て、建物が敷地境界線ぎりぎりの状況下でも仮設シャッ
ターを設置可能にした仮設シャッター用ジョイント基礎
を提供せんとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、建築現場の仮囲いにおける出入口に設置する
仮設シャッターは、綿密な構造計算に基づく大ボリュー
ム基礎の構築作業が必要になるが、建物が敷地ぎりぎり
では仮設シャッターを設置することが非常に困難な課題
に鑑み、一対の土台梁上に載架固設したベース台により
ジョイント基礎を構成し、建築基礎、地下構築物のため
の掘削部における山留め用の多数の杭体の内、仮設シャ
ッターにおける一対の支柱との対応位置の隣接する一対
の杭体上端部間に一対の土台梁を並列架設すると共に、
ベース台におけるベース板上面に一体固設した支持脚部
上に仮設シャッターの支柱をボルト及びナットによる連
結手段により連結一体化することによって、地中深く打
ち込まれ、且つジョイント基礎を取り付けた杭体が仮設
シャッターの基礎杭体になって、敷地境界線と掘削部間
に余地が無くとも仮設シャッターを設置可能にして、上
記課題を解消せんとしたものである。
に基づく、建築現場の仮囲いにおける出入口に設置する
仮設シャッターは、綿密な構造計算に基づく大ボリュー
ム基礎の構築作業が必要になるが、建物が敷地ぎりぎり
では仮設シャッターを設置することが非常に困難な課題
に鑑み、一対の土台梁上に載架固設したベース台により
ジョイント基礎を構成し、建築基礎、地下構築物のため
の掘削部における山留め用の多数の杭体の内、仮設シャ
ッターにおける一対の支柱との対応位置の隣接する一対
の杭体上端部間に一対の土台梁を並列架設すると共に、
ベース台におけるベース板上面に一体固設した支持脚部
上に仮設シャッターの支柱をボルト及びナットによる連
結手段により連結一体化することによって、地中深く打
ち込まれ、且つジョイント基礎を取り付けた杭体が仮設
シャッターの基礎杭体になって、敷地境界線と掘削部間
に余地が無くとも仮設シャッターを設置可能にして、上
記課題を解消せんとしたものである。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１、1aは仮設シャッターＳ両側部の支柱Ｌ、La
を掘削部Ａの山留めに使用中の杭体Ｐ、Pa…に固設する
ための一対のジョイント基礎であり、該ジョイント基礎
１、1aは夫々に隣接する一対の杭体Ｐ、Pa間に並列架設
する一対の土台梁２、2aと、該土台梁２、2a上に載架固
設して支柱Ｌ、La下端部を連結するベース台３により構
成され、仮設シャッターＳの支柱Ｌ、Laとの対応位置の
２箇所における上記一対の杭体Ｐ、Paを一組にして基礎
杭体Ｂ、Baと成している。
すると、１、1aは仮設シャッターＳ両側部の支柱Ｌ、La
を掘削部Ａの山留めに使用中の杭体Ｐ、Pa…に固設する
ための一対のジョイント基礎であり、該ジョイント基礎
１、1aは夫々に隣接する一対の杭体Ｐ、Pa間に並列架設
する一対の土台梁２、2aと、該土台梁２、2a上に載架固
設して支柱Ｌ、La下端部を連結するベース台３により構
成され、仮設シャッターＳの支柱Ｌ、Laとの対応位置の
２箇所における上記一対の杭体Ｐ、Paを一組にして基礎
杭体Ｂ、Baと成している。
【０００８】尚、杭体Ｐ、Pa…はＩ型鋼で、フランジ
Ｆ、Faを杭体Ｐ、Pa…の配設方向に平行にして、而も掘
削部Ａ底部より更に深く打ち込むと共に、上端部を地盤
面と略同一と成している。
Ｆ、Faを杭体Ｐ、Pa…の配設方向に平行にして、而も掘
削部Ａ底部より更に深く打ち込むと共に、上端部を地盤
面と略同一と成している。
【０００９】先ず、土台梁２、2aについて説明すると、
４、4a…は各土台梁２、2aの構成要素の主要部となる一
対のみぞ形鋼であり、該みぞ形鋼４、4a…のウェブの長
手方向両端部にボルト孔５、5a…を縦方向直列に複数貫
設し、一方基礎杭体Ｂ、BaのフランジＦ、Faにボルト孔
５、5a…に対応するボルト孔Ｈ、Ha…を貫設し、かかる
みぞ形鋼４、4aを背合わせ状態に対設してその両端側で
フランジＦ、Faを挟着し、ボルト孔５、5a…、Ｈ、Ha…
に固定ボルト６、6a…を挿設すると共に、各固定ボルト
６、6a…の突端部に２個のナット７、7aを螺嵌して、基
礎杭体Ｂ、Ba間に土台梁２、2aを並列横架している。
４、4a…は各土台梁２、2aの構成要素の主要部となる一
対のみぞ形鋼であり、該みぞ形鋼４、4a…のウェブの長
手方向両端部にボルト孔５、5a…を縦方向直列に複数貫
設し、一方基礎杭体Ｂ、BaのフランジＦ、Faにボルト孔
５、5a…に対応するボルト孔Ｈ、Ha…を貫設し、かかる
みぞ形鋼４、4aを背合わせ状態に対設してその両端側で
フランジＦ、Faを挟着し、ボルト孔５、5a…、Ｈ、Ha…
に固定ボルト６、6a…を挿設すると共に、各固定ボルト
６、6a…の突端部に２個のナット７、7aを螺嵌して、基
礎杭体Ｂ、Ba間に土台梁２、2aを並列横架している。
【００１０】８は各土台梁２、2aの縦方向に貫設したボ
ルト挿通部位であり、該ボルト挿通部位８は土台梁２、
2aの長手方向に長く形成し、本実施例においてはみぞ形
鋼４、4a間に形成されたみぞ形鋼４、4aの長手方向に長
い隙間部９をボルト挿通部位８と成している。
ルト挿通部位であり、該ボルト挿通部位８は土台梁２、
2aの長手方向に長く形成し、本実施例においてはみぞ形
鋼４、4a間に形成されたみぞ形鋼４、4aの長手方向に長
い隙間部９をボルト挿通部位８と成している。
【００１１】尚、各土台梁２、2aにおけるフランジＦ、
Faの外側面側のみぞ形鋼４の両端部に間隔保持板10、10
a を一体固設して、みぞ形鋼４、4a間のボルト挿通部位
８の間隔を拡幅している。
Faの外側面側のみぞ形鋼４の両端部に間隔保持板10、10
a を一体固設して、みぞ形鋼４、4a間のボルト挿通部位
８の間隔を拡幅している。
【００１２】次に、ベース台３について説明すると、11
は矩形状のベース板であり、該ベース板11における各土
台梁２、2aのボルト挿通部位８との相当部位に所定間隔
毎にボルト孔12、12a …を貫設している。
は矩形状のベース板であり、該ベース板11における各土
台梁２、2aのボルト挿通部位８との相当部位に所定間隔
毎にボルト孔12、12a …を貫設している。
【００１３】13、13a …は土台梁２、2aにベース台３を
固設する固定ボルトであり、各土台梁２、2a下部に配設
した１枚の座金板14を介してボルト挿通部位８に下方側
より固定ボルト13、13a …を挿設しボルト孔12、12a …
を貫通してベース板11より上方へ突出させ、かかる突端
部の夫々に座金15を介し２個のナット16、16a を螺嵌し
て、土台梁２、2a上にベース台３を載架固設している。
固設する固定ボルトであり、各土台梁２、2a下部に配設
した１枚の座金板14を介してボルト挿通部位８に下方側
より固定ボルト13、13a …を挿設しボルト孔12、12a …
を貫通してベース板11より上方へ突出させ、かかる突端
部の夫々に座金15を介し２個のナット16、16a を螺嵌し
て、土台梁２、2a上にベース台３を載架固設している。
【００１４】17、17a …は土台梁２、2aに対するベース
台３の姿勢調節ボルトであり、ベース板11の四隅部近傍
の上方より姿勢調節ボルト17、17a …を垂直螺入して、
土台梁２、2aにおける内側のみぞ型鋼4a上面に姿勢調節
ボルト17、17a …の下端部が当接する様にしており、ベ
ース板11における姿勢調節ボルト17、17a …の螺入部位
にナット18、18a …を固設して、姿勢調節ボルト17、17
a …の回動によりその下端部をベース板11下面より出没
自在と成している。
台３の姿勢調節ボルトであり、ベース板11の四隅部近傍
の上方より姿勢調節ボルト17、17a …を垂直螺入して、
土台梁２、2aにおける内側のみぞ型鋼4a上面に姿勢調節
ボルト17、17a …の下端部が当接する様にしており、ベ
ース板11における姿勢調節ボルト17、17a …の螺入部位
にナット18、18a …を固設して、姿勢調節ボルト17、17
a …の回動によりその下端部をベース板11下面より出没
自在と成している。
【００１５】19はベース板11の上面中央部に一体固設し
た支持脚部で、水平断面Ｈ形状の脚柱20上端部に矩形状
にして水平な連結板21を一体固設しており、連結板21に
ボルト孔22、22a …を貫設すると共に、各ボルト孔22、
22a …に挿設した連結ボルト23及びその突端部に螺嵌し
た２個のナット24、24a により支柱Ｌ、La下端部との連
結手段25を構成している。
た支持脚部で、水平断面Ｈ形状の脚柱20上端部に矩形状
にして水平な連結板21を一体固設しており、連結板21に
ボルト孔22、22a …を貫設すると共に、各ボルト孔22、
22a …に挿設した連結ボルト23及びその突端部に螺嵌し
た２個のナット24、24a により支柱Ｌ、La下端部との連
結手段25を構成している。
【００１６】尚、図面中26、26a …はフランジＦ、Faの
外側面側のみぞ形鋼４に設けたリブ、27、27a …は連結
板21下部に設けたリブ、28、28a …は支持脚部19側部に
設けた三角板状のリブである。
外側面側のみぞ形鋼４に設けたリブ、27、27a …は連結
板21下部に設けたリブ、28、28a …は支持脚部19側部に
設けた三角板状のリブである。
【００１７】次に本発明に係る仮設シャッター用ジョイ
ント基礎の取付け方法及び作用について説明すると、先
ず、建築基礎、地下構築物のための掘削部Ａにおける山
留め用の杭体Ｐ、Pa…の内、仮設シャッターＳの各支柱
Ｌ、Laの対応位置に配置された一対の基礎杭体Ｂ、Baの
上端周囲部の地盤を所定深さ掘削し、次にフランジＦ、
Faの外側面側のみぞ形鋼４のボルト孔５、5a…と、基礎
杭体Ｂ、BaのフランジＦ、Faのボルト孔Ｈ、Ha…を合致
させると共に、隣接する基礎杭体Ｂ、Baのウェブ間に合
致させる様にみぞ形鋼４を基礎杭体Ｂ、Baに添えて固定
ボルト６、6a…を挿通すると共に、内側のみぞ形鋼4aの
ボルト孔５、5a…に固定ボルト６、6a…を挿通する様に
内側のみぞ形鋼4aをセットした後、固定ボルト６、6a…
の突端部の夫々に２個のナット７、7aを螺嵌して、基礎
杭体Ｂ、Ba間に土台梁２、2aを並列横架する。
ント基礎の取付け方法及び作用について説明すると、先
ず、建築基礎、地下構築物のための掘削部Ａにおける山
留め用の杭体Ｐ、Pa…の内、仮設シャッターＳの各支柱
Ｌ、Laの対応位置に配置された一対の基礎杭体Ｂ、Baの
上端周囲部の地盤を所定深さ掘削し、次にフランジＦ、
Faの外側面側のみぞ形鋼４のボルト孔５、5a…と、基礎
杭体Ｂ、BaのフランジＦ、Faのボルト孔Ｈ、Ha…を合致
させると共に、隣接する基礎杭体Ｂ、Baのウェブ間に合
致させる様にみぞ形鋼４を基礎杭体Ｂ、Baに添えて固定
ボルト６、6a…を挿通すると共に、内側のみぞ形鋼4aの
ボルト孔５、5a…に固定ボルト６、6a…を挿通する様に
内側のみぞ形鋼4aをセットした後、固定ボルト６、6a…
の突端部の夫々に２個のナット７、7aを螺嵌して、基礎
杭体Ｂ、Ba間に土台梁２、2aを並列横架する。
【００１８】次に、ベース台３のベース板11を土台梁
２、2aに載架し、各土台梁２、2a下部に座金板14を配置
して、ボルト挿通部位８に下方側より固定ボルト13、13
a …を挿通してボルト孔12、12a …より上方へ突出さ
せ、固定ボルト13、13a …の各突端部に座金15を介して
２個のナット16、16a を螺嵌し、その時点でベース台３
が水平でない場合に姿勢調節ボルト17、17a …を適宜回
転させ下端部を突出させて、両方のジョイント基礎１、
1aにおけるベース台３を水平且つ同レベルにし、そして
各固定ボルト13、13a …に螺嵌したナット16、16a を完
全に締めつけて、土台梁２、2aとベース台３を堅固に一
体化する。
２、2aに載架し、各土台梁２、2a下部に座金板14を配置
して、ボルト挿通部位８に下方側より固定ボルト13、13
a …を挿通してボルト孔12、12a …より上方へ突出さ
せ、固定ボルト13、13a …の各突端部に座金15を介して
２個のナット16、16a を螺嵌し、その時点でベース台３
が水平でない場合に姿勢調節ボルト17、17a …を適宜回
転させ下端部を突出させて、両方のジョイント基礎１、
1aにおけるベース台３を水平且つ同レベルにし、そして
各固定ボルト13、13a …に螺嵌したナット16、16a を完
全に締めつけて、土台梁２、2aとベース台３を堅固に一
体化する。
【００１９】そして、クレーン等により仮設シャッター
Ｓを吊り下げて、支柱Ｌ、Laをベース台３の支持脚部19
における連結板21上に配置し、各ボルト孔22、22a …に
連結ボルト23を挿通すると共に、該連結ボルト23の突端
部に２個のナット24、24a を螺嵌して、各支柱Ｌ、Laを
ベース台３に連結一体化し仮設シャッターＳを設置す
る。
Ｓを吊り下げて、支柱Ｌ、Laをベース台３の支持脚部19
における連結板21上に配置し、各ボルト孔22、22a …に
連結ボルト23を挿通すると共に、該連結ボルト23の突端
部に２個のナット24、24a を螺嵌して、各支柱Ｌ、Laを
ベース台３に連結一体化し仮設シャッターＳを設置す
る。
【００２０】尚、姿勢調節ボルト17、17a …によりベー
ス台３を水平にする具体的な調節方法は、内外方向へ支
柱Ｌ、Laが傾斜する様な場合、掘削部Ａに対し内側の２
個と外側の２個を夫々一組にして調節し、左右方向へ支
柱Ｌ、Laが傾斜する様な場合、支持脚部19の一方側の２
個と他方側の２個を夫々一組にして調節する様にしてい
る。
ス台３を水平にする具体的な調節方法は、内外方向へ支
柱Ｌ、Laが傾斜する様な場合、掘削部Ａに対し内側の２
個と外側の２個を夫々一組にして調節し、左右方向へ支
柱Ｌ、Laが傾斜する様な場合、支持脚部19の一方側の２
個と他方側の２個を夫々一組にして調節する様にしてい
る。
【００２１】最後に、基礎杭体Ｂ、Ba上端部側における
地盤の凹部に土砂を埋め戻したり、コンクリートを打設
する。
地盤の凹部に土砂を埋め戻したり、コンクリートを打設
する。
【００２２】又、ボルト挿通部位８が横長であれば、土
台梁２、2aに対するベース台３の位置が調節出来るた
め、仮設シャッターＳの幅と一致する様にジョイント基
礎１、1aにおけるベース台３をスライドさせ位置決めし
て、その間隔距離を調節可能にしている。
台梁２、2aに対するベース台３の位置が調節出来るた
め、仮設シャッターＳの幅と一致する様にジョイント基
礎１、1aにおけるベース台３をスライドさせ位置決めし
て、その間隔距離を調節可能にしている。
【００２３】
【発明の効果】要するに本発明は、掘削部Ａの山留め用
の多数の杭体Ｐ、Pa…のうち仮設シャッターＳの基礎杭
体Ｂ、Baを構成する隣接する一対の杭体Ｐ、Paの上端部
間に一対の土台梁２、2aを並列架設すると共に、該土台
梁２、2a上に、ベース板11上面に一体固設した支持脚部
19上部に仮設シャッターＳの支柱Ｌ、La下端部との連結
手段25を設けたベース台３を載架固設したので、土台梁
２、2a、ベース台３等を介して杭体Ｐ、Pa…に仮設シャ
ッターＳを取付けることになるため、掘削部Ａが敷地ぎ
りぎりであっても仮設シャッターＳを設置出来、而も地
中深く打ち込まれた杭体Ｐ、Pa…が支柱Ｌ、Laの基礎杭
体Ｂ、Baになるため、仮設シャッターＳ専用の基礎を別
途構築する作業を行わずに仮設シャッターＳを堅牢に設
置出来る。
の多数の杭体Ｐ、Pa…のうち仮設シャッターＳの基礎杭
体Ｂ、Baを構成する隣接する一対の杭体Ｐ、Paの上端部
間に一対の土台梁２、2aを並列架設すると共に、該土台
梁２、2a上に、ベース板11上面に一体固設した支持脚部
19上部に仮設シャッターＳの支柱Ｌ、La下端部との連結
手段25を設けたベース台３を載架固設したので、土台梁
２、2a、ベース台３等を介して杭体Ｐ、Pa…に仮設シャ
ッターＳを取付けることになるため、掘削部Ａが敷地ぎ
りぎりであっても仮設シャッターＳを設置出来、而も地
中深く打ち込まれた杭体Ｐ、Pa…が支柱Ｌ、Laの基礎杭
体Ｂ、Baになるため、仮設シャッターＳ専用の基礎を別
途構築する作業を行わずに仮設シャッターＳを堅牢に設
置出来る。
【００２４】又、土台梁２、2aの縦方向にボルト挿通部
位８を貫設すると共に、該ボルト挿通部位８を土台梁
２、2aの長手方向に長く形成したので、土台梁２、2aに
対しベース台３が、固定ボルト13及びナット16、16a を
緩めた状態において横スライド可能になると共に、土台
梁２、2aに対しベース台３を適宜箇所で固定出来、よっ
て杭体Ｐ、Pa…の打ち込みピッチに誤差があったり、指
定寸法でなくてもジョイント基礎１、1a間を仮設シャッ
ターＳの幅に対応して調節出来、又ボルト挿通部位８内
に挿通した固定ボルト13、13a …をベース板11のボルト
孔12、12a …より突出させると共にかかる突端部にナッ
ト16、16a を螺嵌したので、ジョイント基礎１、1aを夫
々土台梁２、2aとベース台３に分解可能で、土台梁２、
2aを基礎杭体Ｂ、Baに取付けた後、土台梁２、2aにベー
ス台３を取付けることが出来るため、土台梁２、2aの取
付け時の作業空間が広くなって、基礎杭体Ｂ、Baへの土
台梁２、2aの取付け作業を容易化出来る。
位８を貫設すると共に、該ボルト挿通部位８を土台梁
２、2aの長手方向に長く形成したので、土台梁２、2aに
対しベース台３が、固定ボルト13及びナット16、16a を
緩めた状態において横スライド可能になると共に、土台
梁２、2aに対しベース台３を適宜箇所で固定出来、よっ
て杭体Ｐ、Pa…の打ち込みピッチに誤差があったり、指
定寸法でなくてもジョイント基礎１、1a間を仮設シャッ
ターＳの幅に対応して調節出来、又ボルト挿通部位８内
に挿通した固定ボルト13、13a …をベース板11のボルト
孔12、12a …より突出させると共にかかる突端部にナッ
ト16、16a を螺嵌したので、ジョイント基礎１、1aを夫
々土台梁２、2aとベース台３に分解可能で、土台梁２、
2aを基礎杭体Ｂ、Baに取付けた後、土台梁２、2aにベー
ス台３を取付けることが出来るため、土台梁２、2aの取
付け時の作業空間が広くなって、基礎杭体Ｂ、Baへの土
台梁２、2aの取付け作業を容易化出来る。
【００２５】又、一対のみぞ形鋼４、4aを背合わせ状態
で対設すると共に、該みぞ形鋼４、4a両端部で基礎杭体
Ｂ、BaのフランジＦ、Faを挟着固定して土台梁２、2aと
成したので、ジョイント基礎１、1aの構成部品を既存の
形鋼と成すと共に更に小型化出来るため、運搬時に取り
扱い易いと共に、保管時の省スペース化を図ることが出
来、又みぞ形鋼４、4a間をボルト挿通部位８としたの
で、ボルト挿通部位８はみぞ形鋼４、4aの長手方向に長
くなるため、上記と同様に土台梁２、2aに対するベース
台３の固定位置を調節出来る。
で対設すると共に、該みぞ形鋼４、4a両端部で基礎杭体
Ｂ、BaのフランジＦ、Faを挟着固定して土台梁２、2aと
成したので、ジョイント基礎１、1aの構成部品を既存の
形鋼と成すと共に更に小型化出来るため、運搬時に取り
扱い易いと共に、保管時の省スペース化を図ることが出
来、又みぞ形鋼４、4a間をボルト挿通部位８としたの
で、ボルト挿通部位８はみぞ形鋼４、4aの長手方向に長
くなるため、上記と同様に土台梁２、2aに対するベース
台３の固定位置を調節出来る。
【００２６】又、姿勢調節ボルト17、17a …をベース板
11の四隅部近傍の上方より垂直螺入して、その下端部を
ベース板11下面より出没自在と成したので、基礎杭体
Ｂ、Baが垂直に打ち込まれていなかったり、打ち込み量
に誤差が有る場合、連結された仮設シャッターＳの支柱
Ｌ、Laは当然垂直にならないが、傾斜側の姿勢調節ボル
ト17、17a …を適宜螺入して下端部をベース板11下面よ
り突出させることにより、土台梁２、2aに対しベース台
３が独自に傾斜するため、土台梁２、2aが水平でなくと
もベース台３を独立して水平状態にすることが出来、そ
れに伴い支柱Ｌ、Laも垂直状態に出来、而も固定ボルト
13、13a …及び各固定ボルト13、13a …に螺嵌するナッ
ト16、16a により土台梁２、2aに対しベース台３を傾斜
状態のまま堅固に一体化出来、よって垂直でない基礎杭
体Ｂ、Baにも対応して仮設シャッターＳを設置出来る等
その実用的効果甚だ大なるものである。
11の四隅部近傍の上方より垂直螺入して、その下端部を
ベース板11下面より出没自在と成したので、基礎杭体
Ｂ、Baが垂直に打ち込まれていなかったり、打ち込み量
に誤差が有る場合、連結された仮設シャッターＳの支柱
Ｌ、Laは当然垂直にならないが、傾斜側の姿勢調節ボル
ト17、17a …を適宜螺入して下端部をベース板11下面よ
り突出させることにより、土台梁２、2aに対しベース台
３が独自に傾斜するため、土台梁２、2aが水平でなくと
もベース台３を独立して水平状態にすることが出来、そ
れに伴い支柱Ｌ、Laも垂直状態に出来、而も固定ボルト
13、13a …及び各固定ボルト13、13a …に螺嵌するナッ
ト16、16a により土台梁２、2aに対しベース台３を傾斜
状態のまま堅固に一体化出来、よって垂直でない基礎杭
体Ｂ、Baにも対応して仮設シャッターＳを設置出来る等
その実用的効果甚だ大なるものである。
【図１】本発明に係るジョイント基礎の平面図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】ジョイント基礎の設置状態を示す断面図であ
る。
る。
【図４】仮設シャッターの設置状態を示す平面図であ
る。
る。
【図５】仮設シャッターの拡大側面図である。
【図６】図５の縮小正面図である。
【図７】仮設シャッターの支柱を垂直に調節した状態を
示す要部正面図である。
示す要部正面図である。
２、2a 土台梁 ３ ベース台 ４、4a みぞ形鋼 ８ ボルト挿通部位 11 ベース板 12、12a … ボルト孔 13、13a … 固定ボルト 16、16a ナット 17、17a … 姿勢調節ボルト 19 支持脚部 25 連結手段 Ａ 掘削部 Ｂ、Ba 基礎杭体 Ｆ、Fa フランジ Ｌ、La 支柱 Ｐ、Pa… 杭体 Ｓ 仮設シャッター
Claims (4)
- 【請求項１】 掘削部における山留め用の多数の杭体の
内、仮設シャッターの基礎杭体を構成する隣接する一対
の杭体の上端部間に一対の土台梁を並列架設すると共
に、該土台梁上に、ベース板上面に固設した支持脚部上
部に仮設シャッターの支柱下端部との連結手段を設けた
ベース台を載架固設したことを特徴とする仮設シャッタ
ー用ジョイント基礎。 - 【請求項２】 土台梁の縦方向にボルト挿通部位を貫設
すると共に、該ボルト挿通部位を土台梁の長手方向に長
く形成し、ボルト挿通部位内に挿通した固定ボルトをベ
ース板のボルト孔より突出させると共に、かかる突端部
にナットを螺嵌したことを特徴とする請求項１の仮設シ
ャッター用ジョイント基礎。 - 【請求項３】 一対のみぞ形鋼を背合わせ状態で対設す
ると共に、該みぞ形鋼両端側で基礎杭体のフランジを挟
着固定して土台梁と成し、みぞ形鋼間をボルト挿通部位
としたことを特徴とする請求項２の仮設シャッター用ジ
ョイント基礎。 - 【請求項４】 姿勢調節ボルトをベース板の四隅部近傍
の上方より垂直螺入して、その下端部をベース板下面よ
り出没自在と成したことを特徴とする請求項１、２又は
３の仮設シャッター用ジョイント基礎。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16283994A JP2876182B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 仮設シャッター用ジョイント基礎 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16283994A JP2876182B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 仮設シャッター用ジョイント基礎 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084007A true JPH084007A (ja) | 1996-01-09 |
| JP2876182B2 JP2876182B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15762229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16283994A Expired - Lifetime JP2876182B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 仮設シャッター用ジョイント基礎 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2876182B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6265107B1 (en) | 1996-12-16 | 2001-07-24 | Daikin Industries, Ltd. | Binder for rechargeable battery with nonaqueous electrolyte and battery electrode depolarizing mix prepared using the same |
| US9257696B2 (en) | 2009-02-12 | 2016-02-09 | Daikin Industries, Ltd. | Positive electrode mixture slurry for lithium secondary batteries, and positive electrode and lithium secondary battery that use said slurry |
| CN105604068A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-05-25 | 北京工业大学 | 基坑工程锯齿式预应力围檩及其施工方法 |
| CN109914833A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-06-21 | 五冶集团上海有限公司 | 一种基坑土方开挖阶段防尘棚搭设方法 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP16283994A patent/JP2876182B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6265107B1 (en) | 1996-12-16 | 2001-07-24 | Daikin Industries, Ltd. | Binder for rechargeable battery with nonaqueous electrolyte and battery electrode depolarizing mix prepared using the same |
| US9257696B2 (en) | 2009-02-12 | 2016-02-09 | Daikin Industries, Ltd. | Positive electrode mixture slurry for lithium secondary batteries, and positive electrode and lithium secondary battery that use said slurry |
| CN105604068A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-05-25 | 北京工业大学 | 基坑工程锯齿式预应力围檩及其施工方法 |
| CN109914833A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-06-21 | 五冶集团上海有限公司 | 一种基坑土方开挖阶段防尘棚搭设方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2876182B2 (ja) | 1999-03-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101732716B1 (ko) | 직벽형 방음벽 기초 및 이의 시공 방법 | |
| JP6831714B2 (ja) | タワークレーンの基礎架台およびタワークレーン | |
| US3393521A (en) | Excavation shoring frame assemblies | |
| JP3175586B2 (ja) | 柱と杭の接合方法 | |
| JP2876182B2 (ja) | 仮設シャッター用ジョイント基礎 | |
| JP3491116B2 (ja) | 柱と杭の接合部材 | |
| JP4628838B2 (ja) | 鋼製基礎構造 | |
| JP4446544B2 (ja) | 住宅の基礎構造 | |
| KR20090116251A (ko) | 에이치 빔을 이용한 슬라이드 레일식 흙막이 벽체 구조 | |
| GB2409873A (en) | A pile top plate with horizontal and vertical adjustment | |
| JP3612600B2 (ja) | ユニットアンカーおよび形鋼基礎梁 | |
| KR101545330B1 (ko) | 조립식 가설 흙막이 구조물 | |
| JP2014231702A (ja) | 鉄骨柱の柱脚固定構造 | |
| JP3611876B2 (ja) | 柱脚基礎・基礎梁構造 | |
| JPH1193273A (ja) | ユニット建物 | |
| JP3246321B2 (ja) | 柱と杭の接合構造 | |
| JP2577973B2 (ja) | 地下室付き建築物の構築方法 | |
| JP7365518B1 (ja) | パネル支柱材およびこれを用いた型枠構造 | |
| JPH0921238A (ja) | 建築現場における出入口構造 | |
| JP2649682B2 (ja) | 地下構造体 | |
| JP4152036B2 (ja) | 住宅用ユニット地下室の設置方法 | |
| JP2003064784A (ja) | 柱兼用杭と梁との取付構造 | |
| JP2577642B2 (ja) | 地下構築物の構築方法 | |
| JP2004162473A (ja) | 既存外壁構造体の保存方法 | |
| JP2002285562A (ja) | 建物の基礎構造 |