JP2004011283A - 打込杭基礎構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、迅速な施工や撤去作業が可能な打込式鋼管杭をベースとした独立基礎構造を用い、打込み施工時の重機による部材変形破損を防止すると共に、上部構造物との位置精度の高い接続を可能とした打込杭基礎構造を提供する。
【解決手段】各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭2と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケット3、3…にボルト締結するスライドプレート4とから成り、鋼管杭2に対するスライドプレート4のボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレート4に対する各支柱ベースプレート12のボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続したスライドプレート4のX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレート12に対する補正を行うようにした。
【選択図】図1
【解決手段】各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭2と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケット3、3…にボルト締結するスライドプレート4とから成り、鋼管杭2に対するスライドプレート4のボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレート4に対する各支柱ベースプレート12のボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続したスライドプレート4のX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレート12に対する補正を行うようにした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎形態において、打込み及び引き抜き施工を行うことによって再利用を可能とする打込杭基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飛行場においてアンテナの精度を上げるために構築したカウンタポイズは、電波用反射設備として用いられ、例えば、直径30メートルの円盤状の鉄塔を48本の独立基礎で支持する構造を有する。
【0003】
このような上部構造物を複数の独立基礎で支持する場合、上部構造物の各支柱と各独立基礎との間に高度な位置精度が要求されるが、すべての独立基礎に正確な位置精度を求めるのは極めて困難である。
【0004】
これを解消するために、従来から、現場で各支柱のアンカーボルトを生コンクリートで直接固定するようにした直接コンクリート基礎が一般的に用いられている。
【0005】
ところが、このようなコンクリート基礎を仮設構造物の基礎として用いた場合、撤去時において、次のような課題が生じる。
(1)基礎構造物の再利用ができない。
(2)コンクリート材や掘削残土の廃棄処理が困難である。
(3)解体時の騒音、振動、粉塵対策が困難である。
(4)基礎材料(鉄筋、コンクリート)のリサイクルが困難である。
(5)用地復旧に伴う費用が大きい。
【0006】
また、独立基礎として杭基礎を用いる場合、杭の頭部を打ち込む際に用いる打込重機の操作上、杭位置精度を細かく設定できないため、コンクリートフーチング部を介してアンカーボルトと接続する形態となり、杭の再利用が困難であって、コンクリートの撤去作業を要することとなる。
【0007】
さらに、上記のような打込杭構造とした場合には、打込重機の打撃エネルギーによる杭体変形破損に対する杭体補強が必要となる。
【0008】
一方、設備の老朽化に伴う新設工事に当たり、現状の機能維持を目的とするために、仮設備を設ける必要が生じる。例えば、カウンタポイズを構成する鉄塔の老朽化に伴い、隣接地に仮設のカウンタポイズを造ることによって設備の現状維持を図るようにしている。
【0009】
このような仮設備は、隣地等の一時使用地(借地)に設けることが多く、ほとんどは恒久設備と同様にコンクリート基礎を構築するようにしているが、施工後に短期間で解体する工事が必要となり、基礎撤去に伴うコンクリート、鉄筋屑、工事残材などの産業廃棄物が大量に発生するという問題が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような問題点を解消するために成されたもので、上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、迅速な施工や撤去作業が可能な打込式鋼管杭をベースとした独立基礎構造を用い、打込み施工時の重機による部材変形破損を防止すると共に、上部構造物との位置精度の高い接続を可能とした打込杭基礎構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するために、本発明における請求項1の打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケットにボルト締結するスライドプレートとから成り、前記鋼管杭に対するスライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整と前記スライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続した前記スライドプレートのX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、前記上部構造物の各支柱ベースプレートに対する補正を行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項2の打込杭基礎構造は、請求項1において、前記鋼管杭の上端周囲に固設されたブラケットの水平プレートには該鋼管杭の周方向をなす円弧穴が形成され、該円弧穴に上向きに挿通してナットで締結した接続用ボルトを前記スライドプレートに形成したX軸方向へ長径のボルト穴に挿通すると共に、前記接続用ボルトの余長部に上下のナットを螺締することにより、前記ブラケットの円弧穴に対するナットの締結位置の調整によって前記スライドプレートの捻回角度を調整し、また前記スライドプレートの締結高さを調整することによって該スライドプレートの傾き角度及びZ軸方向へのレベル調整、さらに前記スライドプレートのX軸方向への締結位置を調整することによって該スライドプレートのX軸方向への位置調整を行うようにしたことを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の請求項3の打込杭基礎構造は、請求項1又は2において、前記スライドプレートに形成されたY軸方向へ長径のボルト穴に上向きに挿通したアンカーボルトのY軸方向への位置調整を成し、支柱ベースプレートのボルト穴に挿通してナットで締結したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
本発明による打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、図1に示すように、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭2と該鋼管杭2の上端外周に固設されたブラケット3、3…にボルト締結するスライドプレート4とから成り、鋼管杭2に対するスライドプレート4のボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレート4に対する各支柱ベースプレート5のボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭2の上方に接続したスライドプレート4のX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレート5に対する補正を行うようにしたものである。
【0016】
上記構成についてより詳細に述べると、図2(a)及び(b)に示すように、鋼管杭2には長尺の鋼管が用いられ、その上端外周には四方にブラケット3、3…が溶接により固定されている。夫々のブラケット3は、鋼管杭2の上端外周に水平方向に張り出した水平プレート3aと、各水平プレート3aの両端を支持するリブプレート3b、3bとから成り、夫々のブラケット3の水平プレート3aの略中央には鋼管杭2の軸心を中心として円弧をなす円弧穴7、7…が形成されている。
【0017】
上記の鋼管杭2を地中に打設する際には、該鋼管杭2の上部にスライドプレート4を接続しない状態で鋼管杭2の頭部をバイブロハンマー等の打込重機で矢印6で示すように打設することにより、容易に打ち込むことができる。
【0018】
なお、鋼管杭を打設した後の地際部の腐食対策として、例えば、長さ3500mmの鋼管杭に対し、頭部250mmの位置から幅500mmのウレタン被覆21を施して、図4(a)又は(b)に示すようにこの上下幅内に地面のラインGLが位置するように打設する。
【0019】
本発明においては、鋼管杭2に対する打込重機の操作上、杭位置精度を細かく設定することができないため、それを補正する機構として、図4(a)に示すようにスライドプレート4や接続用ボルト15、18等を組み合わせ、これによって図4(b)に示すように打設後の鋼管杭2と上部構造物10の各支柱ベースプレート12との整合性を補正するようにしている。
【0020】
本発明に用いるスライドプレート4は、図3(a)及び(b)に示すように、円形鋼板から成り、その内方にX軸方向に長径の4個のボルト穴(以下、「X軸方向ボルト穴」と云う)8、8…が形成されている。このX軸方向ボルト穴8、8…は、鋼管杭2の四方のブラケット3に形成された円弧穴7、7…に対応する位置に形成され、後述するように、各円弧穴7、7…に下方から挿通される接続用ボルト15、15…をスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…に挿通する。
【0021】
また、このスライドプレート4において、X軸方向ボルト穴8、8…の内方に、Y軸方向に長径の4個のボルト穴(以下、「Y軸方向ボルト穴」と云う)9、9…が形成されている。このY軸方向ボルト穴9、9…は、後述する上部構造物10の支柱ベースプレート12に形成されているボルト穴13、13…に対応して形成され、後述するように、各Y軸方向ボルト穴9、9…に下方から挿通されるアンカーボルト18、18…を支柱ベースプレート12のボルト穴13、13…に挿通する。
【0022】
上記のような各部材を用いて、本発明による打込杭基礎構造1を構築するには、図5(a)に示すように、打設後の鋼管杭2の各ブラケット3、3…に形成された各円弧穴7、7…に図示のような長尺の接続用ボルト15、15…を下方から上向きに挿通する。
【0023】
また、図5(b)に示すように、各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通した接続用ボルト15、15…をナット16a、16a…で締結することによって、その接続用ボルト15に上向きの余長を形成すると共に、その余長部に上下のナット16b、16cで締結するスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…を挿通させる。
【0024】
このような構成において、図5(b)に示すように、鋼管杭2の各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通した接続用ボルト15、15…が夫々の円弧穴7、7…の遊びの範囲内で円弧方向に移動することによってスライドプレート4の捻回角度αを調整することができる。
【0025】
また、図6に示すように、各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通してナット16a、16a…で締結した接続用ボルト15、15…の上方への余長部にスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…を挿通して上下のナット16b、16c(図7参照)で締結する際、夫々の下方のナット16bの位置調整によってスライドプレート4の締結高さを補正することができる。なお、ナット16cは緩み止めのためにダブルナットとしてある。
【0026】
このとき、夫々の接続用ボルト15、15…に対するナット16b、16b…の高さ調整によってスライドプレート4の傾き角度、又はスライドプレート4のZ軸方向への調整、即ちスライドプレート4のレベル調整を行うことができる。
【0027】
また、図7に示すように、スライドプレート4の夫々のX軸方向ボルト穴8、8…に挿通した接続用ボルト15、15…を各ボルト穴8、8…の遊びの範囲内でX軸方向へ移動することによってスライドプレート4をX軸方向へ移動することができ、その締結位置を調整することによって該スライドプレート4のX軸方向への位置補正を行うことができる。
【0028】
さらに、図8に示すように、スライドプレート4の夫々のY軸方向ボルト穴9、9…に上向きに挿通したアンカーボルト18、18…に上部構造物の各支柱ベースプレート12の四方のボルト穴13、13…を挿通してナット17で締結する。なお、ナット17は緩み止めのためにダブルナットとしてある。
【0029】
このとき、スライドプレート4の夫々のY軸方向ボルト穴9、9…の遊びの範囲内でY軸方向へ移動することにより、支柱ベースプレート12の各ボルト穴13、13…に対するアンカーボルト18、18…の位置を調整することができ、両者の整合位置でナット17を締結する。
【0030】
なお、本実施例においては、スライドプレート4の内周に沿ってハンドル用穴19が形成されている。このハンドル用穴19は、スライドプレート4の内周に沿って複数箇所に設けられたもので、少なくとも指が入る程度の径を有し、上記のようなスライドプレート4の位置調整を行う場合に、作業者がこのハンドル用穴19に指を引っ掛けて滑り止めとして用いることができる。
【0031】
また、本発明による打込杭基礎構造1においては、上部構造物10の撤去の際に、スライドプレート4を離脱した状態で各鋼管杭2を引き抜くことによって、スライドプレート4を損傷することなく、鋼管杭2の引出しが可能となり、これによって夫々の打込杭基礎構造1、1…の再利用が可能となる。
【0032】
なお、本発明による打込杭基礎構造1は、上部構造物10を複数の独立基礎で支持する場合に用いられる。このような上部構造物10としては、例えば図9(a)及び(b)に示す鉄塔構造のカウンタポイズが挙げられるが、本発明はこのような上部構造物に限定されず、他の独立基礎1で支持する支柱11を多数要する上部構造物10であれば、その効果を発揮することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケットにボルト締結するスライドプレートとから成るものであるため、迅速な施工及び撤去が可能な打込式鋼杭基礎をベースとするも斧であり、鋼管杭を打ち込む際には、上部構造物の接続構造であるスライドプレートを取り外した状態で鋼管杭の頭部を打設するため、施工時の重機による部材の変形破損を防止することができる。
【0034】
また、鋼管杭に対するスライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続したスライドプレートのX軸とY軸とZ軸(レベル調整)の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレートに対する補正を行うようにしてあるため、コンクリートフーチングを介さずに上部構造物との位置精度の高い接続が可能となる。
【0035】
従って、本発明の打込杭基礎構造は、コンクリートを使用せずに上部構造物との接続を容易に行うことができ、簡易なメンテナンスを施すことによって再利用が可能であり、工事に伴う環境負担の軽減、ライフサイクルコストの低減等、優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打込杭基礎構造の要部を示す斜視図である。
【図2】(a)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭の側面図であり、(b)は上面図である。
【図3】(a)は本発明の打込杭基礎構造におけるスライドプレートの平面図であり、(b)は側面図である。
【図4】(a)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭とスライドプレートを接続した状況を示す側面図であり、(b)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭とスライドプレートを接続すると共に、該スライドプレートに支柱ベースプレートを接続した状況を示す側面図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の打込杭基礎構造において捻回角度の調整を示す斜視図である。
【図6】本発明の打込杭基礎構造においてZ軸方向のレベルと傾きの調整を示す斜視図である。
【図7】本発明の打込杭基礎構造においてX軸方向の調整を示す斜視図である。
【図8】本発明の打込杭基礎構造においてY軸方向の調整を示す斜視図である。
【図9】(a)は本発明の打込杭基礎構造を使用する上部構造物の例としてカウンタポイズを示す平面図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1…打込杭基礎構造
2…鋼管杭
3…ブラケット
3a…水平プレート
3b…リブプレート
4…スライドプレート
5…支柱ベースプレート
7…円弧穴
8…X軸方向ボルト穴
9…Y軸方向ボルト穴
10…上部構造物
11…支柱
12…支柱ベースプレート
13…ボルト穴
15…接続用ボルト
16a、16b、16c…ナット
17…ナット
18…アンカーボルト
19…ハンドル用穴
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎形態において、打込み及び引き抜き施工を行うことによって再利用を可能とする打込杭基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飛行場においてアンテナの精度を上げるために構築したカウンタポイズは、電波用反射設備として用いられ、例えば、直径30メートルの円盤状の鉄塔を48本の独立基礎で支持する構造を有する。
【0003】
このような上部構造物を複数の独立基礎で支持する場合、上部構造物の各支柱と各独立基礎との間に高度な位置精度が要求されるが、すべての独立基礎に正確な位置精度を求めるのは極めて困難である。
【0004】
これを解消するために、従来から、現場で各支柱のアンカーボルトを生コンクリートで直接固定するようにした直接コンクリート基礎が一般的に用いられている。
【0005】
ところが、このようなコンクリート基礎を仮設構造物の基礎として用いた場合、撤去時において、次のような課題が生じる。
(1)基礎構造物の再利用ができない。
(2)コンクリート材や掘削残土の廃棄処理が困難である。
(3)解体時の騒音、振動、粉塵対策が困難である。
(4)基礎材料(鉄筋、コンクリート)のリサイクルが困難である。
(5)用地復旧に伴う費用が大きい。
【0006】
また、独立基礎として杭基礎を用いる場合、杭の頭部を打ち込む際に用いる打込重機の操作上、杭位置精度を細かく設定できないため、コンクリートフーチング部を介してアンカーボルトと接続する形態となり、杭の再利用が困難であって、コンクリートの撤去作業を要することとなる。
【0007】
さらに、上記のような打込杭構造とした場合には、打込重機の打撃エネルギーによる杭体変形破損に対する杭体補強が必要となる。
【0008】
一方、設備の老朽化に伴う新設工事に当たり、現状の機能維持を目的とするために、仮設備を設ける必要が生じる。例えば、カウンタポイズを構成する鉄塔の老朽化に伴い、隣接地に仮設のカウンタポイズを造ることによって設備の現状維持を図るようにしている。
【0009】
このような仮設備は、隣地等の一時使用地(借地)に設けることが多く、ほとんどは恒久設備と同様にコンクリート基礎を構築するようにしているが、施工後に短期間で解体する工事が必要となり、基礎撤去に伴うコンクリート、鉄筋屑、工事残材などの産業廃棄物が大量に発生するという問題が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような問題点を解消するために成されたもので、上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、迅速な施工や撤去作業が可能な打込式鋼管杭をベースとした独立基礎構造を用い、打込み施工時の重機による部材変形破損を防止すると共に、上部構造物との位置精度の高い接続を可能とした打込杭基礎構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するために、本発明における請求項1の打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケットにボルト締結するスライドプレートとから成り、前記鋼管杭に対するスライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整と前記スライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続した前記スライドプレートのX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、前記上部構造物の各支柱ベースプレートに対する補正を行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項2の打込杭基礎構造は、請求項1において、前記鋼管杭の上端周囲に固設されたブラケットの水平プレートには該鋼管杭の周方向をなす円弧穴が形成され、該円弧穴に上向きに挿通してナットで締結した接続用ボルトを前記スライドプレートに形成したX軸方向へ長径のボルト穴に挿通すると共に、前記接続用ボルトの余長部に上下のナットを螺締することにより、前記ブラケットの円弧穴に対するナットの締結位置の調整によって前記スライドプレートの捻回角度を調整し、また前記スライドプレートの締結高さを調整することによって該スライドプレートの傾き角度及びZ軸方向へのレベル調整、さらに前記スライドプレートのX軸方向への締結位置を調整することによって該スライドプレートのX軸方向への位置調整を行うようにしたことを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の請求項3の打込杭基礎構造は、請求項1又は2において、前記スライドプレートに形成されたY軸方向へ長径のボルト穴に上向きに挿通したアンカーボルトのY軸方向への位置調整を成し、支柱ベースプレートのボルト穴に挿通してナットで締結したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
本発明による打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、図1に示すように、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭2と該鋼管杭2の上端外周に固設されたブラケット3、3…にボルト締結するスライドプレート4とから成り、鋼管杭2に対するスライドプレート4のボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレート4に対する各支柱ベースプレート5のボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭2の上方に接続したスライドプレート4のX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレート5に対する補正を行うようにしたものである。
【0016】
上記構成についてより詳細に述べると、図2(a)及び(b)に示すように、鋼管杭2には長尺の鋼管が用いられ、その上端外周には四方にブラケット3、3…が溶接により固定されている。夫々のブラケット3は、鋼管杭2の上端外周に水平方向に張り出した水平プレート3aと、各水平プレート3aの両端を支持するリブプレート3b、3bとから成り、夫々のブラケット3の水平プレート3aの略中央には鋼管杭2の軸心を中心として円弧をなす円弧穴7、7…が形成されている。
【0017】
上記の鋼管杭2を地中に打設する際には、該鋼管杭2の上部にスライドプレート4を接続しない状態で鋼管杭2の頭部をバイブロハンマー等の打込重機で矢印6で示すように打設することにより、容易に打ち込むことができる。
【0018】
なお、鋼管杭を打設した後の地際部の腐食対策として、例えば、長さ3500mmの鋼管杭に対し、頭部250mmの位置から幅500mmのウレタン被覆21を施して、図4(a)又は(b)に示すようにこの上下幅内に地面のラインGLが位置するように打設する。
【0019】
本発明においては、鋼管杭2に対する打込重機の操作上、杭位置精度を細かく設定することができないため、それを補正する機構として、図4(a)に示すようにスライドプレート4や接続用ボルト15、18等を組み合わせ、これによって図4(b)に示すように打設後の鋼管杭2と上部構造物10の各支柱ベースプレート12との整合性を補正するようにしている。
【0020】
本発明に用いるスライドプレート4は、図3(a)及び(b)に示すように、円形鋼板から成り、その内方にX軸方向に長径の4個のボルト穴(以下、「X軸方向ボルト穴」と云う)8、8…が形成されている。このX軸方向ボルト穴8、8…は、鋼管杭2の四方のブラケット3に形成された円弧穴7、7…に対応する位置に形成され、後述するように、各円弧穴7、7…に下方から挿通される接続用ボルト15、15…をスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…に挿通する。
【0021】
また、このスライドプレート4において、X軸方向ボルト穴8、8…の内方に、Y軸方向に長径の4個のボルト穴(以下、「Y軸方向ボルト穴」と云う)9、9…が形成されている。このY軸方向ボルト穴9、9…は、後述する上部構造物10の支柱ベースプレート12に形成されているボルト穴13、13…に対応して形成され、後述するように、各Y軸方向ボルト穴9、9…に下方から挿通されるアンカーボルト18、18…を支柱ベースプレート12のボルト穴13、13…に挿通する。
【0022】
上記のような各部材を用いて、本発明による打込杭基礎構造1を構築するには、図5(a)に示すように、打設後の鋼管杭2の各ブラケット3、3…に形成された各円弧穴7、7…に図示のような長尺の接続用ボルト15、15…を下方から上向きに挿通する。
【0023】
また、図5(b)に示すように、各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通した接続用ボルト15、15…をナット16a、16a…で締結することによって、その接続用ボルト15に上向きの余長を形成すると共に、その余長部に上下のナット16b、16cで締結するスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…を挿通させる。
【0024】
このような構成において、図5(b)に示すように、鋼管杭2の各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通した接続用ボルト15、15…が夫々の円弧穴7、7…の遊びの範囲内で円弧方向に移動することによってスライドプレート4の捻回角度αを調整することができる。
【0025】
また、図6に示すように、各ブラケット3、3…の円弧穴7、7…に挿通してナット16a、16a…で締結した接続用ボルト15、15…の上方への余長部にスライドプレート4のX軸方向ボルト穴8、8…を挿通して上下のナット16b、16c(図7参照)で締結する際、夫々の下方のナット16bの位置調整によってスライドプレート4の締結高さを補正することができる。なお、ナット16cは緩み止めのためにダブルナットとしてある。
【0026】
このとき、夫々の接続用ボルト15、15…に対するナット16b、16b…の高さ調整によってスライドプレート4の傾き角度、又はスライドプレート4のZ軸方向への調整、即ちスライドプレート4のレベル調整を行うことができる。
【0027】
また、図7に示すように、スライドプレート4の夫々のX軸方向ボルト穴8、8…に挿通した接続用ボルト15、15…を各ボルト穴8、8…の遊びの範囲内でX軸方向へ移動することによってスライドプレート4をX軸方向へ移動することができ、その締結位置を調整することによって該スライドプレート4のX軸方向への位置補正を行うことができる。
【0028】
さらに、図8に示すように、スライドプレート4の夫々のY軸方向ボルト穴9、9…に上向きに挿通したアンカーボルト18、18…に上部構造物の各支柱ベースプレート12の四方のボルト穴13、13…を挿通してナット17で締結する。なお、ナット17は緩み止めのためにダブルナットとしてある。
【0029】
このとき、スライドプレート4の夫々のY軸方向ボルト穴9、9…の遊びの範囲内でY軸方向へ移動することにより、支柱ベースプレート12の各ボルト穴13、13…に対するアンカーボルト18、18…の位置を調整することができ、両者の整合位置でナット17を締結する。
【0030】
なお、本実施例においては、スライドプレート4の内周に沿ってハンドル用穴19が形成されている。このハンドル用穴19は、スライドプレート4の内周に沿って複数箇所に設けられたもので、少なくとも指が入る程度の径を有し、上記のようなスライドプレート4の位置調整を行う場合に、作業者がこのハンドル用穴19に指を引っ掛けて滑り止めとして用いることができる。
【0031】
また、本発明による打込杭基礎構造1においては、上部構造物10の撤去の際に、スライドプレート4を離脱した状態で各鋼管杭2を引き抜くことによって、スライドプレート4を損傷することなく、鋼管杭2の引出しが可能となり、これによって夫々の打込杭基礎構造1、1…の再利用が可能となる。
【0032】
なお、本発明による打込杭基礎構造1は、上部構造物10を複数の独立基礎で支持する場合に用いられる。このような上部構造物10としては、例えば図9(a)及び(b)に示す鉄塔構造のカウンタポイズが挙げられるが、本発明はこのような上部構造物に限定されず、他の独立基礎1で支持する支柱11を多数要する上部構造物10であれば、その効果を発揮することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の打込杭基礎構造は、鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケットにボルト締結するスライドプレートとから成るものであるため、迅速な施工及び撤去が可能な打込式鋼杭基礎をベースとするも斧であり、鋼管杭を打ち込む際には、上部構造物の接続構造であるスライドプレートを取り外した状態で鋼管杭の頭部を打設するため、施工時の重機による部材の変形破損を防止することができる。
【0034】
また、鋼管杭に対するスライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続したスライドプレートのX軸とY軸とZ軸(レベル調整)の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、上部構造物の各支柱ベースプレートに対する補正を行うようにしてあるため、コンクリートフーチングを介さずに上部構造物との位置精度の高い接続が可能となる。
【0035】
従って、本発明の打込杭基礎構造は、コンクリートを使用せずに上部構造物との接続を容易に行うことができ、簡易なメンテナンスを施すことによって再利用が可能であり、工事に伴う環境負担の軽減、ライフサイクルコストの低減等、優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打込杭基礎構造の要部を示す斜視図である。
【図2】(a)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭の側面図であり、(b)は上面図である。
【図3】(a)は本発明の打込杭基礎構造におけるスライドプレートの平面図であり、(b)は側面図である。
【図4】(a)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭とスライドプレートを接続した状況を示す側面図であり、(b)は本発明の打込杭基礎構造における鋼管杭とスライドプレートを接続すると共に、該スライドプレートに支柱ベースプレートを接続した状況を示す側面図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の打込杭基礎構造において捻回角度の調整を示す斜視図である。
【図6】本発明の打込杭基礎構造においてZ軸方向のレベルと傾きの調整を示す斜視図である。
【図7】本発明の打込杭基礎構造においてX軸方向の調整を示す斜視図である。
【図8】本発明の打込杭基礎構造においてY軸方向の調整を示す斜視図である。
【図9】(a)は本発明の打込杭基礎構造を使用する上部構造物の例としてカウンタポイズを示す平面図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1…打込杭基礎構造
2…鋼管杭
3…ブラケット
3a…水平プレート
3b…リブプレート
4…スライドプレート
5…支柱ベースプレート
7…円弧穴
8…X軸方向ボルト穴
9…Y軸方向ボルト穴
10…上部構造物
11…支柱
12…支柱ベースプレート
13…ボルト穴
15…接続用ボルト
16a、16b、16c…ナット
17…ナット
18…アンカーボルト
19…ハンドル用穴
Claims (3)
- 鉄塔構造カウンタポイズ等の上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造において、各独立基礎は地中に打ち込む鋼管杭と該鋼管杭の上端外周に固設されたブラケットにボルト締結するスライドプレートとから成り、前記鋼管杭に対するスライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整と前記スライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管杭の上方に接続した前記スライドプレートのX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整し、前記上部構造物の各支柱ベースプレートに対する補正を行うようにしたことを特徴とする打込杭基礎構造。
- 前記鋼管杭の上端周囲に固設されたブラケットの水平プレートには該鋼管杭の周方向をなす円弧穴が形成され、該円弧穴に上向きに挿通してナットで締結した接続用ボルトを前記スライドプレートに形成したX軸方向へ長径のボルト穴に挿通すると共に、前記接続用ボルトの余長部に上下のナットを螺締することにより、前記ブラケットの円弧穴に対するナットの締結位置の調整によって前記スライドプレートの捻回角度を調整し、また前記スライドプレートの締結高さを調整することによって該スライドプレートの傾き角度及びZ軸方向へのレベル調整、さらに前記スライドプレートのX軸方向への締結位置を調整することによって該スライドプレートのX軸方向への位置調整を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の打込杭基礎構造。
- 前記スライドプレートに形成されたY軸方向へ長径のボルト穴に上向きに挿通したアンカーボルトのY軸方向への位置調整を成し、支柱ベースプレートのボルト穴に挿通してナットで締結したことを特徴とする請求項1又は2記載の打込杭基礎構造。
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