JP2004143867A - 支柱とロープの支持装置と、その設置工法 - Google Patents

支柱とロープの支持装置と、その設置工法 Download PDF

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Abstract

【課題】支柱の建込みやローフ゜の係留において、打込みや押込みの支柱は過大な労力を要し、コンクリート基礎によるものは費用と施工期間を要し、螺旋板を取付けたものは土中支障物を避け難く設備や多種類の製作等の経費が嵩む。
【解決手段】軸体下端部10aに螺旋板20と、軸体頭部10bに取付固定部30を備えた支持杭1、ならびに、盤本体41に固定孔42と、支柱とロープを支持の支持部50等を設けた支持盤4、とを備えた支柱とロープの支持装置及び、この支持装置による、支柱7とロープ8の支持力や地盤強度等に合わせて必要な数の支持杭1を余分に備えた最適な固定孔42(42a)への傾斜建込みを主とした設置工法。
【効果】複数本の支持杭による支持力の分散で、支持杭1と支持盤4及び使用回転器具の種類と規模の統一小型化、建込み施工の省力化と支持杭の無駄を省き、支持盤の支持力に相当する支持力の調整と土中障害物回避を容易とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、およそ地表上において、支柱の支持固定とロープを係留するための支持盤を螺旋板等を付設の極力小型の支持杭複数本による支持力調整可能な支持装置、並びに、この支持装置を地表に設置固定の工法に係り、広範な地盤応力と、支持力調整と、土中障害物回避のできる設置工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、支柱を土中へ建込むには、▲1▼下端を先鋭とした木支柱やパイプ支柱等に荷重や打撃を与えるか、下穴を掘って建込みを図る。▲2▼支持力の比較的大きな支柱ではコンクリート基礎を整備して、ここに支柱を埋め込むか、アンカーボルトで締着固定を図る。▲3▼鋼管や丸鋼材からなる軸体下端に螺旋板を設けた杭を土中に回転挿入し、この杭の軸体頭部に支柱を取付けるか又は、この杭の軸体が鋼管の場合には鋼管内に支柱を直接建込みとする。▲4▼仮設看板やのぼり旗などの小型支柱は、打込み設置した杭の地上部となる軸体に番線や縄等で結わえるか、あるいは、既成のコンクリートフ゛ロック等に差込む等の建込みが施されてきた。
【0003】
一方、およそ地表上でのロープ等の係留においては、鉄製ぺグやスクリュウアンカー等が用いられてきた、▲1▼該鉄製ぺグは、下端を尖らせて頭部をリング状又は鉤状とした鉄製の杭を土中に打込み、該頭部にロープ等を係留して、テント張りや支柱の支持として通常的に用いられ、▲2▼スクリュウアンカーは、電柱支線の支持としては、例えば、実開平1−79628等の特殊な心棒に螺旋板を設け、この心棒にロッド(丸棒)下端を取付けて、特殊器具により地表下へ回転挿入し、該ロッド頭部に取付けたシンブルに支線を取付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から用いられてきた土中への支柱の建込みは、前述▲1▼の小型の長い支柱を人力による打込みは困難で労力を要し、大型支柱の押込みや打込み、下穴を掘っての建込みでは設備機器の準備等で時間と費用が嵩み、該打込みの木製支柱(杭)を固い地盤や礫石混入土での使用の場合には、殆ど先端破損を起して再使用不能の無駄がある。特に礫石地での打込みや掘り込みは困難を極める。▲2▼のコンクリート基礎による建込みは、設置や撤去に費用と施工期間を要し、▲3▼の軸体下端に螺旋板を設けた杭に支柱を取付けるものは、地盤強度や支柱の支持力に合った極めて多種類の製作と大きな回転力を要して、該杭単体を主として垂直建込みとしているので、土中の礫石、コンクリート塊等の混入による障害物で建込み位置の変更等が頻繁となる。▲4▼の地表上となる杭の軸体に支柱を番線等で締結や既成のコンクリートフ゛ロック等に差込む等の建込みは景観的に見苦しいものである。そして該杭やその支持手段等には都合よく積極的なローフ゜等の係留手段がない。
【0005】
また、ロープ等の係留では、該鉄製ぺグの土中設置は、ハンマーによる打込みであり、手軽く作業容易ではあるが労力を要して特に軸心方向には抜け易く不安定であり、該スクリュウアンカーは巨大な引張抵抗を目的とした大型のもので、螺旋板の取付け部は複雑にして土中抵抗大きく製作や施工においても費用の増大が見込まれるものであり、土中への回転挿入には特殊な器具や大掛かりな設備を要するなど一般には手軽く容易に使用出来るものではなく、また、この螺旋板は一回り未満にして周囲の地盤応力を百パーセント受け難いものと想定される。そして、ロープの支持力や地盤強度に合せた該鉄製ぺグや該スクリュウアンカー等をその都度調達することは困難であり、その場合には多くの種類が必要となる。
【0006】
ここに、本発明の目的は、前述のような従来の問題点に対し、主として、支柱やロープにかかる外力の支持杭への分散化と群杭化を図ることで、支持杭と支持盤及び支持杭を地表下へ回転挿入の回転器具等の統一化と小型化により種類を少なくして施工性と経済性を図り、必要な支持力を調整できる支柱とロープの支持装置と、この支持装置を地表への設置固定において、傾斜建込みによる安定確保と、支持力調整による無駄の解消と、土中の礫石やコンクリート塊等の障害物による設置位置の変更を極力回避できる工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明を達成するために、以下の発明を提案する。請求項1の発明は、直状体の下端部を先鋭に形成した軸体の軸体下端部に一回り余の螺旋板と、この軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、この盤本体に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔を設け、さらに、前記盤本体の外縁部に張出部を突設して、この張出部に前記固定孔を設け、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置である。
【0008】
請求項2の発明は、直状体の下端部を先鋭に形成した軸体の軸体下端部に一回り余の螺旋板と、この軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、この盤本体に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔を設け、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置である。
【0009】
請求項3の発明は、直状体の下端部を先鋭に形成した軸体の軸体下端部に一回り余の螺旋板と、この軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、この盤本体の外縁部に張出部を突設して、前記張出部に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔を設け、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置である。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3に記載した支柱とロープの支持装置において、前記支持盤の地表での移動を抑止するために、前記支持盤の底面に移動抑止壁を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置である。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4に記載した支柱とロープの支持装置において、前記支持杭の軸体下端部に礫石地等の土地条件に適合となる、徐々に板幅を増した螺旋板を設けた支持杭、または、ねじ山を形成した支持杭、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置である。
【0012】
ここで、本発明の支持杭の先鋭に形成した軸体下端部に螺旋板を1回り余とした場合には、螺旋板が周囲の地盤応力を百パーセント受けて土中内での回転摩擦抵抗と重量を最小限とする構成により建込み施工容易で経費低減となり、しかも同外径で同じ板幅の数巻とした螺旋板付きの杭に比して同程度の押圧や引張の地盤応力を奏する。また、この支持杭の軸体頭部に前記支持盤への押圧固定と回転器具の取付とを兼ねた取付固定手段を備えることで建込み作業迅速容易となる。
【0013】
複数の支持杭で支持盤を押圧固定の場合には、支持杭への応力の分散と群杭作用による支持力強化となり、支持杭、支持盤ならびに使用回転器具等の統一化、小型化と支持力調整ができるなど、作業容易として無駄を解消できる。
【0014】
支持盤に予め余分な固定孔を備えた場合には、障害物の混在、巣、圧密具合等複雑未知である土中への支持杭の最も固定効果のある位置の選定と、土中障害物の回避を容易とするなど建込み施工容易として支持機能を高める。
【0015】
支持盤の盤本体平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段を備えたことで、支柱及びロープに掛る諸外力を複数本の支持杭への分散、ならびに、断面形態と寸法の異なる支柱の支持を確実容易にできてロープの係留も可能となり、支持盤の機能の一元化が支持盤の機能を高めて美観的にも優れる。
【0016】
盤本体のみの支持盤の場合には、接地スペースを最小限にして簡潔な形態となり周囲への影響を軽減でき、特に小型の場合に有用となる。例えば、境界杭、測量杭等であり、野菜棚においても耕作や作付への影響を軽減できる。
【0017】
一方、盤本体の外縁部に張出部を突設の場合には、前記支持盤の安定を高めて軽量化が図られ、支持盤が特に大型の場合にはこの効果は顕著となる。
【0018】
支持盤の底面に移動抑止壁を備えた場合には、支持盤の地表での移動の抑止に合せて、この取付け位置を盤本体の外周方向及び放射方向との組合せ等により盤本体を補強して重量を軽減できる。
【0019】
支持杭の軸体下端部に徐々に板幅を増す螺旋板又はねじ山を設けた場合には、土中使用を主とする板幅を有した螺旋板付きの支持杭では使用困難な場所、例えば礫石地や砕石地等でもハンマート゛リル等による回転打込みや回転引抜を可能として汎用を広め、突出の少ない螺旋板やねじ山においても石間に挟まれて大きな地盤応力を受けることとなる。
【0020】
そして、請求項5の発明は、請求項1から4に記載した支柱とロープの支持装置を地表に設置固定の工法において、前記支持杭の前記支持盤への建込みを前記支持盤外周の地盤応力が得られるための主として外側方向への傾斜建込みと、前記支持盤の支持力や地盤強度等に応じた前記支持杭の数の設定と、予め余分に備えた前記固定孔から前記支持盤の支持力の確保と土中障害物回避となる前記固定孔の選定と、この選定の固定孔に前記支持杭の前記傾斜建込みによる前記支持盤の支持力の確保と土中障害物回避を図りながらの前記支持盤の押圧固定とを特徴とする支柱とロープの支持装置の設置工法である。
【0021】
従って本発明の支柱とロープの支持装置を用いた設置工法によれば、複数本の支持杭を主として下端を外側方向への傾斜建込みとしたことで、支持盤下方の広い範囲での群杭作用による地盤応力で支持盤の支持力の確保と同時に支持盤の水平移動を抑止する。
【0022】
予め余分に備えた固定孔から選定の固定孔に支持杭を押圧固定することで、支持盤及び土中の最も支持効果のある位置の選定と、支持杭の建込み本数の増減により支持力調整容易となり、さらに、固定孔の位置変えと傾斜建込みの方向変え等により土中の礫石等の障害物を回避して支持盤位置の変更を最小限とする。
【0023】
本発明の支柱とロープの支持装置の構成及び設置工法により、施工時の支持杭等の破損は殆どなく、使用後は支持盤から支柱とロープを取外して支持杭を逆回転で取除けば、容易に解体となり、機能同じくして様々な用途に幾度も再使用できる。
【0024】
また、傾斜建込みによる複数の支持杭が支持盤を支持の構成形態により、支持盤に掛る押圧荷重に対しては支持杭の螺旋板と傾斜軸体の下面及び支持盤の接地面等が地盤応力(摩擦力と支持力)を受けて支え、支持盤に掛る引張荷重に対しては、支持杭の螺旋板と傾斜軸体の上面が地盤応力を受けて支え、支持盤に掛る転倒荷重に対しては、主として支持杭の一方が押圧荷重を受けて、相対する側の支持杭が引張荷重を受けて支えることとなる。このように様々な荷重に対して群杭作用が地盤応力を幅広く受けて支柱やロープを支持することとなる。
【0025】
そして、前述の傾斜建込みによる複数の支持杭が支持盤に掛る押圧荷重を受ける場合には、支持杭の取付固定手段に逆シルクハット状(以下ハット状)の座金等を用いて固定孔と傾斜軸体との隙間を埋めることで、支持盤の固定孔とハット状の座金等の内面対角の上下2点で支持杭の軸体が押え込まれ、ロック状態となって支持盤の支持杭下方への滑り移動は抑止され、支持盤に掛る引張荷重を受ける場合には、支持杭の取付固定手段で支持盤を支持する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置と、この支持装置を地表へ設置固定の工法を図面にしたがって説明する。図1、図2及び図3は、本発明の第1の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置A1と、この支持装置A1を用いた標識支柱の支持固定とローフ゜係留の一部を示すものである。支持装置A1は、支持杭1と、支持盤4から構成されている。
【0027】
そして、支持杭1は、軸体10と、螺旋板20と、固定ナット31及び圧縮バネ32とハット状の座金33からなる取付固定部30等から構成され、支持盤4は、盤本体41と、張出部45と、固定孔42及び切欠の固定孔42aと、移動抑止壁43と、支柱を支持固定の支持枠51a,固定壁52、締着ホ゛ルト53等と、ロープを係留のフック6aを備えた支持部50等から構成されている。
【0028】
図2に示す支持杭1は、丸鋼材を用いた直状の軸体10の先鋭とした軸体下端部10aに軸体10外径余とした板幅の螺旋板20を一回り余固着し、軸体頭部10bの取付固定部30は螺刻部31aに固定ナット31を強く螺着固定として所望により溶接固着とし、この下方には圧縮バネ32とハット状の座金33を取付けている。
【0029】
図3に示す支持盤4は、鋼板を用いて各部位の部材を形成の板金、溶接等からなり、正三角形状の頂部を丸く形成した盤本体41三辺の中点に張出部45を突設し、この張出部45には支持杭1の軸体10を通し入れて傾斜建込みの押圧固定となる切欠の固定孔42aと、盤本体41三角状の頂部3個所と、この頂部と張出部45の中間点となる盤本体41外縁部の6箇所には支持杭1の軸体10の外径に螺旋板20の板幅を加えた外径余として支持杭1を回転挿入可能となる予め余分な数の固定孔42と、盤本体41の中央部には支柱7を建込む正方形の建込孔44を形成し、盤本体41底面の外縁には間隔を置いて移動抑止壁43を設けている。
【0030】
そして、盤本体41平面上の支柱7の支持手段及びロープ8の係留手段を構成する支持部50は、建込孔44の対角線を中心線として、一方のコーナー側には建込孔44の二辺の内面に沿って等辺山形鋼により形成された支持枠51aを備え、この支持枠51aの背後にはロープ8を係留のフック6aを設けており、他方のコーナー側には建込孔44より後退して固定壁52を備え、固定壁52の中央部に設けたネジ孔53aを通して前記対角線に沿って前後自在となり先端に回転自在の当り板54を止ネジ55で取付けた締着ボルト53等を備えている。
【0031】
この支柱とロープの支持装置A1を構成する支持杭1と支持盤4は以上のような構成により、支持杭1の建込み本数により支持盤4の支持力調整を可能とし、支持部50の構成により支柱7の断面形状は円柱、四角柱等の何れでもよく、支柱外径も建込孔44以下であればすべて支持可能となり、支柱7としては標識柱の他、柵支柱、工作物の基礎柱等の土中に建込む支柱のすべてに用いられる支持装置A1となるものであり、この支持装置A1となる支持杭1と支持盤4は、その目的、規模等に応じた種類の統一化により製作及び施工等の向上が図られる。   そして、支持盤4は、一体製作を可能とする範囲で鋳鉄鋳物やアルミ鋳物とし、目的に応じて樹脂成形としてもよい。
【0032】
次に、支持杭1による支持盤4を地表Gへの設置固定と標識支柱の建込み施工を支持装置A1を対象に説明する。(図1参照)
支持盤4を目的の地表Gに設置し、張出部45の固定孔42aへ切欠部から支持杭1を通し入れて孔の中央に位置し、下端を外側への傾斜形態で(支持盤4の垂直線に対して30°程度)固定ナット31にアダプターを介して持ち運び容易な動力回転器具等による半ば回転挿入後、支持盤4の移動抑止壁43を踏込み等で土中に押込み、さらに前記回転器具で土中障害物回避を図りながら圧縮バネ32が密着状態まで固定ナット31下端で押圧固定とし、支持杭1の固定孔42への建込みは、予め余分に備えた固定孔42のなかから支持盤4の支持力の確保や地盤強度を確認のうえ支持杭1の使用数を設定し、土中障害物回避を図りながら最適の固定孔42を選択して前述の傾斜建込みによる押圧固定を施す。
【0033】
ここで、取付固定部30に備えた圧縮バネ32の主たる目的は、支柱7やローフ゜8に掛る外力等で取付固定部30と支持盤4との間に間隙を生じた場合の遊びの発生(特に小型の支持杭での発生が見込まれる)を防止するものであるが、この圧縮バネ32を密着状態より多少緩くすることで支柱7に人車が激突した場合、圧縮バネ32が衝撃を吸収して事故を最小限とするものであり、所望によりこの施工を施せばよい。なお、取付固定部30にはハット状の座金33を取付けており、支持盤4に掛る押圧荷重に対して段落番号0025で記載のように支持盤4の支持杭1下方への滑り移動を抑止できる。また、ハット状の座金33は目的により樹脂成形部材を用いてもよい。
【0034】
支持盤4への標識支柱7の取付けは支持部50の支持枠51aに沿わせて建込孔44より標識支柱7の下端を土中に差込み締着ボルト53で固定すれば、標識支柱7は円柱のため、支持枠51aの2面の接線と当り板54の2面の接線との安定した支持固定となる。一方、ロープ8の取付けは、支持枠51aの背後に備えたフック6aへの係留により安定した係留となり、他に締着ボルト53への係留もできる。
【0035】
そして、支柱7及びロープ8を支持盤4への取付け後、支柱7の建ち状態と支持盤4の安定具合を確認のうえ空いた固定孔42への支持杭1の追加建込みにより支柱7の所望の建込みと一層の安定強化が図られ、支持盤4底面の移動抑止壁43が土中に押込まれており、複数の支持杭1の傾斜建込みによる押圧固定と合せて支持盤4の水平移動を抑止する。
【0036】
ここで、支柱7が四角柱の場合には、支持枠51aの2面と当り板54の2面とのさらに安定した支持固定となり、当り板54は支柱7の安定した支持と損傷防止となる。また、締着ボルト53は、支持力に応じて寸法や本数を設定し、二重ナット締めにより緩みを防止できる。なお、目的や状況に応じては支持盤4に支柱7を取付けてから前記工法による設置固定としてもよい。
【0037】
図4及び図5は、本発明の第2の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置A2と、この支持装置A2を用いたロープ柵の一部を示すものである。この支持装置A2の前記支持装置A1と比較して相違する部分は、主として支持盤4の支持部50を楕円形状の短管柱から成る支持枠51bとした点と、支柱7を固定の楔56を備えた点と、フック6aに変えて係留孔6bを備えた点である。また、この支持盤4の本体はアルミ鋳物としている。
【0038】
なお、図4以降の図面に付す符号は、図1から図3の図面に付した符号と部位、構成目的を同じくする個所には同一符号として説明を省略する。
【0039】
図4は支持装置A2の支持盤4と、この支持盤4に支柱7の垂直と傾斜の建込み例に合せた楔56の設置例とロープ8の取付け例を示す一部斜視図と参考のa−a断面図である。図4に示す支持装置A2の支持盤4は、三角状の盤本体41の3頂点とこの中間部の2箇所に前記固定孔42と、底面外縁には間隔を置いて移動抑止壁43と、この盤本体41平面上には楕円形の建込孔44に合せた楕円形状の短管柱により形成の支持枠51bと、ロープを取付ける係留孔6bとを併設の支持部50を備え、この支持部50に鉤状の楔56を備えた構成としている。 そして三角状の簡潔な盤本体41からなる構成の支持盤4に前記支持杭1を備えた支持装置A2は、ロープ柵の支持装置として軽易に使用できる。
【0040】
図5は支持装置A2を用いたロープ柵の一部を示すものである。この実施の形態では、前記支持杭1による支持盤4への押圧固定は支持盤4に予め余分に備えた5箇所の固定孔42の適宜な位置に3乃至4個所を目安に前記工法による押圧固定とし、支持枠51bの一方の内面に沿わせて鋼管による支柱7をほぼ垂直に下端が地表下となるまで差込み、他方の隙間に鉤状の楔56を押込むことで支柱7は支持固定される。そして、支柱7の頭部に設けた鉤と支持盤4の係留孔6bに、たすき掛け状にロープを連続して張ることで支柱7の強化に合せロープ柵が容易に形成される。ここで使用の鉤状の楔56は支柱7表面と支持枠51b内面に密着して固定媒体となり、着脱容易にして作業迅速となる。
【0041】
なお、支持枠51bの内径に余裕幅を持たせることで、外径の異なる支柱7の建込みは可能となり、楔56は支柱7や建込み形態に合せて断面形状、楔勾配、厚さ等を形成する。また、係留孔6bは所望により下端を切り欠いた係留孔6bとしてもよく、移動抑止壁43は下端を不揃いとし、又は凹凸刃を設けてもよい。
【0042】
図6は、前述した第2実施形態の支持装置A2の変形例の支持装置A2′と、この支持装置A2′を用いた野菜棚の一部を示すものである。この支持装置A2′の前記支持装置A2と比較して相違する部分は、主として支持杭1の取付固定部30を固定ナット31のみとし、盤本体41の三角状頂部の3箇所にのみ固定孔42を備えて、支持盤4を樹脂成形とした点である。
【0043】
支持装置A2′を用いた野菜棚では、鋼管樹脂被服の支柱7の両端にはキャップがあり支柱7の表面より突出しているので、棚の三角状に会わせて支柱7を傾斜して支持枠51bへ差込めば、支持枠51b内面対角の上下端で固定され、この内面下端の角にキャップの突出部が当って抜けることはない(図4の参考のa−a断面図参照)が、この上部の隙間に鉤状の楔56の押込みで一層支持固定される。
【0044】
支持杭1による支持盤4への押圧固定は、この実施の形態では支持盤4の三角状の頂部に備えた3箇所の固定孔42の中から2箇所の建込みを目安に(筋違縄8を係留の支持盤4等は3箇所を目安として)前記工法による施工とし、この作業は動力による回転器具の使用により迅速容易となる。なお、この野菜棚の性質上(三角形状で持たれ合いの棚構成にして引張荷重を主とするため)、支持杭1の取付固定部30には圧縮バネ32と座金33を採用していない。
【0045】
そして、この野菜棚では、平行する畝の相対する支柱7を三角状として頂部を縛り、この頂部間を繋ぎ材で固定するもので、このような野菜棚は強風に対して浮上りと畝方向への傾き防止が求められるが、適宜に間隔をおいて野菜棚頂部から係留孔6bに筋違縄8を張ればこの事態は解決される。この係留孔6bは縄に緩みが生じても外れることはない。また、支持盤4の盤本体41は接地面積を押えて簡潔な形態とし、極力耕作や作付に支障を来さないようにしている。
【0046】
図7及び図8は、本発明の第3の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置A3と、この支持装置A3を用いた土木建築工事の丁張の一部を示すものである。 この支持装置A3の前記支持装置A1及びA2と比較して相違する部分は、主として支持杭1の取付固定部30の構成を軸体10外径以下の6角柱34とし、この中間部に溝34a を形成して、6角柱34下方で固定の平座金33′を備えた点と、盤本体41平面上の支持部50を四角管柱の支持枠51cとし、この一稜線の中間部にフック6cを兼ねる締着ボルト53を備えた点である。
【0047】
図7に示す支持装置A3の支持盤4は、円形状の盤本体41外縁にT状の張出部45を等間隔に3箇所突設し、この張出部45先端に固定孔42を各々2箇所備え、盤本体41底面外縁及び張出部45底面中央には底端不統一の移動抑止壁43を設けて、平面上の支持部50は四角管柱の支持枠51cとし、この支持枠51cの一稜線の中間部には対角線方向に前後自在にして先端に着脱容易な当り板54′を備え、頭部の摘みを大きくしたフック6cを兼ねる締着ボルト53を備えた構成からなり、支持盤4の本体は鋳鉄鋳物としている。
【0048】
図8に示す支持杭1は、丸鋼材を用いた軸体10の先鋭とした軸体下端部10aに軸体10外径程度とした板幅の螺旋板20を一回り余固着し、取付固定部30となる軸体頭部10bはアダプター等を介さずに回転器具への取付け可能な軸体10外径以下の6角柱34とし、この6角柱34中間部の周方向に溝34aを設け、6角柱34の下方には平座金33′を溶接固着又は平座金33′の上方移動を止める突起を軸体10に形成して、この下方に圧縮バネ32と平座金33′を備えた構成により、この6角柱34には回転器具の直接取付容易にして溝34aは回転器具のボール溝となり、支持杭1を土中への回転着脱容易となる。なお、このような丁張では支持盤4への押圧荷重は小さく前述の支持杭1下方への滑り移動は殆ど発生しないため圧縮バネ32下の座金を平座金33′としている。
【0049】
図7で示す実施の形態の建込み施工は、先ず支柱7下端を支持枠51cに挿入し、当り板54′を介して頭部の摘みを大きくした締着ボルト53でしっかりと手締め固定として支柱7をほぼ垂直となるように支持盤4を地表Gに踏込み設置し、予め余分に備えた6箇所の固定孔42の中から最適の固定孔42を選択し支持杭1で前記工法による支持盤4の押圧固定を施し、レベルに合せた横材を支柱7に取付け、筋違ロープ8(細縄、番線等)をフック6cを兼ねる締着ボルト53への取付けで変形防止の丁張となる。
【0050】
なお、張出部45先端の予め余分に備える固定孔42を各々3箇所とすることで支持盤4の支持力調整、土中障害物回避等、固定孔42の選択範囲はさらに広まることとなり、支持盤4の目的や現場状況に応じて固定孔42の数を多めに設定すると都合がよい。そして使用目的によっては支持盤4の空いた固定孔42やT状の張出部45にも番線、縄等を繋ぎ止めることができる。
【0051】
また、前述した実施形態の主として土中での使用を目的とした螺旋板付き支持杭1の使用困難な礫石地や砕石地等の地盤では、軸体下端部10aに、抵抗を減すための張出を押えて徐々に板幅を増す螺旋板20aを設けた支持杭1(図9参照)又は、ねじ山20bを形成の支持杭1(図10参照)を用いることで、ハンマート゛リル等での回転打込みや回転引抜ができてハンマー打込みも出来るなど前記工法による建込み施工を可能として汎用を広め、しかも突出の少ない螺旋板20aやねじ山20bに対しても軸体と共に石間に挟まれて大きな地盤応力を受けることとなる。
【0052】
ここで、前述した実施の形態における標識支柱、ロープ柵、野菜棚、丁張等が使用済みとなった場合には、各々の支持盤4の締着ホ゛ルト53を緩め、楔56を外して支柱7とロープ8を取外し、支持杭1を逆回転で取除けば、容易に解体となり、機能同じくして様々な用途に幾度も再使用できる。なお、同一支柱による再使用の場合には支柱7を支持盤4に固定のまま再使用してもよい。
【0053】
前述の第1から第3の実施の形態で説明のように本発明の支柱とローフ゜の支持装置を構成する支持杭1と支持盤4は不可分にして双方一体となって相乗的作用を奏するものであり、また、前記支持装置を用いた前記設置工法によりこの作用効果を一層増幅することとなる。
【0054】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、前述の実施の形態相互の組替えや本発明の要旨を悦脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、支持杭は、厚肉直管材に先鋭沓を設けた軸体を用いてもよく、軸体頭部の取付固定部となる固定ナット及び6角柱の下端に座金を固定の構成は鍛造成形としてもよく、圧縮バネや座金は所望により用いる。また、盤本体は方形、楕円形等の形状でもよく、支持盤の支持手段としての締着ホ゛ルトの頭部形態や本数は限定されず、ロープの係留手段には鍵を備えてもよい。張出部は3箇所に限定することはなく、移動抑止壁の下端は凹凸形状としてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明の支柱とロープの支持装置によれば、複数本の支持杭と、支柱支持とロープ係留の支持盤とを備えた構成により、支持杭、支持盤及び回転器具等の種類と規模の統一小型化等により支持杭及び支持盤の量産化と、支持杭の建込み施工及び支柱とロープの取付け等を確実にして迅速容易とし、本発明の設置工法により、支持杭の地盤応力の拡大と支持盤の支持力の調整、確保を容易にして支持杭の無駄の解消、土中障害物回避等のさらなる効果を奏する。
【0056】
支持杭の螺旋板を1回り余とした場合には、螺旋板が周囲の地盤応力を百パーセント受けて土中内での回転摩擦抵抗と重量を最小限とする構成により地盤応力の確保と施工性を高める。
【0057】
支持杭の軸体頭部に取付固定手段を備えた場合には、回転器具の取付けと支持盤への押圧固定を兼ねることで作業は迅速容易となる。
【0058】
支持盤に支柱の支持手段とロープの係留手段を備えたことで、諸外力を支持盤が受けて複数の支持杭への分散による支持盤の固定強化と、寸法や断面形状の異なる支柱の支持固定と、支柱支持とロープ係留の二役を兼ねる等の機能を高める。
【0059】
盤本体のみの支持盤の場合には、接地スペースを最小限にして簡潔な形態となり周囲への影響を軽減し、特に小型の場合に有用となる。
【0060】
一方、盤本体の外縁部に張出部を突設した支持盤の場合には、支持盤の安定強化と軽量化が図られ、特に支持盤が大型の場合にはこの効果は顕著となる。
【0061】
支持盤の底面に移動抑止壁を設けた場合には、支持盤の地表での移動の抑止と、支持盤の構造強化により重量の軽減が図られる。
【0062】
支持杭の軸体下端部に、徐々に板幅を増す螺旋板やねじ山を設けた場合には、使用現場が礫石地等の場所でも、ハンマート゛リル等による回転打込みや回転引抜を可能として汎用を広め、突出の少ない螺旋板やねじ山に対しても軸体と共に石間に挟まれて大きな地盤応力を受けることとなる。
【0063】
本発明の支柱とロープの支持装置の設置工法において、複数本の支持杭を主として外側方向への傾斜建込みとした場合には、支持盤下方の広い範囲の地盤応力による支持盤の支持と同時に支持盤の水平移動を抑止し、特に転倒荷重に対しては、支持杭の一方が押圧荷重を受けて、相対する側の支持杭が引張荷重を受けて支える等の群杭作用を奏するなど、諸外力に対する地盤応力は支持杭の螺旋板に加えて軸体も受けることとなる。そして、押圧荷重に対しては固定孔と軸体の隙間を埋めることで支持盤の支持杭下方への滑り移動を抑止できる。
【0064】
また、支持盤の支持力や地盤強度に相応した必要な数の支持杭を予め余分に備えた固定孔に押圧固定の場合には、支持盤及び土中の最も固定効果のある固定孔の選定と、支持調整を容易にして無駄のない支持盤の押圧固定と、支持盤の固定効果を高めて作業容易となり、さらに、土中障害物の混入現場では、予め余分に備えた固定孔の位置変えや傾斜建込みの方向変え等により障害物を容易に避けて支持盤の位置の変更を最小限に留めることができる。
【0065】
本発明の支柱とロープの支持装置の構成及び設置工法により施工時における支持杭等の破損は殆どなく、用途終了後の解体も容易であり機能同じくして様々な用途に幾度も再使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置と、この支持装置に支柱とロープの取付け例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】図1、図5に示す支持杭の一部切欠分解斜視図である。
【図3】図1に示す支持盤の分解斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置の支持盤と、この支持盤に支柱の垂直と傾斜の建込み例に合せた楔の設置例と、ロープの取付例を示す一部斜視図と参考のa−a断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置をロープ柵に適用した例を示す一部斜視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の変形例に係る支柱とロープの支持装置を野菜棚に適用した例を示す一部斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係る支柱とロープの支持装置を土木建築の丁張に適用した例を示す一部切欠斜視図である。
【図8】図7に示す支持杭の一部切欠分解斜視図である。
【図9】図2に示す支持杭の軸体下端部に、徐々に板幅を増す螺旋板を設けた例を示す斜視図である。
【図10】図8に示す支持杭の軸体下端部に、ねじ山を形成の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持杭
4 支持盤
6a フック
20 螺旋盤
30 取付固定部
41 盤本体
42 固定孔
43 移動抑止壁
45 張出部
50 支持部
51a,51b,51c 支持枠
53 締着ホ゛ルト
54 当り板
56 楔

Claims (6)

  1. 直状体の下端部を先鋭に形成した軸体と、前記軸体下端部に設けられた一回り余の螺旋板と、前記軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、前記盤本体に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔と、前記盤本体の外縁部に張出部と、この張出部に前記固定孔と、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置。
  2. 直状体の下端部を先鋭に形成した軸体と、前記軸体下端部に設けられた一回り余の螺旋板と、前記軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、前記盤本体に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔と、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置。
  3. 直状体の下端部を先鋭に形成した軸体と、前記軸体下端部に設けられた一回り余の螺旋板と、前記軸体の軸体頭部に後述の支持盤の押圧固定と回転器具を取付のための取付固定手段とを備えた支持杭、ならびに、平板により平面形状の形成された盤本体と、前記盤本体の外縁部に張出部と、この張出部に前記支持杭を取付て押圧固定のための固定孔と、前記盤本体の平面上に支柱の支持手段とロープの係留手段とを備えた支持盤、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載した支柱とロープの支持装置において、前記支持盤の地表での移動を抑止するために前記支持盤の底面に移動抑止壁を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置。
  5. 請求項1から請求項4に記載した支柱とロープの支持装置において、前記支持杭の軸体下端部に礫石地等の土地条件に適合となる、徐々に板幅を増した螺旋板を設けた支持杭、または、ねじ山を形成した支持杭、を備えたことを特徴とする支柱とロープの支持装置。
  6. 請求項1から請求項5に記載した支柱とロープの支持装置を地表に設置固定の工法において、前記支持杭の前記支持盤への建込みを前記支持盤外周の地盤応力が得られるための主として外側方向への傾斜建込みと、前記支持盤の支持力や地盤強度等に応じた前記支持杭の数の設定と、予め余分に備えた前記固定孔から前記支持盤の支持力の確保と土中障害物回避となる前記固定孔の選定と、前記選定の固定孔に前記支持杭を前記傾斜建込みによる前記支持盤の支持力の確保と土中障害物回避を図りながらの前記支持盤の押圧固定とを特徴とする支柱とロープの支持装置の設置工法。
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