JP4628838B2 - 鋼製基礎構造 - Google Patents

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この発明は、鋼管杭の上に鋼製基礎梁を設置して構成される各種建物の鋼製基礎構造に関する。
従来の建物の基礎構造として、鉄筋コンクリート造(以下、RC造と呼ぶ)による直接基礎形式、RC造による杭基礎形式、コンクリートで被覆した鋼製基礎構造などがある。上記RC造による直接基礎形式は、RC造の基礎ベースの上にRC造の基礎梁を重ねて構築するものである。RC造による杭基礎形式は、PHCや鋼管からなる杭の上にRC造の基礎梁を構築するものである。また、コンクリートで被覆した鋼製基礎構造は、RC造りの基礎ベースの上にコンクリートで被覆した鉄骨基礎梁を構築したものである。
しかし、上記した従来の基礎構造は、いずれもコンクリートを使用するので、解体すると多量のコンクリートが産業廃棄物として生じる。そのため、例えばコンビニエンスストアやその他の店舗建物、事務所建物等において、数年あるいは十数年といった比較的短期の使用により、解体・移設することを想定したリユース用等の建築物の基礎構造としては不向きである。
そこで、本発明者は、鋼管杭と鋼製基礎梁とを用いる鋼製基礎構造を試みた。しかし、鋼管杭を位置精度良く打ち込むことは難しく、鋼製基礎梁と鋼管杭とに心ずれが生じる。また、鋼管杭を正確な深さに打ち込むことも難しく、鋼製基礎梁に対して鋼管杭の天端レベルを合わせることが難しい。
この発明の目的は、解体・移設を容易に行うことができ、廃材が生じず、また鋼管杭と基礎梁との心ずれおよび天端レベルの違いの調整が容易に行える鋼製基礎構造を提供することである。
この発明の鋼製基礎構造は、複数本の鋼製主柱が上面に立設される鋼製基礎梁と、前記各鋼製主柱の下で地盤に圧入された鋼管杭と、この鋼管杭の上端と鋼製基礎梁の間に介在して両者を接合する接合金物とを備え、この接合金物は、上記鋼製基礎梁を載せる台座部と、この台座部の下面に突出して上記鋼管杭の上端の内部に隙間を持って嵌まる嵌まり込み部とを有し、上記鋼管杭の上端の周壁を貫通して上記嵌まり込み部に接合され上記接合金物に作用する鉛直荷重を支える結合具を設けたものである。
この構成によると、コンクリートを用いることなく、接合金物を介して鋼製基礎梁を鋼管杭にボルト等の結合具で接合する構成であるため、解体および移設が容易に行え、解体時にコンクリート屑等の産業廃棄物が発生しない。そのため、解体・移設を想定した建築物の基礎として効果的に適用することができる。
また、鋼管杭の上端に接合金物を設けるようにし、この接合金物は、鋼製基礎梁を載せる台座部と、鋼管杭の上端の内部に隙間を持って嵌まる嵌まり込み部とを有するものとしたため、鋼管杭の内面と嵌まり込み部との隙間内で接合金物を水平面における任意方向に位置調整することができ、鋼管杭の鋼製基礎梁に対する心ずれを吸収することができる。また、上記のように嵌まり込み部を設け、鋼管杭の上端の周壁を貫通する結合具を上記嵌まり込み部に接合する構成としたため、鋼管杭に対して接合金物を上下させ、その天端レベルを調整することが容易に行える。
前記結合具は支圧接合を行うボルトとし、このボルトがねじ込まれる雌ねじ部を前記嵌まり込み部に設ける。
鋼管杭に対する接合金物の嵌り込み部の接合にボルトを用いると、組立および解体がより一層容易に行える。嵌り込み部は鋼管杭に隙間を持って嵌まるため、その接合構造は摩擦ボルト接合とはならず、ボルトで鉛直荷重を支える接合、つまり支圧接合となるが、接合金物と鋼管杭との間では鉛直荷重が支持できれば良いため、必要な接合強度を得ることができる。このボルトによる接合箇所には、鉛直方向下向きの荷重と、上部構造物となる建物の風荷重による傾き等による引き抜き荷重とが作用するが、鉛直方向のいずれの荷重も上記ボルトで支えることができる。
記接合金物の嵌まり込み部、上記鋼管杭の内径よりも外径が小径でこの嵌まり込み部と前記鋼管杭の内面との間に位置調整用の隙間が生じる鋼管からなる。
嵌まり込み部が鋼管であると、接合金物の構成が簡素なものとでき、また強度的にも優れ、かつ鋼管杭内での嵌まり込み部の各方向の位置調整のための隙間が確保し易く、鋼管杭の接合金物への結合も容易に行うことができる。
記鋼製基礎梁下フランジを有し、上記接合金物の上記台座部は上記鋼製基礎梁が載る部分が上面板で構成され、この上面板と上記鋼製基礎梁の下フランジとに互いに一部が重なるルーズ孔を設け、これらルーズ孔間に渡って挿通されたボルトおよびナットにより、上記上面板と鋼製基礎梁の下フランジとを互いに接合する。
この構成の場合、接合金物と鋼製基礎梁とを、上記ルーズ孔で位置調整可能に接合できる。そのため、接合金物の嵌まり込み部と鋼管杭内面との隙間によって、心ずれを吸収しておき、さらに鋼製基礎梁に対して接合金物の心ずれを吸収することができる。したがって、接合金物の鋼製基礎梁への接合時に厳しい精度を出すことが不要で施工性が良く、かつ精度良く鋼製基礎梁の設置が行える。
なお、前記台座部は、断面十字状のウェブプレートの上下端に上面板および下面板を接合して構成され、下面板の下面に前記嵌まり込み部を突設しても良い。
この発明の鋼製基礎構造は、複数本の鋼製主柱が上面に立設される鋼製基礎梁と、前記各鋼製主柱の下で地盤に圧入された鋼管杭と、この鋼管杭の上端と鋼製基礎梁の間に介在して両者を接合する接合金物とを備え、この接合金物は、上記鋼製基礎梁を載せる台座部と、この台座部の下面に突出して上記鋼管杭の上端の内部に隙間を持って嵌まる嵌まり込み部とを有し、上記鋼管杭の上端の周壁を貫通して上記嵌まり込み部に接合され上記接合金物に作用する鉛直荷重を支える結合具を設け、上記接合金物の嵌まり込み部が、上記鋼管杭の内径よりも外径が小径でこの嵌まり込み部と前記鋼管杭の内面との間に位置調整用の隙間が生じる鋼管からなり、前記結合具が支圧接合を行うボルトであり、このボルトがねじ込まれる雌ねじ部を前記嵌まり込み部に設け、上記鋼製基礎梁が下フランジを有し、上記接合金物の上記台座部は上記鋼製基礎梁が載る部分が上面板で構成され、この上面板と上記鋼製基礎梁の下フランジとに互いに一部が重なるルーズ孔を設け、これらルーズ孔間に渡って挿通されたボルトおよびナットにより、上記上面板と鋼製基礎梁の下フランジとを互いに接合し、コンクリートを使用しない構成としたため、解体・移設を容易に行うことができる。また、解体時にコンクリート屑等の廃材が生じず、リユース用建物等の基礎として好適であり、かつ施工時にも鋼管基礎と基礎梁との心ずれおよび天端レベルの違いの調整を容易に行うことができて、施工性および建付け精度の優れたものとできる。
この発明の一実施形態を図1ないし図4と共に説明する。この鋼製基礎構造は、図1および図2に断面図および斜視図で示すように、鋼製基礎梁1と、この鋼製基礎梁1上に複数本立設される各鋼製主柱2の下で地盤20に圧入された鋼管杭3と、この鋼管杭3の上端と鋼製基礎梁1の間に介在して両者を接合する接合金物4とを備える。
鋼製基礎梁1はここではH型鋼からなり、その上フランジ1aの上に角形鋼管からなる鋼製主柱2および鋼製間柱17が、それぞれベースプレートを介してボルト接合により立設される。鋼製基礎梁1における鋼製間柱17の下方には鋼管杭3は配置されず、鋼製間柱17の軸力は鋼製基礎梁1の曲げで伝達される。鋼管杭3はここでは丸形鋼管からなる回転圧入型のものである。
接合金物4は、鋼製基礎梁1を載せる台座部5と、この台座部5の下面に突出して鋼管杭3の上端の内部に隙間を持って嵌まる嵌まり込み部6とを有する。台座部5は、断面十字状のウェブプレート7の上下端に上面板8および下面板9を接合して構成され、下面板9の下面に前記嵌まり込み部6が突設される。
接合金物4の前記嵌まり込み部6は、鋼管杭3の内径よりも外径が小径の丸形鋼管からなる(図3(B)参照)。この嵌まり込み部6の周壁には、円周方向の複数箇所、例えば4箇所の等配位置に、図1のように雌ねじ部13が設けられる。これら雌ねじ部13は、嵌まり込み部6となる丸形鋼管の内面に設けられた溶接ナットからなり、上記丸形鋼管の周壁に形成したボルト挿通孔14と整合して設けられる。
各雌ねじ部13には、鋼管杭3の周壁に設けられたボルト挿通孔(図示せず)から挿入される結合具であるボルト12がねじ込まれる。鋼管杭3の前記ボルト挿通孔は、現場で接合金物4の天端レベルに応じて形成される。
接合金物4の前記嵌まり込み部6と鋼管杭3の内面とは、その径の差のために非接触となり、あるいは円周方向の一部だけで接するため、前記ボルト12による接合は摩擦ボルト接合とはならず支圧接合となり、これら複数本のボルト12により、接合金物4に作用する鉛直荷重が支えられる。
接合金物4の上面板8と、鋼製基礎梁1の下フランジ1bにおける前記上面板8と重なる部分とには、図3(A)に平面図で示すように、互いに一部が重なる複数(ここでは各4つ)の長円状のルーズ孔10,11が設けられている。ここでは、上面板8のルーズ孔10とこれに対応する下フランジ1bのルーズ孔11とは、互いに直交方向に交差して重なるように配置されている。これらルーズ孔10,11間に挿通されたボルト15、およびこのボルト15に螺合するナット16により、上面板8と下フランジ1bとが互いに接合される。
次に、上記構成の鋼製基礎構造の施工手順、および周辺の構成を説明する。先ず、地盤20の根切り部21(図1)に鋼管杭3を回転圧入する。鋼管杭3の杭頭は、圧入時の座屈部分を除去するために、図4(A)のように所定レベルに切断する。
次に、図4(B)のように、鋼管杭3の天端近傍の外周にマグネットベース22を取付けた状態で、接合金物4の嵌まり込み部6を鋼管杭3の内部に嵌め込み、マグネットベース22を基準にして接合金物4の天端レベル(具体的には図4(B)におけるレベルL)をジャッキで調整する。接合金物4の嵌まり込み部6に設けられたボルト挿通孔14(雌ねじ部13)の位置に合わせて、鋼管杭3の周壁にボルト挿通孔をホールソー等で穿孔する。
次に、図4(C)のように、鋼管杭3に穿孔されたボルト挿通孔から挿通したボルト12を、接合金物4における嵌まり込み部6の雌ねじ部13にねじ込む。これにより、接合金物4に作用する鉛直荷重がボルト12で支持可能となる。
接合金物4の嵌まり込み部6は、鋼管杭3の内面に対して隙間を生じる外径に形成されているため、各ボルト12の締め込み量の調整により、接合金物4の中心を鋼管杭3の中心に対してずらせることができ、この調整により、鋼管杭3の打ち込み位置のずれを吸収することができる。また、前記隙間のため、鋼管杭3が傾いていても、接合金物4の天端面を水平にすることが可能でなる。
なお、鋼管杭3を嵌まり込み部6に結合する結合具として、前記ボルト12に替えてドリフトピン等のピンを用いても良い。この場合、嵌まり込み部6の周壁にはピン用の嵌合孔だけを設けておき、鋼管杭3の周壁に加工した孔から嵌まり込み部6の周壁の前記孔に向けてピンを叩き込むことで、鋼管杭3を嵌まり込み部6に結合する。
ついで図4(D)のように、接合金物4の台座部5に鋼製基礎梁1を載せ、台座部上面板8のルーズ孔10から、鋼製基礎梁1における下フランジ1bのルーズ孔11間に渡ってボルト15を挿通する。このボルト15にナット16を螺合させて締め付けることで、台座部上面板8と鋼製基礎梁1の下フランジ1bとを互いに接合する。このとき、ボルト15を互いに一部が重なるルーズ孔10,11に渡って挿通するので、接合金物4に対する鋼製基礎梁1の位置調整が可能となる。
この後、図1のように、地盤20の根切り部21の大部分は埋め戻し土23で埋め戻す。鋼製基礎梁1の屋外側部分にはモルタルを介してコンクリートブロック24を配置し、コンクリートブロック24を含めた鋼製基礎梁1の屋外側部分全体をモルタル押さえ25A、モルタル刷毛引き25Bにより被覆し、さらにモルタル押さえ25Aの部分は水切り金物26で被覆する。この後、屋外側部分の埋め戻し土23の上から地盤20の上面に渡ってアスファルト舗装27を施す。
鋼製基礎梁1の屋内側部分では、埋め戻し土23の上に砕石地業28を施し、その上に合板、床パネル材、レベル調整層、防湿フィルムなどを積層して床部29を敷設する。床部29の構造は、この他にコンクリートまたはモルタルによる土間床であっても良い。鋼製基礎梁1上には、上部構造物となる建物の鋼製主柱2および鋼製間柱17をボルトで接合して立設し、隣接する鋼製主柱2と鋼製間柱17の間に設けたパネルフレーム材30の外側に外壁パネル31を取付ける。
この構成の鋼製基礎構造によると、コンクリートを用いることなく、鋼製基礎梁1が接合金物4を介して鋼管杭3にボルト等の結合具で接合されるので、解体が容易であり、解体・移設を想定した建築物の構築に用いることで、建築物の解体・移設を容易に行うことができる。また、鋼管杭3として、実施形態のように回転圧入型のものを用いれば、圧入時と逆回転させることで、地盤20からの鋼管杭3の撤去が可能となるので、建築物の解体・移設をさらに容易に行うことができる。
また、この実施形態では、接合金物4の嵌まり込み部6を、鋼管杭3の内径よりも外径が小径の鋼管で構成したので、鋼管杭3の内部に接合金物4の嵌まり込み部6を嵌め込むことで、鋼管杭3の接合金物4への結合を容易に行うことができる。また、鋼管杭3に対する接合金物4の位置調整や傾き調整も可能となり、鋼管杭3の打ち込み位置の位置ずれや傾きを吸収することができる。
また、この実施形態では、鋼製基礎梁1が下フランジ1bを有し、接合金物4の台座部5の鋼製基礎梁1が載る部分を上面板8で構成し、この上面板8と鋼製基礎梁1の下フランジ1bとに互いに一部が重なるルーズ孔10,11を設け、これらルーズ孔10,11間に渡って挿通されたボルト15およびナット16により、上面板8と下フランジ1bとを互いに接合しているので、接合金物4と鋼製基礎梁1とを位置調整可能に接合することができる。したがって、接合金物4の嵌まり込み部6の位置調整機能とあいまって、高い心ずれ吸収機能が得られ、鋼製基礎構造の構築を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、接合金物4の嵌まり込み部6を丸形鋼管で構成したが、図5(A),(B)に平面図および側面図で示す提案例では、下面板9から複数本(ここでは4本)の短冊状の鋼製板材6aを突出させて構成している。この場合、複数本の鋼製板材6aを、これらの外接円が鋼製杭3の内径よりも小径となるように配置する。各鋼製板材6aには鋼製杭3の周壁を貫通するボルト12の挿通孔14を穿孔し、鋼製板材6aの内面には、前記挿通孔14に整合する雌ねじ部13を設ける。
また上記実施形態では、接合金物4の台座部5を、上面板8、下面板9、およびこれら両板に挟まれるウェブプレート7とで構成したが、図6(A),(B)に側面図および平面図で示すように、1枚の面材だけで台座部5Aを構成しても良い。この台座部5Aは、この上に載せられる鋼製基礎梁1の長手方向に向く両端部が、嵌まり込み部6の位置から前記長手方向に十分張り出す長方形とし、その両張り出し部分にルーズ孔10を設ける。鋼製基礎梁1の下フランジ1bには、前記台座部5Aのルーズ孔10と重なる位置にルーズ孔11を設ける。両ルーズ孔10,11の配置関係は上記実施形態の場合と同じである。このように、台座部5Aの張り出し部分にルーズ孔10を設けることにより、1枚の面材だけで台座部5Aを構成しても、鋼製杭3が妨げになることなく、台座部5と鋼製基礎梁1の下フランジ1bとをボルト15およびナット16で容易に接合できる。
この発明の一実施形態にかかる鋼製基礎構造を示す断面図である。 同鋼製基礎構造の概略構成を示す斜視図である。 (A)は鋼製基礎梁と接合金物の接合部を示す破断平面図、(B)は接合金物の破断平面図である。 同鋼製基礎構造の施工手順を示す説明図である。 (A)は接合金物の提案例を示す破断平面図、(B)は同側面図である。 (A)は他の実施形態における接合金物を用いた鋼製基礎構造の側面図、(B)は同鋼製基礎構造の破断平面図である。
符号の説明
1…鋼製基礎梁
1b…下フランジ
2…鋼製主柱
3…鋼管杭
4…接合金物
5,5A…台座部
6…嵌まり込み部
8…上面板
10,11…ルーズ孔
12…ボルト(結合具)
13…雌ねじ部
15…ボルト
16…ナット
20…地盤

Claims (2)

  1. コンクリートを使用しない鋼製基礎構造であって、複数本の鋼製主柱が上面に立設される鋼製基礎梁と、前記各鋼製主柱の下で地盤に圧入された鋼管杭と、この鋼管杭の上端と鋼製基礎梁の間に介在して両者を接合する接合金物とを備え、この接合金物は、上記鋼製基礎梁を載せる台座部と、この台座部の下面に突出して上記鋼管杭の上端の内部に隙間を持って嵌まる嵌まり込み部とを有し、上記鋼管杭の上端の周壁を貫通して上記嵌まり込み部に接合され上記接合金物に作用する鉛直荷重を支える結合具を設け、上記接合金物の嵌まり込み部が、上記鋼管杭の内径よりも外径が小径でこの嵌まり込み部と前記鋼管杭の内面との間に位置調整用の隙間が生じる鋼管からなり、前記結合具が支圧接合を行うボルトであり、このボルトがねじ込まれる雌ねじ部を前記嵌まり込み部に設け、上記鋼製基礎梁が下フランジを有し、上記接合金物の上記台座部は上記鋼製基礎梁が載る部分が上面板で構成され、この上面板と上記鋼製基礎梁の下フランジとに互いに一部が重なるルーズ孔を設け、これらルーズ孔間に渡って挿通されたボルトおよびナットにより、上記上面板と鋼製基礎梁の下フランジとを互いに接合した鋼製基礎構造。
  2. 請求項1において、前記台座部は、断面十字状のウェブプレートの上下端に上面板および下面板を接合して構成され、下面板の下面に前記嵌まり込み部が突設された鋼製基礎構造。
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